JPH0770164A - 生理活性物質tan−1713、その製造法および用途 - Google Patents

生理活性物質tan−1713、その製造法および用途

Info

Publication number
JPH0770164A
JPH0770164A JP6149106A JP14910694A JPH0770164A JP H0770164 A JPH0770164 A JP H0770164A JP 6149106 A JP6149106 A JP 6149106A JP 14910694 A JP14910694 A JP 14910694A JP H0770164 A JPH0770164 A JP H0770164A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tan
spectrum
active substance
methanol
physiologically active
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6149106A
Other languages
English (en)
Inventor
Mohachi Kakimoto
茂八 柿本
Yasunori Funahashi
康昇 舟橋
Nozomi Katayama
望 片山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takeda Chemical Industries Ltd filed Critical Takeda Chemical Industries Ltd
Priority to JP6149106A priority Critical patent/JPH0770164A/ja
Publication of JPH0770164A publication Critical patent/JPH0770164A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
  • Compounds Of Unknown Constitution (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 新しい生物活性を示す抗ウイルス物質の提
供。 【構成】 中性脂溶性の新規生理活性物質TAN−17
13を開示する。TAN−1713はシュードモナス属
に属する生産菌の培養により製造でき、抗ウイルス剤と
して有用である。 【効果】 新規生理活性物質TAN−1713が提供さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は抗ウイルス作用を示す新
規生理活性物質TAN−1713、その製造法および用
途に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から抗ウイルス性を示す種々の生理
活性物質が知られている。本発明の生理活性物質TAN
−1713は抗ウイルス性を有する物質であるが、その
物理化学的および生物学的データなどから新規な生理活
性物質と判断され、このような抗ウイルス性物質はこれ
まで報告されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ヒトヘルペスウイルス
は2重鎖DNAを有しその感染にともなって広範な疾患
を引き起こすことが知られている。本ウイルス群とし
て、単純ヘルペスウイルス1型、2型(HSV1、
2)、水痘一帯状疱疹(VZV)、サイトメガロウイル
ス(CMV)、エプスタインバーウイルス(EBV)お
よびヒトヘルペスウイルス6(HHV6)が知られてい
る。これらのウイルスの特徴は、一旦その宿主に感染し
た後に潜伏感染を成立させ、生涯にわたって、生体と共
存することである。そして、生体側の免疫能の低下にと
もなって再活性化して、時として重篤な疾患を引き起こ
し、死に到らしめることもある。臓器移植時の免疫抑制
剤投与中における、あるいは後天性免疫不全症候群(A
IDS)における本ウイルスの再活性化、再感染は重症
となることが知られており効果的な抗ヘルペスウイルス
剤の開発が急がれている。また本ウイルスは、出産時の
経産道感染等によって母子感染をおこし、新生児に脳炎
をはじめとする致死的な疾患をもたらす。このように、
本ウイルスは、きわめて病原性が高いウイルスであるに
もかかわらず、現在使用されている薬剤はアシクロビル
(USP4,199,574、ウェルカム社)、ガンシク
ロビル(USP4,355,032、シンテックス社)が
あるのみである。
【0004】しかしながら、これら薬剤は核酸合成阻害
剤であることに起因する催奇性等の副作用の現れる可能
性は否定出来ず、また耐性株の出現も知られているため
その使用は限られている。これらの問題を克服するため
に、当分野では、常に毒性や副作用が弱く、新規骨格を
有し、新しい生物活性を示す抗ウイルス物質、あるいは
それらを合成するための中間原料が求められている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、新規な抗
ウイルス性物質の探索を目的として多数の微生物を土壌
