JPH0771950B2 - 不整地走行用鞍乗型車両 - Google Patents
不整地走行用鞍乗型車両Info
- Publication number
- JPH0771950B2 JPH0771950B2 JP60266618A JP26661885A JPH0771950B2 JP H0771950 B2 JPH0771950 B2 JP H0771950B2 JP 60266618 A JP60266618 A JP 60266618A JP 26661885 A JP26661885 A JP 26661885A JP H0771950 B2 JPH0771950 B2 JP H0771950B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- type vehicle
- saddle
- engine unit
- section
- Prior art date
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- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 a. 産業上の利用分野 本発明は、不整地走行用鞍乗型車両に関する。
b. 従来の技術 ファミリーバイク等においては、第5図のように、エン
ジンケース100をスイングアーム式とする機構を採用し
ている。これは、エンジンケース100の先端部をフレー
ム101に軸支し、かつ後端部で後車軸を支持するととも
に、エンジンケース100をショックアブソーバ等の緩衝
手段によってフレーム101に懸架するようにしたもので
ある。
ジンケース100をスイングアーム式とする機構を採用し
ている。これは、エンジンケース100の先端部をフレー
ム101に軸支し、かつ後端部で後車軸を支持するととも
に、エンジンケース100をショックアブソーバ等の緩衝
手段によってフレーム101に懸架するようにしたもので
ある。
c. 発明が解決しようとする課題 このようにエンジンケースをスイングアーム式とする機
構を不整地走行用鞍乗型車両に採用した場合、エンジン
部分がフレーム101によって保護されないため、エンジ
ン部分の損傷を招き易い。特に、不整地走行に際して
は、エンジン部分の下面側を保護する必要がある。
構を不整地走行用鞍乗型車両に採用した場合、エンジン
部分がフレーム101によって保護されないため、エンジ
ン部分の損傷を招き易い。特に、不整地走行に際して
は、エンジン部分の下面側を保護する必要がある。
本発明は、上記課題を解決し、不整地走行に際して、エ
ンジン部分の損傷を防止し得る不整地走行用鞍乗型車両
を提供することを目的とする。
ンジン部分の損傷を防止し得る不整地走行用鞍乗型車両
を提供することを目的とする。
d. 課題を解決するための手段 本発明は、それぞれ一対のアッパーメンバおよびロアー
メンバをブリッジメンバで連結してフレームを構成し、
該フレームに、エンジン部と動力伝達部からなるエンジ
ンユニットをピボット部を介してスイング可能に支持さ
せるようにした不整地走行用鞍乗型車両において、上記
エンジン部の直後を空けるようにして動力伝達部を設
け、上記エンジンユニットの下部側に延出された一対の
ロアーメンバの後端部を該エンジン部の下方で互いに連
結し、これらロアーメンバと上記アッパーメンバとの間
を、後方側に向けて弧状に湾曲して形成された1本のブ
リッジメンバで連結するとともに該ブリッジメンバをエ
ンジン部の直後を通してアッパーメンバ側に連結したこ
とにある。
メンバをブリッジメンバで連結してフレームを構成し、
該フレームに、エンジン部と動力伝達部からなるエンジ
ンユニットをピボット部を介してスイング可能に支持さ
せるようにした不整地走行用鞍乗型車両において、上記
エンジン部の直後を空けるようにして動力伝達部を設
け、上記エンジンユニットの下部側に延出された一対の
ロアーメンバの後端部を該エンジン部の下方で互いに連
結し、これらロアーメンバと上記アッパーメンバとの間
を、後方側に向けて弧状に湾曲して形成された1本のブ
リッジメンバで連結するとともに該ブリッジメンバをエ
ンジン部の直後を通してアッパーメンバ側に連結したこ
とにある。
e. 作用 一対のロアーメンバの後端部を該エンジン部の下方で互
いに連結し、これらロアーメンバと上記アッパーメンバ
との間を、後方側に向けて弧状に湾曲して形成された1
本のブリッジメンバで連結するとともに該ブリッジメン
バをエンジン部の直後を通してアッパーメンバ側に連結
したので、エンジン部をロアーメンバおよびブリッジメ
ンバによって保護することができる。
いに連結し、これらロアーメンバと上記アッパーメンバ
との間を、後方側に向けて弧状に湾曲して形成された1
本のブリッジメンバで連結するとともに該ブリッジメン
バをエンジン部の直後を通してアッパーメンバ側に連結
したので、エンジン部をロアーメンバおよびブリッジメ
ンバによって保護することができる。
f. 実施例 以下、不整地走行用鞍乗型車両に適用した図示の実施例
を参照しながら本発明を詳細に説明する。
を参照しながら本発明を詳細に説明する。
第1図および第2図において、1は、スイングアーム式
のエンジンユニット2を搭載したフレームである。この
フレーム1は、シートレール部分3aを一体に形成し、先
端部3bを前方斜め下方向に折り曲げてフロント部分を形
成した一対のアッパーチューブ(アッパーメンバ)3
と、このアッパーチューブ3の先端が連結された連結パ
イプ4に先端を連結し、後端部を一定間隔でエンジンユ
ニット下面に対応して延出した一対のロアーチューブ
(ロアーメンバ)5と、車体の軸を含む垂直面上に配置
され、一端部にこれらロアーチューブ5の後端が共通に
連結され、かつ他端部をエンジンユニット2の主要部を
包囲するようにして立ち上がらせて、上記アッパーチュ
ーブ3側に連結した1本のブリッジチューブ(ブリッジ
メンバ)6と、アッパーチューブ3とロアーチューブ5
相互間、あるいはアッパーチューブ3相互間およびアッ
パーチューブ5相互間に配設された補強用のブリッジチ
ューブ7とで構成されている。
のエンジンユニット2を搭載したフレームである。この
フレーム1は、シートレール部分3aを一体に形成し、先
端部3bを前方斜め下方向に折り曲げてフロント部分を形
成した一対のアッパーチューブ(アッパーメンバ)3
と、このアッパーチューブ3の先端が連結された連結パ
イプ4に先端を連結し、後端部を一定間隔でエンジンユ
ニット下面に対応して延出した一対のロアーチューブ
(ロアーメンバ)5と、車体の軸を含む垂直面上に配置
され、一端部にこれらロアーチューブ5の後端が共通に
連結され、かつ他端部をエンジンユニット2の主要部を
包囲するようにして立ち上がらせて、上記アッパーチュ
ーブ3側に連結した1本のブリッジチューブ(ブリッジ
メンバ)6と、アッパーチューブ3とロアーチューブ5
相互間、あるいはアッパーチューブ3相互間およびアッ
パーチューブ5相互間に配設された補強用のブリッジチ
ューブ7とで構成されている。
上記エンジンユニット2は、エンジン部2aと動力伝達部
2bを内蔵したエンジンケース8と、後車軸の車軸ハウジ
ング9とをチェーンケース10によって一体に連結したも
ので、エンジンユニット2の先端部をブリッジチューブ
71に設けられたブラケット11に軸12を介して軸支されて
いる。13は、アッパーチューブ3相互間を連結したブリ
ッジチューブ72に上端を連結し、上記車軸ハウジング9
に下端を連結したショークアブソーバ等の緩衝装置であ
る。
2bを内蔵したエンジンケース8と、後車軸の車軸ハウジ
ング9とをチェーンケース10によって一体に連結したも
ので、エンジンユニット2の先端部をブリッジチューブ
71に設けられたブラケット11に軸12を介して軸支されて
いる。13は、アッパーチューブ3相互間を連結したブリ
ッジチューブ72に上端を連結し、上記車軸ハウジング9
に下端を連結したショークアブソーバ等の緩衝装置であ
る。
上記エンジンケース8は、ブリッジチューブ6に対応す
る個所を凹部8aに形成し、ブリッジチューブ6を避けて
配設されるようにしてある。
る個所を凹部8aに形成し、ブリッジチューブ6を避けて
配設されるようにしてある。
なお、フロント部分を保護するために設けられるフロン
トバンパ14は、第4図のように逆U字状に成形されたパ
イプ15の両端部15aを連結パイプ4の両端部にボルト16
締めし、U字部分をサスペンションブラケット17にボル
ト18締めしたパイプ19の先端に溶着してある。
トバンパ14は、第4図のように逆U字状に成形されたパ
イプ15の両端部15aを連結パイプ4の両端部にボルト16
締めし、U字部分をサスペンションブラケット17にボル
ト18締めしたパイプ19の先端に溶着してある。
g. 発明の効果 以上述べたように、本発明による不整地走行用鞍乗型車
両によると、以下のような効果を奏する。
両によると、以下のような効果を奏する。
それぞれ一対のアッパーメンバおよびロアーメンバをブ
リッジメンバで連結してフレームを構成し、該フレーム
に、エンジン部と動力伝達部からなるエンジンユニット
をピボット部を介してスイング可能に支持させるように
した不整地走行用鞍乗型車両において、上記エンジン部
の直後を空けるようにして動力伝達部を設け、上記エン
ジンユニットの下部側に延出された一対のロアーメンバ
の後端部を該エンジン部の下方で互いに連結し、これら
ロアーメンバと上記アッパーメンバとの間を、後方側に
向けて弧状に湾曲して形成された1本のブリッジメンバ
で連結するとともに該ブリッジメンバをエンジン部の直
後を通してアッパーメンバ側に連結したので、不整地走
行に際して、エンジンユニットのエンジン部が石等の障
害物に当たって損傷するのを防止することができる。ま
た、ブリッジメンバをエンジン部の直後の空間部を通し
てアッパーメンバ側に連結しているので、デッドスペー
スを利用してブリッジメンバを通すことができることか
ら、コンパクトな配置構成をとることができる。
リッジメンバで連結してフレームを構成し、該フレーム
に、エンジン部と動力伝達部からなるエンジンユニット
をピボット部を介してスイング可能に支持させるように
した不整地走行用鞍乗型車両において、上記エンジン部
の直後を空けるようにして動力伝達部を設け、上記エン
