JPH0768572A - 発泡成形型 - Google Patents

発泡成形型

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JPH0768572A
JPH0768572A JP24066293A JP24066293A JPH0768572A JP H0768572 A JPH0768572 A JP H0768572A JP 24066293 A JP24066293 A JP 24066293A JP 24066293 A JP24066293 A JP 24066293A JP H0768572 A JPH0768572 A JP H0768572A
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handle
vent hole
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gas vent
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Teruo Ogiso
暉生 小木曽
Hiroo Ito
博夫 伊藤
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Inoue MTP KK
Inoac Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業の安全性を確保しながら作業能率アップ
に貢献する発泡成形型を提供する。 【構成】 下型1の一側縁に上型2をヒンジ3接合して
この上型2上面にガス抜き孔22を穿設した発泡成形型
にあって、前記上型2に上端開口の切欠溝51を設けた
ハンドル案内部材5を突設すると共にこの切欠溝51の
上部を遮断する係止部材6を取付け、係止部材6と切欠
溝51とで形成する透孔8へ、基端部72を前記ヒンジ
3に支持させた開閉ハンドル7を遊挿し、斯る開閉ハン
ドル7に前記ガス抜き孔22に嵌合する栓体71を固定
することで、開閉ハンドル7のあそびにより栓体71が
ガス抜き孔22から外れる一方、前記係止部材6の遮断
解除により上型2から開閉ハンドル7のみが回動自在に
なるよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウレタンフォーム等の
発泡体を成形する発泡成形型に関する。
【0002】
【従来の技術】ウレタンフォーム等の発泡体は、その成
形時にガスを発生する。従って、発泡体をモールド成形
する際に用いる発泡成形型は、これ迄、上型上面に直径
5mm程度のガス抜き孔をいくつか穿設したものが、主
として用いられてきた。ところが、上記発泡成形型を用
いると、発泡成形時に、ガス抜き孔から不用ガスのみな
らず発泡中の原料までが漏出した。ガス抜き孔周りに漏
出し固化した発泡体は、塊状となって上型へ頑強に付着
し、その取除き作業は大変だった。こうした不具合を改
善すべく、本出願人はガス抜き孔に僅かな隙間を残して
嵌合する栓体を設けた発泡体成形用型を既に提案してき
た(実開昭61−158412号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記発泡体
成形用型(図7)は、作業上の問題があった。まず、脱
型時において、漏斗状のバリ93は発泡体94側だけに
形成されると限らなかった。キャビティ形状,発泡原料
等の種類によっては、バリ93が、ガス抜き孔95と栓
体96との嵌合隙間にも残った。斯る場合、アーム97
を持ち上げて嵌合隙間に付着したバリを取除くのである
が、アーム97の回動を助けるガイド98が却って邪魔
をし、作業ははかどらなかった。また、作業中に何かの
はずみで、アーム98が倒れるようなことがあると、手
指を栓体に挟んで怪我するといった危険がつきまとっ
た。
【0004】本発明は上記問題点を解決するもので、作
業の安全性を確保しながら作業能率アップに貢献する発
泡成形型を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の発泡成形型は、
下型の一側縁に上型をヒンジ接合してこの上型上面にガ
ス抜き孔を穿設した発泡成形型にあって、前記上型に上
端開口の切欠溝を設けたハンドル案内部材を突設すると
共にこの切欠溝の上部を遮断する係止部材を取付け、係
止部材と切欠溝とで形成する透孔へ、基端部を前記ヒン
ジに支持させた開閉ハンドルを遊挿し、斯る開閉ハンド
ルに前記ガス抜き孔に嵌合する栓体を固定することで、
開閉ハンドルのあそびにより栓体がガス抜き孔から外れ
る一方、前記係止部材の遮断解除により上型から開閉ハ
ンドルのみが回動自在になるよう構成したことを特徴と
する。ここで、「切欠溝の上部を遮断する」とは、切欠
溝と遮断する部材とで透孔が形成されるように、切欠溝
の上端開口を塞ぐことをいう。
【0006】
【作用】本発明に係る発泡成形型を用いて発泡成形を行
うと、ガス抜き孔と栓体との嵌合で、ガスは通すが発泡
体は通りにくい嵌合隙間を形成するので、除去し易い薄
皮状のバリが生成される。発泡成形後、脱型工程で透孔
に遊挿された開閉ハンドルを持ち上げると、この開閉ハ
ンドルに栓体が固定されているので、栓体がガス抜き孔
から多少浮き上がる。従って、バリがガス抜き孔側に残
っても、効率よく圧縮エア等で吹き飛ばすことができ
る。一方、バリがガス抜き孔周りに累積して固着した場
合は、係止部材の遮断を解除して、開閉ハンドルを上型
から切り離してやると、上型上面がオープン状態になり
作業し易く、頑強に固着したバリも難なく取除けるよう
になる。
【0007】
【実施例】以下に、本発明を実施例に基づいて詳述す
る。図1〜図6は、本発明に係る発泡成形型の一実施例
を示す。図1は開閉ハンドルが透孔に遊挿状態にある発
泡硬化時の発泡成形型の断面図、図2はハンドル案内部
材への係止部材の取付け図、図3は図2の分解斜視図、
図4は図2の正面図、図5は脱型時の状態図、図6は開
閉ハンドルを上型から切り離した図である。
【0008】符号1は下型,符号2は上型である。下型
1の一側縁で上型2をヒンジ3接合し、上型2を支軸3
1を中心に回動自在にしている。上型2が閉じること
で、製品形状のキャビティ4を形成する。上型2は、型
合せ面より上側に製品の凸状部を造るべく窪部21を有
している。上型2上面には、窪部21のキャビティ4側
へ貫通するガス抜き孔22を穿設する。
【0009】符合5は、上型2の前面(図1で右側)寄
りに設けた板状のハンドル案内部材を示す。ハンドル案
内部材5には、上端が開口したU字状の切欠溝51を設
ける(図3)。切欠溝51の上部は、弧状の凹部52,
52を相対向する位置で凹ませている。この凹部52を
利用して、次の係止部材6を回動自在に取付けるためで
ある。
【0010】係止部材6は、短管の周壁高さ方向にスリ
ット61を入れ、横断面略C字状とした割環からなる
(図2)。係止部材6は、中央部62を両サイドより小
さな管径のもので作っている。前記ハンドル案内部材5
を二分割して凹部52,52にこの中央部62を嵌め、
その後、下端部53を溶接することで、係止部材6を回
動可能にして、しかも、ハンドル案内部材5に一体化構
成する。係止部材6のスリット61幅は、後述の開閉ハ
ンドル7のレバー7b太さより広い(図4)。
【0011】ここで、係止部材6のスリット61を下に
して、係止部材6と切欠溝51とで形成する縦長の透孔
8へレバー7bを遊挿すると、係止部材6の上側壁63
が切欠溝51を遮断して、レバー7bは透孔8内の上下
の動きに制限される(図2)。具体的には、レバー7b
は、上型2に対し約50mmの上下方向の動きができる
にとどまる。一方、係止部材6たる割環の環内にレバー
7bを入れた後、係止部材6を180度回転すると、ス
リット61が真上にきて、係止部材6の切欠溝51に対
する遮断は解除され、レバー7bのみを取出せるように
している(図6)。符号64はつまみを示す。係止部材
6を回動し易くするためである。
【0012】開閉ハンドル7は、上記ガス抜き孔22に
嵌合する栓体71を固着した板状部7aと、この板状部
7aの上側に溶接固定された棒状のレバー7bとからな
る。板状部7aは略方形板で、その基端部72がヒンジ
3の支軸31に回動自在に支持されている。そして、板
状部7aは、上型2に載置された状態にあるとき、ガス
抜き孔22の対向位置に栓体71を有する。
【0013】栓体71は、先端をテーパ状にした円柱体
で、ガス抜き孔22に嵌入すると、その嵌合面で発泡原
料が発泡し充満する圧力でガスは嵌合間隙を通ってキャ
ビティ4から系外へ逃散するようになっている。但し、
発泡原料自体はその逃散が阻止されるか、またその隙間
を通って逃散できても薄皮状のものとなるよう設定して
いる。栓体71とガス抜き孔22の嵌合でできる間隙
は、1〜100ミクロン程度である。間隙度合は、発泡
原料,目的製品の種類等に応じて選択される。本実施例
では、板状部7aに栓体71を一個固着するが、キャビ
ティ4,窪部21の形状,大きさ等に応じて適宜その数
を増やす。斯る栓体71の数に対応して、前記ガス抜き
孔22が上型2に形成されることになる。
【0014】レバー7bは、先端にグリップ73を有す
る棒状体である。レバー7bは前記透孔8に遊挿して、
その根元部分の二ヶ所で板状部7aに固定している(図
1)。そして、グリップ73部分を上型2の前面より更
に前方へ突き出すように配設する。かくして、下型1に
対し、上型2,開閉ハンドル7は、支軸31を中心に回
動自在となるものの、支軸31によって下型1と一体化
された状態にある。
【0015】符号91はU字状のクランプを示す。下型
1前面に4ヶ所取付けられる。そして、上型2の前面の
2ヶ所,板状部7aの前面の2ヶ所にクランプ用止片9
2を設けている。クランプ91は、閉型時の型締めする
ためのものである。符号aは、本発泡成形型で造られた
発泡成形品を示す。
【0016】このように構成した発泡成形型は、通常、
上型2,板状部7aの各2ヶ所にクランプ91を掛けて
型締めを行うが、上型2を閉じたまま板状部7aのクラ
ンプ91を外せば、板状部7aは50mm程上下動でき
るので、発泡成形時のガスをより円滑に逃すことができ
る。ガス抜き孔22周りにバリが多く付着して、ガス抜
き操作が悪化した場合は、係止部材6の割環内へ開閉ハ
ンドル7を移し、係止部材6を180度回転させると、
スリット61が上位置にきて開閉ハンドル7が上型2か
ら開放されるので、ガス抜き孔22周りに固着したバリ
を効率よく取除くことができる(図6)。完全に開閉ハ
ンドル7を後方へ倒してやると、安全作業が確保され
る。手指で取除いても栓体71に挟まれる危険はない。
【0017】また、薄皮状のバリがガス抜き孔22,栓
体71に付着しても、製造工程の1サイクル毎に圧縮エ
ア等を用いれば、殆どのバリを吹き飛ばすことができ
る。すなわち、脱型時に開閉ハンドル7で上型2を持ち
上げると、開閉ハンドル7は透孔8に遊挿しているの
で、上型2が自らの重みで開閉ハンドル7から離れ、従
って、ガス抜き孔22が栓体71から外れるため、バリ
はより剥し易くなる(図5)。
【0018】ところで、開閉ハンドル7は係止部材6へ
当てながら上型2を持ち上げるが、本実施例では、係止
部材6を割環で構成し、その上側壁63が当接するの
で、機械的強度に優れ、且つ耐久性に富む。切欠溝51
の遮断に棒材等の横架部材を使うと、棒材の略真中に棒
材を横切る集中荷重が加わるため曲り易くなるが、斯る
不具合は生じない。更に、図4で、透孔8に遊挿した開
閉ハンドル7に対し、スリット61が上位置になるよう
係止部材6を回動させると、開閉ハンドル7の上下動範
囲が極小になり、クランプ91の型締め状態と前記の5
0mm程上下動する遊嵌状態との略中間域に調節するこ
とができる。こうして、成形条件の微妙な変化に対応す
る調整も可能になっている。
【0019】尚、ハンドル案内部材5,係止部材6,開
閉ハンドル7の形状,大きさ等は、前記実施例に示すも
のに限られず、目的,用途に応じて本発明の範囲で種々
変更できる。
【0020】
【発明の効果】以上のごとく、本発明に係る発泡成形型
は、安全作業を確保でき、しかも、開閉ハンドルが、ハ
ンドル案内部材と係止部材との係合によってつくる透孔
に遊挿状態を保てる一方、上型に対して着脱自在である
ので、ガス抜き孔周りに付いたバリを簡単に除去でき、
作業性向上に優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】発泡成形を終えた発泡成形型の断面図である。
【図2】ハンドル案内部材への係止部材の取付け状態を
示す斜視図である。
【図3】図2の分解斜視図である。
【図4】図2の正面図である。
【図5】脱型時の状態を示す断面図である。
【図6】開閉ハンドルを上型から切り離した状態を示す
断面図である。
【図7】従来技術の説明断面図である。
【符号の説明】
1 下型 2 上型 22 ガス抜き孔 3 ヒンジ 5 ハンドル案内部材 51 切欠溝 6 係止部材 7 開閉ハンドル 71 透孔 72 基端部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下型の一側縁に上型をヒンジ接合して該
    上型上面にガス抜き孔を穿設した発泡成形型にあって、
    前記上型に上端開口の切欠溝を備えたハンドル案内部材
    を突設すると共に該切欠溝の上部を遮断する係止部材を
    取付け、該係止部材と該切欠溝とで形成する透孔へ、基
    端部を前記ヒンジに支持させた開閉ハンドルを遊挿し、
    該開閉ハンドルに前記ガス抜き孔に嵌合する栓体を固定
    することで、開閉ハンドルのあそびにより栓体がガス抜
    き孔から外れる一方、前記係止部材の遮断解除により上
    型から開閉ハンドルのみが回動自在なるよう構成した発
    泡成形型。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008055610A (ja) * 2006-08-29 2008-03-13 Shigeru Co Ltd 発泡成形金型装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008055610A (ja) * 2006-08-29 2008-03-13 Shigeru Co Ltd 発泡成形金型装置

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