JPH0768666B2 - ヤーンカッタ - Google Patents

ヤーンカッタ

Info

Publication number
JPH0768666B2
JPH0768666B2 JP4071224A JP7122492A JPH0768666B2 JP H0768666 B2 JPH0768666 B2 JP H0768666B2 JP 4071224 A JP4071224 A JP 4071224A JP 7122492 A JP7122492 A JP 7122492A JP H0768666 B2 JPH0768666 B2 JP H0768666B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarn
heater
frame
cutter
cut
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4071224A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05279956A (ja
Inventor
修 福岡
紀之 池田
Original Assignee
小矢部繊維工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 小矢部繊維工業株式会社 filed Critical 小矢部繊維工業株式会社
Priority to JP4071224A priority Critical patent/JPH0768666B2/ja
Publication of JPH05279956A publication Critical patent/JPH05279956A/ja
Publication of JPH0768666B2 publication Critical patent/JPH0768666B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Warping, Beaming, Or Leasing (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
  • Coiling Of Filamentary Materials In General (AREA)
  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
  • Looms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数の繊維ドラム、チ
ーズ、ボビン、缶などから多数の糸条を引出して使用す
る場合に、これらの糸条を素早く切断するヤーンカッタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】繊維加工業で使用している編機、織機、
整経機などには、繊維ドラム、チーズ、パーン、コー
ン、ボビンなど(以下、「ドラム」と総称する)を仕掛
けた長さ数十メートル、高さ数メートルにも及ぶクリー
ルスタンドなどから、数百本、数千本の糸条を引出して
供給している。これらドラムに巻かれた繊維が消費され
たときや品種の切替時などには、クリールスタンドから
引出されている糸条を一斉に切断し、ドラムを交換する
必要がある。このとき、作業員は、剃刀、ナイフなどを
用いて1本づつの糸条を切断していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の切断作業は、数
時間から数日の間隔で、必要に応じて繰返し実施しなけ
ればならないが、1回あたり数十分の作業時間を要し、
根気を要する典型的な単純作業であった。しかも、高所
作業や、腰をかがめて行う低所作業が多い。本発明は、
この糸切り作業を2〜3分で完了することができ、高所
作業を伴わない、安全、単純にして経済的な装置を提供
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、走行手段5が
取り付けられているコの字形または弓形のフレーム1
に、フレーム1とは電気的に絶縁した連続金属線電気ヒ
ータ2を、フレーム1の欠画部または弦部の両端間に張
り、ヒータ2の張力を維持して弛みを防止する手段4を
設け、クリールスタンド12に沿って設けられたトロリ
線7に接触する電気接触点6を有しているヤーンカッタ
であって、電気接触点6をトロリ線7に接触させつつ、
テンションガイド10とクリールスタンド12との間を
走行してヒータ2にクリールスタンド12から引き出
されている糸条8を接触させて切断することを特徴とす
るヤーンカッタを提供する。
【0005】このヤーンカッタにおいて、金属線電気ヒ
ータ2の直径が0.5〜1.2mmであると、切れ味が
良く好ましい。また、フレーム1がハネ揚げガイド11
を具備していると、床面近くにまで垂れ下がっている糸
条14を切断するのに好適である。
【0006】
【実施態様例と作用】本発明を、実施態様例を示す図面
を参照しつつ詳しく説明する。図1は本発明のヤーンカ
ッタの実施態様例概略図、図2は本発明のヤーンカッタ
で糸条を切断する状態を示す概略図である。
【0007】本発明のヤーンカッタは、コ字形または弓
形のフレーム1の欠画部または弦部の両端間に、連続
属線電気ヒータ2を張ったものであって、使用に際して
は、ヒータ2に通電してこれを加熱する。ヒータ2は、
通常0.5〜1.2mm程度の市販の連続ニクロム線を
使用することが好ましい。太すぎると切れ味が悪くな
良好な切断面を得難く、また、激しい悪臭が発生した
り、溶融玉が大きくなったりする。さらに、ヒータ2に
流れる電流を調整しにくくなる。ヒータ2が細いほど良
好な切断面を得られるが、細すぎると切損しやすい。ヒ
ータ2に加える電圧は、切断する糸条の種類、繊度など
によって幾分異なり、通常は試行して、切断に適当な電
圧に調整する。ヒータ2は、電気絶縁体3を介してフレ
ーム1に取付けられている。ヒータ2には、糸条の切断
位置を揃えるために、張力を維持して弛みを防止する手
段4を設ける。弛みがあると、弛みから生じる折れ目部
分が赤熱して切損したり、ヒータ2がフレーム1などに
接触して漏電するので、好ましくない。具体的には、ス
プリング4を介してヒータ2を取付けたり、弾性体や重
錘を用いて、ヒータ2に適当な張力を加える。ヒータ2
を糸条8に接触させてこれを加熱切断する。
【0008】本発明のヤーンカッタは軽量であるので、
走行手段5としてキャスタを取り付ければ、女子作業員
でも十分に操作することができる。この他の走行手段に
は、カーテンレールを使用してフレーム1を天井から吊
