JPH0771542A - 駆動伝達機構 - Google Patents

駆動伝達機構

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JPH0771542A
JPH0771542A JP5221736A JP22173693A JPH0771542A JP H0771542 A JPH0771542 A JP H0771542A JP 5221736 A JP5221736 A JP 5221736A JP 22173693 A JP22173693 A JP 22173693A JP H0771542 A JPH0771542 A JP H0771542A
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JP
Japan
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gear
rotation
drive
driving force
rotation transmission
Prior art date
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Application number
JP5221736A
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English (en)
Inventor
Kosuke Takagi
康介 高木
Takao Araki
孝夫 荒木
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は単一の駆動部から複数の作動部に駆
動力を選択的に伝達出力する駆動伝達機構に関し、複数
の作動部に確実且つ安定した状態で駆動力を選択的に出
力することができる駆動伝達機構を提供することを目的
とする。 【構成】 駆動部からの回転駆動力により回動する入力
駆動ギヤ11に、いずれかの回転のときのみ回転する第
1及び第2の各回転伝達ギヤ12,13が常に噛合状態
にあることから、駆動部からの回動駆動力の回動方向の
相違によりいずれかのみの回転伝達ギヤ12,13を回
転させることができることとなり、ギヤの歯こぼれ等の
損傷、噛合ミスがなく確実な回転駆動力の伝達が可能と
なる。特に、入力駆動ギヤと各回転伝達ギヤ12,13
とが常に噛合状態にあることから、駆動力選択の切換え
時の振動がなく、円滑な駆動伝達の切換えを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は単一の駆動部から複数の
作動部に駆動力を選択的に伝達出力する駆動伝達機構に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の駆動伝達機構として図5
に示すものがあった。この図5は従来の駆動伝達機構の
概略構成図を示す。同図において従来の駆動伝達機構
は、電動機(図示を省略)の駆動軸に回動自在に軸支さ
れる入力駆動ギヤ100と、この入力駆動ギヤ100の
駆動軸に一端部が回動且つ揺動自在に支持される揺動伝
達アーム101と、この揺動伝達アーム101の他端部
に軸支されるとともに、入力駆動ギヤ100に噛合して
入力駆動ギヤ100の回動駆動力により回動する伝達ギ
ヤ102と、前記揺動伝達アーム101の一の方向(図
示実線矢印方向)への揺動により伝達ギヤ102に噛合
して回転する第1の駆動ギヤ103と、前記揺動伝達ア
ーム101の他の方向(図示鎖線矢印方向)への揺動に
より伝達ギヤ102に噛合して回転する第2の駆動ギヤ
104とを備える構成である。
【0003】次に、前記構成に基づく従来機構の動作に
ついて説明する。まず、前記電動機が正転方向に回転し
て入力駆動ギヤ100を図示する実線矢印方向に回転さ
せるとすると、この入力駆動ギヤ100の回転により揺
動伝達アーム101が図示する実線矢印方向に揺動して
伝達ギヤ102を第1の駆動ギヤ103に噛合させて入
