JPH0773901A - ハイブリッド電源 - Google Patents

ハイブリッド電源

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JPH0773901A
JPH0773901A JP5218824A JP21882493A JPH0773901A JP H0773901 A JPH0773901 A JP H0773901A JP 5218824 A JP5218824 A JP 5218824A JP 21882493 A JP21882493 A JP 21882493A JP H0773901 A JPH0773901 A JP H0773901A
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power
power supply
solid electrolyte
secondary battery
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JP5218824A
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Inventor
Tadashi Tonomura
正 外邨
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】大電力を供給でき、且長期間電源を稼働しても
少なくとも小電力はより長期に供給できるハイブリッド
電源を提供する。 【構成】本発明のハイブリッド電池は、ポータブル機器
用の電源として信頼性の高い固体電解質を用いた固体電
解質二次電池2である第2電源と、高出力電流が得られ
る液体電解質を用いた蓄電池1である第1電源とを備え
ている。この事によって、機器内に各々独立した別系統
の電気回路A、Bを構築する事ができ、従って、蓄電池
1が消耗した場合でも電子機器の動作に不都合をきたす
事がない。又、固体電解質二次電池2は放電と同様に小
さな電流でしか充電できないので、一般に充電には長時
間を必要とするが、本発明のハイブリッド電源では固体
電解質二次電池2を、加熱器4により充電時に加熱する
事によって大きな電流で短時間に充電する事ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電源、特にハイブリッ
ド電源に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年半導体集積回路や液晶を用いた省消
費電力機器の発展が目ざましく、電子ウオッチ、卓上電
卓で培われた電子技術が、ビデオカメラ、カセットテー
プレコーダ、携帯電話等のポータブル機器から電気自動
車等大型機器まで盛んに応用されるようになってきてい
る。
【0003】上記のポータブル機器について特徴的なこ
とは、いわゆる機器の頭脳にあたる制御部、演算部、メ
モリー部には大抵の場合ワンチップの集積回路で構成さ
れており、このワンチップの集積回路で消費される電力
は極めて小さく、又、殆どの場合液晶表示部を備えてい
るが、液晶表示部で消費される電力も極めて小さい。つ
まり上記ワンチップの集積回路や液晶表示部に流れる電
流値としては電子ウオッチや卓上電卓と同程度で数μA
から数10μAである。これに対し、人間の手足にあた
る駆動部は電動モーターで代表されるように数10mA
以上の大きな電流を必要とする。
【0004】すなわち、従来は、長期間に微少な電流を
安定して供給できる能力が要求されるのと同時に、短時
間に大電流を供給する能力をも必要とするこの様な機器
に、一つの電源により電力を供給していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ポータブル
機器の電源には鉛蓄電池、ニッケルカドミウム蓄電池の
様な液体の電解質を用いた充電式の電池(二次電池)が
使われている。この様な化学電池系に於いては、大電流
(すなわち速い化学反応速度)を得ようとする程、化学
的に活性化の速い化学材料が必要になるが、化学的に活
性化の速い材料であればある程、自己放電反応による電
池の消耗が大きくなり、長期間に渡る使用には不利とな
る。
【0006】その結果、そのような化学電池系を使用し
ている自動車を運転せずに放置しておくと、その自動車
の電池は自己放電による消耗が甚だしく、エンジンコン
トロールシステムをはじめ車載のラジオ、無線機等の電
子機器の動作に不都合をきたすことになる。携帯電話で
も長期間未使用で放置しておくと、電池は自己放電によ
る甚だしい消耗によって、高電力を必要とする送信はも
とより小電力で賄うことができる待機受信すら出来なく
なるという不都合をきたす。
【0007】そこで本発明は、上記従来の電源の課題に
鑑みて、大電力を供給でき、且長期間電源を稼働しても
少なくとも小電力は、より長期に供給できるハイブリッ
ド電源を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、電力を供給す
る電源として働く第1電源と、電力を供給する電源とし
て働く二次電池の第2電源と、その第2電源を充電する
充電回路と、第2電源の充電時に第2電源を加熱する加
熱器とを備えるハイブリッド電源である。
【0009】本発明は、上記加熱器が、第1電源を電源
として、加熱を行うハイブリッド電源である。
【0010】本発明は、上記本発明において、第2電源
が、第1電源からの電力で充電回路によって適時充電さ
れるハイブリッド電源である。
【0011】本発明は、所定の電力を供給する電源とし
て働く第1電源と、所定の電力より小さい電力を供給す
る電源として働く二次電池の第2電源と、その第2電源
へ第1電源から電力を充電する充電回路とを備えるハイ
ブリッド電源である。
【0012】本発明は、上記本発明において、第1電源
が二次電池であり、充電回路によって第2電源から電力
が充電されるハイブリッド電源である。
【0013】本発明は、上記本発明において、二次電池
として、ポリマー固体電解質を使用するハイブリッド電
源である。
【0014】本発明は、上記ハイブリッド電源を、携帯
電話を駆動する為に用いたものである。
【0015】本発明は、上記ハイブリッド電源を、電気
自動車と、その電気自動車に車載される装置とを駆動す
る為に用いたものである。
【0016】
【作用】本発明では、二次電池である第2電源は出力電
流は小さいが、自己放電は極めて小さく小電流で長期間
に渡り安定した出力を供給可能とし、消費電力の小さな
電子機器等の電源に用いられる。第1電源は、大きな出
力電流を与え、電動モーター、ヒーター等の消費電力の
大きな機器等の電源に用いられる。
【0017】これらの電源によって、機器の内部に各々
独立した別系統(例えば大電流系と小電流系)の電気回
路を構築することができる。従って、第1電源が消耗し
た場合、第2電源によって供給されている電子機器の動
作はすぐに不都合をきたす事が無い。
【0018】一般に、固体電解質を使用した二次電池で
は、放電する時と同様に小さな電流で充電することにな
るので充電に長時間が必要となるが、本発明のハイブリ
ッド電源によれば固体電解質を使用した二次電池である
第2電源を加熱器によって充電時に加熱することによっ
て、大きな電流で短時間に充電する事ができる。又、こ
の充電は第1電源の電気量が十分であるときに適時行う
ことができる。又、加熱器の電力は第1電源からの電力
供給によって賄う。
【0019】本発明のハイブリッド電源に用いる第1電
源としては、液体を電解質とする電池、例えば硫酸水溶
液を電解質とする鉛蓄電池、可性カリ水溶液を電解質と
するニッケル・カドミウム蓄電池やニッケル・金属水素
化物蓄電池、ホウフッ化リチウム、リンフッ化リチウム
等のリチウム塩を溶解したプロピレンカーボネート、エ
チレンカーボネート、ジメトキシエタン等の有機溶媒溶
液を電解質とするリチウム二次電池等が用いられる。
【0020】二次電池である蓄電池の充電方法は、電力
会社より供給される給電電線ケーブルに接続し、充電器
を介して行うことができる。あるいは、太陽電池、燃料
電池等の独立した発電機により行うこともできる。
【0021】又、本発明のハイブリッド電源に用いる第
2電源としては、 (a) Rb4Cu16I13Cl17の銅イオン伝導性固体電解質とCu2M
o6S8の銅シュブレル相化合物を正極および負極に用いた
電圧が約0.6ボルトの電池; (b) H3Mo12PO40・29H2Oで表されるプロトン伝導性固体
電解質、LaNi5やMmNi3.6Mn0.4Al0.3Co0.7等の水素吸蔵
合金を負極に、二酸化マンガンを正極に用いた電圧が約
1.5ボルトの電池; (c) Ag6I4WO4で表される銀イオン伝導性固体電解質とAg
0.7V2O5で表される銀バナジン酸を、正極および負極に
用いた電圧が約0.45ボルトの電池; (d) LiI, LiI-Al2O3系, Li3PO4-Li2S-SiS2系等のリチウ
ムイオン伝導性固体電解質とリチウム合金とを負極と
し、MXa(M=Cu,Ag,Ti,Mo,Nb,Z
r;X=O,S,Se;a=0.5〜3)で表される金
属カルコゲン化物を正極とする電圧が約3ボルトの電
池; (e) ポリエチレンオキサイドやプロピレンオキサイド等
のポリアルキレンオキサイドを主成分とする高分子材料
にLiCF3SO3やLiBF4等のリチウム塩を溶解して得られる
ポリマー固体電解質と、球状黒鉛等とのカーボンを負極
とし、LiCoO2で表されるコバルト酸リチウム等の金属酸
化物あるいは活性炭等の炭素材料を正極とする電圧が約
4ボルトの電池; (f) Li-Al合金の負極と、2,5-シ゛メルカフ゜ト-1,3,4-チアシ゛アソ゛
ール等の有機シ゛スルフィト゛化合物やポリアニリン等の有機物の
正極と、LiCF3SO3やLiBF4等のリチウム塩を溶解した非
プロトン性溶媒で構成される電解質をポリアクリロニト
リル、ポリアクリロニトリル共重合体、ポリフッ化ビニ
リデン等のビニル重合体でゲル化したポリマー電解質と
で構成される電圧が約3.5ボルトの電池; (g)活性炭、黒鉛等の炭素材料を正極、負極の両方に用
い、(a)から(f)で用いた固体電解質により構成される固
体状の電気二重層キャパシタ等が用いられる。
【0022】又、本発明のハイブリッド電源に用いる加
熱器としては、ニクロム線や市販の白金、酸化ルテニウ
ム、カーボンペースト等の導電性ペーストをセラミック
あるいはガラス等の絶縁性の基板に印刷焼付けして得ら
れる面状の抵抗体に直接電流を流して発熱させる方式の
加熱器や、高周波による誘導加熱により間接的に加熱す
る方式のもの等を用いることが出来る。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の一実施例であるハイブリッ
ド電源の構成を示している。始めに本発明の第1実施例
について、説明をする。
【0024】図1に於て、ニッケル・金属水素化物蓄電
池1を第1電源(主電源)とし、カーボン負極と、Li
CoO2正極と、LiPF6を溶解したポリエチレンオキ
サイドポリマー固体電解質とによって構成される固体電
解質二次電池2が第2電源とされ、その固体電解質二次
電池2はアルミナ基板3の一方の面に配置されている。
アルミナ基板3のもう一方の面にはヒーター4が設けら
れている。ヒーター4は、酸化ルテニウムを材料とする
導電性ペーストを塗布焼付けしてあり、固体電解質二次
電池2を加熱する為の加熱器である。又、ヒーター4は
スイッチ5を介してニッケル・金属水素化物蓄電池1に
つながれ、固体電解質電池2を充電する際にスイッチ5
が閉じることで、ニッケル・金属水素化物蓄電池1から
電力が供給されて、発熱を起こす。
【0025】固体電解質二次電池2は、スイッチ6を介
してニッケル・金属水素化物蓄電池1につながれてお
り、充電時には、スイッチ5と同時にスイッチ6が閉じ
ることで、ヒーター4によって加熱された状態でニッケ
ル・金属水素化物蓄電池1から電力の供給がなされ、充
電を始める。ヒーター4による加熱温度は、温度センサ
ー7および温度制御装置により90±10℃の間に制御
されている。
【0026】固体電解質二次電池2の充電が終了すると
スイッチ5および6は開かれ、固体電解質二次電池2が
賄っている電気回路Aとニッケル・金属水素化物蓄電池
1につながっている電気回路Bとは、電気的に全く独立
した状態となる。
【0027】次に、本発明の第2実施例について説明を
する。
【0028】図1と同様の構成で、リチウムーアルミニ
ウム合金を負極とし、2、5ージメルカプトー1、3、
4ーチアジアゾールとポリアニリンとの複合体を活物質
として正極として、LiBF4を1M溶解したモル比が
1:1のエチレンカーボネートとプロピレンカーボネー
トとの混合溶媒をアクリロニトリルーアクリル酸メチル
共重合体でゲル化したポリマー電解質から構成される容
量が50mAh、大きさ40x80mm、厚さ1mmの
平板形固体電解質二次電池である第2電源を携帯電話の
電話呼び出し用の信号受信待機回路の電源として用い、
容量が500mAh、大きさ20x40mm、厚さ5m
mの角形ニッケル・金属水素化物蓄電池を4つ直列にし
て第1電源とし携帯電話の主電源として用いた。平板型
固体電解質二次電池の充電は、3カ月に一度の割合で行
った。平板型固体電解質二次電池の加熱は、平板型固体
電解質二次電池の容器外面に沿って配置したカーボンフ
ィルムを発熱体とする電池容器と同寸法の40x80m
mの面状ヒーターにより行い、加熱温度の制御は、65
±5℃で制御したところ、5時間で充電容量の95%の
充電が可能であった。又、加熱せずに室温下で充電を行
なった所、100時間を過ぎても充電容量の85%まで
しか充電されなかった。
【0029】平板型固体電解質二次電池である第2電源
が充電されている間の5時間を除き、携帯電話の信号受
信待機回路と通話用の主回路とは別々の電源により駆動
され、そしてニッケル・金属水素化物蓄電池である第1
電源の容量が尽きた状態でも、電話呼び出し用の信号受
信は可能であった。第2電源は、主電源としての第1電
源の残存容量を表示する液晶パネルおよび液晶パネル動
作用回路の電源、さらに電話番号記憶用の半導体メモリ
ー回路の電源としても用いたが、充電の割合は、3ヶ月
に一度で十分であった。
【0030】又、平板型固体電解質二次電池である第2
電源と、ニッケル・金属水素化物蓄電池である第1電源
とを共に充電完了の後、携帯電話の動作を待機動作も含
め全て停止した状態で1年間放置し、その後、携帯電話
を作動させた所、待機動作はその後3ケ月に渡り正常に
行われたが、通話は3分間出来たがそれ以上は出来なか
った。主電源としての第1電源が自己放電により容量が
低下したのに対し、平板型固体電解質二次電池である第
2電源は保存中でも容量の劣化が殆どみられ無い。
【0031】上記の様に、本実施例のハイブリッド電源
を搭載した携帯電話は極めて信頼性の高いものになって
いる。
【0032】次に、本発明の第3実施例について、説明
をする。
【0033】図1と同様の構成で、リチウム−アルミニ
ウム合金を負極に用い、0.05Li3PO4-0.60Li2S-0.35SiS2
固体電解質粉末をポリフロン結着材と混合した、厚さ
0.1mmのシート状に成形した固体電解質シートと、
化学重合ポリアニリン粉末と、0.05Li3PO4-0.60Li2S-0.
35SiS2固体電解質粉末と、ポリフロン結着材とを混合
し、それらを厚さ0.2mmのシート状に成形した材料
を正極に用い、それら正極,負極と、容量が12Ahの
角形固体電解質二次電池とで構成した電源を第2電源と
した。この角形固体電解質二次電池である第2電源を、
電気自動車の速度メータ、走行距離、第1電源の電池残
存容量表示を含むダッシュボードパネル表示用電気回
路、液晶表示パネル、自動車電話の稼働、モーター駆動
制御のコントローラー用に電源として用いた。
【0034】容量が160Ahの鉛蓄電池を第1電源と
し、この鉛蓄電池である第1電源をモーター駆動、ヘッ
ドライト、バックライト、指示灯、室内灯、カーステレ
オ等のオーディオ機器、エアーコンディショナー用に、
主電源として用いた。
【0035】角型固体電解質二次電池の充電は、6カ月
に一度の割合で行った。又、角型固体電解質二次電池の
加熱は、電池の容器外面に沿って配置したニクロム線を
発熱体とするヒーターによって行い、加熱温度の制御は
80±5℃で制御した所、充電は6時間で完了した。ち
なみに、加熱をしないで室温下に於て、充電した所、充
電が完了するまでに180時間を要した。
【0036】角型固体電解質二次電池である電源が充電
されている間の6時間を除き、自動車電話は信号受信待
機回路と送受話用の主回路とが別々の電源によって駆動
され、そして鉛蓄電池である第1電源の容量が尽きた状
態でも、電源としての第2電源が電力を供給するダッシ
ュボートパネル、液晶表示パネル等は正常に作動し、自
動車電話も正常に作動した。
【0037】又、角型固体電解質二次電池である第2電
源、鉛蓄電池である第1電源共に充電完了の後、自動車
電話の待機動作も含め全ての電気系統を停止した状態で
1年間放置し、その後に電気自動車を運転した所、ダッ
シュボードパネル、液晶表示パネル、自動車電話、モー
ターの駆動制御用の回路は、その後6ケ月に渡り正常に
作動した。そして第1電源の電池残存容量表示計は残存
容量10%を表示しており、電気自動車を走行させた
所、40km/hの速度で12km走った場所で動かな
くなった。
【0038】又、主電源(第1電源)の代わりに補助電
源(第2電源)を直接利用して、あるいはスイッチ6操
作により第2電源から第1電源を逆に充電させた第1電
源を利用して、走行を試みた所、4〜6km/hの低速
ではあるが、更に6kmも走行可能であった。このよう
に、僅かではあるが走行することが可能となり、近くの
給電所或はサービスステーションへと電気自動車を移動
させることも可能である。
【0039】又、主電源としての第1電源が自己放電に
よって容量が低下したのに対し、角型固体電解質二次電
池である第2電源は保存中でも容量の劣化が殆どみられ
無い。
【0040】この様に、本実施例のハイブリッド電源を
搭載した電気自動車は、主電源としての第1電源の容量
が尽きて走行できなくなった場合に於ても、第2電源が
電力を供給しているダッシュボードパネル、液晶表示パ
ネル、自動車電話、モーター駆動制御用の回路等、その
他の電気系統の動作は正常に保たれる。この事によって
自動車電話を使い給電の要請を発信する事が出来る。
【0041】なお、本発明の二次電池としては、上記実
施例のものに限らず、他の充電可能な電池であればかま
わない。
【0042】また、本発明の充電回路は、上記実施例で
は、第1電源や第2電源から電力を供給するためのスイ
ッチ6等であったが、これに限らず、第1電源や第2電
源以外の電源から電力を供給させるものであってもかま
わない。
【0043】また、本発明の加熱器としては、上記作
用、実施例で述べられたものに限らず、他の、第2電源
の充電時に前記第2電源を加熱可能な手段であればかま
わない。
【0044】また、本発明の充電では、上記実施例では
加熱を行っているが、必ずしもこのような加熱は必要で
はない。
【0045】
【発明の効果】本発明のハイブリッド電源は、大電力を
供給でき、且長期間電源を稼働しても少なくとも小電力
は、より長期に供給できるハイブリッド電源を提供する
ことが出来る。
【0046】又、本発明のハイブリッド電源は、二次電
池を加熱することができる加熱器を備えた事によって、
大きな電流で短時間に充電出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハイブリッド電源の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 ニッケル・金属水素化物蓄電池等(第1電源) 2 固体電解質二次電池等(第2電源) 3 アルミナ基板 4 ヒーター(加熱器) 5 スイッチ(ヒーター発熱用) 6 スイッチ(充電用) 7 温度センサー A,B 電気回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電力を供給する電源として働く第1電源
    と、電力を供給する電源として働く二次電池の第2電源
    と、その第2電源を充電する充電回路と、前記第2電源
    の充電時に前記第2電源を加熱する加熱器とを備えるこ
    とを特徴とするハイブリッド電源。
  2. 【請求項2】加熱器は、前記第1電源を電源として、前
    記加熱を行うことを特徴とする請求項1記載のハイブリ
    ッド電源。
  3. 【請求項3】第2電源は、前記第1電源からの電力で前
    記充電回路によって適時充電されることを特徴とする請
    求項1又は2記載のハイブリッド電源。
  4. 【請求項4】所定の電力を供給する電源として働く第1
    電源と、前記所定の電力より小さい電力を供給する電源
    として働く二次電池の第2電源と、その第2電源へ前記
    第1電源から電力を充電する充電回路とを備えることを
    特徴とするハイブリッド電源。
  5. 【請求項5】第1電源は二次電池であり、充電回路によ
    って前記第2電源から電力が充電されることを特徴とす
    る請求項1〜4何れか記載のハイブリッド電源。
  6. 【請求項6】二次電池としては、ポリマー固体電解質電
    池であることを特徴とする請求項1〜5何れか記載のハ
    イブリッド電源。
  7. 【請求項7】携帯電話を駆動する為の電力を供給する事
    を特徴とする請求項1〜6何れか記載のハイブリッド電
    源。
  8. 【請求項8】電気自動車と、その電気自動車に車載され
    る装置とを駆動する為の電力を供給する事を特徴とする
    請求項1〜6何れか記載のハイブリッド電源。
JP5218824A 1993-09-02 1993-09-02 ハイブリッド電源 Pending JPH0773901A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7570012B2 (en) 2001-04-05 2009-08-04 Electrovaya Inc. Energy storage device for loads having variable power rates
JP2013518550A (ja) * 2010-01-28 2013-05-20 エルジー・ケム・リミテッド 電池の内部抵抗を使用して動作性能を改善するための電池パックシステム
JP2017010688A (ja) * 2015-06-18 2017-01-12 シャープ株式会社 通信装置

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