JPH0772438B2 - 床 材 - Google Patents

床 材

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JPH0772438B2
JPH0772438B2 JP29795986A JP29795986A JPH0772438B2 JP H0772438 B2 JPH0772438 B2 JP H0772438B2 JP 29795986 A JP29795986 A JP 29795986A JP 29795986 A JP29795986 A JP 29795986A JP H0772438 B2 JPH0772438 B2 JP H0772438B2
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JP
Japan
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fiber layer
layer
rubber chip
rubber
floor material
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Application number
JP29795986A
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JPS63151757A (ja
Inventor
源藏 古川
和資 岩崎
義夫 堀
弘 安福
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Publication date
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  • Road Paving Structures (AREA)
  • Panels For Use In Building Construction (AREA)
  • Floor Finish (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は床材に関し、さらに詳しく言えば、ニードリ
ング(針差し)にて形成される適度な弾性を有する床材
に関するものである。
〔従来例とその問題点〕
この種の床材は例えばポリプロピレンもしくはナイロン
等の繊維を所定厚みの層状としこれをニードリングにて
保形したものからなり、適度な弾性を有することから、
例えばテニスコートや体育館の床材等またはゴルフ場の
カート道、ジョギング路等に用いられている。
しかしながら、このニードルパンチによる床材は、当初
は適度な弾性を示すにしても使い込んでいくにしたがっ
て徐々に厚みが減少し弾性が乏しくなるという欠点が指
摘されている。
弾性を増すには、繊維の目付量を多くするか、ニードリ
ング密度を緩くすればよいのであるが、前者の方法では
コスト的に好ましくないとともに、弾性の経時的劣化を
食い止めることは困難である。また、後者の方法では表
面の耐磨耗性がより悪くなるという欠点が生ずる。すな
わち、これらの欠点はニードルパンチによる床材の本質
的な欠点と考えられていた。
この発明は上記従来の欠点に鑑みなされたもので、その
目的は、弾性の経時的劣化が殆どなく、しかもすぐれた
耐磨耗性を有するニードルパンチによる床材を提供する
ことにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、この発明においては、上部繊
維層と下部繊維層との間にゴムチップ層を配設し、これ
らの3層をニードリング(針差し)にて一体的に積層す
るようにしている。
〔作用〕
上記の如く上部繊維層と下部繊維層との間にゴムチップ
層を介在させたことにより、繊維の目付量の割には厚み
が増すとともに、踏圧による厚みの減少が抑えられ、長
年にわたってほぼ所期の弾性が保持される。また、全体
の弾性を落すことなくニードリングの密度をきつくして
繊維層の耐磨耗性をより向上させることができる。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を添付図面を参照しながら詳細
に説明する。
第1図にはこの床材の一部断面図が示されており、これ
によるとこの床材1は上部繊維層2と下部繊維層3と、
これらの間に介装されたゴムチップ層4とを備え、これ
らの3層をニードリングにより一体的に積層したものか
らなる。
上部繊維層2と下部繊維層3は、例えば5〜100デニー
ル位のポリプロピレン繊維、ナイロン繊維もしくはポリ
エステル繊維等を所定厚みに形成した層状体からなる。
また、ゴムチップ層4を構成する個々のゴムチップとし
てはその層厚みにもよるが、大体においてその粒径は0.
5〜1mm位のものが好ましい。
この実施例によると、上部繊維層2とゴムチップ層4と
の間に基布5が配置されている。この基布5は繊維層に
寸法安定性および剛性を持たせるための一種の骨材的な
役割を果すもので、例えばポリプロピレン平織物やポリ
エステルパンボンド等が用いられる。なお、この実施例
とは異なり、基布5をゴムチップ層4と下部繊維層3と
の間に配置してもよく、さらには上部繊維層2および下
部繊維層3とゴムチップ層4との各間に基布5を配置す
ることもできる。
第2図にはこの床材1を製造するニードルパンチ装置の
一例が示されている。すなわち、このニードルパンチ装
置は図示しない駆動手段にて上下方向に往復的に駆動さ
れるラム10を備え、このラム10の下端には多数のニード
ル11を下方に向けて植設したニードルホルダー12が取付
けられている。各ニードル11の上方部分はそれに対応す
る多数の透孔を有するガイドプレート13により案内され
ており、ガイドプレート13の下方には同じく多数の透孔
を有するベースプレート14が設けられている。このベー
スプレート14の側方には下部繊維層3を同ベースプレー
ト14上に送り込むコンベア15が配設されている。この場
合、コンベア15は上記ラム10の上下運動と同期して動作
する。コンベア15の上方位置には下部繊維層3上にゴム
チップを供給するホッパー16が設けられている。また、
ホッパー16とガイドプレート13との間には、上部繊維層
2をベースプレート14方向に送り込むフイードローラ17
と、上部繊維質2とホッパー16から供給されるゴムチッ
プからなるゴムチップ層4との間に基布5を送り込むフ
イードローラ18とが設けられている。
上記した構成において、下部繊維層3はコンベア15によ
りベースプレート14に向けて間歇的に送り込まれ、これ
に伴ってホッパー16から下部繊維層3上に所定厚みのゴ
ムチップ層4を形成するゴムチップが供給される。ま
た、フィードローラ17および18にて上部繊維層2と基布
5とがそれぞれ重ね合されるようにしてベースプレート
14に向けて順次供給される。しかるのち、それらは上下
運動する多数のニードル11によりベースプレート14上に
おいて密に穿刺され、これにより上部繊維層2と下部繊
維層3の各繊維がゴムチップ層4および基布5内を通っ
て相互に絡みつけられ、各層2,3,4および基布5が一体
的に積層されることになる。
なお、この床材1により強い強度を保持させるには、例
えば下部繊維層3とゴムチップ層4にかけてラテックス
を含浸させるとよい。また、これとは異なり低融点繊維
を上部繊維層2、下部繊維層3のいずれか一方、もしく
はその双方内に混合して、加熱処理することにより架橋
点を三次元の網目状として強度を保持させることもでき
る。
〔効果〕
上記した実施例の説明から明らかなように、この発明に
よれば上部繊維層と下部繊維層との間にゴムチップ層を
介在させたことにより、使用する繊維量の割合は所望と
する厚みが確保されるとともに、踏圧等によってその厚
みが次第に減少していくような現象が抑えられる。ま
た、ニードリング密度を高めて表面の耐磨耗性を高めた
としても、それによって弾性が犠牲にされることもな
い。一方、製造上においてはシート状のゴムを使用した
場合と比較して、ニードリング時のニードル負荷が軽減
されるとともに、シートの場合と異なりゴムチップ供給
量を加減することによりゴムチップ層の厚みを調節し得
るため、多品種の生産が容易である等、種々の効果が奏
される。
なお、この発明による床材(上部繊維層2の厚み6mm、
径1mmのゴムチップよりなる層厚4mmのゴムチップ層、下
部繊維層の厚みが2mmで、ニードリング密度400本/cm2
のもの)と、比較例(厚さ8mmでニードリング密度400本
/cm2のもの)とをコンクリート床材に置き、重さ5kgの
重りを80cmの高さからゴムばねを介して落下させた試験
結果を下表に示す。
この表において、 DR:サンプルの振動最大振幅(cm) TR:サンプルの振動最大振幅のみかけ半周期(sec) UF:床の吸収エネルギー H:床のかたさ感覚対応量(UF−1.1×DR2/TR) S:床のはねかえり感覚対応量(DR2×TR) Gmax:転倒時における頭部衝撃係数(100以下が安全とさ
れ、その値が小さいほど安定性がます)
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による床材の一実施例を示した断面
図、第2図は同床材の製造装置を概略的に示した縦断面
図である。 図中、1は床材、2は上部繊維層、3は下部繊維層、4
はゴムチップ層、5は基部である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安福 弘 岐阜県海津郡南濃町津屋1511番地 サンケ ミカル株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部繊維層と下部繊維層との間にゴムチッ
    プ層を配設し、これらの3層をニードリングにて一体的
    に積層してなることを特徴とする床材。
  2. 【請求項2】上記繊維層には低融点繊維が混入されてい
    て、該繊維の溶融物にて上記繊維層が補強されている特
    許請求の範囲第1項記載の床材。
JP29795986A 1986-12-15 1986-12-15 床 材 Expired - Lifetime JPH0772438B2 (ja)

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JPS63151757A JPS63151757A (ja) 1988-06-24
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016043298A1 (ja) * 2014-09-17 2016-03-24 東洋紡株式会社 複合型弾性舗装材

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016043298A1 (ja) * 2014-09-17 2016-03-24 東洋紡株式会社 複合型弾性舗装材
JP2016061042A (ja) * 2014-09-17 2016-04-25 日本体育施設株式会社 複合型弾性舗装材

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