より分離し、その生産する抗ウイルス性物質を分離探索
したところ、ある種の微生物が数種の近似した新規な抗
ウイルス性物質を生産すること、該微生物がシュードモ
ナス属に属する菌種であること、該微生物を適宜の培地
に培養することによって抗ウイルス力を示す該物質を、
培地中に蓄積しうることなどを知り、この抗ウイルス性
物質を単離し、その物理化学的および生物学的諸性質か
ら、当該物質が新規な抗ウイルス性物質であることを確
かめ、これらを生理活性物質TAN−1713と称する
ことにした。本発明者らは、これらの知見に基づいてさ
らに研究を重ねた結果、本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明は、(1)後記する物理
化学的活性を有する新規生理活性物質TAN−1713
A、B、C、Dまたはその塩、(2)シュードモナス属
に属し、該TAN−1713A,B、CまたはDを生産
する能力を有する微生物を培地に培養し、培養物中にT
AN−1713A、B、CまたはDを生成蓄積せしめ、
これを採取することを特徴とするTAN−1713A、
B、C、Dまたはその塩の製造法、および(3)該生理
活性物質TAN−1713A、B、C、D、その塩また
はそれら2種以上の混合物を含有する抗ウイルス剤、を
提供するものである。
【0007】本明細書においては、生理活性物質TAN
−1713A、B、C、D、その塩またはそれら2種以
上の混合物を単にTAN−1713と称することもあ
る。本発明の新規生理活性物質TAN−1713の生産
菌としては、シュードモナス(Pseudomonas)属に属
し、TAN−1713を生産する能力を有するものであ
れば如何なる微生物でもよい。例えばシュードモナス属
に属する微生物が挙げられる。その例としては、例え
ば、静岡県南伊豆町の土壌から採取したシュードモナス
・エスピー・HVB−190株(Pseudomonas sp.H
VB−190)が挙げられる。(以下、「HVB−19
0株」と略称することもある。)HVB−190株の菌
学的性状は下記のとおりである。
【0008】(I)形態 肉汁寒天斜面上で24℃、5日間培養後の観察では、細
胞は直径0.6〜1.0μm、長さ1.5〜2.5μmの桿状
であり、鞭毛は極多毛で運動性を有する。胞子を形成せ
ず、またグラム染色は陰性である。
【0009】(II)各種培地上での生育状態 24℃で培養し、1ないし14日間にわたって観察し
た。 (1)肉汁寒天平板培養:コロニーは白色で、円形、表
面は偏平状、周縁は全縁である。 (2)肉汁寒天斜面培養:良好な拡布状の生育を示し、
白色を呈する。 (3)肉汁液体培養:混濁状に生育し、菌膜と沈澱を生
じる。 (4)リトマス・ミルク:ペプトン化活性が認められ
る。
【0010】(III)生理的性質 (1)硝酸塩の還元:+ (2)脱窒反応:± (3)MR(メチルレッド)テスト:− (4)VP(フォーゲス・プロスカウエル)テスト:− (5)インドールの生成:− (6)硫化水素の生成(TSI寒天および酢酸鉛紙):
− (7)デンプンの加水分解:− (8)クエン酸の利用(コーゼル、クリステンセンおよ
びシモンズの各培地):+ (9)無機窒素源の利用 1)硝酸カリウム:+ 2)硫酸アンモニウム:+ (10)色素の生成 1)キングAおよびマンニット酵
母エキス寒天の各培地:− 2)キングB:±(キミドリ) (11)ウレアーゼ:+ (12)オキシダーゼ:+ (13)カタラーゼ:+ (14)生育の範囲 1)pH:pH5.0〜9.9で生
育するが、最適pHは5.0〜7.5。[培地:グルコー
ス0.1%、イーストエキストラクト0.01%、硫酸ア
ンモニウム0.1%、食塩0.1%、硫酸マグネシウム
(7水塩)0.05%、リン酸バッファー0.1M(別滅
菌)]。2)温度:5〜28℃で生育するが最適温度は
17〜28℃。(培地:肉汁液体培地)。 (15)酸素に対する態度:好気的 (16)O−F(オキシダティブ−ファーメンタティ
ブ)テスト[ヒュー・レイフソン法]:酸化的。 (17)糖からの酸、ガスの生成および利用性:
【0011】
【表1】
【0012】(18)DNAのGC(グアニン−シトシ
ン)含量:62.2%±1.0%HPLC法) (19)ツィーン(Tween)80の分解:+
【0013】以上の菌学的性状を有するHVB−190
株は、バージーズ・マニュアル・オブ・システマティッ
ク・バクテリオロジー(Bergey's Manual of System
aticBacteriology)によって検索した結果、シュード
モナス属に属する細菌と考えられた。そこで、HVB−
190株をシュードモナス属の一菌種と考え、シュード
モナス・エスピー・HVB−190(Pseudomonas s
p.HVB−190)と呼称することとした。このシュ
ードモナス・エスピー・HVB−190株は、平成5年
3月3日から財団法人発酵研究所(IFO、日本国大阪
府大阪市淀川区十三本町2丁目17番地85号)に寄託
番号IFO 15444として、また、本微生物は平成
5年6月21日から通商産業省工業技術院生命工学工業
技術研究所(NIBH、日本国茨城県つくば市東1丁目
1番3号)にブタペスト条約の下、寄託番号FERM
P−13696としてそれぞれ寄託されている。
