JPH0772332A - 熱線遮断機能を有する偏光板 - Google Patents

熱線遮断機能を有する偏光板

Info

Publication number
JPH0772332A
JPH0772332A JP22191593A JP22191593A JPH0772332A JP H0772332 A JPH0772332 A JP H0772332A JP 22191593 A JP22191593 A JP 22191593A JP 22191593 A JP22191593 A JP 22191593A JP H0772332 A JPH0772332 A JP H0772332A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
polarizing plate
dyestuff
film
heat ray
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22191593A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsu Oi
龍 大井
Tsutayoshi Misawa
伝美 三沢
Naoto Ito
尚登 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority to JP22191593A priority Critical patent/JPH0772332A/ja
Publication of JPH0772332A publication Critical patent/JPH0772332A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Polarising Elements (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 有機樹脂ポリマーを基材とし、2色性色素を
用いて偏光性を付与する偏光板において、近赤外線吸収
色素を含有する熱線遮断機能を有する偏光板。 【効果】 2色性色素が持つ反射偏光除去、眩惑防止等
の機能を損なうことなく、しかも、近赤外線吸収色素が
持つ熱線遮断機能を合わせ持つ偏光板またはフィルムが
簡便に作製できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱線遮断機能を有する
偏光板に関する。該偏光板は、偏光板が持つ反射偏光除
去、眩惑防止等の機能に加えて、近赤外線吸収色素が持
つ熱線遮断機能を有し、建築物、車、電車、船舶、航空
機等の窓材、或いはサングラス、サンバイザー等に利用
できる。
【0002】
【従来の技術】近年注目されている窓材用途の機能性フ
ィルムとして、偏光フィルムと近赤外線吸収フィルムが
ある。偏光フィルムは、外部からの強い日差しを減光す
る作用と共に、太陽光の反射で生じる偏光を遮断する防
眩機能を持つため、フィルムを通して外部の景色をハッ
キリと、且つ、美しく見ることができる。そのため、例
えば、観光地のホテルやレストラン、乗り物等の窓材と
して用いることができ、特に反射の強いスキー場や海
辺、湖畔の建造物での効果は大きい。車、電車、船舶、
航空機、等の乗り物あるいは管制塔などの窓では危険防
止、事故防止の観点から、防眩機能を有する偏光フィル
ムの利用が考えられる。また、それら以外にも、最近で
は、液晶プロジェクションテレビのスクリーンとして偏
光フィルムを用いることで、スクリーンからの散乱光を
カットし、画像をハッキリ見せる効果もある。一方、近
赤外線吸収フィルムは、建造物の窓材として用いた場
合、近赤外線領域の光を吸収し、太陽光からの熱線を遮
断するために、夏期においては、室内の温度上昇を抑
え、冷房効率が向上し、省エネルギーに貢献する。特に
車、電車、船舶、航空機等ではエンジンへの負荷の低減
による効率化、省エネルギー化への効果は大きい。更
に、近赤外線を吸収するために、眼に対する疲労軽減効
果も期待できる。
【0003】偏光フィルムの防眩機能に関しては、すで
に、サングラス等に利用したり(特開昭63−2160
5)、窓材として合わせ硝子に仕込む方法が提案されて
いる(特開昭60−156005)。しかし、通常、偏
光フィルムは可視領域に吸収を有する2色性色素のみか
ら作製されているために、近赤外線領域の光は吸収せず
熱線遮断機能は小さい。それに対し、従来の近赤外線吸
収剤を仕込んだ熱線遮断フィルムは偏光性能が無いため
防眩機能は持たない。これまで、2色性色素と近赤外線
吸収色素の両方の機能を併せ持つフィルムは市場には見
られない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、優れ
た偏光性と熱線遮断機能の両方を備え、かつ、高耐久性
で、製造が簡便な熱線遮断機能を有する偏光板を提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討した結果、本発明を完成する
に到った。即ち、本発明は、有機樹脂ポリマーを基材と
し、2色性染料を用いて偏光性を付与する偏光板におい
て、波長700nm以上、1800nm未満の間に極大
吸収ピークを持つ近赤外線吸収色素を含有する熱線遮断
機能を有する偏光板に関するものである。
【0006】本発明で使用する基材としての有機樹脂ポ
リマーは、ポリビニルアルコール、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン
ナフタレート、ポリブチレンナフタレート等のポリエス
テル系樹脂、ポリメチルメタクリレート等のアクリル系
樹脂、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリサルホ
ン、ポリエーテルサルホン、ナイロン、ポリアミド、ポ
リアクリレート等の透明性が高く、2色性色素が配向し
やすい樹脂が挙げられる。好ましい有機樹脂ポリマーは
疎水性樹脂ポリマーであり、特に好ましい有機樹脂ポリ
マーは、耐熱性、耐湿性および透明性に優れたポリエチ
レンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等の芳
香族系ポリエステルである。なお、本発明の偏光板は、
当然のことに、板状のもののみならずフィルム状のもの
も含む。
【0007】本発明に使用される2色性色素としては、
高い2色性を有するものが好ましく、例えば、特開昭5
4−76171、特公平2−61988、特公平4−5
0944、特公平4−61893、特開昭61−255
304、特開平2−13904、特開平2−1390
5、特開平3−12606、特開平5−53015、特
公平4−70603、特開昭60−125804、特開
昭60−218602、特開昭61−87757、特開
昭61−285259、特開昭62−269901、特
公平4−36189、特公平4−30987、特開昭6
2−296101、特開昭63−30563、特開昭6
3−49705、特開昭63−64004、特開昭63
−120761、特開昭63−159474、特開昭6
3−174969、特開昭63−195602、特開昭
63−196659、特開平1−103667、特開平
4−45159、特開平5−11110等に記載されて
いるような色素が挙げられる。特に好ましい2色性色素
としては、下記一般式(1)(化1)、(2)(化
2)、(3)(化3)で示されるアントラキノン系色
素、あるいは一般式(4)(化4)で示されるキノフタ
ロン系色素、一般式(5)(化5)で示されるペリレン
系色素が挙げられる。これらの2色性色素は、単独でも
使用できるが、数種類混合して用いることもできる。そ
の使用量は、本願発明の偏光板の面積に対して、0.0
001〜10g/m2 が好ましい。
【0008】
【化1】 (式中、X1 およびX2 はそれぞれ独立に、水素原子、
アミノ基および水酸基を表し、X3 は水素原子、アミノ
基、水酸基およびハロゲン原子を表し、nが2以上の場
合はX3 は互いに等しくても異なっても良く、nは1〜
4の整数である。Yは、酸素原子、イオウ原子またはイ
ミノ基を表し、Aは置換または未置換のビフェニル基、
ナフチル基、アントラキノニル基を表す。)
【0009】
【化2】 (式中、X1 、X2 、X3 およびnは、一般式(1)と
同様の意味を表し、Qは−CH=CH−または−CH=
N−を表し、Bは2価の置換または未置換のビフェニル
基、ナフチル基、アントラキノニル基を表す。)
【0010】
【化3】 (式中、X1 、X2 、X3 、Y、Aおよびnは、一般式
(1)と同様の意味を表す。)
【0011】
【化4】 (式中、X3 、Aおよびnは、一般式(1)と同様の意
味を表す。)
【0012】
【化5】 (式中、Aは一般式(1)と同様の意味を表す。)
【0013】本発明に使用される近赤外線吸収色素は、
700nm以上、1800nm未満に極大吸収ピークを
持つ色素であれば、特に限定されるものではないが、偏
光性能ならびに熱線遮断性能の両方を損なわないために
は、以下の点が重要である。即ち、可視領域での偏光
性を損なわないために可視領域での吸収が小さい近赤外
線吸収色素、有機樹脂ポリマーと加熱混練してフィル
ムを作製する場合は耐熱性の高い色素、2色性色素と
近赤外線吸収色素を同時に混練してフィルムを作製し1
軸延伸して偏光板を作製した場合、近赤外線吸収色素の
方に偏光性が出ると熱線遮断性能が低下するため、近赤
外線吸収色素自体に偏光性を持たない色素が望まれる。
以上の3点を満足できる近赤外線吸収色素としては、置
換基を有した立体障害を持つフタロシアニン類、あるい
は、ナフタロシアニン類が挙げられる。
【0014】具体的には、例えば、特公昭59−131
1、特開昭60−209583、特開昭61−1548
88、特開昭61−177287、特開昭61−197
281、特開昭61−246091、特開昭62−39
286、特開昭62−64597、特開昭62−121
939、特開昭62−121940、特開昭62−12
2787、特開昭63−37991、特開昭63−39
388、特開昭63−89387、特開昭63−202
493、特開昭63−227387、特開昭63−27
6592、特開昭61−25886、特開昭61−16
3891、特開昭61−163892、特開昭61−1
86384、特開昭61−268487、特開昭62−
56191、特開昭62−122789、特開昭62−
122790、特開昭62−233287、特開昭63
−72594、特開昭63−119036、特開昭63
−227389、特開昭63−227388、特開昭6
2−233288、特開昭63−312889、特開平
2−43269、特開平2−138382、特開平2−
296885、特開平3−43461、特開平3−77
840、特開平3−100066、特開平3−6287
8、特願平3−338557、特願平3−99730、
特願平3−252414に開示されているようなフタロ
シアンニン類あるいはナフタロシアニン類、特開昭61
−291651、特開昭61−291652、特開昭6
2−15260、特開昭62−132963、特開平1
−129068、特開平1−172458に開示されて
いるようなアントラキノン類が好ましい。特に好ましい
色素としては、下記一般式(6)(化6)で示されるフ
タロシアニンあるいは一般式(7)(化7)で示される
ナフタロシアニンが挙げられる。これらの近赤外線吸収
色素は、単独でも使用できるが、数種類混合して用いる
こともできる。その使用量は、本願発明の偏光板の面積
に対して、0.0001〜10g/m2 が好ましい。
【0015】
【化6】
【0016】
【化7】 〔式(6)、(7)中、A1 〜A24は各々独立に水素原
子、ハロゲン原子、置換又は未置換のアルキル基、置換
又は未置換のアリール基、置換又は未置換のアルコキシ
基、置換又は未置換のアリールオキシ基、置換又は未置
換のアルキルチオ基、あるいは置換又は未置換のアリー
ルチオ基を表す。Mは2価の金属原子、3価又は4価の
置換金属原子、またはオキシ金属を表す。〕
【0017】式(6)、(7)中、A1 〜A24で表され
る置換又は未置換のアルキル基の例とては、メチル基、
エチル基、n-プロピル基、iso-プロピル基、n-ブチル
基、iso-ブチル基、sec-ブチル基、t-ブチル基、n-ペン
チル基、iso-ペンチル基、neo-ペンチル基、1,2-ジメチ
ル−プロピル基、n-ヘキシル基、cyclo-ヘキシル基、1,
3-ジメチル- ブチル基、1-iso-プロピルプロピル基、1,
2-ジメチルブチル基、n-ヘプチル基、1,4-ジメチルペン
チル基、2-メチル1-iso-プロピルプロピル基、1-エチル
-3- メチルブチル基、n-オクチル基、2-エチルヘキシル
基、3-メチル-1-iso- プロピルブチル基、2-メチル-1-i
so- プロピル基1-t-ブチル-2- メチルプロピル基、n-ノ
ニル基等の炭素数1〜20の直鎖又は分岐のアルキル
基、メトキシメチル基、メトキシエチル基、エトキシエ
チル基、プロポキシエチル基、ブトキシエチル基、γ−
メトキシプロピル基、γ−エトキシプロピル基、メトキ
シエトキシエチル基、エトキシエトキシエチル基、ジメ
トキシメチル基、ジエトキシメチル基、ジメトキシエチ
ル基、ジエトキシエチル基等のアルコキシアルキル基、
アルコキシアルコキシアルキル基、アルコキシアルコキ
シアルコキシアルキル基、クロロメチル基、2,2,2-トリ
クロロエチル基、トリフルオロメチル基、2,2,2-トリク
ロロエチル基、1,1,1,3,3,3,- ヘキサフルオロ-2- プロ
ピル基等のハロゲン化アルキル基、アルキルアミノアル
キル基、ジアルキルアミノアルキル基、アルコキシカル
ボニルアルキル基、アルキルアミノカルボニルアルキル
基、アルコキシスルホニルアルキル基、アルキルスルホ
ニル基等が挙げられる。
【0018】置換または未置換のアルコキシ基の例とし
ては、メトキシ基、エトキシ基、n-プロピルオキシ基、
iso-プロピルオキシ基、n-ブチルオキシ基、iso-ブチル
オキシ基、sec-ブチルオキシ基、t-ブチルオキシ基、n-
ペンチルオキシ基、iso-ペンチルオキシ基、neo-ペンチ
ルオキシ基、1,2-ジメチル−プロピルオキシ基、n-ヘキ
シルオキシ基、cyclo-ヘキシルオキシ基、1,3-ジメチル
- ブチルオキシ基、1-iso-プロピルプロピルオキシ基、
1,2-ジメチルブチルオキシ基、 n-ヘプチルオキシ基、
1,4-ジメチルペンチルオキシ基、2-メチル1-iso-プロピ
ルプロピルオキシ基、1-エチル-3- メチルブチルオキシ
基、n-オクチルオキシ基、2-エチルヘキシルオキシ基、
3-メチル-1-iso- プロピルブチルオキシ基、2-メチル-1
-iso- プロピルオキシ基、1-t-ブチル-2- メチルプロピ
ルオキシ基、n-ノニルオキシ基等の炭素数1〜20の直
鎖又は分岐のアルコキシ基、メトキシメトキシ基、メト
キシエトキシ基、エトキシエトキシ基、プロポキシエト
キシ基、ブトキシエトキシ基、γ−メトキシプロピルオ
キシ基、γ−エトキシプロピルオキシ基、メトキシエト
キシエトキシ基、エトキシエトキシエトキシ基、ジメト
キシメトキシ基、ジエトキシメトキシ基、ジメトキシエ
トキシ基、ジエトキシエトキシ基等のアルコキシアルコ
キシ基、メトキシエトキシエトキシ基、エトキシエトキ
シエトキシ基、ブチルオキシエトキシエトキシ基等のア
ルコキシアルコキシアルコキシ基、アルコキシアルコキ
シアルコキシアルコキシ基、クロロメトキシ基、2,2,2-
トリクロロエトキシ基、トリフルオロメトキシ基、2,2,
2-トリクロロエトキシ基、1,1,1,3,3,3,- ヘキサフルオ
ロ-2- プロピルオキシ基等のハロゲン化アルコキシ基、
ジメチルアミノエトキシ基、ジエチルアミノエトキシ基
等のアルキルアミノアルコキシ基、ジアルキルアミノア
ルコキシ基等が挙げられる。
【0019】置換又は未置換のアリール基の例として
は、フェニル基、クロロフェニル基、ジクロロフェニル
基、ブロモフェニル基、フッ素化フェニル基、ヨウ素化
フェニル基等のハロゲン化フェニル基、トリル基、キシ
リル基、メシチル基、エチルフェニル基、メトキシフェ
ニル基、エトキシフェニル基、ピリジル基などが挙げら
れる。置換又は未置換のアリールオキシ基の例として
は、フェノキシ基、ナフトキシ基、アルキルフェノキシ
基、等が挙げられる。
【0020】置換又は未置換のアルキルチオ基として
は、メチルチオ基、エチルチオ基、n-プロピルチオ基、
iso-プロピルチオ基、n-ブチルチオ基、iso-ブチルチオ
基、sec-ブチルチオ基、t-ブチルチオ基、n-ペンチルチ
オ基、iso-ペンチルチオ基、neo-ペンチルチオ基、1,2-
ジメチル−プロピルチオ基、n-ヘキシルチオ基、cyclo-
ヘキシルチオ基、1,3-ジメチル- ブチルチオ基、1-iso-
プロピルプロピルチオ基、1,2-ジメチルブチルチオ基、
n-ヘプチルチオ基、1,4-ジメチルペンチルチオ基、2-
メチル1-iso-プロピルプロピルチオ基、1-エチル-3- メ
チルブチルチオ基、n-オクチルチオ基、2-エチルヘキシ
ルチオ基、3-メチル-1-iso- プロピルブチルチオ基、2-
メチル-1-iso- プロピルチオ基、1-t-ブチル-2- メチル
プロピルチオ基、n-ノニルチオ基等の炭素数1〜20の
直鎖又は分岐のアルキルチオ基、メトキシメチルチオ
基、メトキシエチルチオ基、エトキシエチルチオ基、プ
