JP2592390B2 - 適応自動等化方式 - Google Patents

適応自動等化方式

Info

Publication number
JP2592390B2
JP2592390B2 JP5086917A JP8691793A JP2592390B2 JP 2592390 B2 JP2592390 B2 JP 2592390B2 JP 5086917 A JP5086917 A JP 5086917A JP 8691793 A JP8691793 A JP 8691793A JP 2592390 B2 JP2592390 B2 JP 2592390B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tap
data
period
tap coefficient
adaptive automatic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5086917A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06276053A (ja
Inventor
健一 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IDO TSUSHIN SHISUTEMU KAIHATSU KK
Original Assignee
IDO TSUSHIN SHISUTEMU KAIHATSU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IDO TSUSHIN SHISUTEMU KAIHATSU KK filed Critical IDO TSUSHIN SHISUTEMU KAIHATSU KK
Priority to JP5086917A priority Critical patent/JP2592390B2/ja
Publication of JPH06276053A publication Critical patent/JPH06276053A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2592390B2 publication Critical patent/JP2592390B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル変復調方式
に従う受信信号を等化する自動等化方式に関し、特に、
移動通信のような伝搬路変動が考えられる場合を適用領
域とする移動通信受信機における適応自動等化方式に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、移動通信における受信機に適用さ
れている自動等化器として、図1に示すようなものが知
られていた。図1では、受信信号のタイミング位相のば
らつきをなくし、クロック抽出を安定に行うために、受
信信号をデータシンボルの繰り返し周期Tよりも短いサ
ンプリング間隔(分数間隔)によりサンプリングするこ
とが行われており、これをオーバーサンプリングタイプ
自動等化器と称し、受信信号のタイミング位相ずれを吸
収できる等化器として知られている(p105〜,「移
動通信のディジタル化技術」,平成2年4月19日,株
式会社トリケップス参照)。これにより伝搬路特性の変
動の激しい移動通信においても自動等化器を適用するこ
とが可能となっていた。図1の例では、受信信号は受信
アンテナ部1より入力し、検波部2でベースバンド信号
に変換されて、自動等化器部3に入力する。この自動等
化器部3への入力信号をサンプラ部4においてシンボル
周期T(整数間隔)の1/N(N:整数)である分数間
隔T/Nでオーバーサンプリングし、遅延素子部5でT
/Nずつ順次シフトしながら転送する。この転送された
データをそれぞれのタップC0 〜CM でタップ係数を乗
算し、加算器部6で加算する。さらに、この加算結果は
データ判定部7でデジタルデータとして判定されて出力
端子部9に出力される。また、このデータ判定部7の前
後のデータはタップ係数を制御するため、タップ係数制
御部8に入力する。このタップ係数制御部8では、上記
データ判定部7の前後のデータの差分値を誤差とし、こ
の誤差を自乗平均的に最小化するアルゴリズム(Least
Square Mean algorithms:LMS)や逐次的に最小化す
るアルゴリズム(Recursive Least Square algorithms
:RLS)などを使用してタップ係数の制御を行う。
(図1の例はN=4でフィードフォワードタップのみの
場合を示している。)また、受信する従来のバースト信
号は図4のような構成となっており、バースト信号の先
頭に位置する受信側でも既知のトレーニングデータ系列
によりタップ係数の初期値設定を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のオ
ーバサンプリングタイプの自動等化器は、上述のような
利点を有するものではあるが、分数間隔でサンプリング
するため、整数間隔でサンプリングした時と比較して、
N倍のオーバサンプリングを用いると自動等化器部のタ
ップ数もN倍必要となり、タップ係数制御部においてア
ルゴリズムを用いてタップ係数を制御するためにより多
くの演算処理量が必要となる。これはリアルタイム処理
の点で回路実現性を著しく困難にするものであった。本
発明は、上記の課題を解決するためになされたものであ
り、特に移動通信システムの分野でデジタル変復調方式
を使用した場合に、受信機において適用可能な適応自動
等化方式を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明に係わる適応自動等化方式は、トレーニング
期間及びトラッキング期間を有するバースト信号を受信
する受信機に設けられ、データシンボルの繰り返し周期
Tを整数Nで除した期間T/Nをサンプリング間隔とし
て受信信号をサンプルするオーバーサンプリング手段
と、当該オーバーサンプリング手段の出力が供給される
タップと、該タップのタップ係数を設定するタップ係数
制御部とを備えた適応自動等化器からなる適応自動化方
において、前記トレーニング期間においては、前記タ
ップ係数制御部が前記バースト信号の先頭に位置するト
レーニングデータ系列により前記タップのタップ係数の
初期値設定を行うとともに、この受信側においても前記
タップ係数制御部が既知のトレーニングデータと前記適
応自動等化器の出力結果を比較することにより波形等化
を行うために必要な最小のタップの数を決定し、前記ト
ラッキング期間においては、前記タップ係数制御部が前
記最小のタップ数に対応したタップである対応タップの
みタップ係数の更新を行い、当該対応タップ以外のタッ
プには波形等化に関与しないようなタップ係数を設定す
るものである。
【0005】
【作用】上記構成を有する本発明に係る適応自動等化方
式によれば、伝搬路特性の変動に対して波形等化に必要
な最小のタップ数で動作することができ、演算処理量を
削減することができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面にもとづいて
説明する。本発明の一実施例である適応自動等化器部の
全体構成を図1に示す。また、図1に示す適応自動等化
器部の処理フローチャートを図2に、バースト信号の構
成を図3にそれぞれ示す。
【0007】本実施例の特徴は、図1の自動等化器部3
において図3の構成のバースト信号を用いて、図2の流
れに従って処理する点が、図4のバースト信号を用い
た、サンプリング間隔が一定の従来のオーバサンプリン
グタイプ自動等化器と異なる。すなわち、後述するよう
に、図3におけるトレーニング期間において最小のタッ
プ数を決定することにより演算処理量の削減を行ってい
る。
【0008】本実施例では(この例はN=4の場合を示
す)、図2の流れに従い、まずステップS10において
図3のトレーニングデータ1に対してはサンプリング手
段であるサンプラ部4は間隔Tでサンプリングを行い、
トレーニングを行う。データ判定をする間隔はTである
ので、この間にサンプリングされたデータもTだけシフ
トされることになり、サンプリング周期Tに対応するタ
ップである対応タップC0 、C4 、C8 、‥‥といった
タップ係数のみトレーニングの対象となり係数更新が行
うが、それ以外のサンプリング周期Tに対応しないタッ
プのタップ係数の値は0とし、係数更新を行わない。こ
こで、トレーニングデータ1の末尾部分はステップS1
1で用いる1シンボル又は数シンボルで構成される検査
用データ1と兼用している。
【0009】ステップS11ではこの検査用データ1を
受信したとき、この自動等化器部3のデータ判定部7の
出力結果と上記検査用データ1とを比較し、データがす
べて一致しているかどうかを検査し、一致していなけれ
ば波形等化が十分に行われていないと判断し、続くトレ
ーニングデータ2に対してはT/2でサンプリングを行
うステップS13が実施され、一致していればT間隔サ
ンプリングで波形等化が十分行われていると判断し、続
くトレーニングデータ2、トレーニングデータ3、送信
データに対して、それぞれステップS12,S15,S
18を実施する。
【0010】次に、上記ステップS11の場合分けによ
りステップS13を実施する場合はサンプラ部は図3の
トレーニングデータ2に対しては間隔T/2でサンプリ
ングを行い、トレーニングを行う。このとき、サンプリ
ング周期T/2に対応するタップである対応タップC0
、C2 、C4 、C6 、C8 、‥‥といったタップ係数
のみトレーニングの対象となり係数更新を行うが、それ
以外のサンプリング周期T/2に対応しないタップのタ
ップ係数の値は0とし、係数更新を行わない。
【0011】続くステップS14においてステップS1
1と同様に、トレーニングデータ2の末尾部分は1シン
ボル又は数シンボルで構成される検査用データ2と兼用
されており、この検査用データ2を受信したとき、自動
等化器部3のデータ判定部7の出力結果と上記検査用デ
ータ2とを比較し、データがすべて一致しているかどう
かを検査し、一致していない場合はトレーニングデータ
3、送信データに対して、それぞれステップS17、ス
テップS20が実施され、一致している場合は同様にス
テップS16、ステップS19が実施される。ここで、
ステップS17が実施されるときはサンプラ部は間隔T
/4でサンプリングを行い、全てのタップ係数が更新の
対象となる。
【0012】従来のオーバサンプリングタイプの自動等
化器では、伝搬路変動が比較的緩やかでタイミング位相
のばらつきが少ない場合でも図2におけるステップS1
7、ステップS20が常に行われることになり、演算処
理量が非常に大きくなる。例えば、タップ係数制御アル
ゴリズムとしてRLSを用いた場合、係数更新の対象と
なるタップ数をMとしたときの演算量はMの2乗に比例
する(p151〜,「適応フィルタ入門」,シモン・ハ
イキン著,武部幹訳,1987年9月10日初版発行,
現代工学社参照)ので、Mの値が1/2になれば演算量
は1/4、Mの値が1/4になれば演算量は1/16と
なるように、上記の例におけるステップS18やS19
を用いて係数更新するタップ数を少なくするほど演算量
は大きく削減できる。
【0013】なお、上記実施例はN=4でフィードバッ
クタップがない場合であり、本発明はこれに限定される
ものではない。
【0014】また、本発明は、上記実施例に限定される
ものではない。上記実施例は、例示であり、本発明の特
許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な
構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなる
ものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、上記構成を有する
本発明に係る適応自動等化方式によれば、伝搬路特性の
変動に対して波形等化に必要な最小のタップ数で動作す
ることができ、演算処理量を削減することができる。し
たがって、ディジタル変復調方式の移動通信システムに
おいて、受信機の自動等化器での演算量が削減でき、リ
アルタイム処理の具現化において回路の消費電力の低減
化などをはかることができる、等多大な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である適応自動等化器の全体
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例である適応自動等化方式にお
ける処理手順を示す処理フローチャート図である。
【図3】本発明の一実施例である適応自動等化方式にお
けるバースト信号の構成を示す図である。
【図4】従来の自動等化器におけるバースト信号の構成
を示す図である。
【符号の説明】
1 受信アンテナ部 2 検波部 3 自動等化器部 4 サンプラ部 5 遅延素子部 6 加算器部 7 データ判定部 8 タップ係数制御部 9 出力端子部 C0 〜CM タップ S10〜S20 処理ステップ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−258511(JP,A) 特開 平1−188037(JP,A) 特開 昭60−206232(JP,A) 特開 平1−295535(JP,A) 特開 平4−208706(JP,A) 特開 昭63−135025(JP,A) 特公 平2−5343(JP,B2) 特公 昭63−34646(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレーニング期間及びトラッキング期間
    を有するバースト信号を受信する受信機に設けられ、 データシンボルの繰り返し周期Tを整数Nで除した期間
    T/Nをサンプリング間隔として受信信号をサンプルす
    るオーバーサンプリング手段と、当該オーバーサンプリ
    ング手段の出力が供給されるタップと、該タップのタッ
    プ係数を設定するタップ係数制御部とを備えた適応自動
    等化器からなる適応自動化方式において、 前記トレーニング期間においては、前記タップ係数制御
    部が前記バースト信号の先頭に位置するトレーニングデ
    ータ系列により前記タップのタップ係数の初期値設定を
    行うとともに、この受信側においても前記タップ係数制
    御部が既知のトレーニングデータと前記適応自動等化器
    の出力結果を比較することにより波形等化を行うために
    必要な最小のタップの数を決定し、 前記トラッキング期間においては、前記タップ係数制御
    部が前記最小のタップ数に対応したタップである対応タ
    ップのみタップ係数の更新を行い、当該対応タップ以外
    のタップには波形等化に関与しないようなタップ係数を
    設定することを特徴とする適応自動等化方式。
JP5086917A 1993-03-23 1993-03-23 適応自動等化方式 Expired - Lifetime JP2592390B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5086917A JP2592390B2 (ja) 1993-03-23 1993-03-23 適応自動等化方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5086917A JP2592390B2 (ja) 1993-03-23 1993-03-23 適応自動等化方式

