JPH0769279A - 長尺吊下物の水中設置、揚収作業用動揺吸収装置 - Google Patents
長尺吊下物の水中設置、揚収作業用動揺吸収装置Info
- Publication number
- JPH0769279A JPH0769279A JP24212193A JP24212193A JPH0769279A JP H0769279 A JPH0769279 A JP H0769279A JP 24212193 A JP24212193 A JP 24212193A JP 24212193 A JP24212193 A JP 24212193A JP H0769279 A JPH0769279 A JP H0769279A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floating body
- hook
- attached
- turret
- long
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Earth Drilling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 水上浮体上の浮体動揺を吸収し、大きな浮体
動揺の下での能率的な長尺吊下物の設置、揚収作業を可
能にする。 【構成】 水上浮体１上に櫓２を組み立てる。櫓２にウ
インチ４を設置し、又、櫓２の頂部にフック動揺吸収シ
リンダー１２を介して上部滑車支持構造物１１を支持さ
せる。更に、スライド支持台１３を設け、これと上部滑
車支持構造物１１を支持台動揺吸収シリンダー１４を介
したワイヤーロープ１７で接続する。フック動揺吸収シ
リンダー１２と支持台動揺吸収シリンダー１４の働きに
より浮体動揺を吸収する。
動揺の下での能率的な長尺吊下物の設置、揚収作業を可
能にする。 【構成】 水上浮体１上に櫓２を組み立てる。櫓２にウ
インチ４を設置し、又、櫓２の頂部にフック動揺吸収シ
リンダー１２を介して上部滑車支持構造物１１を支持さ
せる。更に、スライド支持台１３を設け、これと上部滑
車支持構造物１１を支持台動揺吸収シリンダー１４を介
したワイヤーロープ１７で接続する。フック動揺吸収シ
リンダー１２と支持台動揺吸収シリンダー１４の働きに
より浮体動揺を吸収する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は水上浮体からの長尺吊下
物の設置及び揚収に伴なう一連の作業中に水上浮体の動
揺を吸収する、長尺吊下物の水中設置、揚収作業用動揺
吸収装置に関するものである。
物の設置及び揚収に伴なう一連の作業中に水上浮体の動
揺を吸収する、長尺吊下物の水中設置、揚収作業用動揺
吸収装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、水上浮体から長尺吊下物の水中へ
の設置や水中からの揚収作業を行わせるものとしては、
図３及び図４にその一例を示す如く、水上浮体１上に櫓
２を組み立てて、該櫓２の上部に滑車３を取り付け、且
つ櫓２上に設置したウインチ４からのワイヤーロープ５
を上記滑車３に掛けてフック６を吊るし、ワイヤーロー
プ５をウインチ４で巻込み、繰出することにより上記フ
ック６を昇降させるようにし、フック６で把持した長尺
吊下物７を水中へ吊り降ろしたり、揚収させるようにし
たものが用いられている。
の設置や水中からの揚収作業を行わせるものとしては、
図３及び図４にその一例を示す如く、水上浮体１上に櫓
２を組み立てて、該櫓２の上部に滑車３を取り付け、且
つ櫓２上に設置したウインチ４からのワイヤーロープ５
を上記滑車３に掛けてフック６を吊るし、ワイヤーロー
プ５をウインチ４で巻込み、繰出することにより上記フ
ック６を昇降させるようにし、フック６で把持した長尺
吊下物７を水中へ吊り降ろしたり、揚収させるようにし
たものが用いられている。
【０００３】従来の方式で長尺吊下物７を設置するとき
は、浮体１上に設置してある単管搬出入装置８を利用し
て格納場所より搬入した多くの単管７ａを浮体１上で順
次接続しながらフック６を介して水中へ降下させて行く
ようにし、又、揚収作業では設置作業と全く逆の手順に
より水上浮体１上へ水中から引き上げられた長尺吊下物
