JPH077463U

JPH077463U - 鳥類飛来防止装置

Info

Publication number: JPH077463U
Application number: JP3832793U
Authority: JP
Inventors: 祐一藤岡
Original assignee: 祐一藤岡
Priority date: 1993-07-13
Filing date: 1993-07-13
Publication date: 1995-02-03

Abstract

(57)【要約】【目的】工場、倉庫のひさしを支持するＨ形鋼のよう
に部分に取付けるのに適した鳥類飛来防止装置を提供す
ることである。【構成】磁石２を所定の間隔で取付けた線条１の両端
の支持金具４を、横Ｕ形クランプ５と、そのクランプ５
に取付けた支柱９とにより構成し、上記線条１の両端の
フック３を上記支柱９の係止穴１０に係止する構成とし
た。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、鳩、ムク鳥等の鳥類が民家その他の建造物に飛来することを防止する装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

鳩の飛来を防止するために、多数の磁石を所定間隔をおいて線条に取付け、その線条の両端を支持金具に取付けたものが知られている（実公平４−１０７８９号）。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

鳩等が建造物の一部に習慣的に留り、場合によっては巣造りをする行う場所は種々であるので、支持金具の取付け条件は様々に異なる。

【０００４】この考案は、工場や倉庫の軒下に集まる鳩等の飛来を防止する際、建物から水平方向に突き出したＨ形鋼等の水平リブに取付けるのに便利な鳥類飛来防止装置を提供することを第一の目的とする。

【０００５】また、前記の線条を張る場所は、常に一直線であるとは限らず、建物の構造上途中で曲げて張らなければならないこともある。

【０００６】そこで、この考案は線条を途中で屈曲して張ることが容易にできる鳥類飛来防止装置を提供することを第二の目的とする。

【０００７】

【課題を達成するための手段】

上記の第一の目的を達成する鳥類飛来防止装置として、この考案は磁石を所定間隔をおいて線条に取付け、上記線条の両端部を支持金具に取付けてなる鳥類飛来防止装置において、上記支持金具を横Ｕ形のクランプと、そのクランプとに取付けた支柱とにより構成し、上記線条の両端に連結したフックを上記支柱の係止穴に係止した構成としたものである。

【０００８】また、第二の目的を構成する鳥類飛来防止装置として、この考案は磁石を所定間隔をおいて線条に取付け、上記線条の両端部を支持金具に取付けてなる鳥類飛来防止装置において、上記線条の途中に線条挿通穴を設けたコーナ金具を設け、上記線条挿通穴にスリットを設けてその穴を上記コーナ金具の外部に開放した構成としたものである。

【０００９】

【作用】

上記の第一の目的を達成するための鳥類飛来防止装置においては、工場等の軒を支持する複数のＨ形鋼のうち、両端のＨ形鋼のリブに横Ｕ形のクランプを固定し、そのクランプから下向きに支柱を突き出し、磁石を取付けた線条の両端のフックを上記支柱の係止穴に係止する。

【００１０】また、上記第二の目的を達成するための鳥類飛来防止装置においては、線条の方向を変えるべき部分において、建物にコーナ金具を固定し、そのコーナ金具のスリットから線条挿通穴に上記線条を通し、その挿通穴の周壁に沿って線条の向きを変える。

【００１１】

【実施例】

図１及び図２に示したものは、前記の第一の目的を達成するための鳥類飛来防止装置の実施例である。この実施例のものは、ナイロンテグス等の線条１に磁石２を所定の間隔で取付け、その線条の両端にフック３を取付けている。

【００１２】支持金具４は、横Ｕ形のクランプ５と、これに螺合されるクランプボルト６及びクランプ５のＵ形溝の外側面にボルト７とナット８によりねじ止めされる支柱９とから成る。支柱９は図示のように下向きに取付けることもできるが、上向きに取付けることも可能である。該支柱９の先端には係止穴１０が設けられる。

【００１３】上記構成の鳥類飛来防止装置は、例えば図１に示すように、工場や倉庫などひさしを支持するＨ形鋼１２のリブ１３が鳩の止り場所となっているような場合に、そのひさしを支持するＨ形鋼１２のリブ１３に取付ける場合に便利である。即ち、ひさしの両端部分のＨ形鋼１２のリブ１３をクランプ５で挾みつけ、これをクランプボルト６で固定したのち、そのクランプ５から下方へ突き出した支柱９の係止穴１０に線条１の両端部のフック３を係止する。

【００１４】なお、ひさしの下方に沿って出張り部１１が鳩の止り場所となっている場合は、その出張り部１１の両端にクランプ５を固定し、これにより前記と同様に取付けてもよい。

【００１５】上記のようにして取付けられた装置は、磁石２によりその周辺に磁場が生じているので、その磁場を嫌う習性のある鳩等の鳥類は飛来しなくなる。

【００１６】次に、図３及び図４に示したものは、前記の第二の目的を達成する鳥類飛来防止装置の実施例である。

【００１７】この場合は、建物のベランダの手摺りパイプ１４に取付ける場合に、その手摺りパイプ１４が途中で屈曲しているときに便利である。即ち、この場合の両端の支持金具１５は、従来どおりのＬ形金具１６と締結バンド１７により構成され、そのＬ形金具１６の上部に係止穴１８が設けられる。

【００１８】また、前記の手摺りパイプ１４の屈曲部に取付けられるコーナ金具１９もＬ形をなし、締結バンド２０で該パイプ１４の屈曲部分に取付けられる。コーナ金具１９の上部には半円形の係止穴２１が設けられ、その係止穴２１に通じたスリット２２がコーナ金具１９の上部に設けられる。

【００１９】前記の線条１は上記コーナ金具１９のスリット２２から係止穴２１に挿通され、その係止穴２１に沿って９０度向きが変えられる。

【００２０】

【考案の効果】

この出願に係る鳥類飛来防止装置は以上のごときものであるから、Ｈ形鋼のような水平リブがあるものや出張り部のような水平板への取付けが容易であり（請求項１の考案）、また、線条の途中を適宜の角度屈曲する場合に便利である（請求項２の考案）、という効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例の斜視図

【図２】同上の一部拡大斜視図

【図３】他の実施例の斜視図

【図４】同上の一部拡大斜視図

【符号の説明】

１線条２磁石３フック４支持金具５クランプ６クランプボルト７ボルト８ナット９支柱１０係止穴１１出張り部１２Ｈ形鋼１３リブ１４手摺りパイプ１５支持金具１６Ｌ形金具１７締結バンド１８係止穴１９コーナ金具２０締結バンド２１係止穴２２スリット

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】磁石を所定間隔をおいて線条に取付け、
上記線条の両端部を支持金具に取付けてなる鳥類飛来防
止装置において、上記支持金具を横Ｕ形のクランプと、
そのクランプとに取付けた支柱とにより構成し、上記線
条の両端に連結したフックを上記支柱の係止穴に係止し
たことを特徴とする鳥類飛来防止装置。
【請求項２】磁石を所定間隔をおいて線条に取付け、
上記線条の両端部を支持金具に取付けてなる鳥類飛来防
止装置において、上記線条の途中に線条挿通穴を設けた
コーナ金具を設け、上記線条挿通穴にスリットを設けて
その穴を上記コーナ金具の外部に開放したことを特徴と
する鳥類飛来防止装置。