JPH0774606A - 半導体装置の配線方式 - Google Patents

半導体装置の配線方式

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JPH0774606A
JPH0774606A JP5179207A JP17920793A JPH0774606A JP H0774606 A JPH0774606 A JP H0774606A JP 5179207 A JP5179207 A JP 5179207A JP 17920793 A JP17920793 A JP 17920793A JP H0774606 A JPH0774606 A JP H0774606A
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尊之 河原
Jun Eto
潤 衛藤
Yoshinobu Nakagome
儀延 中込
Masakazu Aoki
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 終端抵抗による消費電流の増大と信号レベル
の低下を回避し、LSIを接続するシステムの省電力化
と高信頼化を図る。 【構成】 半導体装置間の伝送線上に、終端電圧を有す
る終端抵抗を接続して、信号の反射を防止する半導体装
置の配線方式において、出力信号レベルの変化時に、反
射防止に必要な時間だけ、終端抵抗を伝送線に接続する
終端抵抗接続回路や、電流を消費させる信号を符号化し
て伝送する符号化回路や、複数の終端抵抗群から適切な
値のものを動的に選択して伝送線に接続する選択回路等
を設ける構成とし、終端抵抗の電流消費を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置間で伝送さ
れる信号の反射を防止するために、伝送媒体(以下、伝
送線と記載)に終端抵抗を設けた半導体装置の接続技術
に係わり、特に、終端抵抗に流れる電流を効率良く制御
して、信号の伝送時における消費電力を低下させるのに
好適な半導体装置の配線方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、MPU(マイクロプロセッシング
ユニット)の性能向上に伴い、プッロセッサの動作周波
数が50MHz(メガヘルツ)を超えることが現実のも
のとなりつつある。このような高い周波数を扱うLSI
(大規模集積回路)実装ボードにおいては、これまで広
く使われてきたTTL(トランジスタトランジスタロジ
ック)を用いた配線方式では、リンギングや反射等のた
めに対応できない。これらの高い周波数を扱うために、
近年、DRAM(ダイナミックラム)を含むLSIシス
テムでは、終端抵抗を持ち、かつ、低振幅な配線方式の
採用が本格化してきた。
【0003】このような配線方式として、例えば、「1
992年インターナショナルソリッドステートサーキッ
トコンファランス、ダイジェストオブテクニカルペーパ
ー」の第58〜59頁(1992,Internati
onal Solid−State Circuit
Conference,Digest of Tech
nical Papers,pp.58−59)で提案
された技術がある。この配線方式をDRAMに適用した
例を図15に示す。尚、以下の説明では、図面において
記号にオ−バ−ラインを付けて表したコンプリメンタリ
信号は、記号の前に/を付けて表し、また、特に断らな
い限り、端子名を表す記号は、同時に配線名や信号名も
兼ね、電源の場合はその電圧値も兼ねるものとする。
【0004】図15は、従来の半導体装置の配線方式の
一構成例を示すブロック図である。本例において、クロ
ックCLKで制御されるDRAMチップ151の入出力
信号は、伝送線153を介して他のDRAMチップ又は
MPU152に伝えられる。伝送線153は、終端電源
VTTに接続された終端抵抗RTにより両端が終端され
ている。DRAMチップ151は、図示していないメモ
リセルとこれを制御する論理回路(図中、K1と記載)
154、および、入出力回路(図中、DDと記載)15
5で構成され、信号線I1で、メモリセルを制御する論
理回路154と入出力回路155との信号の授受を行
う。入出力回路155は、出力nチャネルMOSトラン
ジスタ(図中、M1と記載し、以下、nMOSトランジ
スタと記載)156とコンパレータ(図中、OPと記
載)157、および、これらを制御する入出力制御回路
(図中、D1と記載)158により構成されている。伝
送線153上の信号電圧は、終端抵抗RTを流れる電流
ITTと終端抵抗RTの抵抗値との積で示され、電流I
TTは、nMOSトランジスタ156のゲートN1の電
圧により変化する。次に、回路動作を図16を用いて示
す。
【0005】図16は、図15における半導体装置の配
線方式の動作例を示すタイミングチャートである。本図
に示した出力データとは、メモリセルから読み出されて
出力される信号の論理表現である。メモリセルを制御す
る図15の論理回路154では、この出力データに従
い、クロックCLKに同期して信号線I1に信号を出力
する。この信号は、出力データが「1」の時は高レベル
であり、「0」の時は低レベルである。そして、このレ
ベルは1サイクル中保持され、このような信号をノンリ
ターンゼロ(NRZ)信号と言う。
【0006】この信号線I1の信号に従い、図15の入
出力制御回路158により、図15のnMOSトランジ
スタ156が駆動され、出力データが「1」の時は低レ
ベル、「0」の時は高レベルの信号を、図15のnMO
Sトランジスタ156のゲートN1に出力する。このた
め、出力データが「0」の時は、図15において、nM
OSトランジスタ156がオンし、終端電源VTTから
の電流が、終端抵抗RTとnMOSトランジスタ156
を介して流れる。このためノードO1の出力レベルは、
この電流の増加量と図15の終端抵抗RTの抵抗値との
積で決まる値だけ低くなる。反対に、出力データが
「1」の時は、図15のnMOSトランジスタ156が
オフし、ノードO1の出力レベルはVTTレベルとな
る。このようにして出力データに対応した信号がノード
O1に出力される。
【0007】この方式によれば、低振幅な信号の反射な
どを抑えることができ、動作周波数50MHz以上のL
SIボードの実現も可能となる。また、出力データが
「1」のときには、図15の終端抵抗RTには電流が流
れないので、消費電流を軽減することができる。しかし
ながら、この半導体装置の配線方式では、出力データ
「0」が連続すると、図15において、終端電源VTT
から、終端抵抗RTとnMOSトランジスタ156を介
して電流が連続的に流れるので消費電流が増大する。特
に、LSIの出力ピンは多数あるので、この電流量は非
常に大きくなる。また、出力「0」レベルの低下をまね
き、伝送線上の信号変化が大きくなり、高速伝送ができ
なくなる恐れもある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来の技術では、終端電源に接続された終端抵抗
による電流消費を十分には低減することができない点と
出力信号のローレベルの低下をまねく恐れがある点であ
る。本発明の目的は、これら従来技術の課題を解決し、
多数の出力ピンを有する半導体装置を接続してなるシス
テムの省電力化と信号伝送の高信頼化を可能とする半導
体装置の配線方式を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の半導体装置の配線方式は、(1)半導体装
置間の伝送線上に、終端電圧を有する終端抵抗を接続
し、信号の反射を防止する半導体装置の配線方式におい
て、半導体装置から出力される信号レベルの変化時に、
信号の反射防止に必要な時間だけ終端抵抗を伝送線に接
続して、伝送線を終端電圧に終端させる終端抵抗接続回
路を設けることを特徴とする。また、(2)上記(1)
に記載の半導体装置の配線方式において、終端抵抗接続
回路は、半導体装置のローレベル信号と同じ電圧値の終
端電圧を有する第1の終端抵抗と、半導体装置のハイレ
ベル信号と同じ電圧値の終端電圧を有する第1の終端抵
抗と、半導体装置の出力信号と第1の終端抵抗の終端電
圧との比較により、半導体装置の出力信号のローレベル
からハイレベルの変化を検知して、信号の反射防止に必
要な時間だけ、第1の終端抵抗を伝送線に接続する第1
の終端抵抗接続回路と、半導体装置の出力信号と第2の
終端抵抗の終端電圧との比較により、半導体装置の出力
信号のハイレベルからローレベルの変化を検知して、信
号の反射防止に必要な時間だけ、第2の終端抵抗を伝送
線に接続する第2の終端抵抗接続回路とを具備すること
を特徴とする。また、(3)上記(1)、もしくは、
(2)のいずれかに記載の半導体装置の配線方式におい
て、終端抵抗接続回路は、半導体装置から出力される信
号レベルの変化時に、信号の反射防止に必要な時間だ
け、終端抵抗の抵抗値を、終端電圧による電流を通さな
い高抵抗値から、伝送線の特性インピーダンスと同じ抵
抗値に変化させることを特徴とする。また、(4)半導
体装置間の伝送媒体上に、信号の反射を防止するための
終端電圧を有する終端抵抗を接続してなり、半導体装置
は、出力する信号レベルに対応して終端電圧による終端
抵抗への電流の流れを制御し、この終端抵抗に流れる電
流値と終端抵抗値との積からなる電圧変化を、半導体装
置の信号として伝送線を介して伝送する半導体装置の配
線方式において、半導体装置内に、伝送の対象となる信
号を、終端抵抗に流れる電流量を低減するように符号化
する符号化回路と、伝送線を介して受信した他の半導体
装置で符号化された信号を復号化する復号化回路とを設
け、終端抵抗に流れる電流値と終端抵抗値との積からな
る電圧を、圧縮された信号レベルに対応して変化させる
ことを特徴とする。また、(5)上記(1)から(3)
のいずれかに記載の半導体装置の配線方式において、半
導体装置内に、上記(4)に記載の符号化回路と復号化
回路を設け、この符号化回路で符号化した信号レベルの
変化時に、終端抵抗の接続制御を行なうことを特徴とす
る。また、(6)上記(4)、もしくは、(5)のいず
れかに記載の半導体装置の配線方式において、符号化回
路は、連続する信号を圧縮し、復号化回路は、この圧縮
された信号を伸長することを特徴とする。また、(7)
上記(1)から(6)のいずれかに記載の半導体装置の
配線方式において、伝送線の特性インピーダンスを測定
する測定部と、この測定部で測定した伝送線の特性イン
ピーダンスとのマッチングを取るのに最適な抵抗値の抵
抗を、予め用意された抵抗群から選択して、伝送線に接
続する抵抗接続部とを設けることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明においては、伝送線上の信号レベルが変
化する時にのみ、伝送線に終端抵抗を接続して反射を抑
える。このことにより、信号の変化時以外は、終端抵抗
には電流が流れないため、電流消費を低減することがで
きる。また、信号がNRZ信号でないように符号化する
ことにより、同じ出力データが続いても出力信号を変化
させて、電流が流れ続けることを回避し、電流消費を低
減することができる。また、半導体装置の使用状況に応
じて、最適な値の終端抵抗を自動的に選択して接続す
る。このことにより、実際のLSIの大きな製造ばらつ
きや使用条件により必要以上の電流が流れることを回避
することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に
説明する。図1は、本発明の半導体装置の配線方式の本
発明に係わる構成の第1の実施例を示すブロック図であ
る。本例は、本発明の思想概念を示すものであり、本図
において、1は終端抵抗と本発明に係わる終端抵抗接続
回路を具備する終端回路(図中、RDと記載)、2、3
はDRAMチップ、4は信号を伝送する伝送線、5は信
号を入出力する入出力回路(図中、DDと記載)であ
る。本例において、終端回路1は、DRAMチップ2の
入出力回路5からの出力O1が切り換わる時のみ、伝送
線4の特性インピーダンスと同じ抵抗値となり、それ以
外は、高抵抗となる。このことにより、終端回路1に
は、信号の遷移時のみ終端電源VTTから電流が流れ、
その他の期間は電流が流れない。その結果、消費電力の
低減ができる。
【0012】DRAMチップ2の入出力回路5の信号レ
ベルは、専用の電源(電圧VOH、VOL)VOH1、
VOL1で決める。この電源VOH1、VOL1は、D
RAMチップ2の外部から印加しても良いし、DRAM
チップ2の内部で発生させても良い。終端回路1は、D
RAMチップ2の外に設けても、DRAMチップ2内に
設けても良く、また、伝送線4の両端に設けても、一端
だけでも良い。また、多少、終端回路1の特性は悪くな
るが、分散して配置しても良い。この終端回路1の構成
によって、伝送線4は、1対1の伝送となったり、いわ
ゆるバス形式となったりする。このように構成すれば、
終端電源VTTから終端回路1に流れる電流は、ノード
O1の出力レベルが変化する時のみとなるので低消費電
流となる。次の図2、3を用いて、本発明の半導体装置
の配線方式の詳細な構成と動作の説明を行なう。
【0013】図2は、本発明の半導体装置の配線方式の
本発明に係わる構成の第2の実施例を示すブロック図で
ある。本図において、11、12が終端回路(図中、R
Dと記載)であり、終端回路11は、抵抗RT11、R
11と、nMOSトランジスタMT11、および、コン
デンサC11とからなる。また、終端回路12は、抵抗
RT12、R12とpMOSトランジスタMT12、お
よび、コンデンサC12とからなる。尚、終端回路11
において、抵抗RT11とnMOSトランジスタMT1
1により本発明の第1の終端抵抗が構成され、抵抗R1
1とnMOSトランジスタMT11およびコンデンサC
11とにより、本発明の第1の終端抵抗接続回路が構成
されている。また、終端回路12において、抵抗RT1
2とpMOSトランジスタMT12により本発明の第2
の終端抵抗が構成され、抵抗R12とpMOSトランジ
スタMT12およびコンデンサC12とにより、本発明
の第2の終端抵抗接続回路が構成されている。
【0014】終端回路11の終端電圧はVOLであり、
終端回路12の終端電圧はVOHである。尚、抵抗RT
11、RT12の抵抗値は、nMOSトランジスタMT
11、pMOSトランジスタMT12がオンした時の抵
抗と合わせて伝送線4の特性インピーダンスと同じ値に
なるように決める。また、伝送線4にはDRAMチップ
1やMPUチップが必要に応じて接続される。本例で示
すように、通常の終端用の抵抗RT11、RT12に、
MOSトランジスタとコンデンサおよび抵抗を加えた構
成で、DRAMチップ2からの信号レベルの変化に対応
した終端抵抗の接続制御を行なうことができる。
【0015】以下、図3を用いて、終端回路11、12
の動作例を説明する。図3は、図2における半導体装置
の配線方式の本発明に係わる動作例を示すタイミングチ
ャートである。まず、図2のDRAMチップ2のノード
O1の出力レベルは、低レベル(VOL)とする。この
時、図2の終端回路11においては、nMOSトランジ
スタMT11のゲートノードNR11の電圧がVOL、
かつ、抵抗RT11と接続しているソースの電圧もVO
Lであるため、nMOSトランジスタMT11はオフし
ている。このため、大きな電流(ITT1)は流れな
い。また、図2の終端回路12においても、pMOSト
ランジスタMT12のゲートノードNR12の電圧は高
レベル(VOH)で、抵抗RT12と接続しているソー
スの電圧もVOHであるため、pMOSトランジスタM
T12はオフしており、大きな電流(ITT2)は流れ
ない。
【0016】次に、図2のDRAMチップ2のノードO
1の出力レベルが、VOL(低レベル)からVOH(高
レベル)に切り換わると、図2の終端回路11におい
て、nMOSトランジスタMT11のゲートノードNR
11は、コンデンサC11による容量結合で高レベルと
なる。このレベルが「VOL+VTH」を越えると、図
2のnMOSトランジスタMT11がオンする。ここで
VTHは、図2のnMOSトランジスタMT11のしき
い値電圧である。これにより、図2における終端電源V
OLと伝送線4の間には、nMOSトランジスタMT1
1のオン抵抗と抵抗RT11の直列抵抗が現われる。す
なわち、図2の伝送線4は、この直列抵抗で終端される
ことになる。ノードO1の出力レベルがVOLからVO
Hに変化してしまうと、ゲートノードNR11の電荷
は、図2の終端抵抗R11によってVOLに向けて一定
の時定数で放電される。この放電中、ゲートノードNR
11の電位が「VOL+VTH」よりも高い期間だけ、
図2の終端電源VOLの電流ITT1が流れる。
【0017】一方、図2の終端回路12においても、ノ
ードO1の出力レベルが、VOL(低レベル)からVO
H(高レベル)に切り換わると、pMOSトランジスタ
MT12のゲートノードNR12は、コンデンサC12
による容量結合でVOHよりも上昇する。しかし、ソー
スの電圧がVOHであるため、pMOSトランジスタM
T12はオフしたままである。ここで、ノードO1の出
力レベルが、VOH(低レベル)からVOL(高レベ
ル)に切り換わると、図2の終端回路12においては、
pMOSトランジスタMT12のゲートNR12はコン
デンサC12による容量結合で低レベルとなる。このレ
ベルが「VOH−VTH」を越えると、図2のpMOS
トランジスタMT12がオンする。ここで、VTHは図
2のpMOSトランジスタMT12のしきい値電圧の絶
対値である。これにより、図2における終端電源VOH
と伝送線4の間には、pMOSトランジスタMT12の
オン抵抗と抵抗RT12の直列抵抗が現われる。すなわ
ち、図2の伝送線4は、この直列抵抗で終端されること
になる。ノードO1の出力レベルがVOHからVOLに
変化してしまうと、ゲートノードNR12の電荷は、図
2の終端抵抗R12によってVOHに向けて一定の時定
数で放電される。この放電中、ゲートノードNR12の
電位が「VOH−VTH」よりも低い期間だけ、図2の
終端抵抗R12に電流(ITT)が流れる。
【0018】一方、図2の終端回路11では、nMOS
トランジスタMT11のゲートNR11は、コンデンサ
C11による容量結合でVOLよりも下降してしまう。
しかし、ソースの電圧がVOLであるため、図2のnM
OSトランジスタMT11はオフしたままである。この
ように、終端電源からは、ノードO1の信号レベルが切
り換わる時のみしか電流が流れないので消費電流を小さ
くできる。また、流れる電流量を大幅に低減でき、安定
した終端電位を供給することができる。尚、本例では、
図2の終端回路11の終端電圧をVOLとし、ノードO
1の出力信号の低レベル(VOL)と一致させている
が、ノードO1の出力信号の低レベル(VOL)より
も、図2のnMOSトランジスタMT11がオンしすぎ
ない程度に高くしても構わない。例えば、「VOL+V
TH」よりもわずかに低いレベルとしてもよい。また、
図2の終端回路12も同様であり、終端電圧をノードO
1の出力信号の高レベル(VOH)よりも、図2のpM
OSトランジスタMT12がオンしすぎない程度に低く
しても構わない。
【0019】図4は、本発明の半導体装置の配線方式の
本発明に係わる構成の第3の実施例を示すブロック図で
ある。本図において、21、22は終端回路(図中、R
Dと記載)であり、終端回路21は、抵抗RT21、R
21と、npnバイポーラトランジスタQ21と、コン
デンサC21とからなる。同様に、終端回路22は、抵
抗RT22、R22とpnpバイポーラトランジスタQ
22、および、コンデンサC22とからなる。尚、抵抗
RT21、RT22の抵抗値は、npnバイポーラトラ
ンジスタQ21、Q22がオンした時の抵抗と合わせて
伝送線4の特性インピーダンスと同じ値になるように決
める。また、伝送線4にはDRAMチップ2やMPUチ
ップが必要に応じて接続される。終端回路21の終端電
圧はVOLであり、終端回路22の終端電圧はVOHで
ある。本例で示すように、通常の終端用の抵抗RT2
1、RT22に、バイポーラトランジスタとコンデン
サ、および、抵抗を加えた構成で、DRAMチップ2か
らの信号レベルの変化に対応した終端抵抗の接続制御を
行なうことができる。
【0020】以下、図5を用いて、終端回路21、22
の動作例を説明する。図5は、図4における半導体装置
の配線方式の本発明に係わる動作例を示すタイミングチ
ャートである。まず、図4のDRAMチップ2のノード
O1の信号レベルは、低レベル(VOL)とする。この
時、図4の終端回路21においては、npnバイポーラ
トランジスタQ21のベースノードNR21の電圧はV
OLとなっており、抵抗RT21と接続しているエミッ
タの電圧もVOLであるため、npnバイポーラトラン
ジスタQ21はオフしている。このため、大きな電流
(ITT1)は流れない。また、図4の終端回路22に
おいては、pnpバイポーラトランジスタQ22のベー
スノードNR22の電圧は高レベル(VOH)となって
おり、抵抗RT22と接続しているエミッタの電圧もV
OHであるため、pnpバイポーラトランジスタQ22
はオフしている。このため、ここでも大きな電流(IT
T2)は流れない。
【0021】次に、図4のDRAMチップ2のノードO
1の信号レベルが、VOL(低レベル)からVOH(高
レベル)に切り換わると、図4の終端回路21におい
て、npnバイポーラトランジスタQ21のベースノー
ドNR21は、コンデンサC21による容量結合で高レ
ベルとなる。このレベルが「VOL+VBE」を越える
と、図4のnpnバイポーラトランジスタQ21がオン
する。ここでVBEは、図4のnpnバイポーラトラン
ジスタQ21のベース・エミッタ間オン電圧である。こ
れにより、図4における終端電源VOLと伝送線4の間
には、npnバイポーラトランジスタQ21のオン抵抗
と抵抗RT21の直列抵抗が現われる。すなわち、図4
の伝送線4は、この直列抵抗で終端されることになる。
ノードO1の信号レベルが変化してしまうと、ベースノ
ードNR21の電荷は、図4の抵抗R21によって、V
OLに向けて一定の時定数で放電される。この放電中、
ベースノードNR21の電位が「VOL+VBE」より
も高い期間だけ、図4の終端電源VOLから電流(IT
T1)が流れる。
【0022】一方、図4の終端回路22においても、ノ
ードO1の信号レベルが、VOL(低レベル)からVO
H(高レベル)に切り換わると、pnpバイポーラトラ
ンジスタQ22のベースノードNR22は、コンデンサ
C22による容量結合でVOHよりも上昇する。しか
し、エミッタの電圧がVOHであるため、pnpバイポ
ーラトランジスタQ22はオフしたままである。ここ
で、ノードO1の信号レベルがVOH(高レベル)から
VOL(低レベル)に切り換わると、図4の終端回路2
2においては、pnpバイポーラトランジスタQ22の
ベースノードNR22は、コンデンサC22による容量
結合で低レベルとなる。このレベルが「VOH−VB
E」を越えると、図4のpnpバイポーラトランジスタ
Q22がオンする。ここで、VBEは図4のpnpバイ
ポーラトランジスタQ22のベース・エミッタ間オン電
圧である。
【0023】これにより、図4における終端電源VOH
と伝送線4の間には、pnpバイポーラトランジスタQ
22のオン抵抗と抵抗RT22の直列抵抗が現われる。
すなわち、図4の伝送線4は、この直列抵抗で終端され
ることになる。ノードO1の信号レベルが変化してしま
うと、ベースノードNR22の電荷は、図4の抵抗R2
2によってVOHに向けて一定の時定数で放電される。
この放電中、ベースノードNR22の電位が「VOH−
VBE」よりも低い期間だけ、終端電源から電流(IT
T1)が流れる。一方、図4の終端回路11において
は、npnバイポーラトランジスタQ21のベースノー
ドNR21は、コンデンサC21による容量結合でVO
Lよりも下降してしまう。しかし、エミッタの電圧がV
OLであるため、図4のnpnバイポーラトランジスタ
Q21はオフしたままである。
【0024】このように、終端電源からは、ノードO1
の信号レベルが切り換わる時のみしか電流が流れないの
で消費電流を小さくすることができる。また、流れる電
流量を大幅に低減でき、終端電位を安定に供給すること
ができる。尚、本例では、図4の終端回路21の終端電
圧をVOLとし、ノードO1の信号の低レベル(VO
L)と一致させているが、ノードO1の信号の低レベル
(VOL)よりも、図4のnpnバイポーラトランジス
タQ21がオンしすぎない程度に高くしても構わない。
例えば、「VOL+VBE」よりもわずかに低いレベル
としておいてもよい。また、図4の終端回路22も同様
であり、終端電圧をノードO1の信号の高レベル(VO
LH)よりも、図4のpnpバイポーラトランジスタQ
22がオンしすぎない程度に低くしても構わない。ただ
し、両者共にバイポーラトランジスタの飽和に注意して
決める。
【0025】次に、本発明に係わる他の実施例の説明を
行なう。図6は、本発明の半導体装置の配線方式の本発
明に係わる構成の第3の実施例を示すブロック図であ
る。従来の半導体装置の配線方式における問題点の1つ
として、DRAMチップが同一のデータを連続して出力
した場合、その期間中、終端電源から電流が流れ続け、
消費電力を増大させるという問題があった。本第3の実
施例では、DRAMチップからの出力データを符号化す
ることにより、必ず、リターンゼロ(RZ)信号として
出力し、終端電源から連続的に電流を流さない符号化回
路と復号化回路を具備したDRAMチップ30を設けた
構成となっている。DRAMチップ30は、図示してい
ないメモリセルとそれを制御する論理回路(図中、K1
と記載)31と、データの入出力回路(図中、DDと記
載)32からなり、この入出力回路32は、出力トラン
ジスタ(図中、M1と記載)33とコンパレータ(図
中、OPと記載)34、および、本発明に係わる符号化
回路(図中、G1と記載)35と復号化回路(図中、H
1と記載)36を具備した入出力制御回路(図中、D1
と記載)37とにより構成されている。尚、伝送線4を
介してDRAMチップ30と接続されるDRAMチップ
30aも同様な構成である。
【0026】メモリセルから読み出された信号は、信号
線S1を通して、符号化回路35に入力される。符号化
回路35では、後述の図7、8で詳細を説明するよう
に、この信号をRZ信号として符号化し、出力トランジ
スタ33に送る。これにより出力トランジスタ33を駆
動し、伝送線4にデータを出力する。出力トランジスタ
33のゲートノードN1は、毎クロックサイクルにRZ
信号が加わるので、終端電源VTTから連続的に電流が
流れることは無い。復号化回路36は、後述の図9、1
0で詳細を説明するように、他のDRAMチップ30a
で符号化された入力信号を取り込み、ノンリターンゼロ
(NRZ)信号に変換する。この信号は、信号線Y1を
介して論理回路31に入力される。
【0027】本実施例では、符号化回路35と復号化回
路36を設けることにより、同じ信号が連続しても、大
きな直流電流が流れることは無い。尚、本例では、符号
化回路35や復号化回路36を独立した回路ブロックと
し、従来の回路構成に付加させる構成としたが、より効
果的にするために、読み出し回路や入力回路等と融合し
た構成としてもよい。また、本実施例は図面で示した入
出力の回路形式に特定するものではない。さらに、この
符号化は、従来のDRAMチップにおいて、非選択時に
出力をハイインピーダンスにすることとは異なり、デー
タを出力している時に、NRZ信号ではない符号化した
信号を出力するものである。
【0028】図7は、図6におけるDRAMチップの符
号化回路部分の詳細な構成の具体例を示すブロック図で
ある。本例のDRAMチップ30は、メモリセルアレー
(図中、MAと記載)70と、符号化回路(図中、G1
と記載)35とを具備し、符号化回路35は、イクスク
ルーシブOR回路(図中、XORと記載)71と、D形
フリップフロップ回路(図中、DFと記載)72と、イ
ンバータ(図中、INと記載)73からなり、メモリセ
ルアレー70は、ワード線W、データ線対D、/D、そ
の交点の図中の円で示したメモリセルからなる。また、
図中のYSは、メモリセルアレー70と読み出し回路
(図中、RAと記載)74を接続するnMOSトランジ
スタの制御信号である。また、図中のCLKは、DRA
Mチップ30の1サイクルに等しい周波数のクロックで
あり、2CLKは、このクロックCLKの2倍の周波数
のクロックである。読み出し回路74によって、メモリ
セル信号が読み出され、ノードS1に出力される。符号
化回路35では、2つのクロック(CLK、2CLK)
を用いて、信号線S1に出力されたメモリセル信号を符
号化し、出力トランジスタM1を駆動する。符号化回路
35で符号化された信号は、出力データ「1」を、高レ
ベルから低レベルの変化で表し、「0」を低レベルから
高レベルへの変化で表す。このような構成のDRAMチ
ップ30の動作を、次の図8を用いて説明する。
【0029】図8は、図7におけるDRAMチップの本
発明に係わる符号化動作の一具体例を示すタイミングチ
ャートである。ノードS1には、クロックCLKに同期
して、「101000」の順にNRZ信号が現われると
する。まず、ノードS1上の信号とクロックCLKとで
イクスクルーシブOR論理をとる。図7におけるイクス
クルーシブOR回路71の出力のノードNE1には、両
者の論理が一致したときに、高レベルが現われる。この
ノードNE1上の信号は、クロック2CLKが入力され
ている図7のD型フリップフロップ72に入力され、半
周期遅れてデータ線(/Q)から出力する。この出力信
号を、図7のインバータ73を介して、図7の出力トラ
ンジスタ33のゲートN1に入力する。これによって、
ノードO1に所望の信号を発生する。すなわち、図7の
ノードO1では、出力データ(S1)が「1」の場合
は、高レベルから低レベルへ変化する信号を、また、
「0」の場合は、低レベルから高レベルへ変化する信号
を得ることができる。
【0030】従って、同じデータが連続するときには、
クロックCLKと同じ周波数で位相がデータによって異
なる信号となり、1サイクル毎にデータが異なる場合に
は、クロックCLKの半分の周波数の信号となる。この
ことにより、図7の終端抵抗RTを流れる電流ITT
は、同じ信号が連続する場合にも、従来例のように直流
電流が連続して流れることはなく、消費電力を小さくす
ることができる。このように、本実施例では、簡単な回
路を従来の構成に付加するだけで、符号化した信号を得
ることができる。尚、出力トランジスタが、pMOSト
ランジスタであったり、nMOSトランジスタとpMO
Sトランジスタのプッシュプルであったり、あるいは、
ECLインタフェ−スの場合も、本実施例は容易に拡張
できる。
【0031】図9は、図6におけるDRAMチップの復
号化回路部分の詳細な構成の具体例を示すブロック図で
ある。本例のDRAMチップ30aは、メモリセルを含
む論理回路(図中、K1と記載)31と、コンパレータ
(図中、OPと記載)34と、本発明に係わる復号化回
路(図中、H1と記載)36とを具備し、この復号化回
路36は、NAND回路91と、D形フリップフロップ
回路(図中、DFと記載)92と、インバータ(図中、
INと記載)93からなり、コンパレータ34には、参
照電圧Vrefも入力する。クロックCLKは、このD
RAMチップ30aの1サイクルに等しい周波数のクロ
ックであり、クロック2CLKは、このクロックCLK
の2倍の周波数のクロックである。ノードO2上の符号
化された信号は、コンパレータ34と信号線X1を通っ
てDRAMチップ30a内部用の入力信号となる。復号
化回路36では、2つのクロック(CLK、2CLK)
を用いて、信号線X1に出力された符号化された信号
を、NRZ信号に変換して、信号線Y1に出力する。こ
のような構成のDRAMチップ30aの動作を、次の図
10を用いて説明する。
【0032】図10は、図9におけるDRAMチップの
本発明に係わる復号化動作の一具体例を示すタイミング
チャートである。本例において、クロック2CLKはク
ロックCLKの2倍の周波数である。図9のコンパレー
タ34には、ノードO2上の符号化された信号が入力さ
れる。このノードO2の信号が、図9のコンパレータ3
4で参照電圧Vrefと比較され、信号線X1上に、本
図に示すような信号が現われる。一方、図9のインバー
タ回路93とNAND回路91には、それぞれ、クロッ
クCLKとクロック2CLKが入力され、その結果、N
AND回路91のノードNH1には、本図に示すような
信号が現われる。すなわち、ノードNH1には、クロッ
クCLKと同じ周波数で、高レベルが1/4周期で、遅
延が1/4周期のパルスが作られる。これは、図9のD
型フリップフロップ36のクロックとして入力される。
そして、図9のコンパレータ34から信号線X1に出力
された信号は、図9のD型フリップフロップ92のデー
タとして入力される。
【0033】図9のD型フリップフロップ92は、クロ
ック信号が高レベルの時にデータを取り込み、クロック
が低レベルの間、出力を保持する。本例では、クロック
信号は1/4周期だけ遅れているので、図9のD型フリ
ップフロップ92に入力されるデータの1周期の前半の
状態を取り込み、それを次のサイクルまで保持する。従
って、高レベルから低レベルに変化するように符号化さ
れたデータは、高レベル信号に、また、低レベルから高
レベルに変化するように符号化されたデータは、低レベ
ル信号に復調される。このようにして、符号化された信
号はNRZ信号に復調される。なお、回路構成によって
は、NRZ信号に変換する必要がない場合や、論理構成
上、変換機能が他の動作と兼ねられるような場合もあ
る。
【0034】次に、他の符号信号に符号化する場合の例
を説明する。図11は、図6におけるDRAMチップの
本発明に係わる符号化動作の他の具体例を示すタイミン
グチャートである。本例は、図6に示す半導体装置の配
線方式で用いる符号信号の例を示すものであり、出力デ
ータが「10100011」の順に出力されると仮定す
る。従来のNRZ信号では、「0」が連続する時に、直
流成分が生じてしまう。これに対して、変換例1〜4に
示す例では、直流成分が存在しない。
【0035】すなわち、変換例1では、連続したデータ
の関係に注目し、「11」の信号の場合は位相を変えな
いで、クロックCLKと同じ周波数の信号とし、また、
「10」および「01」の場合は、位相を信号の切り換
わりで反転させて、クロックCLKと同じ周波数の信号
とし、さらに、「00」の信号の場合は、位相を変えな
いで、クロックCLKとの半分の周波数の信号とする。
また、変換例2では、「1」にはクロックCLKと同じ
周波数の信号を割り当て、「0」にはクロックCLKの
半分の周波数の信号を割り当てる。これは、アナログ信
号の周波数変調(FM変調)に対応する。変換例3と変
換例4では、「0」が連続する時に、NRZ信号と同じ
ように、直流成分が存在するかのように見えるが、本例
では、信号の変化分だけを取り扱う方式である。すなわ
ち、変換例3では、NRZ信号の微分信号となってお
り、変換例4では、「1」のみを取り出して図のような
信号とする。
【0036】尚、図6〜図11で説明した方式に、図1
〜図5で示した出力の変化時に終端抵抗が見える方式を
適用することができる。しかも、この時、図1〜図5で
示した出力信号の高レベルと低レベルを決める電源であ
るVOL、VOHは必要とせず、構成がより簡単とな
り、さらに効果的である。次に、従来の半導体装置の配
線方式の他の問題点、すなわち、終端抵抗の値がLSI
の製造条件や、LSIの使用条件によって異なり、これ
によって、消費電流が増大してしまうという問題点を解
決する実施例の説明を、次の図12、13を用いて行な
う。
【0037】図12は、本発明の半導体装置の配線方式
の本発明に係わる構成の第4の実施例を示すブロック図
である。本図は、図6におけるDRAMチップ30に、
伝送線の特性インピーダンスを測定する本発明に係わる
測定部としての設定部(図中、SG1と記載)123
と、最適なインピーダンスマッチングが取れる抵抗値の
抵抗を選択する本発明の抵抗接続部としての選択回路
(図中、SS1と記載)121およびレジスタ(図中、
RG1と記載)122とを設けたDRAMチップ40の
構成を示すものである。本図において、R1〜Rnは抵
抗のセットであり、それぞれ、出力ノードO1と終端電
源VTTにスイッチSW1〜SWnを介して接続されて
いる。本例では、オンさせるスイッチSW1〜SWnを
選択することにより、出力ノードO1と終端電源VTT
間の抵抗値を変えることができる。本例では、レジスタ
122に、どのスイッチSW1〜SWnをオンさせるか
を記憶させておき、この記憶内容に基づき、選択回路1
21が、スイッチSW1〜SWnを選択する。レジスタ
122は外部から書き換え可能であり、設定部123に
より書き換える。
【0038】本実施例においては、終端抵抗値を、次の
ようにして決める。例えば、一定時間ごとにテストパル
スをノードO1に印加して、あるいは、DRAMチップ
40自身から発生し、ノードO1のリンギング量をオペ
アンプ等で検知し、設定部123により、これを最小に
するようにスイッチSW1〜SWnをオンさせる。この
ことにより、LSIの製造条件や、次の図13で示すよ
うにLSIの使用条件に適した終端抵抗値を設定するこ
とができ、過度な電流が流れることを回避でき、電流の
消費を低減させることができる。尚、設定部123、レ
ジスタ122、選択回路121や抵抗R1〜Rn、およ
び、スイッチSW1〜SWnは、全てをDRAMチップ
40上に設けても、また、全てを別チップとしても、あ
るいは、部分的に分けても良い。
【0039】図13は、本発明の半導体装置の配線方式
の本発明に係わる構成の第5の実施例を示すブロック図
である。本図は、図12におけるDRAMチップ40の
終端抵抗値を、その使用条件で変更する例を示すもので
あり、伝送線4の両端にDRAMチップ40を置く場合
(M1、Mn)は、スイッチSWをオンして、終端抵抗
値を伝送線4の特性インピーダンスと一致させ、途中に
置く場合(M2〜Mn−1)は、スイッチSWをオフし
て、終端抵抗を切り離しておく。このようにして、LS
Iの使用条件に適した終端抵抗値を設定することができ
る。
【0040】図14は、本発明の半導体装置の配線方式
を用いたシステムの構成例を示すブロック図である。本
図において、矢印は信号の流れを表わし、141は本発
明を用いたDRAMチップ等のメモリ装置(図中、Mと
記載)、142はシステム全体を制御する処理装置(図
中、MPUと記載)、143はリフレッシュアドレス発
生装置(図中、RAGと記載)、144は本発明を用い
たメモリ装置141部分の制御信号発生装置(図中、T
Cと記載)、145は処理装置142から送られてくる
アドレス信号と、リフレッシュアドレス発生装置143
から送られてくるリフレッシュアドレス信号とを切り換
えるセレクト装置(図中、SLCTと記載)であり、ま
た、146はシステム内の他の装置(図中、PFYと記
載)であり、例えば、外部記憶装置や表示装置、あるい
は、数値演算装置等であり、無線回線を含む通信回線を
通して他の情報処理装置と接続される場合もある。
【0041】また、DATAは処理装置142とメモリ
装置141との間でやりとりされるデ−タを表わし、A
icは処理装置142で発生するアドレス信号を、Ai
rはリフレッシュアドレス発生装置143で発生するリ
フレッシュアドレス信号を示し、Aiはセレクト装置1
45で選択され、メモリ装置141に送られるアドレス
信号を示す。また、STは処理装置142からリフレッ
シュアドレス発生装置143に送られるステイタス信
号、BSは制御信号発生装置144から処理装置142
へのビジイ信号である。さらに、SEは制御信号発生装
置144から送られるセレクト装置145の起動をかけ
る信号であり、/RASおよび/CASはメモリ装置1
41の起動をかける信号である。
【0042】また、SGは処理装置142とシステム内
の他の装置との信号のやりとりをまとめて表わした信号
群である。これらの信号は1対1で伝送される場合もあ
るし、バス形式で伝送される場合もある。メモリ装置1
41としては、DRAMの他に、SRAM(Stati
cs RAM、スタティックラム)やEEPROM(イ
ーイーピーロム)等も考えられる。この時はもちろんそ
れに応じた起動信号や制御信号が存在する。
【0043】このようなシステムにおいて、例えば、処
理装置142とメモリ装置141との間でやりとりされ
るデ−タバス上に、信号の変化時のみに終端抵抗が見え
る図1〜図5に示した終端回路を設けたり、あるいは、
処理装置142とメモリ装置141上に、図6〜図11
に示した符号化回路と復号化回路を設け、データのやり
とりをしたり、図12、13に示したように、終端抵抗
を最適な値に選ぶ機能を有したりすることができる。こ
れによって、本実施例で示した半導体装置の配線方式に
よれば、50MHz以上の動作周波数で信号をやりとり
しても、ノイズや反射を抑えて、かつ、低消費電流であ
るシステムを構成することができる。
【0044】以上、図1〜図14を用いて説明したよう
に、本実施例の半導体装置の配線方式では、信号が変化
する時のみ終端抵抗と接続して反射を抑えることによ
り、信号が変化する時のみしか電流が流れないため低消
費電流となる。また、信号がNRZ信号で無いようにす
ることにより、同じ出力データが続いても、出力信号は
変化するため、電流が流れ続けることはなく、低消費電
流となる。さらに、LSIの使用条件等に合わせて、終
端に最適な値の終端抵抗を選択することにより、実際の
LSIの大きな製造ばらつきや使用条件によって必要以
上の電流が流れることによる消費電流の増大を回避する
ことできる。尚、各図の説明においても説明したよう
に、本発明は、図1〜図14を用いて説明した実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々変更可能である。例えば、本実施例では、半
導体装置としてDRAMチップを用いた例で説明した
が、MPUなどに対しても同様に適用できる。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、終端抵抗による終端電
源の消費電流の増大と出力レベルの低下を回避できるの
で、多数の出力ピンを有するLSIを接続するシステム
の省電力化と高信頼化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の配線方式の本発明に係わ
る構成の第1の実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明の半導体装置の配線方式の本発明に係わ
る構成の第2の実施例を示すブロック図である。
【図3】図2における半導体装置の配線方式の本発明に
係わる動作例を示すタイミングチャートである。
【図4】本発明の半導体装置の配線方式の本発明に係わ
る構成の第3の実施例を示すブロック図である。
【図5】図4における半導体装置の配線方式の本発明に
係わる動作例を示すタイミングチャートである。
【図6】本発明の半導体装置の配線方式の本発明に係わ
る構成の第3の実施例を示すブロック図である。
【図7】図6におけるDRAMチップの符号化回路部分
の詳細な構成の具体例を示すブロック図である。
【図8】図7におけるDRAMチップの本発明に係わる
符号化動作の一具体例を示すタイミングチャートであ
る。
【図9】図6におけるDRAMチップの復号化回路部分
の詳細な構成の具体例を示すブロック図である。
【図10】図9におけるDRAMチップの本発明に係わ
る復号化動作の一具体例を示すタイミングチャートであ
る。
【図11】図6におけるDRAMチップの本発明に係わ
る符号化動作の他の具体例を示すタイミングチャートで
ある。
【図12】本発明の半導体装置の配線方式の本発明に係
わる構成の第4の実施例を示すブロック図である。
【図13】本発明の半導体装置の配線方式の本発明に係
わる構成の第5の実施例を示すブロック図である。
【図14】本発明の半導体装置の配線方式を用いたシス
テムの構成例を示すブロック図である。
【図15】従来の半導体装置の配線方式の一構成例を示
すブロック図である。
【図16】図15における半導体装置の配線方式の動作
例を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 終端回路 2、3 DRAMチップ 4 伝送線 5 入出力回路 11、12 終端回路 30、30a DRAMチップ 31 論理回路 32 入出力回路 33 出力トランジスタ 34 コンパレータ 35 符号化回路 36 復号化回路 37 入出力制御回路 40 DRAMチップ 70 メモリセルアレー 71 イクスクルーシブOR回路 72 D形フリップフロップ回路 73 インバータ 74 読み出し回路 91 NAND回路 92 D形フリップフロップ回路 93 インバータ 121 選択回路 122 レジスタ 123 設定部 141 メモリ装置 142 処理装置 143 リフレッシュアドレス発生装置 144 制御信号発生装置 145 セレクト装置 146 他の装置 151 DRAMチップ 152 DRAMチップ又はMPU 153 伝送線 154 論理回路 155 入出力回路 156 nMOSトランジスタ 157 コンパレータ 158 入出力制御回路 Ai アドレス信号 Aic アドレス信号 Air リフレッシュアドレス信号 BS ビジイ信号 C11、C12、C21、C22 コンデンサ CLK、2CLK クロック /CAS、/RAS、SE 起動をかける信号 DATA デ−タ I1 信号線 ITT、ITT1、ITT2 電流 MT11 nMOSトランジスタ MT12 pMOSトランジスタ N1 ゲート NE1、NH1 ノード NR11、NR12 ゲートノード NR21、NR22 ベースノード O1、O2 ノード Q21 npnバイポーラトランジスタ Q22 pnpバイポーラトランジスタ /Q データ線 R1〜Rn 抵抗 R11、R12、RT11、RT12 抵抗 R21、R22、RT21、RT22 抵抗 S1 信号線 SG 信号群 ST ステイタス信号 SW、SW1〜SWn スイッチ VOH、VOL、VTT 終端電源 VOH1、VOL1 電源 Vref 参照電圧 X1、Y1 信号線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 正和 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体装置間の伝送媒体上に、終端電圧
    を有する終端抵抗を接続し、信号の反射を防止する半導
    体装置の配線方式において、上記半導体装置から出力さ
    れる信号レベルの変化時に、上記信号の反射防止に必要
    な時間だけ上記終端抵抗を上記伝送媒体に接続して、上
    記伝送媒体を上記終端電圧に終端させる終端抵抗接続手
    段を設けることを特徴とする半導体装置の配線方式。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体装置の配線方式
    において、上記終端抵抗接続手段は、上記半導体装置の
    ローレベル信号と同じ電圧値の終端電圧を有する第1の
    終端抵抗と、上記半導体装置のハイレベル信号と同じ電
    圧値の終端電圧を有する第1の終端抵抗と、上記半導体
    装置の出力信号と上記第1の終端抵抗の終端電圧との比
    較により、上記半導体装置の出力信号のローレベルから
    ハイレベルの変化を検知して、上記信号の反射防止に必
    要な時間だけ、上記第1の終端抵抗を上記伝送媒体に接
    続する第1の終端抵抗接続手段と、上記半導体装置の出
    力信号と上記第2の終端抵抗の終端電圧との比較によ
    り、上記半導体装置の出力信号のハイレベルからローレ
    ベルの変化を検知して、上記信号の反射防止に必要な時
    間だけ、上記第2の終端抵抗を上記伝送媒体に接続する
    第2の終端抵抗接続手段とを具備することを特徴とする
    半導体装置の配線方式。
  3. 【請求項3】 請求項1、もしくは、請求項2のいずれ
    かに記載の半導体装置の配線方式において、上記終端抵
    抗接続手段は、上記半導体装置から出力される信号レベ
    ルの変化時に、上記信号の反射防止に必要な時間だけ、
    上記終端抵抗の抵抗値を、上記終端電圧による電流を通
    さない高抵抗値から、上記伝送媒体の特性インピーダン
    スと同じ抵抗値に変化させることを特徴とする半導体装
    置の配線方式。
  4. 【請求項4】 半導体装置間の伝送媒体上に、信号の反
    射を防止するための終端電圧を有する終端抵抗を接続し
    てなり、上記半導体装置は、出力する信号レベルに対応
    して上記終端電圧による上記終端抵抗への電流の流れを
    制御し、該終端抵抗に流れる電流値と終端抵抗値との積
    からなる電圧変化を、上記半導体装置の信号として上記
    伝送媒体を介して伝送する半導体装置の配線方式におい
    て、上記半導体装置内に、伝送の対象となる信号を、上
    記終端抵抗に流れる電流量を低減するように符号化する
    符号化手段と、上記伝送媒体を介して受信した他の半導
    体装置で符号化された信号を復号化する復号化手段とを
    設け、上記終端抵抗に流れる電流値と終端抵抗値との積
    からなる電圧を、上記圧縮された信号レベルに対応して
    変化させることを特徴とする半導体装置の配線方式。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の半導体装置の配線方式において、上記半導体装置内
    に、請求項4に記載の符号化手段と復号化手段を設け、
    該符号化手段で符号化した信号レベルの変化時に、上記
    終端抵抗の接続制御を行なうことを特徴とする半導体装
    置の配線方式。
  6. 【請求項6】 請求項4、もしくは、請求項5のいずれ
    かに記載の半導体装置の配線方式において、上記符号化
    手段は、連続する信号を圧縮し、上記復号化手段は、該
    圧縮された信号を伸長することを特徴とする半導体装置
    の配線方式。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6のいずれかに記載
    の半導体装置の配線方式において、上記伝送媒体の特性
    インピーダンスを測定する測定手段と、該測定手段で測
    定した上記伝送媒体の特性インピーダンスとのマッチン
    グを取るのに最適な抵抗値の抵抗を、予め用意された抵
    抗群から選択して、上記伝送媒体に接続する抵抗接続手
    段とを設けることを特徴とする半導体装置の配線方式。
JP17920793A 1993-07-20 1993-07-20 半導体装置および半導体装置の配線方式 Expired - Fee Related JP3543336B2 (ja)

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