力駆動ギヤ100の回転を第1の駆動ギヤ103に伝達
し、第1の駆動ギヤ103を図示実線矢印方向へ回転さ
せる。
【0004】また、前記電動機が逆転方向に回転して入
力駆動ギヤ100を図示する鎖線矢印方向に回転させる
とすると、この入力駆動ギヤ100の回転により揺動伝
達アーム101が図示する鎖線矢印方向に揺動して伝達
ギヤ102を第2の駆動ギヤ104に噛合させて入力駆
動ギヤ100の回転を第2の駆動ギヤ104に伝達し、
第2の駆動ギヤ104を図示実線矢印方向へ回転させ
る。
【0005】このようにして、電動機に対する電気的な
制御信号を入力するのみで、二種類の作動部に駆動ギヤ
103,104を介して選択的に回転駆動力を出力でき
ることとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の駆動伝達機構は
以上のように構成されていたことから、回転方向の相違
を揺動方向に変換して各々作動部へ選択的に回転駆動力
を伝達することになり、揺動してギヤ相互間が噛合する
際にギヤ自体に損傷を与え、ギヤの歯こぼれ等により回
転不能となる課題を有していた。さらに、揺動してギヤ
相互間の噛合を行うことから、噛合誤りが生じ、特に揺
動により機構自体の振動が大きいという課題を有してい
た。
【0007】本発明は前記課題を解消するためになされ
たもので、複数の作動部に確実且つ安定した状態で駆動
力を選択的に出力することができる駆動伝達機構を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る駆動伝達機
構は、駆動部から出力される回動駆動力により入力駆動
ギヤが回動し、前記入力駆動ギヤに噛合して入力駆動ギ
ヤの第1の回転方向への駆動力により第1の回転伝達ギ
ヤが回転して駆動力を伝達し、前記入力駆動ギヤに噛合
して入力駆動ギヤの他の回転方向への駆動力により第2
の回転伝達ギヤが回転して駆動力を伝達し、第1又は第
2の回転伝達ギヤの回転により駆動力を前記対応する複
数の作動部へ出力するものである。
【0009】また、必要に応じて本発明は第1及び第2
の各回転伝達ギヤに各々噛合して伝達されるいずれかの
回転駆動力を、複数の作動部における共通して動作する
いずれかの動作部分へ回転して伝達する出力駆動ギヤを
備えることもできる。
【0010】さらに、本発明は他の回転伝達ギヤと出力
駆動ギヤとの間に相互に噛合し、前記他の回転伝達ギヤ
とのギヤ比が異なる変速機構を備えることもできる。
【0011】
【作用】本発明においては、駆動部からの回転駆動力に
より回動する入力駆動ギヤに、いずれかの回転のときの
み回転する第1及び第2の各回転伝達ギヤが常に噛合状
態にあることから、駆動部からの回動駆動力の回動方向
の相違によりいずれかのみの回転伝達ギヤを回転させる
ことができることとなり、ギヤの歯こぼれ等の損傷、噛
合ミスがなく確実な回転駆動力の伝達が可能となる。特
に、入力駆動ギヤと各回転伝達ギヤとが常に噛合状態に
あることから、駆動力選択の切換え時の振動がなく、円
滑な駆動伝達の切換え時の振動がなく、円滑な駆動伝達
の切換えを行う。
【0012】また、必要に応じて各回転伝達ギヤに相互
に噛合する出力駆動ギヤを設けることにより、各回転伝
達ギヤから出力される作動部中における共通動作部分に
常時駆動力を出力する。さらに、回転伝達ギヤと出力駆
動ギヤとの間に変速機構を介装噛合することにより、回
転数の異なる駆動力を出力できることとなる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1に基づいて説
明する。この図1は本発明の一実施例における駆動伝達
機構の原理概略構成図を示す。
【0014】同図において本発明の一実施例における駆
動伝達機構は、電動機(図示を省略)の駆動軸に回動自
在に軸支される入力駆動ギヤ11と、この入力駆動ギヤ
11に噛合して回転する回転伝達ギヤ16と、この回転
伝達ギヤ16と同一の回転軸216に軸支されるワンウ
