JPH0770997A - 繊維成形物の抄造型及びその製造方法 - Google Patents

繊維成形物の抄造型及びその製造方法

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JPH0770997A
JPH0770997A JP22021793A JP22021793A JPH0770997A JP H0770997 A JPH0770997 A JP H0770997A JP 22021793 A JP22021793 A JP 22021793A JP 22021793 A JP22021793 A JP 22021793A JP H0770997 A JPH0770997 A JP H0770997A
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JP
Japan
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layer
mold
molding surface
metal particles
papermaking
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JP22021793A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Miyamoto
康弘 宮本
Toshiaki Ishihara
敏明 石原
Minoru Uda
宇田  実
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NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 数万ショットに及ぶ抄造においても型の損傷
のない、より耐久性及び耐熱性の向上した抄造型と、そ
の抄造型を工数が少なく簡易に製造することができる製
造方法を提供する。 【構成】 繊維成形物が成形される成形面と、粒状体を
結合して成り成形面の少なくとも一部を与える第1層
と、第1層の粒状体より大きな平均粒径を有する粒状体
を結合して成り第1層を支持する第2層と、から構成さ
れ、第1層及び/又は第2層において、これら層を構成
する粒状体が保水性を有するような相互に連結した孔構
造を形成するとともに、少なくとも第1層が金属粒を焼
結して構成される、抄造型である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工業製品、卵や果物な
どの包装・緩衝材料として好適に用いられる、古紙パル
プ等を原料とする繊維成形物の抄造型及びその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】我が国においては、従来から、工業製品
などの包装及び緩衝材料として主としてプラスチック製
のパックや発泡スチロールが使用されているが、自然界
で分解しないのでゴミとして残存することや、焼却する
と有毒性ガスを発生すること等の環境上の問題があるた
め、何回も再成形が可能である古紙パルプ等を原料とす
る繊維成形物への変換が検討されている。
【0003】このような繊維成形物を抄造するための抄
造型としては、多数の通水孔を開けたアルミニウム等の
複数のブロックを準備し、その少なくとも成形面を形成
する表面に金網を張った構造のものを、ボルト等で所望
形状に組合せた複雑な構造のものが知られている(従来
の抄造型)。また、上記抄造型の欠点である、抄造中に
おける抄造型の目詰まりを解消し、平滑な表面を持つ繊
維成形物を得、しかも型の製作も短時間に行うことがで
きる抄造型として、粒状体を結合して成り、成形面の少
なくとも一部を与える第1層と、第1層の粒状体より大
きな平均粒径を有する粒状体を結合して成り、第1層を
支持する第2層と、から構成され、第1層及び/又は第
2層において、これらの層を構成する粒状体が保水性を
有するような相互に連結した孔構造を形成した抄造型
(特願平5−35839)を、先に本願出願人は提案し
た。
【0004】上記した従来の抄造型は、型の構造が複雑
であり、型の製作に高度な熟練と多くの時間がかかるこ
と、成形物の表面に型本体の組合せ継目や金網の模様が
転写されるため平滑な表面が得られないこと、金網はシ
ャープなコーナーを形成できないので、文字等の細かい
デザインのエッジが出にくいこと、また数万ショットに
及ぶ抄造において、表面に張った金網が剥がれる場合が
あり、その都度補修が必要であった。一方、本願出願人
が提案した抄造型は、第1層の厚みをほぼ5mm以下で均
一に、ネガ型の形状に合わせて形成させることが製作上
の重要なポイントである。ここで、ネガ型とは、最終的
な抄造型を作製するための、抄造型が反転された形状部
を有する型である。そこで、抄造型は、例えば、セラミ
ックビーズや金属粒をエポキシ樹脂と混合したものを手
作業によりネガ型に塗布し、次いで、第1層を支持する
第2層を上記と同様にして塗り重ねる方法が採用され
る。そして、その後硬化させることにより、所望の形状
の抄造型を得る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この抄造型は、抄造中
における抄造型の目詰まりを解消し、平滑な表面を持つ
繊維成形物を得、しかも型の製作も短時間に行う点にお
いて極めて優れたものであるが、しかし、この抄造型
は、第1層を均一に薄く形成するために手作業を必要と
し、製作に多くの工数を要すること、作業者の技能レベ
ルによりビーズ、粒の充填性にバラツキが生じることが
あり、また数万ショットに及ぶ抄造において、抄造型面
上にかかる圧力の繰り返し応力により、特に第1層と第
2層において局部的に結合力が劣下し、構造的に厚みが
薄い第1層が剥離するという事態が生じることがあっ
た。
【0006】また、抄造工程における繊維成形物の脱水
・乾燥時間を短縮し、寸法精度を向上させるために、繊
維成形物を抄いた状態で熱風を施したり、熱プレスを行
うことがあり、この場合、特に第1層が粒状体を樹脂で
結合されて成るものにおいては、樹脂自体が熱により劣
化し、第1層が剥離することがあった。従って、本発明
は上記した従来の課題を解決したもので、数万ショット
に及ぶ抄造においても型の損傷のない、より耐久性及び
耐熱性の向上した抄造型と、その抄造型を工数が少なく
簡易に製造することができる製造方法を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、繊維成
形物が成形される成形面と、粒状体を結合して成り、成
形面の少なくとも一部を与える第1層と、該第1層の粒
状体より大きな平均粒径を有する粒状体を結合して成
り、該第1層を支持する第2層と、から構成され、第1
層及び/又は第2層において、該層を構成する粒状体
が、保水性を有するような相互に連結した孔構造を形成
するとともに、少なくとも第1層が金属粒を焼結して構
成されることを特徴とする繊維成形物の抄造型、が提供
される。
【0008】また、本発明によれば、繊維成形物が成形
される成形面と、粒状体を結合して成り、成形面の少な
くとも一部を与える第1層と、該第1層の粒状体より大
きな平均粒径を有する粒状体を結合して成り、該第1層
を支持する第2層と、から構成され、第1層及び/又は
第2層において、該層を構成する粒状体が、保水性を有
するような相互に連結した孔構造を形成するとともに、
第1層及び第2層が金属粒を焼結して構成されたことを
特徴とする繊維成形物の抄造型、が提供される。
【0009】更に、本発明によれば、所望の抄造型の成
形面を反転した形状の成形面を有する型と、前記抄造型
の成形面と略同一の表面を有する第1層用合わせ型と
を、前記型の成形面と前記合わせ型の表面とが所定の厚
みで隙間を形成するように組み合わせ、該合わせ型に設
けた孔より金属粒を該隙間に導入・充填し、次いで、
型、第1層用合わせ型及び金属粒を所定温度に昇温する
ことにより金属粒を焼結して前記孔に対応する棒状部を
有した第1層を形成する第1工程、前記第1工程により
得られた第1層から棒状部を所定長さ除去した後、第1
層の棒状部側に、該第1層の金属粒より大きな平均粒径
を有する粒状体とバインダーの混合物を積層して結合す
ることにより、該第1層を支持する第2層を形成する第
2工程、とからなることを特徴とする抄造型の製造方
法、が提供される。
【0010】更にまた、本発明によれば、所望の抄造型
の成形面を反転した形状の成形面を有する型と、前記抄
造型の成形面と略同一の表面を有する第1層用合わせ型
とを、前記型の成形面と前記合わせ型の表面とが所定の
厚みで隙間を形成するように組み合わせ、該合わせ型に
設けた孔より金属粒を該隙間に導入・充填し、次いで、
型、第1層用合わせ型及び金属粒を所定温度に昇温する
ことにより金属粒を焼結して前記孔に対応する棒状部を
有した第1層を形成する第1工程、前記第1工程により
得られた第1層から棒状部を除去した後、第1層の反成
形面側に、該第1層の金属粒より大きな平均粒径を有す
る金属粒を積層して焼結することにより、該第1層を支
持する第2層を形成する第2工程、とからなることを特
徴とする抄造型の製造方法、が提供される。
【0011】
【作用】本発明の抄造型においては、少なくとも成形面
層(第1層)を所定の粒径、粒度を有する金属粒により
形成したので、その内部に繊維が入り込みにくいこと、
入り込んだ繊維は成形面層内にトラップされず通過し易
いこと、トラップされた場合も逆洗により容易に除去で
きることにより目詰まりしにくいこと、また得られた繊
維成形物の表面が平滑で美しいこと等の利点があるほ
か、数万ショットに及ぶ抄造においても損傷がなく、よ
り耐久性を向上することができる。
【0012】また、本発明の製造方法においては、厚さ
の薄い成形面層を金属粒を焼結して形成したので、耐熱
性及び強度が大きい抄造型を製造できる。また、成形面
層を形成するに当たっては、所定の合わせ型を用いるた
め、手作業によらず成形面層の厚さを簡単に制御するこ
とができ、抄造型の製造効率を向上させることができ
る。
【0013】以下、本発明の抄造型について説明する。
本発明の抄造型は、成形面の少なくとも一部を与える第
1層(成形面層)と、この第1層を支持する第2層(支
持層)とを備える。この成形面層は、金属粒を焼結して
構成されるものであり、強度と焼結性に優れる。他の粒
状体、例えばプラスチック製ビーズを溶融結合させたも
のは、金属粒を焼結させた場合に比し強度に劣り、セラ
ミックス粒を焼結させたものも、金属粒の場合に比し焼
結性に劣り、均質な焼結体が得られにくい。かかる理由
から、金属粒を用いるのが最適である。
【0014】この金属粒の種類は、特に限定されず、ス
チール、銅、銅合金、Al及びAl合金等を例示でき
る。ここで、このような金属粒を焼結して得られる成形
面層の引張強度は、抄造時に型面に作用する応力から判
断して、100kg/cm2以上であることが好まし
い。なお、セラミックス製ビーズを樹脂で結合させたも
のの引張強度が約30〜60kgf/cm2であるのに
対し、青銅を焼結させたものでは約250〜500kg
f/cm2、スチールを焼結させたものでは、約300
kgf/cm2以上の引張強度が得られる。
【0015】また、焼結性を考慮すれば、銅合金又はス
チール系の金属粒を用いるのが好ましく、更に、水に対
する耐蝕性を考慮すれば、ステンレス粒を用いたり、焼
結後にNiメッキ又は樹脂被覆を施すのが好ましい。上
記金属粒の平均粒径は、約0.2〜1.0mmとするの
が好ましく、成形面層の厚さとしては、0.2〜5mm
程度が好ましい。
【0016】次に、支持層(第2層)は、上記金属粒よ
り大きな平均粒径を有する粒状体を結合して構成され
る。この粒状体の平均粒径としては、上記金属粒の平均