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06276053A JPH06276053A (ja) 1994-09-30
JP2592390B2 true JP2592390B2 (ja) 1997-03-19

Family

ID=13900214

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5086917A Expired - Lifetime JP2592390B2 (ja) 1993-03-23 1993-03-23 適応自動等化方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2592390B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3695571B2 (ja) * 1999-07-21 2005-09-14 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ Cdma移動通信システムにおけるcdma受信装置および受信信号電力測定方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0831815B2 (ja) * 1988-04-08 1996-03-27 松下電器産業株式会社 適応等化装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06276053A (ja) 1994-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7120193B2 (en) Decision feedback equalizer with dynamic feedback control
US4468786A (en) Nonlinear equalizer for correcting intersymbol interference in a digital data transmission system
US5031194A (en) Wideband digital equalizers for subscriber loops
US9264264B2 (en) Systems and methods for filtering a received signal to remove intersymbol interference
US7006564B2 (en) Adaptive equalizer
US7203233B2 (en) Adaptive coefficient signal generator for adaptive signal equalizers with fractionally-spaced feedback
JPS58501977A (ja) 干渉相殺法と装置
CA2076710C (en) Channel impulse response estimator for a system having a rapidly fluctuating channel characteristic
US7545861B2 (en) Timing recovery circuit and timing recovery method
US4982428A (en) Arrangement for canceling interference in transmission systems
JPH0879135A (ja) デジタル信号誤り低減装置
US6084929A (en) Method and apparatus for channel tracking
US6940898B2 (en) Adaptive coefficient signal generator for adaptive signal equalizers with fractionally-spaced feedback
JP2592390B2 (ja) 適応自動等化方式
EP0307035B1 (en) Adjusting filter coefficients
US5530721A (en) Equalizer and terminal device for mobile communications
JP2838101B2 (ja) データ信号の等化方法及び信号等化回路配置
JP3132175B2 (ja) モデム等化器の係数の適応法および適応回路
JPH0865210A (ja) 等化器位置付けを安定化させる方法、およびその回路
JPH06216810A (ja) 等化器の同期確立方式
KR960014680B1 (ko) 신호 등화 장치 및 데이터 신호 등화 방법
KR19980053222A (ko) 등화기 탭의 적정 계수시간을 갱신하는 방법
JPS6343931B2 (ja)
Wong et al. Application of a transversal Laguerre network in adaptive equalization
JPH0738559B2 (ja) 判定帰還等化器