JPH0774524B2 - 屋 根 - Google Patents

屋 根

Info

Publication number
JPH0774524B2
JPH0774524B2 JP2036804A JP3680490A JPH0774524B2 JP H0774524 B2 JPH0774524 B2 JP H0774524B2 JP 2036804 A JP2036804 A JP 2036804A JP 3680490 A JP3680490 A JP 3680490A JP H0774524 B2 JPH0774524 B2 JP H0774524B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
existing
roof material
roof
tight frame
roofing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2036804A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03241146A (ja
Inventor
稔 村山
Original Assignee
大同鋼板株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 大同鋼板株式会社 filed Critical 大同鋼板株式会社
Priority to JP2036804A priority Critical patent/JPH0774524B2/ja
Publication of JPH03241146A publication Critical patent/JPH03241146A/ja
Publication of JPH0774524B2 publication Critical patent/JPH0774524B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は屋根、殊に既存屋根材上に新たな屋根材が葺か
れている屋根に関する。
【従来の技術】
スレート波板やカラー鉄板等の波板、あるいは角波折版
等で形成されている既存屋根の葺替にあたり、既存屋根
材を残したままで既存屋根材上に新たな屋根材を葺き上
げるようにしたものがある。 第13図にこの場合の従来例を示す。図中1は母屋10上に
葺かれた既存屋根材、2は既存屋根材1上に新たに葺か
れたカバールーフと称される屋根材であり、屋根材2は
既存屋根材1の各山部11に夫々対応する山部21を備えた
ものとして形成されているとともに、山部21が既存屋根
材1を貫通するボルトのような固定具30によって母屋10
に固定されている。また、この固定により、屋根材2
は、その山部21の両側が既存屋根材1の山部11の両側部
分に接触するものとなっている。
【発明が解決しようとする課題】
この場合、屋根材2における既存屋根材1との接触が既
存屋根材1の山部11付近でなされている上に、固定具30
の上端が屋根材2の山部21の上に露出するために、既存
屋根材1の劣化等で屋根材2の下地となる部分が緩んだ
時、屋根材2ががたつくとともに、固定具30の頭部に隙
間が生じて漏水を招いてしまうものであり、また固定具
30が錆びるために耐久性が悪いという問題を有してい
る。そして、各山部21毎に固定具30で固定するので、施
工に手間を要するものとなっているほか、既存屋根材1
と屋根材2とが各山部11,21について2点で接するよう
になっていて接触面積が大きいために、この接触部で生
じる錆の影響が大きいという問題を有している。また、
屋根材2の背高が既存屋根材1より小さくなるために、
屋根材2そのものの強度が小さい上に、屋根材2にかか
る施工時の踏込力や積雪力等の正圧が既存屋根材1の山
部11にかかるために、正圧に対する耐力が既存屋根材1
に大きく依存してしまうという問題もある。 本発明はこのような点に鑑み為されたものであり、その
目的とするところは既存屋根材上に新たな屋根材を葺い
た屋根において、施工が容易であるとともに、既存屋根
材の影響を受けることなく、確実な固定を行うことがで
きて、がたつきや漏水を生じることがない屋根を提供す
るにある。
【課題を解決するための手段】
しかして本発明は、波板もしくは折版で形成された既存
屋根材上に新たな屋根材が取り付けられた屋根であっ
て、既存屋根材を貫通する固定具で母屋に固定されると
ともに既存屋根材の谷部に接する脚部を有して既存屋根
材の山部上に空間を介して配されたタイトフレームを具
備し、既存屋根材の山部のピッチの3倍以上のピッチで
山部が形成されている屋根材は、上記タイトフレーム上
に両側縁の山部が固定されているとともに、既存屋根材
における谷部の上面に接する谷部と、既存屋根材におけ
る山部の上方に位置して少なくとも一つの既存屋根材の
谷部を跨ぐ中立部とを山部間に備え、タイトフレーム及
びタイトフレーム上における屋根材の一方の側縁は、タ
イトフレームもしくは屋根材の側縁に係合する係合部を
備えた隣接の屋根材の他方の側縁もしくは別体として形
成されているキャップで被覆されていることに特徴を有
している。 [作用] 本発明によれば、屋根材はその山部がタイトフレームを
介して母屋に固定されており、そして山部は既存屋根材
の山部の3倍以上のピッチで形成されているために、母
屋に固定するタイトフレームの数及びタイトフレームへ
の屋根材の固定箇所が少なくてすむものであり、そして
タイトフレーム及び屋根材が共に既存屋根材の谷部に接
する上に中立部を設けたことによる折り目の増加や背高
を十分確保することができることから、屋根材は既存屋
根材の強度の影響を殆ど受けることなく所要の強度を保
つことができ、またタイトフレームはもちろん、タイト
フレームを母屋に固定する固定具も屋根材またはキャッ
プに覆われてしまうために、雨水の浸入を招くことがな
いものである。 [実施例] 以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述すると、第1
図は一実施例を示すものであって、図中1は母屋10上に
葺かれている波板からなる既存屋根材であって、この既
存屋根材1上には、複数個の山部11毎にタイトフレーム
3が取り付けられる。このタイトフレーム3は、既存屋
根材1のある山部11の両側に位置する一対の谷部12,12
に接する脚部31を有して、山部11上に空間をおいて配設
されるとともに、既存屋根材1の山部を貫通するセルフ
ドリリングスクリュー等からなる固定具30で母屋10に固
定される。 既存屋根材1上に新たに葺かれるカバールーフと称され
る屋根材2は、既存屋根材1の山部11の3倍以上のピッ
チで形成された3つの山部21を備えるとともに、第2図
にも示すように、各山部11,11間に一対の中立部23,23を
介して谷部22を備えているもので、各山部11を上記タイ
トフレーム3上に配した時、各谷部22は既存屋根材1の
谷部12に接し、各中立部23は山部11を上方を通るととも
に谷部12を跨ぐ。 尚、屋根材2に中立部23を設けたのは、屋根材2におけ
る折り目の数を多くすることで、曲げ耐力を高めるため
である。また、屋根材2の背高(第1図中のH)を既存
屋根材1に比してかなり大きくしているのは、屋根材2
の断面性能値を大きくして、屋根材2の長手方向の腰を
強くするためである。尚、上述のように、屋根材2の山
部21の間隔を既存屋根材1の山部11の間隔より大きくし
ているために、背高を高くとっても、原板の使用量は少
なくてすむ。 そして、この屋根材2の山部21は、一端側の山部21を除
き、タイトフレーム3の上面に固定された係止金具32の
両側縁と係合する一対の係合部24,24を備えたものとな
っており、また上記一端側の山部21は、一対の係止突部
25,25を備えて、係止金具32が取り付けられていないタ
イトフレーム3の上面に固定具30で固定されるものとな
っている。ここにおける係止突部25,25は、第3図にも
示すように、隣接する屋根材2の山部21がかぶせられた
時にその係合部24,24と係合して、隣接する屋根材2,2間
の連結を行う。また、各タイトフレーム3の固定用の固
定具30は、いずれも屋根材2で覆われる。 第4図は山部21の数が二つである場合の屋根材2を示し
ている。また第5図は、山部21の数が二つであるととも
に、両者の山部21に夫々一対の係合部24,24を設けたも
のとした例を示している。この場合、タイトフレーム3
にはすべて係止金具32が取り付けられているものを使用
する。 係止金具32としては、第6図に示すように、脚部31が既
存屋根材1を貫通する固定具30で母屋10に固定されるタ
イトフレーム3に一体に形成されたものを用いてもよ
い。また、タイトフレーム3に固定具30で固定するので
はなく、第7図に示すように、溶接にて固定したもので
あってもよい。 第8図に示す屋根材2は、山部21の数を二つとするとと
もに、両山部21に夫々係止突部25を一つだけ設けた場合
を示している。この場合、第9図に示すように、隣接す
る一対の屋根材2,2の山部21,21同士をタイトフレーム3
上で重ねて固定具30で固定し、その後、係止突部25,25
と係合する係合部40,40を両側部に備えた別体のキャッ
プ4をかぶせることで、屋根材2,2の端縁ならびに固定
具30を覆う。 第10図〜第12図は、屋根材2として、一対の山部21の間
に二つの谷部22,22を設けるとともに、両谷部22,22間に
補強用のリブ26を備えた中立部23を設けたものを使用し
た場合を示している。各谷部22は、タイトフレーム3の
脚部31上に載る。
【発明の効果】
以上のように本発明は、既存屋根材を貫通する固定具で
母屋に固定されるとともに既存屋根材の谷部に接する脚
部を有して既存屋根材の山部上に空間を介して配された
タイトフレームを具備し、既存屋根材の山部のピッチの
3倍以上のピッチで山部が形成されている屋根材は、上
記タイトフレーム上に両側縁の山部が固定されていると
ともに、既存屋根材における谷部の上面に接する谷部
と、既存屋根材における山部の上方に位置して少なくと
も一つの既存屋根材の谷部を跨ぐ中立部とを山部間に備
え、タイトフレーム及びタイトフレーム上における屋根
材の一方の側縁は、タイトフレームもしくは屋根材の側
縁に係合する係合部を備えた隣接の屋根材の他方の側縁
もしくは別体として形成されているキャップで被覆され
ていることに特徴を有しており、屋根材はその山部がタ
イトフレームを介して母屋に固定されているとともに屋
根材の山部は既存屋根材の山部の3倍以上のピッチで形
成されているために、母屋に固定するタイトフレームの
数及びタイトフレームへの屋根材の固定箇所が少なくて
すむものであって、施工に要する手間が少なくなってお
り、そしてタイトフレーム及び屋根材は共に既存屋根材
の谷部に接することから、既存屋根材の劣化等で屋根材
の下地となる部分が緩んだとしても屋根材ががたつくこ
とはなく、またタイトフレーム及び屋根材が共に既存屋
根材の谷部に接する上に、既存屋根材における山部の上
方に位置して少なくとも一つの既存屋根材の谷部を跨ぐ
中立部を山部間に備えていることから、新たな屋根材は
その原板の使用量が少ないにもかかわらず、折り目の数
が多くて曲げ耐力が高い上に背高及び断面性能値が大き
くて長手方向の腰が強くなっているものであり、加える
に屋根材にかかる施工時の踏込力や積雪力等の正圧が既
存屋根材の谷部を通じて母屋で受けられるために、正圧
に対する耐力が大きく、そしてこの耐力が既存屋根材に
大きく依存してしまうということはなく、従って屋根材
は既存屋根材の強度の影響を殆ど受けることなく所要の
強度を保つことができるものであり、しかも中立部が既
存屋根材と新たな屋根材との間に多くの断熱空間を形成
するために、断熱性能の向上も期待することができ、更
にはタイトフレームはもちろんタイトフレームを母屋に
固定する固定具も屋根材あるいはキャップに覆われてし
まうために、雨水の浸入を招くことがない上に、固定具
の錆による耐久性の劣化もないものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明一実施例の断面図、第2図は同上の屋根
材の端面図、第3図は同上の部分拡大断面図、第4図は
屋根材の他例の端面図、第5図は屋根材の更に他例の端
面図、第6図はタイトフレームの他例の断面図、第7図
はタイトフレームの更に他例の断面図、第8図は屋根材
の別の例の端面図、第9図はキャップを使用した場合の
拡大断面図、第10図は別の実施例の断面図、第11図は同
上の屋根材の端面図、第12図は屋根材の他例の端面図、
第13図は従来例の断面図であって、1は既存屋根材、2
は屋根材、3はタイトフレーム、4はキャップ、11,21
は山部、12,22は谷部、30は固定具を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】波板もしくは折版で形成された既存屋根材
    上に新たな屋根材が取り付けられた屋根であって、既存
    屋根材を貫通する固定具で母屋に固定されるとともに既
    存屋根材の谷部に接する脚部を有して既存屋根材の山部
    上に空間を介して配されたタイトフレームを具備し、既
    存屋根材の山部のピッチの3倍以上のピッチで山部が形
    成されている屋根材は、上記タイトフレーム上に両側縁
    の山部が固定されているとともに、既存屋根材における
    谷部の上面に接する谷部と、既存屋根材における山部の
    上方に位置して少なくとも一つの既存屋根材の谷部を跨
    ぐ中立部とを山部間に備え、タイトフレーム及びタイト
    フレーム上における屋根材の一方の側縁は、タイトフレ
    ームもしくは屋根材の側縁に係合する係合部を備えた隣
    接の屋根材の他方の側縁もしくは別体として形成されて
    いるキャップで被覆されていることを特徴とする屋根。
JP2036804A 1990-02-16 1990-02-16 屋 根 Expired - Lifetime JPH0774524B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2036804A JPH0774524B2 (ja) 1990-02-16 1990-02-16 屋 根

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2036804A JPH0774524B2 (ja) 1990-02-16 1990-02-16 屋 根

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03241146A JPH03241146A (ja) 1991-10-28
JPH0774524B2 true JPH0774524B2 (ja) 1995-08-09

Family

ID=12479973

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2036804A Expired - Lifetime JPH0774524B2 (ja) 1990-02-16 1990-02-16 屋 根

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0774524B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4938609B2 (ja) * 2007-10-02 2012-05-23 Jfe鋼板株式会社 嵌合式金属製屋根板、嵌合式屋根構造および嵌合式屋根構造の施工方法
JP2015038270A (ja) * 2013-05-31 2015-02-26 株式会社斐川板金 折板屋根材

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56169022U (ja) * 1980-05-17 1981-12-14
JPS6346576U (ja) * 1986-09-13 1988-03-29

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03241146A (ja) 1991-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2907287A (en) Structures incorporating batten type joints
DK173989B1 (da) Inddækningselement og -ramme til taggennembrydende bygningsdel
EP0306880B1 (en) Modular roofing panel
US5423157A (en) Longitudinally assembled roof structure and method for making same
US4297825A (en) Strut for space frames
US5584155A (en) Roof plate for longitudinal roofing
JPH0774524B2 (ja) 屋 根
JP2524310B2 (ja) 縦葺き屋根構造及びその施工法
CA2523639A1 (en) Universal ridge clip
JP2506043B2 (ja) タイルブロック製屋根
JP2534620B2 (ja) 縦葺き屋根構造
CN220133283U (zh) 一种抗超强台风的抗风揭面金属屋面系统
JPH0322504B2 (ja)
JP3050836B2 (ja) 棟板及びその取付構造
GB2138465A (en) Fastening strips for roof sheeting
JPH0235939Y2 (ja)
JPS6229534Y2 (ja)
JPS6343541B2 (ja)
JPS6223140B2 (ja)
JPS6219771Y2 (ja)
JP2716616B2 (ja) 屋根瓦と該屋根瓦を用いた建物の屋根
JPH046418Y2 (ja)
JPH0411048Y2 (ja)
JP3441606B2 (ja) 二重屋根
JPH086931Y2 (ja) けらばの水切り構造