JPH0771888A - 蓄熱装置 - Google Patents

蓄熱装置

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JPH0771888A
JPH0771888A JP5215498A JP21549893A JPH0771888A JP H0771888 A JPH0771888 A JP H0771888A JP 5215498 A JP5215498 A JP 5215498A JP 21549893 A JP21549893 A JP 21549893A JP H0771888 A JPH0771888 A JP H0771888A
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JP
Japan
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heat storage
heat
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capsules
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Pending
Application number
JP5215498A
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English (en)
Inventor
Shizuo Ishizawa
静雄 石澤
Kazuo Saito
和男 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/14Thermal energy storage

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  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 酸,アルカリからなる蓄熱材が外部へ漏洩し
た場合の酸,アルカリによる機器の損傷等を防止する。 【構成】 断熱材21で被覆したケーシング22内に多
数の合成樹脂製カプセル27が収容されている。カプセ
ル27は、蓄熱材として酸性水溶液を封入した酸性型カ
プセル27Aと、アルカリ性水溶液を封入したアルカリ
型カプセル27Bとが混在しており、カプセル27が破
損して両者の水溶液全体が混合したときに完全に中和す
るように、それぞれの個数の割合が定められている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば自動車に搭載
されて内燃機関の熱や冷房装置の冷熱を蓄える蓄熱装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車用冷房装置においては、炎
天下に駐車していたような場合に、車室内が十分に冷房
されるまで比較的長い時間が掛かり、運転開始からしば
らくの間は快適性が損なわれる、という問題がある。ま
た、逆に寒冷地においては、内燃機関の暖機が十分に完
了するまでの間、暖房効果が得られない、という問題が
ある。
【0003】そこで、従来から、運転中に機関発生熱あ
るいは冷房装置の冷熱を蓄熱装置に蓄熱しておき、始動
直後など必要なときに、その熱量を車室内の冷暖房ある
いは暖機促進などに供するようにした装置が提案されて
いる。
【0004】例えば、実開平2−109706号公報に
は、冷媒装置の冷熱を蓄熱装置に蓄熱し、大きな冷房能
力が要求されるときに放出するようにした車両用空調装
置が開示されている。この種の蓄熱装置には、一般に、
材料が相変化を行う際に吸収あるいは放出する潜熱を利
用した潜熱蓄熱材が用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の潜熱蓄熱材とし
て、その要求される蓄熱温度によっては、酸性あるいは
アルカリ性の水溶液が用いられることがある。このよう
な蓄熱材は、何らかの容器に封入した状態で使用される
が、例えば車両の破損や衝突などにより容器が損傷を受
けると、酸性あるいはアルカリ性の蓄熱材が蓄熱装置か
ら漏洩してしまうため、他の機器へ悪影響を及ぼすとと
もに、その清掃等の処理が面倒である、という不具合が
ある。しかも、蓄熱装置を廃棄処分する場合に、その処
理が困難となる。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、温
熱あるいは冷熱を潜熱として蓄える潜熱蓄熱材をカプセ
ルに封入し、かつ複数個のカプセルを、熱交換用の流体
が通流するケーシング内に収容してなる蓄熱装置におい
て、潜熱蓄熱材として、互いに相変化温度が比較的近接
している1つあるいは複数種の酸性水溶液と1つあるい
は複数種のアルカリ性水溶液とを用い、各水溶液をそれ
ぞれカプセルに封入して、ケーシング内に混在させたこ
とを特徴としている。
【0007】特に請求項2の発明では、ケーシング内に
含まれる酸性蓄熱材の総量とアルカリ性蓄熱材の総量と