【0014】本発明に用いられるシュードモナス属細菌
は、一般にその性状が変化しやすい。したがって、本菌
の性質も前記のとおりに一定のものではなく種々の変異
株が容易に得られる。しかし、これらの変異株にあって
もTAN−1713を生産する性質を失わないかぎり本
発明のTAN−1713の製造に使用することができ
る。もちろん、それらの変異が自然の原因に由来するも
のであっても各種変異誘起剤(例えば紫外線、エックス
線、放射線、ニトロソグアニジン等)を用いて人工的に
行なわれたものであってもさしつかえない。
【0015】TAN−1713は、かかるTAN−17
13生産菌を培地で培養することにより得られる。培養
に際しては、一般に、微生物が同化しうる炭素源、消化
しうる窒素源および無機塩などを含有させた培地が使用
される。また、培地には必要に応じて微量栄養素、発育
促進物質、前駆物質などの微量有効物質を添加してもよ
い。一般に微生物が同化しうる炭素源としては、例え
ば、グルコース、フラクトース、可溶性澱粉、デキスト
リン、油脂類(例、大豆油、オリーブ油など)、有機酸
類(例、クエン酸、コハク酸、グルコン酸など)などが
適宜用いられ、窒素源としては、肉エキス、大豆粉、コ
ーンスティープリカー、ペプトン、カゼイン、綿実粕な
ど、および硝酸塩類、アンモニウム化合物などの無機窒
素化合物などがあり、それらはいずれも有効に利用され
る。また、無機塩としては、例えば、塩化ナトリウム、
塩化カリウム、炭酸カルシウム、硫酸マグネシウム、リ
ン酸一カリウム、リン酸二ナトリウムなどの通常微生物
の培養に必要な無機塩類が単独もしくは適宜組み合わせ
て使用される。また、硫酸第一鉄、硫酸銅などの重金属
類、ビタミンB1、ビオチンなどのビタミン類なども必
要に応じて添加される。さらに、シリコーンオイルやポ
リアルキレングリコールエーテルなどの消泡剤や界面活
性剤を培地に添加してもよい。その他、菌の生育を助け
TAN−1713の生産を促進するような有機物や無機
物を適宜添加してもよい。
【0016】培養方法は、一般の抗生物質の生産方法と
同様に行なえばよく、固体培養でも液体培養でもよい。
液体培養の場合は、静置培養、攪拌培養、振盪培養、通
気培養などいずれを実施してもよいが、特に、通気攪拌
培養が望ましい。また、培地のpHは約5〜7.5にす
るのがよく、培養時の温度は5〜28℃付近、好ましく
は17〜28℃に保つのがよく、およそ8時間〜140
時間、好ましくは24〜96時間培養する。しかし、こ
れらの培養組成物、培地の液性、培養温度などの培養条
件は使用する菌株の種類や外部の条件などに応じて好ま
しい結果が得られるように適宜調節、選択されることは
いうまでもない。
【0017】このように培養することにより、通常、T
AN−1713A〜Dの混合物が菌体ないしは培地中に
蓄積される。以下に、培養物から目的とする化合物TA
N−1713を採取する方法を説明する。該化合物は中
性で脂溶性を示すため、この性質を利用する一般的手段
を採用すればよい。培養物中TAN−1713は菌体お
よび濾液中に含まれるので、まず、培養液をpH1.5
ないし10好ましくはpH4ないし8に調整後、水と混
和しない有機溶媒、例えば、クロロホルム、酢酸エチ
ル、メチルイソブチルケトンあるいはブタノールなどを
加え、10分ないし10時間、好ましくは30分ないし
2時間攪拌混和し、濾過助剤を加えて濾過、あるいは遠
心分離によって菌体を除去する。得られた有機溶媒層を
水で洗浄後、濃縮することによって、あるいは得られた
有機層を適当な無機酸類例えば、塩酸、硫酸、燐酸など
の水溶液、あるいは適当な無機塩類、例えば、重曹、炭
酸ナトリウム、塩化アンモニウムなどの水溶液により適
宜洗浄後、水洗、濃縮してTAN−1713を含有する
粗物質が得られる。
【0018】粗物質をさらに精製し、純粋なTAN−1
713を得るには、種々のクロマトグラフィー法が有利
に用いられる。担体としてはシリカゲル、結晶セルロー
ス、セファデックスLH−20(ファルマシア社製、ス
ウェーデン)などが用いられ、これらは通常カラムクロ
マトグラフィー法で行なわれる。担体から活性物質を溶
出するには適当な有機溶媒、例えば、n−ヘキサン、ク
ロロホルム、トルエン、酢酸エチル、ジクロロエタン、
アセトン、メタノールなどの単独あるいは混合溶媒が用
いられる。また、分取用高速液体クロマトグラフィー
(HPLC)によってもTAN−1713を精製するこ
とができる。担体としては、オクタデシルシラン(OD
S)系およびシリカゲル系のものが有利に用いられる。
例えば、ODSの場合、メタノールあるいはアセトニト
リルと塩類含有水溶液の混合溶液が有利に用いられる。
溶出液を濃縮、あるいは水溶液の場合は水と混和しない
適当な有機溶媒で抽出して濃縮乾固し、粗粉末が得られ
る。粗粉末を適当な溶媒、例えば、石油ベンジン、石油
エーテル、n−ヘキサン、ジエチルエーテル、クロロホ
ルム、酢酸エチル、エタノール、メタノールあるいはこ
れらの混合液で溶解し、冷所で放置結晶化あるいは粉末
化するとTAN−1713A〜Dが、各々、無色針状晶
あるいは白色粉末として得られる。これらは中性脂溶性
物質で、共通する性状として、呈色反応では過マンガン