粒径の約2〜5倍とするのがよく、具体的には約1.0
〜5mmとするのが、成形面層との接合強度を維持しつ
つ、抄造型の耐目詰まり性を良好に保てることから更に
好ましい。
【0017】支持層に用いる粒状体の材質としては、セ
ラミックス、例えばアルミナ、ムライト及びジルコニア
を挙げることができる。このような粒状体を、耐水性を
有する樹脂で連結させることにより、支持層を得ること
ができる。粒状体と耐水性樹脂との組合せの代表例とし
ては、アルミナビーズと耐水性エポキシ樹脂との組合せ
を例示できる。この場合、シラン系のカップリング剤
を、樹脂に混入するか又は予めビーズに塗布しておくこ
とにより、ビーズと樹脂との接合強度を向上させること
ができ、支持層全体としての強度を高めることができ
る。
【0018】また、上記粒状体は、成形面層の場合と同
様に金属粒であってもよく、この場合、支持層は金属粒
を焼結することにより得られる。金属粒の種類は、成形
面層と同じであっても異なっていてもよいが、同じ金属
系の金属粒を用いて焼結すれば、成形面層と支持層との
接合強度を向上させることができる。この金属粒として
は、形成した成形面層が溶融等により変形するのを防止
するために、成形面層を構成する金属粒よりも低い温度
で焼結し得るものを用いることもできる。
【0019】そして、支持層と成形面層の双方を、金属
粒を焼結させた構造とした場合には、得られる抄造型の
耐熱性は、樹脂で結合させたものに比し著しく向上し、
強度及び剛性も極めて良好である。従って、支持層の肉
厚を薄くでき、その結果、抄造工程における逆洗効果を
向上でき、抄造型が繊維により目詰まりするのを一層良
好に回避することが可能になる。また、抄造型全体の耐
熱性及び熱伝導性が向上するところから、200°℃以
上での高温乾燥も可能となる。また、樹脂で結合させた
抄造型では、支持層の裏側に更にバックアップ層を設け
て抄造型の強度を確保・向上させることがあるが、両層
を金属粒焼結により得ることにより、バックアップ層が
不要となり、抄造型の軽量化を図ることもできる。
【0020】上記成形面層(第1層)及び/又は支持層
(第2層)は、逆洗効率を向上させるために、相互に連
結した孔構造を有する。また、成形面層は、その成形面
と反対側(裏面側)に凸状部を有するのが好ましい。こ
の凸状部を支持層に嵌入した状態で成形面層と支持層と
を連結できることになるため、両層の接合強度を更に向
上させることができる。
【0021】以下、本発明の抄造型の製造方法について
説明する。本発明の製造方法は、以下の2つの工程から
成る。即ち、まず、製造せんとする抄造型の成形面を反
転した形状の成形面を有する型(ネガ型)と、該抄造型
の成形面と略同一の表面を有する第1層用合わせ型とを
組み合わせる。この際、ネガ型の成形面と該合わせ型の
表面とが、意図する第1層(成形面層)の厚さに対応し
た所定の厚さの隙間を形成するようにする。
【0022】この隙間は、抄造型の成形面が比較的平坦
な場合には(成形面に存在する勾配面の勾配が比較的小
さい場合には)、上記ネガ型を単純に反転させて上記合
わせ型を作製し、両型を所定の隙間をもって離間させる
ように組み合わせることにより形成できる。一方、成形
面の凹凸が大きい場合には、上記ネガ型の成形面に対し
所定の厚み分を均一に減じて反転することにより、合わ
せ型を作製し、両型を組み合わせて所定の隙間を形成す
る。
【0023】次いで、上記合わせ型に予め設けた孔部か
ら、上述のような金属粒を上記隙間に充填した後、金属
粒を所定温度に加熱して金属粒を焼結させ、第1層を形
成する。この際、第1層には、上記孔部に対応した棒状
部が形成されることになる(第1工程)。
【0024】ここで、上記合わせ型の材質としては、特
に限定されず、一般に鋳造に用いられる鋳型材であれば
よく、合わせ型としては、例えば、石膏鋳型、骨材とし
てケイ砂、ムライト又は山砂等を含み、バインダーとし
てフェノール系樹脂やフラン系樹脂等の有機系バインダ
ーを用いて結合された有機鋳型、又は水ガラスやエチル
シリケート等の無機系バインダーで結合・焼成されたセ
ラミックス鋳型を例示することができる。
【0025】但し、セラミックス鋳型は高温での強度が
高いため、型形状が複雑な場合には、焼結時における金
属粒の収縮により、合わせ型に亀裂を生ずる原因となる
ことがある。従って、このように無機系バインダーを用
いる場合には、焼成時に高温で焼失するC系の粒子とと
もに用いるのが好ましい。また、有機鋳型を用いる場合
には、焼成時に有機分が変質して金属粒の表面に付着
し、この結果、焼結後に得られる第1層の強度が低下す
ることがあるため、バインダー分を少なくするのがよ
く、具体的には骨材に対し3重量%以下とするのが好ま
しい。なお、型形状が単純な場合には、セラミックス材
やグラファイトを所定形状に直接加工したものを合わせ
型としてもよい。
【0026】また、上記合わせ型の表面粗さは、金属粒
の充填効率を高めるために100s以下にすることが好
ましい。100sより粗い場合には、充填する金属粒が
当該部分に付着し、金属粒を上記隙間全体に均一に充填
するのが困難になるため好ましくない。なお、金属粒
は、均一に充填すべく、振動させながら充填するのが好
ましい。
【0027】更に、この合わせ型に設けた孔部の大きさ
は、約1〜10mmφとするのが好ましい。1mmφ未
満の場合には、金属粒を充填し難く、10mmφを超え
ると、焼結後に形成される棒状部を切断し難く、また、
当該部分の耐目詰まり性が低下し易くなるので好ましく
ない。この孔部を設ける位置・個数は、ネガ型の凸部に
対応するようにするのが好ましい。なお、ネガ型が平面
形状の場合には、約5cm以下の間隔で設けるのが均一
に充填を行う上で好ましい。
【0028】次に、上記第1工程で得られた第1層から
棒状部を所定長さ除去する。この操作により、上記凸状
部を作成できるが、棒状部を全て除去して凸状部を作成
しなくてもよい。そして、第1層を構成する金属粒より
平均粒径の大きい粒状体とバインダー(耐水性樹脂)と
の混合物を、第1層に積層して第2層(支持層)を形成
する(第2工程)。
【0029】なお、この第2層の形成に当たり、金属製
等のリブを第2層の裏面に取り付けることにより、得ら
れる抄造型全体の機械的強度を向上させることができ
る。また、第2層の裏面側に、粒径約3mm以上の粒状
体を結合させた層をバックアップ層として設け、抄造型
の機械的強度を向上させてもよい。ここで、上述の如
く、第2層を構成する粒状体としては、第1層の金属粒
より平均粒径が大きい金属粒を用いてもよく、この場合
には、棒状部を除去した後に、上記合わせ型と同様の厚
み分を減じた第2層用合わせ型を用い、第1層に金属粒
を積層・焼結すればよい。
【0030】また、合わせ型を用いず、金属粒と高温で
消失するバインダーとの混合物を積層・焼結してもよ
い。これらの場合においては、焼結体自体でリブ構造を
形成してもよく、第2層を形成した後、又は第2層の形
成と同時に、該リブ構造を第2層の裏面に形成し、抄造
型全体としての機械的強度を向上させることができる。
【0031】
【実施例】以下、本発明を図面を参照して実施例により
説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもので
はない。図1は、本発明の抄造型の一実施例を示す斜視
図である。同図において、この抄造型1は、成形面11
を備え、この成形面11は、剛性体ホルダー20と一体
的に形成された外周部22の内面と接合されている。以
下、このような抄造型及びその製造方法について具体例
を挙げて説明する。
【0032】(実施例1)図2に、本発明の製造方法に
おける型組の一例を断面状態で示す。同図において、製
造すべき抄造型の成形面を反転した形状の転写面32を
有するネガ型30と、この抄造型の成形面とほぼ同一の
下面を有する合わせ型40とは、所定の隙間g(=2.
5mm)を介して型組されている。そして、合わせ型4
0には、ランナ孔42が設けられており、このランナ孔
42を介して、抄造型の成形面層(第1層)形成用の金
属粒を隙間gに充填した。
【0033】充填した金属粒は平均粒径が0.5mmの
青銅粒であり、この青銅の基本成分はCu:90重量%
とSn:10重量%であり、その粒径が0.5±0.1
mmの範囲内に全体の80%が含まれるように調整した
ものである。また、充填は型を振動させながら行い、隙
間gに金属粒が均一に充填されるようにした。また、上
記ランナ孔42は、その内径dが6mmであり、ネガ型
30の転写面32に存在する凸部に対応した位置(本実
施例では、凸部の上方)に、5cm間隔で設けられてい
る。
【0034】上記ネガ型30は、図3に示すように、抄
造型の成形面を反転させたマスターネガ型30Nを用
い、樹脂、ラバー、石膏等で注型成形してモデル型30
Mを得、このモデル型30Mを用いて作成することがで
きる(図4参照)。本実施例では、精密鋳造鋳型のセラ
ミックスモールド法(ショウプロセス)に準じ、骨材と
してムライト質砂にカーボン粒子を約1%混入して得ら
れた混合物を、エチルシリケートをバインダーとして用
い、モデル型30Mに注型、硬化した後、離型し、次い
で、900℃で焼成し、ネガ型30を得た。但し、モデ
ル型30Mは、樹脂や木型を直接加工することよっても
得ることができる。
【0035】一方、上記合わせ型40は、図5に示すよ
うに、抄造型の成形面を反転した上面41Mを上記隙間
g分だけ厚く形成したモデル型40Mを用い、上面41
Mの凸部に対応する部分に、直径dの棒状体50を所定
間隔(5cm)で立設した状態で、精密鋳造用鋳型のプ
ラスターモールド法に準じ、鋳造用石膏を注型、硬化、
離型、乾燥した後、棒状体50を除去することにより得
た。この棒状体50によりランナ孔42が形成されるこ
とになる。なお、棒状体50を用いずに、孔を直接穿設
することによってランナ孔42を形成してもよい。ま
た、モデル型40Mは樹脂又は木型を直接加工しても得
られるが、図3に示したマスターネガ型30Nの上面に
シートワックス等を被覆することにより、隙間g分だけ
厚みを増したものをモデル型40Mとして用いてもよ
い。
【0036】次に、上述の如く、ネガ型30と合わせ型
40とを図2に示すように型組し、金属粒をランナ孔4
2の上部まで充填した後、型組状態を保ったままN2
囲気中850℃で焼結した。この際、金属粒自体が83
0℃以上で1時間保持されるように制御した。次いで、
室温まで冷却し、合わせ型40を除去したが、合わせ型
40には鋳造用石膏を用いているため、型バラシは容易
にできた。ランナ孔42により形成された凸状部10p
を、その長さが5mmとなるように切断した(図6参
照)そして、焼結により得られた成形面層10の反成形
面層側にブラスト処理を施し、清浄化した。
【0037】次いで、図6に示すように、平均粒径1.
3mm(1.3±0.2mmに80%の粒度分布を有す
る)のアルミナビーズと、シラン系接着促進剤を含有す
るエポキシ樹脂とを混合し、得られた混合物を成形面層
10の反成形面側に20mmの厚さで積層し、支持層1
2を形成した。更に、粒径が4〜6mmのアルミナビー
ズと上記エポキシ樹脂との混合物を、支持層12に積層
してバックアップ層14を形成し、しかる後、このバッ
クアップ層14と格子状部を有するアルミ合金製ホルダ
ー20とを一体的に硬化させ、図6に示す構造を有する
抄造型を得た。
【0038】(実施例2)実施例1と同様の操作を繰り
返し、成形面層10を形成した(但し、凸状部10pは
ほとんど切断した。)。次いで、鋳造用石膏製で、成形
面層10の反成形面側全体に約15mmの隙間を付与
し、且つ、部分的に幅10mm×深さ10mmの溝部6
4を有し、上記同様のランナ孔62を有する合わせ型6
0(第2層用合わせ型)を組合せ、1.2±0.2mm
の範囲に80%の粒度分布を有する青銅粒を、ランナ孔
62を介して成形面層10と合わせ型60との間に充填
し、上記同様に焼結を行った(図7参照。)。ここで、
第2層用合わせ型60は、所望形状を反転させた専用の
モデル型を別に準備し、これに鋳造用石膏を注型、硬
化、離型及び乾燥して得たものであるが、合わせ型40
を適当に切削することによっても得られる。
【0039】冷却し、型バラシを行った後、ランナ孔6
2に起因する凸状部を除去し、図8に示すような成形面
層10、支持層12’及びリブ16を備えた抄造型を得
た。なお、リブ16は上記合わせ型60の溝部64によ
り形成されたものであり、抄造時に抄造型に加わる応力
を緩和・補強するために設けたものである。得られた抄
造型にNiメッキを施した後、実施例1と同様のホルダ
ーとボルト固定し、抄造型を完成した(図示せず)。
【0040】(実施例3)実施例1における成形面層1
0の製造工程において、合わせ型40を、30〜120
メッシュの粒度から成るムライト系の砂と、有機バイン
ダーとから成る有機鋳型とし、金属粒の材質をスチール
とし、H2雰囲気中1300℃で焼結を行い、スチール
粒の焼結体から成る成形面層10を得た(凸状部10p
を有する。)。次いで、平均粒径1.3mmのスチール
粒とメチルセルロースとの混合物を、成形面層10の反
成形面層側に10mmの厚さを狙って積層し、上記の条
件で再度焼結を行った。得られた抄造型にNiメッキを
施した後、実施例1と同様のホルダーとボルト固定し、
抄造型を完成した(図示せず)。
【0041】(比較例1)平均粒径0.5mm(0.5
±0.1mmに80%の粒度分布を有する)のアルミナ
ビーズと、シラン系接着促進剤を含有するエポキシ樹脂
とを混合し、得られた混合物を2.5mmの厚さを狙っ
て、上記マスターネガ型30Nの上面に積層し、成形面
層10を形成した。次いで、実施例1の場合と同様の操
作を行い、成形面層10の反成形面側に支持層12及び
更にバックアップ層14を形成し、しかる後、ホルダー
20と一体的に硬化させた後、マスターネガ型30Nか
ら離型して抄造型を得た(図示せず)。
【0042】(性能評価)上記各例で得られた抄造型の
性能を、下記の如く評価した。即ち、各例で得られ合計
4個の抄造型を、図9に示すように、1個の抄造用チャ
ンバー70に配置し(図9では、便宜上1個の抄造型し
か図示せず。)、以下の条件で抄造を繰り返し、抄造型
の成形面の破損状態を観察した。得られた結果を表1に
示す。
【0043】 4個の抄造型を装着したチャンバー7
0を、1重量%のパルプ繊維を分散させた水中に投入す
る。 チャンバー70内を減圧することにより、パルプ繊
維を成形面に吸着させる(抄く)。 チャンバー70を水中から浮上させ、繊維成形物に
約300℃の熱風を当てつつチャンバー内からの減圧吸
引を続行し、水分を減少させる(熱風減圧吸引)。 繊維成形物を離型する。 抄造型の成形面に、圧水をシャワー状に吹き付け
る。 チャンバー内に、元圧5kgf/cm2の圧力に保
った加圧チャンバーから 電磁弁を介して瞬間的に圧
力を加え、逆洗を行う。
【0044】
【表1】
【0045】表1から、比較例1の抄造型において、製
造条件のバラツキ(成形面層と支持層との接合状態)に
起因する剥離が2カ所発生し、その後更に5万回の抄造
を続行したした時点で、熱による樹脂自体の劣化に起因
する一層大きな剥離が10カ所発生したことがわかる。
【0046】一方、本発明の範囲に属する実施例1、2
及び3の抄造型では、10万回の抄造においても問題は
発生しなかった。但し、実施例1の抄造型では、10万
回の抄造により、成形面層(第1層)に軽微な膨れが発
生したが、得られる繊維成形物(抄造物)の品質には問
題はなかった。このような膨れは、支持層(第2層)に
アルミナビーズとエポキシ樹脂との混合物を用いている
ため、成形面層と支持層との間で局部的な分離が発生し
たことに起因すると考えられる。また、青銅粒製の成形
面層にも若干の変色が生じたが、これは繊維成形物に全
く問題を与えるものではない。これに対し、実施例2及
び3の抄造型には、上述のような異常が全く発生せず、
極めて耐久性及び機械的強度に優れた抄造型であると言
える。
【0047】また、実施例1及び比較例1の抄造型にお
いては、約1000回の抄造毎に高圧水(50kg/c
2)で型面を洗浄して、部分的に生ずる成形面の目詰
まりを防止する必要があった。しかしながら、実施例2
及び3の抄造型では、支持層が薄く、且つバックアップ
層も存在しないため、極めて良好な逆洗効果が得られ、
実施例2では約3000回、実施例3では約5000回
に1回の洗浄を行えば十分であった。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
少なくとも成形面層(第1層)を所定の粒径、粒度を有
する金属粒を焼結することにより形成し、所定の合わせ
型を用いて成形面層を形成することとしたため、機械的
強度及び耐久性に優れた繊維成形物の抄造型及び製造効
率に優れた繊維成形物の抄造型を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の抄造型の一実施例を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の製造方法の一工程を断面で示す説明図
である。
【図3】モデル型の製造方法の一例を示す断面説明図で
ある。
【図4】ネガ型の製造方法の一例を示す断面説明図であ
る。
【図5】合わせ型の製造方法の一例を示す断面説明図で
ある。
【図6】本発明の抄造型の一実施例を示す断面図であ
る。
【図7】本発明の製造方法における一工程の断面説明図
である。
【図8】本発明の抄造型の他の実施例を一部切欠いて示
す斜視図である。
【図9】抄造型を抄造用チャンバーに取り付けた状態を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1 抄造型、10 成形面層、10p 凸状部、
11 成形面、12支持層、20 ホルダー、30
ネガ型、40 合わせ型、42ランナ孔、50
棒状体、60 合わせ型、70 チャンバー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維成形物が成形される成形面と、粒状
    体を結合して成り、成形面の少なくとも一部を与える第
    1層と、 該第1層の粒状体より大きな平均粒径を有する粒状体を
    結合して成り、該第1層を支持する第2層と、から構成
    され、 第1層及び/又は第2層において、該層を構成する粒状
    体が、保水性を有するような相互に連結した孔構造を形
    成するとともに、少なくとも第1層が金属粒を焼結して
    構成されることを特徴とする繊維成形物の抄造型。
  2. 【請求項2】 繊維成形物が成形される成形面と、粒状
    体を結合して成り、成形面の少なくとも一部を与える第
    1層と、 該第1層の粒状体より大きな平均粒径を有する粒状体を
    結合して成り、該第1層を支持する第2層と、から構成
    され、 第1層及び/又は第2層において、該層を構成する粒状
    体が、保水性を有するような相互に連結した孔構造を形
    成するとともに、第1層及び第2層が金属粒を焼結して
    構成されたことを特徴とする繊維成形物の抄造型。
  3. 【請求項3】 上記第1層の反成形面側に凸状部を形成
    したことを特徴とする請求項1又は2記載の抄造型。
  4. 【請求項4】 所望の抄造型の成形面を反転した形状の
    成形面を有する型と、前記抄造型の成形面と略同一の表
    面を有する第1層用合わせ型とを、前記型の成形面と前
    記合わせ型の表面とが所定の厚みで隙間を形成するよう
    に組み合わせ、該合わせ型に設けた孔より金属粒を該隙
    間に導入・充填し、次いで、型、第1層用合わせ型及び
    金属粒を所定温度に昇温することにより金属粒を焼結し
    て前記孔に対応する棒状部を有した第1層を形成する第
    1工程、 前記第1工程により得られた第1層から棒状部を所定長
    さ除去した後、第1層の棒状部側に、該第1層の金属粒
    より大きな平均粒径を有する粒状体とバインダーの混合
    物を積層して結合することにより、該第1層を支持する
    第2層を形成する第2工程、とからなることを特徴とす
    る抄造型の製造方法。
  5. 【請求項5】 所望の抄造型の成形面を反転した形状の
    成形面を有する型と、前記抄造型の成形面と略同一の表
    面を有する第1層用合わせ型とを、前記型の成形面と前
    記合わせ型の表面とが所定の厚みで隙間を形成するよう
    に組み合わせ、該合わせ型に設けた孔より金属粒を該隙
    間に導入・充填し、次いで、型、第1層用合わせ型及び
    金属粒を所定温度に昇温することにより金属粒を焼結し
    て前記孔に対応する棒状部を有した第1層を形成する第
    1工程、 前記第1工程により得られた第1層から棒状部を除去し
    た後、第1層の反成形面側に、該第1層の金属粒より大
    きな平均粒径を有する金属粒を積層して焼結することに
    より、該第1層を支持する第2層を形成する第2工程、
    とからなることを特徴とする抄造型の製造方法。
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