JPH0774559B2 - キー装置 - Google Patents
キー装置Info
- Publication number
- JPH0774559B2 JPH0774559B2 JP30673493A JP30673493A JPH0774559B2 JP H0774559 B2 JPH0774559 B2 JP H0774559B2 JP 30673493 A JP30673493 A JP 30673493A JP 30673493 A JP30673493 A JP 30673493A JP H0774559 B2 JPH0774559 B2 JP H0774559B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tumbler
- key
- row
- tumblers
- pitch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
つシリンダ錠と、該タンブラを操作するキープレートと
を組合わせたキー装置に関する。 【0002】 【従来の技術】この種のシリンダ錠は、タンブラ列を複
数列、例えば4〜8列備えており、各タンブラの移動量
による種類すなわちタンブラ種類は3〜4種類であり、
単位移動量すなわちタンブラピッチは、ロック強度、加
工精度の点から0.5〜0.8mmとされている。 【0003】このようなシリンダ錠において、タンブラ
の枚数、あるいは種類を増やせば、キー種類すなわちキ
ーナンバーは増加し、さらにタンブラピッチを小さくす
れば、キーナンバーが増え、さらに段差が小さくなるの
でキー着脱がスムーズになり操作性も向上する。 【0004】しかし、タンブラの枚数を増やせば、シリ
ンダは長手方向に長くなり、タンブラの種類を増やせ
ば、シリンダの径が大きくなるという問題がある。例え
ば、特開昭58−123979号公報に示されるキー装
置は、第1群と第2群に、それぞれ3種のピッチをもつ
6列のタンブラを備え、第1群と第2群のピッチを2分
の1段差ずらせることによりキーナンバを増大させてい
る。このキー装置においては、各タンブラは3種のピッ
チしかもたず、6列の2倍の12列のタンブラ列をもつ
ものとなり、312のキーナンバが得られるが、両群のタ
ンブラを半径方向1列に並べるとキー装置は極めて長く
なる。また両群のタンブラを反対向きに2列に並べる
と、長さは増大せず直径の増大も殆ど生じないが、非対
称となるためリバーシブルキーとすることはできず、使
用に際して不便である。 【0005】またタンブラピッチを小さくすると(例え
ば0.3mm)、タンブラ配列のうち1列のみ1ピッチ違
いで、他の例は同一ピッチである異種キーをシリンダに
挿入した場合は、従来のものに比してタンブラのシャー
ラインからの突出量が小さいから、シリンダとロータ間
の間のガタが大きい場合には回動してしまい、防盗性の
面から不安定になるという問題が生じることになる。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明
は、タンブラピッチを従来の2分の1程度とすることに
よりタンブラ種類を増やしてキー種類の増加を計り、タ
ンブラピッチを小さくしたことによりキー着脱時のフィ
ーリングを向上させ、且つタンブラ配列のうちの1つの
みを異ならせた組合せであっても支障を生じさせること
なくキー種類の増加を計ることを課題とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明における前記課題
の解決手段は、複数列のタンブラを外周面から半径方向
に出没自在に保持したロータと、該タンブラの外端が係
合するシリンダと、各タンブラに係合して該タンブラを
ロータ内に引込むキープレートとを有し、各タンブラの
タンブラピッチを0.5mm未満の小ピッチに設定するこ
とにより、シリンダ径に比して1列当りのタンブラ種類
を多くしたキー装置において、任意の一列以外の複数列
のタンブラのタンブラ種類が同一となる複数組のキー装
置では、該複数組のキー装置間の前記任意の一列のタン
ブラ列の段差を、少なくとも2ピッチ以上にしたこと、
を特徴とする。 【0008】 【作用】前記の手段により、タンブラ列のうち1列を除
いて他の列のタンブラ種類が同一である1群のキー装置
において、該1列のタンブラの段差は2ピッチ以上であ
るから、該1群のうちの一つのキー装置に適合するキー
プレートを他のキー装置に用いたとき、前記1列以外の
タンブラは後退するが、該1列のタンブラは、2ピッチ
以上の長さでシリンダに係合しているから、施錠状態は
確実に維持される。 【0009】 【実施例】以下図面に基づいて本考案の実施例を説明す
ると、図1において10はキー装置、11はロータを示
し、該ロータ11には直径方向に8列の摺動溝12が形
成され、該摺動溝12にはタンブラ13が図外のスプリ
ングによって半径方向に付勢された状態で挿入配置さ
れ、図外のシリンダの溝に係合している。14は該ロー
タ1内に挿入されて前記タンブラ13をスプリングに抗
して摺動溝12内に引込ますキープレートを示し、該キ
ープレート14は、図2(a)(b)に示すように、N
o.1〜No.6の6段階のピッチの一つを選択したタンブ
ラ種類に対応する形状をもち、その1ピッチは、例えば
0.3mmとされる。 【0010】図2(a)のキープレートを14a、図2
(b)のキープレートを14bとして、両キープレート
14a、14bのタンブラ種類は、8列のうち第1列と
第3列〜第8列の7列が同一であり、第2列の1列のみ
が相違している。本発明は、このような一群のキー装置
においては、第2列のタンブラ種類を少なくとも2ピッ
チ以上の段差をもつものとし、該第2列をキープレート
14aにおいてはNo.1としたときは、キープレート1
4bにおいては例えばNo.3として、両キープレート間
に0.6mmの段差をもたせている。 【0011】これにより、一方のキープレート14aを
他のキープレート14bが適合するシリンダに挿入して
も回転は阻止され、反対にキープレート14bをキープ
レート14aの適合するシリンダに挿入しても回転は阻
止される。 【0012】これに対して、図3に参考例として示すキ
ープレート14cは、タンブラ種類がキープレート14
a、14bに比べて第1列、第3列〜第8列は同一であ
り、第2列のみがNo.2であって1ピッチずつ相違す
る。このように8列のうち1列が段差1ピッチのみ相違
するだけでは、多少の製造誤差があるときは、キープレ
ート14cでキープレート14a又は14b用の錠の解
錠ができ、その逆も可能になる場合が生じる。そこで、
本発明においては、他のキープレート14a、14bに
対して1列1ピッチの相違しかないキープレート14c
は製作しないことにした。 【0013】このようにしても、第2列以外の7列には
6段階のタンブラ種類があり、第2列にはNo.1、3、
5又はNo.2、4、6の3組のタンブラ種類が成立する
から、キーナンバは、67×3=839,808個とな
る。これに対して前記特開昭58−123979号公報
に開示されたもののように、タンブラ種類が3種類しか
ないものは、タンブラ列数が12列あっても、キーナン
バは312=531,441となり本発明のものより少な
い。 【0014】 【発明の効果】このように本発明によるときは、キープ
レートのキーナンバの増加を計るべく、タンブラピッチ
を小にしてタンブラ種類を増し、任意の1列以外の列の
タンブラ種類が他のキー装置と同一となる場合におい
て、その1列のキー装置間の段差を少なくとも2ピッチ
以上としたものであるから、該タンブラはシャーライン
より十分に突出してシリンダの係合溝に係合し、濫りに
開錠されることがない。したがって、且つシリンダ径及
び長さを増大することなくキーナンバの増加が容易とな
り、更に、タンブラピッチが小さいためキー着脱がスム
ーズになり操作性も向上できるという効果を有する。
レート
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 複数列のタンブラを外周面から半径方向に出没自在に保
持したロータと、該タンブラの外端が係合するシリンダ
と、各タンブラに係合して該タンブラをロータ内に引込
むキープレートとを有し、各タンブラのタンブラピッチ
を0.5mm未満の小ピッチに設定することにより、シリ
ンダ径に比して1列当りのタンブラ種類を多くしたキー
装置において、 任意の1列以外の複数列のタンブラのタンブラ種類が同
一となる複数組のキー装置では、該複数組のキー装置間
の前記任意の一列のタンブラ列の段差を、少なくとも2
ピッチ以上にしたこと、を特徴とするキー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30673493A JPH0774559B2 (ja) | 1993-12-07 | 1993-12-07 | キー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30673493A JPH0774559B2 (ja) | 1993-12-07 | 1993-12-07 | キー装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06235272A JPH06235272A (ja) | 1994-08-23 |
JPH0774559B2 true JPH0774559B2 (ja) | 1995-08-09 |
Family
ID=17960665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30673493A Expired - Lifetime JPH0774559B2 (ja) | 1993-12-07 | 1993-12-07 | キー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0774559B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AT503738B1 (de) * | 2006-06-01 | 2008-08-15 | Evva Werke | Schlüssel |
-
1993
- 1993-12-07 JP JP30673493A patent/JPH0774559B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06235272A (ja) | 1994-08-23 |
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Legal Events
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