JPH0767713B2 - 射出成形機における射出ノズルの遮蔽装置 - Google Patents

射出成形機における射出ノズルの遮蔽装置

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JPH0767713B2
JPH0767713B2 JP23059592A JP23059592A JPH0767713B2 JP H0767713 B2 JPH0767713 B2 JP H0767713B2 JP 23059592 A JP23059592 A JP 23059592A JP 23059592 A JP23059592 A JP 23059592A JP H0767713 B2 JPH0767713 B2 JP H0767713B2
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亘 佐藤
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株式会社新潟鉄工所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱筒内の溶融樹脂の
フリーショットをする際に生じる樹脂の飛散や、高温の
射出ノズルに対する接触等から作業員を守るために設け
られる、射出ノズルの遮蔽装置に関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形機における射出ノズルの遮蔽装
置として、図9(特公平2−60723号公報)と図1
0(特公平2−63710号公報)に示すものが知られ
ている。図9の射出ノズルの遮蔽装置は、射出ノズル1
の前面(図9で下側の面)を蔽うドア20と、射出ノズ
ル1の上面と後面を蔽うカバー21とを固定盤2にヒン
ジ22,23でそれぞれ前後に回動自在に取り付けた構
造とされている。
【0003】また、図10の遮蔽装置は、射出ノズルの
前面を蔽う前板24aと、上面を蔽う天板24b、及び
後面を蔽う後板24cとを一体に形成した断面コ字状の
カバー24を固定盤2にヒンジ25で上下に回動自在に
取り付けた構造となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図9の射出ノズルの遮
蔽装置は、ドア20とカバー21の開放状態において
は、射出ノズル1の前面と上面が互いに連なった状態で
開放されるが、射出ノズル1の後面の上方にはカバー2
1の天板21aが存在し、前面と上面及び後面が射出ノ
ズル1の周方向に完全に連なった状態で開放されないた
め、射出ノズル1の交換作業等がやりにくいという問題
点がある。
【0005】また、図10の遮蔽装置においては、カバ
ー24を上に起立させた開放状態では、カバー24の前
板24aと後板24cが、射出ノズルの前面の上方に、
及び後面の上方に上昇するため、図9のものよりも射出
ノズルの交換作業等が一層しにくく、場合によってはカ
バー24を取り外さなければならない。
【0006】ところで、このような射出ノズルの遮蔽装
置にあっては、例えば図9のように、ドア20が閉じら
れていることを検出するリミットスイッチ26を固定盤
2に設け、ドア20の開放状態における樹脂の射出等を
防止するようにしているが、カバー21については配慮
されていない。したがって十分に安全とは言えず、また
カバー21にも安全対策を講じるようにすると2個のリ
ミットスイッチが必要となり、その配線等も含めて構造
が複雑になって経済的でない。
【0007】本発明は、射出ノズルの交換作業等がやり
やすく、また、1個のリミットスイッチでドアとカバー
による射出ノズルの遮蔽状態を検出することができる、
射出成形機における射出ノズルの遮蔽装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、固定盤に取り付けられたベース部材
と、固定盤に前後に回動自在に取り付けられ射出ノズル
の前面を蔽うドアと、上記ベース部材に着脱自在に取り
付けられ射出ノズルの上面と後面を蔽うカバーと、ベー
ス部材に設けられ上記ドアのドグで作動子を押されてド
アの閉状態を検出するリミットスイッチ手段と、上記ベ
ース部材に設けられ通常状態において上記作動子の前面
を遮断する遮断部材と、上記カバーに設けられベース部
材に対するカバーの取付け状態において遮断部材を作動
子の前面から退避させる押圧部材とを具備した構成とし
た。
【0009】
【作用】カバーが外されていると、遮断部材はリミット
スイッチ手段の作動子の前面を遮断している。このた
め、ドアのドグは遮断部材で遮られて作動子を押すこと
ができず、リミットスイッチ手段は検出信号を出力する
ことはない。カバーを射出ノズルの上面と後面を蔽って
所定の位置に固定すると、押圧部材が遮断部材を作動子
の前面から退避させる。したがってこの状態でドアを閉
じると、リミットスイッチ手段は作動子をドグで押され
て射出ノズルの遮蔽状態を検出する。
【0010】
【実施例】図1ないし図7は本発明の射出成形機におけ
る射出ノズルの遮蔽装置の一実施例を示す。これらの図
