JPH0771323A - ガス燃料エンジンの混合気形成装置 - Google Patents

ガス燃料エンジンの混合気形成装置

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JPH0771323A
JPH0771323A JP5216382A JP21638293A JPH0771323A JP H0771323 A JPH0771323 A JP H0771323A JP 5216382 A JP5216382 A JP 5216382A JP 21638293 A JP21638293 A JP 21638293A JP H0771323 A JPH0771323 A JP H0771323A
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 急減速後の再加速時に発生するトルクシ
ョックを低減でき、かつ燃料カット専用弁を必要とする
こともないガス燃料エンジンの混合気形成装置を提供す
る。 【構成】 吸気弁開口3bに連なる吸気通路21の
途中にガス燃料通路23を接続し、該ガス燃料通路23
の途中にブリードエア通路24を接続し、上記吸気通路
21のガス燃料通路23接続部に可変ベンチュリ型ミキ
サ25を配設し、上記ブリードエア通路24の通路面積
を可変制御するブリードエア制御弁27を設け、ブリー
ドエア量によりガス燃料量を制御することにより所定空
燃比の混合気を形成するようにしたLPGエンジン1の
混合気形成装置19において、急減速状態を検出するエ
ンジン回転数センサ及びアイドルフィッチからなる検出
手段(図示せず)と、急減速状態が検出された時、上記
ブリードエア制御弁の開度を、燃料供給量が理論空燃比
時の燃料供給量より低減され、かつエンジン回転数が低
くなるほど上記燃料低減量が小さくなるように制御する
ECU6とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス燃料エンジンの混
合気形成装置に関し、詳細には急減速時に燃料供給量を
低減でき、かつ再加速時に発生するトルクショックを軽
減できるようにした急減速時燃料カット方法の改善に関
する。
【0002】
【従来の技術】ガス燃料エンジンの混合気形成装置とし
て、吸気通路のガス燃料通路接続部に可変ベンチュリ型
ミキサを配設し、上記ガス燃料通路にブリードエア通路
を接続するとともに該ブリードエア通路の通路面積を可
変制御するブリードエア制御弁を設けたものがある。こ
の種の装置では、排気ガス中の酸素濃度を用いたフィー
ドバック制御によってλ=1になるようにブリードエア
制御弁の開度が制御される。なお上記λは、実際の空燃
比F/理論空燃比Fcで定義され、ストイキ状態の混合
気では、ガス燃料の種類,及び組成の如何にかかわらず
常にλ=1である。
【0003】ところで、高速走行時に急制動した場合の
ような急減速時には、燃料の供給を停止することによ
り、燃費の向上を図り、また燃料が不完全燃焼のまま排
出されるのを回避するようにしている。ガス燃料エンジ
ンにおいて、上述のような急減速時の燃料遮断を行うも
のとして、従来、ガス燃料通路に燃料カット専用のソレ
ノイドバルブを設けたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な燃料カット専用のソレノイドバルブを設けた混合気形
成装置では、上記急減速状態が検出されるとソレノイド
バルブをオフすることにより燃料の供給を完全に停止
し、上記急減速状態が解除されると上記ソレノイドバル
ブをオンすることにより燃料の供給を再開するようにし
ていることから、つまり燃料0の状態から燃料が急激に
増加し、その結果トルクショックが発生し、車体振動が
大きくなり乗り心地が悪化するという問題があった。ま
た、燃料カット専用弁が必要なことから、それだけ構造
複雑化、部品点数及びコストが増加する問題もある。
【0005】本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ
たもので、急減速後の再加速時に発生するトルクショッ
クを低減でき、かつ燃料カット専用弁を必要とすること
もないガス燃料エンジンの混合気形成装置を提供するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、吸気弁開口に
連なる吸気通路の途中にガス燃料通路を接続し、該ガス
燃料通路の途中にブリードエア通路を接続し、上記吸気
通路のガス燃料通路接続部に可変ベンチュリ型ミキサを
配設し、上記ブリードエア通路の通路面積を可変制御す