ロポキシエチルチオ基、ブトキシエチルチオ基、γ−メ
トキシプロピルチオ基、γ−エトキシプロピルチオ基、
メトキシエトキシエチルチオ基、エトキシエトキシエチ
ルチオ基、ジメトキシメチルチオ基、ジエトキシメチル
チオ基、ジメトキシエチルチオ基、ジエトキシエチルチ
オ基等のアルコキシアルキルチオ基、アルコキシアルコ
キシアルキルチオ基、アルコキシアルコキシアルコキシ
アルキルチオ基、クロロメチルチオ基、2,2,2-トリクロ
ロエチルチオ基、トリフルオロメチルチオ基、2,2,2-ト
リクロロエチルチオ基、1,1,1,3,3,3,- ヘキサフルオロ
-2- プロピルチオ基等のハロゲン化アルキルチオ基、ジ
メチルアミノエチルチオ基、ジエチルアミノエチルチオ
基等のアルキルアミノアルキルチオ基、ジアルキルアミ
ノアルキルチオ基等が挙げられる。置換又は未置換のア
リールチオ基の例としては、フェニルチオ基、ナフチル
チオ基、アルキルフェニルチオ基等が挙げる。
【0021】また、Mで表される2価金属の例として
は、Cu(II),Zn(II),Co(II),Ni(I
I),Ru(II),Rh(II),Pd(II),Pt(I
I),Mn(II),Mg(II),Ti(II),Be(I
I),Ca(II),Ba(II),Cd(II),Hg(I
I),Pb(II),Sn(II)などが挙げられる。1置
換の3価金属の例としては、Al−Cl,Al−Br,
Al−F,Al−I,Ga−Cl,Ga−F,Ga−
I,Ga−Br,In−Cl,In−Br,In−I,
In−F,Tl−Cl,Tl−Br,Tl−I,Tl−
F,Al−C6 5 ,Al−C6 4 (CH3 ),In
−C6 5 ,In−C6 4 (CH3 ),In−C6
5 ,Mn(OH),Mn(OC6 5),Mn〔OSi
(CH3 3 〕,Fe−Cl,Ru−Cl等が挙げられ
る。2置換の4価金属の例としては、CrCl2 ,Si
Cl2 ,SiBr2 ,SiF2 ,SiI2 ,ZrC
2 ,GeCl2 ,GeBr2 ,GeI2 ,GeF2
SnCl2 ,SnBr2 ,SnF2 ,TiCl2 ,Ti
Br2 ,TiF2 ,Si(OH)2 ,Ge(OH)2
Zr(OH)2 ,Mn(OH)2,Sn(OH)2 ,T
iR2 ,CrR2 ,SiR2 ,SnR2 ,GeR2 〔R
はアルキル基、フェニル基、ナフチル基、およびその誘
導体を表す〕,Si(OR’)2 ,Sn(O
R’)2 ,Ge(OR’)2 ,Ti(OR’)2,Cr
(OR’)2 〔R’はアルキル基、フェニル基、ナフチ
ル基、トリアルキルシリル基、ジアルキルアルコキシシ
リル基およびその誘導体を表す〕,Sn(SR”)2
Ge(SR”)2 (R”はアルキル基、フェニル基、ナ
フチル基、およびその誘導体を表す〕などが挙げられ
る。オキシ金属の例としては、VO,MnO,TiOな
どが挙げられる。
【0022】本発明における熱線遮断機能を有する偏光
板を作製する方法として、次の4つの方法が挙げられ
る。第1の方法は、まず、偏光板(A)と近赤外線吸収
板(B)を作製し、(A)と(B)を貼り合わせる方法
である。偏光板(A)としては、市販の偏光板をそのま
ま利用してもよく、あるいは基材樹脂ポリマーと2色性
色素の少なくとも1種、必要に応じて数種混合し、15
0〜400℃で溶融して着色した後、フィルムあるいは
シート状に成形し、次いで、50〜150℃で縦方向も
しくは横方向に、3〜10倍に1軸延伸することによっ
て、厚さ10〜300μmの偏光板を作製してもよい。
近赤外線吸収板(B)も、同様に市販のものを利用して
もよく、あるいは基材樹脂ポリマーと近赤外線吸収色素
の少なくとも1種、必要に応じて数種混合し、150〜
400℃で溶融して着色した後、フィルムあるいはシー
ト状に成形し、次いで、50〜150℃で2〜5倍に、
1軸乃至は2軸に延伸して厚さ10〜300μmの近赤
外線吸収板を作製してもよい。また、基材樹脂ポリマー
のペレットおよび近赤外線吸収色素を、トルエン、キシ
レン等の芳香族類、アセトン、メチルエチルケトン等の
ケトン類、ジメチルフォルムアミド、ジメチルアセトア
ミド等のアミド類、塩化メチレン、クロロホルム、トリ
クロロエタン等のハロゲン系溶媒、メチルセルソルブ、
イソプロピルセルソルブ等のセルソルブ類等の溶媒に溶
解させ、ガラス板上にキャストし、10〜300μm厚
フィルムにすることで近赤外線吸収フィルムを得ること
もできる。偏光板(A)と近赤外線吸収板(B)とを張
り合わせる際に用いる接着剤は、シリコン系、ウレタン
系、アクリル系などの公知の透明接着剤であり、接着層
の厚みは1〜100μmである。
【0023】第2の方法は、第1の方法で作製した偏光
板(A)を、他のフィルムあるいはガラスに貼りつける
に際して、接着剤の中に近赤外線吸収色素を仕込む方法
である。接着剤としては、前記のシリコン系、ウレタン
系、アクリル系などの公知の透明接着剤が使用され、接
着層の厚みは1〜100μmである。
【0024】第3の方法は、まず基材樹脂ポリマーと2
色性色素の少なくとも1種、必要に応じて数種混合し、
150〜400℃で溶融して着色した後、フィルムある
いはシート状に成形し、次いで、50〜150℃で縦方
向もしくは横方向に、3〜10倍に1軸延伸することに
よって厚さ10〜300μmの偏光板を作製し、その表
面の少なくとも片面に、近赤外線吸収色素を溶媒に溶解
させコーティングするか、或いは近赤外線吸収色素およ
び樹脂を溶媒に溶解させコーティングする方法である。
溶媒としてはメタノール、エタノール、イソプロパノー
ル等のアルコール類、トルエン、キシレン等の芳香族
類、ヘキサン、シクロヘキサン、エチルシクロヘキサン
等の脂肪族類、メチルセルソルブ、イソロピルセルソル
ブ等のセルソルブ類が用いられ、樹脂としては酢酸セル
ロース誘導体等の天然樹脂、アクリル樹脂、フェノール
