JPH0772529A - シャッタチャージ機構 - Google Patents

シャッタチャージ機構

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Publication number
JPH0772529A
JPH0772529A JP12406094A JP12406094A JPH0772529A JP H0772529 A JPH0772529 A JP H0772529A JP 12406094 A JP12406094 A JP 12406094A JP 12406094 A JP12406094 A JP 12406094A JP H0772529 A JPH0772529 A JP H0772529A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
shutter
charging
perforation
lever
Prior art date
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Application number
JP12406094A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Kamata
和雄 鎌田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP12406094A priority Critical patent/JPH0772529A/ja
Publication of JPH0772529A publication Critical patent/JPH0772529A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造でローコストでありながら1コマ
あたり1個又は2個のパーフォレーションが形成された
フイルムを1コマ送る間に確実にシャッタチャージを行
うとともに、フイルムの移動を防止する。 【構成】 巻上げダイヤル20を操作してフイルム送り
を行うと、パーフォレーション17aが移動してくるま
での間は、爪部材35はフイルム面上をスリップする。
そして、パーフォレーション17aに爪部材35が係合
した後は、アーム部材32がフイルム送りに従動して回
動し、この間にアーム部材32の一端部がシャッタレバ
ー37を押してこれをチャージ位置へ移動させる。シャ
ッタレバー37がチャージ位置に到達すると、駒止めレ
バー29が回動され、爪部材35がパーフォレーション
17aから抜き去られるとともに、ゴムローラ33がフ
イルム面に摩擦接触してフイルム17の移動が防止され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1コマにつき1個又は
2個のチャージ用パーフォレーションを設けた写真フイ
ルムを対象とし、その1コマ送りの間にシャッタチャー
ジを行うための機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】撮影画面範囲外に効率的に磁気記録を行
うことができるように、例えば特開平3−179442
号公報等により1コマあたり1個又は2個のパーフォレ
ーションを設けた写真フイルムが知られている。このよ
うなフイルムを使用するカメラでは、パーフォレーショ
ンの通過をフォトセンサで監視しながらモータでフイル
ム1コマ送りを行い、さらにモータの駆動でシャッタチ
ャージを行うようにするのが簡便である。しかし、廉価
型のカメラや、「写ルンですHi」(商品名)で知られ
るように、予めフイルムを収納して販売されているレン
ズ付きフイルムユニットなどでは、ローコスト化のため
にフォトセンサやモータの組み込みができないため、パ
ーフォレーションの移動を機械的に検知して1コマ送り
やシャッタチャージを行う必要がある。
【0003】1コマ1パーフォレーションのフイルムを
用いるカメラとして、いわゆる110フイルムカートリ
ッジを使用するカメラが公知である。また実開昭63−
51329号公報には、110フイルムカートリッジを
組み込んだレンズ付きフイルムユニットが記載されてい
る。これらに用いられているシャッタチャージ機構は、
フイルムに向かってほぼ垂直方向にバネ付勢された係止
爪を備えている。巻上げ操作によってフイルムが送ら
れ、パーフォレーションが移動してくると係止爪が突出
してパーフォレーションに入り込む。そして、引続きフ
イルムを送ることにより係止爪はフイルム移送路に沿っ
てほぼ直線的に移動され、この間にシャッタチャージが
行われる。係止爪が所定の位置に到達すると規制ピンに
当接して停止される。このとき、係止爪はパーフォレー
ションに係合したままであるから、フイルムの巻上げが
阻止されるとともに、フイルムの移動は防止される。シ
ャッタボタンを押圧すると、係止爪はパーフォレーショ
ンからほぼ垂直方向に引き抜かれ、次の瞬間にシャッタ
羽根が駆動されてフイルムを露光する。シャッタボタン
の押圧を止めると、係止爪はバネで復帰して次のフイル
ム巻上げの準備のためにフイルム面に圧接される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記シャッ
タチャージ機構の場合、上述したように、係止爪の動き
が、フイルム面に圧接される時にはフイルム通路に向か
ってほぼ垂直方向に、シャッタがチャージされる時には
フイルム通路に沿ってほぼ直線的に、シャッタレリーズ
によりパーフォレーションから引き抜かれる時にはフイ
ルム通路からほぼ垂直方向に、というように、全てほぼ
直線的である。特に、シャッタチャージ時にパーフォレ
