JPH0775332B2 - 受信装置 - Google Patents

受信装置

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JPH0775332B2
JPH0775332B2 JP62258805A JP25880587A JPH0775332B2 JP H0775332 B2 JPH0775332 B2 JP H0775332B2 JP 62258805 A JP62258805 A JP 62258805A JP 25880587 A JP25880587 A JP 25880587A JP H0775332 B2 JPH0775332 B2 JP H0775332B2
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達也 矢口
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は受信装置に関し、特に回線ジツタの影響を吸収
する受信装置に関する。
<従来の技術> 従来伝送路での歪を除去するために用いられる装置とし
て等化器が有るがこの等化器自体で除去できない成分と
して、伝送路(回線)で発生する位相ジツタがある。こ
れは伝送データの位相が回線上の主に商用周波数(50H
z,60Hz)成分により回転(すなわち位相変調)されてし
まう現象であり、等化器にしてみれば非常に早い変動成
分となり、従来の等化器では吸収できないものである。
このため従来はこの様な変動成分を除去するため第7図
以下に示す様な方法が採られていた。
従来のジツタ制御方法のブロツク図を第7図に示す。
第7図は等化器部分のブロツク図である。114,115は夫
々受信データの歪を除去する等化器及び等化器114の出
力から送信されたデータを判定する判定器でありその等
化出力信号からジツタ成分を抽出する位相検出器150及
び位相制御器151を設け、フイードバツク制御を行うも
のである。この位置でジツタ補正を行うのは、回線歪が
予め等化器114で等化されている為、ジツタ成分の検出
が容易であるからである。
又、ジツタによる影響はデータの回転成分として現われ
るので位相検出器150で検出したジツタ位相と逆方向の
回転を、位相制御部152で加える事により、ジツタ成分
を除去しようとするものである。尚この位相回転は等化
器114の出力に所定の位相の波をかけ合わせることによ
って行われる。
<発明が解決しようとする問題点> ここで、等化器114は時間的にある範囲のデータで計算
したものを出力するもので、その出力自体、同時間範囲
のジツタ成分を全て含んだものとなる。
したがって従来の制御例(第7図)では、この等化出力
から検出されたジツタ量に応じて位相制御を加えるもの
であるため、制御する位相量は等化器の時間スパン内で
みた平均値にすぎない。
このため従来では完全にジツタ成分を除去出来ず、結果
誤差成分がある値より減少せず伝送品質の劣化を引き起
こしていた。
本発明は、上述従来例の欠点を除去したジツタ抑制力の
高い、すなわち伝送品質の良い受信装置を提供すること
を目的とする。
<問題点を解決するための手段> 本発明の受信装置は、トランスバーサルフィルタを有す
る等化器、伝送されたデータの前記等化器を介して出力
のジッタを検出する手段、該検出手段に検出されたジッ
タに応じて前記等化器のトランスバーサルフィルタのタ
ップゲインを制御する手段とを有する。
<作用> 上記構成に於いて前記検出手段により検出されたジツタ
に応じて前記等化器のトランスバーサルフィルタのタッ
プゲインが制御される。
<実施例> 本実施例の概要はジツタ位相制御を平均値で行うのでは
なく、等化器スパン内のジツタ成分を検出し、等化器に
含まれるトランスバーサルフィルタの各タツプゲインを
直接制御する事により同スパン内のジツタ成分を除去す
ることが出来、従来例に比してジツタ抑制力を高めたも
のである。
以下図面に従い本発明の実施例を詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例の概略を示す為の等化部の構
成図を示す。
114,115は前述した等化器、判定器であり、150,151も前
記従来例で説明した位相検出器及びジツタ位相制御器で
ある。例えば位相変調の場合には位相検出器150は等化
器出力ykを判定値kで割りその虚数部(信号は複素数
として吸う)をとる事が検出でき、位相制御器は2次以
上の伝達関数をもつフイルタとなる。
実際に、回線変動成分が位相ジツタのみの時のジツタ位
相制御器151の出力を第2図に示す。今矢印点を現時点
とすると、従来方式では矢印点での位相検出器150の出
力値を等化器出力へフイードバツク制御していた。した
がって従来は等化器のスパン巾において平均的なジツタ
成分を等化器出力へフイードバツクしていたのに対して
本実施例では第3図(a)に示す現時点に於ての等化器
が見る時間巾(等化器スパン巾)における平均的なジツ
タ巾ではなく、リアルタイムのジツタ成分を等化器の各
タツプゲインにフイードバツクしようとするものであ
る。
ここで第6図に等化器114の内部構成を示す。
等化器114の中で130は受信したデータを1ビツト毎にに
転送する受信データシフトレジスタ、131はレジスタ130
の各段の出力と乗算されるべきタツプゲインを発生する
タツプゲインレジスタ、132はシフトレジスタ130の各段
の出力とタツプゲインとを乗算する乗算器、133は乗算
器132の出力の総和を演算する加算器である。
ここで本実施例における等化器114中のタツプゲインレ
ジスタ131に格納されているタツプゲインは第3図
(a)に示す時間巾に相当する期間の信号に対して設定
されている。一般にタツプゲインレジスタ131に格納さ
れているタツプゲインは等化器の単位インパルス応答と
呼ばれ、送信路の周波数特性を逆フーリエ変換したもの
に等しくすれば送進路の歪を除去することが出来る。即
ち等化器出力信号ykは以下の式となる。
ここでタツプゲインの設定としてはデータの通信に先だ
って、送・受信間で予め定められたデータを伝送するト
レーニングが行われる。
一般にタツプゲイン(C−N〜CN)の計算はMean Squar
e Error法(MES法)を用い、以下の式で逐次計算され
る。
▲Cν ▼:ν回目に定められるタツプゲイン α:収束係数(α<<1) k:受信信号akの予測値 (トレーニング時 k=ak) 上記計算はトレーニング時以後のデータ通信時にも行わ
れ、ゆるやかな回線特性の変動に追従する。
尚本実施例においては第3図(a)の点線で示した未来
の未知のジツタ成分を過去のジツタ成分から予測しなく
てはならない。この予測を行うのが第1図に於るジツタ
位相予測器160である。
その予測法の一例を第3図(b)に示す。これは現時点
までに得られたジツタ成分を現時点で折り返して鏡像を
作りこれを予測部分として用いるものである。尚、この
予測は他にも種々の方法が考えられるものである。
実際にこの様な処理はプログラマブルなデイジタルシグ
ナルプロセツサ(DSP)を用いて行われる事が多く、こ
の予測方法を変えるにあたってはソフトウエアを変更す
るだけで済むため一々ハードウエア構成を変えて例えば
前記したジツタ位相予測器を作る必要は無い。
このジツタ予測器160の出力が、本実施例ではそのまま
等化器の各タツプゲインにフイードバツクされる。この
様子を第4図に示す。尚、等化器114の各タツプゲイン
は例えばDSPで構成する場合、メモリ上にタツプゲイン
レジスタ161として格納されている。この各タツプゲイ
ンにジツタ予測器160の出力を乗算器162を用いて乗算す
る。この時タツプゲインの配置はC-N〜CNであり、Nが
小さい程未来のデータとなるので、かけ合わせる予測ジ
ツタの時間軸も第3図とは逆方向となる。
又、このジツタ補正の時期であるが、等化器単体の等化
機能を失わない様になるべくなら、(2)式のMSE法に
於るエラー信号によるタツプ更新の前に各タツプゲイン
の重み付けとして行ってもよい。この場合等化器の本来
の等化性能を落とすことがない。
この様に本実施例に依れば等化器のカバーしている時間
巾分のジツタ成分を予測し、その予測データを用い、各
タツプゲインを調整している為、従来に比べ、正確なジ
ツタ抑制が可能となる。
次に前述した実施例の等化器を組み込むべき受信装置を
含むモデムの構成について説明する。このモデムの概要
を第5図に示すう。図中点線で囲んだ部分がモデムに含
まれる部分である。
100は送信デイジタル信号を発生する送信端末、又118は
同信号を受信する受信端末である。
101は受信側で、信号の区切りを明確にする等の役目を
果たし、送信データを白色化するスクランブラであり、
102はスクランブラ出力信号をトリビツト、ダイビツト
毎等に符号を割り付ける符号器であり、103は、信号の
符号間干渉を防止する為のパルス成形フイルタ(ロール
オフフイルタ)である。
104は信号を搬送波に乗せる変調器である。この変調方
式はデータ転送スピード等により種々有り、代表的なも
のに搬送波の位相を変化させる位相変調(PSK),同周
波数を変化させる周波数変調(FSK),同振巾を変化さ
せる振巾変調(AM)及び同振巾、同位相を変化させる直
交振巾変調(QAM)がある。
変調器104で変調された信号は、アナログ回線に送出す
べくD/A変換器105でアナログ信号に変換されローパスフ
イルタ106により余分な高調波成分が取り除かれ伝送路
へ伝送される。
受信側において伝送信号はその伝送帯域外の成分をバン
ドパスフイルタ110で除去され受信側で吸う信号レベル
にAGC111で制御され、さらにA/D変換器112でデイジタル
信号化され、復調器113で元の信号(変調前の信号)に
復調される。
114は第1図に示した等化器である。これにより本来の
伝送信号が抽出される。
この等化器出力信号は、判定器115により符号ポイント
点に判定しさらに復号器116で復合され、スクランブラ1
01で白色化した信号を元に戻す為のデイスクランブラ11
7により元来の送信信号に戻され受信端末118で同信号を
受信する。
以上の様に、本発明を適用したモデムを使用することで
信号を一般の公衆回線を介してジツタの影響なく確実に
データ伝送が行なえる。
以上説明した実施例に於いて、ジツタ未知部分の予測法
として、一番簡単な現時点までの鏡像をとる方法を述べ
たが、他に、確実統計等の多種な予測手段がある。例え
ば過去のジツタ成分を判別して過去のジツタ成分のうち
最も割合の高い周波数成分の抜き出したり過去の周期か
らみて最も生じる可能性の高いジツタ成分に対応したデ
ータをタツプレジスタに設定する様にしてもよい。又、
実施例及び従来例として、通常の等化器を用いて述べて
きたが、本発明は特にこれに限るわけではなく、ダブル
サンプリング等化法(通信方式研究会昭49年5月「タイ
ミング位相ずれを吸収する等化法」参照)にも適用でき
ることは言うまでも無い。
また本実施例では送信路として電話回線等を想定したが
本発明の受信装置はこれに限らず、例えばジツタを有す
る記録媒体から再生された信号のジツタ成分を抑圧する
ものを含むことは勿論である。
以上説明した様に本実施例に依れば等化器のスパン巾分
のジツタ成分を全て除去する方法をとる為、従来の平均
値的除去法に比べ、ジツタ抑圧力が大きく、結果伝送誤
差の少ない高品質なデータ通信が行える効果がある。
<発明の効果> 以上説明した様に、本発明によれば、伝送されたデータ
の等化器を介した出力のジッタを検出し、その検出され
たジッタに応じて等化器のトランスバーサルフィルタの
タップゲインを制御する様にしたのでジッタを複雑な構
成を用いることなく良好に除去することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の受像装置の構成を示すブロ
ック図、 第2図はジツタ制御量を示すグラフ、 第3図(a),(b)はジツタ予測器の動作を説明する
グラフ、 第4図は、本発明によるジツタ補正法を示す図、 第5図はモデムの概要を示すブロツク図、 第6図は第1図の等化器の内部の構成を示す図、 第7図は従来の回線ジツタ制御方法を示すブロツク図で
ある。 114……等化器 150……位相検出器 151……ジツタ位相制御 160……ジツタ位相予測器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−25707(JP,A) 特開 昭60−87516(JP,A) 特公 昭59−1012(JP,B2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トランスバーサルフィルタを有する等化
    器、 伝送されたデータの前記等化器を介した出力のジッタを
    検出する手段、 該検出手段に検出されたジッタに応じて前記等化器のト
    ランスバーサルフィルタのタップゲインを制御する手段
    とを有することを特徴とする受信装置。
JP62258805A 1987-10-14 1987-10-14 受信装置 Expired - Fee Related JPH0775332B2 (ja)

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