JPH0774371A - ガラス封止ダイオード - Google Patents

ガラス封止ダイオード

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JPH0774371A
JPH0774371A JP23908093A JP23908093A JPH0774371A JP H0774371 A JPH0774371 A JP H0774371A JP 23908093 A JP23908093 A JP 23908093A JP 23908093 A JP23908093 A JP 23908093A JP H0774371 A JPH0774371 A JP H0774371A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass tube
glass
electrode leads
sealed diode
electrode lead
Prior art date
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Pending
Application number
JP23908093A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Iwamaru
勉 岩丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 瞬時的な外圧及び長期間のストレスが電極リ
ードに加わる際のガラス管におけるクラックの発生を確
実に阻止し、長期間にわたる高信頼性を得る。 【構成】 ガラス管14の両端部に電極リード13a,
13bを中心にして凹部14a,14bを形成する。こ
の凹部14a,14b中の電極リード13a,13bの
周囲に半流体のエポキシ樹脂材15a,15bを充填
し、その後適当な温度を加え、又は常温で硬化させる。
このエポキシ樹脂材15a,15bで電極リード13
a,13bへの瞬時的な外圧及び長期間のストレスを吸
収してガラス管14と電極リード13a,13bの接合
部分でのクラックの発生を阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電極リードに加わる瞬
時的な外圧及び長期間のストレスを、樹脂部材で吸収し
てガラス管のクラックの発生を阻止するガラス封止ダイ
オードに関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のガラス封止ダイオードの構
成を示す断面図である。図4において、このガラス封止
ダイオードは半導体素子2の両端、すなわちカソードと
アノードとにそれぞれ電極リード3a,3bが接続さ
れ、さらに半導体素子2及び電極リード3a,3bの一
部をガラス管4で封止している。このようなガラス封止
ダイオードは電極リードとガラス管の接合部分の熱膨張
によるクラックの発生を避けるため電極リードとガラス
管とに、熱膨張が等しい素材、例えばジュメット線材等
が用いられている。また、特開昭57ー42156号公
報に開示されるように、電極リードと接触するガラス管
の隙間に低融点ガラス又は合成樹脂(図4中に示す符号
5)を充填して、電極リードとガラス管の接合部分の熱
膨張を吸収してクラックの発生を防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のガラス封止ダイオードは電極リードとガラス管
の接合部分における熱膨張でのクラックの発生を防止で
きるものの、電極リードへの機械的な外圧、例えば回路
基板への実装時の電極リードの折り曲げなどによるガラ
ス管へ外圧については考慮されていない。
【0004】したがって、電極リードへの瞬時的な外圧
及び長期間のストレスでガラス管の接合部分におけるク
ラックの発生が考えられる。特に、振動に対するクラッ
クなどの発生を確実に防止する必要がある機器、例えば
長期間の高信頼性が要求される宇宙飛翔体の搭載機器に
当該ガラス封止ダイオードを用いる場合は、より確実な
クラックの防止対策が要求される。
【0005】本発明は、上述した事情にかんがみてなさ
れたものであり、瞬時的な外圧及び長期間のストレスが
電極リードに加わる際のガラス管のクラックの発生を確
実に阻止でき、長期間にわたって高信頼性が得られるガ
ラス封止ダイオードの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のガラス封止ダイオードは、二つの電
極リードがガラス管の両端部から延在するガラス封止ダ
イオードにおいて、ガラス管の一端部又は両端部に電極
リードを含んだ凹部を形成し、かつ、この凹部内に電極
リードを囲んで樹脂部材を充填する構成としてある。
【0007】また、請求項2記載のガラス封止ダイオー
ドは、二つの電極リードがガラス管の両端部から延在す
るガラス封止ダイオードにおいて、ガラス管の一端部又
は両端部から延在する筒状部材を設け、この筒状部材内
の電極リードを囲んた凹部内に樹脂部材を充填する構成
としてある。
【0008】さらに、請求項3記載のガラス封止ダイオ
ードは、二つの電極リードがガラス管の両端部から延在
するガラス封止ダイオードにおいて、ガラス管の一端面
又は両端面から電極リードの一部を囲んで樹脂部材が装
着される構成としてある。
【0009】
【作用】上記構成からなる、本発明のガラス封止ダイオ
ードはガラス管の一端部又は両端部における電極リード
を含んだ凹部内に電極リードを囲んで樹脂部材を充填
し、また電極リードを囲んた筒状部材内の凹部内に樹脂
部材を充填している。さらにガラス管の一端面又は両端
面から電極リードの一部を囲んで樹脂部材が装着されて
おり、この樹脂部材で電極リードに加わる瞬時的な外圧
及び長期間のストレスが吸収される。したがって電極リ
ードとガラス管との接合部分に圧力が加わらなくなり、
ガラス管のクラックの発生が阻止される。
【0010】
【実施例】次に、本発明のガラス封止ダイオードの実施
例について図面を参照しながら説明する。図1(a)は
本発明のガラス封止ダイオードにおける第1の実施例の
構成を示す断面図であり、図1(b)は図1(a)中の
AーA線に係る断面図である。図1(a),(b)にお
いて、この例は半導体素子12と、この半導体素子12
の両端、すなわちカソードとアノードに接続される電極
リード13a,13bと、この半導体素子12及び電極
リード13a,13bの一部を封止するガラス管14と
を有している。
【0011】ガラス管14には、両端部に電極リード1
3a,13bを中心にして、内部方向に窪んだ凹部14
a,14bが形成されている。この凹部14a,14b
には電極リード13a,13bを中心に囲んたエポキシ
樹脂材15a,15bが充填されている。このエポキシ
樹脂材15a,15bは、半流体で凹部14a,14b
に充填し、その後適当な温度を加え、又は常温で硬化さ
せる。
【0012】次に、この第1の実施例の構成における機
能について説明する。電極リード13a,13bを、例
えば回路基板に実装するために折り曲げた場合、この折
り曲げ部分の変形がエポキシ樹脂材15a,15bで吸
収される。すなわち電極リード13a,13bの折り曲
げ時の変移がガラス管14の部材におよばないため、電
極リード13a,13bにおける接合部分のガラス管1
4にクラックが発生しなくなる。
【0013】また、当該ガラス封止ダイオードを回路基
板などに実装した後に、外部からの瞬時的な圧力及び長
期間にわたるストレスが電極リード13a,13bに加
わっても、このストレスがエポキシ樹脂材15a,15
bで吸収されるため、ガラス管14と電極リード13
a,13bの接合部分におよぶことがない。すなわち、
電極リード13a,13bにおける接合部分のガラス管
14にクラックが発生しなくなる。したがって、長期間
にわたる高信頼性が得られ、宇宙飛翔体などへの搭載が
容易になる。なお、エポキシ樹脂材15a,15bをガ
ラス管14の両側に充填しているが、これは一方のみで
も良い。例えば電極リード13a,13bの一方のみ
に、予め外圧や長期間のストレスが加わることが判明し
ている場合、この一方のみにエポキシ樹脂材(15a,
15b)を充填する。
【0014】図2(a)は本発明のガラス封止ダイオー
ドにおける第2の実施例の構成を示す断面図であり、図
2(b)は図2(a)中のBーB線に係る断面図であ
る。図2(a),(b)において、この第2の実施例で
はガラス管14の両端部に筒状部材17a,17bを、
ガラス管14の両端面から突出するように装着してい
る。そして、このガラス管14の両端面を含む筒状部材
17a,17bで囲った凹部18a,18b内にエポキ
シ樹脂材19a,19bを充填している。
【0015】次に、この第2の実施例の構成における機
能について説明する。この第2の実施例の構成でも、第
1の実施例と同様に電極リード13a,13bに加わる
瞬時的な圧力及び長期間にわたるストレスがエポキシ樹
脂材19a,19bで吸収される。また、この第2の実
施例では筒状部材17a,17bをガラス管14に装着
しているたため、完成したガラス封止ダイオードに筒状
部材17a,17bを装着できる。すなわち、後加工に
よって筒状部材17a,17bを取り付け、かつ、エポ
キシ樹脂材19a,19bを充填できるため、加工の自
由度が得られる。なお、二つの筒状部材17a,17b
をガラス管14の両端部に設けているが、一つの筒状部
材をガラス管14に被せ、かつ、ガラス管14の両端部
から突出するように構成してもよい。
【0016】図3(a)は、本発明のガラス封止ダイオ
ードにおける第3の実施例の構成を示す断面図であり、
図3(b)は、図3(a)中のCーC線に係る断面図で
ある。図3(a),(b)において、この第3の実施例
ではガラス管14の両端面から突出し、かつ、電極リー
ド13a,13bの一部を覆ってエポキシ樹脂材20
a,20bが設けられている。
【0017】次に、この第3の実施例の構成における機
能について説明する。この第3の実施例の構成でも、第
1の実施例と同様にエポキシ樹脂材20a,20bで、
電極リード13a,13bに加わる瞬時的な圧力及び長
期間にわたるストレスを吸収している。また、完成した
後の当該ガラス封止ダイオードにエポキシ樹脂材20
a,20bを装着できる。すなわち後加工によってエポ
キシ樹脂材20a,20bを装着できるため加工の自由
度が得られ、また第1の実施例のように電極リード13
a,13bに凹部14a,14bを形成する必要がな
い。さらに、第2の実施例のような別体の筒状部材17
a,17bが不要であり、充填加工を容易に出来る。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のガラス封
止ダイオードは、ガラス管の一端部又は両端部の電極リ
ードを含んだ凹部内に電極リードを囲んで樹脂部材を充
填し、また電極リードを囲んた筒状部材内の凹部内に樹
脂部材を充填し、さらにガラス管の一端面又は両端面か
ら電極リードの一部を囲んで樹脂部材が装着されている
ので、電極リードに加わる瞬時的な外圧及び長期間のス
トレスが樹脂部材で吸収されて、電極リードとガラス管
との接合部分に圧力が加わらなくなる。すなわち、ガラ
ス管のクラックの発生を確実に阻止でき、長期間に高信
頼性が得られるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明のガラス封止ダイオードにおけ
る第1の実施例の構成を示す断面図である。(b)は図
1(a)中のAーA線に係る断面図である。
【図2】(a)は第2の実施例の構成を示す断面図であ
る。(b)は図2(a)中のBーB線に係る断面図であ
る。
【図3】(a)は第3の実施例の構成を示す断面図であ
る。(b)は図3(a)中のCーC線に係る断面図であ
る。
【図4】図4は従来のガラス封止ダイオードの構成を示
す断面図である。
【符号の説明】
12 半導体素子 13a,13b 電極リード 14 ガラス管 14a,14b 凹部 15a,15b,19a,19b,20a,20b エ
ポキシ樹脂材 17a,17b 筒状部材 18a,18b 凹部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二つの電極リードがガラス管の両端部か
    ら延在するガラス封止ダイオードにおいて、ガラス管の
    一端部又は両端部に上記電極リードを含んだ凹部を形成
    し、かつ、この凹部内に上記電極リードを囲んで樹脂部
    材を充填することを特徴とするガラス封止ダイオード。
  2. 【請求項2】 二つの電極リードがガラス管の両端部か
    ら延在するガラス封止ダイオードにおいて、ガラス管の
    一端部又は両端部から延在する筒状部材を設け、この筒
    状部材内の上記電極リードを囲んた凹部内に樹脂部材を
    充填することを特徴とするガラス封止ダイオード。
  3. 【請求項3】 二つの電極リードがガラス管の両端部か
    ら延在するガラス封止ダイオードにおいて、ガラス管の
    一端面又は両端面から上記電極リードの一部を囲んで樹
    脂部材が装着されることを特徴とするガラス封止ダイオ
    ード。
JP23908093A 1993-08-31 1993-08-31 ガラス封止ダイオード Pending JPH0774371A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50159265A (ja) * 1974-06-11 1975-12-23
JPS56116457A (en) * 1980-01-08 1981-09-12 Airco Inc Nursing instrument for premature birth infant

Patent Citations (2)

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