JPH0775774B2 - 雰囲気炉 - Google Patents

雰囲気炉

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JPH0775774B2
JPH0775774B2 JP3035871A JP3587191A JPH0775774B2 JP H0775774 B2 JPH0775774 B2 JP H0775774B2 JP 3035871 A JP3035871 A JP 3035871A JP 3587191 A JP3587191 A JP 3587191A JP H0775774 B2 JPH0775774 B2 JP H0775774B2
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furnace
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浩一 鶴見
浩一 熊谷
新二 島崎
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Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリフロー炉等として利用
される雰囲気炉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のリフロー炉においては、図5に示
すように、炉体31内を予熱室32,リフロー加熱室3
3,徐冷室34に区画するとともに、これらの各室を貫
通して被加熱物である回路基板を搬送するチェーンコン
ベア35を配設し、さらに各室毎にN2ガスを導入する
ように構成するとともにチェーンコンベア35の上下に
ヒータ36を配置し、回路基板を不活性雰囲気中でヒー
タ36にて上下方向から均一加熱するように構成されて
いる。又、炉体31の入口37と出口38には、メカニ
カルシャッタ39やエアカーテンを設けて炉体31内の
2ガス雰囲気を保持するように構成されている。
【0003】さらに、図6に示すように、炉体31は最
大幅の回路基板を通過させて加熱できるような幅に構成
され、ヒータ36も最大幅の回路基板に対応した幅に構
成され、チェーンコンベア35は回路基板の幅に応じて
一対のチェーンガイド35a,35bの一方を矢印の如
く幅方向に位置調整可能に構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
炉体31の入口37と出口38からN2ガスが流出する
のを防止するためにメカニカルシャッタ39を設けた場
合には、その開閉機構が複雑でコスト高になるととも
に、回路基板の搬送間隔が狭いときには効果を発揮しな
いという問題があり、それに代えてエアカーテンを設け
た場合にはN2ガスの消費量が多くなり、ランニングコ
ストの増加を来すという問題があった。
【0005】又、炉体31内は最大幅の回路基板に対応
した幅に構成されているので、炉内容量が大きく、回路
基板のサイズが小さい場合にも炉内容量は大きいままで
あるため、それだけN2ガスの消費量が多くなり、ラン
ニングコストが高くなるという問題があった。
【0006】本発明は上記従来の問題点に鑑み、炉内か
らの雰囲気ガスの流出を簡単な構成で効果的に抑制し、
また炉内容量を必要最小限に抑制することによって雰囲
気ガスの消費量を少なくし、ランニングコストの低下を
図った雰囲気炉を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、一定搬送経路
に沿って被加工物を搬送する搬送手段を内部に備え、か
つ内部を所定の雰囲気に保持するようにした雰囲気炉に
おいて、炉体の入口部と出口部に設けられた、被加熱物
を搬入出させるのに必要な断面積を有する適当長さのガ
ス流出規制筒部内に、被加熱物の通過幅に応じて位置調
整可能な隔壁を設け、この隔壁と前記ガス流出規制筒部
の側壁との間の間隙を閉鎖する閉鎖部材を設けたことを
特徴とする。
【0008】
【0009】又、本発明は、一定搬送経路に沿って被加
熱物を搬送する搬送手段を内部に備えかつ内部を所定の
雰囲気に保持するようにした雰囲気炉において、炉体の
搬送経路と直交する方向の両側壁の内少なくとも一方を
被加熱物とその搬送手段の幅に応じて位置調整可能に構
成したことを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明の雰囲気炉によれば、被加熱物を炉体か
ら搬入出する炉体の入口部と出口部に、被加熱物の搬入
出に必要な断面積を有する適当長さのガス流出規制筒部
を設けたことにより、簡単な構成にて炉体内の雰囲気ガ
スの流出を効果的に抑制することができ、雰囲気ガスの
消費量を少なくできる。特に、被加熱物の搬送間隔が狭
いときには効果的である。
【0011】さらに、このガス流出規制筒部に位置調整
可能な隔壁と閉鎖部材を設け、被加熱物の通過幅に応じ
て余分な開口部を閉鎖することによって雰囲気ガスの流
出を一層効果的に防止できる。又、その隔壁の位置調整
を搬送手段の幅変更に連動して行うようにすると調整作
業が簡単になる。
【0012】又、被加熱物とその搬送手段の幅に応じて
炉体の側壁間隔を調整できるようにすることによって、
被加熱物のサイズに応じて炉内容量を可変でき、雰囲気
ガスの消費量を低減することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の雰囲気炉の一実施例であるリ
フロー炉について、図1〜図3を参照しながら説明す
る。
【0014】図3において、リフロー炉1のトンネル状
の炉体2内はその長手方向に仕切壁3にて予熱室4,リ
フロー加熱室5および徐冷室6に区画されており、これ
らの各室の上下方向の中央部を貫通して被加熱物である
回路基板10の両側縁部を支持して搬送するチェーンコ
ンベア7が配設されている。又、予熱室4,リフロー加
熱室5及び徐冷室6には、それぞれN2ガス導入手段8
が設けられるとともに、各室毎にそれぞれ温度制御を行
えるようにチェーンコンベア7の上下にヒータ9が配設
されており、チェーンコンベア7上の回路基板10をN
2ガス雰囲気中で上下方向から均一に加熱するように構
成されている。又、炉体2の両端は閉じられるとともに
チェーンコンベア7が貫通するように入口11と出口1
2が開口され、更にこれら入口11と出口12から外方
に適当長さのガス流出規制筒部13が突出されている。
このガス流出規制筒部13は、チェーンコンベア7とそ
の上の回路基板10の貫通を許す最小必要限の断面積を
有するとともに所定の適当な長さに設定され、N2ガス
が外部に流出するのをできるだけ抑制するようにしてい
る。このガス流出規制筒部13の長さは高さ寸法の2倍
以上とするのが好ましく、さらに3〜5倍程度にすると
設置スペースを大きくすることなく大きなガス流出規制
効果を発揮する。
【0015】又、本実施例ではガス流出規制筒部13内
に、このガス流出規制筒部13の一側壁13aに近接し
て固定配置された固定壁14とこの固定壁14に対して
遠近方向にスライド可能な隔壁15が配設されている。
これら固定壁14と隔壁15の対向面の上下方向中央部
にチェーンコンベア7を構成する一対のチェーンガイド
7a,7bが装着されている。又、隔壁15とガス流出
規制筒部13の他側壁13bの間には、それらの間の間
隙を閉鎖する一対の閉鎖部材16が介装されている。こ
の一対の閉鎖部材16の一端は隔壁15にヒンジ16a
にて枢支され、他端は他側壁13bに沿ってスライド自
在なスライド部材17にヒンジ16bにて枢支され、ス
ライド部材17の位置調整によって隔壁15の位置調整
を行えるように構成されている。又、隔壁15の上下端
には円滑にスライドするように摺動用ゴム部材18又は
ローラが配設されている。
【0016】以上の構成のリフロー炉1によると、予熱
室4,リフロー加熱室5,徐冷室6はそれぞれN2ガス
導入手段8から供給されたN2ガスにて不活性雰囲気に
保持されており、チェーンコンベア7にて入口11から
搬入された回路基板10は各室4,5,6を搬送される
間にヒータ9にてそれぞれ所定の温度に均一に加熱され
る。かくして、回路基板10は炉体2内を通過する間
に、予熱室4で120〜150℃に予熱され、リフロー
加熱室5で180℃〜210℃に加熱されてクリーム半
田が溶融されて半田付けされ、徐冷室6に対応した部分
で徐冷された後出口12から排出される。
【0017】そして、上記のような炉体2の構造によれ
ば、炉体2におけるN2ガスの流出開口は入口11と出
口12であるが、これらの入口11と出口12にチェー
ンコンベア7とその上の回路基板10の貫通を許す最小
必要限の断面積を有するとともに所定の適当な長さに設
定されたガス流出規制筒部13が設けられているので、
これらの開口からN2ガスが外部に流出するのをできる
だけ抑制することができ、簡単な構造でかつ少ないN2
ガス消費量にて炉体2内の雰囲気を保持することができ
る。
【0018】特に、このガス流出規制筒部13に位置調
整可能な隔壁15と閉鎖部材16を設け、回路基板10
の幅サイズに対応して隔壁15の位置を調整し、この隔
壁15とガス流出規制筒部13の対向側壁との間に生じ
た余分な開口部を閉鎖部材16にて閉鎖することによっ
て雰囲気ガスの流出を一層効果的に防止できる。
【0019】又、隔壁15の位置調整とチェーンコンベ
ア7を構成するチェーンガイド7aの幅変更を連動して
行え、変更調整作業が簡単で済む。
【0020】上記実施例では、N2ガス消費量を低減す
るために、炉体2の入口11と出口12にN2ガスの流
出を防止するガス流出規制筒部13を設けた例を示した
が、図4に示すように、炉体2の内容量を回路基板10
の幅サイズによって可変するようにしてN2ガスの消費
量の低減化を図ることもできる。図4において、炉体2
の一側壁23は上下壁21,22の一側端部に固定され
ているが、他側壁24は一側壁21に対して遠近方向に
位置調整できるように上下壁21,22間にスライド可
能に配設されている。この他側壁24の上下端面と上下
壁21,22の間のスライド部には、4フッ化樹脂など
の耐熱性がありかつ摩擦抵抗の小さいシール材25が介
装されている。又、一側壁23と他側壁24の対向面の
上下方向中央位置にチェーンコンベア7を構成する一対
のチェーンガイド7a,7bが装着されている。
【0021】このような構成により、回路基板10の幅
サイズに応じて他側壁24を位置調整することによっ
て、チェーンコンベア7の幅が調整されると同時に炉体
2の内幅も調整されて炉内容積が可変されるため、回路
基板10の幅サイズに応じてN 2ガスの消費量を低減す
ることができる。
【0022】
【発明の効果】本発明の雰囲気炉によれば、被加熱物を
炉体から搬入出する炉体の入口部と出口部に、被加熱物
の搬入出に必要な断面積を有する適当長さのガス流出規
制筒部を設けたことにより、炉体内の雰囲気ガスの流出
を簡単な構成にて効果的に抑制することができ、雰囲気
ガスの消費量が少なくなり、炉体内の雰囲気を保持しな
がらランニングコストの低下を図ることができる。
【0023】さらに、このガス流出規制筒部に位置調整
可能な隔壁と閉鎖部材を設け、被加熱物の通過幅に応じ
て余分な開口部を閉鎖することによって雰囲気ガスの流
出を一層効果的に防止できる。又、その隔壁の位置調整
を搬送手段の幅変更に連動して行うようにすると調整作
業が簡単になる。
【0024】又、被加熱物とその搬送手段の幅に応じて
炉体の側壁間隔を調整できるようにすることによって、
被加熱物のサイズに応じて炉内容量を可変でき、雰囲気
ガスの消費量を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のリフロー炉の出入口部の横
断面図
【図2】図1のA−A断面平面図
【図3】同実施例のリフロー炉の全体概略構成を示す縦
断面図
【図4】本発明の別の実施例のリフロー炉の概略構成を
示す横断面図
【図5】従来例のリフロー炉の概略構成を示す縦断面図
【図6】図5のリフロー炉の横断面図
【符号の説明】
1 リフロー炉 2 炉体 7 チェーンコンベア 10 回路基板 11 入口 12 出口 13 ガス流出規制筒部 15 隔壁 16 閉鎖部材 23 一側壁 24 他側壁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定搬送経路に沿って被加工物を搬送す
    る搬送手段を内部に備え、かつ内部を所定の雰囲気に保
    持するようにした雰囲気炉において、炉体の入口部と出
    口部に設けられた、被加熱物を搬入出させるのに必要な
    断面積を有する適当長さのガス流出規制筒部内に、被加
    熱物の通過幅に応じて位置調整可能な隔壁を設け、この
    隔壁と前記ガス流出規制筒部の側壁との間の間隙を閉鎖
    する閉鎖部材を設けたことを特徴とする雰囲気炉。
  2. 【請求項2】 隔壁を被加熱物の搬送手段の幅変更動作
    と連動して位置調整する手段を設けたガス流出規制筒部
    をもつことを特徴とする請求項1記載の雰囲気炉。
  3. 【請求項3】 一定搬送経路に沿って被加熱物を搬送す
    る搬送手段を内部に備え、かつ内部を所定の雰囲気に保
    持するようにした雰囲気炉において、炉体の搬送経路と
    直交する方向の両側壁の内少なくとも一方を被加熱物及
    び搬送手段の幅に応じて位置調整可能に構成したことを
    特徴とする雰囲気炉。
JP3035871A 1991-03-01 1991-03-01 雰囲気炉 Expired - Fee Related JPH0775774B2 (ja)

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