JPH0568384U - タフティング・カーペット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 低い重量、熱安定性、高い強度と共に、良好
な付着力と形状安定性を特徴とするタフティング・カー
ペットを提供する。 【構成】 本考案は、互いに連結された、不規則配列の
糸またはフィラメントおよびフィラメント群がポリエス
テル製であって、交叉した平行組織として配列されてい
るエンドレスフィラメント不織布の添え裏地を有する、
タフティング・カーペットである。この場合特に紡出ウ
ェブの形にしたエンドレスフィラメントウェブが適して
いる。その場合添え裏地の多孔率と接着力は、特定のフ
ィラメント分離度によって調節される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

タフティング・カーペットは針加工による多層パイル織物である。その製造は 、パイル糸を針で基布に結び合わせないで、連結する特殊機械によって、行われ る。基布は今日、カーペットの場合たいてい合成繊維から成る。後で裏面を天然 または合成ラテクスあるいはPVC で被覆することによって、定着される。ラテク ス被覆は更に、いわゆる添え裏地と連結される。添え裏地は通常、発泡エラスト マーまたは織物もしくは不織布材料から成る。

【０００２】

【従来の技術】

タフテッド製品は例えばカーペット、ランナー、日除け、浴室マットその他と して多面的に使用される。その製造に際しては、いわゆる添え裏地が特に重要で ある。添え裏地の役割は、一方ではタフティング・カーペットによりよい安定性 を与えることであり、他方では添え裏地を備えたカーペットを発泡プラスチック の下敷の上に敷く場合に、良くすべる表面の組合せを作り出すことである。なお 、上記の下敷自身も良くすべる織物の層を備えていなければならない。壁から壁 まで敷き詰めた場合、歩行その他の使用の際に生じる、２層の変形によって、永 久的な波形が形成されることが、上記の措置によって初めて防止されるのである 。こうした波形は外観を損い、場合によっては使用者に危険を及ぼす恐れがある 。

【０００３】 タフティング・カーペットは当初はジュート布の添え裏地を備えたものが作ら れた。今日でもジュート布は依然として最も慣用の材料である。なぜなら前述の 役割を果すばかりでなく、タフティング・カーペットの外観を在来の織製カーペ ットに似たものにするからである。ところがこの目的に対して、ジュート布には 欠陥が伴うのである。ジュート布は寸法の安定化と強さの増加（タフティング主 基布が針刺しの際に弱くなるので必要である）に関する最も重要な要求を満たす と共に、下敷の上をすべるという要求も或る程度満たすが、しかし腐蝕に耐えな いし、カーペットの全構造のうち唯一の非合成成分であることがまれでない。ま た、この層の中で細菌やかびのような微生物が繁殖し、衛生に関する性質を損な うことも、欠点と感じられる。最後に、ジュートは供給が限られた天然産物であ る。ジュート添え裏地のもう一つの重要な欠点は平方メートル当り重量が200g/m 2 以上と高いことである。必要な性質を得るには、この重量を使用しなければな らなかったからである。

【０００４】 最近になって、ポリプロピレンの添え裏地を備えたカーペットを開発すること も試みられた。この場合織布と不織布はつぎ合わされる。この種のポリプロピレ ン製添え裏地の最も重要な欠点は、熱安定性が不十分であることである。この種 の品物は高い温度で使用されると収縮する傾向があり、このため添え裏地を具備 する完成カーペットにバイメタル効果と、それに原因する波形が生じる。また、 半成カーペットと共に積層した場合、付着の問題が起こる。積層加工においては 通常、合成ラテクスがパイルの節をタフティング主基布に固定し、かつ安定化す るために使用され、また添え裏地との積層のための接着剤として使用される。そ の場合、ポリプロピレン織物は、接着に使用されるラテクスに対する付着が弱す ぎるのである。そのため、例えば不織布に穴あけするとか、織製ポリプロピレン 材料に紡糸を使用する、といった様々な対策を選ばなければならない。しかしそ の場合も半成カーペットとの結合が依然として不十分である。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

