JPH076840A - Ic試験用コンタクト - Google Patents

Ic試験用コンタクト

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JPH076840A
JPH076840A JP5147268A JP14726893A JPH076840A JP H076840 A JPH076840 A JP H076840A JP 5147268 A JP5147268 A JP 5147268A JP 14726893 A JP14726893 A JP 14726893A JP H076840 A JPH076840 A JP H076840A
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JP
Japan
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contact
fine line
lump
diameter
terminal
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5147268A
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English (en)
Inventor
Saburo Tokuyama
三郎 徳山
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP5147268A priority Critical patent/JPH076840A/ja
Publication of JPH076840A publication Critical patent/JPH076840A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ICソケットを構成するコンタクトに関し、
ノイズ電圧の発生の少ない構造を実用化することを目的
とする。 【構成】 ICのリード端子を当接し、試験器より信号
電流を通電して電気的試験を行なうのに使用するコンタ
クトのそれぞれが、U字型をした板バネの開放端を細線
を幾重にも重ねて構成されスプリング効果をもつ細線塊
により短絡して構成してあることを特徴としてIC試験
用コンタクトを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体ICの電気的試験
に使用するコンタクトの構造に関する。大量の情報を迅
速に処理する必要から情報処理装置の主体を構成する半
導体装置は単位素子の小形化による大容量化が進められ
てLSIやVLSIが実用化されており、ULSIが開
発されつゝある。また、この大容量化と共に信号の高速
化も行なわれており、そのため、集積回路の電気的試験
に使用するICソケットを構成するコンタクトも必要条
件が厳しくなってきている。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のコンタクト1の構成図であ
って、燐青銅やベリニウム銅など弾性をもつ金属材料を
用いて、ICのリード端子が当接される接触部2と板バ
ネ部3と端子部4が構成されており、四方向に50本づつ
のリード端子を備えたフラットパッケージ型ICを試験
するICソケットの場合は、リード端子と同じピッチで
コンタクト1が四方向に50本づつ埋め込まれて構成され
ると共に、コンタクト1の端子部4はリード線を通じて
コネクタに接続されており、IC試験機に回路接続でき
るよう構成されている。
【0003】こゝで、かゝるICソケットを構成するコ
ンタクトの必要条件として、 スプリング作用をもっ
ていること、 発生するノイズ電圧値が少ないこと、
低インピーダンスであること、などを挙げることがで
きる。
【0004】すなわち、フラットパッケージ型IC(以
下略してIC)の試験に当たってはリード端子を確実に
コンタクトの接触部に接触させるために、IC素子に一
定の加圧を行なうことから、コンタクトはスプリング効
果を有していることが必要であり、そのため図3に示す
ように板バネ構造をとっているが、それによりインダク
タンス(L)が大となり、信号電流の通過に際してかな
りの大きさのノイズ電圧(Vn ) が発生すると云う問題
がある。
【0005】いま、理解を容易にするためにノイズ電圧
(Vn ) の大きさを数式で表すと、 Vn =L・di/dt ・・・・・・・・・・・(1) となり、こゝで板バネ部の長さは10 mm 程度で実測値は
約10 nH, また、電流変化 di/dt =200mA/3 nS程
度が一般的な値であり、この値を(1)式に代入すると
n =666mVとなる。このノイズ電圧はICの電気的特
性の測定に当たって電流が流れる電源用端子,グランド
用端子,信号用端子に発生するために電気的特性の正確
な評価を行なうことができず、製品の歩留りにも影響し
ている。
【0006】こゝで、Vn を減少させるにはLの値を減
らせばよいことから、図4に示すように各種の構造が提
案されている。すなわち、同図(A,特開平4-144083)
は、リード端子がコンタクトの接触部2に接触して押圧
される毎に接触部2が端子部4の上をスライドしてバネ
弾性を保持する構造であり、接触部2と端子部4とが直
接に接触していることから、インダクタンス(L)を減
らすことができる。然し、接触部2がスライドする構造
であるために加圧により位置ずれが生じ、接触圧力がバ
ラツク原因となり、また、微細ピッチのソケット構造が
作り難いと云う問題がある。
【0007】また、同図(B,特開平3-17979)はU字型
をした板バネ部3の中に剛性をもち、くの字形をしたバ
イパス片6を設け、接触片2が加圧されるとバイパス片
6は支点7を中心として同図の左端は降下し、右端は上
昇する結果として接触部2の復帰を促す構造であるが、
バイパス片6と板バネ部3との接触部が加圧によりスラ
イドする構造であり、摩耗により耐久性が低下する恐れ
があり、また、バイパス片6として細い板バネを使用す
ることから高周波特性の向上への寄与が少ないと云う問
題がある。
【0008】また、同図(C,特開平1-154479) はコン
タクトの接触部2が降下して端子部4に接触すると共に
接触部2がスライドする構造であるが、この構造では接
触圧の調整が困難であり、リード端子は接触により圧力
が急上昇する結果、リード曲がりが生じ易いと云う問題
がある。このように各種の構造が提案されているが、何
れも信頼性に問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ICソケットを構成す
るコンタクトはICの集積度の向上と共に小形化し、ピ
ッチ間隔も縮小しているが、信号の周波数も高周波化し
ており、電気的試験を行なうに当たってはコンタクトで
発生するノイズ電圧がICの電気的特性の正確な測定を
妨げている。そこで、ノイズ電圧の発生の少ないコンタ
クト構造を実用化することが課題である。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題はICのリー
ド端子を当接し、試験器より信号電流を通電して電気的
試験を行なうのに使用するコンタクトのそれぞれが、U
字型をした板バネの開放端を細線を幾重にも重ねて構成
されスプリング効果をもつ細線塊により短絡してIC試
験用コンタクトを構成することにより達成することがで
きる。
【0011】
【作用】本発明はコンタクトを構成するU字形をした板
バネ部の一端にある接触部と端子部とをスプリング効果
をもつ細線塊により短絡することにより、従来の問題を
解決するものである。すなわち、従来のコンタクトは板
バネ部によるインダクタンスを減らすために、接触部と
端子部或いは新たに設けたバイパス片をスライドさせる
構造をとっているが、本発明はスプリング効果をもつ細
線塊により常に両者を接続しておくものである。
【0012】第1図は本発明に係るコンタクトの構成を
示すもので、同図(A)は正面図、同図(B)は斜視
図、また、同図(C)は細線塊9の構成を示す斜視図で
あるが、問題は細線塊9がスプリング効果をもち、ま
た、低インピーダンスであることが必要である。
【0013】発明者はこれを直径が20〜100 μm のモリ
ブデン(Mo)細線を不規則に幾重にも積み重ねた細線塊を
用いることで成功した。こゝでMoは抵抗率が5.0 ×10-6
Ω・cmと高いのでMo細線は予め金(Au)メッキか銀(Ag)メ
ッキを施して低抵抗化しておく必要がある。なお、発明
者等の実験によると細線塊を構成する金属としてMoのよ
うに剛性の優れた金属ほどスプリング効果に優れてい
た。
【0014】次に、図2は細線塊9の固定方法を示すも
ので、同図(A)は板バネ部3の端部にあり、対向する
接触部2と端子部4に溝10を設けて嵌合させ、位置ずれ
を防ぐ構造、また、同図(B)は上下を絞った細線塊9
を用い、接触部2と端子部4に設けた擂鉢状の穴に入れ
込んだ構造、また、同図(C)は接触部2と端子部4に
突起11を設け、上下部に設けた細線塊9の窪みに嵌合さ
せた構造である。
【0015】このように細線塊9で、板バネ部3の接触
部2と端子部4とを短絡させると、インダクタンス
(L)の値が約1 nHとなるので、ノイズ電圧(Vn )
の大きさは先の(1)式より66.6 mVと従来に較べて約
1/10に減少するので、ICの電気的特性を正確に測定
することができる。
【0016】
【実施例】図1に示すコンタクトを燐青銅により形成し
た。こゝで、コンタクトを構成するU字部の長さは10 m
m で、板バネ部3の厚さは0.5 mm である。また、細線
塊9としてはAuメッキを施した直径50μm の細線を幾重
にも折り曲げて直径0.5 mm で長さが1 mm の円柱状に
加工したものを用い、直径0.5 mm の溝が予め設けてあ
る接触部2と端子部4に嵌合させて固定した。なお、こ
の細線塊9のインダクタンス(L)は0.63 nHであり、
これにより、ノイズ電圧(Vn ) の大きさを50 mV以下
に減らすことができ、また、コンタクトにスライド部が
ないために摩耗がなく耐久性に優れたコンタクトを実用
化することができた。
【0017】
【発明の効果】本発明に係るコンタクトを使用したIC
ソケットの使用によりICの電気的特性を正確に測定す
ることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るコンタクトの構成図である。
【図2】 細線塊の固定方法を示す正面図である。
【図3】 従来のコンタクトの構成を示す正面図であ
る。
【図4】 従来の各種コンタクトの構成を示す正面図で
ある。
【符号の説明】
1 コンタクト 2 接触部 3 板バネ部 4 端子部 9 細線塊 10 溝 11 突起

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ICのリード端子を当接し、試験器より
    信号電流を通電して電気的試験を行なうのに使用するコ
    ンタクトのそれぞれが、U字型をした板バネの開放端を
    細線を幾重にも重ねて構成されスプリング効果をもつ細
    線塊により短絡して構成してあることを特徴とするIC
    試験用コンタクト。
JP5147268A 1993-06-18 1993-06-18 Ic試験用コンタクト Withdrawn JPH076840A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5147268A JPH076840A (ja) 1993-06-18 1993-06-18 Ic試験用コンタクト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5147268A JPH076840A (ja) 1993-06-18 1993-06-18 Ic試験用コンタクト

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH076840A true JPH076840A (ja) 1995-01-10

Family

ID=15426383

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5147268A Withdrawn JPH076840A (ja) 1993-06-18 1993-06-18 Ic試験用コンタクト

Country Status (1)

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JP (1) JPH076840A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101944523A (zh) * 2009-07-03 2011-01-12 新光电气工业株式会社 具有连接端子的基板
DE102015006796A1 (de) 2014-05-28 2015-12-03 Fanuc Corporation Numerische Steuerung mit einer Einfügfunktion für eine Hinein-/Heraus-Zerspanbewegung oder mit einer Einfügfunktion für eine kreisrunde Bewegung

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