ーションに係合したままフイルム通路に沿って係止爪が
直線的に移動することから、上述した「写ルンですH
i」のようなレンズ付きフイルムユニットのように、露
光位置でフイルム面が湾曲しているものに適用すること
が困難である。すなわち、直線的に動く係止爪が湾曲し
たフイルム通路に沿うことができず、シャッタチャージ
する途中,もしくはシャッタチャージした後にパーフォ
レーションから抜けてしまうことになる。シャッタチャ
ージされた後であっても係止爪がパーフォレーションか
ら外れれば、フイルムが移動可能になるから、撮影時に
フイルムがブレて、二重像発生やピント悪化の原因にな
る。さらに、スライドする部材を多用しているため、部
品点数が多く、係止爪の移動機構が複雑で、自動組み立
てもしにくくなってコストアップを避けることができな
いという問題点がある。
【0005】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、簡単な構造でローコストでありな
がら、1コマにつき1個又は2個のチャージ用パーフォ
レーションを設けた写真フイルムを1コマ送る間に確実
にシャッタチャージすることができるとともに、フイル
ムの移動防止も図ったシャッタチャージ機構を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、フイルム送りにより、フイルム面に当接さ
れた爪部材がチャージ用パーフォレーションと係合して
アーム部材が回動したときに、アーム部材の一端部に押
されてシャッタレバーがチャージ位置に移動され、係止
部材によって係止されるようにしてある。これと同時
に、係止部材が巻上げダイヤルを係止してフイルムの巻
き上げを阻止するようにしてある。また、係止部材が回
動してアーム部材を介して爪部材がチャージ用パーフォ
レーションから引き抜かれるが、請求項2記載のよう
に、フイルム移動防止部材がフイルム面に摩擦接触して
フイルムの移動が防止されるようにしている。また、フ
イルムの移動を防止するフイルム移動防止部材として
は、請求項3記載のように、爪部材がチャージ用パーフ
ォレーションから引き抜かれると同時に、隣のチャージ
用パーフォレーションに係合するものでもよく、これに
よってフイルムの位置決めを確実に行うことができる。
【0007】また、請求項4記載のように、暗箱部のア
パーチャにセットされたコマの隣のコマのチャージ用パ
ーフォレーションに係合し、フイルムの給送に従動して
シャッタチャージを行う係合部材を、暗箱部とパトロー
ネ室との間又は暗箱部とフイルム室との間に配置するこ
とにより、係合部材を暗箱部の内部に配置する必要がな
くなって、軸結合等の特別な遮光手段が不要になるか
ら、シャッタチャージ機構を簡易化できる。また、請求
項5記載のように、フイルム移動防止部材が係合するチ
ャージ用パーフォレーションの隣のチャージ用パーフォ
レーションに係合する爪部材を暗箱部とフイルムロール
室との間に配置すると、1コマあたり1個又は2個のチ
ャージ用パーフォレーションを設けたフイルムを用いて
も、レンズ付きフイルムユニットのコンパクト性を損な
うことがない。また、請求項6記載のように、フイルム
移動防止部材が係合するチャージ用パーフォレーション
の隣のチャージ用パーフォレーションに係合する爪部材
を暗箱部とパトローネ室との間に配置すると、1コマあ
たり1個又は2個のチャージ用パーフォレーションを設
けたフイルムを用いても、順巻き方式のカメラコンパク
ト性を損なうことがない。
【0008】
【作用】シャッタレリーズの操作を行うと、係止部材が
回動してシャッタレバーがシャッタ羽根を駆動するとと
もに、アーム部材が回動して爪部材がフイルム面に摺接
される。フイルム送りを行うと、チャージ用パーフォレ
ーションが移動してくるまでの間は、爪部材はフイルム
面上をスリップする。そして、チャージ用パーフォレー
ションに爪部材が係合した後は、アーム部材がフイルム
送りに従動して回動し、この間にアーム部材の一端部が
シャッタレバーを押してこれをチャージ位置へ移動させ
る。シャッタレバーがチャージ位置に到達すると、係止
部材が回動され、アーム部材を介して爪部材がチャージ
用パーフォレーションから抜き去られる。これによっ
て、一瞬間はフイルムが不安定な状態になるが、この直
後にアーム部材によるシャッタレバーへの押圧が解除さ
れ、さらに係止部材の回動が進んで、フイルム移動防止
部材がフイルム面に摩擦接触され、フイルムの移動が防
止される。これと同時に、シャッタレバーが係止部材と
係合してチャージ位置に係止される。
【0009】
【実施例】以下、本発明のシャッタチャージ機構をレン
ズ付きフイルムユニットに適用した第1実施例をもとに
説明する。レンズ付きフイルムユニットのユニット本体
を分解して示した図7において、ユニット本体10は、
本体部11と前カバー12と後カバー13とからなる。
本体部11には、その中央部に暗箱部11a,これを挟
んで左右にパトローネ室11b,フイルムロール室11
cがそれぞれ形成され、パトローネ室11bにはパトロ
ーネ16,フイルムロール室11cにはパトローネ16
からフイルム17を引き出してロール状にしたフイルム
ロール18が収納される。フイルム17には、その一方
の側縁に沿って1コマあたり1個のチャージ用のパーフ
ォレーション17aが形成されている。なお、ユニット
本体10の外装体として、撮影操作に必要な所要部分に
開口を設けた紙箱が用いられるが、その図示は省略し
た。また、パーフォレーション17aのフイルム移送方
向の長さは、例えば3mmとする。
【0010】パトローネ室11bの上部には、巻上げダ
イヤル20が取り付けられる。巻上げダイヤル20の外
周面にはローレットが刻まれ、また底面にはフォークが
一体に設けられている。このフォークは、パトローネ室
11bの上壁を貫通し、パトローネ16のスプール16
aに係合される。そして、1コマ撮影する毎に巻上げダ
イヤル20を反時計方向に回動すると、撮影済みのフイ
ルムがパトローネ16内に巻き込まれる。
【0011】暗箱部11aの上部には、後述する本発明
のシャッタチャージ機構21が取り付けられ、前部に
は、シャッタ羽根22,復帰バネ23が取り付けられ、
その前面を覆うようにシャッタカバー26が取り付けら
れる。シャッタカバー26にはレンズマウント部が形成
され、そこに撮影レンズ27が嵌め込まれる。
【0012】各部品が取り付けられた本体部11の前面
には、前カバー12がフック止めされる。前カバー12
の前部には撮影窓12a,ファインダ対物窓12bが形
成され、また上部にはシャッタボタン28が一体に形成
されている。シャッタボタン28を押し込むと、その下
部に一体に設けたレリーズアーム28aがシャッタチャ
ージ機構21の所要部に作用し、後述する蹴飛ばしレバ
ーによってシャッタ羽根22が開き、そして復帰バネ2
3の付勢により閉じ位置に戻って1回の露光が行われ
る。
【0013】後カバー13は本体部11の背面にフック
止めされ、本体部11の内部を光密に覆う。後カバー1
3の内面には湾曲したフイルム支持面13aが形成さ
れ、暗箱部11aの背面部に形成されたアパーチャでフ
イルム17を湾曲させた状態で支持する。これにより、
撮影レンズ27として単レンズを用いても、像面湾曲の
影響を抑え鮮明な結像を得ることができる。
【0014】シャッタチャージ機構21の露光終了直後
で、シャッタチャージを開始する前の状態を示す図1に
おいて、巻上げダイヤル20の近傍の本体部11には、
シャッタチャージ時に巻上げダイヤル20のローレット
に係合してフイルム巻上げを阻止する駒止めレバー29
が軸30により回動自在に軸着されている。
【0015】駒止めレバー29には、巻上げダイヤル2
0のローレットに係合する爪部29aの他に、前記レリ
ーズアーム28aによって押圧される突起部29bと、
先端部の回転軸31を介してアーム部材32を回動自在
に取り付けたレバー部29cとが一体成形されており、
さらにシャッタチャージ時にフイルム面に摩擦接触して
フイルム17の移動を防止するフイルム移動防止部材と
してゴムローラ33が鉤状突起部29dに非回転に固定
されている。また、前記軸30にはバネ34が取り付け
られ、駒止めレバー29が時計方向に付勢されている。
【0016】前記アーム部材32の先端部には、パーフ
ォレーション17aと係合される例えば先端の幅を2.
8mmとした爪部材35が回動自在に取り付けられてお
り、この爪部材35はバネ36によって反時計方向に付
勢されている。爪部材35は、アーム部材32の先端部
に形成された溝32a内に取り付けられており、溝32
aの端面によって反時計方向への回動範囲が規制されて
いる。
【0017】アーム部材32の先端部には、チャージレ
バー32bがシャッタレバー37の受動レバー37aに
相対するように形成されており、爪部材35がパーフォ
レーション17aに係合した後、フイルム送りに従動し
て受動レバー37aを押圧してシャッタレバー37を反
時計方向へ回動させるようになっている。なお、アーム
部材32はレバー部29cに対して時計方向にバネ38
で付勢されており、その回動範囲はストッパ32cがレ
バー部29cの側端部と当接することにより規制されて
いる。すなわち、レバー部29cとアーム部材32とは
図1に示した状態より大きく開かないようになってい
る。
【0018】前記シャッタレバー37は、軸41により
本体部11に軸着され、シャッタ駆動バネ42によって
時計方向に付勢されている。シャッタレバー37には、
前記受動レバー37aの他に、蹴飛ばしレバー37bが
一体形成され、蹴飛ばしレバー37bの上部には、図8
に示すように、係止爪部37cが形成されている。この
係止爪部37cに対応してレバー部29cの下面には、
チャージ位置で係止爪部37cと係合する係止突起部2
9eが形成されている。
【0019】図1に示した状態では、係止爪部37cの
内壁面44が係止突起部29eの外壁面45に当接して
駒止めレバー29の時計方向への回動が阻止されてい
る。係止爪部37cの内壁面44は、シャッタレバー3
7の回動軌道にほぼ沿った凹の円弧状に形成され、これ
に対応して係止突起部29eの外壁面45が凸の円弧状
に形成されている。また、チャージ状態では係止爪部3
7cの側壁面47と係止突起部29eの側壁面48とが
当接される(図6,図8参照)。
【0020】このように構成されたシャッタチャージ機
構21の作用を説明する。図1に示した状態から巻上げ
ダイヤル20を操作してスプール16aを反時計方向に
回転させ、フイルム17をパトローネ16内に巻き込ん
でゆくと、図2に示すように、フイルム17は図面の左
方へ移送される。このとき、爪部材35はフイルム面に
摺接してやや時計方向に回動された状態になっている。
【0021】巻上げダイヤル20の操作を継続して、図
3に示すように、移送されてきたフイルム17のパーフ
ォレーション17aが爪部材35の位置に到達すると、
爪部材35はバネ36の付勢によって反時計方向に回動
し、パーフォレーション17aに入り込むようにしてこ
れと係合される。この後、図4に示すように、フイルム
17の移送に伴ってアーム部材32が回転軸31を中心
に回動されるとともに、チャージレバー32bによって
受動レバー37aが押圧され、係止爪部37cの内壁面
44が係止突起部29eの外壁面45を摺動しながら、
シャッタレバー37がバネ42の付勢力に抗して反時計
方向に回動される。
【0022】シャッタレバー37の回動が進み、係止爪
部37cの内壁面44と係止突起部29eの外壁面45
とが外れると、図5に示すように、バネ34の付勢によ
って駒止めレバー29は時計方向に回動される。これに
よって、レバー部29cが時計方向に回動され、アーム
部材32がフイルム面に対してほぼ垂直方向に移動さ
れ、爪部材35がパーフォレーション17aから引き抜
かれる。これと同時に、チャージレバー32bによる受
動レバー37aへの押圧が解除され、シャッタレバー3
7がバネ42によって時計方向に戻ろうとするが、係止
爪部37cの側壁面47が係止突起部29eの側壁面4
8に当接し、シャッタレバー37がチャージ位置に係止
される。
【0023】また、鉤状突起部29dの回動によってゴ
ムローラ33がフイルム面に押しつけられ、その摩擦力
によってフイルム17の移動が防止される。さらに、爪
部29aが巻上げダイヤル20のローレットに係合し
て、巻上げダイヤル20がロックされる。また、爪部材
35がパーフォレーション17aから引き抜かれた後、
バネ38の付勢によってアーム部材32が回転軸31を
中心に時計方向に回動され、ストッパ32cがレバー部
29cの側端部と当接して回動が停止する。この結果、
シャッタチャージ機構21は、図6に示すような状態に
なる。
【0024】シャッタボタン28を押圧すると、レリー
ズアーム28aが駒止めレバー29を反時計方向に回動
させ、係止突起部29eと係止爪部37cとの係合が解
除される。この瞬間に、シャッタレバー37はシャッタ
駆動バネ42の付勢によって時計方向に高速で回動さ
れ、蹴飛ばしレバー37bがシャッタ羽根22を蹴飛ば
す。これによって、シャッタ羽根22の背後に形成され
た露光孔が開閉され、アパーチャにセットされたフイル
ム17が露光される。また、駒止めレバー29の回動に
伴って鉤状突起部29dが回動されるから、ゴムローラ
33がフイルム面から離れ、フイルム17が次の巻上げ
操作の準備のためにフリー状態になる。このゴムローラ
33がフイルム面から離れるタイミングは、鉤状突起部
29dの形状により、係止突起部29eと係止爪部37
cとの係合解除より緩やかになっており、シャッタ羽根
22の駆動時にフイルム17が振動することはない。
【0025】シャッタボタン28の押圧操作を止める
と、レリーズアーム28aによる駒止めレバー29の回
動が解除されるから、駒止めレバー29はバネ34の付
勢によって時計方向に戻ろうとするが、シャッタレリー
ズ直後のシャッタレバー37の回動によって係止突起部
29eの外壁面45が係止爪部37cの内壁面44に当
接して駒止めレバー29の時計方向への回動が阻止さ
れ、駒止めレバー29は図1に示した状態のまま停止さ
れる。この結果、巻上げダイヤル20のロックは解除さ
れ、巻上げ操作が可能になる。
【0026】次に、本発明の第2実施例を説明する。露
光終了直後で、シャッタチャージを開始する前の状態を
表した図9において、このシャッタチャージ機構49で
は、フイルム17の移動を防止するフイルム移動防止部
材として、前記実施例のゴムローラ33の代わりに突起
部50aがフイルム17のパーフォレーションに係合す
る位置決めレバー50を用いてある。また、突起部50
aは、爪部材35が係合されるパーフォレーション17
aの隣のパーフォレーション17bに入り込むため、駒
止めレバー51のレバー部51aの長さが長くなってお
り、前記実施例よりシャッタチャージ機構全体のレイア
ウトが広がった形になっている。
【0027】このため、図14に示すように、シャッタ
チャージ機構49の爪部材35は、本体部52の暗箱部
52aとフイルムロール室52bとの間に配置される。
暗箱部52aとフイルムロール室52bとの間の本体部
52には、爪部材35の先端部が挿通される長孔52c
が形成され、この長孔52cの周囲には、例えば遮光用
のテレンプが貼着されている。なお、この第2実施例
は、ストロボ付きレンズ付きフイルムユニットに適用し
たもので、符号52d,53,54,55,56は、パ
トローネ室,ファインダ部,ストロボ発光部,ストロボ
回路基板,ストロボ用の電源電池をそれぞれ示す。
【0028】位置決めレバー50は、暗箱部52aの内
部に軸57を中心に回動自在に取り付けられ、バネ58
によって反時計方向に付勢されている。位置決めレバー
50に一体に形成された立設部50bが、暗箱部52a
の上壁部に形成された孔(図示せず)を介して暗箱部5
2aの上外部に突出しており、この先端部が駒止めレバ
ー51の突起部51bに当接されている。すなわち、位
置決めレバー50の回動位置は、駒止めレバー51の回
動位置によって規制される。なお、立設部50bが挿通
される前記孔の周囲には、例えば遮光用のテレンプが貼
着してある。また、駒止めレバー51は、軸61に回動
自在に取り付けられ、バネ62によって時計方向へ付勢
されている。また、シャッタレバー63は軸64に回動
自在に取り付けられ、バネ65によって時計方向へ付勢
されている。
【0029】図9に示す状態では、レバー部51aの下
面に突設された係止突起部51cの外壁面67とシャッ
タレバー63の係止爪部63aの内壁面68とが当接し
て、駒止めレバー51の回動が阻止されている。レバー
部51aの先端部には、回動軸71を中心にアーム部材
72が回動自在に取り付けられ、バネ73によって時計
方向に付勢されている。レバー部51aとアーム部材7
2との開き度合は、ストッパ72aによって図9に示し
た状態より大きくならないように規制されている。アー
ム部材72の先端部には、前記実施例と同様の爪部材3
5が設けられ、またシャッタレバー63の受動レバー6