７を順次切り離して、単管７ａを格納場所へ搬出しなが
ら引き上げて行く方法で行なわれている。
は、浮体１上に設置してある単管搬出入装置８を利用し
て格納場所より搬入した多くの単管７ａを浮体１上で順
次接続しながらフック６を介して水中へ降下させて行く
ようにし、又、揚収作業では設置作業と全く逆の手順に
より水上浮体１上へ水中から引き上げられた長尺吊下物
７を順次切り離して、単管７ａを格納場所へ搬出しなが
ら引き上げて行く方法で行なわれている。
【０００４】この場合、上記水中への設置作業や揚収作
業での単管７ａの接続、切り離し作業及び搬出入等の荷
役作業時には、長尺吊下物７の上端部を櫓２の内側張出
部９上の支持構造物１０にて支持し、長尺吊下物７を吊
り下げた状態にて保持していることができるようにして
ある。
業での単管７ａの接続、切り離し作業及び搬出入等の荷
役作業時には、長尺吊下物７の上端部を櫓２の内側張出
部９上の支持構造物１０にて支持し、長尺吊下物７を吊
り下げた状態にて保持していることができるようにして
ある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
長尺吊下物の設置、揚収方式では、長尺吊下物の設置、
揚収に関する一連の作業中に浮体動揺が大きくなった場
合に、浮体動揺を軽減させるような機構を備えていない
ため、長尺吊下物の上端部に大きな変動荷重が生じてし
まい、装置の破損や事故発生の可能性がある。そのた
め、安全に作業を行なうためには、水面が非常に静かで
浮体動揺が小さい時を選んで作業を行なう必要があり、
年間を通して作業時期が限られると共に作業可能な海象
になるまで待機せざるを得ないという事態も起こるとい
う問題がある。
長尺吊下物の設置、揚収方式では、長尺吊下物の設置、
揚収に関する一連の作業中に浮体動揺が大きくなった場
合に、浮体動揺を軽減させるような機構を備えていない
ため、長尺吊下物の上端部に大きな変動荷重が生じてし
まい、装置の破損や事故発生の可能性がある。そのた
め、安全に作業を行なうためには、水面が非常に静かで
浮体動揺が小さい時を選んで作業を行なう必要があり、
年間を通して作業時期が限られると共に作業可能な海象
になるまで待機せざるを得ないという事態も起こるとい
う問題がある。
【０００６】そこで、本発明は、浮体動揺を吸収し、能
率的な作業を可能にする長尺吊下物の水中設置、揚収作
業用動揺吸収装置を提供しようとするものである。
率的な作業を可能にする長尺吊下物の水中設置、揚収作
業用動揺吸収装置を提供しようとするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、水上浮体上に組み立てた櫓の頂部に、上
部滑車を取り付けた上部滑車支持構造物を、フック動揺
吸収シリンダーを介し取り付けて、櫓上のウインチに巻
かれたワイヤーロープを上記上部滑車に掛けてフックを
吊り下げ、且つ長尺吊下物の上端部を保持できるように
してあるスライド支持台を設け、該スライド支持台に一
端を取り付けたワイヤーロープを、上記櫓に取り付けた
支持台動揺吸収シリンダーの滑車に掛け回わして他端を
上記上部滑車支持構造物に取り付けて、スライド支持台
をワイヤーロープで吊下げ支持させた構成とする。
決するために、水上浮体上に組み立てた櫓の頂部に、上
部滑車を取り付けた上部滑車支持構造物を、フック動揺
吸収シリンダーを介し取り付けて、櫓上のウインチに巻
かれたワイヤーロープを上記上部滑車に掛けてフックを
吊り下げ、且つ長尺吊下物の上端部を保持できるように
してあるスライド支持台を設け、該スライド支持台に一
端を取り付けたワイヤーロープを、上記櫓に取り付けた
支持台動揺吸収シリンダーの滑車に掛け回わして他端を
上記上部滑車支持構造物に取り付けて、スライド支持台
をワイヤーロープで吊下げ支持させた構成とする。
【０００８】
【作用】長尺吊下物の昇降作業等で、長尺吊下物の上端
がフックと接続されている場合は、支持台動揺吸収シリ
ンダーはロックして動きを止め、一方で、フック動揺吸
収シリンダーを浮体動揺に合わせて伸縮させることで、
フックとスライド支持台を同時且つ同変位で上下運動さ
せ、浮体動揺を吸収する。
がフックと接続されている場合は、支持台動揺吸収シリ
ンダーはロックして動きを止め、一方で、フック動揺吸
収シリンダーを浮体動揺に合わせて伸縮させることで、
フックとスライド支持台を同時且つ同変位で上下運動さ
せ、浮体動揺を吸収する。
【０００９】又、単管の搬出入作業等、長尺吊下物の上
端がスライド支持台に保持されている場合は、フック動
揺吸収シリンダーはロックして動きを止め、一方で支持
台動揺吸収シリンダーを浮体動揺に合わせて伸縮させる
ことで、スライド支持台に保持されている長尺吊下物
に、浮体動揺が伝わらないようにできる。
端がスライド支持台に保持されている場合は、フック動
揺吸収シリンダーはロックして動きを止め、一方で支持
台動揺吸収シリンダーを浮体動揺に合わせて伸縮させる
ことで、スライド支持台に保持されている長尺吊下物
に、浮体動揺が伝わらないようにできる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【００１１】図１及び図２は本発明の一実施例を示すも
ので、図３及び図４に示した従来の方式と同様に、水上
浮体１上に櫓２を組み立てて、該櫓２を利用して吊り下
げたフック６により長尺吊下物７を昇降させるようにし
てある構成において、滑車３を取り付けた滑車支持構造
物１１をフック動揺吸収シリンダー１２を介して上記櫓
２の上方に設置し、櫓２の内側張出部９上に設置された
ウインチ４からのワイヤーロープ５を上記滑車３に掛け
てフック６を吊り下げ、該ワイヤーロープ５をウインチ
４で巻込み、繰出することにより、フック９を昇降させ
ることができるようにし、更に、吊り下げられている長
尺吊下物７を保持するためのスライド支持台１３を櫓２
の内側張出部９間に上下方向へスライドできるように配
置すると共に、櫓２の外側には、ヘッド側とピストンロ
ッドの先端に各々滑車１５と１６を有する支持台動揺吸
収シリンダー１４を左右対称的に取り付け、上記スライ
ド支持台１３に各一端を取り付けたワイヤーロープ１７
を上記左右の支持台動揺吸収シリンダー１４の滑車１５
と１６に掛け回した後、別々に上部滑車支持構造物１１
まで導いて、各他端を該上部滑車支持構造物１１に結着
して、スライド支持台１３を吊下げ支持させるように
し、該スライド支持台１３と水上浮体１の上下方向の相
対変位を支持台動揺吸収シリンダー１４の伸縮動作で吸
収させるようにし、又、上部滑車３の支持荷重と上記ス
ライド支持台１３を吊ったワイヤーロープ１７の張力を
上部滑車支持構造物１１を介してフック動揺吸収シリン
ダー１２で支持させるようにする。
ので、図３及び図４に示した従来の方式と同様に、水上
浮体１上に櫓２を組み立てて、該櫓２を利用して吊り下
げたフック６により長尺吊下物７を昇降させるようにし
てある構成において、滑車３を取り付けた滑車支持構造
物１１をフック動揺吸収シリンダー１２を介して上記櫓
２の上方に設置し、櫓２の内側張出部９上に設置された
ウインチ４からのワイヤーロープ５を上記滑車３に掛け
てフック６を吊り下げ、該ワイヤーロープ５をウインチ
４で巻込み、繰出することにより、フック９を昇降させ
ることができるようにし、更に、吊り下げられている長
尺吊下物７を保持するためのスライド支持台１３を櫓２
の内側張出部９間に上下方向へスライドできるように配
置すると共に、櫓２の外側には、ヘッド側とピストンロ
ッドの先端に各々滑車１５と１６を有する支持台動揺吸
収シリンダー１４を左右対称的に取り付け、上記スライ
ド支持台１３に各一端を取り付けたワイヤーロープ１７
を上記左右の支持台動揺吸収シリンダー１４の滑車１５
と１６に掛け回した後、別々に上部滑車支持構造物１１
まで導いて、各他端を該上部滑車支持構造物１１に結着
して、スライド支持台１３を吊下げ支持させるように
し、該スライド支持台１３と水上浮体１の上下方向の相
対変位を支持台動揺吸収シリンダー１４の伸縮動作で吸
収させるようにし、又、上部滑車３の支持荷重と上記ス
ライド支持台１３を吊ったワイヤーロープ１７の張力を
上部滑車支持構造物１１を介してフック動揺吸収シリン
ダー１２で支持させるようにする。
【００１２】図中、図３及び図４と同一のものには同一
の符号が付してある。
の符号が付してある。
【００１３】単管搬出入装置８を利用して単管７ａを搬
入して単管同士を順次接続し、長尺吊下物７として水中