ジンユニットの下部側に延出された一対のロアーメンバ
の後端部を該エンジン部の下方で互いに連結し、これら
ロアーメンバと上記アッパーメンバとの間を、後方側に
向けて弧状に湾曲して形成された1本のブリッジメンバ
で連結するとともに該ブリッジメンバをエンジン部の直
後を通してアッパーメンバ側に連結したので、不整地走
行に際して、エンジンユニットのエンジン部が石等の障
害物に当たって損傷するのを防止することができる。ま
た、ブリッジメンバをエンジン部の直後の空間部を通し
てアッパーメンバ側に連結しているので、デッドスペー
スを利用してブリッジメンバを通すことができることか
ら、コンパクトな配置構成をとることができる。
第1図および第2図は、本発明の一実施例による不整地
走行用鞍乗型車両を示し、第1図は側面図、第2図は平
面図である。第3図は第2図のロアーチューブ側を示す
概念図、第4図はフロントバンパの取付構造を示す斜視
図、第5図は、ファミリーバイクに用いられているフレ
ーム構造を示す概念図である。 1……フレーム 2……エンジンユニット 5……ロアーチューブ 6……ブリッジチューブ 8……エンジンケース
走行用鞍乗型車両を示し、第1図は側面図、第2図は平
面図である。第3図は第2図のロアーチューブ側を示す
概念図、第4図はフロントバンパの取付構造を示す斜視
図、第5図は、ファミリーバイクに用いられているフレ
ーム構造を示す概念図である。 1……フレーム 2……エンジンユニット 5……ロアーチューブ 6……ブリッジチューブ 8……エンジンケース
Claims (1)
- 【請求項1】それぞれ一対のアッパーメンバおよびロア
ーメンバをブリッジメンバで連結してフレームを構成
し、該フレームに、エンジン部と動力伝達部からなるエ
ンジンユニットをピボット部を介してスイング可能に支
持させるようにした不整地走行用鞍乗型車両において、
上記エンジン部の直後を空けるようにして動力伝達部を
設け、上記エンジンユニットの下部側に延出された一対
のロアーメンバの後端部を該エンジン部の下方で互いに
連結し、これらロアーメンバと上記アッパーメンバとの
間を、後方側に向けて弧状に湾曲して形成された1本の
ブリッジメンバで連結するとともに該ブリッジメンバを
エンジン部の直後を通してアッパーメンバ側に連結した
ことを特徴とする不整地走行用鞍乗型車両。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60266618A JPH0771950B2 (ja) | 1985-11-27 | 1985-11-27 | 不整地走行用鞍乗型車両 |
AU63552/86A AU594707B2 (en) | 1985-11-27 | 1986-10-07 | Saddle type vehicle running on uneven ground |
CA000523180A CA1275628C (en) | 1985-11-27 | 1986-11-18 | Saddle type vehicle running on uneven ground |
US07/195,452 US4836324A (en) | 1985-11-27 | 1988-05-12 | Saddle type vehicle running on uneven ground |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60266618A JPH0771950B2 (ja) | 1985-11-27 | 1985-11-27 | 不整地走行用鞍乗型車両 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62125967A JPS62125967A (ja) | 1987-06-08 |
JPH0771950B2 true JPH0771950B2 (ja) | 1995-08-02 |
Family
ID=17433315
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60266618A Expired - Fee Related JPH0771950B2 (ja) | 1985-11-27 | 1985-11-27 | 不整地走行用鞍乗型車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0771950B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58136577A (ja) * | 1982-02-06 | 1983-08-13 | スズキ株式会社 | 鞍乗型四輪車のフレ−ム構造 |
-
1985
- 1985-11-27 JP JP60266618A patent/JPH0771950B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62125967A (ja) | 1987-06-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |