JPH0774806A - 携帯電話機 - Google Patents

携帯電話機

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JPH0774806A
JPH0774806A JP15962293A JP15962293A JPH0774806A JP H0774806 A JPH0774806 A JP H0774806A JP 15962293 A JP15962293 A JP 15962293A JP 15962293 A JP15962293 A JP 15962293A JP H0774806 A JPH0774806 A JP H0774806A
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Masunori Kosaka
益規 小坂
Katsutoshi Shirai
勝利 白井
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 着信に対する応答を保留可能にし、かつ発
信,着信,通話を容易,迅速に行えるようにする。 【構成】 電話機本体Aに、着信時に1回目の操作をす
ることによりフリップ8を開放可能にし、2回目の操作
をすることにより通話を可能にするフリップ開放兼用通
話開始ボタン9と、該フリップ開放兼用通話開始ボタン
9の上記1回目の操作に続く操作によって応答保留を可
能にする終了ボタン6とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電話機本体に対して
開閉自在のフリップを設けた携帯電話機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の携帯電話機を示す外観図で
あり、図において、Aは電話機本体、1は電話機本体A
に設けられて相手方音声を聞くための受話器、2は電話
番号等の情報を表示する表示部、3はダイヤル操作等を
するための数字ボタン、4は電話番号を呼び出すときに
押下する呼出ボタン、5は電話を発信するとき、また、
着信時に電話を受けるときに押下する発信ボタンであ
る。
【0003】また、6は通話を終了するときに押下する
終了ボタン、7は電源をオン,オフするための電源ボタ
ン、8は着信時に電話機本体Aに対して開くだけで通話
を開始し、また通話終了時に閉じると電話が切れ、待ち
受け状態に戻るフリップである。
【0004】次に動作について説明する。まず、かかる
携帯電話機の使用に当っては、相手の電話番号を呼び出
すために、アンテナ11を伸ばし、さらにフリップ8を
開き、電源ボタン7をオン操作する。次に、フリップ8
によって開かれた電話機本体A上の呼出ボタン4を操作
し、さらに数字ボタン3をダイヤル操作(プッシュ操
作)し、表示部2で番号確認を行った上で、発信ボタン
5を操作する。
【0005】こうすることにより、電話機本体Aは相手
の電話番号を呼出信号として相手電話機へ送信し、相手
がその呼出信号を受信して受話器をフックオンすること
により、その相手との通話を開始可能にする。また、メ
モリダイヤルに登録した電話番号を呼び出す場合には、
呼出ボタン4を操作した後、その登録した電話番号の短
縮されたメモリ番号を数字ボタン3などを用いて入力
し、続いて発信ボタン5を操作することで、初めて通話
可能なモードとなる。
【0006】一方、フリップ8が閉じられている状態で
相手方から電話の呼び出しがあると、つまり着信音があ
った場合には、そのフリップ8の開放操作によって、直
ちに自動的に通話状態に入ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の携帯電話機は以
上のように構成されているので、フリップ8が閉じてい
るときに着信したとき、フリップ8を開けると、自動的
に通話状態になるため、その着信に対する応答保留、す
なわち、着信に対して携帯電話機の操作者がすぐに応答
できない状態にある時に、一時的に通話開始を保留し、
後に通話開始を可能にする機能ボタンの押下により通話
を開始するという機能を実現できないなどの問題点があ
った。
【0008】また、待ち受け時には、フリップ8を閉じ
た状態からメモリされたダイヤルに発信するためには、
まず、フリップ8を開け、さらに、呼出ボタン4と数字
ボタン3の組み合わせでメモリダイヤルを呼び出して表
示部2に表示させ、確認した後に、発信ボタン5を押下
する必要があるなどの問題点があった。
【0009】さらに、従来の携帯電話機では、電源オフ
の状態からメモリされたダイヤルに発信するためには、
電源をオンにするための電源ボタン7をまず操作し、呼
出ボタン4と数字ボタン3の組み合わせでメモリダイヤ
ルを呼び出して表示部2に表示させ、確認した後に、発
信ボタン5を押下する必要があるなどの問題点があっ
た。
【0010】また、従来の携帯電話機ではフリップ8を
閉じると終了ボタン6を押下したのと同じ効果を奏する
ので、フリップ8を閉じたまま、受話器1から相手方の
音声を聞くことはできないなどの問題点があった。
【0011】請求項1の発明は以上のような問題点を解
消するためになされたものであり、フリップを開けて
も、着信に対する応答を保留することができる携帯電話
機を得ることを目的とする。
【0012】請求項2の発明は同一ボタンの2回目の操
作のみでフリップを閉じた状態から特定の電話番号に対
して発信し、かつ通話することができる携帯電話機を得
ることを目的とする。
【0013】請求項3の発明は電源オンの操作と1つの
ボタン操作のみで、電源オフの状態から特定の電話番号
に対して発信することができる携帯電話機を得ることを
目的とする。
【0014】請求項4の発明はフリップを閉じたまま相
手方の音声を聞くことができる携帯電話機を得ることを
目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る携
帯電話機は、電話機本体に、着信時に1回目の操作をす
ることによりフリップを開放可能にし、2回目の操作を
することにより通話を可能にするフリップ開放兼用通話
開始ボタンと、該フリップ開放兼用通話開始ボタンの上
記1回目の操作に続く操作によって応答保留を可能にす
る終了ボタンとを設けたものである。
【0016】請求項2の発明に係る携帯電話機は、電話
機本体に、待ち受け中に1回目の操作をすることにより
フリップを開放するとともに、メモリダイヤルに登録さ
れた電話番号を表示部に表示させ、2回目の操作をする
ことにより、上記表示された電話番号に対して発信を行
わせるフリップ開放兼用発信ボタンを設けたものであ
る。
【0017】請求項3の発明に係る携帯電話機は、電話
機本体に、電源投入時に操作され、この操作時に予め登
録してある発信先の電話番号を表示部に表示させる電源
スイッチと、該電源スイッチの操作に続く操作によって
上記表示部に表示された電話番号に対して発信を行わせ
る通話開始ボタンとを設けたものである。
【0018】請求項4の発明に係る携帯電話機は、フリ
ップにより覆われない位置の電話機本体上に、予め登録
されたメモリダイヤルの呼び出しに続く通話開始操作に
よって、相手方の音声を上記受話器に出力可能にするワ
ンタッチダイヤルボタンを設けたものである。
【0019】
【作用】請求項1の発明における携帯電話機は、フリッ
プを開けても直ちに通話開始モードとせずに、終了ボタ
ンの操作によって着信に対する応答を保留可能にする。
【0020】請求項2の発明における携帯電話機は、同
一のフリップ開放兼用通話開始ボタンの2回目の操作に
よって、フリップを閉じた状態から特定の電話番号に対
し発信および通話を可能にする。
【0021】請求項3の発明における携帯電話機は、電
源スイッチの操作および通話開始ボタンの操作のみで、
電源オフの状態から特定の電話番号に対して発信を行え
るようにする。
【0022】請求項4の発明における携帯電話機は、ワ
ンタッチダイヤルボタンの操作によって、相手方の音声
をフリップを閉じたまま出力可能とする。
【0023】
【実施例】実施例1.以下、請求項1の発明の実施例を
図について説明する。図1において、Aは電話機本体、
1は電話機本体1に設けられて相手方音声を聞くための
受話器、2は電話番号等の情報を表示する表示部、3は
ダイヤル操作等をするための数字ボタン、4は電話番号
を呼び出すときに押下する呼出ボタンである。
【0024】また、6は通話を終了するときに押下する
終了ボタン、7は電源ボタンまたは等価な機能を有する
スライドスイッチである。この実施例では電源スイッチ
とする。9はフリップ8を開けるボタンであるととも
に、フリップ8が開いているときには開始ボタンとして
機能するフリップ開放兼用通話開始ボタンである。
【0025】次に動作について図2のフローチャートに
沿って説明する。まず、フリップ8を閉じた状態で着信
があったときには、使用者がフリップ開放兼用通話開始
ボタン9を押下すると(ステップST202)、フリッ
プ8が開く(ステップST203)。ここで終了ボタン
6を押下すると(ステップST204)、応答保留動作
