JPH0772847B2 - パイロット式減圧弁 - Google Patents
パイロット式減圧弁Info
- Publication number
- JPH0772847B2 JPH0772847B2 JP31061290A JP31061290A JPH0772847B2 JP H0772847 B2 JPH0772847 B2 JP H0772847B2 JP 31061290 A JP31061290 A JP 31061290A JP 31061290 A JP31061290 A JP 31061290A JP H0772847 B2 JPH0772847 B2 JP H0772847B2
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- Japan
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- valve
- pressure
- pilot
- diaphragm
- pilot valve
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は流体配管系に取り付けて二次側の流体系を所定
の低圧に維持するように一次側の流体を二次側に自動的
に調節しながら流す減圧弁に関し、特に、パイロット弁
の開閉によってピストン弁等の主弁に作用する流体圧力
を制御するパイロット式減圧弁の改良に関する。
の低圧に維持するように一次側の流体を二次側に自動的
に調節しながら流す減圧弁に関し、特に、パイロット弁
の開閉によってピストン弁等の主弁に作用する流体圧力
を制御するパイロット式減圧弁の改良に関する。
従来の技術 従来のパイロット式減圧弁は、例えば実公昭45−32717
号公報に示されている。これは、一次側に通じる通路と
ピストン上面に通じる通路の間にパイロット弁を配置
し、上面に圧力設定ばねの弾性力を下面に二次側圧力を
作用させたダイヤフラムの撓みでパイロット弁を駆動
し、パイロット弁の開閉によりピストン弁等の主弁に作
用する流体圧力を制御するようにしたものである。
号公報に示されている。これは、一次側に通じる通路と
ピストン上面に通じる通路の間にパイロット弁を配置
し、上面に圧力設定ばねの弾性力を下面に二次側圧力を
作用させたダイヤフラムの撓みでパイロット弁を駆動
し、パイロット弁の開閉によりピストン弁等の主弁に作
用する流体圧力を制御するようにしたものである。
本発明が解決しようとする課題 上記のものでは、ゴミやスケール等の異物の噛み込みに
よってパイロット弁が完全閉弁できなくなったり、ピス
トンや主弁が引っ掛かって完全閉弁できなくなると、二
次側の圧力が一次側の圧力まで上昇してしまう問題が生
じる。
よってパイロット弁が完全閉弁できなくなったり、ピス
トンや主弁が引っ掛かって完全閉弁できなくなると、二
次側の圧力が一次側の圧力まで上昇してしまう問題が生
じる。
従って、本発明の技術的課題は、パイロット弁や主弁が
完全閉弁できなくなった場合の二次側圧力の異常昇圧を
防止できるようにすることである。
完全閉弁できなくなった場合の二次側圧力の異常昇圧を
防止できるようにすることである。
課題を解決するための手段 上記の技術的課題を解決するために講じた本発明の技術
的手段は、一次側に通じる通路とピストン上面に通じる
通路の間にパイロット弁を配置し、上面の圧力設定ばね
の弾性力を下面に二次側圧力を作用させたダイヤフラム
の撓みでパイロット弁を駆動し、パイロット弁の開閉に
よりピストン弁等の主弁に作用する流体圧力を制御する
パイロット式減圧弁に於いて、パイロット弁に連通する
一次側通路を開閉する第1圧力応動弁と、主弁を閉弁方
向に付勢する第2圧力応動弁を設け、ダイヤフラムの上
面と下面を連通する逃がし孔を設け、逃がし孔をパイロ
ット弁の上面で開閉するようにし、逃がし孔の開弁によ
って二次側圧力を第1及び第2圧力応動弁の閉弁方向に
作用せしめるようにした、ものである。
的手段は、一次側に通じる通路とピストン上面に通じる
通路の間にパイロット弁を配置し、上面の圧力設定ばね
の弾性力を下面に二次側圧力を作用させたダイヤフラム
の撓みでパイロット弁を駆動し、パイロット弁の開閉に
よりピストン弁等の主弁に作用する流体圧力を制御する
パイロット式減圧弁に於いて、パイロット弁に連通する
一次側通路を開閉する第1圧力応動弁と、主弁を閉弁方
向に付勢する第2圧力応動弁を設け、ダイヤフラムの上
面と下面を連通する逃がし孔を設け、逃がし孔をパイロ
ット弁の上面で開閉するようにし、逃がし孔の開弁によ
って二次側圧力を第1及び第2圧力応動弁の閉弁方向に
作用せしめるようにした、ものである。
作用 上記の技術的手段の作用は下記の通りである。ダイヤフ
ラムは圧力設定ばねによる基準値と二次側の流体圧力と
の偏差に応じて比例的に撓み、その撓み量に応じてパイ
ロット弁の上面で逃がし孔を閉じた状態を維持しながら
パイロット弁口を開閉する。異物の噛み込みによってパ
イロット弁が完全閉弁できなくなったり、ピストンや主
弁が引っ掛かって完全閉弁できなくなると、二次側圧力
が上昇し、ダイヤフラムが上方に変位して逃がし孔が開
かれる。ダイヤフラム下面の二次側圧力で、第1圧力応
動弁が一次側通路を遮断すると共に、第2圧力応動弁が
主弁を閉弁するので、二次側圧力の異常昇圧を防止する
ことができる。
ラムは圧力設定ばねによる基準値と二次側の流体圧力と
の偏差に応じて比例的に撓み、その撓み量に応じてパイ
ロット弁の上面で逃がし孔を閉じた状態を維持しながら
パイロット弁口を開閉する。異物の噛み込みによってパ
イロット弁が完全閉弁できなくなったり、ピストンや主
弁が引っ掛かって完全閉弁できなくなると、二次側圧力
が上昇し、ダイヤフラムが上方に変位して逃がし孔が開
かれる。ダイヤフラム下面の二次側圧力で、第1圧力応
動弁が一次側通路を遮断すると共に、第2圧力応動弁が
主弁を閉弁するので、二次側圧力の異常昇圧を防止する
ことができる。
実施例 上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説明する(第
1図参照)。
1図参照)。
本体1に入口2と出口3を形成し、弁口4を通して両者
を連通する。弁口4を開閉する主弁5をピストン6に連
結する。主弁5はばね7で上方に付勢されている。主弁
5の下部は弁軸8が本体1に形成したリブに案内されて
いる。ピストン6の外周に環状の溝を設けてピストンリ
ングを配置する。ピストン6にその上面と下面を連通す
るオリフィスを開ける。
を連通する。弁口4を開閉する主弁5をピストン6に連
結する。主弁5はばね7で上方に付勢されている。主弁
5の下部は弁軸8が本体1に形成したリブに案内されて
いる。ピストン6の外周に環状の溝を設けてピストンリ
ングを配置する。ピストン6にその上面と下面を連通す
るオリフィスを開ける。
ピストン6の上面への圧力導入はパイロット弁9で制御
する。パイロット弁9はパイロット弁座10とパイロット
弁体11とから構成する。パイロット弁体11はその下方に
配置したばね12で上方に付勢されている。
する。パイロット弁9はパイロット弁座10とパイロット
弁体11とから構成する。パイロット弁体11はその下方に
配置したばね12で上方に付勢されている。
パイロット弁9は弁口4の下方空間に通じる一次側通路
13とピストン6の上方空間に通じる通路14の間に位置
し、圧力設定ばね15で弾性的に付勢したダイヤフラム16
で操作する。ダイヤフラム16の上面にはばね受け17を介
して圧力設定ばね15の下端が接する。ダイヤフラム16の
上方空間は通路18を通して外気に連結し、下方空間は通
路19を通して出口3に連結する。
13とピストン6の上方空間に通じる通路14の間に位置
し、圧力設定ばね15で弾性的に付勢したダイヤフラム16
で操作する。ダイヤフラム16の上面にはばね受け17を介
して圧力設定ばね15の下端が接する。ダイヤフラム16の
上方空間は通路18を通して外気に連結し、下方空間は通
路19を通して出口3に連結する。
ダイヤフラム16の中央には逃がし孔20を設けた逃がし弁
座21をばね受け17にねじ結合する。逃がし孔20はパイロ
ット弁9のパイロット弁体11の上面で開閉される。逃が
し孔20は管部材22を介して第1圧力応動弁23の圧力室24
に連結する。
座21をばね受け17にねじ結合する。逃がし孔20はパイロ
ット弁9のパイロット弁体11の上面で開閉される。逃が
し孔20は管部材22を介して第1圧力応動弁23の圧力室24
に連結する。
第1圧力応動弁23はダイヤフラム25と圧力応動弁体26と
圧力応動弁口27と弁体受け28とばね29とから成る。参照
番号30,31は細孔である。圧力応動弁体26は通常はばね2
9で圧力応動弁口27を開けて、一次側通路13とパイロッ
ト弁9を連通している。逃がし孔20が開けられると、管
部材22を通して導入される二次側圧力でダイヤフラム25
がばね29に抗して圧力応動弁体26を付勢し、圧力応動弁
口27を完全閉弁する。
圧力応動弁口27と弁体受け28とばね29とから成る。参照
番号30,31は細孔である。圧力応動弁体26は通常はばね2
9で圧力応動弁口27を開けて、一次側通路13とパイロッ
ト弁9を連通している。逃がし孔20が開けられると、管
部材22を通して導入される二次側圧力でダイヤフラム25
がばね29に抗して圧力応動弁体26を付勢し、圧力応動弁
口27を完全閉弁する。
管部材22から分岐して管部材32を設け、逃がし孔20を第
2圧力応動弁33の圧力室34に連結する。第2圧力応動弁
33はダイヤフラム35とその下方の圧力室34とから成る。
参照番号36は細孔である。逃がし孔20が開けられると、
管部材22,32を通して導入される二次側圧力でダイヤフ
ラム35が図示のように上方に湾曲し、主弁5の弁軸8を
上方に付勢し、弁口6を完全閉弁せしめる。
2圧力応動弁33の圧力室34に連結する。第2圧力応動弁
33はダイヤフラム35とその下方の圧力室34とから成る。
参照番号36は細孔である。逃がし孔20が開けられると、
管部材22,32を通して導入される二次側圧力でダイヤフ
ラム35が図示のように上方に湾曲し、主弁5の弁軸8を
上方に付勢し、弁口6を完全閉弁せしめる。
発明の効果 本発明は下記の特有の効果を生じる。
二次側に圧力センサーを取り付け、センサーからの指令
で自動弁を駆動して、一次側通路及び主弁を閉じること
も考えられるが、この場合は、設定圧力を常に把握する
必要がある。本考案では二次側圧力が設定圧力よりも大
きくなれば、自動的に逃がし孔が開かれて圧力応動弁が
閉じられるので、設定圧力にかかわらず、異常昇圧を防
止できる。
で自動弁を駆動して、一次側通路及び主弁を閉じること
も考えられるが、この場合は、設定圧力を常に把握する
必要がある。本考案では二次側圧力が設定圧力よりも大
きくなれば、自動的に逃がし孔が開かれて圧力応動弁が
閉じられるので、設定圧力にかかわらず、異常昇圧を防
止できる。
第1図は本発明の実施例のパイロット式減圧弁の断面図
である。 4:弁口、5:主弁 6:ピストン、9:パイロット弁 13:一次側通路、15:圧力設定ばね 16:ダイヤフラム、20:逃がし孔 23:第1圧力応動弁、33:第2圧力応動弁
である。 4:弁口、5:主弁 6:ピストン、9:パイロット弁 13:一次側通路、15:圧力設定ばね 16:ダイヤフラム、20:逃がし孔 23:第1圧力応動弁、33:第2圧力応動弁
Claims (1)
- 【請求項1】一次側に通じる通路とピストン上面に通じ
る通路の間にパイロット弁を配置し、上面に圧力設定ば
ねの弾性力を下面に二次側圧力を作用させたダイヤフラ
ムの撓みでパイロット弁を駆動し、パイロット弁の開閉
によりピストン弁等の主弁に作用する流体圧力を制御す
るパイロット式減圧弁に於いて、パイロット弁に連通す
る一次側通路を開閉する第1圧力応動弁と、主弁を閉弁
方向に付勢する第2圧力応動弁を設け、ダイヤフラムの
上面と下面を連通する逃がし孔を設け、逃がし孔をパイ
ロット弁の上面で開閉するようにし、逃がし孔の開弁に
よって二次側圧力を第1及び第2圧力応動弁の閉弁方向
に作用せしめるようにした、パイロット式減圧弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31061290A JPH0772847B2 (ja) | 1990-11-15 | 1990-11-15 | パイロット式減圧弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31061290A JPH0772847B2 (ja) | 1990-11-15 | 1990-11-15 | パイロット式減圧弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04181306A JPH04181306A (ja) | 1992-06-29 |
JPH0772847B2 true JPH0772847B2 (ja) | 1995-08-02 |
Family
ID=18007360
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31061290A Expired - Fee Related JPH0772847B2 (ja) | 1990-11-15 | 1990-11-15 | パイロット式減圧弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0772847B2 (ja) |
-
1990
- 1990-11-15 JP JP31061290A patent/JPH0772847B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04181306A (ja) | 1992-06-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
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