JPH077373Y2 - 防音壁の消音装置 - Google Patents
防音壁の消音装置Info
- Publication number
- JPH077373Y2 JPH077373Y2 JP1989059724U JP5972489U JPH077373Y2 JP H077373 Y2 JPH077373 Y2 JP H077373Y2 JP 1989059724 U JP1989059724 U JP 1989059724U JP 5972489 U JP5972489 U JP 5972489U JP H077373 Y2 JPH077373 Y2 JP H077373Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sound
- soundproof wall
- arm
- sound deadening
- sound receiving
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、道路や鉄道等における防音壁に消音装置を設
け、車両の走行により発生する高音を防止する防音壁の
消音装置に関するものである。
け、車両の走行により発生する高音を防止する防音壁の
消音装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、高速道路や新幹線鉄道の市街地には鉄枠を設け、
その鉄枠に板材を取付けた防音壁が設置されているが、
この防音壁には、消音装置は取付けられておらず、防音
壁そのものに孔をあけるとか、あるいは、よろい戸式に
して消音を図っていたので、車両の走行により発生する
騒音を十分消音する装置がないので騒音公害を防止する
ことが困難である等の欠陥があった。
その鉄枠に板材を取付けた防音壁が設置されているが、
この防音壁には、消音装置は取付けられておらず、防音
壁そのものに孔をあけるとか、あるいは、よろい戸式に
して消音を図っていたので、車両の走行により発生する
騒音を十分消音する装置がないので騒音公害を防止する
ことが困難である等の欠陥があった。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は、従来の防音壁をそのまま利用し、該防音壁に
消音装置を取付け、車両の走行により発生する騒音を効
率的に消音し、騒音を十分吸収し、防音壁より高音が壁
外に逃げ出さないようにした、防音壁の消音装置を提供
することを目的とした防音壁の消音装置である。
消音装置を取付け、車両の走行により発生する騒音を効
率的に消音し、騒音を十分吸収し、防音壁より高音が壁
外に逃げ出さないようにした、防音壁の消音装置を提供
することを目的とした防音壁の消音装置である。
(課題を解決するための手段) 本考案は、長尺状の板の長手方向の一方端に防音壁Aへ
横方向に沿って取付けられるようにした取付け部1を形
成し、取付け部1より水平方向へ突出させた腕部2を形
成し、腕部2の前方を円弧状など腕部2より高く隆起さ
せた音受部3を形成し、音受部3の延長部分を腕部2よ
り下方へ長く垂下させると共に、下端部を防音壁A側に
曲げて防音部4を形成し、碗部2、音受部3及び防音部
4の内面に消音材5を設けたものである。
横方向に沿って取付けられるようにした取付け部1を形
成し、取付け部1より水平方向へ突出させた腕部2を形
成し、腕部2の前方を円弧状など腕部2より高く隆起さ
せた音受部3を形成し、音受部3の延長部分を腕部2よ
り下方へ長く垂下させると共に、下端部を防音壁A側に
曲げて防音部4を形成し、碗部2、音受部3及び防音部
4の内面に消音材5を設けたものである。
(作用) 本考案は、長尺状の板の長手方向の一方端に防音壁Aへ
横方向に沿って取付けられるようにした取付け部1を形
成したから、防音壁Aへ取付けるのが容易で、騒音量や
防音壁Aの高さ等に対応させて数段取付け、消音効果を
充分上げることができ、更に、取付け部1より水平方向
へ突出させた腕部2を形成し、腕部2の前方を円弧状な
ど腕部2より高く隆起させた音受部3を形成したから、
腕部2及び音受部3によって音が上方へいくのを確実に
阻止できると共に、円弧状など腕部2より高く隆起させ
た音受部3によってきわめて効果的に音が上方へいくの
を阻止でき、しかも、音受部3の延長部分を腕部2より
下方へ長く垂下させると共に、下端部を防音壁A側に曲
げて防音部4を形成したから、音が防音壁Aの対向側へ
いくのを阻止し、音を防音壁Aの対向側にある防音壁や
建物の壁などに反射させて騒音を発生させることを未然
に防止でき、その上、碗部2、音受部3及び防音部4の
内面に消音材5を設け、碗部2、音受部3及び防音部4
の内側の全面に消音材5を設けたから、逃がさないよう
にした音を消音材5によって防音壁A等へ反射させるこ
となく確実に吸収し、効果的な消音をすることができ
る。
横方向に沿って取付けられるようにした取付け部1を形
成したから、防音壁Aへ取付けるのが容易で、騒音量や
防音壁Aの高さ等に対応させて数段取付け、消音効果を
充分上げることができ、更に、取付け部1より水平方向
へ突出させた腕部2を形成し、腕部2の前方を円弧状な
ど腕部2より高く隆起させた音受部3を形成したから、
腕部2及び音受部3によって音が上方へいくのを確実に
阻止できると共に、円弧状など腕部2より高く隆起させ
た音受部3によってきわめて効果的に音が上方へいくの
を阻止でき、しかも、音受部3の延長部分を腕部2より
下方へ長く垂下させると共に、下端部を防音壁A側に曲
げて防音部4を形成したから、音が防音壁Aの対向側へ
いくのを阻止し、音を防音壁Aの対向側にある防音壁や
建物の壁などに反射させて騒音を発生させることを未然
に防止でき、その上、碗部2、音受部3及び防音部4の
内面に消音材5を設け、碗部2、音受部3及び防音部4
の内側の全面に消音材5を設けたから、逃がさないよう
にした音を消音材5によって防音壁A等へ反射させるこ
となく確実に吸収し、効果的な消音をすることができ
る。
また、本考案は、防音壁Aに取付けるための取付け部1
を腕部2の一端に設けてあるから取付け部1をボルトナ
ット、止ネジ、止鋲、強力接着剤等適宜の手段で防音壁
Aに固定すると、腕部2は防音壁Aの適当な高さの位置
にほぼ水平又は或る程度上向き、あるいは下向き傾斜に
道路又は鉄道の中央に伸びて設けられ、高速道路あるい
は鉄道における車両が発生させる騒音を腕部2の内面で
受け止め、音を防音壁Aの上方へ逃出するのを防止す
る。
を腕部2の一端に設けてあるから取付け部1をボルトナ
ット、止ネジ、止鋲、強力接着剤等適宜の手段で防音壁
Aに固定すると、腕部2は防音壁Aの適当な高さの位置
にほぼ水平又は或る程度上向き、あるいは下向き傾斜に
道路又は鉄道の中央に伸びて設けられ、高速道路あるい
は鉄道における車両が発生させる騒音を腕部2の内面で
受け止め、音を防音壁Aの上方へ逃出するのを防止す
る。
又、腕部2が道路又は鉄道の中央部へ伸びた他端には円
弧状あるいは、さかさコ字形に形成した音受部3を設け
てあるから、腕部2で受け止めた騒音を腕部2の外方へ
逃がすことなく受け止め得られ消音する。
弧状あるいは、さかさコ字形に形成した音受部3を設け
てあるから、腕部2で受け止めた騒音を腕部2の外方へ
逃がすことなく受け止め得られ消音する。
更に音受部3の下端には防音壁Aの方向に湾曲して音逃
げ用の防音部4を設けたから、腕部2及び音受部3によ
って受止した騒音を音受部3の下端より下方外部へ逃げ
るのを防止し消音効率を高める。
げ用の防音部4を設けたから、腕部2及び音受部3によ
って受止した騒音を音受部3の下端より下方外部へ逃げ
るのを防止し消音効率を高める。
かつ又、腕部2、音受部3及び防音部4の内面に各種の
消音材5、例えばロックセルボードの如き消音材5を設
けてあるから消音材5によって高音を緩和し、消音効果
を高められる。
消音材5、例えばロックセルボードの如き消音材5を設
けてあるから消音材5によって高音を緩和し、消音効果
を高められる。
このような防音壁の消音装置を防音壁Aの所望の位置に
設けることにより、道路特に高速道路や鉄道、特に新幹
線等の市街地や、家屋のある個所の騒音を低音化せしめ
騒音公害を防止することができる。
設けることにより、道路特に高速道路や鉄道、特に新幹
線等の市街地や、家屋のある個所の騒音を低音化せしめ
騒音公害を防止することができる。
(実施例) 道路や鉄道に沿って設けられている新設又は既存の防音
壁Aに、厚み3.2mmの鋼板又はその他の金属板あるいは
硬質プラスチックス製の板で一端に下向き又は上向きあ
るいは上下に取付け部1を設けた長さ約153mmの腕部2
を水平又は多少上又は下方向に傾斜して道路や鉄道の中
央部方向へ伸ばし、該腕部2の他端に円弧状あるいは、
さかさコ字形状で長さ約103mmの音受部3を形成し、該
音受部3の下端に防音壁Aの方向に湾曲した消音部4を
形成し、腕部2、音受部3及び消音部4の内面に各種の
消音材5、例えば厚み約10mm消音材5に多数の吸音穴径
20mmの凹部Bとしたロックセルボードよりなり、その他
の消音材5を設けた防音壁の消音装置である。
壁Aに、厚み3.2mmの鋼板又はその他の金属板あるいは
硬質プラスチックス製の板で一端に下向き又は上向きあ
るいは上下に取付け部1を設けた長さ約153mmの腕部2
を水平又は多少上又は下方向に傾斜して道路や鉄道の中
央部方向へ伸ばし、該腕部2の他端に円弧状あるいは、
さかさコ字形状で長さ約103mmの音受部3を形成し、該
音受部3の下端に防音壁Aの方向に湾曲した消音部4を
形成し、腕部2、音受部3及び消音部4の内面に各種の
消音材5、例えば厚み約10mm消音材5に多数の吸音穴径
20mmの凹部Bとしたロックセルボードよりなり、その他
の消音材5を設けた防音壁の消音装置である。
(考案の効果) 本考案は、新設又は既存の防音壁Aに腕部2の一端に設
けた取付け部1を固定することにより、防音壁Aの約1.
5mの高さに本考案が設けられ、自動車や電車等から発生
する騒音は、発生位置より斜め外方に向って進むので、
高音は腕部2で上昇する高音が止められ、そして腕部2
の他端である音受部3に留音し、更に音受部3から下方
へ逃げようとする音は消音部4により阻止せられるのみ
ならず、消音材5によって吸音されているので消音効果
は大であり、道路や鉄道における騒音を減少せしめ、市
街地や道路又は鉄道沿いの住民に与える音公害を防止し
得られ、かつ又この構造も簡単で安価に製作することが
出来る等の効果がある。
けた取付け部1を固定することにより、防音壁Aの約1.
5mの高さに本考案が設けられ、自動車や電車等から発生
する騒音は、発生位置より斜め外方に向って進むので、
高音は腕部2で上昇する高音が止められ、そして腕部2
の他端である音受部3に留音し、更に音受部3から下方
へ逃げようとする音は消音部4により阻止せられるのみ
ならず、消音材5によって吸音されているので消音効果
は大であり、道路や鉄道における騒音を減少せしめ、市
街地や道路又は鉄道沿いの住民に与える音公害を防止し
得られ、かつ又この構造も簡単で安価に製作することが
出来る等の効果がある。
第1図は本考案実施の1例を示す断面図、第2図は同上
の一部切欠きの斜視図、第3図は同上を防音壁に取付け
た斜視図である。 1…取付け部、2…腕部、3…音受部、4…消音部、5
…消音材、A…防音壁、B…凹部、C…道路面のセンタ
ーライン。
の一部切欠きの斜視図、第3図は同上を防音壁に取付け
た斜視図である。 1…取付け部、2…腕部、3…音受部、4…消音部、5
…消音材、A…防音壁、B…凹部、C…道路面のセンタ
ーライン。
Claims (1)
- 【請求項1】長尺状の板の長手方向の一方端に防音壁へ
横方向に沿って取付けられるようにした取付け部を形成
し、取付け部より水平方向へ突出させた腕部を形成し、
腕部の前方を円弧状など腕部より高く隆起させた音受部
を形成し、音受部の延長部分を腕部より下方へ長く垂下
させると共に、下端部を防音壁側に曲げて防音部を形成
し、碗部、音受部及び防音部の内面に消音材を設けたこ
とを特徴とする、防音壁の消音装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989059724U JPH077373Y2 (ja) | 1989-05-25 | 1989-05-25 | 防音壁の消音装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989059724U JPH077373Y2 (ja) | 1989-05-25 | 1989-05-25 | 防音壁の消音装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH032008U JPH032008U (ja) | 1991-01-10 |
JPH077373Y2 true JPH077373Y2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=31586472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989059724U Expired - Lifetime JPH077373Y2 (ja) | 1989-05-25 | 1989-05-25 | 防音壁の消音装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH077373Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS631357U (ja) * | 1986-06-20 | 1988-01-07 |
-
1989
- 1989-05-25 JP JP1989059724U patent/JPH077373Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS631357U (ja) * | 1986-06-20 | 1988-01-07 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH032008U (ja) | 1991-01-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |