JPH0769614B2 - スクリーン印刷用乳剤塗布、乳剤フィルム貼付両用機 - Google Patents

スクリーン印刷用乳剤塗布、乳剤フィルム貼付両用機

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JPH0769614B2
JPH0769614B2 JP1294640A JP29464089A JPH0769614B2 JP H0769614 B2 JPH0769614 B2 JP H0769614B2 JP 1294640 A JP1294640 A JP 1294640A JP 29464089 A JP29464089 A JP 29464089A JP H0769614 B2 JPH0769614 B2 JP H0769614B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、スクリーン印刷に使用されるスクリーン印版
に対する直接の乳剤の塗布と、乳剤フィルムを使用して
の転写状の乳剤の塗布とのいずれかを選択的に行なえる
スクリーン印刷用乳剤塗布、乳剤フィルム貼付両用機に
関する。
(従来の技術) スクリーン印刷に使用されるスクリーン印版には、製版
のための感光性材料となる乳剤を所定厚さで塗布する必
要がある。
その際、乳剤が収容されているバケットを傾斜させた状
態でスクリーンメッシュに沿って上昇させることで乳剤
を直接に塗布するものがある。それを自動的な機械処理
によって行なわせるものとして、例えば本出願人が提案
した特開昭60-48044号公報、特開昭60-188948号公報等
のものである。
一方、所定厚さでの乳剤塗膜が予じめ層着されて成る乳
剤フィルムを使用してスクリーン印版に所定肉厚の乳剤
を塗布するものがある。例えば、その塗布装置として
は、本出願人が提案した特開昭60-188949号公報、特開
昭61-113063号公報があり、また、そのフィルム貼付機
としては実開平1-81654号公報のものがある。すなわ
ち、これらは、スクリーン印版のスクリーンメッシュ面
に重ねるようにして乳剤フィルムを配置した反対側のス
クリーンメッシュ面から乳剤を収容したバケットを摺接
させ、乳剤フィルムの乳剤層を浸潤することでスクリー
ンメッシュに密着塗布させるものとする。これによれ
ば、所定厚さでの乳剤塗膜が層着されて成る乳剤フィル
ムを使用するから、極めて正確な膜厚を有するスクリー
ン印版を制作できる利点がある。
(発明が解決しようとする課題) ところが、さきに提案したこれらの直接の乳剤塗布機と
フィルム貼付機とは、多くの機構部品が共通しているに
も拘らず、全く別個に構成されており、夫々が直接の塗
布あるいは乳剤フィルムによる転写状の塗布のいずれか
の単独機能を有する単能機として使用されているもので
あった。
したがって、乳剤を直接に塗布する場合と、乳剤フィル
ムを使用して転写状に塗布する場合とがあると、両者の
機器を各別に設備しておかなければならない。そうする
と、夫々の設置場所の確保が必要であり、無駄であるば
かりでなく、設備費用も増大する。
そこで、本発明は、叙上のような従来存した諸事情に鑑
み創出されたもので、従来提案した直接の乳剤塗布機と
乳剤フィルムによる転写状の塗布機とが、それらの機構
部品の多くが共通部分であることに着眼し、本発明を完
成するに至ったものである。
すなわち、スクリーン印版の両面からスクリーンメッシ
ュを押圧しながら乳剤膜を形成するとき、スクリーン印
版のプリント面側に配置される乳剤フィルム貼付用の押
圧ローラーと乳剤塗布用の乳剤バケットとを交換可能に
することで、スキージ面側に配置される乳剤バケットと
共に、乳剤フィルムの貼付あるいは乳剤の直接の塗布と
のいずれかを適用選択できるようにするものである。こ
れにより、1台の機器によって乳剤フィルムの貼付、直
接の乳剤塗布を兼用、両用でき、設置場所の節約、設備
費用の節減化を図れるスクリーン印刷用乳剤塗布、乳剤
フィルム貼付両用機を提供することを目的とするもので
ある。
(課題を解決するための手段) 上述した目的を達成するため、本発明にあっては、設置
場所に据付設置される機枠フレーム1に、スクリーン印
版Sを支持する印版支持装置10と、乳剤フィルムFを供
給するフィルム供給装置20と、供給された乳剤フィルム
Fをスクリーン印版Sのスクリーンメッシュ面に案内
し、所定長さで切断して保持するフィルム案内切断装置
30と、スクリーンメッシュ面に乳剤フィルムFを押圧し
ながら貼付し、また、同じくスクリーンメッシュ面に乳
剤Eを直接に塗布する押圧塗布装置60とを備えて成り、
押圧塗布装置60は、スクリーン印版Sの前後に、乳剤フ
ィルムFを貼付すべくスクリーン印版Sのスクリーンメ
ッシュ面に当接した乳剤フィルムFをスクリーンメッシ
ュ面に押圧するローラーユニット80、乳剤Eを塗布供給
もしくは掻き取るバケットユニット90を着脱し、これら
を交換自在に装着する押圧塗布選択部65と、スクリーン
メッシュ面に乳剤Eを供給もしくは掻き取る乳剤バケッ
ト97が装着されている塗布部95とを有し、これらの押圧
塗布選択部65、塗布部95は、いずれも、スクリーン印版
Sに沿って昇降するキャリッジベース61にスクリーン印
版Sの前後でほぼ対称的に配置構成された作動系によっ
てスクリーン印版Sの前後面に対して進退自在で下方傾
斜されるバケットパイプ73,96を備え、押圧塗布選択部6
5のバケットパイプ73にはローラーユニット80あるいは
バケットユニット90のいずれかが交換可能に着脱自在に
取り付けられ、塗布部95のバケットパイプ96には乳剤バ
ケット97が取り付けられていることを特徴とする。
更に、ローラーユニット80は、バケットパイプ73にクラ
ンプ金具89を介して取り付けられるローラーユニットベ
ース81に、左右のローラーガイドブロック85を上下動調
整自在にして配し、この左右のローラーガイドブロック
85相互間に押圧ローラー87を回転自在に装架支承して構
成することができる。
(作用) 本発明に係るスクリーン印刷用乳剤塗布、乳剤フィルム
貼付両用機にあっては、その押圧塗布装置60の押圧塗布
選択部65において、乳剤フィルムFを貼付する場合には
ローラーユニット80が、また、乳剤Eを直接に塗布する
場合にはバケットユニット90が取り付けられて、塗布部
95の乳剤バケット97とともに作動される。
乳剤フィルムFを貼付する場合は、フィルム供給機構20
では、印版支持装置10に支持されたスクリーン印版Sの
スクリーンメッシュ面に乳剤フィルムFを供給する。更
に、フィルム案内切断装置30によって乳剤フィルムFを
所定長さに切断する一方、スクリーンメッシュ面に当接
状に保持する。
そこで、スクリーン印版S下部位置で待機している押圧
塗布装置60の押圧塗布選択部65では、前進した押圧ロー
ラー87が乳剤フィルムFをスクリーンメッシュ面に押し
付けるのであり、その反対側での塗布部95の乳剤バケッ
ト97とともにスクリーンメッシュを挟み込む。このと
き、押圧ローラー87は、乳剤バケット97前縁位置に対応
するように上下動調整される。
その後、リアバケットパイプ96を揺動することで乳剤バ
ケット97をスクリーンメッシュ側に傾斜させ、キャリッ
ジベース61が上昇されると、内部の乳剤Eを流下させた
状態でスクリーンメッシュを押圧していく。すると、乳
剤バケット97は、押圧ローラー87によって背面側から押
圧されている乳剤フィルムFの乳剤膜にスクリーンメッ
シュを通して乳剤Eを供給し、その乳剤膜を浸潤させる
ことでスクリーンメッシュに密着させる。
また、乳剤Eを直接に塗布する場合は、押圧塗布装置60
における押圧塗布選択部65のフロントバケットパイプ73
にはバケットユニット90を装着しておく。
そして、押圧塗布装置60前後の押圧塗布選択部65、塗布
部95のバケットパイプ73,96が前進すると、乳剤バケッ
ト92,97はともに前進してスクリーンメッシュを挟む。
更に、傾斜作動されると、乳剤バケット92,97をスクリ
ーンメッシュ側に傾斜させ、内部の乳剤Eを流下させ
る。
このとき、スクリーン印版S前後の乳剤バケット92,97
はその進退、傾斜は各別に制御でき、傾斜せずにほぼ水
平状でスクリーンメッシュを押圧していると、スクリー
ンメッシュ面の乳剤Eを掻き取るのであり、傾斜してス
クリーンメッシュを押圧していると、乳剤Eを塗布す
る。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。
〈概要〉 図において示される符号1は正面からみて四角枠状に構
成された機枠フレームであり、この機枠フレーム1に
は、スクリーン印版Sを支持する印版支持装置10が配装
されている。
そして、機枠フレーム1上には、乳剤フィルムFをスク
リーン印版Sに供給するフィルム供給装置20が設けら
れ、このフィルム供給装置20から供給された乳剤フィル
ムFはフィルム案内切断装置45によってスクリーン印版
Sまで案内された後、所定長さで切断される。切断後の
乳剤フィルムFは、押圧ローラー87が組み込まれる押圧
塗布装置60によってスクリーンメッシュ面に貼付され
る。
一方、押圧ローラー87と交換されて乳剤バケット92が組
み込まれた押圧塗布装置60は、スクリーン印版Sのスク
リーンメッシュに対して直接に乳剤Eを塗布し、所定の
乳剤膜を形成するようになっている。
〈乳剤フィルム〉 しかして、乳剤フィルムFは、合成樹脂製シート状のフ
ィルム基材に、浸潤可能な所定膜厚の感光性エマルジョ
ンの如き乳剤製の、あるいは樹脂フィルム状の乳剤膜を
剥離可能に層着して成り、乳剤膜厚さは、スクリーン印
版Sのスクリーンメッシュに塗布させる乳剤膜厚さに対
応している。
〈印版支持装置〉 印版支持装置10は、機枠フレーム1の底部及び機枠フレ
ーム1の左右側壁間で架装した上下の版枠クランプバー
11に支持クランプ12を設けて成る。
すなわち、第1図に示すように、上下の版枠クランプバ
ー11左右夫々に設けられた支持クランプ12によってスク
リーン印版Sの版枠を挟着し、スクリーン印版Sを機枠
フレーム1内でほぼ垂直状にして支持する。垂直状に支
持するとき、図示のように、機枠フレーム1の前面側に
スクリーン印版Sにおけるスクリーンメッシュのプリン
ト面(印刷面)側が位置され、乳剤フィルムFはそのプ
リント面側に貼付される(第2図参照)。
なお、上位置の版枠クランプバー11は、スクリーン印版
Sの大きさに対応して上下動されるようになっている。
すなわち、上位置の版枠クランプバー11は、機枠フレー
ム1の左右側壁に沿って上下動する左右のクランプバー
サイドプレート2相互間に配装されている。この左右の
クランプバーサイドプレート2相互は、それらの内側面
に取付けたカウンターシャフトパイプ3にて連結一体化
されており、機枠フレーム1の左右側壁内夫々に配設し
たガイド手段4によって上下方向に案内されるようにな
っている。
〈フィルム供給装置〉 機枠フレーム1上で乳剤フィルムFを支持するフィルム
供給装置20は、機枠フレーム1上部に回転可能な保持ロ
ール21を支承して成る。
そして、保持ロール21には、所定の乳剤膜厚を有する乳
剤フィルムFがロール状にして保持されるもので、保持
された乳剤フィルムFは、その乳剤膜側がスクリーン印
版Sにおけるスクリーンメッシュのプリント面側に位置
されるように引き出される。
〈フィルム案内切断装置〉 フィルム案内切断装置30は、第2図乃至第5図に示すよ
うに、機枠フレーム1の左右に配したカウンターシャフ
トブラケット31に、進退機構(32)によってスクリーン
印版Sに対して進退可能で、上下動機構(38)によって
上下動自在にした切断支持機構45を設け、この切断支持
機構45は、引出された乳剤フィルムFをスクリーン印版
Sのスクリーンメッシュに当接状態で挟持し、挟着した
乳剤フィルムFを切断し、供給側の乳剤フィルムF下
端、切離した貼付側の乳剤フィルムF上端夫々を挟着す
るようになっている。
このフィルム案内切断装置30は、例えば、前記した左右
のクランプバーサイドプレート2相互間に配装されてい
る。
〈フィルム案内切断装置の進退機構〉 そして、フィルム案内切断装置30での進退機構は、第2
図、第3図に示すように、左右のクランプバーサイドプ
レート2夫々の内側面に、切断支持機構45を昇降可能に
支持している左右のギヤハウジング31をスクリーン印版
Sに対して前後に進退自在にさせる進退シリンダ32を配
して成る。
図示のように、ギヤハウジング31は、クランプバーサイ
ドプレート2内側面に固定したシャフトブロック33に貫
挿したスライドシャフト34に摺動自在に支持され、同じ
くクランプバーサイドプレート2内側面に固定した進退
シリンダ32のシリンダロッド先端にフローティングジョ
イントを介して連結されている。
〈フィルム案内切断装置の上下動機構〉 また、上下動機構は、第2図乃至第4図に示すように、
下端に切断支持機構45が固定されているタイミングラッ
ク35をギヤハウジング31に上下方向で貫挿支持し、タイ
ミングラック35には、左右のギヤハウジング31に貫挿支
承してあるカウンターシャフト36に固定したピニオン37
を噛み合わせ、クランプバーサイドプレート2内側面に
揺動自在に軸支した昇降シリンダ38の作動にてタイミン
グラック35に案内させることで、切断支持機構45を上下
動自在にさせて成る。
昇降シリンダ38の作動で、そのシリンダロッドが伸縮す
ると、切断支持機構45は、カウンターシャフト36によっ
て左右で同調するピニオン37に噛み合うタイミングラッ
ク35によって案内されて、左右のバランスを維持しなが
ら上下に円滑に昇降する。
なお、昇降シリンダ38は、ギヤハウジング31での前方に
位置させて、クランプバーサイドプレート2内側面に固
定した支持ブロック41に支持ピン42を介して揺動自在に
して、クランプバーサイドプレート2の上下方向で支持
する。そして、昇降シリンダ38のシリンダロッド先端に
ユニボールジョイントを介して切断支持機構45を連結し
てあり、下降位置にある切断支持機構45がスクリーン印
版S面がわへ移動したとき、固定されて移動しない昇降
シリンダ38自体が切断支持機構45の移動に追随するよう
に、その揺動が円滑になるようにする。
〈フィルム案内切断装置の切断支持機構〉 切断支持機構45は、第2図乃至第5図に示すように、ほ
ぼ水平状にした上部レールサポートバー46、下部レール
サポートバー51夫々を左右の前記タイミングラック35下
端に固定し、その先端を前記スクリーン印版Sのスクリ
ーンメッシュ面側に位置させ、左右の上部レールサポー
トバー46、下部レールサポートバー51先端相互間にカッ
ターガイドオンプレート55を架設する。
上部レールサポートバー46に固定した上部クランプシリ
ンダ47の作動にて、カッターガイドオンプレート55に固
定したカッターガイドプレート56に対し平行となる上部
クランプレール48を進退自在にさせ、カッターガイドオ
ンプレート55との間で供給側の乳剤フィルムFを挟着す
る。
また、下部レールサポートバー51に固定した下部クラン
プシリンダ52の作動にて、カッターガイドオンプレート
55に対し平行となる下部クランプレール53を進退自在に
させ、カッターガイドオンプレート55との間で貼付側の
乳剤フィルムFを挟着する。
更に、上部クランプレール48には、上部クランプレール
48に沿って摺動自在にしたカッターホルダー57に固定さ
れるカッター58を配装して成る。
なお、切断支持機構45における上下部のレールサポート
バー46,51のいずれか一方に、前記昇降シリンダ38のシ
リンダロッド先端を連結し、この昇降シリンダ38の作動
にて前記タイミングラック35に案内させることで、切断
支持機構45自体を上下動自在にしてある。
また、上部クランプレール48は、左右での上部レールサ
ポートバー46夫々にて摺動案内される上部レールサイド
ブロック49相互間に架設してある。そして、上部レール
サイドブロック49には上部クランプシリンダ47のシリン
ダロッド先端を固定し、上部クランプシリンダ47の作動
によって上部レールサイドブロック49を介して上部クラ
ンプレール48を進退させる。
一方、下部クランプレール53は、上部クランプレール48
と同様に、左右での下部レールサポートバー51夫々にて
摺動案内される下部レールサイドブロック54相互間に架
設してある。そして、下部レールサイドブロック54には
下部クランプシリンダ52のシリンダロッド先端を固定
し、下部クランプシリンダ52の作動によって下部レール
サイドブロック54を介して下部クランプレール53を進退
させる。
前記カッター58は、第3図、第5図に示すように、リッ
プ溝形状に形成した上部クランプレール48におけるリッ
プ部を弾撥的に挟着することで上部クランプレール48に
走行自在にしたカッターホルダー57にカッタークランプ
レートを介して着脱自在に固定されており、カッター58
先端は前記カッターガイドプレート55下縁に位置するよ
うにしてある。
なお、このカッターホルダー57は、手動あるいは図示を
省略した機械的作動によって走行させることができる。
また、図中符号59は、乳剤フィルムFを挾み込む上部ク
ランプレール48、カッターガイドオンプレート55、下部
クランプレール53、カッターガイドプレート56夫々の内
側面に貼着した、乳剤フィルムF保護用のゴムの如き保
護材である。
〈フィルム案内切断装置の切断位置検出手段〉 このような切断支持機構45による乳剤フィルムFの切断
は、スクリーン印版Sに貼付すべき乳剤フィルムFでの
上端位置とされるもので、そのため、フィルム案内切断
装置30は、予め設定された位置まで作動するよう切断位
置検出手段120にて下降制御される。
すなわち、この切断位置検出手段120は、第2図、第3
図に示すように、前記切断支持機構45に付設した下端位
置停止用の近接センサー121に対して、切断位置に対応
して上下動自在に調整可能な下端位置検出用のセンサー
ブロック122を配して成る。
図示にあっての近接センサー121は、切断支持機構45で
の下部クランプレール53端部に固定されており、センサ
ーブロック122は、前記機枠フレーム1左右側壁のいず
れかの内側面に上下方向で固定したセンサーレール100
に摺動自在に固定してある。
したがって、フィルム案内切断機構30において、上下動
機構(38)によって切断支持機構45が下降し、その近接
センサー66がセンサーブロック67に接近すると、それを
検出して上下動機構(38)の作動を停止させ、切断支持
機構45を所定位置で停止させる。
〈押圧塗布装置〉 また、押圧塗布装置60は、第2図、第6図、第7図に示
すように、押圧塗布選択部65と、塗布部95とを備え、こ
れら65,95は、スクリーン印版Sの前後に配されていて
機枠フレーム1の左右側壁に沿って昇降するようになっ
ている。
一方の押圧塗布選択部65は、乳剤フィルムFを貼付すべ
くスクリーン印版Sのスクリーンメッシュ面に当接した
乳剤フィルムFをスクリーンメッシュに押圧するか、乳
剤Eを塗布すべく乳剤Eを供給もしくは掻き取るかす
る。そのため、乳剤フィルムFを押圧するローラーユニ
ット80か乳剤Eを供給もしくは掻き取るバケットユニッ
ト90かのいずれかが選択装着される。
他方の塗布部95は、スクリーンメッシュ面に乳剤Eを供
給するか、乳剤Eを掻き取るかするもので、そのための
乳剤バケット97が装着されている すなわち、機枠フレーム1の左右側壁内で掛巡されたチ
ェーン駆動によって昇降するように左右側壁内側面夫々
に互いに連結した左右のキャリッジベース61を配装し、
このキャリッジベース61の前面側である乳剤フィルムF
当接側のスクリーン印版S前方に押圧塗布選択部65を設
け、キャリッジベース61の後面側である乳剤フィルムF
の反対側であるスクリーン印版S後方に塗布部95を設け
る。
左右のキャリッジベース61は、第6図、第7図に示すよ
うに、その前端相互、後端相互でキャリッジパイプ62を
介して連結されており、その一体的な昇降動作が担保さ
れている。
〈押圧塗布装置の押圧塗布選択部〉 押圧塗布選択部65は、キャリッジベース61の前面側にほ
ぼ水平状としたスライドレール66を固定し、このスライ
ドレール66を上下で挟むスライドコロ67によって左右の
スライドプレート68を配置し、スライドプレート68に固
定した進退シリンダ69のシリンダロッド先端をスライド
レール66端に連繋する。左右のスライドプレート68相互
はスライドプレートパイプ71にて連結されていて、その
一体的な進退を図る。また、左右のスライドプレート68
夫々の内側面に軸支した左右のバケットパイプアーム72
相互間にフロントバケットパイプ73を架設固定し、この
フロントバケットパイプ73に、例えばスライドプレート
パイプ71側面に固着したシリンダトラニオンプレート74
を介して軸支してある傾斜シリンダ75のシリンダロッド
先端をジョイントアーム76を介して軸支連結する。
更に、フロントバケットパイプ73には、乳剤フィルムF
を押圧するローラーユニット80か、乳剤Eを供給もしく
は掻き取るバケットユニット90かのいずれかが選択交換
自在に取り付けられるようになっている。
ローラーユニット80は、第2図、第6図に示すように、
フロントバケットパイプ73後面に当接されるローラーユ
ニットベース81左右夫々に上下で一対のローラーガイド
プレート82を固着し、このローラーガイドプレート82上
方から貫挿支承したローラーアジャストボルト83によっ
て上下動調整される左右のアジャストブロック84夫々に
ローラーガイドブロック85を固定する。この左右のロー
ラーガイドブロック85相互間に装架支承したローラーシ
ャフト86を介して、乳剤フィルムF保護のために周面に
ゴムライニングが施された押圧ローラー87を回転自在に
支持して成る。
このローラーユニット80自体は、フロントバケットパイ
プ73後面側に当接させた状態でフロントバケットパイプ
73前面側から跨いで支持するクランプ金具89によって着
脱自在に固定される。
そして、ローラーアジャストボルト83のアジャストノブ
88を回動操作すると、アジャストブロック84を介してロ
ーラーガイドブロック85夫々を上下送りでき、左右両側
での微調整によって同調した左右レベルの設定を行なえ
る。
なお、押圧ローラー87は、スクリーンメッシュに当接さ
せた乳剤フィルムFを後述する乳剤バケット97とともに
挟み込み、乳剤バケット97の押圧力に抗して乳剤フィル
ムFを支持すれば足りる。ただ、回転式とするローラー
構造とすることで、上昇するときでの乳剤フィルムFに
対する摺接抵抗が少なく、乳剤フィルムFを損傷しな
い。もとより、図示の押圧ローラー87に代え、他の適当
な押圧部材、例えば、乳剤バケット92(97)と同様なバ
ケット構造のものやブレード構造のものでもよい。
一方、バケットユニット90は、第7図に示すように、フ
ロントバケットパイプ73後面に当接されるバケットベー
ス91に、前縁がスクリーン印版Sのスクリーンメッシュ
面に摺接する断面ほぼ円弧状の乳剤バケット92を一体形
成して成る。
このバスケットユニット90自体は、ローラーユニット75
と同様に、フロントバケットパイプ73後面側に当接させ
た状態でフロントバケットパイプ73前面側から跨いで支
持するクランプ金具79によって着脱自在に固定される。
このように形成されたローラーユニット75あるいはバケ
ットユニット90が、乳剤フィルムFを貼付するか、直接
に乳剤Eを塗布するかによって選択、交換されてクラン
プ金具79を介してフロントバケットパイプ73に取り付け
られる。
〈押圧塗布装置の塗布部〉 また、塗布部95は、キャリッジベース61の後面側に上述
した押圧塗布選択部65とほぼ対照的に設けられ、その構
成も押圧塗布選択部65とほぼ同様に構成されている。た
だ、そのリアバケットパイプ96には、乳剤バケット97の
みが取り付けられるにすぎないものであり、その他の同
一構造のものには、押圧塗布選択部65と同一の符号が付
されることで、その詳細な説明は省略される。
〈乳剤バケットの機能〉 しかして、乳剤バケット92,97は、第6図、第7図に示
すように、スクリーン印版Sのスクリーンメッシュに対
して接近あるいは離反するように進退シリンダ69によっ
て前後に進退し、スクリーンメッシュに対してその前縁
が当接した状態で、キャリッジベース61の昇降とともに
昇降する。また、傾斜シリンダ75の作動によって乳剤バ
ケット92,97自体がスクリーンメッシュ側に傾斜してい
ると、内部に収容した乳剤Eが前縁から流下してスクリ
ーンメッシュ側に供給される。
しかして、押圧塗布選択部65の押圧ローラー87が乳剤フ
ィルムFを押圧している一方、塗布部95の乳剤バケット
97が傾斜して、スクリーンメッシュに乳剤Eを供給して
いる状態でキャリッジベース61が上昇すると、スクリー
ンメッシュを通過させての乳剤Eによって乳剤フィルム
Fの乳剤膜を浸潤し、スクリーンメッシュに塗布させる
ものとなっている。
また、押圧塗布選択部65の乳剤バケット92が傾斜せずに
スクリーンメッシュを押圧している一方、塗布部95の乳
剤バケット97が傾斜して、スクリーンメッシュに乳剤E
を供給している状態でキャリッジベース61が上昇する
と、乳剤バケット97では乳剤Eを塗布し、乳剤バケット
92では乳剤Eを掻き取る。逆に、押圧塗布選択部65の乳
剤バケット92が傾斜して、スクリーンメッシュに乳剤E
を供給する一方、塗布部95の乳剤バケット97が傾斜せず
にスクリーンメッシュを押圧している状態でキャリッジ
ベース61が上昇すると、乳剤バケット92では乳剤Eを塗
布し、乳剤バケット97では乳剤Eを掻き取る。
〈スクリーン印版のスクリーンメッシュに対する前後面
からの押圧位置〉 しかして、スクリーン印版Sのスクリーンメッシュ前後
面に対する押圧ローラー87あるいは乳剤バケット92と、
乳剤バケット97との押圧位置は、互いに上下方向で段差
があるように設定してある(第6図、第7図参照)。
こうすることで、スクリーン印版Sの前後面から直接に
互いに押し合うことがなく、特に、乳剤バケット92,97
によって前後面から作用させる場合に、乳剤Eの塗布、
掻き取りを極めて円滑にする。
〈押圧塗布装置のストローク調整機構〉 また、スクリーンメッシュに対する乳剤フィルムFの貼
付及び乳剤Eの直接の塗布は、貼付範囲、塗布範囲の上
限、下限位置を設定するストローク調整機構によって行
なわれる。
すなわち、貼付ストローク設定用には、昇降する押圧塗
布装置60のキャリッジベース61に、上限位置検出用の上
限近接センサー101、上限停止前に上昇速度を減速させ
更には傾斜した乳剤バケット97の水平復帰させる位置を
検出する中間位置検出用の中間近接センサー102、下限
位置検出用の下限近接センサー103とを設けておく(第
2図参照)。上限近接センサー101、中間近接センサー1
02に対して、上限位置乃至中間位置に対応するアッパー
センサープレート104を、例えば前記センサーレール100
に上下動の調整を可能とさせて設ける。また、下限近接
センサー103に対して、下限位置に対応するロアーセン
サープレート105を、例えば同じくセンサーレール100に
上下動の調整を可能とさせて設けてある。
なお、後述するように、押圧塗布装置60が上昇して切断
支持機構45位置に到達するとき、上限近接センサー101
が切断支持機構45の存在を検出することで、切断支持機
構45を上昇乃至後退させて押圧塗布装置60から回避させ
ることができる。
一方、塗布ストローク設定用には、同じくキャリッジベ
ース61に、上限位置検出用の上限近接センサー111、上
限停止前に上昇速度を減速させ更には傾斜した乳剤バケ
ット92,97の水平復帰させる位置を検出する中間位置検
出用の中間近接センサー112、下限位置検出用の下限近
接センサー113とを設けておく(第2図参照)。上限近
接センサー101、中間近接センサー102に対して、上限位
置乃至中間位置に対応するアッパーセンサープレート11
4を、例えば前記左右のクランプバーサイドプレート2
のいずれか一方の内側面に固定したセンサーブロックス
ライドプレート115に上下動の調整を可能とさせて設け
る。また、下限近接センサー113に対して、下限位置に
対応するロアーセンサープレート116を、例えばセンサ
ーレール100に上下動の調整を可能とさせて設けるもの
である。
なお、貼付ストロークは、塗布ストロークに比較して上
下で狭い範囲に設定されるために、貼付ストローク用の
アッパーセンサープレート104は、塗布ストローク用の
それ114に比し下方に設定され、また、貼付ストローク
用のロアーセンサープレート105は、塗布ストローク用
のそれ116に比し上方に設定されている。
〈本発明両用機の使用の一例〉 次に、これが使用の一例を各装置10,20,30,60の作動と
共に説明する。
先ず、機枠フレーム1に組み込まれている印版支持装置
10にスクリーン印版Sをほぼ垂直状にして支持させる。
そして、乳剤フィルムFを貼付する場合には、ロール状
に巻回されている乳剤フィルムFを機枠フレーム1上部
のフィルム供給機構20に保持する一方、押圧塗布装置60
における押圧塗布選択部65のフロントバケットパイプ73
には、押圧ローラー87を有するローラーユニット80を装
着しておく(第2図、第6図参照)。
そして、スクリーン印版S上位置でのフィルム案内切断
装置30においては、上下動機構(38)にて切断支持機構
45を上下調整してスクリーン印版S面に貼付する乳剤フ
ィルムFの長さに対応した高さ位置で停止する。また、
進退機構(32)にてカッターガイドプレート55をスクリ
ーン印版Sに当接させておいて上部クランプレール48、
下部クランプレール53夫々をカッターガイドプレート5
6、カッターガイドオンプレート55と離反させ、その間
に乳剤フィルムFの挿通間隙を設定しておく(第5図参
照)。また、スクリーン印版S下部位置での押圧塗布装
置60においては、スクリーン印版Sのプリント面側での
押圧ローラー87及びその反対側での乳剤バケット97をス
クリーン印版Sから夫々離反させ、乳剤バケット97には
所定量の乳剤Eを収容しておく(第6図参照)。
次いで、乳剤フィルムFの乳剤膜面がわをスクリーン印
版Sのプリント面側に対接させながら乳剤フィルムFの
挿通間隙内に乳剤フィルムFを引出し、下方位置で待機
している押圧塗布装置60位置まで至らせる。そして、押
圧塗布選択部65の進退シリンダ69にエア圧が供給される
と、これの作動によって押圧ローラー87を前進させ、乳
剤フィルムF下端をスクリーン面に押圧固定させる。一
方、所定の切断長さ位置で高さ調整された切断支持機構
45において、上下部のクランプシリンダ47,52にエア圧
が供給されると、上下部のクランプレール48,53が前進
し、カッターガイドプレート56、カッターガイドオンプ
レート55との間で乳剤フィルムFを挟着する。そこで、
カッターガイドプレート56に案内させて上部クランプレ
ール48に沿ってカッター58を走行すると、乳剤フィルム
Fを切断できる(第4図、第5図参照)。
その後、塗布部95の進退シリンダ69にエア圧が供給され
ると、乳剤バケット97が前進して押圧ローラー87ととも
に乳剤フィルムFを挟む(第6図参照)。更に、塗布部
95の傾斜シリンダ75にエア圧が供給されると、乳剤バケ
ット97を架設支持するバケットパイプアーム72、リアバ
ケットパイプ96を揺動することで乳剤バケット97をスク
リーンメッシュ側に傾斜させ、内部の乳剤Eを流下させ
る。この状態で、左右のキャリッジベース61が上昇駆動
されると、押圧ローラー87は乳剤フィルムFをスクリー
ンメッシュに押圧しながら、また、その反対側では乳剤
バケット97がスクリーンメッシュを通して乳剤膜に乳剤
Eを供給しながら、その乳剤膜を浸潤させることでスク
リーンメッシュに密着させる。
押圧塗布装置60がフィルム案内切断装置30位置に到達
し、中間近接センサー102がアッパーセンサープレート1
04に接近すると、切断支持機構45においては、上部クラ
ンプシリンダ47での挟着力は作動したままで、下部クラ
ンプシリンダ52の乳剤フィルムFに対する挟着力を解除
させる。これと共に、押圧塗布装置60の上昇速度が減速
される。
更に、上限近接センサー101がアッパーセンサープレー
ト104に接近すると、切断支持機構45が上昇して押圧塗
布装置60から回避する一方、貼付側の乳剤フィルムF上
端はスクリーン印版S面で残されることで乳剤Eにて塗
布される。また、切断支持機構45の上昇は、供給側での
乳剤フィルムF下端を上部クランプシリンダ47で挟着し
たままで、次回での貼付のために上位置で待機させる。
このようにして、貼付作動が終了して乳剤膜のスクリー
ンメッシュへの密着が完了し、押圧塗布装置60の上昇が
停止する。
然る後、押圧塗布装置60の塗布部95において、逆方向で
のエア圧が傾斜シリンダ75、進退シリンダ69に供給され
て乳剤バケット97が水平状で後退し、同様に、押圧塗布
選択部65において、逆方向でのエア圧が進退シリンダ69
に供給されて押圧ローラー87が後退し、押圧塗布装置60
は下降して原位置に復帰停止し、次動作に備える。
そして、塗布が完了し、乳剤フィルムFの乳剤膜がスク
リーンに塗着されると、乳剤フィルムFのフィルム基材
を剥離する。
一方、次回での乳剤フィルムFのセットに祭しては、新
しいスクリーン印版Sを印版支持装置10にセツト後、フ
ィルム案内切断装置30での切断支持機構45において、上
部クランプシリンダ47によって供給側の乳剤フィルムF
下端を挟着したままで切断位置まで下降させる。次い
で、上下部のクランプシリンダ47,52によるクランプ状
態を解除し、その挿通間隙内に乳剤フィルムFを挿通さ
せ、その下端を押圧塗布装置60位置まで引き出し、前述
の作業を繰り返す。
なお、これらの作動は、自動制御によって行なうことも
でき、押圧塗布装置60によっての押圧、塗布後での乳剤
フィルムFの切断、押圧塗布装置60の塗布終了後に下降
復帰した後での切断支持機構45の下降セット、押圧塗布
装置60による複数回の塗布その他の作動順序、作動回数
の条件設定は任意に行なえる。
次いで、乳剤Eを直接に塗布する場合には、押圧塗布装
置60における押圧塗布選択部65のフロントバケットパイ
プ73には乳剤バケット92を装着しておく(第7図参
照)。
その後、押圧塗布装置60の前後の進退シリンダ69夫々に
エア圧が供給されると、乳剤バケット92,97は前進して
スクリーンメッシュを挟む。更に、前後の傾斜シリンダ
75にエア圧が供給されると、乳剤バケット92,97をスク
リーンメッシュ側に傾斜させ、内部の乳剤Eを流下させ
る。このとき、傾斜せずにほぼ水平状でスクリーンメッ
シュを押圧していると、乳剤Eを掻き取るのであり、傾
斜してスクリーンメッシュを押圧していると、乳剤Eを
塗布するものである。
そして、押圧塗布装置60が上昇すると、乳剤バケット9
2,97の傾斜の有無によってスクリーンメッシュの両面か
らの、あるいはいずれか一面からの乳剤Eの塗布を行な
わせる。
押圧塗布装置60が上昇し、中間近接センサー112がアッ
パーセンサープレート114に接近して上昇速度が減速す
る一方、乳剤バケット92,97が水平復帰する。更に、上
限近接センサー111がアッパーセンサープレート114に接
近すると、塗布作動が終了して押圧塗布装置60の上昇が
停止する。
押圧塗布装置60が停止すると、上述したように、逆方向
でのエア圧が前後の傾斜シリンダ75、進退シリンダ69に
供給されて乳剤バケット92,97が水平状で後退し、押圧
塗布装置60は下降して原位置に復帰停止し、次動作に備
える。
なお、これらの作動は、自動制御によって行なうことも
でき、押圧塗布装置60の前後の乳剤バケット92,97によ
る塗布、掻き取りの回数、及びスクリーン印版Sにおけ
るプリント面、スキージ面のいずれかの優先、その他の
作動順序、作動回数の条件設定は任意に行なえる。
(発明の効果) 本発明は以上のように構成されており、これがため、ロ
ール状にして予め保持されている乳剤フィルムFの引き
出し貼付あるいは乳剤Eの直接の塗布のいずれかを選択
して作動させることができ、従来と異なり、夫々の単独
の機能を有する単能機を各別に用意する必要がなく、設
置面積を節約し、また、設備費用の節減化を図ることが
できる。
すなわち、これは、本発明両用機においての押圧塗布装
置60は、スクリーン印版Sの前後に、ローラーユニット
80かバケットユニット90のいずれかが交換可能に着脱自
在に取り付けられる押圧塗布選択部65と乳剤バケット97
を有する塗布部95とを備えているからである。そして、
押圧塗布装置60においての前面側であるスクリーン印版
Sのプリント両側に配置される押圧塗布選択部65のフロ
ントバケットパイプ73に、ローラーユニット80かバケッ
トユニット90かのいずれかを選択交換すればよいからで
あり、しかも、これらの交換は、本発明両用機の前面側
で行なえばよく、作業の手間も面倒でなくて簡単に実行
でき、作業能率を大きく向上させることができる。
また、押圧塗布選択部65、塗布部95におけるバケットパ
イプ73,96のスクリーン印版Sに対する進退、下方への
傾斜作動を行なわせる作動系は、スクリーン印版Sの前
後でほぼ対称的に構成されているから、これらの制御、
その制御系の構成を簡素化できる利点がある。そればか
りでなく、押圧塗布選択部65にバケットユニット90を取
り付けて乳剤Eを直接に塗布するものとするとき、スク
リーン印版Sの前後の乳剤バケット92,97のいずれを塗
布用、掻き取り用にも設定でき、多様な印版の製作を容
易にする。
更に、ローラーユニット80は、塗布部95の乳剤バケット
97とともに乳剤フィルムFを挾み込むとき、その押圧ロ
ーラー87上下動調整自在になっているから、乳剤バケッ
ト97前縁との上下位置を対応させることができる。
また、特に、フィルム案内切断装置30は、引出された乳
剤フィルムFをスクリーン印版Sのスクリーンメッシュ
間にスクリーン印版S上部から当接位置決め案内させ、
所定長さで切断し、切断後での供給側の乳剤フィルムF
下端、貼付側の乳剤フィルムF上端夫々を各別に着脱自
在に挟着するから、スクリーンメッシュ面への当接もス
ムーズで、必要とする長さでの乳剤フィルムFの切断を
容易にし、次回での再度のセットを容易にする。
押圧塗布装置60は、押圧塗布選択部65に装着されるロー
ラーユニット80がスクリーン印版S下部位置で乳剤フィ
ルムFをスクリーンメッシュに押圧している一方、乳剤
フィルムFの当接側の反対側である塗布部95の乳剤バケ
ット97にから乳剤Eが供給されながらスクリーンメッシ
ュ面に沿って摺接上昇するから、その押付圧、塗布回数
により膜厚調整も行なえ、所定の膜厚の正確な設定を容
易とすることができる。
また、バケットユニット90が装着された押圧塗布選択部
65が塗布部95とともに上昇することで、それらの乳剤バ
ケット92,97の傾斜の有無によって、スクリーンメッシ
ュの両面からの乳剤Eの供給塗布、あるいはいずれか一
面では塗布、他面では掻き取りの多様な塗布形態を設定
でき、種々なニーズに対応できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は正面
図、第2図は縦断側面図、第3図はフィルム案内切断装
置の一部切欠側面図、第4図は同じく要部正面図、第5
図は切断支持機構での乳剤フィルムに対する挟着状態の
要部側断面図、第6図は乳剤フィルム貼付時の押圧塗布
装置の側面図、第7図は乳剤の直接塗布時の押圧塗布装
置の側面図である。 E……乳剤、F……乳剤フィルム、S……スクリーン印
版。 1……機枠フレーム、2……クランプバーサイドプレー
ト、3……カウンターシャフトパイプ、4……ガイド手
段。 10……印版支持装置、11……版枠クランプバー、12……
支持クランプ、20……フィルム供給機構、21……保持ロ
ール。 30……フィルム案内切断装置、31……ギヤハウジング、
32……進退シリンダ、33……シャフトブロック、34……
スライドシャフト、35……タイミングラック、36……カ
ウンターシャフト、37……ピニオン、38……昇降シリン
ダ、41……支持ブロック、42……支持ピン、45……切断
支持機構、46……上部レールサポートバー、47……上部
クランプシリンダ、48……上部クランプレール、49……
上部レールサイドブロック、51……下部レールサポート
バー、52……下部クランプシリンダ、53……下部クラン
プレール、54……下部レールサイドブロック、55……カ
ッターガイドオンプレート、56……カッターガイドプレ
ート、57……カッターホルダー、58……カッター、59…
…保護材。 60……押圧塗布装置、61……キャリッジベース、62……
キャリッジパイプ、65……押圧塗布選択部、66……スラ
イドレール、67……スライドコロ、68……スライドプレ
ート、69……進退シリンダ、71……スライドプレートパ
イプ、72……バケットパイプアーム、73……フロントバ
ケットパイプ、74……シリンダトラニオンプレート、75
……傾斜シリンダ、76……ジョイントアーム、80……ロ
ーラーユニット、81……ローラーユニットベース、82…
…ローラーガイドプレート、83……ローラーアジャスト
ボルト、84……アジャストプロック、85……ローラーガ
イドブロック、86……ローラーシャフト、87……押圧ロ
ーラー、88……アジャストノブ、89……クランプ金具、
90……バケットユニット、91……バケットベース、92…
…乳剤バケット、95……塗布部、96……リアバケットパ
イプ、97……乳剤バケット。 100……センサーレール、101……上限近接センサー、10
2……中間近接センサー、103……下限近接センサー、10
4……アッパーセンサープレート、105……ロアーセンサ
ープレート、111……上限近接センサー、112……中間近
接センサー、113……下限近接センサー、114……アッパ
ーセンサープレート、115……センサーブロックスライ
ドプレート、116……ロアーセンサープレート。 120……切断位置検出手段、121……近接センサー、122
……センサーブロック。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スクリーン印版を支持する印版支持装置
    と、乳剤フィルムを供給するフィルム供給装置と、供給
    された乳剤フィルムをスクリーン印版のスクリーンメッ
    シュ面に案内し、所定長さで切断して保持するフィルム
    案内切断装置と、スクリーンメッシュ面に乳剤フィルム
    を押圧しながら貼付し、また、同じくスクリーンメッシ
    ュ面に乳剤を直接に塗布する押圧塗布装置とを備えて成
    り、押圧塗布装置は、スクリーン印版の前後に、乳剤フ
    ィルムを貼付すべくスクリーン印版のスクリーンメッシ
    ュ面に当接した乳剤フィルムをスクリーンメッシュ面に
    押圧するローラーユニット、乳剤を塗布供給もしくは掻
    き取るバケットユニットを着脱し、これらを交換自在に
    装着する押圧塗布選択部と、スクリーンメッシュ面に乳
    剤を供給もしくは掻き取る乳剤バケットが装着されてい
    る塗布部とを有し、これらの押圧塗布選択部、塗布部
    は、いずれも、スクリーン印版に沿って昇降するキャリ
    ッジベースにスクリーン印版の前後でほぼ対称的に配置
    構成された作動系によってスクリーン印版の前後面に対
    して進退自在で下方傾斜されるバケットパイプを備え、
    押圧塗布選択部のバケットパイプにはローラーユニット
    あるいはバケットユニットのいずれかが交換可能に着脱
    自在に取り付けられ、塗布部のバケットパイプには乳剤
    バケットが取り付けられていることを特徴とするスクリ
    ーン印刷用乳剤塗布、乳剤フィルム貼付両用機。
  2. 【請求項2】ローラーユニットは、バケットパイプにク
    ランプ金具を介して取り付けられるローラーユニットベ
    ースに、左右のローラーガイドブロックを上下動調整自
    在に配し、この左右のローラーガイドブロック相互間に
    押圧ローラーを回転自在に装架支承して成る請求項1記
    載のスクリーン印刷用乳剤塗布、乳剤フィルム貼付両用
    機。
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