JPH077506Y2 - 自動車用窓開閉装置 - Google Patents
自動車用窓開閉装置Info
- Publication number
- JPH077506Y2 JPH077506Y2 JP1983160505U JP16050583U JPH077506Y2 JP H077506 Y2 JPH077506 Y2 JP H077506Y2 JP 1983160505 U JP1983160505 U JP 1983160505U JP 16050583 U JP16050583 U JP 16050583U JP H077506 Y2 JPH077506 Y2 JP H077506Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- output shaft
- motor
- window
- casing
- closing device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
- Window Of Vehicle (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車用窓開閉装置に関して、特にその装置に
おいてパワーウインドモータを作動停止させる制御機構
の改善に関する。
おいてパワーウインドモータを作動停止させる制御機構
の改善に関する。
従来から自動車の窓をワンタッチ操作により開閉する自
動車用窓開閉装置があるが、この操作方法では、窓の全
開及び全閉状態を検出する為に、窓の全開及び全閉時に
モータが拘束されることによって変化するブラシのパル
ス又はモータの負荷電流によって、窓の全開及び全閉状
態を検知していた。
動車用窓開閉装置があるが、この操作方法では、窓の全
開及び全閉状態を検出する為に、窓の全開及び全閉時に
モータが拘束されることによって変化するブラシのパル
ス又はモータの負荷電流によって、窓の全開及び全閉状
態を検知していた。
しかしながら、ドアの内張りに取付けられるよう設計さ
れ一般市販されている自動車用窓開閉装置は、強度的に
弱いドアの内張りに取付けられる関係上、又は指などを
挟んだ時の安全性の面からして窓の全開及び全閉時に過
大なモータのトルクがドアの内張りにかからないようモ
ータと出力軸間をクラッチを介して接合し、ある負荷以
上になると出力軸が滑るようになっている。従って、窓
の全開及び全閉時でもモータは拘束されて停止すること
なく、停止する出力軸を残し、クラッチが滑り回転を続
けるため、ブラシのパルス変化量又は負荷電流の変化量
が小さく窓の全開及び全閉状態を検知することが困難で
あった。また他に、モータをワンタッチ操作した後、一
定時間回転してから作動を停止するタイマ式の自動車用
窓開閉装置もある。しかしこの構造のものは、ワンタッ
チ操作後の窓の全開及び全閉の不完全を防止するため実
際の全開及び全閉まで所用する時間よりも長くタイマが
設定されているのでその分クラッチが滑り回転を続け
る。
れ一般市販されている自動車用窓開閉装置は、強度的に
弱いドアの内張りに取付けられる関係上、又は指などを
挟んだ時の安全性の面からして窓の全開及び全閉時に過
大なモータのトルクがドアの内張りにかからないようモ
ータと出力軸間をクラッチを介して接合し、ある負荷以
上になると出力軸が滑るようになっている。従って、窓
の全開及び全閉時でもモータは拘束されて停止すること
なく、停止する出力軸を残し、クラッチが滑り回転を続
けるため、ブラシのパルス変化量又は負荷電流の変化量
が小さく窓の全開及び全閉状態を検知することが困難で
あった。また他に、モータをワンタッチ操作した後、一
定時間回転してから作動を停止するタイマ式の自動車用
窓開閉装置もある。しかしこの構造のものは、ワンタッ
チ操作後の窓の全開及び全閉の不完全を防止するため実
際の全開及び全閉まで所用する時間よりも長くタイマが
設定されているのでその分クラッチが滑り回転を続け
る。
よってこの構造のものは、ノイズ、耐久性、消費電力面
等で問題があった。
等で問題があった。
パワーウインドモータと、該パワーウインドモータと連
動する出力軸との間に、該出力軸に所定以上の負荷で滑
りを生じるようクラッチを介在させた自動車用窓開閉装
置において、ケーシングに対向配置された永久磁石と磁
気センサとからにる回転検出センサと、前記ケーシング
から突出する前記出力軸の一端に、前記永久磁石と前記
磁気センサ間を通過可能に突片部を複数外周に設けたパ
ルサプレートを固定したことを特徴とするものである。
動する出力軸との間に、該出力軸に所定以上の負荷で滑
りを生じるようクラッチを介在させた自動車用窓開閉装
置において、ケーシングに対向配置された永久磁石と磁
気センサとからにる回転検出センサと、前記ケーシング
から突出する前記出力軸の一端に、前記永久磁石と前記
磁気センサ間を通過可能に突片部を複数外周に設けたパ
ルサプレートを固定したことを特徴とするものである。
第1図に示す外観平面図において、(1)はパワーウイ
ンドモータである。(2)はケーシングである。(3)
は出力軸である。(4)はパルサプレートである。
(5)は永久磁石である。(6)は磁気センサである。
ンドモータである。(2)はケーシングである。(3)
は出力軸である。(4)はパルサプレートである。
(5)は永久磁石である。(6)は磁気センサである。
第2図に基づき作動説明をすると、先ずパワーウインド
モータ(1)の回転によりウオーム(7)に噛合うウオ
ームホイール(8)が回転駆動され、さらに滑りクラッ
チ(9)を介して出力軸(3)が回転駆動する。ケーシ
ング(2)から外へ突出した出力軸(3)の先端部に
は、同心的にパルサプレートが固定されている。パルサ
プレート(4)は第3図の如く出力軸(3)との固定部
を中心に等間隔で径方向に突出する突片部(10)を6ケ
所設けてあり、それぞれの先端が軸方向ケーシングカバ
ー(11)側に略直角に折曲形成されている。また、この
パルサプレート(4)は出力軸(3)に対して位置決め
部(12)でまわり止めされ、Cリング(13)により軸方
向抜け止めされ固定されている。
モータ(1)の回転によりウオーム(7)に噛合うウオ
ームホイール(8)が回転駆動され、さらに滑りクラッ
チ(9)を介して出力軸(3)が回転駆動する。ケーシ
ング(2)から外へ突出した出力軸(3)の先端部に
は、同心的にパルサプレートが固定されている。パルサ
プレート(4)は第3図の如く出力軸(3)との固定部
を中心に等間隔で径方向に突出する突片部(10)を6ケ
所設けてあり、それぞれの先端が軸方向ケーシングカバ
ー(11)側に略直角に折曲形成されている。また、この
パルサプレート(4)は出力軸(3)に対して位置決め
部(12)でまわり止めされ、Cリング(13)により軸方
向抜け止めされ固定されている。
折曲形成された突片部(10)と出力軸(3)間のケーシ
ング(2)には永久磁石(5)が、突片部(10)より外
側のケーシング(2)には永久磁石(5)に対向配置し
て磁気センサ(6)が配置され、回転検出センサ(A)
を形成している。そして出力軸(3)に同期してパルサ
プレート(4)が回転することで永久磁石(5)と磁気
センサ(6)間の磁束中を突片部(10)が周期的に通過
することで、磁気シールドから磁気開放、磁気開放から
磁気シールドを繰り返す。この磁気変化を磁気センサ
(6)が検知し、回転パルスとして検出する。
ング(2)には永久磁石(5)が、突片部(10)より外
側のケーシング(2)には永久磁石(5)に対向配置し
て磁気センサ(6)が配置され、回転検出センサ(A)
を形成している。そして出力軸(3)に同期してパルサ
プレート(4)が回転することで永久磁石(5)と磁気
センサ(6)間の磁束中を突片部(10)が周期的に通過
することで、磁気シールドから磁気開放、磁気開放から
磁気シールドを繰り返す。この磁気変化を磁気センサ
(6)が検知し、回転パルスとして検出する。
例えば、自動車の窓開閉装置の実車装着において、窓の
開閉作動をすると、それと共にパワーウインドモータ
(1)、ウオーム(7)、クラッチ(9)、出力軸
(3)とが一体回転を続ける。しかし開閉移動する窓が
開閉ストロークの終端(全開閉状態)にきて作動が拘束
されると出力軸(3)も共に拘束される。これにより出
力軸(3)は回転停止するが、パワーウインドモータ
(1)、ウオーム(7)、ウオームホイール(8)はク
ラッチ(9)を介して出力軸(3)間で滑り回転する。
出力軸(3)が拘束され停止すると、それと共にパルサ
プレート(4)も回転を停止し、磁気センサ(6)の回
転パルスの検知も停止される。回転パルスの検出停止に
よってパワーウインドモータ(1)の回転もクラッチ
(9)の滑り回転とほぼ同時にモータ制御装置(図示せ
ず)を介して自動的に停止する。
開閉作動をすると、それと共にパワーウインドモータ
(1)、ウオーム(7)、クラッチ(9)、出力軸
(3)とが一体回転を続ける。しかし開閉移動する窓が
開閉ストロークの終端(全開閉状態)にきて作動が拘束
されると出力軸(3)も共に拘束される。これにより出
力軸(3)は回転停止するが、パワーウインドモータ
(1)、ウオーム(7)、ウオームホイール(8)はク
ラッチ(9)を介して出力軸(3)間で滑り回転する。
出力軸(3)が拘束され停止すると、それと共にパルサ
プレート(4)も回転を停止し、磁気センサ(6)の回
転パルスの検知も停止される。回転パルスの検出停止に
よってパワーウインドモータ(1)の回転もクラッチ
(9)の滑り回転とほぼ同時にモータ制御装置(図示せ
ず)を介して自動的に停止する。
以上に詳述する如く、本考案に係る自動車用窓開閉装置
は、 出力軸の回転と同期したパルサプレートの停止によ
り、突片部による永久磁石と磁気センサ間の磁束の断続
的な遮断がなくなることで、窓の全開、全閉を検出して
クラッチ内臓式パワーウインドのワンタッチ化を可能と
したものである。
は、 出力軸の回転と同期したパルサプレートの停止によ
り、突片部による永久磁石と磁気センサ間の磁束の断続
的な遮断がなくなることで、窓の全開、全閉を検出して
クラッチ内臓式パワーウインドのワンタッチ化を可能と
したものである。
さらに従来の如く、出力軸が拘束されてもモータがク
ラッチを介して回転し続けるものと較べ、出力軸と同期
したパルサプレートが停止することで直ぐ様モータも停
止するのでクラッチ作動時間が減少し、それに伴うクラ
ッチの滑り音の減少や、クラッチ及び窓の昇降機の耐久
性をも向上できる。
ラッチを介して回転し続けるものと較べ、出力軸と同期
したパルサプレートが停止することで直ぐ様モータも停
止するのでクラッチ作動時間が減少し、それに伴うクラ
ッチの滑り音の減少や、クラッチ及び窓の昇降機の耐久
性をも向上できる。
パルサプレートと回転検出センサを既存の自動車用窓
開閉装置に追加装着することで、回転を検出してモータ
を自動停止できるものである為、利用価値の高いもので
ある。
開閉装置に追加装着することで、回転を検出してモータ
を自動停止できるものである為、利用価値の高いもので
ある。
出力軸からの回転検出は複雑になるため実施されてい
ない現状を簡単な構造によって可能ならしめたものであ
る。
ない現状を簡単な構造によって可能ならしめたものであ
る。
第1図は、本考案に係る自動車用窓開閉装置の外観説明
図。 第2図は、本考案に係る自動車用窓開閉装置の作動説明
図。 第3図は、本考案に係る自動車用窓開閉装置の斜視図。 符号の説明 1:パワーウインドモータ 2:ケーシング 3:出力軸 4:パルサプレート 5:永久磁石 6:磁気センサ 7:ウオーム 8:ウオームホイール 9:クラッチ 10:突片部 11:ケーシングカバー 12:位置決め部 13:Cリング A:回転検出センサ
図。 第2図は、本考案に係る自動車用窓開閉装置の作動説明
図。 第3図は、本考案に係る自動車用窓開閉装置の斜視図。 符号の説明 1:パワーウインドモータ 2:ケーシング 3:出力軸 4:パルサプレート 5:永久磁石 6:磁気センサ 7:ウオーム 8:ウオームホイール 9:クラッチ 10:突片部 11:ケーシングカバー 12:位置決め部 13:Cリング A:回転検出センサ
Claims (1)
- 【請求項1】パワーウインドモータ(1)と、該パワー
ウインドモータ(1)のウオーム(7)に噛み合うウオ
ームホイール(8)と、該ウオームホイール(8)に所
定以上の負荷で滑りを生ずるようクラッチ(9)を介し
て連結された出力軸(3)から成る自動車用窓開閉装置
において、ケーシング(2)から突出する前記出力軸
(3)の一端に、円周上に等間隔に突出した複数の突片
部(10)を有するパルサプレート(4)が一体的に固定
され、該パルサプレート(4)の突片部(10)の外側で
前記ケーシング(2)に磁気センサ(6)を設けるとと
もに、この磁気センサ(6)に対向して前記パルサプレ
ート(4)の突片部(10)の内側で前記ケーシング
(2)に永久磁石(5)を設けたことを特徴とする自動
車用窓開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983160505U JPH077506Y2 (ja) | 1983-10-17 | 1983-10-17 | 自動車用窓開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983160505U JPH077506Y2 (ja) | 1983-10-17 | 1983-10-17 | 自動車用窓開閉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6068282U JPS6068282U (ja) | 1985-05-15 |
JPH077506Y2 true JPH077506Y2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=30353010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1983160505U Expired - Lifetime JPH077506Y2 (ja) | 1983-10-17 | 1983-10-17 | 自動車用窓開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH077506Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4888531A (en) * | 1987-02-12 | 1989-12-19 | Hormann Kg Antriebs- Und Steuerungstechnik | Variable drive mechanism for the panel of a gate or similar structure |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49121916A (ja) * | 1973-03-30 | 1974-11-21 | ||
US4218837A (en) * | 1978-08-21 | 1980-08-26 | Koehring Company | High lift hydraulic system for an excavator |
JPS57205062U (ja) * | 1981-06-23 | 1982-12-27 |
-
1983
- 1983-10-17 JP JP1983160505U patent/JPH077506Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6068282U (ja) | 1985-05-15 |
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