エイクラッチ18を介して回転し、入力駆動ギヤ11の
図示する実線矢印A方向への駆動力に対してのみ実線矢
印C方向へ回転して駆動力を伝達する回転伝達ギヤ12
と、入力駆動ギヤ11に噛合して回転する回転伝達ギヤ
17と、この回転伝達ギヤ17と同一の回転軸217に
軸支されるワンウエイクラッチ19を介して回転し、入
力駆動ギヤ11の図示する鎖線B方向への駆動力に対し
てのみ鎖線矢印D方向へ回転して駆動力を伝達するの回
転伝達ギヤ13と、この回転伝達ギヤ13に噛合して軸
支する回転軸215を介して鎖線F方向への駆動力を伝
達する回転伝達ギヤ15と、この回転伝達ギヤ12及び
回転伝達ギヤ15に各々噛合して実線及び鎖線の同じE
方向へ回転して駆動力を伝達する出力駆動ギヤ14とを
備える構成である。
【0015】入力駆動ギヤ11、回転伝達ギヤ13、出
力駆動ギヤ14、回転伝達ギヤ15、回転伝達ギヤ16
及び回転伝達ギヤ17は共に同一の径で構成される。こ
れらの各ギヤより回転伝達ギヤ12は径を小さく構成さ
れる。
【0016】次に、この構成に基づく本実施例機構の動
作について説明する。本実施例においてモータの回転の
正逆を切り替えることにより、同一方向の高速回転モー
ドと低速回転モードとを切り替えりことができる。この
高速回転モードと低速回転モードとに分けて説明する。
【0017】(低速回転モード)まず、入力駆動ギヤ1
1が矢印A方向(正転方向)に回転する場合、即ち印字
動作を行なう場合には、回転伝達ギヤ16には、矢印C
方向の回転が加わり、回転軸216は矢印C方向に回転
する。この回転軸216の回転は、ワンウエイクラッチ
18を介して回転伝達ギヤ12に伝えられる、回転伝達
ギヤ12も矢印C方向に回転する。従って、出力駆動ギ
ヤ14は矢印E方向に回転する。
【0018】このとき、回転伝達ギヤ12の径が小さい
ために、入力駆動ギヤ11の回転は、減速されて回転伝
達ギヤ15及び出力駆動ギヤ14に伝わる。また、回転
伝達ギヤ17には、矢印D方向と反対方向の回転が加わ
り、回転軸217は矢印D方向と反対方向に回転する。
しかし、ワンウエイクラッチ19によって回転軸217
の矢印D方向と反対方向への回転は、回転伝達ギヤ13
には伝わらない。
【0019】一方、出力駆動ギヤ14が矢印E方向に回
転すると、回転伝達ギヤ15は矢印F方向に回転し、故
に回転伝達ギヤ13は矢印D方向に回転する。しかし、
回転伝達ギヤ13と回転軸217は、ワンウエイクラッ
チ19により空回りする。
【0020】(高速回転モード)入力駆動ギヤ11が、
矢印B方向(逆転方向)に回転する場合、即ち読出動作
を行なう場合には、回転伝達ギヤ17には矢印D方向の
回転が伝わり、回転軸217は矢印D方向に回転する。
この回転軸217の回転は、ワンウエイクラッチ19を
介して回転伝達ギヤ13に伝えられ、回転伝達ギヤ13
は矢印D方向に回転する。この回転伝達ギヤ13の回転
は、回転伝達ギヤ15の矢印F方向の回転を介して出力
駆動ギヤ14に伝わり、出力駆動ギヤ14は矢印E方向
に回転する。
【0021】また、回転伝達ギヤ16には、矢印C方向
と反対方向の回転が伝わり、回転軸216は矢印C方向
と反対方向に回転する。しかし、ワンウエイクラッチ1
8によって、回転軸216の矢印C方向と反対方向への
回転は回転伝達ギヤ12には伝わらない。一方、出力駆
動ギヤ14が矢印E方向に回転すると、回転伝達ギヤ1
2は矢印C方向に回転する。しかし、出力駆動ギヤ14
と回転軸216は、ワンウエイクラッチ18により空回
りする。
【0022】このようにして電動機の正・逆の回転方向
の電気的な制御のみによって各作動部への駆動出力を選
択できることとなり、特に機械的な切換え移動動作を伴
うことなく円滑な駆動伝達の切換えを行なう。
【0023】次に、図1に記載の駆動伝達機構をスキャ
ナプリンタに適用した他の実施例の場合を図2,図3,
図4に基づいて説明する。この図2は他の実施例におけ
るスキャナプリンタの駆動系主要部分の構成斜視図、図
3は図2におけるスキャナプリンタの全体概略断面図、
図4は図2におけるスキャナプリンタのポインタの詳細
構成図を示す。
【0024】各図において他の実施例に係る駆動伝達機
構は、電動機10の駆動軸に軸支される入力駆動ギヤ1
1が電動機10の回動駆動力によりいずれかへ回転して
回転伝達ギヤ12,13を回転させると共に、この回転
伝達ギヤ12に噛合する出力駆動ギヤ14を回転させる
か、又は回転伝達ギヤ13に噛合する回転伝達ギヤ15
を介して出力駆動ギヤ14を駆動させる構成である。
【0025】電動機10が正転方向に回転して入力駆動
ギヤ11を回転させると、この入力駆動ギヤ11が図1
に示す実線矢印A方向に回転して、回転伝達ギヤ12を
回転させると共にこれに噛合する出力駆動ギヤ14を回
転させる。この出力駆動ギヤ14の回転により搬送ロー
ラ駆動プーリ144,145,146を介して搬送ロー
ラ62,64,82を各々駆動させて普通用紙50の搬
送を行なう。また、出力駆動ギヤ14の回転により、回
転伝達ギヤ15が回転し、この回転伝達ギヤ15の回転
が伝達プーリ141,142及び電磁クラッチ143
(電動機10を正転方向に回転させる場合はOFF、逆
転方向に回転させる場合はONとなる)を介して給紙・
分離ローラ51を回転させ、この給紙・分離ローラ51
の回転により普通用紙50を共用搬送路6内に供給す
る。
【0026】上記のように、電動機10の回転が、回転
伝達ギヤ12を介して伝達される場合には、電動機10
の回転は、搬送ローラ62,64,82に減速して伝え
られる。
【0027】電動機10の駆動軸にはワンウエイクラッ
チ150を介してプリンタ伝達プーリ111が軸支さ
れ、電動機10が正転(図示矢印A方向)の回転したと
きにのみプリンタ伝達プーリ111が回転し、このプリ
ンタ伝達プーリ111に巻回されるベルト113を介し
てプリンタ駆動プーリ112を回転させる。このプリン
タ駆動プーリ112を前記プリンタ伝達プーリ111よ
り大きな口径とすることにより電動機10の回転速度を
減速して伝達することができる。このプリンタ駆動プー
リ112の回転によりプリンタ部2の感光体ドラム2
0、押圧ローラ21,22、定着ローラ23及び現像装
置27を各々動作させて印刷を実行する。
【0028】この場合、プリンタ駆動プーリ112が、
プリンタ伝達プーリ111に比べて、その径が大きいた
め、電動機10の回転はプリンタ部2へ減速して伝えら
れる。
【0029】電動機10が逆転方向に回転して入力駆動
ギヤ11を回転させると、この入力駆動ギヤ11が図1
に示す矢印B方向に回転して、回転伝達ギヤ15を介し
て、出力駆動ギヤ14が回転を開始する。すると、電動
機10が正転方向に回転した場合と同様に、搬送ローラ
62,64,82を各々駆動させ、原稿トレイ4から繰
り出される原稿を搬送する。
【0030】次に、この構成に基づく本実施例のスキャ
ナプリンタの動作について説明する。
【0031】まず、スキャナ部1の読取り動作について
は、原稿トレイ4に収容された原稿用紙40は給紙ロー
ラ41の回転方向Aへの回転により方向B側へ取込ま
れ、さらに分離ローラ42及びリタードローラ43によ
り1枚づつ分離して共用搬送路6内に供給される。この
共用搬送路6内の原稿用紙40は押圧ローラ61及び搬
送ローラ62の押圧・回転によりスキャナ部1の読取り
位置60に搬送され、スキャナ部1が原稿用紙40上に
記載された文字・図形等の表記情報を光学的に読取り、
電気信号として出力する。
【0032】表記情報が読取られた原稿用紙40は押圧
ローラ63及び搬送ローラ64の押圧・回転により上方
に搬送されて共用搬送路6から排出されることになる。
この排出される原稿用紙40はポインタ7により搬送方
向が原稿搬送路8側に切換えられて、原稿搬送路8内に
排出される。この原稿搬送路8内を原稿用紙40が押圧
ローラ81及び搬送ローラ82の押圧・回転により上方
に搬送され、さらに排出ローラ83,84により装置外
に排出される。このようにして、図3中に実線の矢印C
で示す方向に原稿用紙40が搬送され、原稿トレイ4に
収容された複数の原稿用紙40が順次読取られて排出さ
れることとなる。
【0033】さらに、プリンタ部2の動作については、
用紙トレイ5に収容された普通用紙50が給紙・分離ロ
ーラ51の回転により1枚づつ分離して共用搬送路6内
に供給される。この共用搬送路6内の普通用紙50は押
圧ローラ61及び搬送ローラ62押圧・回転により方向
に搬送され、さらに押圧ローラ63及び搬送ローラ64
の押圧・回転により共用搬送路6内から排出されること
となる。
【0034】このプリンタ部2の動作に際しては予めポ
インタ7が給紙方向がプリンタ部2の押圧ローラ21側
へ切換え状態となっている。このポインタ7の用紙供給
口21への切換えにより、共用搬送路6から排出される
普通用紙50をプリンタ部2内へ供給できることとな
る。
【0035】プリンタ部2内に供給された普通用紙50
は感光体ドラム20と押圧ローラ21との間を移送され
て、感光体ドラム20上にトナーのパターンが転写され
る。このトナーのパターンが転写された普通用紙50は
押圧ローラ22及び定着ローラ23の加熱・圧着により
トナーが普通用紙50上に定着して印刷が完了すると共
に、押圧ローラ20及び定着ローラ23の押圧・回転に
より装置外に排出される。このようにして、図3中に鎖
線の矢印Dで示す方向に普通用紙50が印刷されて搬送
される。
【0036】プリンタ2における印刷動作は、感光体ド
ラム20に対してコロナ放電電極24が全面に電荷を印
加し、LED(Light Emitting Diode)25から射出さ
れる光により感光体ドラム20上に静電潜像を形成す
る。また、現像装置27はトナーカートリッジ26から
供給されるトナーを静電潜像が形成された感光体ドラム
20上に吸着させて現像する。この現像された感光体ド
ラム20が回転して供給される普通用紙50上にトナー
のパターンを転写して印刷を行う。この1枚の普通用紙
50に対する印刷が終了すると、クリーナ28が感光体
ドラム20の表面に残留するトナーを除去して清掃す
る。
【0037】次に、ポインタ7の構成及び切換え動作に
ついて図4(A),(B)を参照して詳細に説明する。
ポインタ7は、切換軸70を中心に切換板71が揺動可
能状態で軸支され構成である。切換軸70の一側端部に
は摩擦クラッチ72が形成され、この摩擦クラッチ72
にベルト73の一側部が巻回されると共に、ベルト73
の他側部が図示省略する電動機10の駆動軸に巻回され
る構成である。
【0038】この構成に基づくポインタ7は、電動機1
0が正転方向に回転するとベルト73を図4(B)に図
示する実線矢印方向に回転させ、摩擦クラッチ72が側
壁を摺接させて切換軸70を回転させることにより図4
(A)に図示する実線矢印方向へ切換板71を揺動させ
る。この実線矢印方向への揺動により共用搬送路6から
排出される原稿用紙40を原稿搬送路8側へ供給し、プ
リンタ部2の押圧ローラ21内へ供給されることを阻止
する。また、電動機10が逆転方向に回転するとベルト
73を図4(B)に図示する鎖線矢印方向に回転させ、
摩擦クラッチ72が側壁を摺接させて切換軸70を回転
させることにより図4(A)に図示する鎖線矢印方向へ
切換板71を揺動させる。この鎖線矢印方向への揺動に
より共用搬送路6から排出される普通用紙50をプリン
タ部2の押圧ローラ21内へ供給する。
【0039】なお、実施例においてはスキャナプリンタ
に適用した場合について説明したが、単一の駆動部から
の駆動力を複数の作動部に選択する構成であれば、他の
各種装置に用いることができる。
【0040】なお、各構成要部の配置関係は、各実施例
に限定するものでなく各種任意に組合わせて構成するこ
とができる。例えば、原稿トレイ4及び(又は)普通用
紙50を上方に配設し、給紙方向を上方から下方への搬
送とする構成にすることもできる。
【0041】また、スキャナ部1はドラムスキャナ方
式、CCDスキャナ方式、レーザスキャナ方式、TVカ
メラ方式等の各種方式とすることができる。プリンタ部
2は前記実施例においては電子写真式のプリンタとする
構成としたが、放電記録式、インクジェット式、静電記
録式等の構成とすることもできる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、駆動部か
らの回転駆動力により回動する入力駆動ギヤに、いずれ
かの回転のときのみ回転する第1及び第2の各回転伝達
ギヤが常に噛合状態にあることから、駆動部からの回動
駆動力の回動方向の相違によりいずれかのみの回転伝達
ギヤを回転させることができることとなり、ギヤの歯こ
ぼれ等の損傷、噛合ミスがなく確実な回転駆動力の伝達
が可能となるという効果を奏する。特に、入力駆動ギヤ
と各回転伝達ギヤとが常に噛合状態にあることから、駆
動力選択の切換え時の振動がなく、円滑な駆動伝達の切
換えるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における駆動伝達機構の原理
概略構成図
【図2】図1に記載する駆動伝達機構をスキャナプリン
タに適用した場合の駆動系主要部分の構成斜視図
【図3】図2におけるスキャナプリンタの全体概略断面
【図4】(A)は図2におけるスキャナプリンタのポイ
ンタの側面動作態様図 (B)は図4におけるポインタの正面動作態様図
【図5】従来の駆動伝達機構の概略構成図
【符号の説明】
1 スキャナ部 2 プリンタ部 4 原稿トレイ 5 用紙トレイ 6 共用搬送路 7 ポインタ 8 原稿搬送路 10 電動機 11 入力駆動ギヤ 12,13,15,16,17 回転伝達ギヤ 14 出力駆動ギヤ 18,19 ワンウエイクラッチ 20 感光体ドラム 21,22,61,63,81 押圧ローラ 23 定着ローラ 24 コロナ放電電極 25 LED 26 トナーカートリッジ 27 現像装置 40 原稿用紙 41 給紙ローラ 42 分離ローラ 43 リタードローラ 50 普通用紙 51 給紙・分離ローラ 62,64,82 搬送ローラ 111 プリンタ伝達プーリ 112 プリンタ駆動プーリ 141,142 伝達プーリ 143 電磁クラッチ 144,145,146 搬送ローラ駆動プーリ 215,216,217 回転軸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単一の駆動部から複数の作動部に駆動力を
    選択的に伝達出力する駆動伝達機構において、前記駆動
    部から出力される回動駆動力により回動する入力駆動ギ
    ヤと、前記入力駆動ギヤに噛合して入力駆動ギヤの第1
    の回転方向への駆動力により回転して駆動力を伝達する
    第1の回転伝達ギヤと、前記入力駆動ギヤに噛合して入
    力駆動ギヤの他の回転方向への前記駆動力により回転し
    て前記駆動力を伝達する第2の回転伝達ギヤとを備え、
    前記第1又は第2の回転伝達ギヤの回転により前記駆動
    力を前記対応する複数の作動部へ出力することを特徴と
    する駆動伝達機構。
  2. 【請求項2】前記第1及び第2の各回転伝達ギヤに各々
    噛合して伝達されるいずれかの回転駆動力を、前記複数
    の作動部における共通して動作するいずれかの動作部分
    へ回転して伝達する出力駆動ギヤを備えることを特徴と
    する請求項1記載の駆動伝達機構。
  3. 【請求項3】前記第2の回転伝達ギヤと出力駆動ギヤと
    の間に変速機構とを備えることを特徴とする請求項2記
    載の駆動伝達機構。
  4. 【請求項4】単一の電動機の駆動部によりスキャナ部及
    びプリンタ部の複数の作動部を駆動し、前記第1の回転
    伝達ギヤでスキャナ部の搬送機構を作動させ、前記第2
    の回転伝達ギヤでプリンタ部の搬送機構を作動させ、前
    記出力駆動ギヤでスキャナ部及びプリンタ部の共通する
    作動部を駆動させることを特徴とする請求項2または3
    記載の駆動伝達機構。
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