JP2003058834A - Icカードの携帯確認装置 - Google Patents

Icカードの携帯確認装置

Info

Publication number
JP2003058834A
JP2003058834A JP2001251010A JP2001251010A JP2003058834A JP 2003058834 A JP2003058834 A JP 2003058834A JP 2001251010 A JP2001251010 A JP 2001251010A JP 2001251010 A JP2001251010 A JP 2001251010A JP 2003058834 A JP2003058834 A JP 2003058834A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
information
passerby
identification
identifying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001251010A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Kadota
浩次 門田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Heavy Industries Ltd filed Critical Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority to JP2001251010A priority Critical patent/JP2003058834A/ja
Publication of JP2003058834A publication Critical patent/JP2003058834A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Credit Cards Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ICカードなどのICカードの携帯忘れ、誤
った携帯、期限切れ等を警告する装置の実現を図る。 【解決手段】 住宅、事務所などの出入口2で通行者3
が携帯しているICカード1の内容を表示し、さらに通
行者3の身体的な特徴から通行者3を識別し、各人が携
帯すべきICカード1を携帯しているかどうかを判定
し、携帯すべきICカード1を携帯していない、期限が
切れているなどの場合には警告を与える装置を実現す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICカードなどの
携帯忘れ等を警告する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】地上または乗り物などに固定された情報
通信体との間で、通信により非接触で情報を伝送するこ
とにより、所有者、鉄道等での定期券・乗車券の有効期
間・区間などを識別することができる移動情報記憶体が
実用化されつつある。これらはICカードなどと呼ばれ
ているので、以下、ICカードと呼称する。このICカ
ードは、駅の改札、事務所等の通用口などで、鞄等に入
れたままでも非接触で短時間に、そのICカードに記憶
されている情報を読取ることが可能であるので、改札
口、通用口などの通過時間が短縮される。またこのIC
カードでは従来の磁気カードに比べて大量のデータを記
憶することが可能であるために、その記憶されている情
報の読取り結果に基づいて、より複雑な処理が可能であ
る。例えば鉄道用の定期券についていえば、定期券区間
外の乗降に対する差額の自動引き落としなどのサービス
や乗降時間帯などのデータの収集等が可能である。
【0003】このように多くの利便性が期待されるIC
カードではあるが、自宅を出て、出勤あるいは通学する
際に、社員証、学生証、鉄道定期券などの携帯すべきI
Cカードを携帯することを忘れると必要な鉄道に乗車で
きない、事務所・学校に入れないというだけではなく、
駅の改札口、事務所・学校の通用門で警報が鳴り、しば
らくの間改札口、通用口を塞ぎ、他の人の通行を阻害す
るということになる。またICカードは上述のように、
直接取り出すことなく、鞄等に入れたままで必要な情報
が読取られるので、利用者は携帯しているという意識が
乏しく、そのために携帯していなくとも気が付きにくい
という問題がある。さらに従来の定期券などのように使
用時に取り出す必要が無いので、定期券の有効期限が過
ぎているあるいは接近していることに気が付かずに、期
限切れの定期券で駅の改札口を通過しようとして警報が
鳴り、その時点で初めて期限切れであることに気が付く
ということが起こりやすい。
【0004】このICカードの携帯忘れを防止する方法
として、実開平2−27257号では、ICカードを装
身具に内蔵し、これをICカードの保持者が衣服に装着
する方法を提示している。また実開平4−33583号
では、ICカードにチェーン、ひも、リングなどを取り
付け、携帯を容易にする方法を示している。しかしこれ
らの従来技術では、携帯したICカードの紛失を防止す
るという効果はあるが、携帯することを忘れる、有効期
限切れに気がつきにくいという問題を改善することはで
きない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる従来技
術の課題に鑑みなされたものであって、住宅、事務所な
どの出入口で通行者に携帯しているICカードの内容を
表示し、携帯すべきICカードを携帯していない、期限
が切れている場合などの場合に警告を与えるための装置
を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1におけるICカードの携帯確認装置は、I
Cカードに記録された情報を読取るICカードの読取装
置と、前記ICカードの読取装置から出力されたICカ
ードの情報を識別するICカード情報の識別装置と、前
記ICカード情報の識別装置から出力された識別結果を
表示する表示装置とを設けることを特徴とする。
【0007】この装置により外出しようとする通行者
は、この表示された携帯しているICカードの情報を確
認することにより、携帯すべきICカードを携帯するこ
とを忘れたり、他の種類のICカードを携帯したり、I
Cカードの期限が切れていることに気づかないといった
誤りを防止することができる。またこれらの装置を事務
所、工場、学校などの出口に設ければ、この事務所、工
場の従業員、学校の教職員、学生が帰宅する際に、必要
なICカードを携帯せずに帰宅することを防止すること
ができる。
【0008】また、請求項2におけるICカードの携帯
確認装置は、所定の領域に出入りする通行者の接近を検
知する人の接近検知装置と、前記人の接近検知装置から
の出力に応じて起動するICカードの情報を読取るIC
カードの読取装置と、前記ICカードの読取装置から出
力されたICカードの情報を識別するICカード情報の
識別装置と、前記ICカード情報の識別装置から出力さ
れた識別結果を表示する表示装置とを備えたことを特徴
とする。
【0009】この装置により通行者が出入口に接近して
いることを検知するまでは、読取装置の電源を切ってお
くか、消費電力が少ないスタンバイ状態にしておくこと
ができるので、無駄な電力の消費を防ぐことができる。
【0010】また、請求項3におけるICカードの携帯
確認装置は、所定の領域に出入りする通行者の身体的特
徴を検知する身体的特徴の検知装置と、その身体的特徴
の検知装置の出力に基づいて通行者を識別する通行者の
識別装置と、ICカードの情報を読取るICカードの読
取装置と、前記ICカードの読取装置から出力されたI
Cカードの情報を識別するICカード情報の識別装置
と、通行者が携帯すべきICカードの種別情報を記録
し、前記通行者の識別装置により識別された通行者が携
帯すべきICカードの種別を識別する必携ICカード種
別の識別装置と、前記ICカード情報の識別装置より出
力された通行者が携帯しているICカードの種別と必携
ICカード種別の識別装置より出力された携帯すべきI
Cカードの種別情報が一致しているかどうかを判定する
ICカードの携帯判定装置と、通行者の識別装置、IC
カード情報の識別装置、必携ICカード種別の識別装
置、ICカードの携帯判定装置から出力された識別結果
および判定結果を表示する表示装置とを備えたことを特
徴とする。
【0011】この装置により通行者が必要なICカード
を携帯せずに、あるいは誤ったICカードを携帯して住
宅、事務所等を出ることを防止することができる。
【0012】また、請求項4におけるICカードの携帯
確認装置は、前記必携ICカード種別の識別装置に日
付、曜日、時間によって通行者が携帯すべきICカード
の種別情報が記憶されていることを特徴とする。
【0013】この装置により月日、時間帯に応じて携帯
すべきICカードを携帯しているかどうかを判定し、通
行者がこの携帯すべきICカードを携帯せずに、あるい
は誤ったICカードを携帯して住宅、事務所等を出るこ
とを防止することができる。
【0014】また、請求項5におけるICカードの携帯
確認装置は、通行者が、携帯すべきICカードを携帯し
ていない、あるいは誤ったICカードと判定した場合
に、光、画面表示、音声、警報音等により、通行者に注
意を促す警報装置を備えたことを特徴とする。
【0015】この装置により通行者が必要なICカード
を携帯せずに、あるいは誤ったICカードを携帯して住
宅、事務所などを出るという誤りに対して、自動的に警
告することができるので、このような誤りに気づかずに
外出することを防ぐことができる。
【0016】また、請求項6におけるICカードの携帯
確認装置は、ICカードの情報を読取るICカードの読
取装置と、前記ICカードの読取装置により読取ったI
Cカードの有効期限が終了しているか、もしくはまもな
く終了するかを判定する期限判定装置と、有効期限が終
了しているか、もしくはまもなく終了する場合に警報を
発する警報装置を備えたことを特徴とする。
【0017】この装置により有効期限が過ぎている、あ
るいはまもなく有効期限に達する定期券などのICカー
ドを携帯している場合には、自動的にそのことが警告さ
れるので、駅の改札機で警報が作動するといったトラブ
ルを防止することができる。
【0018】また、請求項7におけるICカードの携帯
確認装置は、所定の領域に出入りする通行者の身体的特
徴を検知する身体的特徴の検知装置と、その身体的特徴
の検知装置の出力に基づいて通行者を識別する通行者の
識別装置と、ICカードに記録された情報を読取るIC
カードの読取装置と、前記ICカードの読取装置から出
力されたICカードの情報から各ICカードの所有者情
報を識別するICカード情報の識別装置と、前記ICカ
ード情報の識別装置から出力されたICカード所有者の
情報が予め登録された通行許可者の情報と一致するかど
うかを判定する所有者判定装置と、判定結果が一致して
いない場合には、警報を発する警報装置と、通行者の識
別装置、ICカード情報の識別装置、所有者判定装置か
ら出力される識別結果および判定結果を表示する表示装
置とを備えたことを特徴とする。
【0019】この装置により一般家庭、小規模な事務所
においても、専用の身分証明用のICカードを新たに作
ること必要はなく、すでに所有しているICカード(例
えば定期券、運転免許証、健康保険証など)を用いて、
その住宅、事務所などへの入退出を許可された通行者で
あるかどうかを判定することが可能となる。また入退出
を許可されていない通行者の住宅、事務所などへの接近
に対して自動的に警報を出すことも可能である。さらに
前記の身体的特徴の検知装置、通行者の識別装置と組み
合わせれば、身体的特徴を併用して入退出を許可された
通行者であるかどうかを判断できるので、精度の高い判
断が可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図1〜図5に基づいて詳述する。図1は本発明の実施形
態のもっとも基本的な機器の構成を表すブロック図、図
2は本発明の実施形態の一例を示す機器配置図であり、
(a)は外出しようとする通行者3がICカード1を携
帯して出入口2に近づいている様子を示した説明図であ
り、(b)は処理装置7の構成図である。図1に示すよ
うにICカードの携帯確認装置は、ICカードの読取装
置5、処理装置7、表示装置8により構成されており、
処理装置7にはICカード情報の識別装置10が含まれ
ている。
【0021】図2に示すように、外出しようとする通行
者3がICカード1を携帯して出入口2に近づくと、I
Cカードの読取装置5が、ICカード1に記憶されてい
る情報を通信により読み取る。そして処理装置7に含ま
れるICカード情報の識別装置10により、読みとられ
た情報の内容が分析され、ICカード1の種別(定期
券、従業員証、学生証など)、有効期限、定期券の場合
の乗車区間などが表示装置8に表示される。ICカード
情報の識別装置10は、マイクロコンピュータ、ロジッ
ク回路などを用いて実現することができる。
【0022】またICカード情報の識別装置10に、各
ICカード1の所有者情報が一致しているかどうかの判
定機能および所有者情報に不一致がある場合にはそのこ
とを表示装置8に表示する機能を付加すれば、他人のI
Cカード1を誤って携帯するという誤りを減らすことが
可能となる。
【0023】図2(a)において、住宅、事務所などの
内側の出入口2付近には、人の接近検知装置4、ICカ
ードの読取装置5、人の身体的特徴の検知装置6、処理
装置7、表示装置8、警報装置9、通行者情報等の設定
装置18が設けられている。人の接近検知装置4として
は、自動ドアなどに用いられている音波式などの検知装
置を使用することができる。ICカードの読取装置5
は、ICカード1と情報を伝送するアンテナ、通信装置
などで構成され、外出する通行者3が携帯するICカー
ド1に記憶されている情報を読取る。身体的特徴の検知
装置6としては、光電管、レーザによる身長の検知、音
声の声紋分析、指紋・瞳孔のパターン認識などの方法が
考えられるが、一般的な住宅、事務所などの場合には、
出入りする通行者3は数人程度であるので、身体的特徴
の検知装置6としては、例えば光電管により身長を検知
するだけでも十分機能を果たせる場合が多い。表示装置
8には、液晶、ブラウン管などの表示方法が用いられ、
検知、識別、判定した結果、警報などが表示される。警
報装置9には、点滅するランプ、ブザー、人口音声など
が用いられ、処理の結果、必要なICカード1を携帯し
ていない場合などには、外出する通行者3に警報を発す
る。通行者情報等の設定装置18は、情報入力・設定用
のボタン・キーボード等と、入力・設定内容を表示する
液晶画面などの表示装置等で構成され、各通行者3が携
帯すべきICカード1の種別、各通行者3の身体的特徴
などの入力・設定に用いられる。
【0024】処理装置7は、図2(b)に示すように、
ICカード情報の識別装置10、通行者の識別装置1
1、必携ICカード種別の識別装置12、時計14、I
Cカードの携帯判定装置15、期限判定装置16が含ま
れている。ICカード情報の識別装置10では、ICカ
ードの読取装置5で読み取られたICカード1に記憶さ
れている情報の内容が分析され、ICカード1の種別
(定期券、従業員証、学生証など)、有効期限、定期券
の場合の乗車区間などが識別される。通行者の識別装置
11には、通行者3の身長などの身体的特徴に関する情
報が記憶されており、身体的特徴の検知結果と照合する
ことによりその通行者3が誰であるかを識別する。必携
ICカード種別の識別装置12には、通行者3が携帯す
べきICカード1の種別に関する情報が曜日、期間、時
間帯などの別に区分して記憶されており、検知されて通
行者3が時計14で検知された月日、時間に携帯すべき
ICカード1を識別する。時計14では月日、時間が検
知される。その機能はマイクロコンピュータに内蔵され
ている時計機能を用いて実現することも可能である。I
Cカードの携帯判定装置15では、携帯すべきICカー
ド1の種別情報と実際に携帯しているICカード1の種
別情報が比較・判定される。期限判定装置16では、時
計14で検知された月日、時間と、ICカード情報の識
別装置10で検知されたICカード1の有効期限とが比
較され、期限間近であるか、期限を過ぎているかが判定
される。これらの識別装置、判定装置の記憶機能は、半
導体記憶素子、ハードディスクなどの磁気による記憶装
置などを用いて実現することができる。またこれらの識
別装置、判定装置の識別機能、判定機能は、マイクロコ
ンピュータ、ロジック回路などを用いて実現することが
できる。ここでは各識別装置、判定装置を個々の独立し
た機器として記述したが、これらの装置の機能を一つあ
るいはいくつかのマイクロコンピュータで実現すること
も可能である。
【0025】図3は、本発明による実施形態の機器構成
の一例を示すブロック図である。このブロック図に基づ
いて各機器の作用を説明する。外出しようとする通行者
3が出入口に近づくと、出入口に設置された人の接近の
検知装置4が通行者3の出入口への接近を検知し、IC
カードの読取装置5、身体的特徴の検知装置6、処理装
置7が起動される。身体的特徴の検知装置6により出入
口に接近している通行者3の身体的特徴が検知され、検
知された身長などの身体的特徴に関する情報が処理装置
7に送られる。そして、この情報は処理装置7に含まれ
ている通行者の識別装置11に送られ、通行者の識別装
置11にあらかじめ記憶されている各通行者3の身体的
特徴の情報と対比・照合され、外出しようと出入口に接
近している通行者3が誰であるかが識別される。時計1
4で検知された月日、曜日、時間帯に、この識別された
外出しようとしている通行者3が携帯すべきICカード
1の種別が、必携ICカード種別の識別装置12により
識別される。
【0026】一方、ICカードの読取装置5によって、
ICカード1に記憶されている情報の内容を通信などに
より読み取られ、その情報の内容はICカード情報の識
別装置10に送られ、ICカード情報からICカード1
の種別、有効期限などの情報が識別される。ICカード
情報の識別装置10で識別された携帯しているICカー
ド種別の情報と、前述の方法で識別された必携ICカー
ド種別の情報が、ICカードの携帯判定装置15で比較
され、必要なICカード1を携帯していないか(不携
帯)、誤ったICカードを携帯している(誤携帯)など
が無いかどうかが判定される。また、ICカード情報の
識別装置10で識別されたICカード1の有効期限に関
する情報と時計14で検知した日付を比較し、携帯して
いるICカード1が、有効期限を過ぎていないか、まも
なく有効期限に達しないかが、期限判定装置16により
判定される。そして不携帯、誤携帯、有効期限切れと判
定された場合には、その旨が表示装置8に表示されると
ともに、警報装置9により警告音、ランプの点滅その他
の方法で外出しようとしている通行者3に知らされる。
【0027】図4は、本発明による実施形態の一例を示
すフロー図である。図4において、ステップa1で処理
を開始し、ステップa2では外出しようとする通行者3
が出入口に近づくと、出入口付近に設置された人の接近
の検知装置4が通行者3の出入口への接近を検知し、I
Cカードの読取装置5、身体的特徴の検知装置6などを
起動する。ステップa3ではICカードの読取装置5に
より、通行者3が携帯しているICカード1に記憶され
ている情報を通信などにより読み取る。ステップa4で
は身体的特徴の検知装置6により出入口に接近している
通行者3の身体的特徴が検知される。ステップa5では
通行者の識別装置11に予め記録されている各通行者3
の身体的特徴の情報を参照して、外出しようと出入口に
接近している通行者3が誰であるかが通行者の識別装置
11により識別される。ステップa6では時計14によ
り現在の月日、曜日、時間が検出され、予め必携ICカ