るブリードエア制御弁を設け、ブリードエア量によりガ
ス燃料量を制御することにより所定空燃比の混合気を形
成するようにしたガス燃料エンジンの混合気形成装置に
おいて、急減速状態を検出する検出手段と、急減速状態
が検出された時、上記ブリードエア制御弁の開度を、燃
料供給量が理論空燃比時の燃料供給量より低減され、か
つエンジン回転数が低くなるほど上記燃料低減量が小さ
くなるように制御する空燃比制御手段とを備えたことを
特徴としている。
【0007】
【作用】本発明に係るガス燃料エンジンの混合気形成装
置によれば、急減速時にはブリードエア制御弁を理論空
燃比時より大きい開度に制御するようにしたので、燃料
供給量を低減でき、それだけ燃費及び排気ガス特性の向
上を図ることができる。そして、上記ブリードエア制御
弁の開度をエンジン回転数が低くなるほど小さくするこ
とにより燃料低減量を小さくしたので、急減速状態が解
除されて通常の燃料供給量に復帰した際の燃料供給量の
変化が緩やかになり、それだけトルクショックが小さく
なり、車体振動を低減できる。
【0008】また、本発明では、ブリードエア制御弁の
開度を制御することによって上記燃料供給量の低減を実
現しているので、燃料カット専用弁を不要にでき部品点
数やコストを低減できる。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例を添付図面に基づいて説
明する。図1ないし図4は本発明の一実施例によるLP
Gエンジンの混合気形成装置を説明するための図であ
り、図1は全体構成図、図2は要部の拡大断面図、図3
は動作を説明するための吸入空気流量−燃料流量特性
図、図4は動作を説明するためのフローチャート図であ
る。
【0010】図において、1は本発明の一実施例装置を
備えた水冷式4気筒4バルブ型LPGエンジンであり、
該エンジン1のシリンダブロック2上にはシリンダヘッ
ド3がヘッドボルトで締結されており、該シリンダヘッ
ド3上にはヘッドカバー4が装着されている。また上記
シリンダブロック2のシリンダボア2a内に挿入配置さ
れたピストン5はコンロッドでクランク軸に連結されて
いる。
【0011】また上記シリンダヘッド3の燃焼凹部3a
に開口する吸気弁開口3b,排気弁開口3cには、それ
ぞれ吸気弁6,排気弁7が配設されている。該各弁6,
7は弁ばね8により上記各開口3b,3cを閉じる方向
に付勢されており、かつリフタ9を介して吸気,排気カ
ム10,11により開側に押圧駆動される。
【0012】上記排気弁開口3cは排気ポート12によ
りシリンダヘッド前壁に導出されている。該排気ポート
12の壁面開口部には排気マニホールド13が接続され
ており、該排気マニホールド13の合流部には上流側,
下流側触媒14,15が介設されている。また上記排気
マニホールド13の上流側触媒14より少し上流側には
排気ガス中の酸素濃度を検出するO2 センサ16が配設
されている。このO2センサ16は、混合気の空燃比
(A/F)がリッチ側にあるときに検出信号を出力する
タイプのものが採用されている。なお、上記O2 センサ
として、勿論リーン側にあるとき検出信号を出力するタ
イプのものを採用しても良い。
【0013】上記吸気弁開口3bは吸気ポート17によ
りシリンダヘッド後壁側に導出されている。この吸気ポ
ート17の壁面開口にはプリナムチャンバ18aを有す
る吸気マニホールド18が接続されている。上記プリナ
ムチャンバ18aはEGRバルブ37を有するEGR通
路38によって上記排気マニホールド13に連通接続さ
れており、該EGRバルブ37はEGRレギュレータ3
9からの吸気負圧で開閉駆動され、上記プリナムチャン
バ18aにEGRガスを導入する。
【0014】また上記プリナムチャンバ18aの上流側
開口には本実施例の混合気形成装置19を介してエアク
リーナ20が接続されている。この混合気形成装置19
は、上記エアクリーナ20と上記プリナムチャンバ18
aとを連通する吸気通路21と、該吸気通路21に一体
的に形成された燃料供給チャンバ22とガス燃料源とを
連通接続するガス燃料通路23と、上記燃料供給チャン
バ22のガス燃料通路接続部より上流側部分と上記エア
クリーナ20内とを連通接続するブリードエア通路24
と、上記吸気通路21のベンチュリ部21aの通路面積
を可変制御する可変ベンチュリ型ミキサ(混合器)25
と、上記燃料供給チャンバ22に供給される燃料圧力を
調整するレギュレータ26と、ブリードエア量を制御す
ることにより燃料供給チャンバ22に供給される燃料量
を制御するブリードエア制御弁27とを備えている。
【0015】上記ミキサ25は、吸気通路21の上記ベ
ンチュリ部21a部分に配設されており、密閉ボックス
状のチャンバ28と、該チャンバ28内に摺動自在に配
設され、上記ベンチュリ部21a内に出没するピストン
29とを備えている。該ピストン29は上記チャンバ2
8内に配置されたばね30により閉方向に付勢されてい
る。また上記チャンバ28の上記ピストン29で画成さ
れた一方の空気室Aは連通孔29aを介して上記ベンチ
ュリ部21a部分に、他方の空気室Bは連通パイプ28
aを介して上記ベンチュリ部21aより上流側に連通し
ている。
【0016】また上記吸気通路21のミキサ下流側に
は、スロットルバルブ32が配設されており、該スロッ
トルバルブ32を開くことにより吸気流量が増大して上
記ベンチュリ部21a部分が負圧になると、この負圧が
上記空気室A内に導入されることからピストン29は上
記ばね30の付勢力に抗して上記ベンチュリ部21aの
通路面積を拡大するよう移動する。
【0017】さらにまた上記吸気通路21にはスロット
ルバルブ32を迂回するようにアイドルバイパス通路4
0が形成されており、該通路40には通路面積を可変制
御するアイドル制御弁41が配設されている。アイドル
回転数が所定値以下になるとアイドル制御弁41が上記
アイドルバイパス通路40を開き、アイドル回転数を上
昇させる。
【0018】上記レギュレータ26は、燃料源からのガ
ス燃料圧力を所定圧力に減圧する第1圧力調整弁と、該
調整弁により減圧されたガス燃料の圧力をさらに大気圧
よりもわずかに低い圧力に減圧する第2圧力調整弁を備
えた2段階減圧式のものである。
【0019】上記ブリードエア制御弁27は、弁体27
aをステップモータ27bによって進退させることによ
り、ブリードエア通路24の燃料供給チャンバ22への
開口22bの面積を制御するように構成されている。該
ブリードエア制御弁27は、ステップモータ27aのス
テップ数が0の場合に上記開口22bを全閉(開度0
%)とし、ステップ数200の場合に全開(開度100
%)とする。
【0020】ここで上記ブリードエア制御弁27は、燃
料遮断弁(供給量低減弁)としても機能する。この燃料
供給量低減機能は、エンジンの急減速時において燃焼室
内への燃料供給量を低減することにより燃費を向上し、
また燃料が不完全燃焼のまま触媒14に流入するのを回
避するためのものであり、本実施例では、燃料遮断運転
域においては、上記燃料供給低減量がエンジン回転数に
応じた量となるように上記ブリードエア制御弁開度が制
御される。
【0021】また上記ピストン29の先端には、上記燃
料供給チャンバ22と上記ベンチュリ部21aとの境界
壁に形成された主ジェット22aと協働するニードル弁
(メータリングロッド)31が設けられている。この主
ジェット22a及びニードル弁31は、通常の運転状態
において吸入空気量が変化しても上記ブリードエア制御
弁27のステップ数が略基準ステップ数のままA/Fを
略一定(λ=1)に保持できるようにその形状,寸法が
設定されている。
【0022】この点を図3を参照しながら詳細に説明す
ると、図3(a)において、横軸は吸入空気流量、縦軸
は燃料流量であり、破線は燃料がプロパンの場合のλ=
1における流量特性(計算値)を示している。曲線A〜
Cはブリードエア制御弁27による上記開口22bの開
度(以下ブリードエア制御弁開度と記す)を0%(ステ
ップ数0),50%(ステップ数100),100%
(ステップ数200)に変化させた場合の実験結果を示
す。この実験結果から、ブリードエア制御弁開度を50
%(ステップ数100)に設定しておけば、吸入空気流
量Qの変化に対して燃料流量qは略上記λ=1に沿って
変化し、換言すればスロットルバルブ32の開閉に関わ
らずブリードエア制御弁27のステップ数は略100に
保持されることが判る。
【0023】そして上記吸気通路21のベンチュリ部2
1aより上流側部分と上記燃料供給チャンバ22内とは
補助エア通路35によって連通している。またこの補助
エア通路35には手動式ニードル弁36が配設されてい
る。このニードル弁36は、ねじ込み量を調整すること
によってその弁体36aが補助エア導入口35aの開口
面積を調整するように構成されている。例えばこのニー
ドル弁36を開けると燃料供給チャンバ22内に導入さ
れる空気流量が増加し、上記ブリードエア制御弁開度が
一定であればそれだけガス燃料量が減少してA/Fはリ
ーン側に変化する。但し、フィードバック制御が作動し
ている場合は、λ=1になるようにブリードエア制御弁
27のステップ数が変化する。
【0024】42はECUであり、このECU42は、
上記O2 センサ16からの酸素濃度,水温センサ43か
らのエンジン温度,負圧センサ44からの吸気負圧,図
示しないエンジン回転数センサからのエンジン回転数,
及びアイドルスイッチからのアイドル状態,またスロッ
トル開度,吸気流量等のエンジン運転状態を表す各種信
号が入力され、上記ブリードエア制御弁27,及びアイ
ドル制御弁41等の動作を以下詳述するように制御す
る。
【0025】次に本実施例の作用効果を説明する。スロ
ットルバルブ32が略全閉(アイドル位置)の場合はベ
ンチュリ部21aを流れる吸入空気流量が最少であるこ
とから該ベンチュリ部21aは略大気圧に近いアイドル
時の負圧状態であり、従ってミキサ25のピストン29
がばね30の付勢力により突出して上記ベンチュリ部2
1aが略全閉となり、主ジェット22bとニードル弁3
1との隙間が最少となり、燃料流量も最少となる。この
状態からスロットルバルブ32を開いていくにつれてベ
ンチュリ部21aを流れる吸入空気流量が増大し、該部
分の流速が増加して該ベンチュリ部21a部分の負圧が
大きくなり、ピストン29がばね30の付勢力に抗して
該ベンチュリ部21aを開き、燃料流量も増加する。
【0026】上記スロットルバルブ32の開度変化によ
って吸入空気流量が変化すると、上記ECU42は、O
2 センサ16の出力を受けて、ブリードエア制御弁27
用ステップモータ27bのステップ数を、λ=1となる
ようにフィードバック制御する。この場合、上述のよう
に、ブリードエア制御弁開度が50%の場合に略λ=1
となるように装置全体が設計されているので、上記ステ
ップモータ27bのステップ数は略100となる。
【0027】ここで、上記主ジェット22a,ニードル
弁31等の製造時のばらつき、あるいは経年変化によっ
て上記λ=1の場合のブリードエア制御弁27のステッ
プ数が例えば図3(b)に示すように100から140
程度にずれる場合がある。なおこの場合に、ステップ数
が100のままであれば、吸入空気流量Q時の燃料流量
は設計値qに対してq′と増加し、空燃比はリッチ側に
ずれてしまう。このような場合にはフィードバック制御
により、λ=1を実現するためにステップ数は100か
ら上記140程度に調整される訳であるが、その結果、
ブリードエア制御弁開度の開側への余裕が設計値50%
から30%に制約され、従ってリーン側への制御可能範
囲が狭くなる。
【0028】このような場合、本実施例では、補助エア
通路35の開口面積を手動弁36によって調整すること
により、上記λ=1におけるステップ数を当初の基準ス
テップ数100に調整できる。上述のステップ数140
にずれた場合の調整方法を具体的に説明すれば、まずエ
ンジンをホットアイドル状態とし、かつフィードバック
制御が作動した状態とする。この状態で、上記手動弁3
6を上記開口36の面積が大きくなるように調整して燃
料供給チャンバ22内に供給される空気流量を増加させ
る。するとこの空気流量増加の分だけガス燃料流量が減
少して空燃比がリーン側に変化するので、ECU42が
フィードバック制御によりブリードエア制御弁開度が狭
くなるようにステップ数を制御する。その結果、λ=1
のときのステップ数が図3(c)に示すように基準ステ
ップ数100に戻ることとなる。
【0029】次に急減速時における燃料供給量低減動作
を図4に基づいて説明する。通常運転フィードバック制
御状態において、アイドルスイッチがオンに、かつエン
ジン回転数が1500rpm以上の場合(又は吸気負圧
が−600mmHg以上の場合)は、燃料供給量低減(以下
燃料カットと記す)運転域であると判定して、フィード
バック制御を解除するとともに、内蔵するエンジン回転
数に応じた燃料カット時ステップ数を示す燃料カット時
二次元マップ(表1参照)から上記燃料カット運転域移
行時のエンジン回転数に応じた燃料カット時ステップ数
を求め、ブリードエア制御弁開度をこの燃料カット時ス
テップ数に制御する(ステップS41〜S44)。
【0030】
【表1】
【0031】そしてアイドルスイッチオフ、エンジン回
転数1400rpm以下、吸気負圧−580mmHg以下の
3条件の何れかになったかを判定し(ステップS4
5)、その何れにもなっていない場合はステップS43
に戻ってその時点でのエンジン回転数に対応した燃料カ
ット時ステップ数に制御する。一方、上記の3条件の何
れかになった場合は、O2 フィードバック制御を再開し
(ステップS46)、またアイドルスイッチがオンして
いない場合は通常運転O2 フィードバック制御に戻り、
