JPH0775831A - 圧延における捲取ガイド制御装置 - Google Patents

圧延における捲取ガイド制御装置

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Publication number
JPH0775831A
JPH0775831A JP24350793A JP24350793A JPH0775831A JP H0775831 A JPH0775831 A JP H0775831A JP 24350793 A JP24350793 A JP 24350793A JP 24350793 A JP24350793 A JP 24350793A JP H0775831 A JPH0775831 A JP H0775831A
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JP
Japan
Prior art keywords
winding guide
winding
rolling
guide
control device
Prior art date
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Pending
Application number
JP24350793A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Watanabe
重雄 渡邉
Yusuke Kurita
裕介 栗田
Ryoichi Nishiyama
亮一 西山
Kazuhiko Sakurai
和彦 桜井
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
  • Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 捲取ガイドの間隔設定をキャンバー状態に応
じて自動的に行うことができようにする。 【構成】 仕上圧延機により仕上圧延を行った材料を捲
取ガイドでガイドしながらマンドレルへ導いて捲取を行
う圧延設備において、材料トップおよび材料ボトムの各
々に対するキャンバー実績を計算し(ステップ101,
105)、この結果を基に前記材料のトップおよびボト
ムの通過に先行して前記捲取ガイドのギャップを変更
(ステップ103,104,107)する制御手段を設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧延設備における仕上
圧延機の出側に配設された捲取ガイドの間隔を板材の蛇
行量に応じて自動制御するための捲取ガイド制御装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱間圧延設備は、粗圧延を行う粗圧延
機、この圧延機より搬送ざれてくる板材に対して最終的
な仕上圧延を行う仕上圧延機のほか、その出側温度を所
望値にするための注水装置、圧延の完了した板材を捲取
る捲取装置などを備えて構成されている。
【0003】さらに、仕上圧延機から捲取装置に至る構
成について説明すると、仕上圧延機の後段にはホットラ
ンテーブル(以下、Hテーブルという)が配設され、こ
のHテーブルの後ろ側には複数のピンチロールが配設さ
れ、その各ロールの前後には捲取ガイド(サイドガイ
ド)が設けられている。そして、最終段には板材を巻取
るための複数のマンドレルが配設されている。
【0004】Hテーブルにより搬送される板材は、キャ
ンバを有することなく真直ぐであることが理想である
が、左右で異なる圧延荷重が付与されるなどの理由によ
りキャンバが生じることは避けられない。キャンバが生
じている場合でキャンバを含む板幅より小さい間隔に捲
取ガイドが調整されていると、板材の側部が捲取ガイド
に衝突し、板材を損傷する、そこで、従来においては、
捲取ガイドの調整に際し、予想されるキャンバ分の余裕
をとって間隔を決定し、その調整を手動によって行って
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記した従来
技術にあっては、予想した値よりもキャンバが大きかっ
た場合、それに見合うように捲取ガイドの間隔を広げる
操作を必要とし、作業員に多大の負担を強いていた。
【0006】そこで、本発明の目的は、捲取ガイドの間
隔設定をキャンバ状態に応じて自動的に行うことのでき
る捲取ガイド制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、仕上圧延機により仕上圧延を行った
材料を捲取ガイドでガイドしながらマンドレルへ導いて
捲き取りを行う圧延設備において、材料トップおよびボ
トムの各々に対するキャンバー実績を計算し、この結果
