JPH0775453A - 農業用ビニールハウスにおけるビニールシートの開閉装置 - Google Patents
農業用ビニールハウスにおけるビニールシートの開閉装置Info
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- JPH0775453A JPH0775453A JP5246045A JP24604593A JPH0775453A JP H0775453 A JPH0775453 A JP H0775453A JP 5246045 A JP5246045 A JP 5246045A JP 24604593 A JP24604593 A JP 24604593A JP H0775453 A JPH0775453 A JP H0775453A
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- JP
- Japan
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- sheet
- house
- vinyl
- movable shaft
- opening
- Prior art date
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/25—Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P60/00—Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
- Y02P60/14—Measures for saving energy, e.g. in green houses
Landscapes
- Greenhouses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ハウス棟部のビニールシートを閉塞したとき
にハウス棟部に雨水が溜るのを防止したシート開閉装置
を提供すること。 【構成】 アーチ状に形成されたパイプ枠体２を複数本
並列し、並列されたパイプ枠体２群に左右半分ずつを第
１シート１０及び第２シート１１からなるビニールシー
トで覆う。第１シート１０の側端はハウス棟部に載置し
た可動軸５に固定し、第２シート１１はハウス棟部に直
接固定し、ハウス棟部に軸架された固定軸６と可動軸５
とを連結紐１６で連結する。可動軸５及び固定軸６を選
択的に回転することによってハウス棟部のビニールシー
トを開閉する。第１シート１０が開閉する部分に伸縮性
の少ない資材によるネット部材８を設けている。
にハウス棟部に雨水が溜るのを防止したシート開閉装置
を提供すること。 【構成】 アーチ状に形成されたパイプ枠体２を複数本
並列し、並列されたパイプ枠体２群に左右半分ずつを第
１シート１０及び第２シート１１からなるビニールシー
トで覆う。第１シート１０の側端はハウス棟部に載置し
た可動軸５に固定し、第２シート１１はハウス棟部に直
接固定し、ハウス棟部に軸架された固定軸６と可動軸５
とを連結紐１６で連結する。可動軸５及び固定軸６を選
択的に回転することによってハウス棟部のビニールシー
トを開閉する。第１シート１０が開閉する部分に伸縮性
の少ない資材によるネット部材８を設けている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、農業用ビニールハウス
におけるビニールシートの開閉装置に関している。
におけるビニールシートの開閉装置に関している。
【０００２】
【従来の技術】アーチ状に形成されたパイプ枠体を連続
して設置し、このパイプ枠体群にビニールシートを被覆
してハウスを構成する農業用ビニールハウスにおいて
は、ハウス内部の温度管理が重要な課題である。ハウス
棟部をハウス全長にわたって開閉できるようにしてハウ
ス内の温度管理を行うようにしたビニールシートの開閉
装置は、本願発明者が開発した特願平２−１５７２７７
（特開平４−５１８３１）及び実願平３−２７６９６
（実開平４−１１７５５８）が知られている。
して設置し、このパイプ枠体群にビニールシートを被覆
してハウスを構成する農業用ビニールハウスにおいて
は、ハウス内部の温度管理が重要な課題である。ハウス
棟部をハウス全長にわたって開閉できるようにしてハウ
ス内の温度管理を行うようにしたビニールシートの開閉
装置は、本願発明者が開発した特願平２−１５７２７７
（特開平４−５１８３１）及び実願平３−２７６９６
（実開平４−１１７５５８）が知られている。
【０００３】提案された前者の発明は、ハウス枠体の表
面を第１シート及び第２シートからなるビニールシート
で覆い、第１シートはハウス棟部に載置した可動軸に固
定し、第２シートはハウス棟部に直接固定し、又、ハウ
ス棟部に軸架された固定軸と上記可動軸を連結紐で連結
したシート開閉装置である。又、提案された後者の考案
は、固定軸をハウスのパイプ枠体に装着するための軸受
保持体である。
面を第１シート及び第２シートからなるビニールシート
で覆い、第１シートはハウス棟部に載置した可動軸に固
定し、第２シートはハウス棟部に直接固定し、又、ハウ
ス棟部に軸架された固定軸と上記可動軸を連結紐で連結
したシート開閉装置である。又、提案された後者の考案
は、固定軸をハウスのパイプ枠体に装着するための軸受
保持体である。
【０００４】これら提案された発明等において、ハウス
棟部を閉塞した状態のときに降雨があると、可動軸に巻
き取られて開閉する第１シートに雨水が溜り、雨水の溜
りがハウス内に向って垂れ下がり、垂れ下がった雨水が
次第に大きくなりやがてシートが破裂するという事故が
みられた。
棟部を閉塞した状態のときに降雨があると、可動軸に巻
き取られて開閉する第１シートに雨水が溜り、雨水の溜
りがハウス内に向って垂れ下がり、垂れ下がった雨水が
次第に大きくなりやがてシートが破裂するという事故が
みられた。
【０００５】又、ハウスの全長は４０〜５０ｍと長く、
これ以上長いハウスもあって、固定軸を支持する軸受保
持体の数も多数必要とする。ところが、ハウスの大きさ
によってパイプ枠体の径が異なるので、軸受保持体もパ
イプ枠体の径に合せて複数種類を用意しなくててはなら
ないといった問題が生じている。
これ以上長いハウスもあって、固定軸を支持する軸受保
持体の数も多数必要とする。ところが、ハウスの大きさ
によってパイプ枠体の径が異なるので、軸受保持体もパ
イプ枠体の径に合せて複数種類を用意しなくててはなら
ないといった問題が生じている。
【０００６】この他、ハウス全長が上記したように４０
〜５０ｍと長いので可動軸の移動はできるだけ安定よく
行うことが望ましい。
〜５０ｍと長いので可動軸の移動はできるだけ安定よく
行うことが望ましい。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ハウ
ス棟部のビニールシートを閉塞したときにハウス棟部に
雨水が溜るのを防止したシート開閉装置を提供すること
である。
ス棟部のビニールシートを閉塞したときにハウス棟部に
雨水が溜るのを防止したシート開閉装置を提供すること
である。
【０００８】又、本発明の他の目的は、ビニールシート
を巻き付けハウス棟部を転動する可動軸の転動を容易確
実に行うことができる開閉装置を提供することである。
を巻き付けハウス棟部を転動する可動軸の転動を容易確
実に行うことができる開閉装置を提供することである。
【０００９】さらに又、本発明の他の目的は、固定軸を
支持する軸受保持体をパイプ枠体の径が異なる場合でも
取り付けを容易に行えるようにした軸受保持体を提供す
ることである。
支持する軸受保持体をパイプ枠体の径が異なる場合でも
取り付けを容易に行えるようにした軸受保持体を提供す
ることである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明における課題を解
決するための第１の手段は、アーチ状に形成されたパイ
プ枠体を複数本並列し、並列されたパイプ枠体群に左右
半分ずつを第１シート及び第２シートからなるビニール
シートで覆い、上記第１シートの側端はハウス棟部に載
置した可動軸に固定され、上記第２シートはハウス棟部
に直接固定され、ハウス棟部に軸架された固定軸と上記
可動軸とを連結紐で連結し、上記可動軸及び上記固定軸
を選択的に回転することによってハウス棟部のビニール
シートを開閉するシート開閉装置において、上記第１シ
ートが開閉する部分に伸縮性の少ない資材によるネット
部材を設けたことを特徴とする。
決するための第１の手段は、アーチ状に形成されたパイ
プ枠体を複数本並列し、並列されたパイプ枠体群に左右
半分ずつを第１シート及び第２シートからなるビニール
シートで覆い、上記第１シートの側端はハウス棟部に載
置した可動軸に固定され、上記第２シートはハウス棟部
に直接固定され、ハウス棟部に軸架された固定軸と上記
可動軸とを連結紐で連結し、上記可動軸及び上記固定軸
を選択的に回転することによってハウス棟部のビニール
シートを開閉するシート開閉装置において、上記第１シ
ートが開閉する部分に伸縮性の少ない資材によるネット
部材を設けたことを特徴とする。
【００１１】又、第２の手段は、上記可動軸及び固定軸
に回転駆動機構を取り付けると共に、上記可動軸にスプ
ロケットを設け、該スプロケットをハウス棟部に設けた
溝付きレールに係合させたことを特徴とする。
に回転駆動機構を取り付けると共に、上記可動軸にスプ
ロケットを設け、該スプロケットをハウス棟部に設けた
溝付きレールに係合させたことを特徴とする。
【００１２】さらに又、第３の手段は、上記固定軸を軸
架するための軸受保持体が、基端部に断面が上向きの山
形に折り曲げられた取付基端部を形成し、先端部に二股
状の軸承部を形成し、該取付基端部と同じ形状の押え金
具とからなり、該取付基端部と押え金具によってパイプ
枠体を挟持し両者をねじ結合することを特徴とする。
架するための軸受保持体が、基端部に断面が上向きの山
形に折り曲げられた取付基端部を形成し、先端部に二股
状の軸承部を形成し、該取付基端部と同じ形状の押え金
具とからなり、該取付基端部と押え金具によってパイプ
枠体を挟持し両者をねじ結合することを特徴とする。
【００１３】
【実施例】図１〜６は本発明の実施例を表わしており、
図１はハウス棟部の斜視図、図２は同平面図、図３は同
側面図、図４はビニールシートの端部を表わす斜視図、
図５は軸受保持体の斜視図、図６はハウス全体の斜視図
である。
図１はハウス棟部の斜視図、図２は同平面図、図３は同
側面図、図４はビニールシートの端部を表わす斜視図、
図５は軸受保持体の斜視図、図６はハウス全体の斜視図
である。
【００１４】図６において、ハウス１は、アーチ状のパ
イプ枠体２を複数本並列すると共に並列されたこれらパ
イプ枠体２を互いに連結する横杆３によって骨組が形成
され、この骨組にビニールシートを被覆したものであ
る。ハウスの出入口４はパイプ枠体の側面図に設けられ
ている。ビニールシートはハウスを側面からみて左側部
分を覆う第１シートと、右側部分を覆う第２シートとに
分割されており、該第１シートの頂部側端はハウス棟部
の全長と同じ長さを有する可動軸５に巻き付けられ、上
記第２シートの頂部側端はハウス棟部に直接固定されて
いる。ハウス棟部には可動軸５に隣接して固定軸６が設
けられている。
イプ枠体２を複数本並列すると共に並列されたこれらパ
イプ枠体２を互いに連結する横杆３によって骨組が形成
され、この骨組にビニールシートを被覆したものであ
る。ハウスの出入口４はパイプ枠体の側面図に設けられ
ている。ビニールシートはハウスを側面からみて左側部
分を覆う第１シートと、右側部分を覆う第２シートとに
分割されており、該第１シートの頂部側端はハウス棟部
の全長と同じ長さを有する可動軸５に巻き付けられ、上
記第２シートの頂部側端はハウス棟部に直接固定されて
いる。ハウス棟部には可動軸５に隣接して固定軸６が設
けられている。
【００１５】又、ハウス１には、風による倒壊を防止す
るため、各パイプ枠体２の間に両端部が土中に固着され
た固定バンド７が張設されている。
るため、各パイプ枠体２の間に両端部が土中に固着され
た固定バンド７が張設されている。
【００１６】図示した状態は、可動軸５が第１シートを
巻き込んで固定軸６から遠ざかっており、可動軸５と固
定軸６との間が開放されているところである。８は上記
したハウス棟部のシートが開放された部分に設けたネッ
ト部材である。なお、図示していないが、ハウスを被覆
したシートの裾部は巻き上げることができるようになっ
ており、ハウス裾部は開口可能である。ハウス棟部とハ
ウス裾部を開口すれば、ハウス内は自然換気が行われハ
ウス内温度をコントロールできる。
巻き込んで固定軸６から遠ざかっており、可動軸５と固
定軸６との間が開放されているところである。８は上記
したハウス棟部のシートが開放された部分に設けたネッ
ト部材である。なお、図示していないが、ハウスを被覆
したシートの裾部は巻き上げることができるようになっ
ており、ハウス裾部は開口可能である。ハウス棟部とハ
ウス裾部を開口すれば、ハウス内は自然換気が行われハ
ウス内温度をコントロールできる。
【００１７】図１〜３において、ハウス棟部では可動軸
５に巻き付けられた第１シート１０と、ハウス棟部に直
接固定された第２シート１１とが重合できるように張設
されている。第２シート１１はハウスの長さ方向に設け
られたＣ型金具１２に固定されており、又、このＣ型金
具１２はパイプ枠体２に取付金具１３によって固定され
ている。図示した状態は第１シート１０が可動軸５に巻
き込まれており、ハウス棟部に開口部１４が形成された
ところを表わしている。固定軸６は、パイプ枠体２に設
けたＣ型金具１２の取付部よりもハウス頂部に位置して
固定され、かつ、当該Ｃ型金具１２を越えて延びる軸受
保持体１５に回転可能に軸架されている。又、可動軸５
と固定軸６は連結紐１６によって連結されている。
５に巻き付けられた第１シート１０と、ハウス棟部に直
接固定された第２シート１１とが重合できるように張設
されている。第２シート１１はハウスの長さ方向に設け
られたＣ型金具１２に固定されており、又、このＣ型金
具１２はパイプ枠体２に取付金具１３によって固定され
ている。図示した状態は第１シート１０が可動軸５に巻
き込まれており、ハウス棟部に開口部１４が形成された
ところを表わしている。固定軸６は、パイプ枠体２に設
けたＣ型金具１２の取付部よりもハウス頂部に位置して
固定され、かつ、当該Ｃ型金具１２を越えて延びる軸受
保持体１５に回転可能に軸架されている。又、可動軸５
と固定軸６は連結紐１６によって連結されている。
【００１８】上記可動軸５及び固定軸６は、ハウス側部
において回転駆動されるようになっている。可動軸５と
固定軸６の基端部は、共にハウスの側端から突出してお
り、突出した部分にチェンスプロケット１７，１８が設
けられている。なお、チェンスプロケット１７，１８は
鎖環１９，２０によって回転駆動される。但し、可動軸
５にはチェンスプロケット１７が直接取り付けられてお
らず、可動軸５に設けた減速機２１を介してチェンスプ
ロケット１７が連結されている。実施例において、減速
機２１の詳しい構造説明は省略しているが、一例とし
て、可動軸５に大径の歯車を設け、チェンスプロケット
１７の軸に小径の歯車を設け、これらの歯車をチェンで
連動させた構造でよい。
において回転駆動されるようになっている。可動軸５と
固定軸６の基端部は、共にハウスの側端から突出してお
り、突出した部分にチェンスプロケット１７，１８が設
けられている。なお、チェンスプロケット１７，１８は
鎖環１９，２０によって回転駆動される。但し、可動軸
５にはチェンスプロケット１７が直接取り付けられてお
らず、可動軸５に設けた減速機２１を介してチェンスプ
ロケット１７が連結されている。実施例において、減速
機２１の詳しい構造説明は省略しているが、一例とし
て、可動軸５に大径の歯車を設け、チェンスプロケット
１７の軸に小径の歯車を設け、これらの歯車をチェンで
連動させた構造でよい。
【００１９】この他、可動軸５の転動を安定よく行わせ
るため、可動軸５にスプロケット２２を設け、該スプロ
ケット２２と係合する溝付きレール２３をハウス側端に
設けている。溝付きレール２３は両端部に形成した取付
金具２４がパイプ枠体２に固定されており、又、可動軸
５はＣ型金具１２の上面を転動するので、当該溝付きレ
ール２３は上記Ｃ型金具１２を跨いで設けられている。
るため、可動軸５にスプロケット２２を設け、該スプロ
ケット２２と係合する溝付きレール２３をハウス側端に
設けている。溝付きレール２３は両端部に形成した取付
金具２４がパイプ枠体２に固定されており、又、可動軸