アイドルスイッチがオンした場合はアイドル運転におけ
るO2 フィードバック制御を行う(ステップS47,S
48)。
【0032】上述の燃料カット時二次元マップ(表1)
は、エンジン回転数が3600rpm以上の領域ではス
テップ数200と燃料カット量を最大とし、ここからエ
ンジン回転数が低下するにつれてステップ数を小さくし
て燃料カット量を小さくしている。従ってエンジン回転
数が燃料カット境界回転数に近いほど多くの燃料が供給
される。
【0033】このように本実施例では、急減速時、すな
わちエンジン高速回転中にスロットルバルブ32が急激
に絞られたときには、この急減速状態がアイドルスイッ
チ,エンジン回転数によって、あるいは負圧センサ44
によって検出され、この検出信号により上記ECU42
がブリードエア制御弁27を燃料カット時のステップ数
に制御するので、別個の燃料遮断弁を設けることなく急
減速時の燃料カットを実現できる。また本実施例では、
燃料カット領域内においてエンジン回転数が低いほど上
記燃料カット量を少なくしたので、通常運転に復帰した
際に、従来のような燃料0の状態から燃料が急激に増加
した場合に生じるトルク変動によるショックを軽減でき
る。
【0034】
【発明の効果】本発明に係るガス燃料エンジンの混合気
形成装置によれば、急減速時にブリードエア制御弁の開
度を理論空燃比時開度より大きく制御するようにしたの
で、燃料供給量を低減して燃費を向上できるとともに、
不完全燃焼排気ガスの排出を防止できる効果があり、ま
た燃料供給低減量をエンジン回転数が低いほど小さくし
たので、燃料供給復帰時におけるトルクショックを抑制
して車体振動を低減できる効果がある。また、ブリード
エア制御弁の開度を制御することにより上記燃料供給量
の低減を図ったので、燃料カット専用弁を不要にして部
品点数,コスト削減を図ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるLPGエンジン用混合
気形成装置の全体構成図である。
【図2】上記実施例装置の要部拡大図である。
【図3】上記実施例装置の動作を説明するためのブリー
ドエア制御弁開度−吸入空気流量−燃料流量特性図であ
る。
【図4】上記実施例装置の動作を説明するためのフロー
チャート図である。
【符号の説明】
1 LPGエンジン(ガス燃料エンジン) 3b 吸気弁開口 19 混合気形成装置 21 吸気通路 23 ガス燃料通路 24 ブリードエア通路 25 可変ベンチュリ型ミキサ 27 ブリードエア制御弁 35 補助エア通路 36 手動弁 42 ECU(空燃比制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02M 21/04 L

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気弁開口に連なる吸気通路の途中にガ
    ス燃料通路を接続し、該ガス燃料通路の途中にブリード
    エア通路を接続し、上記吸気通路のガス燃料通路接続部
    に可変ベンチュリ型ミキサを配設し、上記ブリードエア
    通路の通路面積を可変制御するブリードエア制御弁を設
    け、ブリードエア量によりガス燃料量を制御することに
    より所定空燃比の混合気を形成するようにしたガス燃料
    エンジンの混合気形成装置において、急減速状態を検出
    する検出手段と、急減速状態が検出された時、上記ブリ
    ードエア制御弁の開度を、燃料供給量が理論空燃比時の
    燃料供給量より低減され、かつエンジン回転数が低くな
    るほど上記燃料低減量が小さくなるように制御する空燃
    比制御手段とを備えたことを特徴とするガス燃料エンジ
    ンの混合気形成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104541621A (zh) * 2014-12-03 2015-04-29 宁波大叶园林设备有限公司 改进的带有燃气燃料罐的发动机的旋耕机

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CN104541621A (zh) * 2014-12-03 2015-04-29 宁波大叶园林设备有限公司 改进的带有燃气燃料罐的发动机的旋耕机
CN104541621B (zh) * 2014-12-03 2016-07-06 宁波大叶园林设备有限公司 改进的带有燃气燃料罐的发动机的旋耕机

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