ード種別の識別装置12に記録されている各通行者3が
携帯すべきICカード1の種別に関する情報が参照さ
れ、識別された通行者3が携帯すべきICカード1の種
別が必携ICカード種別の識別装置12により識別され
る。
【0028】ステップa7では、ICカードの携帯判定
装置15によって、携帯しているICカード種別の情報
と、上記の方法で識別された必携ICカード種別の情報
とが比較され、必要なICカード1を携帯していない
(不携帯)、誤ったICカードを携帯している(誤携
帯)などが無いかどうかが判定される。ステップa7で
携帯すべきICカード1を携帯していないなどと判定さ
れた場合には、ステップa8に分岐し、その旨の警告が
表示装置8に表示されるともに、警報装置9により警告
音、ランプの点滅その他の方法で外出しようとしている
通行者3に知らされる。ステップa9では、期限判定装
置16により、読み取られたICカード1の有効期限に
関する情報と時計14で検知した日付により、携帯して
いるICカード1が、有効期限を過ぎていないか、ある
いはまもなく有効期限に達しないかが判定される。ステ
ップa9で携帯しているICカード1の有効期限が切れ
ているなどと判定された場合にはステップa10に分岐
し、その旨の警告が表示装置8に表示されるとともに、
警報装置9により警告音、ランプの点滅その他の方法で
外出しようとしている通行者3に知らされる。ステップ
a11では読み取られたICカード1の種別、有効期
限、定期券の場合の乗車区間などの情報が表示装置8に
表示され、ステップa12で処理が終了する。
【0029】図5は本発明の他の実施形態による機器構
成の一例を示すブロック図である。本実施形態では、所
定の領域に出入りする通行者3が携帯しているICカー
ドの読取装置5、処理装置7、表示装置8、警報装置
9、通行者情報等の設定装置18により構成されてい
る。また処理装置7には、ICカード情報の識別装置1
0、通行者の識別装置11、所有者判定装置17が含ま
れる。これらの識別装置、判定装置の記憶機能は、半導
体記憶素子、ハードディスクなどの磁気による記憶装置
などを用いて実現することができる。またこれらの識別
装置、判定装置の識別機能、判定機能は、マイクロコン
ピュータ、ロジック回路などを用いて実現することがで
きる。ここでは各識別装置、判定装置を個々の独立した
機器として記述したが、これらの装置の機能を一つある
いはいくつかのマイクロコンピュータで実現することも
可能である。
【0030】次に各機器の作用、処理の流れについて説
明する。居住者、従業員などその住宅、事務所などへの
入退出を許可された通行者3が携帯しているICカード
1の種別をその通行者3の氏名とともに通行者情報等の
設定装置18により予め所有者判定装置17に登録して
おく。通勤、通学、買い物、退社などのためにその住
宅、事務所などの通行者3が出入口に近づくと、出入口
付近に設定されたICカードの読取装置5が、その通行
者3が携帯しているICカード1に記憶されている情報
を読み取る。そしてICカード情報の識別装置10によ
りそのICカード1に記憶されているICカードの種
別、所有者の氏名などの情報が識別される。これらの通
行者3が携帯しているICカード1の種別、所有者氏名
などの情報は所有者判定装置17に送られ、予め登録さ
れている入退出許可者の氏名、その者が携帯しているI
Cカード1の種別と一致するかどうかが判定され、一致
しない場合には入退出を許可されていない者が出入口に
接近していると判断され、表示装置8にその旨が表示さ
れるとともに、必要に応じて警報装置9により保安担当
者などに知らされる。
【0031】さらに身体的特徴の検知装置6、通行者の
識別装置11が設置されている場合には、身体的特徴の
検知装置6により出入口に接近している通行者3の身体
的特徴が検知され、検知された身長などの身体的特徴に
関する情報が通行者の識別装置11に送られ、通行者の
識別装置11にあらかじめ記憶されている各通行者3の
身体的特徴の情報と対比・照合され、外出しようと出入
口に接近している通行者3が誰であるかが識別される。
所有者判定装置17によって、識別された通行者3が予
め登録されている入退出を許可された通行者3と一致し
ないと判定された場合、あるいはICカード情報の識別
装置10で識別された携帯しているICカード1の所有
者の情報と通行者の識別装置11で識別された通行者3
の情報が一致しないと判定された場合には、その通行者
3は入退出を許可された通行者3ではないと判断され、
その旨が表示装置8に表示されるとともに、警報装置9
により保安担当者などに知らされる。
【0032】
【発明の効果】本発明を用いれば、鞄から取り出すこと
なく鉄道の定期の改札、身分の確認などが非接触で行え
るICカードの、自宅などから外出する際の携帯忘れ、
期限切れなどを自動的に警告することが可能となる。こ
れにより駅の改札などでの定期券の携帯忘れによる通路
の閉鎖などの混乱を防止することができ、駅などでのス
ムーズな人の流れに貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のもっとも基本的な機器の構
成を表すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態の一例を示す機器配置図であ
り、(a)は外出しようとする通行者がICカードを携
帯して出入口に近づいている様子を示した説明図であ
り、(b)は処理装置の構成図である。
【図3】本発明による実施形態の機器構成の一例を示す
ブロック図である。
【図4】本発明による実施形態の一例を示すフロー図で
ある。
【図5】本発明の他の実施形態による機器構成の一例を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ICカード 2 住宅、事務所などの出入口 3 外出する通行者 4 人の接近検知装置 5 ICカードの読取装置 6 身体的特徴の検知装置 7 処理装置 8 表示装置 9 警報装置 10 ICカード情報の識別装置 11 通行者の識別装置 12 必携ICカード種別の識別装置 14 時計 15 ICカードの携帯判定装置 16 期限判定装置 17 所有者判定装置 18 通行者情報等の設定装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年8月27日(2001.8.2
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ICカードに記録された情報を読取るI
    Cカードの読取装置と、前記ICカードの読取装置から
    出力されたICカードの情報を識別するICカード情報
    の識別装置と、前記ICカード情報の識別装置から出力
    された識別結果を表示する表示装置とを備えたことを特
    徴とするICカードの携帯確認装置。
  2. 【請求項2】 所定の領域に出入りする通行者の接近を
    検知する人の接近検知装置と、前記人の接近検知装置か
    らの出力に応じて起動するICカードの情報を読取るI
    Cカードの読取装置と、前記ICカードの読取装置から
    出力されたICカードの情報を識別するICカード情報
    の識別装置と、前記ICカード情報の識別装置から出力
    された識別結果を表示する表示装置とを備えたことを特
    徴とする請求項1に記載のICカードの携帯確認装置。
  3. 【請求項3】 所定の領域に出入りする通行者の身体的
    特徴を検知する身体的特徴の検知装置と、その身体的特
    徴の検知装置の出力に基づいて通行者を識別する通行者
    の識別装置と、ICカードの情報を読取るICカードの
    読取装置と、前記ICカードの読取装置から出力された
    ICカードの情報を識別するICカード情報の識別装置
    と、通行者が携帯すべきICカードの種別情報を記録
    し、前記通行者の識別装置により識別された通行者が携
    帯すべきICカードの種別を識別する必携ICカード種
    別の識別装置と、前記ICカード情報の識別装置より出
    力された通行者が携帯しているICカードの種別と必携
    ICカード種別の識別装置より出力された携帯すべきI
    Cカードの種別情報が一致しているかどうかを判定する
    ICカードの携帯判定装置と、通行者の識別装置、IC
    カード情報の識別装置、必携ICカード種別の識別装
    置、ICカードの携帯判定装置から出力された識別結果
    および判定結果を表示する表示装置とを備えたことを特
    徴とするICカードの携帯確認装置。
  4. 【請求項4】 前記必携ICカード種別の識別装置に
    は、日付、曜日、時間によって通行者が携帯すべきIC
    カードの種別情報が記憶されていることを特徴とする請
    求項3記載のICカードの携帯確認装置。
  5. 【請求項5】 通行者が、携帯すべきICカードを携帯
    していない、あるいは誤ったICカードと判定した場合
    に、光、画面表示、音声、警報音などにより、通行者に
    注意を促す警報装置を備えた請求項1から4のいずれか
    に記載のICカードの携帯確認装置。
  6. 【請求項6】 ICカードの情報を読取るICカードの
    読取装置と、前記ICカードの読取装置により読取った
    ICカードの有効期限が終了しているか、もしくはまも
    なく終了するかを判定する期限判定装置と、有効期限が
    終了しているか、もしくはまもなく終了する場合に警報
    を発する警報装置を備えたことを特徴とする請求項1か
    ら4のいずれかに記載のICカードの携帯確認装置。
  7. 【請求項7】 所定の領域に出入りする通行者の身体的
    特徴を検知する身体的特徴の検知装置と、その身体的特
    徴の検知装置の出力に基づいて通行者を識別する通行者
    の識別装置と、ICカードに記録された情報を読取るI
    Cカードの読取装置と、前記ICカードの読取装置から
    出力されたICカードの情報から各ICカードの所有者
    情報を識別するICカード情報の識別装置と、前記IC
    カード情報の識別装置から出力されたICカード所有者
    の情報が予め登録された通行許可者の情報と一致するか
    どうかを判定する所有者判定装置と、判定結果が一致し
    ていない場合には、警報を発する警報装置と、通行者の
    識別装置、ICカード情報の識別装置、所有者判定装置
    から出力される識別結果および判定結果を表示する表示
    装置とを備えたことを特徴とする請求項1、請求項3ま
    たは請求項4に記載のICカードの携帯確認装置。
JP2001251010A 2001-08-22 2001-08-22 Icカードの携帯確認装置 Pending JP2003058834A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001251010A JP2003058834A (ja) 2001-08-22 2001-08-22 Icカードの携帯確認装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001251010A JP2003058834A (ja) 2001-08-22 2001-08-22 Icカードの携帯確認装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003058834A true JP2003058834A (ja) 2003-02-28

Family

ID=19079727

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001251010A Pending JP2003058834A (ja) 2001-08-22 2001-08-22 Icカードの携帯確認装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003058834A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7932832B2 (en) Movement managing system
US20040050930A1 (en) Smart card with onboard authentication facility
JP3523795B2 (ja) 入退室管理システム
CN105389516B (zh) 敏感图片提醒方法和装置
US20100253521A1 (en) Methods, Systems and Articles of Manufacture for Monitoring Subjects within a Facility
WO2010138159A1 (en) Smart passport system for monitoring and recording activity and data relating to persons
CA2529049A1 (en) Electronic security system for monitoring and recording activity and data relating to persons
CN107392289A (zh) 校园学生卡系统及其控制方法
Ahmad et al. The need of using a Radio Frequency Identification (RFID) System
US11341799B2 (en) Construction sites access control system and associated ID cards
JPH10272873A (ja) 通行者の監視又はそれに関する改善
JP2006236357A (ja) 個人認証システム
JP3962916B2 (ja) 照合システム
JP2003058834A (ja) Icカードの携帯確認装置
JP2002211717A (ja) 図書館システム
JP3811796B2 (ja) 訪問者認証システム
JPH05266038A (ja) Icカードによる病院管理システム
JP4261387B2 (ja) 非接触型個人識別媒体を用いた学校管理システム
Srikanth et al. A Review on Smart Question Paper Leakage Detection System
JP3103622U (ja) 非接触型個人識別媒体を用いた学校管理システム
KR102463494B1 (ko) 전화통화에 의한 무인방문 등록시스템
JPH0630812A (ja) 救急情報管理装置
JP7391729B2 (ja) 機械式駐車装置
JPH10275183A (ja) 図書館システム
TW200538934A (en) Regional safety control system and method