JPH076932Y2

JPH076932Y2 - メダル配給装置

Info

Publication number: JPH076932Y2
Application number: JP69589U
Authority: JP
Inventors: 高敏大宅
Original assignee: ゼッター工業株式会社
Priority date: 1989-01-07
Filing date: 1989-01-07
Publication date: 1995-02-22
Anticipated expiration: 2004-01-07
Also published as: JPH02130687U

Description

【考案の詳細な説明】「産業上の利用分野」本考案は、スロットルマシン等のゲーム機に使用するメ
ダルの配給装置に関するものである。

「従来の技術」．スロットルマシン等のゲーム機や自動メダル貸出機が並
んでいる所へ．自動的にメダルを供給する装置に於い
て．タンク等からメダルを必要量取り出そうとする場合
には．ゲート式や回転羽根式．及びバスケットコンベア
式等がある。

「考案が解決しようとする課題」．ゲート式は．ゲートを開いてメダルを出した後．ゲート
を閉める時にゲートがメダルを挟み込むので．ゲートが
完全に閉まらないことになり．しかもゲートやメダルが
損傷することが有った。

回転羽根式でも．回転羽根とスリットの間でメダルの噛
み込みが発生した。

又．バスケットコンベア式でも．タンクの側面部から取
り出そうとすれば．やはりタンクの側面部とバスケット
コンベアとの間で．メダルの噛み込みがあり．バスケッ
トとバスケットの間では．タンクの側面との隙間が出来
るので．メダルがそこからこぼれ出ていた。

「課題を解決する手段」本考案は．これを解決する為に考案されたもので．（イ）．ケーシング（１）を．胴体（２）．メダル流入
口（３）．メダル流出口（４）．及び．胴体（２）の内
部にガイド（５）を設けて形成する。（第１図）．（ロ）．ローター（６）を．周縁部（７）．軸部
（８）．及び.1個又は数個の．メダルの外径より大きい
穴部（９）と．突起部（10）を有する底面部（11）で形
成する。（第１図）．（ハ）．ケーシング（１）にローター（６）をはめ込
み．軸受部（12）で保持する。（第３図）．（ニ）．ローター（６）の軸部（８）に．モーター等の
動力（13）を直結．又は．ベルト車（14）とベルト（1
5）や．歯車等の伝達装置で接続する。（第３図）．（ホ）．ケーシング（１）を．タンク（16）の側面部や
底面部の開口部（17）に取りつける。（第２図．及び．
第３図）．以上のように構成された．メダル配給装置である。

「作用」本考案は．以上の様な構造であるから．タンク（16）内のメダルは開口部（17）から．ケーシン
グ（１）のメダル流入口（３）を通って胴体（２）へ流
れ込み．ガイド（５）に依ってローター（６）へと導か
れて底面部（11）に達する。

しかし．ローター（６）が動力（13）に依って回転して
いない場合には．メダルはひとつのかたまりの様になっ
て穴部（９）を通過せず底面部（11）で滞留して．底面
部（11）より先へは流れては行かないことになる。

そこで．ローター（６）を動力（13）に依って回転させ
ると．周縁部（７）及び突起部（10）に依ってメダルが
掻き混ぜられ．メダルが穴部（９）を通過してメダル流
出口（４）へと流れて行く。

この様に．ローター（６）の回転と停止に依ってメダル
の流れをコントロールできる様にしたものである。

そして．メダルを必要としているところで．枚数センサ
ーや堆積センサー等に依ってメダルの量を検出して．ロ
ーター（６）を適宜回転させればメダルを必要量供給す
ることができる。

「効果」そこで．本考案を使用する場合には．配給しようとする箇所の数だけタンク（16）の側面や底
面などに開口部（17）を設けて．そのそれぞれにメダル
配給装置を取りつけて．メダル流出口（４）にホースや
コンベア等を接続して．メダルを必要としている所へメ
ダルが送られる様にすればよい。

メダルの流量は．穴部（９）の数や径の大きさ．及び．
ローター（６）の回転数を変える事により．極めて簡単
に．任意の流量に自由に設定することができる。

そして構造的に．メダルを噛み込んだり挟んだりするこ
とが全く無い様になっているので．メダルの供給中に装
置が停止したり．装置やメダルが損傷したりすることが
無くなり．装置の信頼性が高くその耐久性も向上する。

尚．タンク（16）の底面部を．第２図の様に波型でしか
も斜面にすれば．メダルがメダル流入口（３）へ流れや
すくなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は．本考案の分解状態を示す斜視図。第２図は．本考案の分解状態を示す斜視図。第３図は．本考案の組立状態を示す斜視図。 1:ケーシング． 2:胴体． 3:メダル流入口． 4:メダル流出口． 5:ガイド． 6:ローター． 7:周縁部． 8:軸部． 9:穴部． 10:突起部． 11:底面部． 12:軸受部． 13:動力． 14:ベルト車． 15:ベルト． 16:タンク． 17:開口部

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】（イ）．ケーシング（１）を．胴体
（２）．メダル流入口（３）．メダル流出口（４）．及
び．胴体（２）の内部にガイド（５）を設けて形成す
る。（第１図）．（ロ）．ローター（６）を．周縁部（７）．軸部
（８）．及び.1個又は数個の．メダルの外径より大きい
穴部（９）と．突起部（10）を有する底面部（11）で形
成する。（第１図）．（ハ）．ケーシング（１）にローター（６）をはめ込
み．軸受部（12）で保持する。（第３図）．（ニ）．ローター（６）の軸部（８）に．モーター等の
動力（13）を直結．又は．ベルト車（14）とベルト（1
5）や．歯車等の伝達装置で接続する。（第３図）．（ホ）．ケーシング（１）を．タンク（16）の側面部や
底面部の開口部（17）に取りつける。（第２図．及び．
第３図）．以上のように構成されたメダル配給装置。