５はＣ型金具１２の上面を転動するので、当該溝付きレ
ール２３は上記Ｃ型金具１２を跨いで設けられている。
【００２０】ハウス頂部に設けられているネット部材８
は、第１シート１０を閉塞したときに雨水がハウス棟部
に溜ってシートがハウス内に向って垂れ下がるのを防止
するためのものであって、伸縮性の少ないプラスチック
製の網などを使用する。ネット部材８の網目の大きさは
自由である。
は、第１シート１０を閉塞したときに雨水がハウス棟部
に溜ってシートがハウス内に向って垂れ下がるのを防止
するためのものであって、伸縮性の少ないプラスチック
製の網などを使用する。ネット部材８の網目の大きさは
自由である。
【００２１】ネット部材８はハウス棟部に取り付けられ
ればよいのであるが、ネット部材８を単独で取り付ける
のは作業性が悪く時間もかかる。実施例では、図４に示
すようにネット部材８の一端に第１シート１０の側端部
近傍を接着し、他端に第２シート１１の側端部を接着し
た状態でハウスの骨組に被せ、その後に第２シート１１
の側端部をハウス頂部に設けたＣ型金具１２に固定す
る。これにより重ね張りの不便さと強風時のシート取付
作業が容易になる。
ればよいのであるが、ネット部材８を単独で取り付ける
のは作業性が悪く時間もかかる。実施例では、図４に示
すようにネット部材８の一端に第１シート１０の側端部
近傍を接着し、他端に第２シート１１の側端部を接着し
た状態でハウスの骨組に被せ、その後に第２シート１１
の側端部をハウス頂部に設けたＣ型金具１２に固定す
る。これにより重ね張りの不便さと強風時のシート取付
作業が容易になる。
【００２２】次に、図５により軸受保持体１５を詳細に
説明する。この軸受保持体１５は、板状の保持板３０の
基端部に断面が上向きの山形に折り曲げた取付基端部３
１を形成し、先端部に二股状の軸承部３２を形成したも
のであり、全体の側面形状がひらがなのへの字に似た形
状をしている。又、上記取付基端部３１と同じ形状で、
断面が下向きの山形に折り曲げられた押え金具３３が設
けられ、当該取付基端部３１に押え金具３３を当接した
ときに形成される四角の空間にパイプ枠体２を挟持す
る。
説明する。この軸受保持体１５は、板状の保持板３０の
基端部に断面が上向きの山形に折り曲げた取付基端部３
１を形成し、先端部に二股状の軸承部３２を形成したも
のであり、全体の側面形状がひらがなのへの字に似た形
状をしている。又、上記取付基端部３１と同じ形状で、
断面が下向きの山形に折り曲げられた押え金具３３が設
けられ、当該取付基端部３１に押え金具３３を当接した
ときに形成される四角の空間にパイプ枠体２を挟持す
る。
【００２３】取付基端部３１及び押え金具３３には、平
行する張り出し部３１ａ，３３ａが形成されており、取
付基端部３１の張り出し部３１ａに四角孔３４が設けら
れ、押え金具３３の張り出し部３３ａに丸孔３５が設け
られている。又、取付基端部３１と押え金具３３を結合
する止ねじ３６は、ねじ軸の基部に断面四角形の係合部
３６ａが形成されている。止ねじ３６は係合部３６ａを
取付基端部３１の張り出し部３１ａの四角孔３４に係合
して押え金具３３の丸孔３５から突出し、突出部に蝶ナ
ット３７を螺合する。なお、３８は軸承部３２の二股部
に軸架する固定軸の脱落防止用の押えピンである。
行する張り出し部３１ａ，３３ａが形成されており、取
付基端部３１の張り出し部３１ａに四角孔３４が設けら
れ、押え金具３３の張り出し部３３ａに丸孔３５が設け
られている。又、取付基端部３１と押え金具３３を結合
する止ねじ３６は、ねじ軸の基部に断面四角形の係合部
３６ａが形成されている。止ねじ３６は係合部３６ａを
取付基端部３１の張り出し部３１ａの四角孔３４に係合
して押え金具３３の丸孔３５から突出し、突出部に蝶ナ
ット３７を螺合する。なお、３８は軸承部３２の二股部
に軸架する固定軸の脱落防止用の押えピンである。
【００２４】実施例は上記の構成であり、ハウスの骨組
を組み立てた後、ハウス棟部にネット部材８を、その両
側部に第１及び第２シート１０，１１を張設する。ネッ
ト部材８と第１及び第２シート１０，１１は、図４に示
すように接着されているので、接着された状態のままハ
ウスの骨組に被覆する。第１及び第２シート１０，１１
の裾部はハウスの骨組に仮止めしておく。第１シート１
０は側端部を可動軸５に固定し、第２シート１１は側端
部をＣ型金具１２に固定する。ハウス棟部に張設された
ネット部材８は、第１シート１０が閉塞されたときに当
該シートを支持しているので、降雨があったときでも、
雨水がシートに溜り溜った雨水がハウス内に向って垂れ
下がるのを防止する。
を組み立てた後、ハウス棟部にネット部材８を、その両
側部に第１及び第２シート１０，１１を張設する。ネッ
ト部材８と第１及び第２シート１０，１１は、図４に示
すように接着されているので、接着された状態のままハ
ウスの骨組に被覆する。第１及び第２シート１０，１１
の裾部はハウスの骨組に仮止めしておく。第１シート１
０は側端部を可動軸５に固定し、第２シート１１は側端
部をＣ型金具１２に固定する。ハウス棟部に張設された
ネット部材８は、第１シート１０が閉塞されたときに当
該シートを支持しているので、降雨があったときでも、
雨水がシートに溜り溜った雨水がハウス内に向って垂れ
下がるのを防止する。
【００２５】軸受保持体１５は、取付基端部３１をパイ
プ枠体２に重合し、裏面部に押え金具３３を当接し、両
者を止ねじ３６によって結合する。止ねじ３６は係合部
３６ａを取付基端部３１の四角孔３４に係合して蝶ナッ
ト３７により締め付けるから、特別の工具を必要としな
いで取付作業が可能となる。なお、固定軸６を軸受保持
体１５の軸受部３２に軸架する。又、可動軸５と固定軸
６とは連結紐１６によって連結する。
プ枠体２に重合し、裏面部に押え金具３３を当接し、両
者を止ねじ３６によって結合する。止ねじ３６は係合部
３６ａを取付基端部３１の四角孔３４に係合して蝶ナッ
ト３７により締め付けるから、特別の工具を必要としな
いで取付作業が可能となる。なお、固定軸６を軸受保持
体１５の軸受部３２に軸架する。又、可動軸５と固定軸
６とは連結紐１６によって連結する。
【００２６】ハウス棟部を開口する場合は、まず、可動
軸５を反時計方向に回転する。回転は鎖環１９によって
チェンスプロケット１７を回転して行う。これにより可
動軸５は第１シート１０を巻き込むと共に連結紐１６を
巻き付けながら固定軸６から遠ざかり、可動軸５がＣ型
金具１２から離れた分だけハウス棟部が開放される。な
お、連結紐１６が全部巻き戻されると可動軸５は回転で
きなくなり、このときハウス棟部は最も開放される。
軸５を反時計方向に回転する。回転は鎖環１９によって
チェンスプロケット１７を回転して行う。これにより可
動軸５は第１シート１０を巻き込むと共に連結紐１６を
巻き付けながら固定軸６から遠ざかり、可動軸５がＣ型
金具１２から離れた分だけハウス棟部が開放される。な
お、連結紐１６が全部巻き戻されると可動軸５は回転で
きなくなり、このときハウス棟部は最も開放される。
【００２７】又、ハウス棟部を閉塞する場合は、固定軸
６を時計方向に回転する。回転は鎖体２０によってチェ
ンスプロケット１８を回転して行う。固定軸６を回転す
れば連結紐１６が該固定軸６に巻き付けられると共に、
可動軸５は第１シート１０を巻き戻しながら固定軸６に
向って引き付けられハウス棟部は閉塞される。可動軸５
に固定した第１シート１０は第２シート１１上に重合さ
れ、当該部分は完全に閉塞される。
６を時計方向に回転する。回転は鎖体２０によってチェ
ンスプロケット１８を回転して行う。固定軸６を回転す
れば連結紐１６が該固定軸６に巻き付けられると共に、
可動軸５は第１シート１０を巻き戻しながら固定軸６に
向って引き付けられハウス棟部は閉塞される。可動軸５
に固定した第１シート１０は第２シート１１上に重合さ
れ、当該部分は完全に閉塞される。
【００２８】可動軸１５が転動するとき、可動軸５に設
けたスプロケット２２が溝付きレール２３にガイドされ
て回転するから、可動軸５は一定速度で回転し、このた
め連結紐１６を常に緊張状態で巻き付け並びに巻き戻し
を行い、従って可動軸５の転動が安定して行われる。
けたスプロケット２２が溝付きレール２３にガイドされ
て回転するから、可動軸５は一定速度で回転し、このた
め連結紐１６を常に緊張状態で巻き付け並びに巻き戻し
を行い、従って可動軸５の転動が安定して行われる。
【００２９】
【発明の効果】本発明は、ハウス棟部において開閉する
シートの背面にネット部材を設けたことにより、当該部
分に雨水が溜ってシートが垂れ下がるのを防止できる。
シートの背面にネット部材を設けたことにより、当該部
分に雨水が溜ってシートが垂れ下がるのを防止できる。
【００３０】又、本発明は、シートを巻き付けて転動す
る可動軸にスプロケットを設け、該スプロケットを溝付
きレールに係合させているので、可動軸の転動が安定よ
く行われる。
る可動軸にスプロケットを設け、該スプロケットを溝付
きレールに係合させているので、可動軸の転動が安定よ
く行われる。
【００３１】さらに又、本発明は、可動軸と対で設けら
れる固定軸を軸架する軸受保持体を、パイプ枠体に取り
付ける部分が断面山形に形成され、上記パイプ枠体を介
して同じ断面構造に形成した押え金具を当接して両者を
ねじ結合するようにしたから、軸受保持体はパイプ枠体
の径が異なる場合でも取り付け可能であり、従って、部
品の種類を少なくし得るものである。
れる固定軸を軸架する軸受保持体を、パイプ枠体に取り
付ける部分が断面山形に形成され、上記パイプ枠体を介
して同じ断面構造に形成した押え金具を当接して両者を
ねじ結合するようにしたから、軸受保持体はパイプ枠体
の径が異なる場合でも取り付け可能であり、従って、部
品の種類を少なくし得るものである。
【図１】ハウス棟部の斜視図。
【図２】図１の平面図。
【図３】図１の側面図。
【図４】ネット部材にビニールシートを接着した状態を
表わす斜視図。
表わす斜視図。
【図５】軸受保持体の斜視図。
【図６】ハウス全体の斜視図。
【符号の説明】 １ ハウス ２ パイプ枠体 ３ 横杆 ４ 出入口 ５ 可動軸 ６ 固定軸 ７ 固定バンド ８ ネット部材 １０ 第１シート １１ 第２シート １２ Ｃ型金具 １３ 取付金具 １４ 開口部 １５ 軸受保持体 １６ 連結紐 １７ チェンスプロケット １８ チェンスプロケット １９ 鎖環 ２０ 鎖環 ２１ 減速機 ２２ スプロケット ２３ 溝付きレール ２４ 取付金具 ３０ 保持板 ３１ 取付基端部 ３１ａ 張り出し部 ３２ 軸承部 ３３ 押え金具 ３３ａ 張り出し部 ３４ 四角孔 ３５ 丸孔 ３６ 止ねじ ３６ａ 係合部 ３７ 蝶ナット ３８ 押えピン
Claims (7)
- 【請求項１】 アーチ状に形成されたパイプ枠体を複数
本並列し、並列されたパイプ枠体群に左右半分ずつを第
１シート及び第２シートからなるビニールシートで覆
い、上記第１シートの側端はハウス棟部に載置した可動
軸に固定され、上記第２シートはハウス棟部に直接固定
され、ハウス棟部に軸架された固定軸と上記可動軸とを
連結紐で連結し、上記可動軸及び上記固定軸を選択的に
回転することによってハウス棟部のビニールシートを開
閉するシート開閉装置において、 上記第１シートが開閉する部分に伸縮性の少ない資材に
よるネット部材を設けたことを特徴とする農業用ビニー
ルハウスにおけるビニールシートの開閉装置。 - 【請求項２】 上記ネット部材は、一端に第１シートの
側端部近傍を接着し、他端に第２シートの側端部を接着
したものでることを特徴とする請求項１に記載の農業用
ビニールハウスにおけるビニールシートの開閉装置。 - 【請求項３】 アーチ状に形成されたパイプ枠体を複数
本並列し、並列されたパイプ枠体群に左右半分ずつを第
１シート及び第２シートからなるビニールシートで覆
い、上記第１シートの側端はハウス棟部に載置した可動
軸に固定され、上記第２シートはハウス棟部に直接固定
され、ハウス棟部に軸架された固定軸と上記可動軸とを
連結紐で連結し、上記可動軸及び上記固定軸を選択的に
回転することによってハウス棟部のビニールシートを開
閉するシート開閉装置において、 上記可動軸及び固定軸に回転駆動機構を取り付けると共
に、上記可動軸にスプロケットを設け、該スプロケット
をハウス棟部に設けた溝付きレールに係合させたことを
特徴とする農業用ビニールハウスにおけるビニールシー
トの開閉装置。 - 【請求項４】 上記可動軸及び固定軸を回転する回転駆
動機構は、各軸に設けられたチェンスプロケットならび
に該チェンスプロケットに装着した鎖環により構成され
ていることを特徴とする請求項３に記載の農業用ビニー
ルハウスにおけるビニールシートの開閉装置。 - 【請求項５】 上記可動軸とチェンスプロケットとの間
に減速機が介装されていることを特徴とする請求項４に
記載の農業用ビニールハウスにおけるビニールシートの
開閉装置。 - 【請求項６】 アーチ状に形成されたパイプ枠体を複数
本並列し、並列されたパイプ枠体群に左右半分ずつを第
１シート及び第２シートからなるビニールシートで覆
い、上記第１シートの側端はハウス棟部に載置した可動
軸に固定され、上記第２シートはハウス棟部に直接固定
され、ハウス棟部に軸架された固定軸と上記可動軸とを
連結紐で連結し、上記可動軸及び上記固定軸を選択的に
回転することによってハウス棟部のビニールシートを開
閉するシート開閉装置において、 上記固定軸を軸架するための軸受保持体が、基端部に断
面が上向きの山形に折り曲げられた取付基端部を形成
し、先端部に二股状の軸承部を形成し、該取付基端部と
同じ形状の押え金具とからなり、該取付基端部と押え金
具によってパイプ枠体を挟持し両者をねじ結合すること
を特徴とする農業用ビニールハウスにおけるビニールシ
ートの開閉装置。 - 【請求項７】 上記軸受保持体の取付基端部及び押え金
具に張り出し部を形成し、これら張り出し部の一方に四
角孔をあけ、他方に丸孔をあけ、止ねじのねじ軸基部に
断面四角の係合部を形成し、該止ねじは蝶ナットによっ
て締め付け可能にしたことを特徴とする請求項６に記載
の農業用ビニールハウスにおけるビニールシートの開閉
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5246045A JPH0775453A (ja) | 1993-09-08 | 1993-09-08 | 農業用ビニールハウスにおけるビニールシートの開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5246045A JPH0775453A (ja) | 1993-09-08 | 1993-09-08 | 農業用ビニールハウスにおけるビニールシートの開閉装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0775453A true JPH0775453A (ja) | 1995-03-20 |
Family
ID=17142649
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5246045A Withdrawn JPH0775453A (ja) | 1993-09-08 | 1993-09-08 | 農業用ビニールハウスにおけるビニールシートの開閉装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0775453A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101230010B1 (ko) * | 2010-08-18 | 2013-02-06 | 권영하 | 비닐하우스의 환기장치 및 이를 이용한 비닐하우스의 환기시스템 |
| CN115529982A (zh) * | 2022-09-29 | 2022-12-30 | 龙港市博华工艺品有限公司 | 一种具有防虫网的大棚 |
-
1993
- 1993-09-08 JP JP5246045A patent/JPH0775453A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101230010B1 (ko) * | 2010-08-18 | 2013-02-06 | 권영하 | 비닐하우스의 환기장치 및 이를 이용한 비닐하우스의 환기시스템 |
| CN115529982A (zh) * | 2022-09-29 | 2022-12-30 | 龙港市博华工艺品有限公司 | 一种具有防虫网的大棚 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001128 |