り下げたり、フレーム1に車輪を取付け、床に固定した
レール上を走行させるなどの手段があげられる。手押し
などにより手動走行させても、自動走行させてもよい。
ヒータ2への通電は、クリールスタンド12に沿って設
けたトロリ線7に、電気接触点6を接触させて行なう。
電気接触点6は、ヤーンカッタの走行と共に移動しなが
ら、トロリ線7に連続接触する。接触方法としては、摺
動接触式、回転接触式などが挙げられる。トロリ線7
は、例えば、天井や床面にトロリーダクトを設け、その
内側に固定すれば安全上好ましい。このヤーンカッタ
は、クリールスタンド12に仕掛けられたドラム9とテ
ンションガイド10との間を走行移動して、ヒータ2を
次々に糸条8に接触させ、糸条8を加熱切断する。クリ
ールスタンド12に沿ってレールを付設し、このレール
を走行する車輪をヤーンカッタに取り付けておくと、切
断位置がより正確になる。また、クリールスタンドの下
段のドラム9から引出された糸条14が、床面、または
床面近くまで垂れ下がり、ヒータ2の高さから外れて切
断できないことがある。この様なおそれのある場合に
は、針金や板などでできたハネ揚げガイド11(図2に
は不図示)を、フレーム1に、ヒータ2より前方に突出
させて取付けるとよい。垂れ下がった糸条14を、ヤー
ンカッタの走行とともに、ヒータ2の一定の位置まで自
然に持上げ、切断することができる。13は手元スイッ
チである。
【0009】なお、ヤーンカッタには、安全装置として
漏電ブレーカを電源部に取付けておくことが望ましい。
万一、ヒータ2が糸条8以外の物体に触れたり、断線し
た場合に安全である。
【0010】
【実施例】全長30m、高さ3.2m、片面が400本
がけの整経機用回転クリールスタンドに使用するため
に、高さが2.8mのコの字形の車輪付フレームに、
電気ヒータを床上2.7mから0.2mの位置に張
り、ヒータの両端を絶縁碍子とスプリングを介してフレ
ームに取付け、本発明のヤーンカッタを製作した。クリ
ールスタンドとテンションガイドとの間にトロリーダク
トとレールとを設け、その上をヤーンカッタを手押しで
走行させ、各種の糸条を切断してみた。すなわち、クリ
ールスタンドに10〜500デニールのポリエステル、
ポリアミド、ポリプロピレン、ポリアクリロニトリル、
アセテート、ビスコースレーヨンなどのフィラメント、
綿、羊毛、合成繊維などのスパン糸をテンションガイド
を経て整経機に仕掛け、実際の生産に使用した。その結
果、本発明のヤーンカッタを使用して、従来、高所作業
をともない、60分を要していた糸条切断作業を、僅か
1〜2分で終了することができた。しかも、糸条の切断
端がほぼ同じ長さで垂れ下がったので、次の作業である
糸結びを能率よく実施できた。
【0011】
【発明の効果】本発明のヤーンカッタは、切断作業を簡
単、迅速に実施することができる。高所作業や、腰をか
がめた低所作業をする必要がなくなる。切断面がスムー
ズで分繊することなく、切断位置が一定になるので、次
の作業が容易になる。本発明のヤーンカッタを使用すれ
ば、切断作業を簡単に自動化することができる。熱可塑
性の合成繊維などでは、切断部が球状になって下に垂れ
下がり、次の作業の機械化が容易になる。ヒータ温度を
調節することによって、幅広く糸条の種類、繊度に対応
することができる。糸条に手が触れないので汚れること
もない。刃物を使用しないので切味に変化がなく、安全
である。トロリ線に接触しつつ移動する電気接触点によ
りヒータに通電するので、ヤーンカッタが軽量になり、
走行の容易化と作業の効率化を図ることができる。さら
に、ハネ揚げガイドを用いることにより、床面近くに垂
れ下がった糸条をもれなくヒータに接触させて、切断す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のヤーンカッタの実施態様例概略図。
【図2】 糸条を切断する状態を示す概略図
【符号の説明】
1:フレーム 2:ヒータ 3:
電気絶縁体 4:スプリング 5:キャスタ 6:
摺動接点 7:トロリーダクト 8:糸条 9:
ドラム 10:テンションガイド 11:ハネ揚げガイド 1
2:クリールスタンド 13:手元スイッチ 14:床面近くに垂れ下がっ
た糸条
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06H 7/00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行手段5が取り付けられているコの字形
    または弓形のフレーム1に、フレーム1とは電気的に絶
    縁した連続金属線電気ヒータ2を、フレーム1の欠画部
    または弦部の両端間に張り、 ヒータ2の張力を維持して弛みを防止する手段4を設
    け、クリールスタンド12に沿って設けられたトロリ線7に
    接触する電気接触点6を有しているヤーンカッタであっ
    て、 電気接触点6をトロリ線7に接触させつつ、テンション
    ガイド10とクリールスタンド12との間を走行して、
    ヒータ2をクリールスタンド12から引き出されている
    糸条8に接触させて切断する、 ことを特徴とするヤーンカッタ。
  2. 【請求項2】金属線電気ヒータ2の直径が0.5〜1.
    2mmであることを特徴とする、請求項1記載のヤーン
    カッタ。
  3. 【請求項3】フレーム1が、垂れ下がっている糸条14
    を持ち上げるためのハネ揚げガイド11を具備している
    ことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のヤ
    ーンカッタ
JP4071224A 1992-03-27 1992-03-27 ヤーンカッタ Expired - Lifetime JPH0768666B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4071224A JPH0768666B2 (ja) 1992-03-27 1992-03-27 ヤーンカッタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4071224A JPH0768666B2 (ja) 1992-03-27 1992-03-27 ヤーンカッタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05279956A JPH05279956A (ja) 1993-10-26
JPH0768666B2 true JPH0768666B2 (ja) 1995-07-26