が、両者の混合時に中和する重量比となるように設定さ
れている。また請求項3の発明では、酸性蓄熱材を封入
したカプセルとアルカリ性蓄熱材を封入したカプセルと
が互いに識別可能なようにそれぞれの色,形状等の外観
が異なっている。
【0008】
【作用】このように酸性蓄熱材を封入したカプセルとア
ルカリ性蓄熱材を封入したカプセルとが混在した構成で
は、蓄熱装置が破損したような場合に、漏洩した酸性蓄
熱材とアルカリ性蓄熱材とが混合して中和される。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明する。
【0010】図4は、この発明に係る蓄熱装置1を用い
た蓄熱式の車両用暖房装置の構成を示している。
【0011】同図において、2は水冷式の内燃機関を示
しており、その前端部に配設されたウォータポンプ3
と、ラジエータ4と、サーモスタット5とによって、水
冷式冷却装置が大略構成されている。上記サーモスタッ
ト5は、ウォータポンプ3入口側の通路6を、低温時に
バイパス通路7に、高温時にラジエータ出口通路8に選
択的に連通させるようになっている。また車室内にヒー
タコア9が設けられており、その上流のヒータ入口通路
10が内燃機関2の冷却水出口に接続されているととも
に、下流のヒータ出口通路11がサーモスタット5を介
してウォータポンプ3入口側に接続されている。サーモ
スタット5は、低温時には、ヒータ出口通路11を遮断
し、ヒータコア9への冷却水の通流は行われない。尚、
12は内燃機関2に取り付けられた変速機、13は吸気
マニホルド、14は排気マニホルドをそれぞれ示してい
る。
【0012】蓄熱装置1は、上記ヒータコア9と並列に
配置されており、蓄熱用通路15を介してヒータ入口通
路10とヒータ出口通路11とに接続されている。蓄熱
用通路15の蓄熱装置1上流側には、蓄熱装置1内へ冷
却水を通流させるための電動ポンプ16が介装されてい
る。そして、蓄熱用通路15とヒータ出口通路11との
接続部には、三方切換弁17が設けられている。この三
方切換弁17およびポンプ16は、コントロールユニッ
ト18によって制御されている。また、ヒータ入口通路
10が接続された内燃機関2の冷却水出口に第1水温セ
ンサ19が配設されているとともに、蓄熱装置1の冷却
水出口に第2水温センサ20が配設されており、更にラ
ジエータ4近傍に外気温センサ21が配設されている。
これらのセンサの検出信号は、コントロールユニット1
8に入力されている。
【0013】この暖房装置においては、蓄熱装置1への
蓄熱は、暖機完了後の運転中になされる。つまり、蓄熱
中は、三方切換弁17が三方とも連通した状態となり、
かつポンプ16が作動することによって、高温冷却水の
一部が蓄熱装置1を通流し、蓄熱作用がなされる。十分
に蓄熱した状態となると、第1水温センサ19の検出温
度と第2水温センサ20の検出温度とが略等しくなるた
め、これに基づいてポンプ16が停止し、かつ三方切換
弁17がヒータ出口通路11のみ連通させた状態とな
る。
【0014】そして、内燃機関2の始動時に、外気温セ
ンサ21の検出温度などから冷間始動であると判断する
と、三方切換弁17が蓄熱装置1とヒータコア9とを連
通させた状態に切り換えられ、電動ポンプ16が作動す
る。これにより、蓄熱装置1とヒータコア9との間で冷
却水が循環し、蓄熱装置1に蓄えられていた熱がヒータ
コア9から放出される。つまり、ヒータコア9から直ち
に温風が得られる。
【0015】尚、図5は、蓄熱装置1を電動ポンプ16
とともにヒータコア9の上流側に配置した例であり、三
方切換弁17により蓄熱装置1とヒータコア9とに冷却
水が直列に通流するようになる。この構成では、蓄熱装
置1周辺の通路長が短くなる。
【0016】図1は、上記蓄熱装置1の詳細を示してい
る。この蓄熱装置1は、断熱材21でもって被覆した略
円筒状のケーシング22を有し、入口側のテーパ部22
aおよび出口側のテーパ部22bの中心に、それぞれ冷
却水入口23,冷却水出口24が形成されている。また
ケーシング22の円筒状部分と各テーパ部22a,22
bとを仕切るように、多数の小孔が開口した整流板2
5,26が設けられており、この整流板25,26で区
画された容積内に、蓄熱材を封入した多数のカプセル2
7が収容されている。尚、一方の整流板25は、ケーシ
ング22に固定されているが、他方の整流板26は、ス
プリング28を介して所定量移動可能となっており、カ
プセル27の熱膨張等を吸収している。尚、整流板26
は、ケーシング22内部の流速を各部均一にする機能を
果たしている。
【0017】上記カプセル27は、球状をなす合成樹脂
製のものであり、内部に酸性蓄熱材を封入した酸性型カ
プセル27Aと、アルカリ性蓄熱材を封入したアルカリ
型カプセル27Bとが混在している。酸性蓄熱材として
は、例えば酢酸ソーダ水溶液(融点55℃)が、アルカ
リ性蓄熱材としては、例えば水酸化ナトリウム水溶液
(融点64℃)が、それぞれ用いられる。尚、更に多数
の種類の蓄熱材料を用いるようにしても良い。そして、
酸性型カプセル27Aとアルカリ型カプセル27Bと
は、互いに識別可能なように、何らかのマークを付した
り、色あるいは径を異ならせるなどしてある。あるい
は、樹脂製カプセル27自体を透明もしくは半透明と
し、内部の水溶液に適宜な着色を施して識別できるよう
にしても良い。
【0018】また、ケーシング22内に収納されている
酸性型カプセル27Aの個数とアルカリ型カプセル27
Bの個数の割合は、両者の水溶液が総て混合した場合
に、完全に中和する重量比となるように調節されてい
る。
【0019】尚、ケーシング22の側面には、内部から
冷却水を排出する際に用いるドレンコック29が設けら
れている。
【0020】上記のような構成によれば、蓄熱装置1が
車両の衝突などにより破損して各カプセル27から蓄熱
材となる水溶液が漏れた場合に、酸性水溶液とアルカリ
性水溶液とがケーシング22内で混合するため、速やか
に中和し、無害化される。
【0021】尚、2つの蓄熱材の融点が異なるため、蓄
熱装置1から取り出される温度も64℃近傍と55℃近
傍との2つとなるが、急速暖房用の熱源としては何ら支
障はない。
【0022】次に、図2,図3は、蓄熱装置1の異なる
実施例を示している。この実施例では、酸性蓄熱材ある
いはアルカリ性蓄熱材を封入したカプセル27が円柱状
に形成されており、偏平形状をなすケーシング22内に
適当な配置でもって固定されている。また、この実施例
では、前述した実施例の整流板26に代えて、入口側に
ガイド板30が複数枚放射状に設けられている。この構
成では、カプセル27が固定されるため、振動によるカ
プセル27の移動が防止され、耐久性に優れたものとな
る。
【0023】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、この発明
に係る蓄熱装置によれば、蓄熱材を封入したカプセルが
破損した場合に、酸性蓄熱材とアルカリ性蓄熱材とが中
和するため、酸やアルカリによる機器の損傷等を防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る蓄熱装置の一実施例を示す断面
図。
【図2】この発明に係る蓄熱装置の異なる実施例を示す
断面図。
【図3】図2のA−A線に沿った断面図。
【図4】この発明の蓄熱装置を用いた車両用暖房装置の
一例を示す構成説明図。
【図5】車両用暖房装置の他の例を示す構成説明図。
【符号の説明】 1…蓄熱装置 22…ケーシング 27…カプセル 27A…酸性型カプセル 27B…アルカリ型カプセル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温熱あるいは冷熱を潜熱として蓄える潜
    熱蓄熱材をカプセルに封入し、かつ複数個のカプセル
    を、熱交換用の流体が通流するケーシング内に収容して
    なる蓄熱装置において、 潜熱蓄熱材として、互いに相変化温度が比較的近接して
    いる1つあるいは複数種の酸性水溶液と1つあるいは複
    数種のアルカリ性水溶液とを用い、各水溶液をそれぞれ
    カプセルに封入して、ケーシング内に混在させたことを
    特徴とする蓄熱装置。
  2. 【請求項2】 ケーシング内に含まれる酸性蓄熱材の総
    量とアルカリ性蓄熱材の総量とが、両者の混合時に中和
    する重量比となるように設定されていることを特徴とす
    る請求項1記載の蓄熱装置。
  3. 【請求項3】 酸性蓄熱材を封入したカプセルとアルカ
    リ性蓄熱材を封入したカプセルとが互いに識別可能なよ
    うにそれぞれの外観を異ならせたことを特徴とする請求
    項1または2に記載の蓄熱装置。
JP5215498A 1993-08-31 1993-08-31 蓄熱装置 Pending JPH0771888A (ja)

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JP5215498A JPH0771888A (ja) 1993-08-31 1993-08-31 蓄熱装置

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JP (1) JPH0771888A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100935687B1 (ko) * 2008-03-20 2010-01-07 대한민국 축냉식 컨테이너
US9970715B2 (en) 2012-04-23 2018-05-15 Energy Technologies Institute Llp Thermal energy storage apparatus

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KR100935687B1 (ko) * 2008-03-20 2010-01-07 대한민국 축냉식 컨테이너
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