JPH0773172A - データ加工方法、文字認識方法及び座標入力装置 - Google Patents

データ加工方法、文字認識方法及び座標入力装置

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JPH0773172A
JPH0773172A JP5217396A JP21739693A JPH0773172A JP H0773172 A JPH0773172 A JP H0773172A JP 5217396 A JP5217396 A JP 5217396A JP 21739693 A JP21739693 A JP 21739693A JP H0773172 A JPH0773172 A JP H0773172A
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strokes
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JP5217396A
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Yoshio Furuichi
佳男 古市
Kenji Suzuki
謙二 鈴木
Junichi Tanaka
淳一 田中
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 座標跳び等で本来1ストロークとして入力し
た筈の座標点列情報が2ストロークに分離してしまって
も、正しい文字認識ができるようにすること。 【構成】 データ加工部33は入力データバッファ36
1に座標入力装置1から入力された座標データから文字
のストロークを構成する部分を抽出した後、これらスト
ロークの中の2つのストロークが元来1つのストローク
であるはずであると判断した場合、これら2つのストロ
ークを1つのストロークと見做すデータ加工を行う。そ
の後文字認識部34は前記入力データバッファ36内の
データ加工された座標データに対して文字の認識処理を
行い、認識結果を認識データバッファ363に格納す
る。その後、表示制御部35により前記認識結果が表示
装置4に表示される。これにより、ペンが滑って1スト
ロークのところが2ストロークになってしまった手書き
文字に対しても正しい認識結果が得られ、文字の入力を
円滑に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は入力された座標データを
文字認識して入力すると共に認識文字を表示する入力表
示装置に係り、特に前記座標データを加工して2ストロ
ーク(2画)を1ストローク(1画)にするデータ加工
方法と加工された座標データを文字認識する文字認識方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】表示装置と座標入力装置が積層一体化さ
れた入力表示装置は、紙に文字や図形を書き込む感覚で
ペンを用いて入力できるため、最近各方面で使用される
ようになってきた。これに伴い、座標入力装置としてキ
ーボードを用いて文字を入力して文章を作成する装置
も、キーボードを用いずに前記入力表示装置にスタイラ
スペンを用いて座標点列情報(座標データに同じ)とい
う形で文字を入力し、この入力座標データを文字認識し
て文字を入力し、その後入力された文字列に漢字かな混
じりかな漢字変換を施して、文章を作成するようになっ
てきた。
【0003】ここで、手書き入力された文字を認識する
方式としては、現在までに様々なものが提案されてい
る。その中の代表的な方式として、入力者が入力した座
標データを予め登録されている認識辞書の複数のパター
ンにマッチングさせ、その中で一番入力した座標データ
に近いパターンに対応する登録文字を認識候補とするも
のがある。この方式では入力情報と辞書内の登録パター
ンとをマッチングさせるために特徴点の対応付けが重要
となってくる。この対応付けの方法として、入力した座
標情報をストローク(画数)毎に分離し、1ストローク
(1画分)の座標情報を更に何点かずつ抽出して対応付
けを行うのが一般的である。従って、この場合は入力し
た文字と辞書登録している文字のストローク(画数)が
同じでないと、正しく対応付けができなくなる。ここ
で、入力者が手書き文字を入力する際、普通紙の上に鉛
筆で筆記する感覚で入力できれば問題はない。しかし、
ガラスを主材料とした透明タブレットにスタイラスペン
を使用して文字を書くため、ペンが滑るなど書き心地の
点でかなり紙の感覚とは異なり、そのため、筆記の途中
で意図せずに筆跡が切れる等してストロークが変わって
