JPH0768881B2 - スクロ−ル形流体機械の軸受構造 - Google Patents

スクロ−ル形流体機械の軸受構造

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JPH0768881B2
JPH0768881B2 JP16937287A JP16937287A JPH0768881B2 JP H0768881 B2 JPH0768881 B2 JP H0768881B2 JP 16937287 A JP16937287 A JP 16937287A JP 16937287 A JP16937287 A JP 16937287A JP H0768881 B2 JPH0768881 B2 JP H0768881B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、架構に設ける軸受に駆動軸を支持し、この駆
動軸における前記軸受の上方部位に偏心回転部を設け
て、該偏心回転部を介して可動スクロールを固定スクロ
ールに対し公転駆動させるようにしたスクロール形流体
機械の軸受構造に関するものである。
(従来の技術) 従来、この種スクロール形流体機械は、例えば第4図に
示す如く、密閉ケーシング内に内装した架構(4)に、
内輪(6a)と外輪(6b)及び転動体(6c)とから成るラ
ジアル軸受(6)を介して駆動軸(5)の上部側を回転
自由に支持すると共に、前記軸受(6)の上方で前記駆
動軸(5)の上端部に、カウンタウェイト(7)を一体
状に設け、又、このカウンタウェイト(7)の上部位置
に図示していないが、ドライブピン及びスイングリンク
などから成る伝動機構を介して可動スクロールを公転可
能に連結している。
そして、前記ラジアル軸受(6)を固定するには、前記
架構(4)に対して下方から圧入してその下端縁(a)
をカシメ固定していた。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、前記架構(4)におけるラジアル軸受(6)
の支持部分(4a)は、前記軸受(6)の外周を受入れる
べく筒状を呈し、通常薄肉に形成されているために、機
械の運転に伴なう振動等により、その運転中に、軸受保
持のための十分な強度を保つことができず、前記軸受
(6)は下方に抜け落ちてしまうことがあるといった問
題点があった。
また、前記軸受(6)の下端縁(a)にはカシメ加工を
施すのであるが、架構(4)は、通常鋳物でできている
ために、該架構(4)に対する前記軸受(6)のカシメ
固定が難しく、十分な保持強度を確保しがたい問題があ
り、結局、前記軸受(6)の落下防止策として不十分で
あった。
更にまた、前記の如きスクロール形流体機械では、前記
軸受(6)の上部側に前記カウンタウェイト(7)に従
動されるスイングリンク等の回動部分を備え、前記駆動
軸(5)の軸心内に上昇せしめる潤滑油をその回動部分
等に供給するようにしているために、供給後の潤滑油の
一部が前記カウンタウェイト(7)の平面輪郭から露出
される軸受(6)の側へと侵入し、該軸受(6)の内輪
(6a)と外輪(6b)との間から下方モータ側の空間へと
落下し、該モータ側の空間に導入される吸入ガス中に油
が混入して、液圧縮の問題や油上りの問題も懸念される
のであった。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであって、ラ
ジアル軸受を架構に固定するにあたり、この軸受の下方
への抜けを阻止できると共に、上方への抜け止め規制が
できて、軸受を前記架構に確実に保持でき、しかも潤滑
油が前記軸受に侵入するのを阻止できて、液圧縮或いは
油上りの問題も防止し得るスクロール形流体機械の軸受
構造を提供することを主な目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成するために、架構(4)に設
ける軸受(6)に駆動軸(5)を支持し、この駆動軸
(5)における前記軸受(6)の上方部位に偏心回転部
(78)を設けて、該偏心回転部(78)を介して可動スク
ロール(3)を固定スクロール(2)に対して公転駆動
させるようにしたスクロール形流体機械の軸受構造であ
って、前記架構(4)に、前記軸受(6)の外周部を受
入れる受入孔(41)を形成して、該受入孔(41)の下部
に、前記軸受(6)の下端を係止する係止部(42)を設
けると共に、前記受入孔(41)の上部に、前記軸受
(6)の上動を阻止し、かつ、前記偏心回転部(78)か
らの潤滑油の前記軸受(6)への流れ込みを阻止するリ
ング状ストッパー(20)を取付けたものである。
(作用) しかして、前記架構(4)に形成された前記受入孔(4
1)に前記軸受(6)の外周部を受入れるように嵌入
し、該受入孔(41)の下部に設けられた前記係止部(4
2)に前記軸受(6)の下端を係止して前記軸受(6)
の下方への抜け止めを図ると共に、前記受入孔(41)の
上部に取付けられるリング状ストッパー(20)によって
前記軸受(6)の上動を阻止して上方への抜け止めを図
り、かつ、前記偏心回転部(78)からの潤滑油の前記軸
受(6)への流れ込みむを阻止するのである。
(実施例) 以下本発明にかゝるスクロール形流体機械の軸受構造を
図面の実施例によって説明する。
第1図及び第3図に示すものは本発明にかゝる軸受構造
を備えたスクロール形流体機械であって、このスクロー
ル形流体機械は、底部を油溜とした密閉ケーシング
(1)の内方上部位置に、固定スクロール(2)と該固
定スクロール(2)と対向する可動スクロール(3)と
を、前記ケーシング(1)に固定した架構(4)を介し
て支持し、かつ前記ケーシング(1)の下部位置にモー
タ(M)を配置すると共に、前記架構(4)に上下方向
に延びる駆動軸(5)を、内輪(6a)と外輪(6b)及び
転動体(6c)とから成るスラスト軸受(6)を介して回
転自由に支持し、前記駆動軸(5)の下端部を前記モー
タ(M)に連結する一方、この駆動軸(5)の前記軸受
(6)から上方に突出する突出部分に、カウンタウェイ
ト(7)を一体に取付け、このカウンタウェイト(7)
と前記公転スクロール(3)との間に、前記駆動軸
(5)の回転に伴ない前記可動スクロール(3)を固定
スクロール(2)に対して公転駆動させる伝動機構
(8)を介装させている。
そして、前記カウンタウェイト(7)と前記伝動機構
(8)とから偏心回転部(78)を構成している。
前記偏心回転部(78)の一部を構成する前記伝動機構
(8)は、前記カウンタウェイト(7)の対向上部位置
に設けたバランスウェイト(9a)をもつスイングリンク
(9)と、前記カウンタウェイト(7)上に突設したド
ライブピン(10a)とリミットピン(10b)とを備え、こ
れら各ピン(10a)(10b)を介して前記スイングリンク
(9)を前記カウンタウェイト(7)に連動連結すると
共に、前記スイングリンク(9)の前記駆動軸(5)に
対して変位した位置に、前記可動スクロール(3)のボ
ス部(3a)を軸受支持する一方、この可動スクロール
(3)と前記架構(4)との間にオルダムリング(11)
を介装させ、該オルダムリング(11)により前記可動ス
クロール(3)の自転を阻止して、該可動スクロール
(3)を前記固定スクロール(2)に対し公転駆動させ
る如くしている。
斯くして前記ケーシング(1)に接続した吸入管(1a)
から内部に吸入される冷媒ガスを、前記モータ(M)の
ステータ(S)とロータ(R)との間に形成するエアギ
ャップ(G)から上方に案内して、前記固定スクロール
(2)と可動スクロール(3)との内部に吸入し、これ
ら各スクロール(2)(3)間において圧縮する如くし
ている。
また前記カウンタウェイト(7)は、第2図で明らかな
如く、長さ方向両側に大径面(7a)と小径面(7b)とを
もち、これら両面(7a)(7b)を斜め方向に延びる両側
壁面(7c)(7d)で連結することにより、平面視概略扇
状に形成しており、このカウンタウェイト(7)の上面
で、前記駆動軸(5)を中心とした前記小径面(7b)と
大径面(7a)側に、それぞれ前記ドライブピン(10a)
とリミットピン(10b)とを上方に向けて突出させてい
る。
さらに前記駆動軸(5)には、軸心内部に上下方向に貫
通する給油孔(5a)を形成し、該給油孔(5a)を前記ケ
ーシング(1)の底部油溜に臨ませ、この油溜から前記
給油孔(5a)を介して汲上げられる潤滑油を、前記カウ
ンタウェイト(7)の上面から前記伝動機構(8)など
に給油する如くしている。
しかして、以上の如きスクロール形流体機械において、
本発明にかゝる軸受構造は、前記架構(4)に、前記軸
受(6)の外周部を受入れる受入孔(41)を形成して、
該受入孔(41)の下部に、該受入孔(41)の中心側に一
体に延設されて前記軸受(6)の下端を係止する段部状
の係止部(42)を設けると共に、前記受入孔(41)の上
部に設けられた段凹部(43)に、前記軸受(6)の上動
を阻止し、かつ、前記偏心回転部(78)からの潤滑油の
前記軸受(6)への流れ込みを阻止するリング状ストッ
パー(20)を圧入固定すべくして取付けるのである。
かくして、前記架構(4)に形成された前記受入孔(4
1)に前記軸受(6)の外周部を受入れるように圧入
し、該受入孔(41)の下部に設けられた段部状の前記係
止部(42)に前記軸受(6)の下端を係止すると共に、
前記受入孔(41)の上部に設けられた段凹部(43)に前
記リング状ストッパー(20)を圧入固定すべく取付ける
ことにより、前記係止部(42)によって、前記軸受
(6)の下方への抜けを阻止できると共に、前記リング
状ストッパー(20)により前記軸受(6)の上方への抜
け止め規制ができるのである。
また、第2図に示すように、前記リング状ストッパー
(20)が、前記軸受(6)の上部において該軸受(6)
の内輪(6a)と外輪(6b)との間を覆うので、前記駆動
軸(5)給油孔(5a)から前記偏心回転部(78)のカウ
ンタウェイト(7)の上面に至り、該カウンタウェイト
(7)の回動に伴う遠心力で外方に押しのけられた潤滑
油は、前記カウンタウェイト(7)の平面輪郭に対し前
記軸受(6)が露出される該カウンタウェイト(7)の
各側壁面(7c)(7d)から、前記軸受(6)の内輪(6
a)と外輪(6b)との間に流れ込むことはなく、つまり
前記軸受(6)の内輪(6a)と外輪(6b)との間を経て
前記潤滑油が、前記モータ(M)側に落下することがな
くなって、前記潤滑油が前記モータ(M)のエアギャッ
プ(G)を経て前記各スクロール形流体機械(2)
(3)に吸入される冷媒ガスと混入したりすることもな
くなるのである。従って、前記各スクロール(2)
(3)によって液圧縮が行なわれることがなく、油上り
量を低減することができるのである。
(発明の効果) 本発明は、以上述べた如く架構(4)に設ける軸受
(6)に駆動軸(5)を支持し、この駆動軸(5)にお
ける前記軸受(6)の上方部位に偏心回転部(78)を設
けて、該偏心回転部(78)を介して可動スクロール
(3)を固定スクロール(2)に対して公転駆動させる
ようにしたスクロール形流体機械の軸受構造であって、
前記架構(4)に、前記軸受(6)の外周部を受入れる
受入孔(41)を形成して、該受入孔(41)の下部に、前
記軸受(6)の下端を係止する係止部(42)を設けると
共に、前記受入孔(41)の上部に、前記軸受(6)の上
動を阻止し、かつ、前記偏心回転部(78)からの潤滑油
の前記軸受(6)への流れ込みを阻止するリング状スト
ッパー(20)を取付けたものであるから、前記受入孔
(41)の下部に設けられた係止部(42)によって、前記
軸受(6)の下方への抜けを阻止できると共に、前記受
入孔(41)の上部に取付けられるリング状ストッパー
(20)によって前記軸受(6)の上方への抜け止め規制
ができて、軸受(6)を前記架構(4)に確実に保持で
き、しかも前記リング状ストッパー(20)によって前記
偏心回転部(78)からの潤滑油の前記軸受(6)への流
れ込みを阻止できて各スクロール(2)(3)間におけ
る液圧縮を防止できると共に油上り量を低減できるので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかゝる軸受構造を備えたスクロール形
流体機械の側断面図、第2図は同要部の平面図、第3図
は本発明にかゝる軸受構造を備えたスクロール形流体機
械の全体構造を示す一部切欠側断面図、第4図は従来例
の軸受構造の側面図である。 (2)……固定スクロール (3)……可動スクロール (4)……架構 (5)……駆動軸 (6)……軸受 (20)……リング状ストッパー (41)……受入孔 (42)……係止部 (78)……偏心回転部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】架構(4)に設ける軸受(6)に駆動軸
    (5)を支持し、この駆動軸(5)における前記軸受
    (6)の上方部位に偏心回転部(78)を設けて、該偏心
    回転部(78)を介して可動スクロール(3)を固定スク
    ロール(2)に対して公転駆動させるようにしたスクロ
    ール形流体機械の軸受構造であって、前記架構(4)
    に、前記軸受(6)の外周部を受入れる受入孔(41)を
    形成して、該受入孔(41)の下部に、前記軸受(6)の
    下端を係止する係止部(42)を設けると共に、前記受入
    孔(41)の上部に、前記軸受(6)の上動を阻止し、か
    つ、前記偏心回転部(78)からの潤滑油の前記軸受
    (6)への流れ込みを阻止するリング状ストッパー(2
    0)を取付けたことを特徴とするスクロール形流体機械
    の軸受構造。
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