JPH07755A - 除湿空調機 - Google Patents
除湿空調機Info
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- JPH07755A JPH07755A JP5146566A JP14656693A JPH07755A JP H07755 A JPH07755 A JP H07755A JP 5146566 A JP5146566 A JP 5146566A JP 14656693 A JP14656693 A JP 14656693A JP H07755 A JPH07755 A JP H07755A
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- JP
- Japan
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- air
- heat exchanger
- latent heat
- air passage
- main air
- Prior art date
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- Pending
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F3/00—Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems
- F24F3/12—Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling
- F24F3/14—Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling by humidification; by dehumidification
- F24F3/1411—Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling by humidification; by dehumidification by absorbing or adsorbing water, e.g. using an hygroscopic desiccant
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Abstract
(57)【要約】
【目的】潜熱交換器及び顕熱交換器の形状と各風路の形
状と対応させて組み付け性を向上させ、また、顕熱交換
器を必要としない除湿空調機を提供する。 【構成】ダンパ機構を切換えることにより、第1潜熱交
換器13aが再生動作を行うとき第2潜熱交換器13b
が吸湿動作を行い、また、これとは逆に、第1潜熱交換
器13aが吸湿動作を行うとき第2潜熱交換器13bが
再生動作を行うため、これらの動作を交互に繰り返すこ
とにより、継続的な除湿空調が行われる。また、各潜熱
交換器13a,13b及び顕熱交換器14がそれぞれ方
形状に形成されているため、方形状の各メイン風路11
a,11bと対応し、組み付け性に優れたものとなって
いる。
状と対応させて組み付け性を向上させ、また、顕熱交換
器を必要としない除湿空調機を提供する。 【構成】ダンパ機構を切換えることにより、第1潜熱交
換器13aが再生動作を行うとき第2潜熱交換器13b
が吸湿動作を行い、また、これとは逆に、第1潜熱交換
器13aが吸湿動作を行うとき第2潜熱交換器13bが
再生動作を行うため、これらの動作を交互に繰り返すこ
とにより、継続的な除湿空調が行われる。また、各潜熱
交換器13a,13b及び顕熱交換器14がそれぞれ方
形状に形成されているため、方形状の各メイン風路11
a,11bと対応し、組み付け性に優れたものとなって
いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は潜熱交換器にて室内を除
湿空調する除湿空調機に関するものである。
湿空調する除湿空調機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の除湿空調機として図2に
示すいわゆるデシカント空調機が知られている。
示すいわゆるデシカント空調機が知られている。
【0003】この空調機は、図2の(a)に示すように、
装置筐体1内に送風機2aにより室内に外気を導入する
外気導入風路3と、送風機2bにより室内の空気を屋外
に排出する屋外排気風路4とを並設したもので、この外
気導入風路3の風上側及び屋外排気風路4の風下側に
は、各風路3,4に跨ってモータ等で回転する回転式潜
熱交換器5を配置し、また、外気導入風路3の風下側及
び屋外排気風路4の風上側には、これまた、各風路3,
4に跨ってモータ等で回転する回転式顕熱交換器6を配
置している。
装置筐体1内に送風機2aにより室内に外気を導入する
外気導入風路3と、送風機2bにより室内の空気を屋外
に排出する屋外排気風路4とを並設したもので、この外
気導入風路3の風上側及び屋外排気風路4の風下側に
は、各風路3,4に跨ってモータ等で回転する回転式潜
熱交換器5を配置し、また、外気導入風路3の風下側及
び屋外排気風路4の風上側には、これまた、各風路3,
4に跨ってモータ等で回転する回転式顕熱交換器6を配
置している。
【0004】この回転式潜熱交換器5は図2の(b)に示
すように、無機ペーパで形成された平板状の基板5a及
び波状の基板5bで構成され、この各基板5a,5bを
交互に積層状態で配置されるよう渦巻状に巻き上げて形
成し、この各基板5a,5bにシリカゲルなどの無機吸
湿剤を塗布している。
すように、無機ペーパで形成された平板状の基板5a及
び波状の基板5bで構成され、この各基板5a,5bを
交互に積層状態で配置されるよう渦巻状に巻き上げて形
成し、この各基板5a,5bにシリカゲルなどの無機吸
湿剤を塗布している。
【0005】また、回転式顕熱交換器6は図2の(c)に
示すように、伝熱性の良好な材料で形成された平板状の
基板6aを例えば格子状に組み込んで形成している。
示すように、伝熱性の良好な材料で形成された平板状の
基板6aを例えば格子状に組み込んで形成している。
【0006】更に、この屋外排気風路4で回転式顕熱交
換器6より風上側には室内空気を加湿冷却する水気化式
の加湿器7を配置し、各熱交換器5,6の間には回転式
顕熱交換器6を通った室内空気を加熱する再生用ヒータ
8を配置している。
換器6より風上側には室内空気を加湿冷却する水気化式
の加湿器7を配置し、各熱交換器5,6の間には回転式
顕熱交換器6を通った室内空気を加熱する再生用ヒータ
8を配置している。
【0007】このように構成されたデシカント空調機に
よれば、図2の(a)の白抜き矢印に示すように、外気
(例えば、A点;35℃)が外気導入風路3を通って回
転式潜熱交換器5に流入し、この外気が熱交換器5の吸
湿剤で吸湿され、かつ、この吸湿時に発熱する熱により
加熱される。この加熱された空気(B点;60℃)は回
転式顕熱交換器6で冷却され室内に送風される(C点;
25℃)。
よれば、図2の(a)の白抜き矢印に示すように、外気
(例えば、A点;35℃)が外気導入風路3を通って回
転式潜熱交換器5に流入し、この外気が熱交換器5の吸
湿剤で吸湿され、かつ、この吸湿時に発熱する熱により
加熱される。この加熱された空気(B点;60℃)は回
転式顕熱交換器6で冷却され室内に送風される(C点;
25℃)。
【0008】他方、室内空気(例えば、D点;27℃)
は加湿器7で加湿冷却され、冷却空気(E点;21℃)
となって回転式顕熱交換器6に流れ、この回転式顕熱交
換器6で外気導入風路3側を通る外気と熱交換し加熱さ
れる。この加熱された空気(F点;55℃)は更に再生
用ヒータ8に通って加熱され吸湿剤の再生可能な空気
(G点;70℃)となり、かつ、その相対湿度も低下し
て回転式潜熱交換器5に流れる。この回転式潜熱交換器
5に流れた空気は吸湿剤の湿気を吸湿して吸湿剤を再生
し、屋外に排出される。
は加湿器7で加湿冷却され、冷却空気(E点;21℃)
となって回転式顕熱交換器6に流れ、この回転式顕熱交
換器6で外気導入風路3側を通る外気と熱交換し加熱さ
れる。この加熱された空気(F点;55℃)は更に再生
用ヒータ8に通って加熱され吸湿剤の再生可能な空気
(G点;70℃)となり、かつ、その相対湿度も低下し
て回転式潜熱交換器5に流れる。この回転式潜熱交換器
5に流れた空気は吸湿剤の湿気を吸湿して吸湿剤を再生
し、屋外に排出される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のデシカント空調機では、前述の如く回転式潜熱交換
器5及び回転式顕熱交換器6がそれぞれ円盤状に形成さ
れ、一般に外気導入風路3及び屋外排気風路4は方形状
となっているため、この各風路3,4と各熱交換器5,
6との間にデッドスペースができるという問題点を有し
ていた。
来のデシカント空調機では、前述の如く回転式潜熱交換
器5及び回転式顕熱交換器6がそれぞれ円盤状に形成さ
れ、一般に外気導入風路3及び屋外排気風路4は方形状
となっているため、この各風路3,4と各熱交換器5,
6との間にデッドスペースができるという問題点を有し
ていた。
【0010】また、この回転式顕熱交換器6は、回転式
潜熱交換器5の吸湿時に発生する熱の除去及び再生用ヒ
ータ8の予熱のため配置されているが、この熱交換器6
により空調機全体が大型化及び複雑化するという問題点
を有していた。
潜熱交換器5の吸湿時に発生する熱の除去及び再生用ヒ
ータ8の予熱のため配置されているが、この熱交換器6
により空調機全体が大型化及び複雑化するという問題点
を有していた。
【0011】本発明の目的は前記従来の課題に鑑み、潜
熱交換器及び顕熱交換器の形状と各風路の形状と対応さ
せて組み付け性を向上させ、また、顕熱交換器を必要と
しない除湿空調機を提供することにある。
熱交換器及び顕熱交換器の形状と各風路の形状と対応さ
せて組み付け性を向上させ、また、顕熱交換器を必要と
しない除湿空調機を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、請求項1に係る除湿空調機は、室内と屋外と
にそれぞれ臨み室内空気と外気とが相互に対向して通風
する第1及び第2メイン風路と、前記第1メイン風路及
び第2メイン風路の一端側にそれぞれ配置され外気と室
内空気との間で潜熱を交換する吸湿剤を含浸した方形状
の第1及び第2潜熱交換器と、前記第1メイン風路及び
第2メイン風路の他端側に配置され室内空気と外気との
間で顕熱を交換する方形状の直交流式の顕熱交換器と、
前記第1メイン風路を通る室内空気を前記第2メイン風
路側の第2潜熱交換器に通風する第1サブ風路と、前記
第1メイン風路側の第1潜熱交換器を通った外気を第2
メイン風路の前記顕熱交換器側に通風する第2サブ風路
と、前記第1及び第2メイン風路と前記第1及び第2サ
ブ風路との間で室内空気及び外気の通風を切換えるダン
パ機構と、前記第1メイン風路の一端側で前記顕熱交換
器の風下側に配置され前記第1又は第2潜熱交換器の一
方の吸湿剤を再生する再生用ヒータとを備えている。
するため、請求項1に係る除湿空調機は、室内と屋外と
にそれぞれ臨み室内空気と外気とが相互に対向して通風
する第1及び第2メイン風路と、前記第1メイン風路及
び第2メイン風路の一端側にそれぞれ配置され外気と室
内空気との間で潜熱を交換する吸湿剤を含浸した方形状
の第1及び第2潜熱交換器と、前記第1メイン風路及び
第2メイン風路の他端側に配置され室内空気と外気との
間で顕熱を交換する方形状の直交流式の顕熱交換器と、
前記第1メイン風路を通る室内空気を前記第2メイン風
路側の第2潜熱交換器に通風する第1サブ風路と、前記
第1メイン風路側の第1潜熱交換器を通った外気を第2
メイン風路の前記顕熱交換器側に通風する第2サブ風路
と、前記第1及び第2メイン風路と前記第1及び第2サ
ブ風路との間で室内空気及び外気の通風を切換えるダン
パ機構と、前記第1メイン風路の一端側で前記顕熱交換
器の風下側に配置され前記第1又は第2潜熱交換器の一
方の吸湿剤を再生する再生用ヒータとを備えている。
【0013】請求項2の発明に係る除湿空調機は、室内
と屋外とにそれぞれ臨み室内空気と外気とが相互に対向
して通風する第1及び第2メイン風路と、前記第1メイ
ン風路及び第2メイン風路の一端側にそれぞれ配置され
外気と室内空気との間で潜熱を交換する吸着剤を含浸し
た方形状の第1及び第2潜熱交換器と、前記第1メイン
風路を通る室内空気を前記第2メイン風路側の第2潜熱
交換器に通風する第1サブ風路と、前記第1メイン風路
側の第1潜熱交換器を通った外気を前記顕熱交換器側に
通風する第2サブ風路と、前記第1及び第2メイン風路
と前記第1及び第2サブ風路との間で室内空気及び外気
の通風を切換えるダンパ機構と、前記第1メイン風路の
一端側に配置され前記第1又は第2潜熱交換器の一方の
吸湿剤を再生する再生用ヒータと、前記第1潜熱交換器
から前記第2潜熱交換器へ或いは該第2潜熱交換器から
該第1潜熱交換器へ水、ブライン等の熱媒体を流し該各
潜熱交換器の吸熱剤を再生するために用いられた熱の余
りを外部に放出する放熱器とを備えている。
と屋外とにそれぞれ臨み室内空気と外気とが相互に対向
して通風する第1及び第2メイン風路と、前記第1メイ
ン風路及び第2メイン風路の一端側にそれぞれ配置され
外気と室内空気との間で潜熱を交換する吸着剤を含浸し
た方形状の第1及び第2潜熱交換器と、前記第1メイン
風路を通る室内空気を前記第2メイン風路側の第2潜熱
交換器に通風する第1サブ風路と、前記第1メイン風路
側の第1潜熱交換器を通った外気を前記顕熱交換器側に
通風する第2サブ風路と、前記第1及び第2メイン風路
と前記第1及び第2サブ風路との間で室内空気及び外気
の通風を切換えるダンパ機構と、前記第1メイン風路の
一端側に配置され前記第1又は第2潜熱交換器の一方の
吸湿剤を再生する再生用ヒータと、前記第1潜熱交換器
から前記第2潜熱交換器へ或いは該第2潜熱交換器から
該第1潜熱交換器へ水、ブライン等の熱媒体を流し該各
潜熱交換器の吸熱剤を再生するために用いられた熱の余
りを外部に放出する放熱器とを備えている。
【0014】請求項3の発明に係る除湿空調機は、請求
項2の除湿空調機において、前記放熱器を前記再生用ヒ
ータの風上側に設置している。
項2の除湿空調機において、前記放熱器を前記再生用ヒ
ータの風上側に設置している。
【0015】
【作用】請求項1の発明によれば、ダンパ機構により第
1及び第2サブ風路への通風を規制するとき(第1通風
モード)、外気が第2潜熱交換器を通り第2メイン風路
に流れる。この第2潜熱交換器で外気の湿気が吸湿剤に
吸湿され潜熱交換されるとともに、この第2潜熱交換器
で発生した熱が外気とともに顕熱交換器を通りこの顕熱
交換器で冷却され室内に流れる。他方、室内空気は顕熱
交換器で熱交換して加熱され、更にこの熱が再生用ヒー
タにより加熱され第1メイン風路を通る。この第1メイ
ン風路を通った高温室内空気は第1潜熱交換器を通過す
る。この第1潜熱交換器を通過するとき第1潜熱交換器
の吸湿剤がこの高温室内空気により再生され、屋外に放
出される。
1及び第2サブ風路への通風を規制するとき(第1通風
モード)、外気が第2潜熱交換器を通り第2メイン風路
に流れる。この第2潜熱交換器で外気の湿気が吸湿剤に
吸湿され潜熱交換されるとともに、この第2潜熱交換器
で発生した熱が外気とともに顕熱交換器を通りこの顕熱
交換器で冷却され室内に流れる。他方、室内空気は顕熱
交換器で熱交換して加熱され、更にこの熱が再生用ヒー
タにより加熱され第1メイン風路を通る。この第1メイ
ン風路を通った高温室内空気は第1潜熱交換器を通過す
る。この第1潜熱交換器を通過するとき第1潜熱交換器
の吸湿剤がこの高温室内空気により再生され、屋外に放
出される。
【0016】また、ダンパ機構により第1及び第2サブ
風路への通風を解除し、第1及び第2メイン風路内の通
風を規制するとき(第2通風モード)、外気が第1潜熱
交換器を通り一旦第1メイン風路内に入る。この第1潜
熱交換器を通るとき、外気は前述と同様に吸湿される。
この除湿された外気は第2サブ風路に流れて第2メイン
風路の顕熱交換器側に流れる。そして、この外気は顕熱
交換器で冷却されて室内に流れる。他方、室内空気は顕
熱交換器で熱交換して加熱され、更にこの熱が再生用ヒ
ータにより加熱され一旦第1メイン風路に入る。この室
内空気は第1サブ風路に流れて第2メイン風路の第2潜
熱交換器側に流れる。そして、この高温室内空気は第2
潜熱交換器を通過し、この第2潜熱交換器の吸湿剤を除
湿再生して屋外に放出される。
風路への通風を解除し、第1及び第2メイン風路内の通
風を規制するとき(第2通風モード)、外気が第1潜熱
交換器を通り一旦第1メイン風路内に入る。この第1潜
熱交換器を通るとき、外気は前述と同様に吸湿される。
この除湿された外気は第2サブ風路に流れて第2メイン
風路の顕熱交換器側に流れる。そして、この外気は顕熱
交換器で冷却されて室内に流れる。他方、室内空気は顕
熱交換器で熱交換して加熱され、更にこの熱が再生用ヒ
ータにより加熱され一旦第1メイン風路に入る。この室
内空気は第1サブ風路に流れて第2メイン風路の第2潜
熱交換器側に流れる。そして、この高温室内空気は第2
潜熱交換器を通過し、この第2潜熱交換器の吸湿剤を除
湿再生して屋外に放出される。
【0017】このように、第1通風モードでは第1潜熱
交換器の吸湿剤が再生され、第2潜熱交換器の吸湿剤が
吸湿を行う。他方、第2通風モードではこれとは逆に、
第1潜熱交換器が吸湿、第2潜熱交換器が再生を行う。
従って、この第1通風モード及び第2通風モードを所定
時間間隔で繰り返すことにより、継続的な除湿空調が行
われる。
交換器の吸湿剤が再生され、第2潜熱交換器の吸湿剤が
吸湿を行う。他方、第2通風モードではこれとは逆に、
第1潜熱交換器が吸湿、第2潜熱交換器が再生を行う。
従って、この第1通風モード及び第2通風モードを所定
時間間隔で繰り返すことにより、継続的な除湿空調が行
われる。
【0018】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
で説明した第1通風モード及び第2通風モードにおい
て、例えば、第1通風モードで第2潜熱交換器から第1
潜熱交換器に熱媒体を流すときは、第2潜熱交換器の吸
湿時に発生する熱がこの熱媒体を介して第1潜熱交換器
に流れ第1潜熱交換器を加熱する。このため、顕熱交換
器で室内空気を加熱しなくても第1潜熱交換器では十分
に吸湿剤の再生温度となっており、従って顕熱交換器が
不要となる。また、第2通風モードで第1潜熱交換器か
ら第2潜熱交換器に熱媒体を流すときも同様に、顕熱交
換器が無くても第2潜熱交換器の吸湿剤が十分に再生さ
れる。
で説明した第1通風モード及び第2通風モードにおい
て、例えば、第1通風モードで第2潜熱交換器から第1
潜熱交換器に熱媒体を流すときは、第2潜熱交換器の吸
湿時に発生する熱がこの熱媒体を介して第1潜熱交換器
に流れ第1潜熱交換器を加熱する。このため、顕熱交換
器で室内空気を加熱しなくても第1潜熱交換器では十分
に吸湿剤の再生温度となっており、従って顕熱交換器が
不要となる。また、第2通風モードで第1潜熱交換器か
ら第2潜熱交換器に熱媒体を流すときも同様に、顕熱交
換器が無くても第2潜熱交換器の吸湿剤が十分に再生さ
れる。
【0019】請求項3の発明によれば、前述の請求項2
の発明において、第1潜熱交換器及び第2潜熱交換器で
吸湿剤の再生を終了した熱媒体は、放熱器に流れ放熱さ
れる。ここで、この放熱器を再生用ヒータの風上側に設
置されているため、この放出された熱が再生用ヒータの
予熱源となり、放熱器の排熱が有効に利用される。
の発明において、第1潜熱交換器及び第2潜熱交換器で
吸湿剤の再生を終了した熱媒体は、放熱器に流れ放熱さ
れる。ここで、この放熱器を再生用ヒータの風上側に設
置されているため、この放出された熱が再生用ヒータの
予熱源となり、放熱器の排熱が有効に利用される。
【0020】
【実施例】図1、図3乃至図7は本発明に係る除湿空調
機の第1実施例を示すもので、図1は除湿空調機の斜視
図、図3は第1通風モードを示す分解斜視図、図4は第
2通風モードを示す分解斜視図、図5の(a)(b)は
第1通風モード時のダンパ機構の開閉状態を示す断面
図、図6の(a)(b)は第2通風モード時のダンパ機
構の開閉状態を示す断面図、図7は各潜熱交換器の斜視
図である。
機の第1実施例を示すもので、図1は除湿空調機の斜視
図、図3は第1通風モードを示す分解斜視図、図4は第
2通風モードを示す分解斜視図、図5の(a)(b)は
第1通風モード時のダンパ機構の開閉状態を示す断面
図、図6の(a)(b)は第2通風モード時のダンパ機
構の開閉状態を示す断面図、図7は各潜熱交換器の斜視
図である。
【0021】この除湿空調機10は偏平細長箱状のメイ
ンダクト11と、このメインダクト11の上下面に配置
された偏平箱状の第1及び第2サブ風路12a,12b
とを有し、このメインダクト11内には長手方向に沿っ
て第1メイン風路11aと第2メイン風路11bが並設
されている。この各メイン風路11a,11bの一端側
にはそれぞれ潜熱交換器13a,13bが設置され、他
方、この各メイン風路11a,11bの他端側には各メ
イン風路11a,11bに跨って直交流式の方形状の顕
熱交換器14が設置されている。
ンダクト11と、このメインダクト11の上下面に配置
された偏平箱状の第1及び第2サブ風路12a,12b
とを有し、このメインダクト11内には長手方向に沿っ
て第1メイン風路11aと第2メイン風路11bが並設
されている。この各メイン風路11a,11bの一端側
にはそれぞれ潜熱交換器13a,13bが設置され、他
方、この各メイン風路11a,11bの他端側には各メ
イン風路11a,11bに跨って直交流式の方形状の顕
熱交換器14が設置されている。
【0022】ここで、この潜熱交換器13a,13bは
図7に示すように、蛇行する熱交換パイプ131に波型
で無機紙製の熱交換フィン132が介装され全体に方形
状に形成されている。この熱交換パイプ131には水、
ブライン等の熱媒体が流通可能となっており、また、こ
の熱交換フィン132には無機質の吸湿剤、例えばシリ
カゲルが含浸されている。他方、顕熱交換器14はその
一方の空気路が第1メイン風路11aに連通するととも
に室内空気を屋外に排気する還気ファン15aに連通
し、他方の空気路が第2メイン風路11bに連通すると
ともに室内へ給気する給気ファン15aに連通してい
る。また、この第1メイン風路11aと顕熱交換器14
との間には再生用ヒータ16が配置され、顕熱交換器1
4を通じて流通する還気がこの再生用ヒータ16により
加熱される。
図7に示すように、蛇行する熱交換パイプ131に波型
で無機紙製の熱交換フィン132が介装され全体に方形
状に形成されている。この熱交換パイプ131には水、
ブライン等の熱媒体が流通可能となっており、また、こ
の熱交換フィン132には無機質の吸湿剤、例えばシリ
カゲルが含浸されている。他方、顕熱交換器14はその
一方の空気路が第1メイン風路11aに連通するととも
に室内空気を屋外に排気する還気ファン15aに連通
し、他方の空気路が第2メイン風路11bに連通すると
ともに室内へ給気する給気ファン15aに連通してい
る。また、この第1メイン風路11aと顕熱交換器14
との間には再生用ヒータ16が配置され、顕熱交換器1
4を通じて流通する還気がこの再生用ヒータ16により
加熱される。
【0023】このように配置された第1及び第2メイン
風路11a,11b及び第1及び第2サブ風路12a,
12bは図3及び図4に示すように各風路切換え孔17
a〜17hが穿設され、この各風路切換え孔17a〜1
7hを開閉するダンパ機構18a〜18dが設置されて
いる。
風路11a,11b及び第1及び第2サブ風路12a,
12bは図3及び図4に示すように各風路切換え孔17
a〜17hが穿設され、この各風路切換え孔17a〜1
7hを開閉するダンパ機構18a〜18dが設置されて
いる。
【0024】即ち、第1メイン風路11aの再生用ヒー
タ16側の上面には風路切換え孔17aを、これとは逆
に潜熱交換器13a側の下面には風路切換え孔17bを
それぞれ穿設している。他方、第2メイン風路11bの
顕熱交換器14側の下面にはには風路切換え孔17c
を、これとは逆に潜熱交換器13b側の上面には風路切
換え孔17dをそれぞれ穿設している。また、第1サブ
風路12aの下面には第1メイン風路11aの風路切換
え孔17aに対向する風路切換え孔17eと、第2メイ
ン風路11bの風路切換え孔17dに対向する風路切換
え孔17fとをそれぞれ穿設している。第2サブ風路1
2bの上面には第1メイン風路11aの風路切換え孔1
7bに対向する風路切換え孔17hと、第2メイン風路
11bの風路切換え孔17cに対向する風路切換え孔1
7gとを穿設している。
タ16側の上面には風路切換え孔17aを、これとは逆
に潜熱交換器13a側の下面には風路切換え孔17bを
それぞれ穿設している。他方、第2メイン風路11bの
顕熱交換器14側の下面にはには風路切換え孔17c
を、これとは逆に潜熱交換器13b側の上面には風路切
換え孔17dをそれぞれ穿設している。また、第1サブ
風路12aの下面には第1メイン風路11aの風路切換
え孔17aに対向する風路切換え孔17eと、第2メイ
ン風路11bの風路切換え孔17dに対向する風路切換
え孔17fとをそれぞれ穿設している。第2サブ風路1
2bの上面には第1メイン風路11aの風路切換え孔1
7bに対向する風路切換え孔17hと、第2メイン風路
11bの風路切換え孔17cに対向する風路切換え孔1
7gとを穿設している。
【0025】他方、この各風路切換え孔17a〜17h
の開閉するダンパ機構18a〜18dはモータ181に
より開閉板182を回動して風路を切換えるもので、ダ
ンパ機構18aは図5の(a)に示すように各風路切換え
孔17a,17eを閉鎖して第1メイン風路11aから
第1サブ風路12a側への通風を規制したり、或いは、
図6の(a)に示すように第1メイン風路11aを閉鎖し
て第1メイン風路11aから第1サブ風路12a側へ通
風を解除するようになっている。また、ダンパ機構18
bは図5の(b)に示すように各風路切換え孔17b,1
7hを閉鎖して第1メイン風路11aから第2サブ風路
12b側への通風を規制し、或いは、図6の(b)に示す
ように第1メイン風路11aの通風を規制して、第1メ
イン風路11aから第2サブ風路12b側へ通風を解除
するようになっている。更に、ダンパ機構18cは図5
の(a)に示すように各風路切換え孔17c,17gを閉
鎖して第2サブ風路12bから第2メイン風路11b側
への通風を規制したり、或いは、図6の(a)に示すよう
に第2メイン風路11bを閉鎖して第2サブ風路12b
から第2メイン風路11b側へ通風を解除するようにな
っている。更にまた、ダンパ機構18dは図5の(b)に
示すように各風路切換え孔17d,17fを閉鎖して第
1サブ風路12aから第2メイン風路11b側への通風
を規制し、或いは、図6の(b)に示すように第2メイン
風路11bの通風を規制して、第1サブ風路12aから
第2メイン風路11b側へ通風を解除するようになって
いる。
の開閉するダンパ機構18a〜18dはモータ181に
より開閉板182を回動して風路を切換えるもので、ダ
ンパ機構18aは図5の(a)に示すように各風路切換え
孔17a,17eを閉鎖して第1メイン風路11aから
第1サブ風路12a側への通風を規制したり、或いは、
図6の(a)に示すように第1メイン風路11aを閉鎖し
て第1メイン風路11aから第1サブ風路12a側へ通
風を解除するようになっている。また、ダンパ機構18
bは図5の(b)に示すように各風路切換え孔17b,1
7hを閉鎖して第1メイン風路11aから第2サブ風路
12b側への通風を規制し、或いは、図6の(b)に示す
ように第1メイン風路11aの通風を規制して、第1メ
イン風路11aから第2サブ風路12b側へ通風を解除
するようになっている。更に、ダンパ機構18cは図5
の(a)に示すように各風路切換え孔17c,17gを閉
鎖して第2サブ風路12bから第2メイン風路11b側
への通風を規制したり、或いは、図6の(a)に示すよう
に第2メイン風路11bを閉鎖して第2サブ風路12b
から第2メイン風路11b側へ通風を解除するようにな
っている。更にまた、ダンパ機構18dは図5の(b)に
示すように各風路切換え孔17d,17fを閉鎖して第
1サブ風路12aから第2メイン風路11b側への通風
を規制し、或いは、図6の(b)に示すように第2メイン
風路11bの通風を規制して、第1サブ風路12aから
第2メイン風路11b側へ通風を解除するようになって
いる。
【0026】次に、本実施例に係る除湿空調機10の動
作を説明する。
作を説明する。
【0027】図3に示すように、室内の還気を第1潜熱
交換器13aに通過させ、外気から取り入れられる室内
への給気を第2潜熱交換器13bに通過させるときは、
各ダンパ機構18a〜18dにより対向する各風路切換
え孔17a〜17hを閉鎖する(第1通風モード)。
交換器13aに通過させ、外気から取り入れられる室内
への給気を第2潜熱交換器13bに通過させるときは、
各ダンパ機構18a〜18dにより対向する各風路切換
え孔17a〜17hを閉鎖する(第1通風モード)。
【0028】これにより、図3の一点鎖線白抜き矢印に
示すように、給気が第2メイン風路11bに入り第2潜
熱交換器13bの吸湿剤で吸湿され乾燥空気となって顕
熱交換器14に送風される。この顕熱交換器14に入っ
た給気はここで熱交換して冷却され、室内に送風され
る。他方、図3の実線白抜き矢印に示すように、室内の
還気は給気の顕熱により顕熱交換器14で加熱され、第
1メイン風路11a内に送風される。この第1メイン風
路11aに入った還気は再生用ヒータ16で更に加熱さ
れ、第1潜熱交換器13aに通風される。この第1潜熱
交換器13aではこの高温還気により吸湿剤が再生さ
れ、屋外に排出される。
示すように、給気が第2メイン風路11bに入り第2潜
熱交換器13bの吸湿剤で吸湿され乾燥空気となって顕
熱交換器14に送風される。この顕熱交換器14に入っ
た給気はここで熱交換して冷却され、室内に送風され
る。他方、図3の実線白抜き矢印に示すように、室内の
還気は給気の顕熱により顕熱交換器14で加熱され、第
1メイン風路11a内に送風される。この第1メイン風
路11aに入った還気は再生用ヒータ16で更に加熱さ
れ、第1潜熱交換器13aに通風される。この第1潜熱
交換器13aではこの高温還気により吸湿剤が再生さ
れ、屋外に排出される。
【0029】他方、前述とは逆に、室内の還気を第2潜
熱交換器13bに通過させ、外気から取り入れられる室
内への給気を第1潜熱交換器13aに通過させるとき
は、各ダンパ機構18a〜18dにより各サブ風路12
a,12bを開放し、各メイン風路11a,11b内の
通風を規制する(第2通風モード)。
熱交換器13bに通過させ、外気から取り入れられる室
内への給気を第1潜熱交換器13aに通過させるとき
は、各ダンパ機構18a〜18dにより各サブ風路12
a,12bを開放し、各メイン風路11a,11b内の
通風を規制する(第2通風モード)。
【0030】これにより、図4の一点鎖線白抜き矢印に
示すように、給気が第1メイン風路11aに入り第1潜
熱交換器13aの吸湿剤で吸湿され乾燥空気となる。こ
の乾燥空気は風路切換え孔17b,17hを通って第2
サブ風路12bに流れ、更に風路切換え孔17c,17
gを通って第2メイン風路11bに流れ込む。この乾燥
空気は更に顕熱交換器14に送風され、この顕熱交換器
14で熱交換して冷却され、室内に送風される。他方、
図4の実線白抜き矢印に示すように、室内の還気は顕熱
交換器14で加熱され、第1メイン風路11a内に送風
される。この第1メイン風路11aに入った還気は再生
用ヒータ16で更に加熱される。この加熱された還気は
風路切換え孔17a,17eを通って第1サブ風路12
aに流れ、更に風路切換え孔17d,17fを通って第
2メイン風路11bに流れ込み、第2潜熱交換器13b
に通風される。この第2潜熱交換器13bではこの高温
還気により吸湿剤が再生され、屋外に排出される。
示すように、給気が第1メイン風路11aに入り第1潜
熱交換器13aの吸湿剤で吸湿され乾燥空気となる。こ
の乾燥空気は風路切換え孔17b,17hを通って第2
サブ風路12bに流れ、更に風路切換え孔17c,17
gを通って第2メイン風路11bに流れ込む。この乾燥
空気は更に顕熱交換器14に送風され、この顕熱交換器
14で熱交換して冷却され、室内に送風される。他方、
図4の実線白抜き矢印に示すように、室内の還気は顕熱
交換器14で加熱され、第1メイン風路11a内に送風
される。この第1メイン風路11aに入った還気は再生
用ヒータ16で更に加熱される。この加熱された還気は
風路切換え孔17a,17eを通って第1サブ風路12
aに流れ、更に風路切換え孔17d,17fを通って第
2メイン風路11bに流れ込み、第2潜熱交換器13b
に通風される。この第2潜熱交換器13bではこの高温
還気により吸湿剤が再生され、屋外に排出される。
【0031】このように、本実施例によれば、ダンパ機
構18a〜18dを切換えることにより、第1通風モー
ドでは第1潜熱交換器13aの吸湿剤が再生され、第2
潜熱交換器13bの吸湿剤が吸湿を行う。他方、第2通
風モードではこれとは逆に、第1潜熱交換器13aが吸
湿、第2潜熱交換器13bが再生を行う。従って、この
第1通風モード及び第2通風モードを所定時間間隔で繰
り返すことにより、継続的な除湿空調が行われる。
構18a〜18dを切換えることにより、第1通風モー
ドでは第1潜熱交換器13aの吸湿剤が再生され、第2
潜熱交換器13bの吸湿剤が吸湿を行う。他方、第2通
風モードではこれとは逆に、第1潜熱交換器13aが吸
湿、第2潜熱交換器13bが再生を行う。従って、この
第1通風モード及び第2通風モードを所定時間間隔で繰
り返すことにより、継続的な除湿空調が行われる。
【0032】図8は本発明に係る除湿空調機の第2実施
例を示すもので、第1及び第2潜熱交換器13a,13
bに水、ブライン等の熱媒体を循環させる水回路を設置
したものである。
例を示すもので、第1及び第2潜熱交換器13a,13
bに水、ブライン等の熱媒体を循環させる水回路を設置
したものである。
【0033】即ち、この水回路19は、循環ポンプ2
0、四方弁21、第1潜熱交換器13a、第2潜熱交換
器13b、強制冷却式の放熱器22を連結して構成され
ている。
0、四方弁21、第1潜熱交換器13a、第2潜熱交換
器13b、強制冷却式の放熱器22を連結して構成され
ている。
【0034】この実施例によれば、前記第1実施例で説
明した第1通風モード時に四方弁21を切換えて図8の
実線矢印に示すように循環ポンプ20の熱媒体を流す。
即ち、循環ポンプ20→四方弁21→放熱器22→第2
潜熱交換器13b→第1潜熱交換器13a→四方弁21
→循環ポンプ20と順次流す。これにより、第2潜熱交
換器13bの吸湿時に発生する熱が第1潜熱交換器13
aに伝達されるため、顕熱交換器14がない場合でも第
1潜熱交換器13aが十分に加熱され吸湿剤の再生に不
具合を起こすことがない。他方、第2通風モード時は四
方弁21を切り換えて図8の一点鎖線矢印に示すように
流す。即ち、循環ポンプ20→四方弁21→第1潜熱交
換器13a→第2潜熱交換器13b→放熱器22→四方
弁21→循環ポンプ20と順次流す。これにより、第1
潜熱交換器13aで発生した熱が第2潜熱交換器13b
に伝達され、顕熱交換器14が不要となる。なお、その
他の構成、作用は前記第1実施例と同様である。
明した第1通風モード時に四方弁21を切換えて図8の
実線矢印に示すように循環ポンプ20の熱媒体を流す。
即ち、循環ポンプ20→四方弁21→放熱器22→第2
潜熱交換器13b→第1潜熱交換器13a→四方弁21
→循環ポンプ20と順次流す。これにより、第2潜熱交
換器13bの吸湿時に発生する熱が第1潜熱交換器13
aに伝達されるため、顕熱交換器14がない場合でも第
1潜熱交換器13aが十分に加熱され吸湿剤の再生に不
具合を起こすことがない。他方、第2通風モード時は四
方弁21を切り換えて図8の一点鎖線矢印に示すように
流す。即ち、循環ポンプ20→四方弁21→第1潜熱交
換器13a→第2潜熱交換器13b→放熱器22→四方
弁21→循環ポンプ20と順次流す。これにより、第1
潜熱交換器13aで発生した熱が第2潜熱交換器13b
に伝達され、顕熱交換器14が不要となる。なお、その
他の構成、作用は前記第1実施例と同様である。
【0035】図9は本発明に係る除湿空調機の第3実施
例を示すもので、この実施例では、前記第2実施例で説
明したように、顕熱交換器14を除去する一方、放熱器
22を再生用ヒータ16の風上側に設置している。
例を示すもので、この実施例では、前記第2実施例で説
明したように、顕熱交換器14を除去する一方、放熱器
22を再生用ヒータ16の風上側に設置している。
【0036】この実施例によれば、放熱器22で放出さ
れた熱が再生用ヒータ16の予熱用熱源として有効に利
用され、更には、各潜熱交換器13a,13bの吸湿剤
の再生効果が更に向上する。なお、その他の構成、作用
は前記第2実施例と同様である。
れた熱が再生用ヒータ16の予熱用熱源として有効に利
用され、更には、各潜熱交換器13a,13bの吸湿剤
の再生効果が更に向上する。なお、その他の構成、作用
は前記第2実施例と同様である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、ダンパ機構を切換えることにより、第1潜熱交
換器が再生動作を行うとき第2潜熱交換器が吸湿動作を
行い、また、これとは逆に、第1潜熱交換器が吸湿動作
を行うとき第2潜熱交換器が再生動作を行うため、これ
らの動作を交互に繰り返すことにより、継続的な除湿空
調が行われる。また、各潜熱交換器及び顕熱交換器がそ
れぞれ方形状に形成されているため、方形状の各メイン
風路と対応し、組み付け性に優れたものとなっている。
よれば、ダンパ機構を切換えることにより、第1潜熱交
換器が再生動作を行うとき第2潜熱交換器が吸湿動作を
行い、また、これとは逆に、第1潜熱交換器が吸湿動作
を行うとき第2潜熱交換器が再生動作を行うため、これ
らの動作を交互に繰り返すことにより、継続的な除湿空
調が行われる。また、各潜熱交換器及び顕熱交換器がそ
れぞれ方形状に形成されているため、方形状の各メイン
風路と対応し、組み付け性に優れたものとなっている。
【0038】請求項2の発明によれば、第1及び第2潜
熱交換器の間で熱媒体を介して熱交換が行われ、吸湿剤
の再生を行っている側の潜熱交換器が他方の潜熱交換器
で発生した熱により十分に加熱されるため、潜熱交換器
の加熱のために設置される顕熱交換器が不要となる。
熱交換器の間で熱媒体を介して熱交換が行われ、吸湿剤
の再生を行っている側の潜熱交換器が他方の潜熱交換器
で発生した熱により十分に加熱されるため、潜熱交換器
の加熱のために設置される顕熱交換器が不要となる。
【0039】請求項3の発明によれば、前述の請求項2
の発明において、放熱器を再生用ヒータの風上側に設置
しているため、第1潜熱交換器及び第2潜熱交換器で再
生動作に供された熱媒体の熱が放熱器を通じて再生用ヒ
ータの予熱源となり、放熱器の排熱が有効に利用され
る。
の発明において、放熱器を再生用ヒータの風上側に設置
しているため、第1潜熱交換器及び第2潜熱交換器で再
生動作に供された熱媒体の熱が放熱器を通じて再生用ヒ
ータの予熱源となり、放熱器の排熱が有効に利用され
る。
【図1】第1実施例に係る除湿空調機の斜視図
【図2】従来の除湿空調機の風回路図及び各熱交換器の
斜視図
斜視図
【図3】第1通風モードを示す分解斜視図
【図4】第2通風モードを示す分解斜視図
【図5】第1通風モード時のダンパ機構の開閉状態を示
す断面図
す断面図
【図6】第2通風モード時のダンパ機構の開閉状態を示
す断面図
す断面図
【図7】潜熱交換器の斜視図
【図8】第2実施例に係る除湿空調機の水回路図
【図9】第3実施例に係る除湿空調機の斜視図
10…除湿空調機、11a…第1メイン風路、11b…
第2メイン風路、12a…第1サブ風路、12b…第2
サブ風路、13a…第1潜熱交換器、13b…第2潜熱
交換器、14…顕熱交換器、16…再生用ヒータ、18
a〜18d…ダンパ機構、22…放熱器。
第2メイン風路、12a…第1サブ風路、12b…第2
サブ風路、13a…第1潜熱交換器、13b…第2潜熱
交換器、14…顕熱交換器、16…再生用ヒータ、18
a〜18d…ダンパ機構、22…放熱器。
Claims (3)
- 【請求項1】 室内と屋外とにそれぞれ臨み室内空気と
外気とが相互に対向して通風する第1及び第2メイン風
路と、 前記第1メイン風路及び第2メイン風路の一端側にそれ
ぞれ配置され外気と室内空気との間で潜熱を交換する吸
湿剤が含浸した方形状の第1及び第2潜熱交換器と、 前記第1メイン風路及び第2メイン風路の他端側に配置
され室内空気と外気との間で顕熱を交換する方形状の直
交流式の顕熱交換器と、 前記第1メイン風路を通る室内空気を前記第2メイン風
路側の第2潜熱交換器に通風する第1サブ風路と、 前記第1メイン風路側の第1潜熱交換器を通った外気を
第2メイン風路の前記顕熱交換器側に通風する第2サブ
風路と、 前記第1及び第2メイン風路と前記第1及び第2サブ風
路との間で室内空気及び外気の通風を切換えるダンパ機
構と、 前記第1メイン風路の一端側で前記顕熱交換器の風下側
に配置され前記第1又は第2潜熱交換器の一方の吸湿剤
を再生する再生用ヒータと、 を備えたことを特徴とする除湿空調機。 - 【請求項2】 室内と屋外とにそれぞれ臨み室内空気と
外気とが相互に対向して通風する第1及び第2メイン風
路と、 前記第1メイン風路及び第2メイン風路の一端側にそれ
ぞれ配置され外気と室内空気との間で潜熱を交換する吸
湿剤を含浸した方形状の第1及び第2潜熱交換器と、 前記第1メイン風路を通る室内空気を前記第2メイン風
路側の第2潜熱交換器に通風する第1サブ風路と、 前記第1メイン風路側の第1潜熱交換器を通った外気を
第2メイン風路の前記顕熱交換器側に通風する第2サブ
風路と、 前記第1及び第2メイン風路と前記第1及び第2サブ風
路との間で室内空気及び外気の通風を切換えるダンパ機
構と、 前記第1メイン風路の一端側に配置され前記第1又は第
2潜熱交換器の一方の吸湿剤を再生する再生用ヒータ
と、 前記第1潜熱交換器から前記第2潜熱交換器へ或いは該
第2潜熱交換器から該第1潜熱交換器へ水、ブライン等
の熱媒体を流し該各潜熱交換器の吸熱剤を再生するため
に用いられた熱の余りを外部に放出する放熱器と、 を備えたことを特徴とする除湿空調機。 - 【請求項3】 前記放熱器を前記再生用ヒータの風上側
に設置したことを特徴とする請求項2記載の除湿空調
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5146566A JPH07755A (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 除湿空調機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5146566A JPH07755A (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 除湿空調機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07755A true JPH07755A (ja) | 1995-01-06 |
Family
ID=15410580
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5146566A Pending JPH07755A (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 除湿空調機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07755A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11351638A (ja) * | 1998-06-04 | 1999-12-24 | Mayekawa Mfg Co Ltd | 大規模店舗の電力・熱量運用システム |
WO2004013541A1 (ja) * | 2002-08-05 | 2004-02-12 | Daikin Industries,Ltd. | 空気調和装置 |
WO2004081460A1 (ja) * | 2003-03-10 | 2004-09-23 | Daikin Industries Ltd. | 調湿装置 |
WO2004081459A1 (ja) * | 2003-03-10 | 2004-09-23 | Daikin Industries Ltd. | 調湿装置 |
JP2006078108A (ja) * | 2004-09-10 | 2006-03-23 | Daikin Ind Ltd | 調湿装置 |
CN100350190C (zh) * | 2003-03-10 | 2007-11-21 | 大金工业株式会社 | 湿度控制装置 |
CN100432553C (zh) * | 2003-10-09 | 2008-11-12 | 大金工业株式会社 | 空气调节装置 |
US7730736B2 (en) | 2003-10-09 | 2010-06-08 | Daikin Industries, Ltd. | Air conditioning system |
EP2390593A3 (en) * | 2010-05-26 | 2013-07-24 | Thermo King Corporation | Humidity control and air conditioning system |
CN106979573A (zh) * | 2017-05-16 | 2017-07-25 | 广东工业大学 | 膜式溶液除湿空调 |
-
1993
- 1993-06-17 JP JP5146566A patent/JPH07755A/ja active Pending
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7096684B2 (en) | 2002-08-05 | 2006-08-29 | Daikin Industries Ltd. | Air conditioner |
US7412836B2 (en) | 2003-03-10 | 2008-08-19 | Daikin Industries, Ltd. | Humidity control device |
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