に降下させていく設置作業や、逆に水中から引き上げな
がら単管７ａを順次切り離し、単管搬出入装置８を利用
して搬出していく揚収作業などの一連の作業中、主要作
業である長尺吊下物７の昇降作業時では、長尺吊下物７
の上端にフック６は接続されており、フック６を吊って
いるワイヤーロープ１７をウインチ４で巻込み、繰出す
ることで長尺吊下物７を昇降させることができ、この場
合、長尺吊下物７の吊り下げ負荷は、滑車３から上部滑
車支持構造物１１へと伝わり、最終的にはフック動揺吸
収シリンダー１２により支持される。
入して単管同士を順次接続し、長尺吊下物７として水中
に降下させていく設置作業や、逆に水中から引き上げな
がら単管７ａを順次切り離し、単管搬出入装置８を利用
して搬出していく揚収作業などの一連の作業中、主要作
業である長尺吊下物７の昇降作業時では、長尺吊下物７
の上端にフック６は接続されており、フック６を吊って
いるワイヤーロープ１７をウインチ４で巻込み、繰出す
ることで長尺吊下物７を昇降させることができ、この場
合、長尺吊下物７の吊り下げ負荷は、滑車３から上部滑
車支持構造物１１へと伝わり、最終的にはフック動揺吸
収シリンダー１２により支持される。
【００１４】又、単管７ａの接続、切り離し作業や、搬
出入等の荷役作業時では、長尺吊下物の上端はスライド
支持台１３で保持されることになり、このときの該スラ
イド支持台１３に掛かる長尺吊下物７の吊り下げ負荷
は、支持台動揺吸収シリンダー１４の滑車１５，１６に
掛けられたワイヤーロープ１７を介して最終的にはフッ
ク動揺吸収シリンダー１２により支持される。
出入等の荷役作業時では、長尺吊下物の上端はスライド
支持台１３で保持されることになり、このときの該スラ
イド支持台１３に掛かる長尺吊下物７の吊り下げ負荷
は、支持台動揺吸収シリンダー１４の滑車１５，１６に
掛けられたワイヤーロープ１７を介して最終的にはフッ
ク動揺吸収シリンダー１２により支持される。
【００１５】今、長尺吊下物７の上端とフック６が接続
されていて、ウインチ４によりワイヤーロープ５を巻込
み、繰出して長尺吊下物７の昇降作業を行っていると
き、水上浮体１に浮体動揺が発生した場合は、支持台動
揺吸収シリンダー１４はロックして動きを止め、フック
動揺吸収シリンダー１２を浮体動揺に合わせて伸縮させ
て、フック６とスライド支持台１３を同時且つ同変位で
上下運動させることにより、浮体動揺を吸収することが
できる。
されていて、ウインチ４によりワイヤーロープ５を巻込
み、繰出して長尺吊下物７の昇降作業を行っていると
き、水上浮体１に浮体動揺が発生した場合は、支持台動
揺吸収シリンダー１４はロックして動きを止め、フック
動揺吸収シリンダー１２を浮体動揺に合わせて伸縮させ
て、フック６とスライド支持台１３を同時且つ同変位で
上下運動させることにより、浮体動揺を吸収することが
できる。
【００１６】一方、長尺吊下物７の上端をスライド支持
台１３により保持している状態で単管７ａの搬出入等の
作業を行っているときに浮体動揺が発生した場合は、フ
ック動揺吸収シリンダー１２をロックして動きを止め、
支持台動揺吸収シリンダー１４は浮体動揺に合わせ伸縮
させることにより、吊り下げている長尺吊下物７に浮体
動揺が伝わらないようにすることができる。
台１３により保持している状態で単管７ａの搬出入等の
作業を行っているときに浮体動揺が発生した場合は、フ
ック動揺吸収シリンダー１２をロックして動きを止め、
支持台動揺吸収シリンダー１４は浮体動揺に合わせ伸縮
させることにより、吊り下げている長尺吊下物７に浮体
動揺が伝わらないようにすることができる。
【００１７】なお、本発明は上記実施例のみに限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にお
いて種々変更を加え得ることは勿論である。
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にお
いて種々変更を加え得ることは勿論である。
【００１８】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の長尺吊下物の
水中設置、揚収作業用動揺吸収装置によれば、櫓上に設
置したフック動揺吸収シリンダーにて上部滑車支持構造
