JPH0775196B2 - 調光制御装置 - Google Patents

調光制御装置

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JPH0775196B2
JPH0775196B2 JP3064541A JP6454191A JPH0775196B2 JP H0775196 B2 JPH0775196 B2 JP H0775196B2 JP 3064541 A JP3064541 A JP 3064541A JP 6454191 A JP6454191 A JP 6454191A JP H0775196 B2 JPH0775196 B2 JP H0775196B2
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JP
Japan
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crossfader
control level
control
fader
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JP3064541A
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光治 中川原
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps
    • Y02B20/40Control techniques providing energy savings, e.g. smart controller or presence detection

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  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、舞台やテレビスタジオ
等の照明器具の明るさを制御する調光制御装置に関し、
もっと詳しくは現在の明かり(現シーン)から次の明か
り(次シーン)に転換する際に、自動的にかつ滑らかに
明かりが変化するようにしたクロスフェード方式による
調光制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、舞台やテレビスタジオ等で現シー
ンから次シーンへ明かりを変化させるのに、手動でクロ
スフェードさせていた。この動作は、図12に示すよう
に、現シーンの明かりのレベル80%から次シーンの明
かりのレベル20%に変化する際、クロスフェーダを動
作することにより、現シーンの明かりは参照符L1のよ
うに変化し、次シーンの明かりは参照符L2のように変
化する。それらを加算することにより、参照符L3のよ
うに現シーンの明かりのレベル80%から次シーンの明
かりのレベル20%に滑らかに変化させることができる
のである。図13を参照して、クロスフェーダAは、そ
れぞれフェーダレベルが逆に目盛られており、フェーダ
A1が100%のときはフェーダA2は0%、フェーダ
A1が0%のときはフェーダA2は100%となってい
る。そこでたとえば、クロスフェーダAの各操作つまみ
B1,B2を図13の上から下に移動していった場合、
フェーダA1のフェーダレベルは100%から0%に下
がり、フェーダA2のフェーダレベルは0%から100
%に上がる。したがって図11に示されるように、フェ
ーダA1の配下にあるプリセットフェーダ1a〜1dの
フェーダレベルは、個々のフェーダレベルとフェーダA
1のフェーダレベルの掛け算値となり、またフェーダA
2の配下にあるプリセットフェーダ2a〜2dのフェー
ダレベルも同様に、個々のフェーダレベルとフェーダA
2のフェーダレベルとの掛け算値となる。したがって、
クロスフェーダAの各操作つまみB1,B2(図13)
が1番上にある場合は、プリセットフェーダ1a〜1d
のみのレベルが出力され、また操作つまみB1,B2が
1番下にある場合は、プリセットフェーダ2a〜2dの
みのレベルが出力され、操作つまみB1,B2がその途
中にある場合は、それぞれ掛け算されたレベルの各加算
レベルが出力される。
【0003】従来から上記のような手動操作によるクロ
スフェード方式が基本であったが、さらにこのクロスフ
ェード操作を自動化するという要求に対して、たとえば
図14で示されるような自動クロスフェード装置3が考
案されている。すなわち、クロック発生器4からのパル
ス出力をモータ制御部5に与え、パルスモータ6を駆動
してギヤ7を回転させ、ギヤ7に噛合するギヤ8を軸線
まわりに角変位させてクロスフェーダAを自動的に駆動
させるものである。ところが、このようなクロスフェー
ド方式ではモータ駆動部が大きく、コストもかかり、ま
た、パルスモータ6はギヤ7,8を介してクロスフェー
ダAを駆動するため、クロスフェードさせる時間変化率
を正確に設定することができず、クロスフェード時にお
ける到達すべき照明レベルをクロスフェーダの操作によ
って希望する値に設定することができないという欠点が
ある。
【0004】そこで、図15で示されるような手動操作
と自動操作を完全に分離した自動クロスフェード装置9
が考案されている。すなわち、クロスフェーダAと、時
間経過に伴って照明レベルを表す信号を導出するタイマ
ーカウンタ10とを、スイッチS1,S2によって切換
えるものである。このようなクロスフェード方式では、
クロスフェーダAの各操作つまみB1,B2の位置は自
動クロスフェード時に到達させるべき照明レベルとは関
連せず、クロスフェード時における到達すべき照明レベ
ルを希望する値に設定することができないという問題が
あった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、自動
クロスフェード時において、クロスフェードさせる時間
変化率を正確に設定することができ、そのクロスフェー
ド時における到達すべき照明レベルを希望する値に設定
することができ、かつ、従来の手動操作感覚で操作する
ことが可能な自動クロスフェード機能を備えた調光制御
装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1および第
2シーン毎に前記照明灯の照明レベルを設定しておくプ
リセットフェーダと、一対の操作つまみを有し、前記プ
リセットフェーダに設定される第1シーンおよび第2シ
ーンの照明レベルの一方から他方へクロスフェード演算
するための制御レベルをそれぞれ表す一対の信号を導出
し、前記操作つまみを同時に一移動方向に移動したと
き、前記一対の信号のうち、一方の信号の表す制御レベ
ルは上昇し、他方の信号の表す制御レベルは下降するよ
うに構成されるクロスフェーダと、前記クロスフェーダ
からの信号にそれぞれ応答し、前記クロスフェーダから
の各信号の表す制御レベルに一致するように、予め定め
る時間変化率で変化する一対の制御レベルを表す信号を
それぞれ導出する調光制御手段と、前記クロスフェーダ
からの制御レベルと、前記調光制御手段からの制御レベ
ルとを比較し、クロスフェーダからの信号の表す制御レ
ベルが上昇している一方側では、クロスフェーダからの
制御レベルが現在実行中の制御レベル以上に設定されて
いるとき、調光制御手段からの制御レベルを、クロスフ
ェーダからの制御レベルが現在実行中の制御レベル未満
に設定されているとき、クロスフェーダからの制御レベ
ルをそれぞれ選択し、クロスフェーダからの信号を表す
制御レベルが下降している他方側では、クロスフェーダ
からの制御レベルが現在実行中の制御レベル以下に設定
されているとき、調光制御手段からの制御レベルを、ク
ロスフェーダからの制御レベルが現在実行中の照明レベ
ルを超えて設定されているとき、クロスフェーダからの
制御レベルをそれぞれ選択し、その選択された制御レベ
ルと、プリセットフェーダに設定されている照明レベル
とによってクロスフェード演算を実行し、照明灯の明る
さが演算結果のレベルに対応するように照明灯を付勢す
る手段とを含むことを特徴とする調光制御装置である。
【0007】
【作用】本発明に従えば、クロスフェーダは、一対の操
作つまみを有し、第1シーンおよび第2シーンの一方か
ら他方へクロスフェード演算するための制御レベルをそ
れぞれ表す一対の信号を導出する。操作つまみを同時に
一移動方向に移動したとき、一対の信号のうち、一方の
信号の表す制御レベルは上昇し、他方の信号の表す制御
レベルは下降する。調光制御手段は、クロスフェーダか
らの信号に応答し、各信号の表す制御レベルに一致する
ように予め定める時間変化率で変化する一対の制御レベ
ルを表す信号をそれぞれ導出する。
【0008】クロスフェーダからの信号の表す制御レベ
ルが上昇する一方側では、この制御レベルが、現在実行
中の制御レベル以上であるときは調光制御手段からの制
御レベルを、現在実行中の制御レベル未満であるときは
クロスフェーダからの制御レベルを選択する。クロスフ
ェーダからの信号の表す制御レベルが下降する他方側で
は、この制御レベルが、現在実行中の制御レベル以下で
あるときは調光制御手段からの制御レベルを、現在実行
中の制御レベルを超えるときは、クロスフェーダからの
制御レベルを選択する。
【0009】これら選択された制御レベルによって、ク
ロスフェード演算を実行し、照明灯の照明レベルを、プ
リセットフェーダによって設定された第1シーンおよび
第2シーンのいずれか一方から他方にクロスフェード制
御する。したがって、クロスフェーダによって設定され
た制御レベルまで、予め定める時間変化率でクロスフェ
ード制御される。この変化と反対方向にクロスフェーダ
を操作して、クロスフェーダからの制御レベルが実行中
の制御レベルと比較して、実行中の変化方向の反対側に
変化したときは、直ちにクロスフェーダからの制御レベ
ルでクロスフェード制御される。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の電気回路図であ
り、図2は操作部12の正面図である。この調光制御装
置13は、基本的には、複数の照明灯E1,E2,…,
Enと、一対の操作つまみ14,15を有し、その操作
つまみ14,15を同時に一移動方向に移動したとき一
方の操作つまみ14に対応するフェーダF1から導出さ
れる信号の表す制御レベルと、他方の操作つまみ15に
対応するフェーダF2から導出される信号の表す制御レ
ベルとは、それぞれ相反する方向に上昇または下降する
ように構成されるクロスフェーダ16と、各シーン毎に
照明灯E1〜Enの照明レベルを設定しておくプリセッ
トフェーダPA1〜PAn;PB1〜PBnと、第1お
よび第2シーン毎に設けられ、時間経過に伴って制御レ
ベルを相反する方向に予め定めた時間経過率で増減する
調光制御手段20と、クロスフェーダ16による制御レ
ベルと調光制御手段20による制御レベルのうち、上昇
方向については、小さい方の制御レベルで、下降方向に
ついては大きい方の制御レベルで、クロスフェード演算
して照明灯E1〜Enを付勢する手段としての中央処理
回路17とを含む。
【0011】クロスフェーダ16およびプリセットフェ
ーダPA1〜PAn;PB1〜PBnの各出力はアナロ
グ/デジタル変換回路21に与えられ、ライン22を介
してマイクロコンピュータなどによって実現される中央
処理回路17に与えられる。また、これらの出力は、ラ
イン23を介して調光制御手段20に与えられる。調光
制御手段20は、クロック発生回路24からのクロック
パルスが入力される時間設定用カウンタ25と、調光制
御用カウンタC1,C2とから成る。ライン23は、分
岐ライン26を介してデジタル/アナログ変換回路(以
下「D/A」と略称することもある)27に接続され
る。デジタル/アナログ変換回路27からの調光信号
は、調光器28に個別的に入力され、調光器28によっ
て照明灯E1〜Enの通電角制御が行われる。
【0012】本件調光制御装置13の操作部12には、
図2に示されるように、クロスフェーダ16の操作つま
み14,15がの上下にわたって移動可能に取付けら
れ、その側方には目盛29,30がそれぞれ逆に表示さ
れており、さらにその側方には自動クロスフェードの進
行状態をモニタするための発光ダイオード(以下「LE
D」と略称する)列31,32がそれぞれ備えられる。
操作つまみ14,15の上方には、手動/自動切換用押
釦33と、時間設定用押釦34〜37とが設けられてい
る。時間設定用押釦34〜37を選択的に押圧操作した
とき、これら押釦34〜37によって設定される時間
は、たとえば3秒、5秒、7秒、10秒であるものとす
る。この時間は、表示部38によって表示される。
【0013】調光制御手段20を構成する時間設定用カ
ウンタ25は、一種の分周器であって、中央処理回路1
7によって分周比が設定されることによって、その設定
された分周比でクロック発生回路24からのクロックパ
ルスを分周して、調光制御用カウンタC1をカウントア
ップまたはカウントダウンし、調光制御用カウンタC2
をカウントダウンまたはカウントアップさせる。調光制
御用カウンタC1,C2からの調光信号は、中央処理回
路17に入力されて、数1の式で示される演算が行われ
る。
【0014】
【数1】 ここでPAiは、クロスフェーダF1の配下にあるi
番目のプリセットフェーダのレベルを表し、PBiは、
クロスフェーダF2の配下にあるi番目のプリセットフ
ェーダのレベルを表す。またC1aはクロスフェーダF
1のレベルを表し、C2aはクロスフェーダF2のレベ
ルを表す。このように、数1の式で示される照明灯E1
〜Enの各照明レベルを算出するための演算を、以下の
説明では簡略化してクロスフェード演算と略称する。
【0015】以下、図3のフローチャートを参照しなが
ら、本発明の動作を説明する。フェーダF1,F2の操
作つまみ14,15がともに図2の最下位の位置にあ
り、これらを図2の最上位の位置に向けて移動する場合
を想定する。手動操作時には、先ず手動/自動切換用押
釦33を押し、クロスフェード操作を手動に切換える。
このとき、ステップS2からステップS3に移り、手動
を表すフラグとしてたとえば論理「1」が設定される
と、ステップS7からステップS12に移る。その後、
ステップS13に移り、フェーダF1のレベルが調光制
御用カウンタC1に入り、フェーダF2のレベルが調光
制御用カウンタC2に入る。このとき表示部38には、
時間が表示されない。中央処理回路17は、アナログ/
デジタル変換されたフェーダF1,F2のレベルを読込
むと、そのままクロスフェーダレベルとして取込み、ス
テップS13からステップS20に移り、それ以後のク
ロスフェード演算を実行する。
【0016】次に、自動操作時には、先ず時間設定用押
釦34〜37のどれか1つを選択して押す。ステップS
4に移り、たとえば時間設定用押釦34を選択してフェ
ード時間、3秒を選択したとき、表示部38は“3”と
表示する。フェーダF1が100%の状態で、アナログ
/デジタル変換回路21の出力データが“100”にな
ると仮定すると、ステップS8において、時間設定用カ
ウンタ25には、数2の式および数3の式で示される値
nが置数される。
【0017】
【数2】
【0018】
【数3】 n=3×104/100=300カウント ステップS4で時間設定用押釦34を押圧操作しないと
きは、ステップS5に移る。ステップS5において、時
間設定用押釦35を押して、フェード時間5秒を設定し
たときには、上記数3の式より、時間設定用カウンタ2
5に“500”が置数される。時間設定用押釦35が押
されないときは、ステップS10に移る。ステップS1
0において、時間設定用押釦36を押してフェード時間
7秒を設定したときには、時間設定用カウンタ25に
“700”が置数される。時間設定用押釦36が押され
ないときは、ステップS11に移る。ステップS11に
おいて時間設定用押釦37を押してフェード時間10秒
を設定したときには、時間設定用カウンタ25に“10
00”が置数される。
【0019】一方、クロック発生回路24は、図4
(1)で示されるクロックパルスを時間設定用カウンタ
25に与える。このクロックパルスは、たとえば0.1
msの周期を有する。時間設定用カウンタ25は、ステ
ップS8〜S11においてそれぞれ定められた分周比で
そのクロックパルスを分周し、時間設定用カウンタ25
にたとえば“300”が置数されているときには、図4
(2)で示されるような0.30秒の周期を有するクロ
ックパルスを導出する。これは、時間設定用カウンタ2
5が図4(1)のクロックパルスの3000個毎に調光
制御用カウンタC1,C2の各照明レベルを1段階ずつ
増加または減少させることを意味する。このようにし
て、ステップS8〜S11のいずれかで設定された時間
において、現シーンの照明レベルを第0段階(最も暗い
状態)から第100段階(最も明るい状態)に変化させ
ることができる。
【0020】ステップS8〜S11において、時間設定
用カウンタ25にカウント値たとえば“300”が置数
されると、ステップS12からステップS14に移り、
操作つまみ14,15が図2の最下位の位置にあるとき
には、フェーダF1に対応する時間設定用カウンタC1
は、調光制御用カウンタ25において置数した値毎に第
0段階から1段階ずつカウントアップしていく。また、
フェーダF2対応する調光制御用カウンタC2は、時間
設定用カウンタ25において置数した値毎に第100段
階から時間設定用カウンタ25からの出力パルスを受信
したたび毎に1段階ずつカウントダウンしていく。
【0021】次にステップS15に移り、中央処理回路
17によって調光制御用カウンタC1,C2のカウント
値を読込む。たとえば、操作者が図5の時刻t0におい
て、フェーダF1の操作つまみ14を素早く操作し、た
とえば目盛5(第50段階目とする)まで移動したとす
ると、フェーダF1のアナログ/デジタル変換後の出力
データは、瞬時に“50”になるが、調光制御用カウン
タC1は、30.0m秒毎のパルスをカウントしている
ので、約1.5秒経過するまでは図5のラインL4で示
されるように、“50”を超えることはない。
【0022】ステップS16に移ると、フェーダF1と
調光制御用カウンタC1との各フェーダレベルに関し
て、以下の数4の式が成立するかどうかが判断される。
【0023】
【数4】 F1≧C1 成立すると判断したときは、ステップS18に移る。成
立しないと判断したときは、ステップS17に移り、小
さい方の値すなわちF1を調光制御用カウンタC1にス
トアする。
【0024】ステップS18では、フェーダF2と調光
制御用カウンタC2との各フェーダレベルに関して、以
下の数5の式が成立するかどうかが判断される。
【0025】
【数5】 F2≦C2 成立すると判断したときは、ステップS20に移る。成
立しないと判断したときは、ステップS19に移り、大
きい方の値すなわちF2を調光制御用カウンタC2にス
トアする。
【0026】中央処理回路17は、ステップS20にお
いて、1.5秒経過後までは図5のラインL4で示され
る調光制御用カウンタC1,C2のデータをフェーダF
1,F2のレベルとして取込み、クロスフェード演算を
行う。フェーダF1に着目すると、1.5秒経過後は、
フェーダF1のレベルの方が小さくなるので、中央処理
回路17はアナログ/デジタル変換後の出力データ“5
0”をフェーダF1のレベルとして取込み、クロスフェ
ード演算を行う。
【0027】次に図6を参照して、時刻t0から3秒を
経過すると、フェーダF1を操作して第50段階から第
100段階に急激に移動した場合を想定する。この場
合、再びステップS14において調光制御用カウンタC
1を1段階ずつ時間設定用押釦34に対応した時間変化
率(3秒)でカウントアップしていくので、現シーンに
関しては図6のラインL6で示されるような調光変化が
得られる。その後、時刻t45に達すると、調光制御用
カウンタC1のカウント内容はフェーダF1によって設
定された第100段階に達し、このときのフェーダレベ
ルが保持される。調光制御用カウンタC2もまたステッ
プS14で時間設定用押釦35に対応した時間変化率
(3秒)で照明レベルが1段階ずつ減算してカウントダ
ウンしていく。そのフェーダF2の操作つまみ15が第
0段階にあり、これによって調光制御用カウンタC2が
第0段階に達するまでカウントダウンする。
【0028】図7は、時間設定用押釦35を押し、その
後、2秒後に時間設定用押釦36を押圧操作したときに
時間設定用カウンタ25から導出されるパルス波形を示
す。図8をも参照して、時刻t0において時間設定用押
釦35を操作してフェード時間5秒を設定し、2秒経過
後、時間設定用押釦37を操作してフェード時間を10
秒に変更する場合を想定する。フェーダF1に着目して
見ると、操作手順として、フェーダ1を素早く図2の最
下位の位置から最上位の位置に移動し、2秒経過後、時
間設定用押釦37を押圧操作する。フェード時間が5秒
の場合は、時間設定用カウンタ2には“500”が置数
される。すなわち、50m秒毎に1パルス出力される。
2秒経過までは、調光制御用カウンタC1は50ms毎
のクロックパルスをカウントするので、2秒経過後は
“40”になる。2秒経過後に時間設定用押釦37を押
すと、中央処理回路17は、時間設定用カウンタ25の
データのみを“100”に書換える。すなわち、2秒経
過後は100m秒毎に1パルス出力される。そして2秒
経過後は、図8のラインL8で示すように残りのクロス
フェード時間6秒で自動クロスフェードを進行する。
【0029】このように、自動クロスフェード進行途中
において、フェーダF1,F2の途中のレベルを超えて
自動クロスフェードが進行しないので、フェーダF1,
F2の各操作つまみ14,15の位置と実際の調光レベ
ルとの差異のない自動クロスフェードを実現することが
できる。また、図1の構成において、中央処理回路17
が取込むデータを、発光ダイオードまたは時間表示部な
どに表示することによって、自動クロスフェードの進行
状況をモニタできるため、誤動作を防止することができ
る。
【0030】また、図9(1)および(2)に示すよう
に、フェーダF1,F2のレベルをはじめ50%とし、
途中から100%および0%に変化させたときは、再び
自動クロスフェードを進行する。図10(1)および
(2)に示すように、フェーダF1,F2のレベルを逆
方向に変化させたときは、図3のフローチャートのステ
ップS16〜S19に従って、直ちに新しいフェーダF
1,F2の値でクロスフェードが行われる。このステッ
プS16〜S19の処理が行われないときは、カウンタ
C1,C2の計数を途中のレベルで停止することができ
ないので、以上述べた動作を行うことができないけれど
も、この処理によって、逆方向についての迅速な変化が
可能となる。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、一方のシ
ーンから他方のシーンへ自動的にクロスフェードする時
間を正確に設定することができ、その自動クロスフェー
ド時における到達すべき照明レベルを、従来の手動操作
と同様に、クロスフェーダによって設定することができ
る調光制御装置が得られる。
【0032】舞台やテレビスタジオ等の照明灯の明るさ
を制御する調光制御装置は、予め定められた時間スケジ
ュールに従って、正確に自動クロスフェード制御ができ
る機能と、舞台やテレビスタジオ等における演出上の必
要に応じて、クロスフェード制御における到達すべき照
明レベルを希望する値に設定できることが要求される。
本発明は、そのような要求を満足させることができる。
しかも、逆方向へは直ちに制御することができるので、
レベルの修正などが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電気回路図である。
【図2】操作部12の正面図である。
【図3】本発明の動作状態を説明するためのフローチャ
ートである。
【図4】クロック発生回路24および時間設定カウンタ
25からの出力波形図である。
【図5】本発明に従う動作波形図である。
【図6】本発明に従う動作波形図である。
【図7】本発明に従う動作における時間設定カウンタ2
5からの出力波形図である。
【図8】本発明に従う動作波形図である。
【図9】本発明に従う動作波形図である。
【図10】本発明に従う動作波形図である。
【図11】先行技術を説明するためのブロック図であ
る。
【図12】先行技術を説明するためのグラフである。
【図13】先行技術を説明するための部分的な正面図で
ある。
【図14】先行技術を説明するためのブロック図であ
る。
【図15】先行技術を説明するためのブロック図であ
る。
【符号の説明】
13 調光制御装置 16 クロスフェーダ 17 中央処理回路 20 調光制御手段 24 クロック発生回路 25 時間設定用押釦 33 手動/自動切換用押釦 34〜37 時間設定用押釦 E1,E2,…照明灯 F1,F2 フェーダ PA1〜PAn;PB1〜PBn プリセットフェーダ C1,C2 調光制御用カウンタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明灯と、第1および第2シーン毎に前
    記照明灯の照明レベルを設定しておくプリセットフェー
    ダと、一対の操作つまみを有し、前記プリセットフェー
    ダに設定される第1シーンおよび第2シーンの照明レベ
    ルの一方から他方へクロスフェード演算するための制御
    レベルをそれぞれ表す一対の信号を導出し、前記操作つ
    まみを同時に一移動方向に移動したとき、前記一対の信
    号のうち、一方の信号の表す制御レベルは上昇し、他方
    の信号の表す制御レベルは下降するように構成されるク
    ロスフェーダと、前記クロスフェーダからの信号にそれ
    ぞれ応答し、前記クロスフェーダからの各信号の表す制
    御レベルに一致するように、予め定める時間変化率で変
    化する一対の制御レベルを表す信号をそれぞれ導出する
    調光制御手段と、前記クロスフェーダからの制御レベル
    と、前記調光制御手段からの制御レベルとを比較し、ク
    ロスフェーダからの信号の表す制御レベルが上昇してい
    る一方側では、クロスフェーダからの制御レベルが現在
    実行中の制御レベル以上に設定されているとき、調光制
    御手段からの制御レベルを、クロスフェーダからの制御
    レベルが現在実行中の制御レベル未満に設定されている
    とき、クロスフェーダからの制御レベルをそれぞれ選択
    し、クロスフェーダからの信号を表す制御レベルが下降
    している他方側では、クロスフェーダからの制御レベル
    が現在実行中の制御レベル以下に設定されているとき、
    調光制御手段からの制御レベルを、クロスフェーダから
    の制御レベルが現在実行中の照明レベルを超えて設定さ
    れているとき、クロスフェーダからの制御レベルをそれ
    ぞれ選択し、その選択された制御レベルと、プリセット
    フェーダに設定されている照明レベルとによってクロス
    フェード演算を実行し、照明灯の明るさが演算結果のレ
    ベルに対応するように照明灯を付勢する手段とを含むこ
    とを特徴とする調光制御装置。
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