しまうことが多々ある。これでは、利用者が意図した文
字とはかけ離れた候補文字が出てきて手書き文字が正し
く認識される確率が減り、文字の入力に手間どってしま
うという不具合を生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来から表示装置と座
標入力装置が積層一体化された入力表示装置にスタイラ
スペンによって文字を入力する際、座標入力装置がガラ
スを主材料とした透明タブレットである場合、ペンが滑
るなどして、筆記の途中で意図せずに筆跡が切れる等し
てストロークが変わってしまうことが多々ある。このた
め、入力者が文字を筆記した時点で座標跳び等が生じ
て、本来1画(1ストローク)として入力した筈の座標
点列が2画(2ストローク)に分離してしまい、文字認
識が正しく行われないため、文字認識率が悪化して、文
字の入力に手間どってしまうという不具合を生じる。
【0005】本発明は上記の事情を考慮してなされたも
ので、座標跳び等で本来1画(1ストローク)として入
力した筈の座標データが2画(2ストローク)に分離し
てしまっても、正しい文字認識ができるよう前記2スト
ロークを1ストロークにする修正を座標データに施した
後、文字認識を行うようにすることができるデータ加工
方法,文字認識方法及び座標入力装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の入力表示装置
は、タブレット等の座標入力装置から入力された座標デ
ータから文字を構成するストロークを抽出し、抽出した
2つのストロークが元来1つのストロークを構成するも
のであれば、前記2つのストロークを1つのストローク
に見做せるように前記座標データを加工した後、この座
標データに対して文字認識を行う構成を有する。
【0007】
【作用】本発明の入力表示装置において、入力された座
標データの中で元来1つのストロークであるものがペン
とび等で2つのストロークに別れて入力された場合、こ
れら2つのストロークを1つのストロークにデータ加工
した後、文字認識するため、この分、文字認識結果の正
解率を向上させることができ、これにより、入力者が意
図しないところで手書き文字の画数がずれてしまって
も、正しく文字を認識させることができるため、文字認
識率を向上させて円滑な文字入力を行うことができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は本発明の入力表示装置の一実施例を示し
たブロック図である。文章入力装置は、透明タブレット
1と、この透明タブレット1上の座標をポイントするス
タイラスペン2とからなる座標入力装置と、この座標入
力装置から得られた2次元の座標点列の情報に基づき文
字認識を行うマイクロプロセッサを主体とした制御装置
3と、前記透明タブレット2から入力した座標情報及び
文字認識した文字を表示するための例えば液晶ディスプ
レイ等の表示装置4と、前記制御装置3が文字認識を行
う際にアクセスする外部記憶装置5で構成されている。
【0009】表示装置4には上記した液晶ディスプレイ
の他に、プラズマディスプレ等も用いることができる。
液晶ディスプレイは透明タブレット1と積層一体化され
ている。この液晶ディスプレイと積層一体化された透明
タブレット1とは、同一寸法の同一座標入力面及び表示
面を形成するものであり、液晶ディスプレイに表示され
た情報は透明タブレット1を介して視認できるようにな
っている。このように積層一体化された透明タブレット
1と液晶ディスプレイとにより、透明タブレット1上で
の座標指示位置が液晶ディスプレイ上での同一位置での
情報として表示され、例えば、紙上に文字・図形をペン
で描く感覚で、情報を装置内に入力することができるよ
うなっている。
【0010】図2は上記した入力表示装置の内部構成例
を示したブロック図である。制御装置3は初期設定部3
1、入力部32、データ加工部33、文字認識部34、
表示制御部35、記憶部36から成る。又、記憶部36
は前記座標入力装置1から入力された座標点列の情報
(座標データ)やストロークとストロークの間を示すセ
パレータを一時格納しておく入力データバッファ36
1、直前に入力した入力枠の位置を記憶しておく枠位置
座標バッファ362、入力枠ごとに前記文字認識部34
で文字認識した結果を格納しておく認識データバッファ
363、後述する文書領域に表示される文字を格納して
おく認識データ記憶部364、文書領域の現在のカーソ
ル位置を記憶しておくカーソル位置座標バッファ36
5、前記液晶ディスプレイ等の表示装置4に表示するデ
ータを一旦格納しておく表示データバッファ366、シ
ステムの初期化の際に表示する初期画面のイメージを格
納しておく画面イメージデータバッファ367、前記液
晶ディスプレイ4を介して表示される入力画面の入力枠
や各種ボタンの座標位置の情報を格納する画面領域テー
ブルバッファ368で構成される。
【0011】初期設定部31は本装置の初期画面の表
示、バッファのクリア等の初期化処理を行うものであ
る。また入力部32は前記座標入力装置1から入力され
た座標データに関する処理を行うものである。更にデー
タ加工部33は前記入力部32にて入力された座標デー
タの中で1ストローク(1画)分の筆記の途中に座標が
跳んでしまって、2ストローク(2画)に切れてしまっ
たか否かを判断し、2ストロークに切れてしまったらそ
れを1ストロークとするデータ加工処理を行う。その
後、文字認識部34は前記入力データバッファ361に
格納されている入力パターンの座標情報を外部記憶装置
5の文字認識辞書51を参照して文字として認識する処
理を行うものである。又、表示制御部35は記憶部36
に格納されたデータを液晶ディスプレイ等の表示装置4
に表示したり、或いは消去したりする処理を行う。
【0012】表示装置4には、図3に示すような入力画
面40が表示される。同図に示す通り、この入力画面4
0の下部に表示している複数の入力枠41の中の1枠に
文字を前記スタイラスペン2(単にペンと称することも
ある)で入力する。そして現在入力中の入力枠以外の入
力枠に文字を入力し始めた時、又は認識ボタン43をペ
ン2でタッチした時、その入力枠内の文字認識が開始さ
れ、認識結果が前記入力枠中に表示される。入力枠41
に表示されている文字は、書込ボタン44若しくは改行
ボタン45をペン2でタッチすることで、入力画面40
の上部にある文書領域42中に表示されているカーソル
46が示す位置に表示される。但し、カーソル46は文
書領域42をペン2でタッチした位置に移動することが
できる。ペン2で入力画面40の右下にある削除ボタン
47をタッチすると、カーソル46で示した文字が1文
字削除され、更にペン2で入力ボタン48をタッチした
後、対象となる入力枠41をタッチすると、その入力枠
内の文字が消去されて再度文字を入力することができ
る。文章が作成されて処理を終了する時はペン2で終了
ボッタン49をタッチすればよい。
【0013】外部記憶装置5は、文字認識部34で文字
認識する際に参照する文字情報が格納されている文字認
識辞書51を有している。この文字認識辞書51は図4
に示す通り、文字、文字コード、ストローク数及び1つ
のストロークの始点と終点とを第1ストロークの始点を
基準とする相対座標で示した座標情報等を格納してい
る。
【0014】図5は図2に示した装置における文字認識
処理の流れを示したフローチャートである。処理の始め
に初期設定部31はステップ501にて各種バッファ等
をクリアし、画面イメージデータ367のイメージデー
タによって図3の入力画面40を表示する。次に入力者
がステップ502にてスタイラスペン2を用いて図3に
示された入力画面40に入力を行う。これにより、入力
部32はステップ503にて画面領域テーブル368の
値を参照して、文字を入力しているか、若しくは他の処
理を行っているかの判断を行う。ここで、画面領域テー
ブル368は例えば図10に示すように入力枠・各種ボ
タンの領域を示す領域番号及びその領域の左上と右下の
座標を格納している。入力部32が入力枠41に文字を
入力していると判断すれば、この入力の直前まで、どの
入力枠に文字を入力していたかという情報を枠位置座標
バッファ362から読み取ると共に、画面領域テーブル
368を参照することで、現在入力している入力枠が直
前まで文字入力していた入力枠と同じか否かをステップ
504にて調べる。
【0015】入力部32は現在入力している入力枠が直
前まで入力されていた入力枠と同じであると判断すれ
ば、その時点まで、1文字分の入力は引き続き行われて
いることになり、表示制御部35はステップ505にて
筆跡を表示データバッファ366を介して入力枠41内
に表示し、更にステップ506にてデータのx座標、y
座標を入力データバッファ361に格納して、ステップ
502に戻る。尚、前記座標は入力データバッファ36
1に図11に示すデータ構造で格納されている。ここ
で、入力データバッファ361には後ほどの文字認識処
理で利用するために、1ストローク分の区切りを示すセ
パレータも併せて格納される。尚、1ストローク分の区
切りの判断はスタイラスペン2が透明タブレット1から
離れた時点とする。又、ステップ504で入力した入力
枠が枠位置座標バッファ362に記憶されていない枠で
あれば、新しい入力枠に文字を入力し始めたことになる
ので、入力部32はその時点まで入力していた入力枠へ
の1文字分の入力が終了したと判断する。
【0016】1文字分の文字の入力が終了したら、ステ
ップ508に進んで、データ加工部33により図6にそ
の詳細を示すようなデータ加工処理が行なわれる。ま
ず、データ加工部33は図6のステップ5071にて対
象の2つのストロークに対してつなぎあわせの条件を満
たすか否かを判断する。対象とする2つのストロークは
1つの方式として入力時に隣接している2つのストロー
クであるものと、別の方式として全てのストロークの中
の2つのストロークとすることの2通りがある。そして
つなぎあわせの条件として、一方のストロークの終点と
他方のストロークの始点の距離が近いという条件と、こ
の条件に加え、一方の終端の方向と他方の始端の方向が
類似方向にあるという条件の2通りがある。これらの条
件の組み合わせで、結局、条件としは3通りの方式が考
えられる。この条件を満たす場合は入力データバッファ
361に格納されている入力データの内容をステップ5
072にて変更することにより、2つのストロークを1
つのストロークとするデータを加工を行う。次にデータ
加工部33はステップ5073にて入力された1文字分
を構成する全てのストロークについて調べたか否かを判
断し、全てのストロークについて調べたらデータ加工処
理を終了してステップ508に進む。しかし、全てのス
トロークについてまだ調べていなければ、新たなストロ
ークを処理すべく、ステップ5071に戻る。又、ステ
ップ5071でつなぎ合わせの条件を満たさない場合は
ステップ5073に飛ぶ。
【0017】図7(A)は本来1ストロークであるとこ
ろが、途中が跳んで2ストロークになってしまった入力
データバッファ361内の入力座標データ例である。1
ストロークはP1が始点で、Q1が終点であり、もう1
ストロークはP2が始点で、Q2が終点である。この場
合、データ加工部33はQ1とP2の間にあるセパレー
タを入力データバッファ361から取り除き、P1とQ
2を結んで図7(B)に示すように2ストロークを1ス
トロークとするデータ加工を行う。
【0018】図8(A)は最初P1〜Q1の1ストロー
クを描いたが、長さが足らないため、後からP2〜Q2
を書き足して、2ストロークになってしまった入力座標
データ例である。この場合も、データ加工部33はQ1
とP2の間にあるセパレータを入力データバッファ36
1から取り除き、P1とQ2を結んで図8(B)に示す
ように2ストロークを1ストロークとするデータ加工を
行う。
【0019】図9(A)も最初P1〜Q1の1ストロー
クを描いたが、長さが足らないため、後からP2〜Q2
を書き足して、2ストロークになってしまった入力座標
データ例である。この場合、データ加工部33はP1〜
Q1及びP2〜Q2の重なっている部分とその近辺を補
間し、結局、図9(B)で示すように1ストロークとす
るデータ加工を行う。
【0020】データ加工部33による入力データの加工
処理が終了すると、文字認識部34はステップ508に
て入力データバッファ361に格納されている1文字分
の座標データを基にして以下のような文字認識処理を行
う。文字認識処理は外部記憶装置5に格納されている入
力データと同一のストローク数をもつ文字認識辞書51
の登録パターンを用いる。先ず、入力データバッファ3
61に格納されている2次元座標データを文字認識辞書
51に格納されている第1ストロークの始点を基準とす
る相対座標の形に変換する。次にこの相対座標情報と1
ストローク分の始点・終点の各座標点において、その距
離を計算する。そして各座標点の距離の合計値を求め、
その合計値をストローク数で割った値を評価値として算
出する。そして文字認識部34はステップ509にてそ
の評価値の最も小さい候補を認識データバッファ363
に格納する。認識データバッファ363は認識された入
力枠に対応する領域番号と候補文字を図12に示すよう
に格納する。そして、認識データバッファ363へ格納
した候補文字を表示制御部35がステップ510にて表
示データバッファ366を介して表示装置4に表示す
る。その後、入力部32はステップ511にて枠位置座
標バッファ362の値を変更して、ステップ512にて
入力データバッファ361の内容をクリアした後に、ス
テップ502に戻る。
【0021】ステップ503において、入力者が入力枠
41に文字を入力していないと判定された場合、入力部
32は画面領域テーブル368を参照して、文字入力以
外のどの操作を行っているのかをステップ513〜51
9にて調べる。
【0022】まず、ステップ513で入力者が図3に示
した認識ボタン43をペン2でタッチして強制認識を指
示したと判定した場合、ステップ507に進む。ステッ
プ513にて強制認識を指示したのではないと判定した
場合、ステッフ514に進む。尚、文字認識を行う処理
のタイミングは前述した通り、他の入力枠に文字を入力
した時に発生する。しかし、表示されている全ての入力
枠に文字を入力してしまった時は他の枠への入力が行え
なず、このような場合に強制認識処理が必要になってく
る。強制認識処理が指示された時は上記したようにステ
ップ507の処理に移る。
【0023】次にステップ514にて図3の再入力ボタ
ン48を入力者がペン2でタッチして再入力が指示され
たと判定した場合、ステップ520に進み、そうでない
場合はステップ515に進む。ステップ520にて、入
力部32は手書き文字の再入力処理を行ってからステッ
プ502に戻る。ステップ515にて、入力者が図3の
ペン2で書込ボタン44にタッチして書き込みが指示さ
れていると判定した場合、ステップ521に進み、そう
でない場合はステップ515に進む。ステップ521で
は表示制御部35に処理が移り、図3の文字領域に入力
枠内の文字を表示する書き込み処理をした後、ステップ
502に戻る。
【0024】ステップ516にて利用者がペン2で図3
の改行ボタン45にタッチして改行が指示されている場
合、ステップ522に進み、そうでない場合はステップ
517に進む。ステップ522にて改行処理を行った
後、ステップ502に戻る。ステップ517にて、入力
部32は利用者が図3の文書領域42内をペン2でタッ
チしてカーソル移動を指示していると判定した場合、ス
テップ523に進み、そうでない場合はステップ518
に進む。ステップ523にてカーソル移動処理を行った
後、ステップ502に戻る。ステップ518にて利用者
が図3の削除ボタン47をペン2でタッチして削除が指
示されている判定した場合、ステップ524に進み、そ
うでない場合はステップ519に進む。ステップ524
にて入力部32は削除処理を行った後、ステップ502
に進む。ステップ519にて利用者が図3の終了ボタン
49をペン2でタッチして文字入力の終了を指示したと
判定した場合、入力部32は認識データ記憶部364に
格納されている文書領域42へ表示されている文章をフ
ァイルに保存した後、処理を終了し、そうでない場合は
ステップ502に戻る。
【0025】本実施例によれば、文字認識を行う前に、
データ加工部33は入力者がペン2で入力した文字デー
タで、本来ならば1ストローク分として入力されたはず
であると判定される2つのストロークを1つのストロー
クとしてつなぎあわせる処理を行った後に、文字認識部
34による文字認識処理が行われるため、筆跡の跳び等
による誤認識を最小限に抑えることができ、入力者が意
図しない誤認識がなくなり、文章を作成する上で実用上
多大なる効果がある。
【0026】次に本発明の文字認識方法の他の実施例に
ついて説明する。この例は、入力された座標データに対
して最初に文字認識処理を行った後、得られた候補文字
の正解の確率が低い場合、筆跡のつなぎ合わせ処理を行
って、再度文字認識を行う方法である。即ち、入力デー
タバッファ361内の座標データに対して文字認識処理
を行って候補文字ごとの評価値を算出し、その評価値が
低い値で候補の正解の可能性が低いものに対して、前記
座標データを加工して筆跡のつなぎ合わせを行う。この
入力データの加工処理の後に再度文字認識処理を行なっ
て、文字認識率を向上させて、前実施例と同様効果を得
ることができる。
【0027】尚、本発明は上述した実施例に限定される
ものではない。例えば本実施例では、文字を辞書に登録
している文字と入力した座標との距離計算によるマッチ
ングで認識していたが、文字をある基本的な形に抽象化
して、その形とのマッチングを行うなど、評価値が算出
できるならば他の文字認識方法を使用しても同様の効果
がある。又、本実施例では筆跡のつなぎあわせ処理で2
つのストロークの終点と始点の距離を調べる部分で単一
の閾値を用いたが、1ストローク分の文字の長さによっ
てこの閾値を変化させるなどしても同様の効果を得るこ
とができる。
【0028】
【発明の効果】以上記述した如く本発明のデータ加工方
法,文字認識方法及び座標入力装置によれば、座標跳び
等で本来1画(1ストローク)として入力した筈の座標
データが2画(2ストローク)に分離してしまっても、
正しい文字認識ができるよう前記2ストロークを1スト
ロークにする修正を座標データに施した後、文字認識を
行うようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の入力表示装置の一実施例を示した外観
図。
【図2】図1に示した入力表示装置の詳細構成例を示し
たブロック図。
【図3】図1に示した表示装置に表示される入力画面例
を示した図。
【図4】図1に示した文字認識辞書を構成するデータ例
を示した図。
【図5】図1に示した装置による文字入力認識処理を示
したフローチャート。
【図6】図5に示した筆跡繋ぎ合わせ処理の詳細手順を
示したサブルーチン。
【図7】2つのストロークとこれらのストロークを1つ
のストロークに繋ぎ合わせるデータ加工例を示した図。
【図8】2つのストロークとこれらのストロークを1つ
のストロークに繋ぎ合わせた際の他の例を示した図。
【図9】2つのストロークを補間法により1つのストロ
ークに繋ぎ合わせるデータ加工例を示した図。
【図10】図2に示した画面領域テーブルのデータ構造
例を示した図。
【図11】図2に示した入力データバッファのデータ構
造例を示した図。
【図12】図2に示した認識データバッファのデータ構
造例を示した図。
【図13】図2に示した認識データ記憶部のデータ構造
例を示した図。
【符号の説明】
1…透明タブレット 2…スタイラスペ
ン 3…制御装置 4…表示装置 5…外部記憶装置 31…初期設定部 32…入力部 33…データ加工
部 34…記憶部 35…表示制御部 36…記憶部 361…入力デー
タバッファ 362…枠位置座標バッファ 363…認識デー
タバッファ 364…認識データ記憶部 365…カーソル
位置座標バッファ 366…表示データバッファ 367…画面イメ
ージデータ 368…画面領域テーブル

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポインティングディバイスで描画された
    文字の筆跡に対応する座標データからストロークに関す
    るデータを順次抽出し、文字を構成するストロークの中
    の2つのストロークが元来1つのストロークを構成する
    ものであるか所定の条件に照らし合わせて判断し、その
    結果、2つのストロークが元来1つのストロークを構成
    するものであると判定された場合、2つのストロークを
    1つのストロークとして扱えるように前記座標データを
    加工することを特徴とするデータ加工方法。
  2. 【請求項2】 前記2つのストロークが元来1つのスト
    ロークを構成するものであるかを判断するための前記所
    定の条件は、2つのストロークのうち一方のストローク
    の終点と他方のストロークの始点との距離が近接してい
    ることであることを特徴とした請求項1記載のデータ加
    工方法。
  3. 【請求項3】 前記2つのストロークが元来1つのスト
    ロークを構成するものであるかを判断するための前記所
    定の条件は、2つのストロークのうち一方のストローク
    の終点付近の筆跡方向と他方のストロークの始点付近の
    筆跡方向が類似した方向であることを特徴とした請求項
    1記載のデータ加工方法。
  4. 【請求項4】 前記2つのストロークが元来1つのスト
    ロークを構成するものであるかを判断するための前記所
    定の条件は、2つのストロークのうち一方のストローク
    の終点と他方のストロークの始点の距離が近接してお
    り、且つ2つのストロークのうち一方のストロークの終
    点付近の筆跡方向と他方のストロークの始点付近の筆跡
    方向が類似した方向であることを特徴とした請求項1記
    載のデータ加工方法。
  5. 【請求項5】 ポインティングディバイスで描画された
    文字の筆跡の座標データに対して請求項1記載のデータ
    加工方法を適用してデータを加工した後、この加工され
    たデータに対して文字認識を行う文字認識方法。
  6. 【請求項6】 ポインティングディバイスで描画された
    文字の筆跡の座標データに対して文字認識を行い、その
    文字認識結果の信憑性が所定値以下であった場合、請求
    項1記載のデータ加工方法を適用してデータを加工した
    後、この加工されたデータに対して再度文字認識を行う
    ことを特徴とした文字認識方法。
  7. 【請求項7】 ポインティングディバイスで描画された
    文字の筆跡の座標データを得る透明な座標入力装置と、
    この座標入力装置の座標入力面に画面が重なるよう配置
    した表示装置とから成る入力表示装置において、前記座
    標データに対して請求項4又は5記載の文字認識方法で
    文字認識する文字認識手段を具備したことを特徴とした
    入力表示装置。
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