そこで本考案の目的とする所は、前述の欠点がなく、特に低い重量、熱安定性 、高い強度と共に、良好な付着力と形状安定性を特徴とするタフティング・カー ペットを開発することである。このタフティング・カーペットの添え裏地は最適 の多孔率を具備し、たやすくかつ恒久的に接着することができなければならない 。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

この目的は、互いに連結された、不規則配列の糸またはフィラメントおよびフ ィラメント群がポリエステル製であって、交叉した平行組織として配列されてい るエンドレスフィラメント不織布の添え裏地を有する、実用新案登録請求の範囲 に記載したタフティング・カーペットによって達成される。この場合特に紡出ウ ェブの形にしたエンドレスフィラメントウェブが適している。その場合添え裏地 の多孔率と接着力は、後で詳しく説明する、特定のフィラメント分離度によって 調節される。

【０００７】 交叉した平行組織としたポリエステルフィラメント製の本考案に従って用いら れた添え裏地は、高度の寸法安定性と、非常に良好な強さ特性と、タフティング ・カーペットへの抜群な付着力ならびに良好な外観を有する。この目的はポリエ ステル糸の群状紡出によって、または一緒に引出しならびに巻きもどしすること により、また交叉した平行組織と目標とする多孔性を持ったウェブにそれを一緒 に配列することによって、例えばタフティング半成カーペットを持つラテックス の助けをかりて積層化されるような、良好な付着力を持つ偏平組織を得ることに より達成される。積層化するために適当した多孔性は、米国特許第3,554,854 号 によったポリエステルフィラメントの群状紡出により作られる不織布の場合に得 られる。その群中のフィラメントの百分率および平行化の度合に応じて、与えら れた面積重量において、ウェブの多孔性が調整される。公知の技術状態により普 通になったように、あとからの運針によってカーペットに接着させるに充分な表 面構造をあとからむりに取らねばならないことは従って避けられる。本考案によ る添え裏地においてはあらかじめ与えられた面積重量においてフィラメント群に フィラメントの結束を向上させることは偏平組織の多孔性を高めることを意味す る。フィラメント群よりなる紡出ウェブの構成によって、群にまとめられる多数 の単独フィラメントに応じて多孔性としたがって付着性を調整することができる 。

【０００８】 このようにして、本考案によるカーペットにおいては、多数のフィラメント群 が混ざり合い、かつ少くとも交点でこのフィラメント群と結合された単独フィラ メントもある、マルチフィラメント・エンドレス糸ウェブ、好ましくは紡出ウェ ブを添え裏地として加工するのである。この場合、二次結合剤が好適である。不 規則に配列され、単独フィラメントと混合された、さまざまフィラメント数の互 いに連結されたフィラメント群すなわちマルチフィラメントを扁平に積層するこ とによって、接着の後に高い強度が得られる。その場合単独フィラメントは軟化 点が低いので結合フィラメントの役割をし、あるいは例えば分散液の形の二次結 合剤を塗布する時に、その自由長と大きな表面積により繊維束に対する結合媒体 の働きをすることによって、平面結合体の安定化のための結合媒体として役立つ 。

【０００９】 マルチフィラメントは連続的に接着された繊維束をなす必要はなく、マルチフ ィラメントを構成する個別フィラメントの所々を接着してマルチフィラメントと してもよい。多くの場合、最適の性質を得るのに、所々だけ接着すれば十分であ ることが判明した。他のあらゆる不織布と同様に、結合繊維により、あるいは例 えば結合分散液の形の二次結合剤を用いて、繊維の交叉部を接着することにより 、ウェブ全体を結合する。このようにしてウェブ結合体が交叉部の結合固定点ま たは結合区域によって安定化されるから、マルチフィラメントをそれぞれ、交叉 部の数によって決まる長さだけ接着すれば十分である。実際にはマルチフィラメ ントは単独フィラメントと混合されているので、フィラメント群の特定の長さに マルチフィラメント構造、すなわち互いに平行に連結された単独フィラメントが 生じ、別の区間には一部平行の、分離した単独フィラメントがあって、特定の区 域では分離されて単独フィラメントをし、別の区間で再び集束される。

【００１０】

【実施例】

図１は本考案によるタフティング・カーペットの横断面図を示す。このタフテ ィング・カーペットのパイル糸a はこの場合ループをなすが、均一に切断するこ ともでき、タフティング加工に使用され、不織布または織物から成るタフト基布 （主基布）b に定着されている。パイル・ループを着けた主基布は、ラテクス被 覆c を介して本考案による添え裏地d と結合されている。

【００１１】 図２は添え裏地を示す。

【００１２】 単独フィラメントc'またはフィラメント群b'が交叉した平行組織として配列さ れ、それぞれ交叉部d'で二次結合剤e'によって結合されている。

【００１３】 計画的な集束によってウェブの多孔性が生じるから、カーペットの積層加工の 際に使用される接着剤の十分な浸透が保証される。ポリエステル・エンドレスフ ィラメントから成る、本考案による添え裏地は、不規則組織に分布するフィラメ ント群の計画的な平行配列により、タフティング・カーペットに対して卓越した 付着力をもたらす。不織布がテレフタル酸ポリエチレンによる在来のポリエステ ルフィラメントから成るばかりでなく、混合ウェブとして構成されることによっ て、接着を一層最適化することができる。その場合、この混合ウェブはそのため に紡出または配合されたコポリエステルフィラメントを含むことが望ましい。

【００１４】 コポリエステルフィラメントはカーペットの積層加工の際にモノポリエステル フィラメントより遙かに接着しやすいこと、すなわち紡出ウェブの付着力に関し て、表面性状が共重合フィラメントの混入により大幅に改善されることが判明し た。エチレングリコールとテレフタル酸とアジピン酸またはブチレングリコール とテレフタル酸とイソフタル酸のコポリエステルを共に紡出し、または配合する のが効果的である。

【００１５】 本考案の一つの実施態様として、カーペットとの積層のために紡出ウェブが交 叉平行組織のエンドレスフィラメントまたはフィラメント群から成り、フィラメ ント群はポリエステルフィラメントとコポリエステルフィラメントの特定の混合 物から成る。その場合、最適の配合比はそのつど予備試験によってたやすく確か めることができる。フィラメントまたはフィラメント群を交叉平行組織として、 すなわち繊維配列の優先方向なしに配列することは、等方性の強さと共に所期の 気孔構造をもたらし、従って理想的なカーペット補強材料をもたらす。

【００１６】 重量比85：15ないし75：15のポリエステルフィラメントとコポリエステルフィ ラメントの混合物が、特に効果的であった。

【００１７】 結合剤または染料もしくは染料顔料と結合剤の組合せを点状または格子状にプ リントすることによって、紡出ウェブの添え裏地の一層の改善が得られる。それ によって幾何学的織物状構造が得られるばかりでなく、局部的に肥厚個所が生じ るので、気孔構造を最適化することができる。肥厚個所には、完成カーペットの 積層加工の際に使用される接着剤の浸透が、隣接部より少いので、或る程度の吸 引カップ効果と高い付着力が得られる。後述のように、この場合特定の通気率が 調整される。すなわち一方では特定のフィラメント分離度により、他方では通気 率に基づく局部的な重ねプリントにより、平面被覆度が調整されるのである。図 ２は補助結合剤または染料顔料と結合剤の組合せのプリントをも示す。この場合 、単独フィラメントc'またはフィラメント群a'およびb'は、交叉部に結合剤e'を 具備するが、結合剤部位e'に補助的に結合剤（例えばポリアクリレート）を重ね てプリントすることができる。

【００１８】 本考案の提案による、添え裏地の構造原理を考慮して、ポリエステルフィラメ ントまたはフィラメント群から成り、場合によってはコポリエステルフィラメン トまたはフィラメント群を混入した、交叉平行組織をなす不織布を、紡出ウェブ として、すなわち紡出ノズルから作成することが可能であるばかりでなく、上記 のフィラメントまたはフィラメント群をスプールまたはコップから引出し、続い て交叉配列することによって作成することも可能である。

【００１９】 交叉平行組織として配列されたフィラメントと、場合によっては不規則に配列 され、絶えず変動するフィラメント群とから成り、タフティング・カーペットの 製造に適した、本考案によるウェブを、原則として「交叉平行組織ウェブ」と呼 ぶことにする。この構造は図２で明らかである。顕著な集束を意味するフィラメ ントの分離の変動率が高いのが特徴である。すなわち 1. 単位面積当りフィラメント数が大きいことは、材料に必要な強度と機械的性 質をもたらす。

【００２０】 2. フィラメントの平行度を選択することによって、添え裏地とタフティング・ カーペットの接着に必要な有孔率を調整することができる。

【００２１】 0.5 mbarの過圧で少くとも120 dm3/m2・s、好ましくは500 dm3/m2・s、以上の 通気率に相当する有孔率が最適のようである。平行度は、フィラメント分離の変 動率を測定することによって、定めることができる。

【００２２】 フィラメント分離の変動率の測定は、不織布の個々のフィラメントの間の間隔 を測定することに基づく。これからその変動率が計算される。厚さ0.15 mm 以下 の薄手の不織布については、測定は直接に行うことができる。厚手の材料に対し ては、材料を厚み方向に分割する操作が必要である。但しこの操作がフィラメン トの位置を変化させてはならない。非結合または未結合不織布材料の場合は、直 接に層間剥離して上記の分割操作を行う。強力に結合された材料については、ま ず適当な材料で含浸してから、ミクロトームを使用して厚さ約100 μの層に分割 するのが適当である。

【００２３】 個々のフィラメント間の間隔測定は、測定接眼鏡を備えた倍率50倍の顕微鏡で 行うのが適当である。平行なフィラメント間の間隔は、２つの主方向（縦方向と 横方向）のそれぞれと、該主方向に対して±45°の角度をなす２つの対角線方向 において測定する。２本のフィラメントの間隔とは、平行なフィラメントの隣接 する辺の間隔を言う。測定されるフィラメント間隔の数は、各試料ごとに少なく とも200、好ましくは約400でなければならない。測定に際しては、測定方向に従 う直線を想定し、この直線と90±２°の角を挟むフィラメントの間隔を取り上げ る。

【００２４】

【数１】

【００２５】 通気率、フィラメントの分離という上記のパラメータのほかに、更に面積重量 も機能を表す特徴であることが証明された。面積重量が40g/m2未満の場合は、適 当な厚さの重ねプリントによって必要な通気性を調整することができたが、完成 カーペットの必要な補強が余りに少かった。重量が150g/m2 を超える時は、フィ ラメントの分離またはフィラメント群の形を調整することによって高い機械的強 さを得ると共に、通気率で測定される、適当な有孔率を調整することによって良 好な接着力を得ることができた。しかし平面重量が150g/m2 を超える時は、添え 裏地に層間剥離の傾向があり、必ずこれを避けなければならないから、本考案に より40g/m2ないし150g/m2 の重量を使用することが好ましい。

【００２６】 〔実施例１〕 5/64インチのピッチでcm当り54ステッチでタフティングしたプリント加工ルー プ品を、パジング装置によりスチロールブタジエン・ラテクスで被覆した。この ラテクスは15重量％の白亜で充填し、この混合物700g/m2 を塗布した。パジング 装置は前後にタンデム配列した２本の鋼ロールから成っていた。鋼ロールはカー ペット帯条の速度に対して、走行方向に15％の進みで回転した。本考案による交 叉平行組織と下記の性質を有するポリエステル・コポリエステル紡出不織布を添 え裏地として使用した。

【００２７】 面積重量 g/m2 50 厚さ mm 0.24 最大張力 N/5 cm 縦 107 横 98 最大伸ビ率 ％ 縦 38 横 38 通気率 0.5mbar、dm3/m2・s 1950 フィラメント分離の変動率 ％ 138 被覆加工したカーペットに添え裏地を貼合せ、次に赤外線灯を具備するゲル化 処理ラインを通過の後、乾燥した。

【００２８】 完成カーペットの敷き具合は極めて良好であった。添え裏地の付着は申し分な かった。

【００２９】 〔実施例２〕 実施例１の操作方法に従って処理した。添え裏地として平面重量80g/m2のポリ エステルエンドレスフィラメント・ウェブを使用し、これに棒形模様リピートで 10g/m2のアクリレート結合剤をプリントした。その結果得た不織布は乾燥の後、 90g/m2の面積重量を下記の値を示した。

【００３０】 厚さ mm ０．３０ 最大張力 Ｎ／５ ｃｍ 縦 190 横 183 最大伸ビ率 ％ 縦 63 横 63 通気率 0.5mbar、dm3/m2・s 560 フィラメント分離の変動率 ％ 162 積層加工の後、添え裏地のカーペットへの付着が極めて良好であることが確認 された。敷き具合は申し分なかった。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は本考案によるタフティング・カーペット
の断面図である。

【図２】図２は添え裏地の構造図を示す。

【符号の説明】

ａ…パイル糸 ｂ…主基布 ｃ…ラテクス被覆 ｄ…裏地

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁵ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｄ０６Ｍ 23/16

Claims (7)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 パイル糸(a)のループを定着したタフト
   基布または主基布(b)を、ラテクス被覆(C)を介してエン
   ドレスフィラメント不織布の添え裏地(d)と結合して成
   るタフティング・カーペットにおいて、エンドレスフィ
   ラメント不織布が互いに連結された、不規則配列の糸ま
   たはフィラメントの複数個の層から成り、各層の単独フ
   ィラメントまたはフィラメント群の混合物は少くとも交
   点で互いに連結され、フィラメント群の個々のフィラメ
   ントは所々で互いに平行に配列され且つ全体または一部
   が互いに連結されていて、交さした平行組織を形成して
   おり、フィラメント分離の変動率が100 ％以上であるこ
   とを特徴とするタフティング・カーペット。
2. 【請求項２】 フィラメントまたはフィラメント群が二
   次結合剤によって互いに連結され、変動率が120 ％以上
   であるような添え裏地を使用することを特徴とする請求
   項１に記載のタフティング・カーペット。
3. 【請求項３】 交叉平行組織を備えたエンドレスフィラ
   メント不織布が、0.5 mbarの過圧で測定して少くとも12
   0 dm3/m2・s、好ましくは500 dm3/m2・sの通気率を有す
   ることを特徴とする請求項１又は２に記載のタフティン
   グ・カーペット。
4. 【請求項４】 エンドレスフィラメント不織布がポリエ
   ステルおよび（または）コポリエステル・ベースのフィ
   ラメントまたはフィラメント群から成ることを特徴とす
   る請求項１乃至３のいずれか１に記載のタフティング・
   カーペット。
5. 【請求項５】 コポリエステルがエチレングリコールと
   テレフタル酸とアジピン酸、ないしはブチレングリコー
   ルとテレフタル酸とアジピン酸、ないしはブチレングリ
   コールとテレフタル酸とイソフタル酸から成ることを特
   徴とする請求項４に記載のタフティング・カーペット。
6. 【請求項６】 交叉平行組織を備えたエンドレスフィラ
   メント不織布が、格子状にプリントされた結合剤および
   （または）格子状にプリントされた染料顔料と結合剤の
   組合せを有し、このため不織布の厚さが変動することを
   特徴とする請求項１乃至５のいずれか１に記載のタフテ
   ィング・カーペット。
7. 【請求項７】 交叉平行組織を備えたエンドレスフィラ
   メント不織布が40ないし150 g/m2の面積重量を有するこ
   とを特徴とする実用新案登録請求の請求項１乃至６の記
   載のいずれか１に記載のタフティング・カーペット。