酸カリウム、リンモリブデン酸、バートンに対して陽性
を示し、ペプチド、ドラーゲンドルフ、ニンヒドリンに
対して陰性を示す。また以下の分析用HPLCおよび薄
層クロマトグラフィー(TLC)における挙動を表2に
示す。
【0019】
【表2】
【0020】HPLC条件:担体;ODS,YMC−P
ack A−312(YMC社製) 移動相;72%v/vメタノール/0.01Mリン酸緩衝
液(pH6.3) 流速;2ml/min 検出法;UV吸収,214,254nm TLC条件: 担体;Silica gel 60 F254
(E.Merck AG.) 展開溶媒;酢酸エチル:ヘキサン(1:1) また、TAN−1713はフェノール性水酸基を有し、
例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の無機塩
基あるいはトリエチルアミン、エチレンジアミン等の有
機アミン類など生理学的に許容される塩基と塩を形成さ
せることもできる。後記する実施例2で得られた生理活
性物質TAN−1713A、B、CおよびDの物理化学
的性質を以下に示す。
【0021】TAN−1713A (1)外観:白色粉末 (2)旋光度:[α]D 24 −92.7°(c 0.355,
メタノール中) (3)分子量:m/z 425(M+H)、(SI−マ
ススペクトルより) (4)元素分析値:(%) (水分0.5モルとして) 実測値;C,63.45;H,5.89;N,6.01 計算値;C,63.73;H,5.81;N,6.46;
O,24.00 (5)分子式:C232426 (6)紫外部吸収(UV)スペクトル:メタノール中、
(図1) 極大値:217nm(ε22,900),242nm(sh,
ε19,900),287nm(ε24,000) (7)赤外部吸収(IR)スペクトル:KBr錠剤中,
(図2) 主な吸収を示す(波数,cm-1) 3310,2940,1710,1660,1530,
1440,1290,1250,1220,1110,
1050,860 (8)13C核磁気共鳴(NMR)スペクトル:75MH
z,重クロロホルム中,(図3) δppm;170.6
(Q),161.6(Q),161.2(Q),143.
2(CH),140.9(Q),134.9(CH),1
33.0(CH),132.6(CH),129.4(C
H),127.5(CH),125.8(CH),12
5.2(CH),123.0(CH),121.8(C
H),116.5(CH),111.7(Q),108.
3(CH),72.8(CH),62.3(CH3),5
7.7(CH),55.5(CH),37.2(CH2),
29.2(CH2)
【0022】TAN−1713B (1)外観:白色粉末 (2)旋光度:[α]D 24 −77.9°(c 0.408,
メタノール中) (3)分子量:m/z 425(M+H)、(SI−マ
ススペクトルより) (4)元素分析値:(%) (水分0.5モルとして) 実測値;C,63.58;H,5.97;N,6.09 計算値;C,63.73;H,5.81;N,6.46;
O,24.00 (5)分子式:C232426 (6)紫外部吸収(UV)スペクトル:メタノール中、
(図4) 極大値:215nm(ε21,900),242nm(sh,
ε22,900),276nm(ε30,800),302
nm(sh,ε24,200) (7)赤外部吸収(IR)スペクトル:KBr錠剤中,
(図5) 主な吸収を示す(波数,cm-1) 3300,1730,1660,1520,1440,
1290,1250,1220,1120,1040,
950 (8)13C核磁気共鳴(NMR)スペクトル:75MH
z,重クロロホルム中、(図6) δppm;170.6
(Q),161.8(Q),161.2(Q),147.
6(CH),140.9(Q),135.6(CH),1
34.9(CH),133.0(CH),132.6(C
H),129.4(CH),125.3(CH),12
4.2(CH),123.0(CH),121.8(C
H),116.5(CH),111.7(Q),107.
9(CH),72.8(CH),62.4(CH3),5
7.7(CH),55.5(CH),37.2(CH2),
29.2(CH2
【0023】TAN−1713C (1)外観:無色針状晶 (2)融点:180−182℃ (3)旋光度:[α]D 24 +36.4°(c 0.428,
メタノール中) (4)分子量:m/z 409(M+H)、(SI−マ
ススペクトルより) (5)元素分析値:(%) 実測値;C,67.52;H,5.89;N,6.78 計算値;C,67.63;H,5.92;N,6.86;
O,19.59 (6)分子式:C232425 (7)紫外部吸収(UV)スペクトル:メタノール中、
(図7) 極大値:214nm(ε36,600),296nm(ε3
1,500) (8)赤外部吸収(IR)スペクトル:KBr錠剤中,
(図8) 主な吸収を示す(波数,cm-1) 3300,1650,1520,1450,1290,
1240,1210,1050,860 (9)13C核磁気共鳴(NMR)スペクトル:75MH
z,重クロロホルム中,(図9) δppm;171.2
(Q),161.5(Q),161.2(Q),143.
2(CH),141.3(Q),135.1(CH),1
33.3(CH),131.9(CH),130.0(C
H),128.6(CH),128.5(CH),12
8.2(CH),127.5(CH),125.8(C
H),125.0(CH),122.0(CH),11
6.5(CH),110.8(Q),108.6(C
H),75.2(CH),62.3(CH3),36.6
(CH2),34.3(CH2
【0024】TAN−1713D (1)外観:白色粉末 (2)旋光度:[α]D 24 +53.6°(c 0.379,
メタノール中) (3)分子量:m/z 409(M+H)、(SI−マ
ススペクトルより) (4)元素分析値:(%) 実測値;C,67.20;H,5.87;N,6.89 計算値;C,67.63;H,5.92;N,6.86;
O,19.59 (5)分子式:C232425 (6)紫外部吸収(UV)スペクトル:メタノール中、
(図10) 極大値:212nm(ε30,400),238nm(sh,
ε23,200),273nm(sh,ε30,200),2
83nm(ε31,700),305nm(sh,ε27,80
0) (7)赤外部吸収(IR)スペクトル;KBr錠剤中,
(図11) 主な吸収を示す(波数,cm-1) 3300,1650,1520,1450,1300,
1240,1210,1120,1050,950 (8)13C核磁気共鳴(NMR)スペクトル:75MH
z,重クロロホルム中,(図12) δppm;171.3
(Q),161.6(Q),161.3(Q),147.
6(CH),141.3(Q),135.6(CH),1
35.1(CH),133.3(CH),132.0(C
H),130.0(CH),128.6(CH),12
8.5(CH),128.2(CH),125.1(C
H),124.1(CH),122.0(CH),11
6.5(CH),110.7(Q),108.1(C
H),75.2(CH),62.4(CH3),36.6
(CH2),34.3(CH2
【0025】
【作用】
試験例 TAN−1713の単純ヘルペスウイルス1型(HSV
1)の増殖抑制作用の測定法は以下のとおりである。5
%牛血清を含むUCメディウム202「ニッスイ」(日
水製薬社製)中で、37℃、5%炭酸ガス下で培養した
アフリカミドリ猿腎臓由来細胞(Vero細胞)をトリプ
シン処理してはがしたのち、96穴組織培養用プレート
の各穴に約10,000個ずつまき、1晩培養してプレ
ートによく固着させた。これにHSV1を各穴あたり4
00PFU(PFU:プラーク形成単位)接種し1時間
吸着させたのち、TAN−1713の段階希釈液10μ
lを加えて1日培養した。HSV1の増殖量はELIS
A法(メソッド・オブ・エンチマティックアナリシス、
10巻、226頁、1986年)で測定し、試料のHS
V1抑制効果は、HSV1の増殖を50%抑制するのに
必要なTAN−1713の濃度、ED50(μg/ml)で
示した。一方、試料の宿主細胞に対する毒性は、以下の
ようにして調べた。Vero細胞を上記試験例と同じ条件
下で培養してトリプシン処理してはがしたのち、96穴
組織培養用プレートの各穴に約5,000個ずつまき、
4日間培養した。細胞の増殖はMTT還元法(多田ら、
ジャーナル・オブ・イムノロジカル・メソッド、93
巻、157頁、1986年)で測定し、試料の細胞毒性
は、細胞の増殖を50%抑制するのに必要なTAN−1
713の濃度、CD50(μg/ml)で示した。CD50
ED50値をHSV1増殖抑制作用の選択係数(SI)と
した。結果を表3に示す。
【0026】
【表3】
【0027】対照のHSV1感染細胞ではHSV1は活
発に増殖し、感染細胞を死に到らしめたが、表3に示す
ごとく、TAN−1713はその濃度に依存してHSV
1の増殖を抑制し、感染細胞の生残率を高めた。すなわ
ち、表3のED50から明らかなように著明な抗HSV1
活性を示した。また、TAN−1713のHSV1非感
染Vero細胞に対する細胞毒性(CD50)は低いもので
あった。以上の結果よりTAN−1713は強いHSV
増殖抑制効果を示しかつ高い選択係数(SI)を有する
ことが明らかとなった。
【0028】前記した物理化学的および生物学的性質よ
り、TAN−1713は新規化合物であることが判明し
た。これらのデータから明らかなように、生理活性物質
TAN−1713は低毒性で抗ウイルス活性を示し、ヒ
トおよび家畜(例、ウマ、ウシ、ブタ)、家きん(例、
ニワトリ、シチメンチョウ)などの、HSV1、HSV
2、水痘、帯状疱疹(VZV)、サイトメガロウイルス
(CMV)、エプスタインバーウイルス(EBV)、ヒ
トヘルペスウイルス(HHV6)などによるウイルス感
染症の治療に用いることが出来る。この治療用に、TA
N−1713A〜Dまたはその塩を単独で、あるいは2
種以上を組み合わせて公知の製剤化技術にしたがって種
々の剤形の医療組成物に処方して用いることができる。
投与に際しては、有効成分を経口投与または非経口投与
(例、局所投与方法)方法に適した固体または液体の医
薬用無毒性担体と混合して、慣用の医薬製剤の形態で投
与することができる。このような製剤としては、例え
ば、錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤等の固形剤、溶液
剤、懸濁剤、乳剤等の液剤、凍結乾燥剤、注射剤、シロ
ップ剤、坐剤等が挙げられ、これらの経口剤または非経
口剤の製剤は、製剤上の常套手段により調製することが
できる。また、必要に応じて、安定化剤(例、ポリエチ
レングリコール、ポリ乳酸など)、結合剤(例、デンプ
ン、アラビアゴムなど)、等張化剤(例、グルコース、
ソルビトール、マンニトール、塩化ナトリウムなど)、
保存剤、賦形剤、崩壊剤、滑沢剤、着色剤、矯味剤等の
慣用の添加剤を適宜添加することができる。
【0029】TAN−1713をヒトに用いる場合の投
与量は対象の疾患、投与経路、治療する患者個々の年齢
および疾病の程度によって変動し得るが、通常、体重5
0kgの成人患者の場合有効成分1日約0.1〜200m
g、好ましくは約1〜150mgが疾病の治療に用いられ
る。さらに好ましくは約5〜100mgが用いられる。ま
たTAN−1713を外用剤として用いる場合、例え
ば、ワセリン、ラノリンを基剤として、1gあたり通常
約0.1〜100mg含有する軟膏剤として、皮膚あるい
は、粘膜などの疾病の治療に用いることができる。
【0030】
【実施例】以下に実施例および製剤例を挙げて、本発明
をさらに具体的に説明するが、これによって本発明が限
定されるものではない。培地におけるパーセント(%)
は、特に断わりのない限り重量/容量パーセントをあら
わす。また、混合溶媒において混合比を示した数値は各
溶媒の容量混合比である。13C核磁気共鳴(NMR)ス
ペクトルは内部標準としてテトラメチルシランを用いて
(75MHz)型スペクトルメーターで測定し、全δ値
をppmで示した。実施例中の13C核磁気共鳴スペクトル
に関する略号Qは4級炭素を意味する。
【0031】実施例1 栄養寒天斜面上に生育させたシュードモナス・エスピー
・HVB−190(FERM P−13696:IFO
15444)の菌株を、グルコース2%、ソルブル・
スターチ3%、生大豆粉1%、コーンスティープ・リカ
ー0.3%、ポリペプトン(日本製薬社製)0.5%、食
塩0.3%を含有する水溶液(pH7.0)に沈降性炭酸
カルシウム0.5%を添加した培地500mlを含む2リ
ットル容坂口フラスコに接種して、24℃で48時間往
復振盪培養した。この培養液全量を上記培地に消泡剤ア
クトコール(武田薬品工業社製)0.05%を添加した
培地120リットルを含む容量200リットルのタンク
に接種し、20℃で通気量120リットル/分、180
回転/分の条件下で、90時間培養した。
【0032】得られた培養液(2.8リットル)を酢酸
エチルで30分間攪拌抽出し、得られた有機層(2.3
リットル)を2%炭酸水素ナトリウム、水で順次洗浄し
た後、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧下濃
縮、乾固して油状物(1.81g)を得た。これをシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(100ml)に付し、
ヘキサン(200ml)、ヘキサン:酢酸エチル(9:
1,500ml)で洗浄後、TAN−1713CおよびD
を含む活性画分をヘキサン:酢酸エチル(4:1,40
0ml)で溶出した。更に、ヘキサン:酢酸エチル(2:
1,300ml)で洗浄した後、TAN−1713Aおよ
びBを含む活性画分をヘキサン:酢酸エチル(2:1,
200ml次いで3:2,500ml)で溶出した。溶出画
分をそれぞれ減圧下濃縮し、TAN−1713Cおよび
Dの粗粉末(212mg)およびTAN−1713Aおよ
びBの粗粉末(702mg)を得た。
【0033】TAN−1713AおよびBの粗粉末を分
取用逆相系高速液体クロマトグラフィー[HPLC,担
体:YMC−Pack S−363−15 I−15 120
A,YMC社、日本、移動相:60%メタノール/0.
01Mリン酸緩衝液(pH6.3)、流速:10ml/
min.、検出法:214nm]に付した。溶出容量1.2−
1.5 リットル(A画分)および1.59−1.81リッ
トル(B画分)を各々減圧下濃縮、酢酸エチル抽出し、
抽出有機層を水洗後、無水硫酸ナトリウムを用いて乾
燥、減圧下で濃縮乾固し、TAN−1713A淡黄色粉
末(280mg)、TAN−1713B淡黄色粉末(21
4mg)を得た。
【0034】TAN−1713CおよびDの粗粉末をH
PLC[担体:前出、移動層:69%メタノール/0.0
1Mリン酸緩衝液(pH6.3)]に付した。溶出容量
0.9−1.04リットル(C画分)および1.20−1.
34リットル(D画分)を各々同様に処理し、TAN−
1713Cの白色粉末(40mg)およびTAN−171
3Dの白色粉末(16mg)を得た。
【0035】製剤例1 実施例1によって得られたTAN−1713AまたはT
AN−1713Bを用いて、下記に示す処方の全成分を
混和し、ゼラチンカプセルに充填し、カプセル1個当た
り、30mgのTAN−1713AまたはTAN−171
3Bを含有するカプセル剤をそれぞれ製造した。 TAN−1713AまたはTAN−1713B 30mg 乳糖 100mg コーンスターチ 40mg ステアリン酸マグネシウム 10mg 合計 180mg
【0036】製剤例2 実施例1によって得られたTAN−1713AまたはT
AN−1713Bとステアリン酸マグネシウムを可溶性
デンプンの水溶液で顆粒化し、乾燥後、乳糖およびコー
ンスターチと混合した。混合物を圧縮成型し、下記に示
す処方の錠剤をそれぞれ製造した。 TAN−1713AまたはTAN−1713B 30mg 乳糖 65mg コーンスターチ 30mg 可溶性デンプン 35mg ステアリン酸マグネシウム 20mg 合計 180mg
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、抗ウイルス剤として有
用な新規化合物であるTAN−1713、その製造法お
よびそれを含有する抗ウイルス剤が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 TAN−1713AのUVスペクトル。
【図2】 TAN−1713AのIRスペクトル。
【図3】 TAN−1713AのNMRスペクトル。
【図4】 TAN−1713BのUVスペクトル。
【図5】 TAN−1713BのIRスペクトル。
【図6】 TAN−1713BのNMRスペクトル。
【図7】 TAN−1713CのUVスペクトル。
【図8】 TAN−1713CのIRスペクトル。
【図9】 TAN−1713CのNMRスペクトル。
【図10】 TAN−1713DのUVスペクトル。
【図11】 TAN−1713DのIRスペクトル。
【図12】 TAN−1713DのNMRスペクトル。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の物理化学的性質を特徴とする生理
    活性物質TAN−l7l3A、B、C、Dまたはその
    塩。TAN−1713A 分子式:C232426(分子量424) 紫外部吸収(UV)スペクトル:メタノール中 極大値:217±3nm(ε22,900±2,000), 287±3nm(ε24,000±2,000)13 C核磁気共鳴(NMR)スペクトル:75MHz,重
    クロロホルム中 δppm;170.6(Q),161.6(Q),161.2
    (Q),143.2(CH),140.9(Q),13
    4.9(CH),133.0(CH),132.6(C
    H),129.4(CH),127.5(CH),12
    5.8(CH),125.2(CH),123.0(C
    H),121.8(CH),116.5(CH),11
    1.7(Q),108.3(CH),72.8(CH),
    62.3(CH3),57.7(CH),55.5(C
    H),37.2(CH2),29.2(CH2TAN−1713B 分子式:C232426(分子量424) 紫外部吸収(UV)スペクトル:メタノール中 極大値:215±3nm(ε21,900±2,000), 276±3nm(ε30,800±3,000)13 C核磁気共鳴(NMR)スペクトル:75MHz,重
    クロロホルム中 δppm;170.6(Q),161.8(Q),161.2
    (Q),147.6(CH),140.9(Q),13
    5.6(CH),134.9(CH),133.0(C
    H),132.6(CH),129.4(CH),12
    5.3(CH),124.2(CH),123.0(C
    H),121.8(CH),116.5(CH),11
    1.7(Q),107.9(CH),72.8(CH),
    62.4(CH3),57.7(CH),55.5(C
    H),37.2(CH2),29.2(CH2TAN−1713C 分子式:C232425(分子量408) 紫外部吸収(UV)スペクトル:メタノール中 極大値:214±3nm(ε36,600±3,000), 296±3nm(ε31,500±3,000)13 C核磁気共鳴(NMR)スペクトル:75MHz,重
    クロロホルム中 δppm;171.2(Q),161.5(Q),161.2
    (Q),143.2(CH),141.3(Q),13
    5.1(CH),133.3(CH),131.9(C
    H),130.0(CH),128.6(CH),12
    8.5(CH),128.2(CH),127.5(C
    H),125.8(CH),125.0(CH),12
    2.0(CH),116.5(CH),110.8
    (Q),108.6(CH),75.2(CH),62.
    3(CH3),36.6(CH2),34.3(CH2TAN−1713D 分子式:C232425(分子量408) 紫外部吸収(UV)スペクトル:メタノール中 極大値:212±3nm(ε30,400±3,000), 283±3nm(ε31,700±3,000)13 C核磁気共鳴(NMR)スペクトル:75MHz,重
    クロロホルム中 δppm:171.3(Q),161.6(Q),161.3
    (Q),147.6(CH),141.3(Q),13
    5.6(CH),135.l(CH),133.3(C
    H),132.0(CH),130.0(CH),12
    8.6(CH),128.5(CH),128.2(C
    H),125.1(CH),124.1(CH),12
    2.0(CH),116.5(CH),110.7
    (Q),108.1(CH),75.2(CH),62.
    4(CH3),36.6(CH2),34.3(CH2
  2. 【請求項2】 シュードモナス属に属し、請求項1記載
    のTAN−1713A、B、CまたはDを生産する能力
    を有する微生物を培地に培養し、培養物中にTAN−1
    713A、B、CまたはDを生成蓄積せしめ、これを採
    取することを特徴とするTAN−1713A、B、C、
    Dまたはその塩の製造法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の生理活性物質TAN−1
    713A、B、C、D、その塩またはそれら2種以上の
    混合物を含有する抗ウイルス剤。
JP6149106A 1993-07-01 1994-06-30 生理活性物質tan−1713、その製造法および用途 Withdrawn JPH0770164A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6149106A JPH0770164A (ja) 1993-07-01 1994-06-30 生理活性物質tan−1713、その製造法および用途

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5-163523 1993-07-01
JP16352393 1993-07-01
JP6149106A JPH0770164A (ja) 1993-07-01 1994-06-30 生理活性物質tan−1713、その製造法および用途

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0770164A true JPH0770164A (ja) 1995-03-14

Family

ID=26479102

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6149106A Withdrawn JPH0770164A (ja) 1993-07-01 1994-06-30 生理活性物質tan−1713、その製造法および用途

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0770164A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010136668A (ja) * 2008-12-11 2010-06-24 Univ Of Miyazaki 新規シュウドモナス属細菌

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010136668A (ja) * 2008-12-11 2010-06-24 Univ Of Miyazaki 新規シュウドモナス属細菌

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6214340B1 (en) Physiologically active substance sulphostin, process for producing the same, and use thereof
EP0182315B1 (en) Novel antibiotic nk84-0218 pharmaceutical compositions containing it and process for the production of the same
JPH11507907A (ja) 大環状ラクトン化合物及びその製法
EP0231111B1 (en) Glycopeptide antibiotics, their preparation and use and microorganisms for producing them
JP2594777B2 (ja) 新規抗生物質
KR0165684B1 (ko) 항생물질 ge 2270 인자 b1, b2, c1, c2, d1, d2, e 및 t
JP2506568B2 (ja) 抗生物質10381b2の製法および該抗生物質を含有する食肉用動物の成長促進用組成物
JPH0770164A (ja) 生理活性物質tan−1713、その製造法および用途
EP0236110B1 (en) Animal growth promoting agents
GB2084158A (en) Peptide and production thereof
EP0677513B1 (en) Octahydro-2-naphthalenecarboxylic acid derivative, its production and use
JPS6310797A (ja) 抗生物質f―0769
EP0157544A2 (en) Antibiotics, their production and use
JPS60172985A (ja) 抗生物質a39079因子s−1およびその製造方法
JPS62294676A (ja) パチュロリドおよびその製造法
EP0808843B1 (en) Novel macrolide compound 0406
US4463092A (en) Process for production antibiotic A53868
AU648816B2 (en) Antibiotic GE1655 complex and its factors A, B and C
EP0137365A2 (en) Cephalosporins and their production
CA1247029A (en) Cephem compounds and their production
JPH01240196A (ja) 新規グリコペプチド系抗生物質pa−45052
JPH0639479B2 (ja) 抗生物質tan−749,その製造法およびそれを含有する細菌感染症治療剤
JPH06312997A (ja) Ko−8119物質及びその製造法
JPH06135979A (ja) 新規物質nk374200、その製造法及びその用途
JPH0631283B2 (ja) 生理活性物質fa−1819,その製造法およびそれを含有する治療剤

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010904