に入り(ステップST207)、再びフリップ開放兼用
通話開始ボタン9を押下すると(ステップST20
5)、通話が開始可能となる(ステップST206)。
【0026】一方、上記のような応答保留動作中に(ス
テップST207)、フリップ開放兼用通話開始ボタン
9を押下すると、応答保留を解除して、通話が開始可能
となる(ステップST206)。また、上記応答保留動
作中に再び終了ボタン6を押下すると(ステップST2
09)、通話が放棄され(ステップST210)、待ち
受け動作に入る(ステップST211)。
【0027】実施例2.図3は請求項2の発明を実施す
るフローチャートである。ここでは携帯電話機における
待ち受け中にフリップ8を閉じた状態から、特定の電話
番号へ発信する時の動作を説明する。待ち受け中におい
て、使用者がフリップ開放兼用通話開始ボタン9を押下
すると(ステップST302)、フリップ8が開く(ス
テップST303)。
【0028】この時に、予めフリップ8が開いたときに
かける電話番号(これをフリップ開時ダイヤルと呼ぶ)
が設定されていれば(ステップST304)、その番号
を表示部2に表示し(ステップST305)、使用者が
フリップ開放兼用通話開始ボタン9を押下すると(ステ
ップST306)、そのダイヤルの発信動作を行う(ス
テップST307)。
【0029】もし、使用者が上記ダイヤル表示の時に、
フリップ開放兼用通話開始ボタン9以外のボタンを押下
した場合には(ステップST308)、押下されたボタ
ンに割り当てられた機能を実行し(ステップST30
9)、フリップ開時ダイヤルに対する発信は行わない。
【0030】また、フリップ開時に上記ダイヤルの設定
がなされていなければ、ボタン入力待ちになり(ステッ
プST310)、一般の待ち受け動作時のボタン入力待
ちと同じになる。
【0031】実施例3.図4は請求項3の発明を実施す
るフローチャートである。ここでは、電源投入時に指定
された番号を表示し、発信までの操作を容易にする。ま
ず、電源投入時に、予め発信先として登録されている電
話番号(これを投入時ダイヤルと呼ぶ)が設定されてい
るか否かを調べ(ステップST402)、設定されてい
るならばその番号を表示部2に表示する(ステップST
403)。
【0032】そこで、その番号を使用者が確認して、上
記フリップ開放兼用通話開始ボタンに代わる通話開始ボ
タンを押下すると(ステップST404)、投入時ダイ
ヤルに対して発信する(ステップST405)。また、
ステップST402において投入時ダイヤルが設定され
ていなければ、通常の待ち受け動作に入る(ステップS
T406)。
【0033】また、ステップST403の投入時ダイヤ
ルの表示に対して使用者が通話開始ボタン以外のボタン
を押下した場合は(ステップST407)、通常の待ち
受け動作に入る(ステップST406)。
【0034】実施例4.図5は請求項4の発明の実施例
を示す携帯電話機の外観図である。これは、フリップ8
を閉じた状態で、相手方の音声を聞くことのできるもの
であり、10は1回の押下で、そこに登録されているメ
モリダイヤルの呼び出しを可能にするワンタッチダイヤ
ルボタンであり、フリップ8が閉じた状態でも押下でき
るように配置される。
【0035】これによれば、いま例えば、天気予報の番
号が既にワンタッチダイヤル10に登録されているとす
ると、電源スイッチ7がオンの位置にあり、かつフリッ
プ8が閉じた状態にある時に、ワンタッチダイヤル10
を押下することにより、天気予報に自動ダイヤルがなさ
れ、通話が開始される。
【0036】その時に受話器1からはフリップ8を閉じ
ているにも関わらず相手方の音声を聞くことができる。
ここで、通話を止めるには終了ボタン6を押下すればよ
い。
【0037】なお、上記実施例3の電源投入時にメモリ
ダイヤルを呼び出す機能に関しては、フリップ8を有し
ない携帯電話機においても同様の効果を奏することは言
うまでもない。
【0038】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、電話機本体に、着信時に1回目の操作をすることに
よりフリップを開放可能にし、2回目の操作をすること
により通話を可能にするフリップ開放兼用通話開始ボタ
ンと、該フリップ開放兼用通話開始ボタンの上記1回目
の操作に続く操作によって応答保留を可能にする終了ボ
タンとを設けるように構成したので、着信時に1つのボ
タンの2回押下で、通話開始モードへ迅速に導入でき、
また、1回押下のあと終了ボタンの押下により、着信の
応答を保留できるものが得られる効果がある。
【0039】請求項2の発明によれば、電話機本体に、
待ち受け中に1回目の操作をすることによりフリップを
開放するとともに、メモリダイヤルに登録された電話番
号を表示部に表示させ、2回目の操作をすることによ
り、上記表示された電話番号に対して発信を行わせるフ
リップ開放兼用発信ボタンを設けるように構成したの
で、予めよくかける電話番号をフリップ開時ダイヤルに
登録しておくだけで、フリップが閉じた状態におけるフ
リップ開放兼用通話開始ボタンの2回押下により、フリ
ップの開動作と登録された番号への発信が容易,迅速に
行えるものが得られる効果がある。
【0040】請求項3の発明によれば、電話機本体に、
電源投入時に操作され、この操作時に予め登録してある
発信先の電話番号を表示部に表示させる電源スイッチ
と、該電源スイッチの操作に続く操作によって上記表示
部に表示された電話番号に対して発信を行わせる通話開
始ボタンとを設けるように構成したので、予めよくかけ
る電話番号を投入時ダイヤルに登録しておくだけで、電
源がオフの状態における電源投入動作と開始ボタンの押
下のみで、登録された番号への発信を容易,迅速に行え
るものが得られる効果がある。
【0041】請求項4の発明によれば、フリップにより
覆われない位置の電話機本体上に、予め登録されたメモ
リダイヤルの呼び出しに続く通話開始操作によって、相
手方の音声を上記受話器に出力可能にするワンタッチダ
イヤルボタンを設けるように構成したので、天気予報を
聞くときなどにおいて、相手方に対して携帯電話機側の
音声を伝える必要がないとき、フリップを閉じたまま情
報を聞くことができるものが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜請求項3の発明の実施例による携帯
電話機の基本構成を示す外観図である。
【図2】請求項1の発明の実施例における携帯電話機の
着信時の動作を示すフローチャートである。
【図3】請求項2の発明の実施例における携帯電話機の
発信動作を示すフローチャートである。
【図4】請求項3の発明の実施例における携帯電話機の
他の発信動作を示すフローチャートである。
【図5】請求項4の発明の実施例による携帯電話機を示
す外観図である。
【図6】従来の携帯電話機を示す外観図である。
【符号の説明】
1 受話器 2 表示部 3 数字ボタン 4 呼出ボタン 6 終了ボタン 7 電源スイッチ 8 フリップ 9 フリップ開放兼用通話開始ボタン 10 ワンタッチダイヤルボタン A 電話機本体
【手続補正書】
【提出日】平成6年2月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 携帯電話機
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電話機本体に対して
開閉自在のフリップを設けた携帯電話機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の携帯電話機を示す外観図で
あり、図において、Aは電話機本体、1は電話機本体A
に設けられて相手方音声を聞くための受話器、2は電話
番号等の情報を表示する表示部、3はダイヤル操作等を
するための数字ボタン、4は電話番号を呼び出すときに
押下する呼出ボタン、5は電話を発信するとき、また、
着信時に電話を受けるときに押下する発信ボタンであ
る。
【0003】また、6は通話を終了するときに押下する
終了ボタン、7は電源をオン,オフするための電源スイ
ッチ、8は着信時に電話機本体Aに対して開くだけで通
話を開始し、また通話終了時に閉じると電話が切れ、待
ち受け状態に戻るフリップである。
【0004】次に動作について説明する。まず、かかる
携帯電話機の使用に当っては、相手の電話番号を呼び出
すために、アンテナ11を伸ばし、さらにフリップ8を
開き、電源スイッチ7をオン操作する。次に、フリップ
8によって開かれた電話機本体A上の数字ボタン3をダ
イヤル操作(プッシュ操作)し、表示部2で番号確認を
行った上で、発信ボタン5を操作する。
【0005】こうすることにより、電話機本体Aは相手
の電話番号を呼出信号として相手電話機へ送信し、相手
がその呼出信号を受信して受話器1をオフフックするこ
とにより、その相手との通話を開始可能にする。また、
メモリダイヤルに登録した電話番号を呼び出す場合に
は、呼出ボタン4を操作した後、その登録した電話番号
の短縮されたメモリ番号を数字ボタン3などを用いて入
力し、続いて発信ボタン5を操作することで、初めて通
話可能なモードとなる。
【0006】一方、フリップ8が閉じられている状態で
相手方から電話の呼び出しがあると、つまり着信音があ
った場合には、そのフリップ8の開放操作によって、直
ちに自動的に通話状態に入ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の携帯電話機は以
上のように構成されているので、フリップ8が閉じてい
るときに着信したとき、フリップ8を開けると、自動的
に通話状態になるため、その着信に対する応答保留、す
なわち、着信に対して携帯電話機の操作者がすぐに応答
できない状態にある時に、一時的に通話開始を保留し、
後に通話開始を可能にする機能ボタンの押下により通話
を開始するという機能を実現できないなどの問題点があ
った。
【0008】また、待ち受け時には、フリップ8を閉じ
た状態からメモリされたダイヤルに発信するためには、
まず、フリップ8を開け、さらに、呼出ボタン4と数字
ボタン3の組み合わせでメモリダイヤルを呼び出して表
示部2に表示させ、確認した後に、発信ボタン5を押下
する必要があるなどの問題点があった。
【0009】さらに、従来の携帯電話機では、電源オフ
の状態からメモリされたダイヤルに発信するためには、
電源をオンにするための電源スイッチ7をまず操作し、
呼出ボタン4と数字ボタン3の組み合わせでメモリダイ
ヤルを呼び出して表示部2に表示させ、確認した後に、
発信ボタン5を押下する必要があるなどの問題点があっ
た。
【0010】請求項1の発明は以上のような問題点を解
消するためになされたものであり、フリップを開けて
も、着信に対する応答を保留することができる携帯電話
機を得ることを目的とする。
【0011】請求項2の発明は同一ボタンの2回目の操
作のみでフリップを閉じた状態から特定の電話番号に対
して発信し、かつ通話することができる携帯電話機を得
ることを目的とする。
【0012】請求項3の発明は電源オンの操作と1つの
ボタン操作のみで、電源オフの状態から特定の電話番号
に対して発信することができる携帯電話機を得ることを
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る携
帯電話機は、電話機本体に、着信時に1回目の操作をす
ることによりフリップを開放可能にし、2回目の操作を
することにより通話を可能にするフリップ開放兼用通話
開始ボタンと、該フリップ開放兼用通話開始ボタンの上
記1回目の操作に続く操作によって応答保留を可能にす
る終了ボタンとを設けたものである。
【0014】請求項2の発明に係る携帯電話機は、電話
機本体に、待ち受け中に1回目の操作をすることにより
フリップを開放するとともに、メモリダイヤルに登録さ
れた電話番号を表示部に表示させ、2回目の操作をする
ことにより、上記表示された電話番号に対して発信を行
わせるフリップ開放兼用発信ボタンを設けたものであ
る。
【0015】請求項3の発明に係る携帯電話機は、電話
機本体に、電源投入時に操作され、この操作時に予め登
録してある発信先の電話番号を表示部に表示させる電源
スイッチと、該電源スイッチの操作に続く操作によって
上記表示部に表示された電話番号に対して発信を行わせ
る通話開始ボタンとを設けたものである。
【0016】
【作用】請求項1の発明における携帯電話機は、フリッ
プを開けても直ちに通話開始モードとせずに、終了ボタ
ンの操作によって着信に対する応答を保留可能にする。
【0017】請求項2の発明における携帯電話機は、同
一のフリップ開放兼用通話開始ボタンの2回目の操作に
よって、フリップを閉じた状態から特定の電話番号に対
し発信および通話を可能にする。
【0018】請求項3の発明における携帯電話機は、電
源スイッチの操作および通話開始ボタンの操作のみで、
電源オフの状態から特定の電話番号に対して発信を行え
るようにする。
【0019】
【実施例】実施例1.以下、請求項1の発明の実施例を
図について説明する。図1において、Aは電話機本体、
1は電話機本体に設けられて相手方音声を聞くための
受話器、2は電話番号等の情報を表示する表示部、3は
ダイヤル操作等をするための数字ボタン、4は電話番号
を呼び出すときに押下する呼出ボタンである。
【0020】また、6は通話を終了するときに押下する
終了ボタン、7は電源スイッチまたは等価な機能を有す
るスライドスイッチである。この実施例では電源スイッ
チとする。9はフリップ8を開けるボタンであるととも
に、フリップ8が開いているときには開始ボタンとして