物を支持させ、更に櫓の内側張出部に沿い昇降するよう
スライド支持台を設け、該スライド支持台に一端を結着
させ、他端を上記上部滑車支持構造物に固定されたワイ
ヤーロープを、櫓に取り付けた支持台動揺吸収シリンダ
ーの滑車に掛け回わした構成としてあるので、単管の接
続、切り離し作業や長尺吊下物の昇降作業を浮体動揺を
吸収しながら行うことができ、又、長尺吊下物をスライ
ド支持台に支持させて単管の搬出入等を行う浮体上での
荷役作業時などでは、支持台動揺吸収シリンダーの伸縮
動作で浮体動揺を吸収した状態で長尺吊下物を保持でき
て、この間の長尺吊下物上端の変動荷重を小さくおさえ
ることができ、したがって、従来作業できなかった荒れ
た海象の下でも長尺吊下物の設置揚収作業を行なうこと
が可能になるという優れた効果を発揮する。
水中設置、揚収作業用動揺吸収装置によれば、櫓上に設
置したフック動揺吸収シリンダーにて上部滑車支持構造
物を支持させ、更に櫓の内側張出部に沿い昇降するよう
スライド支持台を設け、該スライド支持台に一端を結着
させ、他端を上記上部滑車支持構造物に固定されたワイ
ヤーロープを、櫓に取り付けた支持台動揺吸収シリンダ
ーの滑車に掛け回わした構成としてあるので、単管の接
続、切り離し作業や長尺吊下物の昇降作業を浮体動揺を
吸収しながら行うことができ、又、長尺吊下物をスライ
ド支持台に支持させて単管の搬出入等を行う浮体上での
荷役作業時などでは、支持台動揺吸収シリンダーの伸縮
動作で浮体動揺を吸収した状態で長尺吊下物を保持でき
て、この間の長尺吊下物上端の変動荷重を小さくおさえ
ることができ、したがって、従来作業できなかった荒れ
た海象の下でも長尺吊下物の設置揚収作業を行なうこと
が可能になるという優れた効果を発揮する。
【図１】本発明の長尺吊下物の水中設置、揚収作業用動
揺吸収装置により長尺吊下物昇降時の状態を示す概略図
である。
揺吸収装置により長尺吊下物昇降時の状態を示す概略図
である。
【図２】本発明の装置により単管の搬出入の状態を示す
概略図である。
概略図である。
【図３】従来の長尺吊下物を昇降させる状態を示す概略
図である。
図である。
【図４】従来の単管の搬出入の状態を示す概略図であ
る。
る。
１ 水上浮体 ２ 櫓 ３ 上部滑車 ４ ウインチ ５ ワイヤーロープ ６ フック ７ 長尺吊下物 ７ａ 単管 １１ 上部滑車支持構造物 １２ フック動揺吸収シリンダー １３ スライド支持台 １４ 支持台動揺吸収シリンダー １７ ワイヤーロープ
Claims (1)
- 【請求項１】 水上浮体上に組み立てた櫓の頂部に、上
部滑車を取り付けた上部滑車支持構造物を、フック動揺
吸収シリンダーを介し取り付けて、櫓上のウインチに巻
かれたワイヤーロープを上記上部滑車に掛けてフックを
吊り下げ、且つ長尺吊下物の上端部を保持できるように
してあるスライド支持台を設け、該スライド支持台に一
端を取り付けたワイヤーロープを、上記櫓に取り付けた
支持台動揺吸収シリンダーの滑車に掛け回わして他端を
上記上部滑車支持構造物に取り付けて、スライド支持台
をワイヤーロープで吊下げ支持させた構成を有すること
を特徴とする長尺吊下物の水中設置、揚収作業用動揺吸
収装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24212193A JP3344030B2 (ja) | 1993-09-03 | 1993-09-03 | 長尺吊下物の水中設置、揚収作業用動揺吸収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24212193A JP3344030B2 (ja) | 1993-09-03 | 1993-09-03 | 長尺吊下物の水中設置、揚収作業用動揺吸収装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0769279A true JPH0769279A (ja) | 1995-03-14 |
| JP3344030B2 JP3344030B2 (ja) | 2002-11-11 |
Family
ID=17084615
