JPH0336534Y2 - - Google Patents

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JPH0336534Y2
JPH0336534Y2 JP2284386U JP2284386U JPH0336534Y2 JP H0336534 Y2 JPH0336534 Y2 JP H0336534Y2 JP 2284386 U JP2284386 U JP 2284386U JP 2284386 U JP2284386 U JP 2284386U JP H0336534 Y2 JPH0336534 Y2 JP H0336534Y2
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JP
Japan
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synthetic fiber
yarn
creel
nichrome wire
stand
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JP2284386U
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JPS62136587U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、糸条の糸切り装置に関する。更に詳
しくはサイジングマシン及び整経機にクリールさ
れた合成繊維糸条の糸切り装置に関するものであ
る。
<従来の技術> 近年、合繊織物・トリコツト産業においては、
原糸製造のコストダウンをはかるため、ラージパ
ツケージ化、産地においては準備機の大型化によ
る大量捲の傾向にある。その結果、サイジングマ
シン及び整経機のクリールスタンドは大型化して
いる。このクリールスタンドにクリールされたパ
ーン及びチーズ形態の合成繊維糸条の切替時の糸
切り作業は、作業者が床面から数mの高所の範囲
にクリールされた糸条を台車に乗つてハサミを使
用して、一本づつ切断している。
この為、千数百本クリールされた合成繊維糸条
を、一本づつ切断する手作業は能率が悪く作業者
にとつても台車の乗り降り等きつい作業である。
<考案が解決しようとする問題点> 本考案者は、このような広い範囲にクリールさ
れた合成繊維糸条を切断する作業の効率化を実施
すべく糸切り装置の開発を重ねた。
即ち、合成繊維糸条は高温加熱された物質によ
つて溶融切断される性質があり、これがウオータ
ージエツトルームのヒートカツター等産業界で広
く利用されている。
本考案は、かかる観点から能率的に合成繊維糸
条を糸切りする装置を提供することにある。即
ち、本考案は、サイジングマシン及び整経機に設
置されている高さ2m〜数mの多段型クリールス
タンドにおいて、簡便に能率的に一斉に多数の合
成繊維糸条を糸切りする装置を目的とするもので
ある。
<問題点を解決するための手段> 本考案は移動可能な架台に、広い範囲に点在す
る合成繊維糸条を一斉に溶融切断する通電加熱の
線状発熱体を備えてなる糸切り装置である。
本考案でいう移動可能な架台とは、台車による
自由移動方式とレール設置による移動方向固定方
式がある。
台車による自由移動方式とは、クリールスタン
ドの高さと同等の高さのアングルを固定した手押
し車方式の台車、又は電動式の台車をいう。
レール設置による移動方向固定方式とは、作業
場の天井部と床面部にレールを設置し、その間に
垂直に立てたアングルをレールを介して横方向へ
移動させる方式、又はレールが固定されているア
ングル2本以上天井と床面の間に垂直に設置し、
そのアングルとアングルの間に架台をセツトし、
垂直に立てたアングルのレールを使用して架台を
上下方向に移動させる方式をいう。
線状発熱体とは、ニクロム線等、通電する事に
より発熱する線状の物体をいう。
線状発熱体を加熱させるための通電とは、交流
100V電源コンセントによりコードリールを介し、
スライダツクで電圧を調整して受電する方法、充
電器及びバツテリーをセツトしてバツテリーより
受電する方法をいう。
合成繊維糸条とは、素材としてポリエステル、
ポリアミド、ポリウレタン、ポリプロピレン繊維
等、タイプとしてはフラツトヤーン、仮撚加工
糸、先撚仮撚、仮撚追撚糸、強撚糸等、紡糸速度
においても実用的な低速紡糸糸条から超高速紡糸
糸条をいう。
広い範囲に点在する合成繊維糸条とは、繊維産
業の準備機として使用されているサイジングマシ
ン・ワーパー整経機・部分整経機に併設されてい
るクリールスタンドにクリールされている糸条、
ペツグ付きの台車に積載された糸条の様に一本一
本の糸条が間隔を持つて点在している状態をい
う。
第1図は、本考案におけるレール設置による移
動方向固定方式の実施例を示し、合成繊維糸条が
パーン形状に捲かれた給糸体2をクリールスタン
ド1にクリールされた状態を示す図である。パー
ン給糸体2は数段から10数段クリールされ、最上
段は数mのクリールスタンドもある。パーン給糸
体2から解舒された合成繊維糸条に、一定の解舒
張力を付与させるため、クリールテンサー用スタ
ンド4に固定されたクリールテンサー3を通過さ
せて捲取機側へ糸が導かれる。
合成繊維糸条給糸体2とクリールテンサー3の
間の天井部と床面部にクリールスタンド1の奥行
長さより2〜3m長いレール6を、クリールスタ
ンド1と並行に設置する。
第2図は、本考案の充電器7及びバツテリー8
を使用した糸切り装置を示す図である。即ち、ク
リールスタンド部1とクリールランサー用スタン
ド4の中間部に、垂直に立てた鉄製アングル5が
容易に動く様に天井部と床面にレール6を設置す
る。垂直に立てた鉄製アングルにニクロム線11
をガイシ12を介して張り、電線9をもつて鉄製
アングルに固定されているバツテリー8とつな
ぐ。クリールスタンドが1.5m以上の高さの場合
は、その高さに応じて、このニクロム線を2セツ
ト以上張り、それぞれバツテリーとつなぐ。バツ
テリーよりニクロム線へ通電する事によりニクロ
ム線が赤熱状態になり、合成繊維糸条が溶融切断
可能となる。
本考案者は、ニクロム線の線径・長さ・形状・
形態・線の張り方・バツテリ容量・ニクロム線表
面温度等について種々実験した結果、下記の範囲
の条件下においては、各種の合成繊維糸条が容易
に溶融切断され、かつ、ニクロム線の加熱しすぎ
による不安全作業の懸念、及び溶融玉がニクロム
線に付着する現象がない事が判明した。
ニクロム線線径 1.2〜1.5mm ニクロム線長さ 1300〜1500mm ニクロム線形状 真円状 ニクロム線形態 直線状 ニクロム線張り方;ガイシとガイシの間にやゝ
たわみがある張り方。
バツテリー容量 12V35Α 第3図は、交流電源を利用しスライダツク15
で電圧調整をして糸切りをする装置である。即
ち、鉄製アングルに台を設け、コードリール14
及びスライダツクを乗せ、第2図と同様にニクロ
ム線を張り、交流100V電源13より受電してス
ライダツクで電圧調整して、ニクロム線を赤熱化
させ合成繊維糸条を溶融切断する。
<実施例> 第2図に示す本考案の糸切り装置を用いて、合
成繊維糸条として、ポリエステル50d/24f、ナイ
ロン−6 420d/48fについて、糸切りしたが、
いずれも容易に切断され、かつ糸条の溶融切断部
がニクロム線に付着する等のトラブルの発生もな
く、本考案の目的を達成することができた。
<考案の効果> 本考案の糸切り装置を使用すれば、広い範囲に
クリールされた合成繊維糸条の切断作業が容易
に、かつ迅速に、軽作業でもつて実施可能であ
り、作業の効率化及びハサミ使用時の切り忘れミ
ス・糸長の不揃いの防止等にも効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、サイジングマシン及び整経機に使用
されている多段型クリールスタンドである。第2
図は、本考案の充電器・バツテリー方式による糸
切り装置である。第3図は、本考案の交流電源を
使用による糸切り装置である。 1:クリールスタンド、2:合成繊維糸条給糸
体、3:クリールテンサー、4:クリールテンサ
ー用スタンド、5:鉄製アングル、6:レール、
7:充電器、8:バツテリー、9:電線、10:
スイツチ、11:線状発熱体(ニクロム線)、1
2:ガイシ、13:交流電線コンセント、14:
コードリール、15:スライダツク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 移動可能な架台に、広い範囲に点在する合成繊
    維糸条を一斉に溶融切断する通電加熱の線状発熱
    体を備えてなる糸切り装置。
JP2284386U 1986-02-21 1986-02-21 Expired JPH0336534Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2284386U JPH0336534Y2 (ja) 1986-02-21 1986-02-21

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2284386U JPH0336534Y2 (ja) 1986-02-21 1986-02-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62136587U JPS62136587U (ja) 1987-08-28
JPH0336534Y2 true JPH0336534Y2 (ja) 1991-08-02

Family

ID=30820609

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JP2284386U Expired JPH0336534Y2 (ja) 1986-02-21 1986-02-21

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JPS62136587U (ja) 1987-08-28

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