機能するフリップ開放兼用通話開始ボタンである。
【0021】次に動作について、図2のフローチャート
に沿って説明する。まず、フリップ8を閉じた状態で着
信があったときには、使用者がフリップ開放兼用通話開
始ボタン9を押下すると(ステップST202)、フリ
ップ8が開く(ステップST203)。ここで終了ボタ
ン6を押下すると(ステップST204)、応答保留動
作に入り(ステップST207)、フリップ開放兼用通
話開始ボタン9を押下すると(ステップST205)、
通話が開始可能となる(ステップST206)。
【0022】一方、上記のような応答保留動作中に(ス
テップST207)、フリップ開放兼用通話開始ボタン
9を押下すると、応答保留を解除して、通話が開始可能
となる(ステップST206)。また、上記応答保留動
作中に再び終了ボタン6を押下すると(ステップST2
09)、通話が放棄され(ステップST210)、待ち
受け動作に入る(ステップST211)。
【0023】実施例2.図3は請求項2の発明を実施す
るフローチャートである。ここでは携帯電話機における
待ち受け中にフリップ8を閉じた状態から、特定の電話
番号へ発信する時の動作を説明する。待ち受け中におい
て、使用者がフリップ開放兼用通話開始ボタン9を押下
すると(ステップST302)、フリップ8が開く(ス
テップST303)。
【0024】この時に、予めフリップ8が開いたときに
かける電話番号(これをフリップ開時ダイヤルと呼ぶ)
が設定されていれば(ステップST304)、その番号
を表示部2に表示し(ステップST305)、使用者が
フリップ開放兼用通話開始ボタン9を押下すると(ステ
ップST306)、そのダイヤルの発信動作を行う(ス
テップST307)。
【0025】もし、使用者が上記ダイヤル表示の時に、
フリップ開放兼用通話開始ボタン9以外のボタンを押下
した場合には(ステップST308)、押下されたボタ
ンに割り当てられた機能を実行し(ステップST30
9)、フリップ開時ダイヤルに対する発信は行わない。
【0026】また、フリップ開時に上記ダイヤルの設定
がなされていなければ、ボタン入力待ちになり(ステッ
プST310)、一般の待ち受け動作時のボタン入力待
ちと同じになる。
【0027】実施例3.図4は請求項3の発明を実施す
るフローチャートである。ここでは、電源投入時に指定
された番号を表示し、発信までの操作を容易にする。ま
ず、電源投入時に、予め発信先として登録されている電
話番号(これを投入時ダイヤルと呼ぶ)が設定されてい
るか否かを調べ(ステップST402)、設定されてい
るならばその番号を表示部2に表示する(ステップST
403)。
【0028】そこで、その番号を使用者が確認して、上
記フリップ開放兼用通話開始ボタンに代わる通話開始
ボタンを押下すると(ステップST404)、投入時ダ
イヤルに対して発信する(ステップST405)。ま
た、ステップST402において投入時ダイヤルが設定
されていなければ、通常の待ち受け動作に入る(ステッ
プST406)。
【0029】また、ステップST403の投入時ダイヤ
ルの表示に対して使用者が通話開始ボタン以外のボタン
を押下した場合は(ステップST407)、通常の待ち
受け動作に入る(ステップST406)。
【0030】なお、上記実施例3の電源投入時にメモリ
ダイヤルを呼び出す機能に関しては、フリップ8を有し
ない携帯電話機においても同様の効果を奏することは言
うまでもない。
【0031】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、電話機本体に、着信時に1回目の操作をすることに
よりフリップを開放可能にし、2回目の操作をすること
により通話を可能にするフリップ開放兼用通話開始ボタ
ンと、該フリップ開放兼用通話開始ボタンの上記1回目
の操作に続く操作によって応答保留を可能にする終了ボ
タンとを設けるように構成したので、着信時に1つのボ
タンの2回押下で、通話開始モードへ迅速に導入でき、
また、1回押下のあと終了ボタンの押下により、着信の
応答を保留できるものが得られる効果がある。
【0032】請求項2の発明によれば、電話機本体に、
待ち受け中に1回目の操作をすることによりフリップを
開放するとともに、メモリダイヤルに登録された電話番
号を表示部に表示させ、2回目の操作をすることによ
り、上記表示された電話番号に対して発信を行わせるフ
リップ開放兼用発信ボタンを設けるように構成したの
で、予めよくかける電話番号をフリップ開時ダイヤルに
登録しておくだけで、フリップが閉じた状態におけるフ
リップ開放兼用通話開始ボタンの2回押下により、フリ
ップの開動作と登録された番号への発信が容易,迅速に
行えるものが得られる効果がある。
【0033】請求項3の発明によれば、電話機本体に、
電源投入時に操作され、この操作時に予め登録してある
発信先の電話番号を表示部に表示させる電源スイッチ
と、該電源スイッチの操作に続く操作によって上記表示
部に表示された電話番号に対して発信を行わせる通話開
始ボタンとを設けるように構成したので、予めよくかけ
る電話番号を投入時ダイヤルに登録しておくだけで、電
源がオフの状態における電源投入動作と開始ボタンの押
下のみで、登録された番号への発信を容易,迅速に行え
るものが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜請求項3の発明の実施例による携帯
電話機の基本構成を示す外観図である。
【図2】請求項1の発明の実施例における携帯電話機の
着信時の動作を示すフローチャートである。
【図3】請求項2の発明の実施例における携帯電話機の
発信動作を示すフローチャートである。
【図4】請求項3の発明の実施例における携帯電話機の
他の発信動作を示すフローチャートである。
【図5】従来の携帯電話機を示す外観図である。
【符号の説明】 1 受話器 2 表示部 3 数字ボタン 4 呼出ボタン 6 終了ボタン 7 電源スイッチ 8 フリップ 9 フリップ開放兼用通話開始ボタン A 電話機本体
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】削除
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 7/38 7304−5K H04B 7/26 109 H

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受話器および電話番号等の情報の表示部
    を有する電話機本体に、通話時以外には、該電話機本体
    上の数字ボタン,呼出ボタンおよびマイクを覆うフリッ
    プを開閉自在に設けた携帯電話機において、上記電話機
    本体に、着信時に1回目の操作をすることにより上記フ
    リップを開放可能にし、2回目の操作をすることにより
    通話を可能にするフリップ開放兼用通話開始ボタンと、
    該フリップ開放兼用通話開始ボタンの上記1回目の操作
    に続く操作によって応答保留を可能にする終了ボタンと
    を設けたことを特徴とする携帯電話機。
  2. 【請求項2】 受話器および電話番号等の情報の表示部
    を有する電話機本体に、通話時以外には、該電話機本体
    上の数字ボタン,呼出ボタンおよびマイクを覆うフリッ
    プを開閉自在に設けた携帯電話機において、上記電話機
    本体に、待ち受け中に1回目の操作をすることにより上
    記フリップを開放するとともに、メモリダイヤルに登録
    された電話番号を上記表示部に表示させ、2回目の操作
    をすることにより、上記表示された電話番号に対して発
    信を行わせるフリップ開放兼用発信ボタンを設けたこと
    を特徴とする携帯電話機。
  3. 【請求項3】 受話器および電話番号等の情報の表示部
    を有する電話機本体に、通話時以外には、該電話機本体
    上の数字ボタン,呼出ボタンおよびマイクを覆うフリッ
    プを開閉自在に設けた携帯電話機において、上記電話機
    本体に、電源投入時に操作され、この操作時に予め登録
    してある発信先の電話番号を上記表示部に表示させる電
    源スイッチと、該電源スイッチの操作に続く操作によっ
    て上記表示部に表示された電話番号に対して発信を行わ
    せる通話開始ボタンとを設けたことを特徴とする携帯電
    話機。
  4. 【請求項4】 受話器および電話番号等の情報の表示部
    を有する電話機本体に、通話時以外には、該電話機本体
    上の数字ボタン,呼出ボタンおよびマイクを覆うフリッ
    プを開閉自在に設けた携帯電話機において、上記フリッ
    プにより覆われない位置の電話機本体上に、予め登録さ
    れたメモリダイヤルの呼び出しに続く通話開始操作によ
    って、相手方の音声を上記受話器に出力可能にするワン
    タッチダイヤルボタンを設けたことを特徴とする携帯電
    話機。
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