JPH0768704B2 - 水中コンクリート打設装置 - Google Patents
水中コンクリート打設装置Info
- Publication number
- JPH0768704B2 JPH0768704B2 JP2327099A JP32709990A JPH0768704B2 JP H0768704 B2 JPH0768704 B2 JP H0768704B2 JP 2327099 A JP2327099 A JP 2327099A JP 32709990 A JP32709990 A JP 32709990A JP H0768704 B2 JPH0768704 B2 JP H0768704B2
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- JP
- Japan
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- concrete
- pipe
- underwater
- underwater concrete
- concrete pouring
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- Underground Or Underwater Handling Of Building Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は洋上において水底に水中コンクリートを打設す
る水中コンクリート打設装置に関する。
る水中コンクリート打設装置に関する。
（従来の技術） 従来、水底に水中コンクリートを打設する際には、トレ
ミー管と称されている水中コンクリート打設管が使用さ
れている。これはコンクリートが水面下を降下中に水に
洗われたり、骨材が分離したりするのを防止するもので
あり、第３図に示すように、水面１上から水底のコンク
リート打設位置に連通させた水中コンクリート打設管２
の下端を、打設したコンクリート３内に没入させた状態
で、下側からコンクリート表面3aを押し上げつつ順次コ
ンクリートを打設するようにしている。
ミー管と称されている水中コンクリート打設管が使用さ
れている。これはコンクリートが水面下を降下中に水に
洗われたり、骨材が分離したりするのを防止するもので
あり、第３図に示すように、水面１上から水底のコンク
リート打設位置に連通させた水中コンクリート打設管２
の下端を、打設したコンクリート３内に没入させた状態
で、下側からコンクリート表面3aを押し上げつつ順次コ
ンクリートを打設するようにしている。
（発明が解決しようとする課題） 上述の如き従来の水中コンクリート打設管を使用した水
中コンクリート打設装置は、現場打の地中杭のようにベ
ントナイト液を充填した縦穴へのコンクリート打設のよ
うに、コンクリート打設管を上下動不能に固定できる場
合には、その下端を常に打設したコンクリート内に没入
させた状態を維持させることができるが、特に数十メー
トルもの水深のある洋上においては、コンクリートプラ
ント船等の作業船にコンクリート打設管を支持させなけ
ればならず、このため波浪による影響を受けて、コンク
リート打設管の高さを一定に保つことができず、一定品
質のコンクリートが得られないという問題があった。
中コンクリート打設装置は、現場打の地中杭のようにベ
ントナイト液を充填した縦穴へのコンクリート打設のよ
うに、コンクリート打設管を上下動不能に固定できる場
合には、その下端を常に打設したコンクリート内に没入
させた状態を維持させることができるが、特に数十メー
トルもの水深のある洋上においては、コンクリートプラ
ント船等の作業船にコンクリート打設管を支持させなけ
ればならず、このため波浪による影響を受けて、コンク
リート打設管の高さを一定に保つことができず、一定品
質のコンクリートが得られないという問題があった。
本発明はこのような従来の問題にかんがみ、コンクリー
ト打設管独自で波浪に影響されることなく、必要な高さ
に維持できる水中コンクリート打設装置の提供を目的と
してなされたものである。
ト打設管独自で波浪に影響されることなく、必要な高さ
に維持できる水中コンクリート打設装置の提供を目的と
してなされたものである。
（課題を達成するための手段） 上述した目的を達成するための本発明の特徴は、水面上
から水底のコンクリート打設位置に連通させたコンクリ
ート打設管を備えてなる水中コンクリート打設装置にお
いて、前記コンクリート打設管の水面下の位置に、コン
クリート打設時における該コンクリート打設管の全重量
及び該コンクリート打設管に加わる下向き荷重を支持
し、浮力調節により該コンクリート打設管の高さを調節
可能な浮力体を備えたことにある。（作用） 本発明においては、水中コンクリート打設管の下向き荷
重を水面下に沈めた浮力体によって支持させるため、波