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24212193A Expired - Fee Related JP3344030B2 (ja) | 1993-09-03 | 1993-09-03 | 長尺吊下物の水中設置、揚収作業用動揺吸収装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3344030B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101219576B1 (ko) * | 2010-10-05 | 2013-01-08 | 주식회사 칸 | 상하동요 보상장치 |
| KR101334309B1 (ko) * | 2011-10-28 | 2013-11-28 | 삼성중공업 주식회사 | Ｃｍｃ 파단 테스트 시스템 |
-
1993
- 1993-09-03 JP JP24212193A patent/JP3344030B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101219576B1 (ko) * | 2010-10-05 | 2013-01-08 | 주식회사 칸 | 상하동요 보상장치 |
| KR101334309B1 (ko) * | 2011-10-28 | 2013-11-28 | 삼성중공업 주식회사 | Ｃｍｃ 파단 테스트 시스템 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3344030B2 (ja) | 2002-11-11 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2020514205A (ja) | 深海巻上げシステムおよび方法 | |
| KR101883219B1 (ko) | 향상된 제진성능을 가지는 항만 컨테이너 크레인 | |
| CN110973016A (zh) | 赶鱼装置及采用该赶鱼装置的养殖系统 | |
| CN116142390A (zh) | 一种止荡对接装置及其水下设备吊放回收系统 | |
| JP3258493B2 (ja) | 船舶の起倒式フレームによる吊荷の振れ止め装置 | |
| JPH0769279A (ja) | 長尺吊下物の水中設置、揚収作業用動揺吸収装置 | |
| JP2005112622A (ja) | 搭載艇揚降装置 | |
| CN218909657U (zh) | 一种桥式起重机防摇组件 | |
| WO1989007068A1 (en) | Marine launch and recovery arrangement | |
| CN220662811U (zh) | 水面光伏板安装设备 | |
| JPH0891770A (ja) | 長尺材吊上げ装置 | |
| CN216711425U (zh) | 一种路灯吊装夹持装置 | |
| JPH10324492A (ja) | 吊荷振止め装置および同吊荷振止め装置をそなえたクレーン設備 | |
| CN216471888U (zh) | 一种水下撬块的升降结构 | |
| CN219636704U (zh) | 一种船舶吊装器 | |
| CN216235650U (zh) | 一种加油站柴油发电机维修时的起吊设备 | |
| CN217535267U (zh) | 一种船用起重机的平衡装置 | |
| TWI626371B (zh) | Offshore wind turbine installation system and installation method thereof | |
| JP2012176828A (ja) | 巻上げ機 | |
| SU846379A1 (ru) | Судова мачта | |
| JPH11314881A (ja) | 荷役装置の振れ止め装置 | |
| JPH0782978A (ja) | 海上浮体の長尺物支持装置及び支持方法 | |
| JP2006160417A (ja) | ケーブル収納装置 | |
| CN116135766A (zh) | 一种船舶吊装器 | |
| JPS6119194Y2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |