JPH076848U - 自動改札機械、及び発券装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】自動改札機械に関し、乗車券をとても使い易い
ものにすることを目的とする。 【構成】自動改札機械１０において、乗車券に書き込ま
れた乗車券の有効期限に関する情報を読み取る手段１１
と、この有効期限とカレンダー１２とを比較する手段１
３と、その結果について通知する手段１４とを具備する
ことにより構成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、自動改札機械の応用技術に関する。

【０００２】

【従来の技術】

最近、導入が進んでいる自動改札機械は、駅員に代わって、乗車券の有効性を チェックしている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところで、現在使用されている定期乗車券の管理は、すべてその使用者に任さ れている。例えば、定期乗車券の有効期間は数カ月であるから、その更新を行な わなければならないが、買い換え時期について使用者は常に注意しておく必要が ある。また、利用者の中には、自動改札機械を通過した乗車券を受け取ることを 忘れる者がいる。

【０００４】 本考案は、上記の点に鑑み、乗車券がとても使い易くなる、便利な自動改札機 械を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案によれば、上述の目的は、前記実用新案登録請求の範囲に記載した手段 により達成される。

【０００６】 すなわち、請求項１の考案は、乗車券に書き込まれた乗車券の有効期限に関す る情報を読み取る手段と、この有効期限とカレンダーとを比較する手段と、その 結果について通知する手段とを具備する自動改札機械である。

【０００７】 また、請求項２の考案は、乗車券に書き込まれた人の名前に関する情報を読み 取る手段と、この名前を音声出力する手段と、取り忘れられた乗車券を検出した 場合に、その旨を名前でもって音声により通知する手段とを具備する自動改札機 械である。

【０００８】 また、請求項３の考案は、人の視覚によっては認識できないが、機械で認識可 能な形式によって、乗車券において人の名前を記載する手段を設ける発券装置で ある。

【０００９】

【作用】

請求項１記載の考案は、乗車券が有する残余の有効期間を通知することとなる ので、定期券の所有者は、その買い換え時期を、容易に知ることができるように なる。

【００１０】 また、請求項２記載の考案は、乗車券を取り忘れた利用者を、名前で持って呼 ぶこととなるので、本人の特定が容易になる。

【００１１】 また、請求項３記載の考案は、名前を記載した乗車券を発行することとなるの で、請求項２記載の自動改札機械が、利用者の名前を容易に認識できるようにな る。

【００１２】

【実施例】

図１は、本考案の第一実施例を示す自動改札機械の機能ブロック図である。図 １に記載の自動改札機械１０において、乗車券読み取り部１１は、通過する乗車 券に記載された情報を読み取るものである。この情報の中には、乗車券の有効期 限に関する情報が含まれる。

【００１３】 それから、カレンダー１２は、常時更新されるものであり、最新の日時を記録 する。比較部１３は、乗車券の有効期限に関する情報と、カレンダー１２の情報 とを比較するものである。

【００１４】 そして、結果出力部１４は、比較部１３の比較結果を出力するものである。こ の場合、出力形式は、例えば、ランプを使用することもできるし、ディスプレイ に表示することも、また、音により通知することもできる。

【００１５】 また、出力内容は、残余の有効期間の日数・時間を出力してもよいし、残余の 日数・時間が僅かである旨を警告するものであってもよい。また、継続定期券を 購入できる時である旨を通知するものでもよいし、その有効期限の末日がきたこ とを警告するものであってもよい。

【００１６】 図２は、本考案の第二実施例を示す自動改札機械の機能ブロック図である。図 ２に記載の自動改札機械２０において、乗車券読み取り部２１は、通過する乗車 券に記載された情報を読み取るものである。この情報の中には、人の名前に関す る情報が含まれる。

【００１７】 音声データ作成部２２は、人の名前に関する情報から、その人の名前を音声出 力するための音声データを作成するものである。音声データ格納部２３は、予め 音声データを蓄積しておくためのものである。例えば、ここに、「〜さん、乗車 券をお取りください。」といった音声を出力するための音声データを予め格納し ておく。

【００１８】 また、乗車券の取り忘れ検出部２５は、取り出し口に置き忘れられた乗車券を 検出するものである。そして、検出の際には、音声出力部２４を作動させる。音 声出力部２４は、作成した音声データと、登録した音声データとから、名前を含 む音声を出力して、乗車券を取り忘れている旨を通知するものである。

【００１９】 図３は、本考案の第三実施例を示す発券装置の機能ブロック図である。図３に 記載の発券装置３０において、金券読み取り部３１は、挿入されたプリペイドカ ードに記載された情報を読み取るものである。この情報の中には、人の名前に関 する情報が含まれる。

【００２０】 入力部３２は、利用者が、発券装置３０に対して、乗車区間を入力するための ものである。乗車券出力部３４は、各入力情報に基づいて、乗車券を出力するも のである。発行される乗車券には、名前記載部３３によって、人の名前が書き込 まれる。

【００２１】 名前記載部３３は、プリペイドカードに記載された人の名前に関する情報に基 づいて、発行する乗車券に名前を記載するものであるが、人の名前は、入力部３ ２から直接入力させることもできる。また、記載の形式は、電気・磁気的に記録 するもの、又は光学的に記録する形式であってよいことは言うまでもない。

【００２２】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案によれば、とても便利な自動改札機械を構成する ことができるので、産業の発展に資するところが大きい。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第一実施例を示す自動改札機械の機能
ブロック図である。

【図２】本考案の第二実施例を示す自動改札機械の機能
ブロック図である。

【図３】本考案の第三実施例を示す発券装置の機能ブロ
ック図である。

【符号の説明】

１０，２０ 自動改札機械 １１，２１，３１ 読み取り部 １２ カレンダー １３ 比較部 １４，２４，３４ 出力部 ２２ 音声データ作成部 ２３ 音声データ格納部 ２５ 検出部 ３０ 発券装置 ３２ 入力部 ３３ 名前記載部

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】乗車券に書き込まれた乗車券の有効期限に
   関する情報を読み取る手段と、この有効期限とカレンダ
   ーとを比較する手段と、その結果について通知する手段
   とを具備することを特徴とする自動改札機械。
2. 【請求項２】乗車券に書き込まれた人の名前に関する情
   報を読み取る手段と、この名前を音声出力する手段と、
   取り忘れられた乗車券を検出した場合に、その旨を名前
   でもって音声により通知する手段とを具備することを特
   徴とする自動改札機械。
3. 【請求項３】人の視覚によっては認識できないが、機械
   で認識可能な形式によって、乗車券において人の名前を
   記載する手段を設けることを特徴とする発券装置。