浪によって水面が上下しても、それによって変動する浮
力は全体の重量に比べて微少であるため、水中コンクリ
ート打設管はほとんど上下することなく一定の高さに維
持される。
から水底のコンクリート打設位置に連通させたコンクリ
ート打設管を備えてなる水中コンクリート打設装置にお
いて、前記コンクリート打設管の水面下の位置に、コン
クリート打設時における該コンクリート打設管の全重量
及び該コンクリート打設管に加わる下向き荷重を支持
し、浮力調節により該コンクリート打設管の高さを調節
可能な浮力体を備えたことにある。（作用） 本発明においては、水中コンクリート打設管の下向き荷
重を水面下に沈めた浮力体によって支持させるため、波
浪によって水面が上下しても、それによって変動する浮
力は全体の重量に比べて微少であるため、水中コンクリ
ート打設管はほとんど上下することなく一定の高さに維
持される。
（実施例） 次に本発明の実施の一例を第１図〜第２図について説明
する。
する。
図において、10は水底に沈められた鋼函である。11は水
中コンクリート打設管であり、一定長さの管体11a,11a
……をフランジを介して接合させ、水面１上から鋼函10
内の底部に到る長さに組み立てられている。
中コンクリート打設管であり、一定長さの管体11a,11a
……をフランジを介して接合させ、水面１上から鋼函10
内の底部に到る長さに組み立てられている。
水中コンクリート打設管11には水面１下近くの波浪の影
響を受けない深さ位置に浮力体12が固定されている。こ
の浮力体12は、第２図に示すように中心に水中コンクリ
ート打設管11が貫通された細長の中空タンクをもって構
成され、上端部に圧縮エア注排パイプ15が連通されてい
る。この圧縮エア注排パイプ15を通してコンクリートプ
ラント船16に設置した浮力調整用エアシステム17により
エアを注排し、浮力を調整し、水中コンクリート打設管
11をその浮力にて支持している。なお、図において18は
エアシステム17を構成するコンプレッサー、19は同、圧
力エア充填バルブ、20は同、放出バルブ、21は同、圧力
計である。
響を受けない深さ位置に浮力体12が固定されている。こ
の浮力体12は、第２図に示すように中心に水中コンクリ
ート打設管11が貫通された細長の中空タンクをもって構
成され、上端部に圧縮エア注排パイプ15が連通されてい
る。この圧縮エア注排パイプ15を通してコンクリートプ
ラント船16に設置した浮力調整用エアシステム17により
エアを注排し、浮力を調整し、水中コンクリート打設管
11をその浮力にて支持している。なお、図において18は
エアシステム17を構成するコンプレッサー、19は同、圧
力エア充填バルブ、20は同、放出バルブ、21は同、圧力
計である。
水中コンクリート打設管11の上端にはコンクリートプラ
ント船16からのコンクリートホース22の先端が連結さ
れ、該ホース22を介して水中コンクリートが送り込まれ
るようにしている。
ント船16からのコンクリートホース22の先端が連結さ
れ、該ホース22を介して水中コンクリートが送り込まれ
るようにしている。
コンクリートプラント船16は、船上のコンクリートプラ
ントにより水中コンクリートを調整し、練り合わせたも
のをコンクリートホース22より送り出すものであり、そ
の送り出し管路の途中にはアキュームレータ（図示せ
ず）を設け、脈動のない状態で送り出すようにしてい
る。
ントにより水中コンクリートを調整し、練り合わせたも
のをコンクリートホース22より送り出すものであり、そ
の送り出し管路の途中にはアキュームレータ（図示せ
ず）を設け、脈動のない状態で送り出すようにしてい
る。
このように構成される水中コンクリート打設装置におい
ては、コンクリート打設中の重力及び浮力のバランスは
次式の如くである。
ては、コンクリート打設中の重力及び浮力のバランスは
次式の如くである。
Ｆ＝W1＋W2−Ｒ 式中F :浮力タンク浮力 W1：水中コンクリート打設管重量 （管内のコンクリートを含む） W2：浮力タンク重量 R :コンクリート吐出口反力 吐出口反力Ｒは、打ち込まれたコンクリート中への水中
コンクリート打設管挿入長さによって変化するものであ
り、挿入長さが大きくなると増加し、小さくなると減少
する。故に、浮力タンクの浮力調整により打ち込まれた
コンクリートの任意の深さに吐出口を調整できる。
コンクリート打設管挿入長さによって変化するものであ
り、挿入長さが大きくなると増加し、小さくなると減少
する。故に、浮力タンクの浮力調整により打ち込まれた
コンクリートの任意の深さに吐出口を調整できる。
（発明の効果） 上述したように本発明の水中コンクリート打設装置は、
水中コンクリート打設管及びこれにかかる重量を浮力調
整できる浮力体によって水面下にて支持させるようにし
たことにより、コンクリート打設中の水中コンクリート
打設管の高さは、波浪の影響を受けることなく一定に保
つことができ、しかも浮力体の浮力調節によりコンクリ
ート打設管の高さを調節できるため、常にコンクリート
吐出口のコンクリート内に挿入した状態で、しかもその
挿入長さを一体に保ちつつ水中コンクリート打設ができ
ることとなり、能率良く、一定の低圧力でコンクリート
打設ができると同時に水中コンクリートの品質低下を防
止し、高品質の水中コンクリートの施工ができる。ま
た、品質低下を予想した富配合設計の必要がなくなり、
経済性が高くなる。
水中コンクリート打設管及びこれにかかる重量を浮力調
整できる浮力体によって水面下にて支持させるようにし
たことにより、コンクリート打設中の水中コンクリート
打設管の高さは、波浪の影響を受けることなく一定に保
つことができ、しかも浮力体の浮力調節によりコンクリ
ート打設管の高さを調節できるため、常にコンクリート
吐出口のコンクリート内に挿入した状態で、しかもその
挿入長さを一体に保ちつつ水中コンクリート打設ができ
ることとなり、能率良く、一定の低圧力でコンクリート
打設ができると同時に水中コンクリートの品質低下を防
止し、高品質の水中コンクリートの施工ができる。ま
た、品質低下を予想した富配合設計の必要がなくなり、
経済性が高くなる。
第１図は本発明装置の実施例の全体構成を示す側面図、
第２図は浮力体部分の断面図、第３図は従来例の側面図
である。 １……水面、10……鋼函、11……水中コンクリート打設
管、11a……管体、12……浮力体、13……注排水口、14
……バルブ、15……圧縮エア注排パイプ、16……コンク
リートプラント船、17……エアシステム、18……コンプ
レッサー、19……圧縮エア充填バルブ、20……放出バル
ブ、21……圧力計、22……コンクリートホース。
第２図は浮力体部分の断面図、第３図は従来例の側面図
である。 １……水面、10……鋼函、11……水中コンクリート打設
管、11a……管体、12……浮力体、13……注排水口、14
……バルブ、15……圧縮エア注排パイプ、16……コンク
リートプラント船、17……エアシステム、18……コンプ
レッサー、19……圧縮エア充填バルブ、20……放出バル
ブ、21……圧力計、22……コンクリートホース。
Claims (1)
- 【請求項１】水面上から水底のコンクリート打設位置に
連通させたコンクリート打設管を備えてなる水中コンク
リート打設装置において、前記コンクリート打設管の水
面下の位置に、コンクリート打設時における該コンクリ
ート打設管の全重量及び該コンクリート打設管に加わる
下向き荷重を支持し、浮力調節により該コンクリート打
設管の高さを調節可能な浮力体を備えたことを特徴とし
てなる水中コンクリート打設装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2327099A JPH0768704B2 (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | 水中コンクリート打設装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2327099A JPH0768704B2 (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | 水中コンクリート打設装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04194219A JPH04194219A (ja) | 1992-07-14 |
| JPH0768704B2 true JPH0768704B2 (ja) | 1995-07-26 |
Family
ID=18195283
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2327099A Expired - Fee Related JPH0768704B2 (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | 水中コンクリート打設装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0768704B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2544957B2 (ja) * | 1988-01-26 | 1996-10-16 | 清水建設株式会社 | スラリ―の水中打設装置 |
-
1990
- 1990-11-28 JP JP2327099A patent/JPH0768704B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04194219A (ja) | 1992-07-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |