JPH0775504B2 - パン生地用圧延ロ−ル - Google Patents

パン生地用圧延ロ−ル

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JPH0775504B2
JPH0775504B2 JP60192886A JP19288685A JPH0775504B2 JP H0775504 B2 JPH0775504 B2 JP H0775504B2 JP 60192886 A JP60192886 A JP 60192886A JP 19288685 A JP19288685 A JP 19288685A JP H0775504 B2 JPH0775504 B2 JP H0775504B2
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roll
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ceramic
dough
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定吉 寺島
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、パンの製造時に使用し、パン生地のガス抜き
や厚み調整のために使用する圧延ロールに関するもので
ある。
(従来の技術) 従来からイースト菌で発酵させたパン生地のガス抜きや
厚みを所定の厚さに調整するには、第1図にて概略図を
示す如く、多段に配設したロールR1,R2,R3・・・によっ
てパン生地Pを順次圧延し、再度発酵させたり、所定の
容器に投入した状態でコンベアCに乗せ、窯に入れて焼
き上げる工程をとっている。このように使用するロール
Rとしては鉄鋼製で、必要に応じて外周面に硬質クロム
メッキなどを施したもの、あるいはパン生地と外周面を
形成する外殻をフッ素樹脂(商標:テフロン)製の管状
体でもって構成したものなどが用いられていた。
(従来技術の問題点) ところが、上記ロールのうち前者のものでは、パン生地
中の食塩でもってサビ易く、且つ摩耗し易いという欠点
があり、また硬質クロムメッキを外周表面に施したロー
ルは、使用当初は良好な特性を発揮するもののパン生地
に混入していた石や金属片などの異物により傷が付くこ
とによってその小さな傷口からメッキ剥れが次第に拡大
したり、あるいはメッキの総体的な摩耗によって表面の
肌荒が生じることによってパン生地が付着し易く、ロー
ル表面に付着したパン生地のためにロールの回転作動が
不可能となり、結果としてガス抜き、圧延ができないこ
ととなる。
一方、後者のフッ素樹脂製の管状体で外周部を構成した
ロールでは、フッ素樹脂そのものがパン生地と親和性が
小さいことから、付着することはないものの、摩耗度合
が大きく、しかもパン生地に混入している異物でもって
ロール表面の破損、変形が激しく、度重なるロール交換
に伴うロール購入費、交換費用及び操業停止による生産
減など極めて多くの経済的損失を招いていた。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解消すべく、パン生地と接触するロールの
少なくとも外周部をアルミナ、炭化珪素、ジルコニアな
どのセラミック材で構成し、かつ表面を滑らかで、好ま
しくは鏡面状にしたことを特徴とする。
(実施例) 以下、本発明実施例に係るロールを図によって詳述す
る。
第2図において、1は金属製のスリーブで、このスリー
ブ1の外周にはセラミック管状体2が接着剤3でもって
固定され、スリーブ1とセラミック管状体2は一体化し
てある。このようなスリーブ1は回転体とするべく、両
面にテーパ面を形成した貫通孔1a,1bがあけられ、これ
ら貫通孔1a,1bには回転シャフト4が挿通されるが、こ
のうち一方の貫通孔1aには回転シャフト4に形成したテ
ーパ面を備えた大径部4aが当接し、他方の貫通孔1bのテ
ーパ面には回転シャフト4に貫通したテーパリング5を
圧接する如く、該テーパリング5を座金6を介してナッ
ト7でもって螺入し固定することによって、セラミック
管状体2を外周に備えたスリーブ1とその中心軸に回転
シャフト4を具備したロールRが構成される。このよう
なロールRにおいては、スリーブ1及びセラミック管状
体2として所望の径のものを使用することによって各種
の大きさのロールRを製作することができ、またロール
表面(セラミック管状体の表面)が摩耗したり、損傷し
たような場合でもナット7を弛めとりはずしスリーブ1
ごと交換することによって容易に修復することができ
る。
なお、状況によってはスリーブ1とセラミック管状体2
を別体とせず、セラミック材でもって一体的に作製した
り、あるいはこれらスリーブ1、セラミック管状体2と
回転シャフト4の全体をセラミック材でもって一体的に
形成したものであってもよい。
ところで、このようなセラミック管状体2などを形成す
る材質としては、アルミナ,ジルコニア、窒化珪素,炭
化珪素などのセラミック材が用いられ、特にアルミナセ
ラミックの場合、80%以上のアルミナ(Al2O3)を含有
したものを用いる必要がある。この理由としてはセラミ
ック材自体のボイド,ピンホール等を極力少なくし、ロ
ール表面を滑らかにするためである。
そこで、外周面をセラミック材で構成したロールRの面
粗度とパン生地の付着の度合をテストしたところ第1表
に示した結果が得られた。
これから判るように面粗度(Ra)として0.9〜0.05の範
囲のものが良好で、好ましくは0.7〜0.1ものもがパン生
地が付着することなく、かつ鏡面研摩が行い易い範囲で
あった。
また、上記範囲の面粗度とするとともに他の要件として
面粗さ波形をより滑らかにしておくことが重要である。
(発明の効果) 叙上のように本発明によれば、少なくともパン生地と接
触する外周面をセラミック材で形成し、鏡面状としたこ
とから、大きな耐摩耗性を有し、在来品の約10倍以上の
長寿命をもたらし、パン生地と接触する外周面は発錆や
腐蝕することなく、かつ高硬度(アルミナセラミックで
ビッカース硬度1600Kg/mm2)で極度の鏡面をもったロー
ル間をパン生地が圧延され通過することから、石や金属
片等がパン生地中に混入していたとしても2つのロール
の間に介在しないという大きな特長を有し、そのためパ
ン生地中の異物を除去することができるなど衛生的にも
すぐれ、かつ経済的なパン生地圧延用ロールを提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はパン生地を圧延ロールで処理している概要を示
す斜視図、第2図は本発明実施例によるパン生地圧延用
ロールの縦断面図である。 R,R1,R2,R3……圧延ロール 1……スリーブ 2……セラミック管状体 3……接着剤 4……回転シャフト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パンの製造工程におけるイースト菌添加
    後、パン生地のガス抜き及び厚み調整のために使用する
    ロールであって、該ロールがパン生地と接触する少なく
    とも外周部をセラミック材で構成するとともに、その表
    面を中心線平均粗さ0.05〜0.9μmの面としたことを特
    徴とするパン生地用圧延ロール。
JP60192886A 1985-08-30 1985-08-30 パン生地用圧延ロ−ル Expired - Fee Related JPH0775504B2 (ja)

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