Family

ID=13454499

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4071224A Expired - Lifetime JPH0768666B2 (ja) 1992-03-27 1992-03-27 ヤーンカッタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0768666B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07331539A (ja) * 1994-06-06 1995-12-19 Murata Mach Ltd 糸切断装置
DE102006020950A1 (de) * 2006-05-05 2008-01-31 Vaupel Textilmaschinen Gmbh & Co. Kg Vorrichtung zum thermischen Schneiden einer aus schmelzfähigem Fadenmaterial bestehenden Textilbahn in Bänder
CN102758348A (zh) * 2011-04-29 2012-10-31 吴江源兴工艺鞋业有限公司 装饰带裁剪机
CN111663318B (zh) * 2020-07-06 2021-01-19 海宁市万事达袜业有限公司 一种便于弹性面料剪裁的工作台

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6429245U (ja) * 1987-08-13 1989-02-21
JPH0336534U (ja) * 1989-08-22 1991-04-09

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05279956A (ja) 1993-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3164882A (en) Apparatus and method for crimping of natural and synthetic textile material
TW200404107A (en) Apparatus for spinning and winding multifilament yarns
CN109081174A (zh) 一种带清洗烘干功能的自动纺线收线器
BRPI0516266B1 (pt) processo de reativação automática e sistema destinado à fabricação de fios cortados
CN104278347A (zh) 纺丝收取机的挂丝夹具以及纺丝收取机的挂丝方法
JPH0768666B2 (ja) ヤーンカッタ
GB2052578A (en) Machine for texturizing yarns
US3503100A (en) Method of processing large denier tow
CA1215531A (en) Formation of nonwoven webs or batts from continuous filament tow or yarn strands
US3656383A (en) Apparatus for automatically cutting connecting tow of continuous filamentary material between tote boxes
CN213505353U (zh) 一种用于纺织纱线的缠绕机
CN209669433U (zh) 用于芯纱环锭纺纱机的粗纱停止设备及连续芯纱纺纱机
CN1330807C (zh) 制造一种包含多个玻璃丝的丝束的装置
US2694848A (en) Beaming apparatus
JP3469201B2 (ja) 繊維機械の糸掛け装置および糸掛け方法
JP2013519799A (ja) 多数の合成糸を引き出しかつ巻き取るための装置
GB1272006A (en) Improvements in textile spinning machines
US4947659A (en) Fabric severing device for circular knitting machine
US2793490A (en) Stop motion for textile machines
JPH0336534Y2 (ja)
CN213866569U (zh) 一种涤纶坯布的纱线有序并线合股装置
JPH05247715A (ja) 混繊糸の直接紡糸延伸方法
US4381638A (en) Apparatus with a bobbin support member
PL185509B1 (pl) Sposób wytwarzania tkanin z dzianą osnową, krosna dziewiarskie do wytwarzania tkanin z dzianą osnową i zastosowanie tkanin z dzianą osnową
CN220619252U (zh) 一种高韧性阻燃网络丝生产线