樹脂、尿素樹脂、メラニン樹脂、ビニール樹脂、アルキ
ド樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂等の合成樹脂が、
1種あるいは数種組み合わせて用いられる。コーティン
グ方法としてはバーコード法、スピンコート法、転写法
等の方法が挙げられる。
【0025】第4の方法は、基材樹脂ポリマーと2色性
色素および近赤外線吸収色素とを同時に混合し、150
〜400℃で溶融して着色した後、フィルムあるいはシ
ート状に成形し、次いで、50〜150℃で縦方向もし
くは横方向に、3〜10倍に1軸延伸することによって
厚さ10〜300μmのフィルムを作製する方法であ
る。また、紫外線カットの目的で、色素の混合、溶融時
に紫外線吸収剤を同時に添加することもできる。紫外線
吸収剤としては、CMC出版社の「高分子の光劣化と安
定性」に記載されている様なトリアゾール系、ベンゾフ
ェノン系等のものが利用できる。以上、4つの方法の中
で、特に第4の方法は、2色性色素と近赤外線吸収色素
の両方を一度に処理できるため最も簡便で優れた方法で
ある。
【0026】このようにして作製された熱線遮断機能を
有する偏光板は、用途によって種々の形態のフィルムや
シートに加工して実用に供することができる。すなわ
ち、上記の方法で作製されたフィルムをそのままで、あ
るいは、フィルムの片面もしくは両面に光学的透明性と
機械的強度に優れた保護膜、例えば、着色もしくは無着
色のガラス類または合成樹脂類からなる保護膜を設けた
形の偏光シートまたはフィルムとして、あるいはまた、
一般的に利用される窓材、眼鏡、サンバイザー等への適
用時の簡便さのために、片面もしくは両面に粘着剤を塗
布した形のもの、等として利用することができる。
【0027】
【実施例】以下、本発明に従って作製した熱線遮断機能
を有する偏光板について、具体的に実施例をあげて説明
する。作製したフィルムの熱線遮断能力は日射透過率
(TE )で評価し、偏光性能は偏光度(V)で評価し
た。実施例中の透過率(T)、日射透過率(TE )は
(株)島津製作所製分光器UV−3100にて測定し、
JIS−R−3106に従って計算した。尚、TE はフ
ィルムの延伸方向が分光器のスリットに対して45°の
傾きを持つように設置して測定した。また偏光度(V)
は次の方法によって測定した値である。すなわち、2枚
のフィルムを延伸方向が平行となるべく重ねて分光光度
計の光路におき測定した透過率(T‖)、および2枚の
フィルムを延伸方向が直行すべく重ねて測定した透過率
(T⊥)より、次式を用いて偏光度(V)を算出した。
尚、実施例1〜6および比較例1〜2における透過率
(T)はJIS−R−3106に従った可視光透過率
(TV )であり、実施例7〜18および比較例3におけ
る透過率(T)は可視領域での極大吸収波長での透過率
を基に(V)を計算した。
【0028】
【数1】
【0029】尚、実施例および比較例に使用した近赤外
線吸収色素および2色性色素の構造式は、表−1(表
1)、表−2(表2、表3)にまとめた。また、表−1
に示した(8)〜(12)の式で示されるフタロシアニ
ン、およびナフタロシアニン化合物は、前記一般式
(6)および(7)で示した構造を簡略化したものであ
る。
【0030】
【表1】表−1
【0031】
【表2】表−2
【0032】
【表3】表−2(つづき)
【0033】実施例1 ユニチカ製ポリエチレンテレフタレートペレット120
3と、表−2に示す2色性色素(13)、(14)、
(15)、(16)および表−1に示すλmax =713
nmの銅フタロシアニン系近赤外線吸収色素(8)をそ
れぞれ、ポリエチレンテレフタレートペレットに対し、
0.129wt%、0.167wt%、0.050wt
%、0.085wt%、0.80wt%の割合で混合
し、押出機で、厚み400μmのフィルム作製した後、
このフィルムを1軸延伸して、厚み100μmの近赤外
線吸収色素を含有するポリエチレンテレフタレートフィ
ルムを作製した。このフィルムの吸収波長を測定し、偏
光度(V)および日射透過率(TE )を計算したとこ
ろ、V=92%、TE =49%であった。このフィルム
では、80℃、相対湿度90%、500時間の耐湿熱試
験後でも、V=92%、TE =49%であり、色相の変
化及び偏光度、日射透過率の変化は認められなかった。
更に、夏期、日中に、窓に直射日光が当たる状態で、該
フィルムを延伸方向を横にして窓ガラス内側に貼り、内
側より外の景色を眺めたところ、フィルムを貼らない場
合に比べて反射が格段に少なく、美しく且つハッキリ見
えた。また室内の温度上昇が押さえられ快適であった。
【0034】実施例2 近赤外線吸収色素として(8)の代わりに、表−1記載
の(9)で表されるλmax =742nmの銅フタロシア
ニンを用いて、厚み100μmの近赤外線吸収色素を含
有するポリエチレンテレフタレートフィルムを作製した
こと以外は、実施例1と同様の作業を行い偏光フィルム
を作製した。実施例1と同様の測定および計算を行った
ところ、V=93%、TE =47%であった。このフィ
ルムでは、80℃、相対湿度90%、500時間の耐湿
熱試験後も、色相の変化及び偏光度、日射透過率の変化
は認められなかった。更に、夏期、日中に、窓に直射日
光が当たる状態で、該フィルムを延伸方向を横にして窓
ガラス内側に貼り、内側より外の景色を眺めたところ、
フィルムを貼らない場合に比べて反射が格段に少なく、
美しく且つハッキリ見えた。また室内の温度上昇が押さ
えられ快適であった。
【0035】実施例3 近赤外線吸収色素として(8)の代わりに、表−1記載
の(10)で表されるλmax =781nmの銅フタロシ
アニンを用いて、厚み100μmの近赤外線吸収色を含
有するポリエチレンテレフタレートフィルムを作製した
こと以外は、実施例1と同様の作業を行い偏光フィルム
を作製した。実施例1と同様の測定および計算を行った
ところ、V=91%、TE =46%であった。このフィ
ルムでは、80℃、相対湿度90%、500時間の耐湿
熱試験後も、色相の変化及び偏光度、日射透過率の変化
は認められなかった。更に、夏期、日中に、窓に直射日
光が当たる状態で、該フィルムを延伸方向を横にして窓
ガラス内側に貼り、内側より外の景色を眺めたところ、
フィルムを貼らない場合に比べて反射が格段に少なく、
美しく且つハッキリ見えた。また室内の温度上昇が押さ
えられ快適であった。
【0036】実施例4 近赤外線吸収色素として(8)の代わりに、表−1記載
の(11)で表されるλmax =866nmの銅ナフタロ
シアニンを用いて、厚み100μmの近赤外線吸収色を
含有するポリエチレンテレフタレートフィルムを作製し
たこと以外は、実施例1と同様の作業を行い偏光フィル
ムを作製した。実施例1と同様の測定および計算を行っ
たところ、V=92%、TE =44%であった。このフ
ィルムでは、80℃、相対湿度90%、500時間の耐
湿熱試験後も、色相の変化及び偏光度、日射透過率の変
化は認められなかった。更に、夏期、日中に、窓に直射
日光が当たる状態で、該フィルムを延伸方向を横にして
窓ガラス内側に貼り、内側より外の景色を眺めたとこ
ろ、フィルムを貼らない場合に比べて反射が格段に少な
く、美しく且つハッキリ見えた。また室内の温度上昇が
押さえられ快適であった。
【0037】比較例1 近赤外線吸収剤(8)を添加しないこと以外は、実施例
1とまったく同様の操作で、厚さ100μmのポリエチ
レンテレフタレートフィルムを作製した。このフィルム
について、実施例1と同様の測定および計算を行ったと
ころ、V=95%、TE =64%であった。更に、実施
例1と同様に、夏期、日中に、該フィルムを延伸方向を
横にして窓ガラス内側に貼り、内側より外の景色を眺め
たところ、フィルムを貼らない場合に比べて、反射が格
段に少なく、美しく且つハッキリ見えたが、室内の温度
上昇が十分に押さえられず、実施例1に比べると不快で
あった。
【0038】比較例2 2色性染料(13)、(14)、(15)、(16)を
添加しないこと以外は、実施例1とまったく同様の操作
で、厚さ100μmのポリエチレンテレフタレートフィ
ルム作製した。このフィルムについて、実施例1と同様
の測定および計算を行ったところ、V=0%、TE =6
2%であった。更に、実施例1と同様に、夏期、日中
に、該フィルムを延伸方向を横にして窓ガラス内側に貼
り、内側より外の景色を眺めたところ、フィルムを貼ら
ない場合に比べて反射の違いは見られず、外部景色の認
識性に大きな違いは無かった。
【0039】実施例5 三井東圧化学(株)製ユーバン20SE−60と同社製
アルマテクス748−5Mを3:7で混合させた液体
と、表−1記載の(12)で表されるλmax =743n
mのVOフタロシアニンを0.3%溶解させたトルエン
を、2:1の割合で混合させ、比較例1で作製した偏光
フィルムにコーティングし、130℃で15分間乾燥さ
せた。乾燥後の塗布厚は40μmであった。このフィル
ムについて、実施例1と同様の測定および計算を行った
ところ、V=92%、TE =45%であった。また、こ
のフィルムでは、80℃、相対湿度90%、500時間
の耐湿熱試験でも、色相の変化及び偏光度、日射透過率
の変化は認められなかった。
【0040】実施例6 日東電工(株)製ポリビニルアルコール系偏光フィルム
(NPF−Q−10)上に、実施例5と同様に、近赤外
線吸収色素をコーティングし、室温で24時間乾燥後、
実施例1と同様の測定および計算を行ったところ、V=
85%、TE =49%であった。またこのフィルムで
は、80℃、相対湿度90%、500時間の耐湿熱試験
後でも、V=75%、TE =51%であった。
【0041】実施例7 2色性色素として表−2記載の(13)の色素のみを、
ポリエチレンテレフタレートペレットに対し、0.2w
t%使用した以外は、実施例1と同様の作業を行い、1
00μm厚の偏光フィルムを作製した。可視領域での極
大吸収波長690nmにおける偏光度V=96%、TE
=49%であった。このフィルムでは、80℃、相対湿
度90%、500時間の耐湿熱試験でも、色相の変化及
び偏光度、日射透過率の変化は認められなかった。
【0042】比較例3 近赤外線吸収色素(8)を用いない以外は、実施例6と
同様の作業を行い、100μm厚の偏光フィルムを作製
した。可視領域での極大吸収波長690nmにおける偏
光度V=98%、TE =66%であった。
【0043】実施例8〜18 表−2に示した2色性色素(色素番号14〜24)を使
用して、実施例6と同様にして、近赤外線吸収色素(表
−1、色素番号8)含有の偏光フィルムを作製した。得
られたフィルムについての測定結果〔可視領域での最大
吸収波長における偏光度(V)、および日射透過率(T
E )〕を表−3(表4)に示した。いずれも優れた偏光
性能と熱線遮断性能を有し、80℃、相対湿度90%、
500時間の耐湿熱試験でも、色相の変化及び偏光度、
日射透過率の変化は認められなかった。
【0044】
【表4】 本発明による熱線遮断機能を有する偏光板は、実施例お
よび比較例から明らかなように、偏光板自身が有する偏
光性能を保持したままで、しかも、日射透過率が低減さ
れた。実際に窓ガラスに貼り、防眩機能及び、熱線遮断
機能を試験したところ、それらの効果が認められた。
【0045】
【発明の効果】本発明は、優れた偏光性と熱線遮断機能
の両方を兼ね備え、しかも、作製が簡単で、耐久性に優
れた偏光板あるいはフィルムを提供することを可能にす
るものである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機樹脂ポリマーを基材とし、2色性色
    素を用いて偏光性を付与する偏光板において、波長70
    0nm以上、1800nm未満の間に極大吸収ピークを
    持つ近赤外線吸収色素を含有することを特徴とする熱線
    遮断機能を有する偏光板。
  2. 【請求項2】 2色性色素と近赤外線吸収色素とを、有
    機樹脂ポリマーと共に、150〜400℃の温度で混練
    し、押し出し成形した後、一軸延伸して得られる請求項
    1記載の熱線遮断機能を有する偏光板。
  3. 【請求項3】 有機樹脂ポリマーが疎水性樹脂ポリマー
    である請求項1記載の熱線遮断機能を有する偏光板。
  4. 【請求項4】 疎水性樹脂ポリマーが芳香族系ポリエス
    テルである請求項3記載の熱線遮断機能を有する偏光
    板。
  5. 【請求項5】 2色性色素が、アゾ系、ペリレン系、ア
    ントラキノン系、あるいは、キノフタロン系の化合物で
    ある請求項1記載の熱線遮断機能を有する偏光板。
  6. 【請求項6】 近赤外線吸収色素がフタロシアンニン系
    あるいはナフタロシアニン系の化合物である請求項1記
    載の熱線遮断機能を有する偏光板。
JP22191593A 1993-09-07 1993-09-07 熱線遮断機能を有する偏光板 Pending JPH0772332A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22191593A JPH0772332A (ja) 1993-09-07 1993-09-07 熱線遮断機能を有する偏光板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22191593A JPH0772332A (ja) 1993-09-07 1993-09-07 熱線遮断機能を有する偏光板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0772332A true JPH0772332A (ja) 1995-03-17

Family

ID=16774158

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22191593A Pending JPH0772332A (ja) 1993-09-07 1993-09-07 熱線遮断機能を有する偏光板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0772332A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1447429A1 (en) 2003-02-11 2004-08-18 Clariant International Ltd. New bisanthraquinone azomethine dyes
JP2006323377A (ja) * 2005-04-21 2006-11-30 Mitsubishi Chemicals Corp 異方性色素膜用組成物、異方性色素膜及び偏光素子
WO2009041129A1 (ja) * 2007-09-25 2009-04-02 Sharp Kabushiki Kaisha 赤外線通信妨害抑制用放電管、表示装置用照明装置及び液晶表示装置
JP2009522416A (ja) * 2005-12-30 2009-06-11 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー ソーラーコントロール積層体
JP2010085911A (ja) * 2008-10-02 2010-04-15 Talex Optical Co Ltd 赤外線吸収性眼鏡用レンズ基材
WO2012122312A1 (en) * 2011-03-10 2012-09-13 Cryscade Solar Limited Organic compound and photovoltaic device comprising the same
US8474973B2 (en) 2011-03-08 2013-07-02 Talex Optical Co., Ltd. Infrared absorbing polarized eyeglass lens
WO2016152843A1 (ja) * 2015-03-24 2016-09-29 日本化薬株式会社 赤外線遮蔽層と偏光フィルムとを含んだ光学積層体
WO2018088558A1 (ja) * 2016-11-14 2018-05-17 日本化薬株式会社 赤外波長域用染料系偏光板
JP2021189409A (ja) * 2020-06-05 2021-12-13 日本化薬株式会社 水溶性ペリレン系二色性蛍光染料、又はその塩を用いた偏光機能を有する偏光発光膜、偏光発光板及び表示装置

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1447429A1 (en) 2003-02-11 2004-08-18 Clariant International Ltd. New bisanthraquinone azomethine dyes
JP2006323377A (ja) * 2005-04-21 2006-11-30 Mitsubishi Chemicals Corp 異方性色素膜用組成物、異方性色素膜及び偏光素子
JP2009522416A (ja) * 2005-12-30 2009-06-11 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー ソーラーコントロール積層体
WO2009041129A1 (ja) * 2007-09-25 2009-04-02 Sharp Kabushiki Kaisha 赤外線通信妨害抑制用放電管、表示装置用照明装置及び液晶表示装置
JP2010085911A (ja) * 2008-10-02 2010-04-15 Talex Optical Co Ltd 赤外線吸収性眼鏡用レンズ基材
US8474973B2 (en) 2011-03-08 2013-07-02 Talex Optical Co., Ltd. Infrared absorbing polarized eyeglass lens
US9193727B2 (en) 2011-03-10 2015-11-24 Cryscade Solar Limited Organic compound and photovoltaic device comprising the same
JP2014510726A (ja) * 2011-03-10 2014-05-01 クライスケード ソーラー リミテッド 有機化合物及び当該有機化合物を含む光起電装置
WO2012122312A1 (en) * 2011-03-10 2012-09-13 Cryscade Solar Limited Organic compound and photovoltaic device comprising the same
JP2016194073A (ja) * 2011-03-10 2016-11-17 クライスケード ソーラー リミテッドCryscade Solar Limited 有機化合物及び当該有機化合物を含む光起電装置
US9508938B2 (en) 2011-03-10 2016-11-29 Cryscade Solar Limited Organic compound and photovoltaic device comprising the same
WO2016152843A1 (ja) * 2015-03-24 2016-09-29 日本化薬株式会社 赤外線遮蔽層と偏光フィルムとを含んだ光学積層体
JPWO2016152843A1 (ja) * 2015-03-24 2018-01-18 日本化薬株式会社 赤外線遮蔽層と偏光フィルムとを含んだ光学積層体
WO2018088558A1 (ja) * 2016-11-14 2018-05-17 日本化薬株式会社 赤外波長域用染料系偏光板
CN109863432A (zh) * 2016-11-14 2019-06-07 日本化药株式会社 用于红外线波长区域的染料系偏光板
JPWO2018088558A1 (ja) * 2016-11-14 2019-10-10 日本化薬株式会社 赤外波長域用染料系偏光板
US11391873B2 (en) 2016-11-14 2022-07-19 Nippon Kayaku Kabushiki Kaisha Dye-based polarizing plate for infrared wavelength range using azo, anthraquinone, or cyanine compound
JP2021189409A (ja) * 2020-06-05 2021-12-13 日本化薬株式会社 水溶性ペリレン系二色性蛍光染料、又はその塩を用いた偏光機能を有する偏光発光膜、偏光発光板及び表示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3335397B2 (ja) 熱線遮断シート
US7524619B2 (en) Coloring matter absorbing near-infrared ray and filter for cutting off near-infrared ray
JPH06214113A (ja) 近赤外線吸収フィルム及びそれを用いた熱線遮断シート
US6069244A (en) Phthalocyanine compound, method for production thereof, and use thereof
WO2006046497A1 (ja) 光学フィルタおよびその用途、および光学フィルタに使用されるポルフィリン化合物
JP5292651B2 (ja) 合わせガラス用中間膜及び合わせガラス
JPH0772332A (ja) 熱線遮断機能を有する偏光板
JPH07178861A (ja) 近赤外線吸収板
JP3226504B2 (ja) フタロシアニン化合物、その製造方法およびその用途
WO2003032028A1 (fr) Film absorbant de rayonnement infrarouge proche
JPH07216275A (ja) 紫外線吸収剤を含有するインキ組成物
JP2011093958A (ja) 近赤外線吸収性粘着剤組成物および近赤外線吸収性粘着剤層
JP4132176B2 (ja) ナフタロシアニン化合物及びその用途
JP3888712B2 (ja) 高耐久性近赤外線吸収化合物及びその用途
JP4589742B2 (ja) 近赤外線吸収フィルター
WO2010024203A1 (ja) フタロシアニン化合物
JPH11152413A (ja) ニトロナフタロシアニン化合物及びその用途
JPH06248213A (ja) セキュリティインキ組成物
JP3998362B2 (ja) フタロシアニン系化合物及びその用途
JP3852986B2 (ja) 新規ニッケル錯体化合物及び該化合物を用いた建材用近赤外線吸収樹脂成形物
JP3940786B2 (ja) 赤外線吸収フィルター及びプラズマディスプレイパネル用フィルター
JPH06279597A (ja) 近赤外線吸収フィルム
JP2001158762A (ja) 近赤外線吸収化合物および近赤外線吸収フィルター
JP2006124593A (ja) プラズマディスプレイ前面パネル用色素およびこれを用いてなるプラズマディスプレイ前面パネル
JP2017031397A (ja) リンフタロシアニン化合物