を基に前記材料のトップおよびボトムの通過に先行して
前記捲取ガイドのギャップを変更する制御手段を設ける
ようにしている。
【0008】そして、前記材料の中間部に対しては、前
記捲取ガイドを駆動するモータの電流制限値を自動的に
変更する手段で対処することができる。
【0009】また、自動制御を解除して手動による制御
を行いたい場合、手動介入時に前記捲取ガイドの制御を
中断し、手動介入完了後にそのギャップ開度実績に基づ
いて前記捲取ガイドの制御を継続するようにすればよ
い。
【0010】さらに、前記捲取ガイドの締め込み過ぎを
防止するためには、仕上最終スタンド速度、捲取ピンチ
ロール速度、マンドレル張力、捲取ピンチロール張力の
各実績を常時監視し、前記捲取ガイドの締め込み過ぎに
起因するアンバランスが確認されたときに前記捲取ガイ
ドを開くようにすればよい。
【0011】
【作用】上記した手段によれば、材料のキャンバが生じ
やすいトップとボトムの各々についてのキャンバ実績が
計算され、この結果に基づいて材料のトップおよびボト
ムに対する捲取ガイドの開度が材料のトップおよびボト
ムの到達する前に自動的に設定される。したがって、材
料のトップおよびボトムの曲がりに対する捲取ガイドの
異常接触を防止することが可能になる。
【0012】トップおよびボトム以外の材料中間部に対
しては、駆動用モータの電流制限値が自動的に変更され
る。これにより、幅追従制御中のモータのトリップが防
止される。
【0013】また、手動介入時には、捲取ガイドの自動
制御が中断され、手動介入完了後にそのギャップ開度実
績に基づいて捲取ガイドの制御が継続される。したがっ
て、手動から自動への切り換えが円滑に行われる。
【0014】さらに、仕上最終スタンド速度、捲取ピン
チロール速度、マンドレル張力、捲取ピンチロール張力
の各実績が常時監視され、捲取ガイドの締め込み過ぎに
起因するアンバランスが確認されたとき、前記捲取ガイ
ドのギャップが開かれ、捲取ガイドの締め込み過ぎが防
止される。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0016】図1は本発明の圧延における捲取ガイド制
御装置の処理例を示すフローチャートである。また、図
2は本発明にかかる捲取ガイド制御装置およびその周辺
設備を示す構成図である。
【0017】複数のスタンド(ここでは一部、F4〜F
7の4基のみを図示)を有する仕上圧延機1の後段には
Hテーブル2が設置され、その後段の上部には捲取ガイ
ド3、ピンチロール4および捲取ガイド5が配設されて
いる。さらに、Hテーブル2の後段にピンチロール6,
7,8が順次配設され、このピンチロール間には捲取ガ
イド9,10が配設されている。ピンチロール6,7,
8の各々の斜め下方には、マンドレル11,12,13
が配設され、その各々にはラッパーロール14,15,
16が当接自在に配設されている。
【0018】また、仕上圧延機1の出側には仕上圧延さ
れた材料(板材)の板幅を測定するための仕上幅計1
7、および材料の到達を赤外線等を用いて検出するホッ
トメタルディテクタ(以下、HMDという)18が設置
されている。また、HMD18と捲取ガイド3の間に
は、同様な使用目的のコールドメタルディテクタ(以
下、CMDという)19,20(センサには光学式が用
いられる)が設置されている。
【0019】さらに、捲取ガイド3の上方にの両側に
は、材料の捲取幅を検出するための捲取幅計21および
蛇行状態を検出するための蛇行計22が設置されてい
る。また、捲取ガイド5とピンチロール6の間にはCM
D23が設置され、捲取ガイド9とピンチロール7の間
にはCMD24が設置され、捲取ガイド10とピンチロ
ール8の間にはCMD25が設置されている。
【0020】このほか、各捲取ガイドのギャップ制御お
よび圧延に必要な各種の制御を行うために制御装置26
が設けられている。この制御装置26は、工場全体を管
理する不図示のホストコンピュータの下位コンピュータ
として位置づけられ、ホストコンピュータの管理のもと
に作動する。そして、仕上幅計17、HMD18、CM
D19,20,23,24,25、捲取幅計21および
蛇行計22の各出力は、入力信号として制御装置26に
取り込まれる。
【0021】図2において、仕上圧延機1を抜け出た材
料は、その幅が仕上幅計17によって測定される。つい
でHテーブル2へ進入する際にHMD18によってHテ
ーブル2上への到達が検出され、仕上幅計17の検出値
に基づいた捲取ガイドギャップの設定がなされる。この
状態のまま材料が進行すると、CMD19によって捲取
ガイド3の近傍に材料の到達したことが検出され、これ
に基づいてピンチロール4の降下タイミングを決定す
る。
【0022】そして、捲取ガイド3の出側で蛇行計22
により材料の蛇行状態が測定され、捲取ガイド5のギャ
ップ調整が行われる。捲取ガイド5を通過した材料は、
ピンチロール6を経由しいてマンドレル11に捲き取ら
れる。このとき、材料の捲取を良好に行うため、ラッパ
ーロール14で捲取られた材料の表面をラッパーロール
14によって押圧されている。材料の捲き取りを連続的
に行うために、マンドレル11の捲き取りが終了した後
は、順次、マンドレル12,13で捲き取りを行う。
【0023】次に、図1を参照して本発明の捲取ガイド
制御について説明する。なお、図中、“S”はステップ
を意味している。
【0024】まず、仕上幅計17の測定結果に基づいて
材料トップ(先端)のキャンバー実績を計算する(S1
01)。また、オペレータは、材料トップで修正した量
を仕上出側キャンバー実績、仕上最終スタンドの左右の
板厚差、仕上・捲取冷却温度別テーブルに記憶させる操
作を行う(S102)。これにより、材料が捲取ガイド
3,5に到達する前に捲取ガイド3,5の再設定を行う
ことができる。このように実績計算を行う理由は、捲取
幅計21で計測してから捲取ガイド5を修正していたの
では、時間的に間に合わないためである。次に、変更し
た捲取ガイドギャップを材料先端がマンドレル11に到
達する直前に[材料幅+マージン量]に変更する(S1
03)。
【0025】次に、材料先端がマンドレル11が捲き付
いた後、捲取幅計21で材料幅をモニタし、材料幅に捲
取ガイド3,5を追従させる(S104)。さらに、仕
上幅計17で材料ボトム(後端)のキャンバー実績を計
算する(S105)と共に、仕上最終スタンドの左右の
板厚差、仕上・捲取冷却温度別テーブルに記憶させる操
作を行う。これにより、材料ボトムが捲取ガイド3,5
を通過する前に自動的にキャンバーを回避するように捲
取ガイドギャップが駆動される(S106,107)。
【0026】また、ミドル部の幅追従制御中において
は、常時、連続して目標値に向かって捲取ガイドが駆動
されるため、電流制限(たとえば、250%)のままで
あるとモータトリップが生じる可能性がある。そこで、
モータトリップを防止するため、モータの電流制限値を
自動的に変更する(S108)。なお、手動介入中は、
幅追従制御を一時中断し、手動介入完了後の開度実績を
みて以後、目標値に手動介入分のバイアスを加えて制御
を継続する。
【0027】さらに、仕上最終スタンド速度実績、ピン
チロール速度実績、マンドレル張力実績、ピンチロール
張力実績等を常時モニタし、捲取ガイド閉め込み過ぎに
よる張力アンバランスを計算し、自動的に捲取ガイド
3,5を開く制御を実行する(S109)。これによ
り、捲取ガイド締め込み過ぎ(ガイド間隔の狭すぎ)を
防止することができる。
【0028】図3は本発明の効果を示す比較図である。
図3は、本発明を実施した場合と実施しなかった場合と
の比較を示しており、本発明によりトップテレスコ発生
捲数を低減できることがわかる。
【0029】また、図4は本発明の実施前と実施後の手
動介入の頻度を比較した説明図であり、本発明の適用前
は手動介入頻度が70%で作業者を拘束していたのに対
し、本発明の適用により手動介入頻度を約10%に低減
でき、作業者が監視業務を主にすることが可能になり、
負担が大幅に軽減されることがわかる。
【0030】
【発明の効果】請求項1の圧延における捲取ガイド制御
装置によれば、仕上圧延機により仕上圧延を行った材料
を捲取ガイドでガイドしながらマンドレルへ導いて捲き
取りを行う圧延設備において、材料トップおよびボトム
の各々に対するキャンバー実績を計算し、この結果を基
に前記材料のトップおよびボトムの通過に先行して前記
捲取ガイドのギャップを変更する制御手段を設けるよう
にしたので、材料のトップおよびボトムの曲がりに起因
する耳曲がりや捲ずれ等を防止することが可能になる。
【0031】請求項2の圧延における捲取ガイド制御装
置によれば、前記材料の中間部に対しては、前記捲取ガ
イドを駆動するモータの電流制限値を自動的に変更する
ようにしたので、幅追従制御中のモータのトリップが防
止される。
【0032】請求項3の圧延における捲取ガイド制御装
置によれば、手動介入時には前記捲取ガイドの制御を中
断し、手動介入完了後にそのギャップ開度実績に基づい
て前記捲取ガイドの制御を継続するようにしたので、手
動から自動への切り換えが円滑に行われる。
【0033】請求項4の圧延における捲取ガイド制御装
置によれば、仕上最終スタンド速度、捲取ピンチロール
速度、マンドレル張力、捲取ピンチロール張力の各実績
を常時監視し、前記捲取ガイドの締め込み過ぎに起因す
るアンバランスが確認されたときに前記捲取ガイドを開
くようにしたので、捲取ガイドの締め込み過ぎが防止さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧延における捲取ガイド制御装置の処
理例を示すフローチャートである。
【図2】本発明にかかる捲取ガイド制御装置およびその
周辺設備を示す構成図である。
【図3】本発明の効果を示す比較図である。
【図4】本発明の実施前と実施後の手動介入の頻度を比
較した説明図である。
【符号の説明】
1 仕上圧延機 2 Hテーブル 3 捲取ガイド 4 ピンチロール 5 捲取ガイド 6,7,8 ピンチロール 9,10 捲取ガイド 11,12,13 マンドレル 14,15,16 ラッパーロール 17 仕上幅計 18 HMD 19,20 CMD 21 捲取幅計 22 蛇行計 23,24,25 CMD 26 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桜井 和彦 千葉県君津市君津1番地 新日本製鐵株式 会社君津製鐵所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仕上圧延機により仕上圧延を行った材料
    を捲取ガイドでガイドしながらマンドレルへ導いて捲き
    取りを行う圧延設備において、材料トップおよびボトム
    の各々に対するキャンバー実績を計算し、この結果を基
    に前記材料のトップおよびボトムの通過に先行して前記
    捲取ガイドのギャップを変更する制御手段を設けたこと
    を特徴とする圧延における捲取ガイド制御装置。
  2. 【請求項2】 前記材料の中間部に対しては、前記捲取
    ガイドを駆動するモータの電流制限値を自動的に変更す
    ることを特徴とする請求項1記載の圧延における捲取ガ
    イド制御装置。
  3. 【請求項3】 手動介入時には前記捲取ガイドの制御を
    中断し、手動介入完了後にそのギャップ開度実績に基づ
    いて前記捲取ガイドの制御を継続することを特徴とする
    請求項1記載の圧延における捲取ガイド制御装置。
  4. 【請求項4】 仕上最終スタンド速度、捲取ピンチロー
    ル速度、マンドレル張力、捲取ピンチロール張力の各実
    績を常時監視し、前記捲取ガイドの締め込み過ぎに起因
    するアンバランスが確認されたときに前記捲取ガイドを
    開くことを特徴とする請求項1記載の圧延における捲取
    ガイド制御装置。
JP24350793A 1993-09-06 1993-09-06 圧延における捲取ガイド制御装置 Pending JPH0775831A (ja)

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JP24350793A JPH0775831A (ja) 1993-09-06 1993-09-06 圧延における捲取ガイド制御装置

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JPH0775831A true JPH0775831A (ja) 1995-03-20

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JP24350793A Pending JPH0775831A (ja) 1993-09-06 1993-09-06 圧延における捲取ガイド制御装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7727589B2 (en) 2005-04-22 2010-06-01 Tetsuya Suzuki Method of producing esthetically pleasing ornaments from bone components
KR101334617B1 (ko) * 2008-10-28 2013-11-29 에스엠에스 지마크 악티엔게젤샤프트 롤러 테이블 상에서 이송되는 압연 스트립의 측면 가이드 장치 및 그 방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7727589B2 (en) 2005-04-22 2010-06-01 Tetsuya Suzuki Method of producing esthetically pleasing ornaments from bone components
KR101334617B1 (ko) * 2008-10-28 2013-11-29 에스엠에스 지마크 악티엔게젤샤프트 롤러 테이블 상에서 이송되는 압연 스트립의 측면 가이드 장치 및 그 방법

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990406