3bを押圧してシャッタレバー63をチャージ位置へ回
動させるチャージレバー72bが一体成形されている。
【0030】爪部材35は、バネ75によってフイルム
面に圧接されており、巻上げダイヤル20の操作によっ
てフイルム17が移送されると、爪部材35はフイルム
面をスリップする。図10に示すように、パーフォレー
ション17aの次のパーフォレーション17cが爪部材
35の位置に到達すると、図11に示すように、爪部材
35はパーフォレーション17cに入り込み、フイルム
17の移送に従ってアーム部材72が回動されるように
なる。
【0031】フイルム17の移送が進むと、チャージレ
バー72bが受動レバー63bを押圧してシャッタレバ
ー63をバネ65の付勢に抗して反時計方向へ回動させ
る。これによって、図12に示すように、係止突起部5
1cの外壁面67と係止爪部63aの内壁面68との係
合が外れ、駒止めレバー51がバネ62の付勢によって
時計方向に回動される。
【0032】図13及び図14に示すように、爪部材3
5がパーフォレーション17cから引き抜かれてアーム
部材72が時計方向へ回動されるとともに、位置決めレ
バー50が駒止めレバー51の突起部51bによって押
されて位置決めレバー50の突起部50aがパーフォレ
ーション17cの隣のパーフォレーション17aに入り
込み、フイルム17の移動を防止する。そして、駒止め
レバー51の爪部51dが巻上げダイヤル20のローレ
ットに係合して巻上げダイヤル20がロックされるとと
もに、係止爪部63aの側壁面77が係止突起部51c
の側壁面78に当接し、シャッタレバー63がチャージ
位置にロックされる。
【0033】前記実施例と同様のシャッタボタンを押圧
すると、この下部に形成されたレリーズアームが突起部
51eを押圧して駒止めレバー51を反時計方向に回動
させ、係止突起部51cと係止爪部63aとの係合が解
除される。この瞬間に、シャッタレバー63はシャッタ
駆動バネ65の付勢によって時計方向に高速で回動さ
れ、蹴飛ばしレバー63cが暗箱部52aの前部に回動
自在に取り付けられたシャッタ羽根を蹴飛ばし、アパー
チャ79にセットされたフイルム17が露光される。
【0034】駒止めレバー51の回動に伴って位置決め
レバー50が反時計方向へ回動され、突起部50aがパ
ーフォレーション17aから引き抜かれるが、軸61か
ら突起部51bまでの距離は軸61から係止突起部51
cまでの距離より短いので、突起部50aがパーフォレ
ーション17aから引き抜かれるタイミングは、係止突
起部51cと係止爪部63aとの係合解除よりやや遅く
なる。したがって、シャッタ羽根の駆動時にフイルム1
7が振動してピントが悪くなることはない。以下、前記
実施例と同様であるから説明を省略する。なお、図14
に示す状態は図13と対応しているが、破線で示したパ
ーフォレーション17c´は、図11に示したパーフォ
レーション17cの位置を示しており、フイルム17の
移送に従ってパーフォレーションの位置が17c´から
17cまで変化する間にシャッタチャージが行われるこ
とを示している。
【0035】前記シャッタチャージ機構49は、図15
に示すような順巻き方式のカメラ80にも適用すること
ができる。この第3実施例では、前記パトローネ室52
dの代わりに巻取り軸81を備えたフイルム巻取り室8
2を設けるとともに、前記フイルムロール室51bの代
わりにパトローネ室83を設けてある。そして、爪部材
35は、パトローネ室83と暗室部84との間に配置さ
れ、その先端部がテレンプ等によって遮光された長孔8
5からフイルム通路に突設されている。
【0036】1コマ撮影する毎に、アパーチャ86で露
光されたフイルム87はフイルム巻取り室82の巻取り
軸81に巻き取られるとともに、パトローネ88から未
露光のフイルム87が引き出されてアパーチャ86にセ
ットされる。このフイルム87の1コマ送りに伴って、
前記実施例と同様に、アパーチャ86にセットされるコ
マ89(アパーチャ86と同一の線で示す)の次のコマ
90のパーフォレーション87aに爪部材35が係合
し、シャッタチャージが行われる。なお、図面は、シャ
ッタチャージが完了した状態を示す。また、符号92は
ストロボ発光部を示す。
【0037】前記第1実施例では、爪部材の先端の幅を
例えば2.8mmとし、パーフォレーションのフイルム
移送方向の長さを3mmとしたが、例えば爪部材の先端
の幅を1.8mmとし、パーフォレーションのフイルム
移送方向の長さを2mmとしてもよい。このようにフイ
ルムのパーフォレーションサイズに合わせて爪部材のサ
イズを決めるようにすると、例えば感度の異なる2種類
のフイルムを対応したそれぞれのレンズ付きフイルムユ
ニット(以下フイルムユニットという)と組み合わせる
場合のフイルムの誤装填防止に有効である。
【0038】例えばISO800のフイルムを装填する
ために明るさF16の撮影レンズを装着したフイルムユ
ニットと、ISO400のフイルムを装填するためにF
11の撮影レンズを装着したフイルムユニットとがある
場合に、ISO800のフイルムはどちらのフイルムユ
ニットでも使用できるが、ISO400のフイルムをF
16の撮影レンズ付きフイルムユニットに装填すると、
露出不足になる。このような場合には、ISO800の
フイルムのパーフォレーションを幅3mm,ISO40
0のフイルムのパーフォレーションを幅2mmとすると
ともに、F16の撮影レンズ付きフイルムユニットのシ
ャッタチャージ機構には、先端幅が2.8mmの爪部材
を使用し、F11の撮影レンズ付きフイルムユニットの
方には先端幅が1.8mmの爪部材を使用すればよい。
これによって、ISO400のフイルムをF16の撮影
レンズ付きフイルムユニットに装填した場合に、フイル
ムのパーフォレーションが爪部材と係合せず、フイルム
の巻上げ操作を行ってもシャッタチャージ及びシャッタ
レリーズが行われないから、フイルムの装填間違いを容
易に検知することができる。
【0039】また、例えば36枚撮りと39枚撮りの各
フイルムをそれぞれの対応するフイルムユニットに装填
する場合に、39枚撮りフイルムを36枚撮り用のフイ
ルムユニット(カウンタが36EX用)に装填しても3
コマ分が未撮影となるだけで大きな問題とはならない
が、36枚撮りフイルムを39枚撮り用のフイルムユニ
ット(カウンタが39EX用)に装填すると、37枚目
〜39枚目に撮影したはずのコマが写っていないという
問題が生じる。これを避けるためには、36枚撮りフイ
ルムのパーフォレーションを2mmとし、39枚撮りフ
イルムのパーフォレーションを3mmとする。そして、
36枚撮りフイルムを装填するフイルムユニットの爪部
材を幅1.8mmに、また39枚撮りフイルムを装填す
るフイルムユニットの爪部材を幅2.8mmにする。こ
のようにすることにより、36枚撮りフイルムを39枚
撮り用のフイルムユニットに装填した場合には、爪部材
が装填されたフイルムのパーフォレーションに係合でき
ず、シャッタチャージが行われないから、フイルムの誤
装填が防止される。
【0040】また、前記第2,3実施例では、位置決め
レバーの突起部のサイズを専用フイルムのパーフォレー
ションのサイズに合わせて大きくしてあるので、パーフ
ォレーションが小さい専用フイルム以外のフイルムを装
填した場合には、位置決めレバーの突起部がパーフォレ
ーションに入り込むことができず、シャッタをチャージ
することができないから、フイルムの誤装填を防止でき
る。
【0041】また、前記実施例の何れにおいても、1コ
マあたりに形成されたチャージ用のパーフォレーション
が1個の例のみを示したが、例えば2個であってもよ
い。1コマあたりに2個のチャージ用パーフォレーショ
ンを形成したフイルムとしては、これらのチャージ用パ
ーフォレーションを同じ列に形成したものと、コマを挟
んで上下に1個ずつ形成したものとがある。各コマの上
下に形成したものは、同じ列で見ると1コマあたり1個
であるから、上記実施例と同様にフイルム給送を行うこ
とができる。同じ列に1コマあたり2個のチャージ用パ
ーフォレーションを形成したものでは、この2個のチャ
ージ用パーフォレーションが接近,もしくは隣のコマの
チャージ用パーフォレーションと接近した状態で形成し
ておき、爪部材が2個のチャージ用パーフォレーション
と同時に係合するように、爪部材を例えば二股状に形成
すればよい。
【0042】また、前記フイルムには、チャージ用のパ
ーフォレーションのみを示したが、このパーフォレーシ
ョン以外に爪部材35及び突起部50aが係合しない小
サイズのパーフォレーションを設けてもよい。このパー
フォレーションは、例えばフイルム感度等のフイルム情
報を表すようにしておき、DXコードの読み取り機構が
ない簡易型カメラ等でフイルム感度の自動設定が行う等
の用途に使用することができる。なお、第2,3実施例
では、爪部材をフイルム通路に突出させるために本体部
に形成した長孔や位置決めレバーの立設部を挿通するた
めに暗箱部に形成した孔には、テレンプ等の遮光部材を
貼着するようにしたが、前カバーと本体部とが光密に閉
じられる構成であれば、これらの遮光部材を省略しても
よい。
【0043】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のシ
ャッタチャージ機構によれば、フイルム送りにより、フ
イルム面に当接された爪部材がチャージ用パーフォレー
ションと係合してアーム部材が回動したときに、アーム
部材の一端部に押されてシャッタレバーがチャージ位置
に移動されるようにしたから、簡単な構造でローコスト
でありながら1コマあたり1個又は2個のチャージ用パ
ーフォレーションのフイルムを1コマ送る間に確実にシ
ャッタチャージを行うことができる。また、シャッタが
チャージされたとき、係止部材が回動して爪部材がチャ
ージ用パーフォレーションから引き抜かれるが、フイル
ム移動防止部材がフイルム面に摩擦接触,もしくはチャ
ージ用パーフォレーションに係合するようにしたから、
フイルムの移動を防止することができ、撮影時にフイル
ムがブレて二重像が発生したり、ピントが悪くなるよう
な事故を解消できる。
【0044】また、暗箱部のアパーチャにセットされた
コマの隣のコマのチャージ用パーフォレーションに係合
し、フイルムの給送に従動してシャッタチャージを行う
係合部材を、暗箱部とパトローネ室との間又は暗箱部と
フイルム室との間に配置することにより、係合部材を暗
箱部の内部に配置する必要がなくなって、軸結合等の特
別な遮光手段が不要になるから、シャッタチャージ機構
を簡易化できる。また、フイルム移動防止部材が係合す
るチャージ用パーフォレーションの隣のチャージ用パー
フォレーションに係合する爪部材を暗室部とフイルムロ
ール室又はパトローネ室との間に配置したので、1コマ
あたり1個又は2個のチャージ用パーフォレーションの
フイルムを使用してもレンズ付きフイルムユニットやカ
メラのコンパクト性を損なうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシャッタチャージ機構のシャッタレリ
ーズした後の状態を示す説明図である。
【図2】フイルム巻上げを開始し、パーフォレーション
が爪部材に係合する直前の状態を示すシャッタチャージ
機構の説明図である。
【図3】パーフォレーションが爪部材に係合した直後の
状態を示すシャッタチャージ機構の説明図である。
【図4】シャッタレバーがチャージレバーに押されて回
動されている状態を示すシャッタチャージ機構の説明図
である。
【図5】チャージ状態になる直前のシャッタチャージ機
構の説明図である。
【図6】チャージ状態にセットされたシャッタチャージ
機構の説明図である。
【図7】本発明のシャッタチャージ機構を採用したレン
ズ付きフイルムユニットのユニット本体の構成を示す分
解斜視図である。
【図8】シャッタレバーと駒止めレバーとの関係を示す
斜視図である。
【図9】別のシャッタチャージ機構のシャッタレリーズ
した後の状態を示す説明図である。
【図10】図9に示したシャッタチャージ機構でフイル
ム巻上げを開始し、パーフォレーションが爪部材に係合
する直前の状態を示す説明図である。
【図11】図9に示したシャッタチャージ機構でパーフ
ォレーションが爪部材に係合した直後の状態を示す説明
図である。
【図12】図9に示したシャッタチャージ機構でチャー
ジ状態にセットされる直前の状態を示すシャッタチャー
ジ機構の説明図である。
【図13】図9に示したシャッタチャージ機構でチャー
ジ状態にセットされたシャッタチャージ機構の説明図で
ある。
【図14】図9に示したシャッタチャージ機構のレイア
ウトを示す概略正面図である。
【図15】図9に示したシャッタチャージ機構を順巻き
方式のカメラに適用した場合のレイアウトを示す概略正
面図である。
【符号の説明】
10 ユニット本体 11,52 本体部 11a,52a,86 暗箱部 11b,52d,83 パトローネ室 11c,52b フイルムロール室 17,87 フイルム 17a,17b,17c,87a パーフォレーション 20 巻上げダイヤル 21,49 シャッタチャージ機構 22 シャッタ羽根 27 撮影レンズ 28 シャッタボタン 29,51 駒止めレバー 29e,51c 係止突起部 32,72 アーム部材 32b,72b チャージレバー 33 ゴムローラ 35 爪部材 37,63 シャッタレバー 37c,63a 係止爪部 37b,63c 蹴飛ばしレバー 51 位置決めレバー 80 カメラ 82 フイルム巻取り室

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1コマあたり1個又は2個のチャージ用
    パーフォレーションが設けられたフイルムの1コマ送り
    に連動してシャッタ羽根駆動用のシャッタレバーをチャ
    ージ位置に移動させるシャッタチャージ機構において、 前記シャッタレバーをチャージ位置で係止するとともに
    巻上げダイヤルを係止し、フイルムの巻き上げを阻止す
    る係止部材と、この係止部材に回動自在に取り付けら
    れ、先端部にチャージ用パーフォレーションに係合する
    爪部材を備えたアーム部材とを備え、フイルム送りによ
    り、フイルム面に当接された爪部材がチャージ用パーフ
    ォレーションと係合してアーム部材が回動したときに、
    アーム部材の一端部に押されてシャッタレバーがチャー
    ジ位置に移動され、この後、係止部材が回動してアーム
    部材を介して爪部材がチャージ用パーフォレーションか
    ら引き抜かれると同時に、巻上げダイヤルと係合し、フ
    イルムの巻き上げを停止させるようにしたことを特徴と
    するシャッタチャージ機構。
  2. 【請求項2】 1コマあたり1個又は2個のチャージ用
    パーフォレーションが設けられたフイルムの1コマ送り
    に連動してシャッタ羽根駆動用のシャッタレバーをチャ
    ージ位置に移動させるシャッタチャージ機構において、 前記シャッタレバーをチャージ位置で係止する係止部材
    と、この係止部材に回動自在に取り付けられ、先端部に
    チャージ用パーフォレーションに係合する爪部材を備え
    たアーム部材と、前記係止部材が係止位置に移動するこ
    とに連動し、シャッタレバーがシャッタ羽根を駆動する
    直前までフイルム面に摩擦接触してフイルムの移動を防
    止するフイルム移動防止部材とを備え、フイルム送りに
    より、フイルム面に当接された爪部材がチャージ用パー
    フォレーションと係合してアーム部材が回動したとき
    に、アーム部材の一端部に押されてシャッタレバーがチ
    ャージ位置に移動され、この後、係止部材が回動してア
    ーム部材を介して爪部材がチャージ用パーフォレーショ
    ンから引き抜かれると同時に、フイルム移動防止部材が
    フイルム側へ回動してフイルム面に摩擦接触してからシ
    ャッタレバーが係止部材によってチャージ位置に係止さ
    れるようにしたことを特徴とするシャッタチャージ機
    構。
  3. 【請求項3】 1コマあたり1個又は2個のチャージ用
    パーフォレーションが設けられたフイルムの1コマ送り
    に連動してシャッタ羽根駆動用のシャッタレバーをチャ
    ージ位置に移動させるシャッタチャージ機構において、 前記シャッタレバーをチャージ位置で係止する係止部材
    と、この係止部材に回動自在に取り付けられ、先端部に
    チャージ用パーフォレーションに係合する爪部材を備え
    たアーム部材と、シャッタレバーがシャッタ羽根を駆動
    する直前までチャージ用パーフォレーションに係合して
    フイルムの移動を防止するフイルム移動防止部材とを備
    え、フイルム送りにより、フイルム面に当接された爪部
    材がチャージ用パーフォレーションと係合してアーム部
    材が回動したときに、アーム部材の一端部に押されてシ
    ャッタレバーがチャージ位置に移動され、この後、係止
    部材が回動してアーム部材を介して爪部材がチャージ用
    パーフォレーションから引き抜かれると同時に、フイル
    ム移動防止部材が係止部材の一端部に押されてフイルム
    側へ回動し、前記爪部材が係合していたチャージ用パー
    フォレーションの隣のチャージ用パーフォレーションに
    フイルム移動防止部材が係合してからシャッタレバーが
    係止部材によってチャージ位置に係止されるようにした
    ことを特徴とするシャッタチャージ機構。
  4. 【請求項4】 1コマあたり1個又は2個のチャージ用
    パーフォレーションを形成したフイルムを用い、アパー
    チャが形成された暗箱部を挟んでパトローネを収納する
    パトローネ室と、パトローネから引き出されたフイルム
    を収納するフイルム室とを備えたカメラにおいて、 前記暗箱部のアパーチャにセットされたコマの隣のコマ
    のチャージ用パーフォレーションに係合し、前記フイル
    ムの給送に従動してシャッタチャージを行う係合部材
    を、暗箱部とパトローネ室との間又は暗箱部とフイルム
    室との間に配置したことを特徴とするシャッタチャージ
    機構。
  5. 【請求項5】 1コマあたり1個又は2個のチャージ用
    パーフォレーションが設けられたフイルムを用いるとと
    もに、このフイルムの一端を接続した巻軸を有するパト
    ローネを収納したパトローネ室と、前記パトローネから
    引き出してロール状にした未露光のフイルムを予め収納
    したフイルムロール室と、パトローネ室とフイルムロー
    ル室との間に配置され、アパーチャが形成された暗箱部
    とを備えたレンズ付きフイルムユニットに設けられ、撮
    影毎にアパーチャで露光された1コマ分のフイルムをパ
    トローネの巻軸を回転させてパトローネ内に巻き込む1
    コマ送りに連動してシャッタ羽根駆動用のシャッタレバ
    ーをチャージ位置に移動させるシャッタチャージ機構に
    おいて、 前記シャッタレバーをチャージ位置で係止する係止部材
    と、この係止部材に回動自在に取り付けられたアーム部
    材と、この先端部に取り付けられ、前記暗箱部とフイル
    ムロール室との間でフイルムのチャージ用パーフォレー
    ションに係合する爪部材と、シャッタレバーがシャッタ
    羽根を駆動する直前までチャージ用パーフォレーション
    に係合してフイルムの移動を防止するフイルム移動防止
    部材とを備え、フイルム送りにより、フイルム面に当接
    された爪部材がチャージ用パーフォレーションと係合し
    てアーム部材が回動したときに、アーム部材の一端部に
    押されてシャッタレバーがチャージ位置に移動され、こ
    の後、係止部材が回動してアーム部材を介して爪部材が
    チャージ用パーフォレーションから引き抜かれると同時
    に、フイルム移動防止部材が係止部材の一端部に押され
    てフイルム側へ回動し、前記爪部材が係合していたチャ
    ージ用パーフォレーションの隣のチャージ用パーフォレ
    ーションにフイルム移動防止部材が係合してからシャッ
    タレバーが係止部材によってチャージ位置に係止される
    ようにしたことを特徴とするシャッタチャージ機構。
  6. 【請求項6】 1コマあたり1個又は2個のチャージ用
    パーフォレーションを形成したフイルムがロール状に収
    納されたパトローネを装填するパトローネ室と、この隣
    に配置され、アパーチャが形成された暗箱部と、この暗
    箱部を挟んでパトローネ室と反対側に配置され、撮影毎
    にアパーチャで露光されたフイルムを巻き取るフイルム
    巻取り室とを備えたカメラに設けられ、前記フイルムの
    1コマ送りに連動してシャッタ羽根駆動用のシャッタレ
    バーをチャージ位置に移動させるシャッタチャージ機構
    において、 前記シャッタレバーをチャージ位置で係止する係止部材
    と、この係止部材に回動自在に取り付けられたアーム部
    材と、この先端部に取り付けられ、前記暗箱部とパトロ
    ーネ室との間でフイルムのチャージ用パーフォレーショ
    ンに係合する爪部材と、シャッタレバーがシャッタ羽根
    を駆動する直前までチャージ用パーフォレーションに係
    合してフイルムの移動を防止するフイルム移動防止部材
    とを備え、フイルム送りにより、フイルム面に当接され
    た爪部材がチャージ用パーフォレーションと係合してア
    ーム部材が回動したときに、アーム部材の一端部に押さ
    れてシャッタレバーがチャージ位置に移動され、この
    後、係止部材が回動してアーム部材を介して爪部材がチ
    ャージ用パーフォレーションから引き抜かれると同時
    に、フイルム移動防止部材が係止部材の一端部に押され
    てフイルム側へ回動し、前記爪部材が係合していたチャ
    ージ用パーフォレーションの隣のチャージ用パーフォレ
    ーションにフイルム移動防止部材が係合してからシャッ
    タレバーが係止部材によってチャージ位置に係止される
    ようにしたことを特徴とするシャッタチャージ機構。
JP12406094A 1993-07-08 1994-06-06 シャッタチャージ機構 Pending JPH0772529A (ja)

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JP16927593 1993-07-08
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