JPH0774601A - ディジタル論理回路 - Google Patents

ディジタル論理回路

Info

Publication number
JPH0774601A
JPH0774601A JP5219782A JP21978293A JPH0774601A JP H0774601 A JPH0774601 A JP H0774601A JP 5219782 A JP5219782 A JP 5219782A JP 21978293 A JP21978293 A JP 21978293A JP H0774601 A JPH0774601 A JP H0774601A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
circuit
input
output
gate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5219782A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Tamaki
亮 玉木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP5219782A priority Critical patent/JPH0774601A/ja
Publication of JPH0774601A publication Critical patent/JPH0774601A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)
  • Pulse Circuits (AREA)
  • Manipulation Of Pulses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 出力信号における論理の逆転を防止すること
ができるディジタル論理回路を提供する。 【構成】 ゲート2から入力信号SINおよびそのレベル
を反転させた信号SINが出力される。ANDゲート8で
は、入力信号SINとSINを立ち上がり遅延時間だけ遅延
させた信号SB との論理積に相当する信号SC が生成さ
れる。このとき、入力信号SINに含まれるパルス幅の狭
い正のパルスに対応するパルスはSC には現れない。一
方、ANDゲート12から出力される信号SF は、立ち
下がり遅延時間だけ入力信号SINを遅延した信号であ
り、入力信号SINに含まれるパルスのうち幅の狭い負の
パルスに対応するパルスは含まれない。RS−FF14
から出力される出力信号SOUT は、SC によって立ち上
がりタイミングが決定され、S F によって立ち下がりタ
イミングが決定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】入力信号の立ち上がりおよび立ち
下がりを、その論理の整合性を保持しながら、それぞれ
独立して遅延させた出力信号を生成するディジタル論理
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】ICテスタなどの測定装置では、ICや
電気回路の評価を行うために、基本信号を増幅したり、
遅延させたりして加工する。特に、論理回路の評価で
は、信号の遅延が重要であり、高速に動作する回路を評
価する場合には基本信号の立ち上がりおよび立ち下がり
時刻を独立して数ps〜nsの単位で遅延させる必要が
ある。
【0003】このように基本信号の立ち上がりおよび立
ち下がりを独立して遅延させるアナログ回路およびディ
ジタル回路が知られている。図7はディジタル信号を遅
延させる従来のアナログ回路100の構成例を示す回路
図である。図7に示すように、アナログ回路100は、
インバータ102、104およびバッファ106が直列
に接続され、インバータ102の出力点Bとインバータ
104の入力点Cとの間に電圧VEEに対して定電流源I
1、可変電流源I2およびコンデンサC1が並列に接続
されている。また、インバータ104の出力点Dとバッ
ファ106の入力点Eとの間に、電圧VEEに対して定電
流源I3、可変電流源I4およびコンデンサC2が並列
に接続されている。
【0004】アナログ回路100では、可変電流源I2
から出力される電流の大きさに応じて点Cに現れる信号
の特性、具体的には波形の立ち上がりと立ち下がりとの
鈍り方(遅延の仕方)が異なり、図7に示すような波形
の信号SA が点Aから入力されると、点Bには信号SA
の波形を反転した波形の信号SB が現れ、点Cには信号
B の波形の立ち下がりを鈍らせた(遅延させた)波形
の信号SC が現れる。そして、点Dには信号SC の波形
を反転した波形の信号SD が現れ、点Eには信号SD
波形の立ち下がりを鈍せた(遅延させた)波形の信号S
E が現れる。このように、アナログ回路100は、A点
から入力された信号SA の波形の立ち上がりおよび立ち
下がりをそれぞれ独立して鈍らせた(遅延させた)波形
の信号SE を点Fから出力する。
【0005】図8はディジタル信号を遅延させる従来の
ディジタル回路120の構成例を示す回路図であり、図
9は図8に示す遅延ゲート回路122a、122bの構
成例を示す回路図である。図8に示すように、ディジタ
ル回路120は、1入力2出力のゲート126に、遅延
ゲート回路122aおよび微分回路124aと、遅延ゲ
ート回路122bおよび微分回路124bとが並列的に
接続されている。微分回路124aはRS−FF(フィ
リップフロップ)128のS端子と接続され、微分回路
124bはRS−FF128のR端子と接続されてい
る。ゲート126は、入力信号SINをそのまま遅延ゲー
ト回路122aに出力し、また、入力信号のレベルを反
転させて遅延ゲート回路122bに出力する。遅延ゲー
ト回路122a、122bは、図9に示すように、入力
と出力との間に、単数あるいは複数の遅延用バッファを
介した遅延経路と遅延用バッファを介さない非遅延経路
とがマルチプレクサMUXによって選択可能な回路が、
4段に接続された構成となっている。遅延ゲート回路1
22a、122bでは、マルチプレクサMUXに出力さ
れる切換信号SEL0〜3によって、入力から出力の経
路、すなわち、遅延時間が決定される。
【0006】微分回路124a、124bは入力パルス
の立ち上がりの瞬間から、ごく短いパルス幅のパルスを
出力する立ち上がり微分パルス発生回路である。
【0007】図10は、図8に示すディジタル回路12
0のタイミングチャートである。ディジタル回路120
では、図9に示すような波形の入力信号SINを入力する
と、点Aには入力信号SINと同じ波形の信号SA が現
れ、点Dには入力信号SINのレベルを反転させた信号S
D が現れる。信号SA は遅延ゲート回路122aにて時
間Trだけ遅延され、点Bには信号SA を時間Trだけ
遅延させた信号SB が現れる。信号SB は微分回路12
4aにて立ち上がりパルス微分され、点Cには信号SB
の立ち上がりのタイミングで微小パルス幅だけハイレベ
ルになる信号SC が現れる。一方、信号SD は遅延ゲー
ト回路122bにて時間Tfだけ遅延され、点Eには信
号SD を時間Tfだけ遅延させた信号SE が現れる。信
号SE は微分回路124bにて立ち上がりパルス微分さ
れ、点Fには信号SE の立ち上がりタイミングで微小時
間だけハイレベルになる信号SF が現れる。
【0008】信号SC はRF−FF128のS端子に入
力され、信号SF はRF−FF128のR端子に入力さ
れ、RF−FF128は信号SC のパルスC1をトリガ
ーとしてハイレベルとなり、信号SF のパルスF1をト
リガーとしてローレベルとなるパルスO1を有する出力
信号SOUT を出力する。上述したディジタル回路120
は、立ち上がり遅延時間Tr、立ち下がり遅延時間Tf
および入力信号のパルス幅Pに下記式(1)に示す関係
が満たされる場合には、入力信号SINを、その論理を変
えることなく、立ち上がりを時間Tr、立ち下がりを時
間Tfだけ遅延させた出力信号SOUT として出力する。 Tr−Tf<P (1)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のアナログ回路100は遅延時間が短いため、長い遅延
時間を必要とする場合に、アナログ回路100を多段に
接続しなければならないという問題がある。また、アナ
ログ回路100は、出力電流を制御する回路を有する可
変電流源I2、I4、および、ディジタル信号を処理す
るためのディスクリート部品などが必要となり、ワンチ
ップ化ができないなど、ディジタル方式のゲートアレイ
ICには適さない。
【0010】また、上述したディジタル回路120は、
上記式(1)に示す関係が満たされないようなパルス、
すなわち、立ち上がりの遅延時間と立ち下がりの遅延時
間との差分に対してパルス幅が短いようなパルス、例え
ば、図9に示す入力信号のパルスI2は、信号SC では
パルスC2として表れ、信号SF ではパルスF2として
現れる。従って、パルスF2によって決定される立ち下
がり時刻と、パルスC2によって決定される立ち下がり
時刻とが逆転し、出力信号SOUT の斜線部においてパル
スI2とは論理が逆転したパルスO2が現れてしまい、
出力信号SOUT と入力信号SINとの間で論理の整合性を
保てないという問題がある。
【0011】本発明は、上述した従来技術の問題に鑑み
てなされ、出力信号における論理の逆転を防止し、ディ
ジタル方式のゲートアレイICに適したディジタル論理
回路を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の問題
を解決し上述した目的を達成するために、本発明のディ
ジタル論理回路は、第1のディジタル信号が第1のレベ
ルから第2のレベルに切り換わり、その第2のレベルが
所定の立ち上がり遅延時間だけ継続したタイミングで、
立ち上がり検出信号を出力する立ち上がり検出回路と、
前記第1のディジタル信号と逆相関係にある第2のディ
ジタル信号が第1のベベルから第2のレベルに切り換わ
り、その第2のレベルが所定の立ち下がり遅延時間だけ
継続したタイミングで、立ち下がり検出信号を出力する
立ち下がり検出回路とを有する。
【0013】また、本発明のディジタル論理回路は、第
1のディジタル信号が立ち上がり、その立ち上がり状態
が所定の立ち上がり遅延時間だけ継続したタイミングで
立ち上がるディジタル信号を出力する立ち上がり検出回
路と、第2のディジタル信号が立ち下がり、その立ち下
がり状態が所定の立ち下がり遅延時間だけ継続したタイ
ミングで立ち下がりるディジタル信号を出力する立ち下
がり検出回路とを直列に接続した。
【0014】
【作用】本発明のディジタル論理回路では、例えば第1
のレベルをローレベルとし、第2のレベルをハイレベル
とした場合には、第1のディジタル信号が立ち上がり検
出回路に入力され、入力された第1のディジタル信号が
立ち上がり、その立ち上がり状態が所定の立ち上がり遅
延時間だけ継続したタイミングで、立ち上がり検出信号
が出力される。また、前記第1のディジタル信号と逆相
関係にある第2のディジタル信号が立ち下がり検出回路
に入力され、入力された第2のディジタル信号が立ち上
がり、その立ち上がり状態が所定の立ち下がり遅延時間
だけ継続したタイミングで、立ち下がり検出信号が出力
される。そして、前記立ち上がり検出信号に基づいて立
ち上がりのタイミングが決定され、前記立ち下がり検出
信号に基づいて立ち下がりのタイミングが決定された出
力信号が出力される。このとき、出力信号の立ち下がり
のタイミングは第1のディジタル信号の立ち上がりのタ
イミングに対して立ち上がり遅延時間だけ遅延されてお
り、また、出力信号の立ち下がりのタイミングは前記第
1のディジタル信号の立ち下がりのタイミングに対して
立ち下がり遅延時間だけ遅延されている。
【0015】また、本発明のディジタル論理回路では、
例えば、立ち上がり検出回路と立ち下がり検出回路と
を、立ち上がり検出回路の出力信号が立ち下がり検出回
路の入力信号となるように直列に接続する。このとき、
本発明の論理回路では、第1のディジタル信号が立ち上
がり検出回路に入力され、入力された第1のディジタル
信号が立ち上がり、その立ち上がり状態が所定の立ち上
がり遅延時間だけ継続したタイミングで立ち上がるディ
ジタル信号が出力される。そして、立ち上がり検出回路
から出力されたディジタル信号が第2のディジタル信号
として立ち下がり検出回路に入力され、入力された第2
のディジタル信号が立ち下がり、その立ち下がり状態が
所定の立ち下がり時間だけ継続したタイミングで立ち下
がるディジタル信号が出力される。このとき、立ち下が
り検出回路から出力されるディジタル信号は、立ち下が
りのタイミングが第1のディジタル信号の立ち上がりの
タイミングに対して立ち上がり遅延時間だけ遅延されて
おり、また、立ち下がりのタイミングが前記第1のディ
ジタル信号の立ち下がりのタイミングに対して立ち下が
り遅延時間だけ遅延されている。
【0016】さらに、本発明のディジタル論理回路で
は、例えば、立ち上がり検出回路と立ち下がり検出回路
とを、立ち下がり検出回路の出力信号が立ち上がり検出
回路の入力信号となるように直列に接続してもよい。
【0017】
【実施例】以下、本発明のディジタル論理回路の実施例
に係わるディジタル遅延回路について説明する。第1実
施例について説明する。図1は本実施例のディジタル遅
延回路1の構成例を示す回路図である。図2は図1に示
すディジタル遅延回路1の各部における入出力波形を示
すタイミングチャートである。図1において、SINは入
力信号、2は1入力2出力のゲート、6、10は遅延ゲ
ート回路、8、12は2入力1出力のANDゲート、1
4はRS−FF(フィリップフロップ)、SOUT は出力
信号をそれぞれ示す。
【0018】図1に示すディジタル遅延回路1では、入
力信号SINがゲート2の入力端子2cから入力され、ゲ
ート2の出力端子2aとANDゲート8の入力端子8a
および遅延ゲート回路6の入力端子6aとが接続され、
遅延ゲート回路6の出力端子6bとANDゲート8の入
力端子8bとが接続され、ANDゲート8の出力端子8
cとRS−FF14のS端子とが接続されている。ま
た、ゲート2の出力端子2bとANDゲート12の入力
端子12aおよび遅延ゲート回路10の入力端子10a
とが接続され、遅延ゲート回路10の出力端子10bと
ANDゲート12の入力端子12bとが接続され、AN
Dゲート12の出力端子12cとRS−FF14のR端
子とが接続されおり、RS−FF14のQ端子からの出
力が出力信号SOUT となる。
【0019】ゲート2は、入力端子2cから入力信号S
INを入力し、入力信号SINを出力端子2aから出力し、
入力信号SINと逆相関係にある、すなわち、入力信号S
INのレベルを反転させた信号SIN_を出力端子2bから
出力する。従って、図2に示すように、A点にはSIN
同じ波形の信号が現れ、D点には入力信号SINのレベル
を反転させた信号SIN_が現れる。
【0020】遅延ゲート回路6は、端子6aから入力信
号SINを入力し、この入力信号SINを立ち上がり遅延時
間Trだけ遅延させ、信号SB として端子6bから出力
する。従って、図2に示すように、B点には入力信号S
INを時間Trだけ遅延させた信号SB が現れる。
【0021】遅延ゲート回路10は、端子10aから信
号SIN_を入力し、この信号SIN_を立ち下がり遅延時
間Tfだけ遅延させ、信号SE として端子10bから出
力する。従って、図2に示すように、E点には信号SIN
_を時間Tfだけ遅延させた信号SE が現れる。ここ
で、SINに含まれるパルスIN2のパルス幅をP2とす
ると、パルス幅P2および立ち上がり遅延時間Trには
下記式(2)の関係が成立する。 P2≦Tr (2) また、SINに含まれるローレベルのパルスIN4_のパ
ルス幅をP4_とすると、パルス幅P4_および立ち下
がり遅延時間Tfには下記式(3)の関係が成立する。 P4_≦Tf (3) 尚、遅延ゲート回路6、10は、例えば前述した図8
(A)に示す遅延ゲート回路と同一である。
【0022】ANDゲート8は、入力端子8aから入力
信号SIN、入力端子8bから信号S B をそれぞれ入力
し、入力信号SINと信号SB との論理積に相当する信号
C を出力端子8cから出力する。この信号Sc を生成
するにあたって、図2に示すように、入力信号SINに含
まれるパルスのうちパルス幅PがTr≧Pの関係にある
ハイレベルのパルスは、入力信号SINと信号SB との論
理積を取るとローレベルとなり、信号Sc には現れな
い。具体的には、図2の入力信号SINのパルスIN2に
対応したパルスは、信号SC には現れない。従って、入
力信号SINに含まれるハイレベルのパルスのうち信号S
C に現れるパルスは、必ず前記式(1)の関係を満たす
パルスであり、信号SC には出力信号SOUT における論
理逆転の原因となるハイレベルのパルスは含まれない。
【0023】ANDゲート12は、入力端子12aから
信号SIN_、入力端子12bから信号SE をそれぞれ入
力し、信号SIN_と信号SE との論理積に相当する信号
Fを出力端子12cから出力する。従って、図2に示
すように、F点には入力信号SINと信号SE との論理積
に相当する信号SF が現れる。信号SF では、入力信号
INに含まれるパルスのうちパルス幅PがTf≧Pの関
係にあるローレベルのパルスに対応するパルスは現れ
ず、パルス幅の狭いハイレベルのパルスに対応するパル
スの数が入力信号SINに比べて増えているが、この増え
たパルスはRS−FF14にて出力信号SOUT を生成す
る際に、出力信号SOUT の波形には影響しない。具体的
には、SINに含まれるパルスIN2に対応したローレベ
ルのパルスF2_およびF3_が信号SF に現れている
が、これらのローレベルのパルスは、出力信号SOUT
波形には影響を及ぼさない。
【0024】また、RS−FF14のR端子に入力する
信号SF を、信号SD と信号SE との論理積をとること
で生成するため、信号SC と信号SF とが同時にハイレ
ベルとなることはなく、図8に示す従来のディジタル回
路のように微分回路は必要ない。
【0025】RS−FF14は、S端子から信号SC
よびR端子から信号SF をそれぞれ入力し、信号SC
ローレベルであり、かつ、信号SF がハイレベルのとき
にローレベルとなり、一方、信号SC がハイレベルであ
り、かつ、信号SF がローレベルのときにハイレベルと
なり、信号SC 、SF の双方がローレベルのときにその
ままレベルを保持した出力信号SOUT を出力する。従っ
て、図2に示すように、端子Qから出力される出力信号
OUT の波形は、信号SC のパルスC1の立ち上がりの
タイミングで立ち上がり信号SF のパルスF1の立ち上
がりのタイミングで立ち下がるパルスO1と、信号SC
のパルスC2の立ち上がりのタイミングで立ち上がり信
号SF のパルスF2の立ち上がりのタイミングで立ち下
がるパルスO2とを有する。
【0026】図2に示す出力信号SOUT では、パルスO
1が入力信号SINのパルスIN1、パルスO2がSIN
パルスIN3およびIN4にそれぞれ対応しており、S
INのパルスIN2およびローレベルのパルスIN4_に
対応したパルスは現れていない。
【0027】上述したように本実施例のディジタル遅延
回路1によれば、入力信号SINを入力し、この入力信号
INとの間で論理的な整合性が保持され、なおかつ、そ
の立ち上がり時刻と立ち下がり時刻とが独立して遅延さ
れた出力信号SOUT を生成することができる。また、本
実施例のディジタル遅延回路1によれば、出力信号S
OUT には、入力信号SINに含まれるパルスのうち、パル
ス幅が上記式(3)の関係を満たすパルス幅の狭いハイ
レベルのパルス、および、(4)の関係を満たすような
パルス幅の狭いローレベルのパルスは現れず、入力信号
INをフィルタリングした波形の出力信号SOUT を生成
することができる。また、本実施例のディジタル遅延回
路1によれば、図8に示す従来のディジタル回路120
のような微分回路は不要である。さらに、本実施例のデ
ィジタル遅延回路1によれば、ディジタル信号を処理す
るためのディスクリート部品などが不要で、また、ワン
チップ化が可能であり、ディジタル方式のゲートアレイ
ICとして適している。
【0028】第2実施例について説明する。図3は本実
施例のディジタル遅延回路21の構成例を示す回路図で
ある。図4は図3に示すディジタル遅延回路21の各部
における入出力波形を示すタイミングチャートである。
図3において、SINは入力信号、22は1入力2出力の
ゲート、26、30は遅延ゲート回路、28、42は2
入力1出力のNORゲート、44はRS−FF(フィリ
ップフロップ)、SOUT は出力信号をそれぞれ示す。
【0029】図3に示すディジタル遅延回路21では、
入力信号SINがゲート2の入力端子22cから入力さ
れ、ゲート22の出力端子22aとNORゲート28の
入力端子28aおよび遅延ゲート回路26の入力端子2
6aとが接続され、遅延ゲート回路26の出力端子26
bとNORゲート28の入力端子28bとが接続され、
NORゲート28の出力端子28cとRS−FF44の
S端子とが接続されている。また、ゲート22の出力端
子22bとNORゲート42の入力端子42aおよび遅
延ゲート回路30の入力端子30aとが接続され、遅延
ゲート回路30の出力端子30bとNORゲート42の
入力端子42bとが接続され、NORゲート42の出力
端子42cとRS−FF44のR端子とが接続されお
り、RS−FF44のQ端子からの出力が出力信号S
OUT となる。
【0030】ゲート22は、入力端子22cから入力信
号SINを入力し、入力信号SINのレベルを反転させた信
号SIN_を出力端子22aから出力し、入力信号SIN
出力端子22bから出力する。従って、図4に示すよう
に、H点には入力信号SINのレベルを反転させた信号S
IN_が現れ、J点には入力信号SINが現れる。
【0031】遅延ゲート回路26は、端子26aから信
号SIN_を入力し、この信号SIN_を立ち上がり遅延時
間Tr’だけ遅延させ、信号SI として端子26bから
出力する。従って、図4に示すように、I点には信号S
IN_を時間Tr’だけ遅延させた信号SI が現れる。
【0032】遅延ゲート回路30は、端子30aから入
力信号SINを入力し、この入力信号SINを立ち下がり遅
延時間Tf’だけ遅延させ、信号SK として端子30b
から出力する。従って、図4に示すように、K点には入
力信号SINを時間Tf’だけ遅延させた信号SK が現れ
る。ここで、SINに含まれるパルスIN2のパルス幅を
P2とすると、パルス幅P2および立ち上がり遅延時間
Tr’には下記式(4)の関係が成立する。 P2≦Tr’ (4) また、SINに含まれるローレベルのパルスIN4_のパ
ルス幅をP4_とすると、パルス幅P4_および立ち下
がり遅延時間Tf’には下記式(5)の関係が成立す
る。 P4_≦Tf’ (5) 尚、遅延ゲート回路26、30は、例えば前述した図9
に示す遅延ゲート回路と同一である。
【0033】NORゲート28は、入力端子28aから
信号SIN_、入力端子28bから信号SI をそれぞれ入
力し、信号SIN_と信号SI との否定的論理和に相当す
る信号SL を出力端子28cから出力する。すなわち、
信号SIN_とSI との双方がローレベルのときに信号S
L はハイレベルとなる。この信号Sc を生成するにあた
って、図4に示すように、信号SINに含まれるハイレベ
ルのパルスのうち、パルス幅PがTr’≧Pの関係にあ
るハイレベルのパルスに応じたパルスは、信号SIN_と
信号SI との否定的論理和をとるとローレベルとなり、
信号SL には現れない。具体的には、図4の信号SIN
パルスIN2に対応したパルスは、信号SL には現れな
い。従って、信号SINに含まれるハイレベルのパルスの
うち信号SL に現れるパルスは、必ず前記式(1)の関
係を満たすパルスであり、信号SL には出力信号S OUT
における論理逆転の原因となるハイレベルのパルスは含
まれない。
【0034】NORゲート42は、入力端子42aから
入力信号SIN、入力端子42bから信号SK をそれぞれ
入力し、入力信号SINと信号SK との論理和の反転に相
当する信号SN を出力端子42cから出力する。従っ
て、図4に示すように、N点には入力信号SINと信号S
K との否定的論理に相当する信号SN が現れる。信号S
N では、入力信号SINに含まれるパルスのうちパルス幅
PがTf’≧Pの関係にあるローレベルのパルスに対応
するパルスは現れず、逆にパルス幅の狭いハイレベルの
パルスに対応するパルスが数が入力信号SINに比べて増
えているが、この増えたパルスはRS−FF14にて出
力信号SOUT を生成する際に、出力信号SOUT の波形に
は影響しない。具体的には、SINに含まれるパルスIN
2に対応したローレベルのパルスN2_およびN3_が
信号SN に現れているが、これらのローレベルのパルス
は、出力信号SOUT の波形には影響を及ぼさない。
【0035】RS−FF44は、S端子から信号SL
よびR端子から信号SN をそれぞれ入力し、信号SL
ローレベルであり、かつ、信号SN がハイレベルのとき
にローレベルとなり、一方、信号SL がハイレベルであ
り、かつ、信号SN がローレベルのときにハイレベルと
なり、信号SL 、SN の双方がローレベルのときにその
ままレベルを保持した出力信号SOUT を出力する。従っ
て、図4に示すように、端子Qから出力される出力信号
OUT の波形は、信号SL のパルスL1の立ち上がりの
タイミングで立ち上がり信号SN のパルスN2の立ち上
がりのタイミングで立ち下がるパルスO1と、信号SL
のパルスL2の立ち上がりのタイミングで立ち上がり信
号SN のパルスN5の立ち上がりのタイミングで立ち下
がるパルスO2とを有する。
【0036】図4に示す出力信号SOUT では、パルスO
1が入力信号SINのパルスIN1、パルスO2がSIN
パルスIN3およびIN4にそれぞれ対応しており、S
INのパルスIN2およびローレベルのパルスIN4_に
対応するパルスは現れていない。また、ディジタル遅延
回路21においても、RS−FF44のR端子に入力す
る信号SN と、S端子に入力する信号SL とが同時にハ
イレベルとなることは論理的になく、図8(B)に示す
従来のディジタル回路の場合のような微分回路は必要な
い。
【0037】上述したように本実施例のディジタル遅延
回路21によっても、第1実施例のディジタル遅延回路
1と同様の効果を得ることができる。
【0038】第3実施例について説明する。図5(A)
は本実施例のディジタル遅延回路51の構成例を示す回
路図である。図6は図5(A)に示すディジタル遅延回
路51の各部における入出力波形を示すタイミングチャ
ートである。図5(A)において、SINは入力信号、5
0はANDゲート、52はORゲート、54、56は遅
延ゲート回路、SOUT は出力信号をそれぞれ示す。
【0039】図5(A)に示すディジタル遅延回路51
では、入力信号SINが入力端子50aからANDゲート
50および入力端子54aから遅延ゲート54に入力さ
れ、遅延ゲート54の出力端子54bとANDゲート5
0の入力端子50bとが接続され、ANDゲート50の
出力端子50cとORゲート52の入力端子52aおよ
び遅延ゲート56の入力端子56aとが接続され、遅延
ゲート56の出力端子56bとORゲート52の入力端
子52bとが接続され、ORゲート52の出力端子52
cから出力信号SOUT が出力される。遅延ゲート回路5
4、56は、例えば前述した図9に示す遅延ゲート回路
と同一である。
【0040】このディジタル遅延回路51では、図6に
示すように、入力信号SINを入力すると、A点には入力
信号SINが現れ、B点には入力信号SINが遅延ゲート回
路54にて立ち上がり遅延時間Trだけ遅延された信号
B が現れる。C点およびD点には、ANDゲート50
における入力信号SINと信号SB との論理積に相当する
図6に示すような信号SC が現れ、E点には信号SC
遅延ゲート回路56にて立ち下がり遅延時間Tfだけ遅
延された信号SE が現れる。このとき、SINに含まれる
パルスのうち、パルス幅PがP≦TrであるパルスはS
C には現れない。そして、ORゲート52の出力端子5
2cから、信号SC と信号SE の論理和に相当する図6
に示すような出力信号SOUT が出力される。このとき、
INに含まれるローレベルのパルスのうち、パルス幅P
≦Tfであるローレベルのパルスに対応するローレベル
のパルスは出力信号SOUT には現れない。
【0041】上述したように本実施例のディジタル遅延
回路51によっても、第1実施例のディジタル遅延回路
1と同様の効果を得ることができる。
【0042】本実施例のディジタル遅延回路51では、
図5(A)に示すようにANDゲート50の出力端子に
ORゲート52の入力端子を接続する場合について述べ
たが、図5(B)に示すように、入力信号SINが入力端
子52aからORゲート52および入力端子56aから
遅延ゲート56に入力され、遅延ゲート56の出力端子
56bとORゲート52の入力端子52bとが接続さ
れ、ORゲート52の出力端子52cとANDゲート5
0の入力端子50aおよび遅延ゲート54の入力端子5
4aとが接続され、遅延ゲート54の出力端子54bと
ANDゲート50の入力端子50bとが接続され、AN
Dゲート50の出力端子50cから出力信号SOUT が出
力されるように構成しても、上述したディジタル遅延回
路51と同様の効果を得ることができる。
【0043】
【発明の効果】上述したように本発明のディジタル論理
回路によれば、入力信号との間で論理的な整合性が保持
され、なおかつ、その立ち上がり時刻と立ち下がり時刻
とが独立して遅延された出力信号を生成することができ
る。また、本発明のディジタル論理回路によれば、出力
信号には、入力信号に含まれるパルスのうち、パルス幅
の狭い第1のレベルのパルス、および、パルス幅の狭い
第2のレベルのパルスは現れず、入力信号をフィルタリ
ングした波形の出力信号を生成することができる。ま
た、本発明のディジタル論理回路によれば、従来のディ
ジタル回路のような微分回路は不要である。さらに、本
発明のディジタル論理回路によれば、ディジタル信号を
処理するためのディスクリート部品などが不要で、ま
た、ワンチップ化が可能であり、ディジタル方式のゲー
トアレイICとして適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のディジタル遅延回路の構成例を示
す回路図である。
【図2】図1に示すディジタル遅延回路の各部における
入出力波形を示すタイミングチャートである。
【図3】第2実施例のディジタル遅延回路の構成例を示
す回路図である。
【図4】図2に示すディジタル遅延回路の各部における
入出力波形を示すタイミングチャートである。
【図5】(A)は第3実施例のディジタル遅延回路の構
成例を示す回路図であり、(B)は(A)に示すディジ
タル遅延回路のその他の構成例を示す回路図である。
【図6】図5(A)に示すディジタル遅延回路の各部に
おける入出力波形を示すタイミングチャートである。
【図7】ディジタル信号を遅延させる従来のアナログ回
路の構成例を示す回路図である。
【図8】ディジタル信号を遅延させる従来のディジタル
回路の構成例を示す回路図である。
【図9】図8に示す遅延ゲート回路の構成例を示す回路
図である。
【図10】図8に示すディジタル遅延回路の各部におけ
る入出力波形を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1・・・ディジタル遅延回路 2、22、126・・・1入力2出力のゲート 6、10、26、30、122a、122b・・・遅延
ゲート回路 8、12、50・・・ANDゲート 14、44、128・・・RS−FF 28、42・・・NORゲート 52・・・ORゲート 102、104、106・・・バッファ 124a、124b・・・微分回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディジタル信号の立ち上がりおよび立ち下
    がりのタイミングを決定するディジタル論理回路であっ
    て、 第1のディジタル信号が第1のレベルから第2のレベル
    に切り換わり、その第2のレベルが所定の立ち上がり遅
    延時間だけ継続したタイミングで、立ち上がり検出信号
    を出力する立ち上がり検出回路と、 前記第1のディジタル信号と逆相関係にある第2のディ
    ジタル信号が第1のベベルから第2のレベルに切り換わ
    り、その第2のレベルが所定の立ち下がり遅延時間だけ
    継続したタイミングで、立ち下がり検出信号を出力する
    立ち下がり検出回路とを有するディジタル論理回路。
  2. 【請求項2】ディジタル信号の立ち上がりおよび立ち下
    がりのタイミングを独立して遅延させるディジタル論理
    回路であって、 第1のディジタル信号が立ち上がり、その立ち上がり状
    態が所定の立ち上がり遅延時間だけ継続したタイミング
    で立ち上がるディジタル信号を出力する立ち上がり検出
    回路と、 第2のディジタル信号が立ち下がり、その立ち下がり状
    態が所定の立ち下がり遅延時間だけ継続したタイミング
    で立ち下がりディジタル信号を出力する立ち下がり検出
    回路とを直列に接続したディジタル論理回路。
JP5219782A 1993-09-03 1993-09-03 ディジタル論理回路 Pending JPH0774601A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5219782A JPH0774601A (ja) 1993-09-03 1993-09-03 ディジタル論理回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5219782A JPH0774601A (ja) 1993-09-03 1993-09-03 ディジタル論理回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0774601A true JPH0774601A (ja) 1995-03-17

Family

ID=16740927

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5219782A Pending JPH0774601A (ja) 1993-09-03 1993-09-03 ディジタル論理回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0774601A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006118012A1 (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Advantest Corporation 試験装置
JP2008092271A (ja) * 2006-10-02 2008-04-17 Mitsubishi Electric Corp 遅延回路

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006118012A1 (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Advantest Corporation 試験装置
KR100922815B1 (ko) * 2005-04-28 2009-10-22 주식회사 아도반테스토 시험 장치
US7834642B2 (en) 2005-04-28 2010-11-16 Advantest Corporation Testing apparatus and method which adjusts a phase difference between rising and falling signals output from a DUT
JP2008092271A (ja) * 2006-10-02 2008-04-17 Mitsubishi Electric Corp 遅延回路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5003194A (en) Formatter circuit for generating short and variable pulse width
US4583008A (en) Retriggerable edge detector for edge-actuated internally clocked parts
US5103114A (en) Circuit technique for creating predetermined duty cycle
US6111447A (en) Timing circuit that selectively triggers on a rising or falling input signal edge
US5808486A (en) Glitch free clock enable circuit
US4710653A (en) Edge detector circuit and oscillator using same
US5426380A (en) High speed processing flip-flop
JP2653177B2 (ja) 雑音除去回路
US6362694B1 (en) Method and apparatus for providing a ring oscillator
JPH04288607A (ja) クロック信号切り換え回路
JPH0563525A (ja) パルス幅可変回路
US4034303A (en) Electronic pulse generating circuit for eliminating spike pulses
JPH0774601A (ja) ディジタル論理回路
KR19980051304A (ko) 펄스폭 제어가 가능한 주파스 체배기
JP4649064B2 (ja) 出力回路
US11894845B1 (en) Structure and method for delaying of data signal from pulse latch with lockup latch
CN114679158B (zh) 周期信号发生装置、信号处理系统及其周期信号发生方法
JP2662987B2 (ja) 波形生成回路
JPH0334617A (ja) フリップフロップ回路
JP2591849B2 (ja) テスト回路
KR970007876B1 (ko) Am검파장치
SU1725371A1 (ru) Устройство дл устранени вли ни дребезга сигнала
JPH1197990A (ja) 可変遅延回路
KR0136619B1 (ko) 노이즈 제거 회로
KR0184153B1 (ko) 주파수 분주 회로