において符号1は射出ノズル、2は固定盤である。固定
盤2には、ベース部材3がねじ4によって取り付けら
れ、またドア5がベース部材3を介してヒンジ6で前後
に回動自在に取り付けられている。ベース部材3は、固
定座3aと取付座3bとを有する。取付座3bは固定座
3aよりも低く形成されている。
【0011】ベース部材3の固定座3aには固定ねじ7
がナット8に螺着して垂直に設けられ、また取付座3b
にはリミットスイッチ(リミットスイッチ手段)9が取
り付けられている。リミットスイッチ9は、ドア5に設
けられたドグ5aで作動子9aを押されてドア5が閉じ
られていることを検出するもので、取付座3bに固定さ
れている。ドア5は、射出ノズル1の前面を蔽うもので
あり、その中央部が透明窓5bとなっている。
【0012】ベース部材3のドア5側の端部には、該端
部とこれに固着された支持片3cとの間に挿入された遮
断部材10が枢軸11で上下に起倒自在に取り付けられ
ている。遮断部材10は、力が加えられていない通常状
態で、前記支持片3cの底辺により支えられてほぼ水平
に倒れ姿勢で作動子9aの前面を遮断する。この遮断状
態では、ドグ5aは作動子9aを押すことができない。
【0013】また、符号12はカバーである。カバー1
2は、射出ノズル1の上面を蔽う天板12aと、射出ノ
ズル1の後面を蔽う後板12bと、嵌付片12cとを有
する。カバー12は、これを射出ノズル1側から固定盤
2に向けて水平に横移動させて、後板12bと嵌付片1
2cでベース部材3に嵌着し、また逆方向に横移動させ
てベース部材3から取り外すことができる。このカバー
12の嵌着状態において天板12aのナット8に対応す
る位置に切欠き溝12dが形成されている。固定ねじ7
は切欠き溝12d内で締め付けられ、カバー12をベー
ス部材3に固定する。
【0014】カバー12の天板12aの下面には押圧部
材13がカバー12と一体に設けられている。押圧部材
13は、カバー12を横移動させてベース部材3に嵌着
する際に、遮断部材10の端部10aを押し、それまで
図6の2点鎖線のように水平に倒れて作動子9aの前面
を遮断していた遮断部材10を図6の実線のように上に
起立させる構成とされている。天板12aには、リミッ
トスイッチ9のケーブルを引き出すための切欠き12e
が形成されている。
【0015】次に上記のように構成された本発明の射出
成形機における射出ノズルの遮蔽装置の作用を説明す
る。図1ないし図3は、射出ノズル1の前面をドア5
(図3では図示略)で蔽い、また射出ノズル1の上面と
後面をカバー12で蔽った遮蔽状態を示すもので、この
状態では、遮断部材10は押圧部材13による押圧で作
動子9aの前面から上に退避している。このため、リミ
ットスイッチ9はその作動子9aを閉状態のドア5のド
グ5aによって押され、樹脂の射出等を可とする遮蔽信
号を出力している。
【0016】上記の遮蔽状態からドア5を開くと、ドグ
5aが作動子9aから離れるため、リミットスイッチ9
がオフとなって樹脂の射出等ができなくなり、安全が保
たれる。また、カバー12を外して射出ノズル1の交換
作業等を行った後、カバー12の取付けを忘れてドア5
のみを閉め、樹脂を射出しようとしても、遮断部材10
が作動子9aの前面に倒れていてドグ5aを作動子9a
に触れさせないため、リミットスイッチ9がオンとなら
ず、またドア5は完全には閉らない。
【0017】上記のことから理解できるように、ドア5
のドグ5aによって作動子9aを押されるリミットスイ
ッチ9は、カバー12がベース部材3に正しく嵌着され
て射出ノズル1の上面と後面を蔽わない限り機能しな
い。したがって、リミットスイッチ9は、結果的にドア
5とカバー12による射出ノズル1の遮蔽を同時に検出
することとなる。
【0018】図8は本発明の他の実施例を示す。この遮
蔽装置の遮断部材15は支持片3d内で左右に移動自在
とされている。遮断部材15は、通常の状態においてば
ね16で押されて作動子9aの前面を遮断し(図8の2
点鎖線)、カバーが所定の位置に取り付けられていると
図8の実線のように押圧部材13で押されて作動子9a
の前面から退避する。なお、この遮蔽装置のカバー等は
図1ないし図7の遮蔽装置と同じである。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の射出成形
機における射出ノズルの遮蔽装置は、固定盤に取り付け
られたベース部材と、固定盤に前後に回動自在に取り付
けられ射出ノズルの前面を蔽うドアと、上記ベース部材
に着脱自在に取り付けられ射出ノズルの上面と後面を蔽
うカバーと、ベース部材に設けられ上記ドアのドグで作
動子を押されてドアの閉状態を検出するリミットスイッ
チ手段と、上記ベース部材に設けられ通常状態において
上記作動子の前面を遮断する遮断部材と、上記カバーに
設けられベース部材に対するカバーの取付け状態におい
て遮断部材を作動子の前面から退避させる押圧部材とを
具備した構成とされ、射出ノズルの前面と上面及び後面
を相互に連ねて完全、かつ容易に開放することができる
ので、射出ノズルの交換作業等を容易に行うことができ
る。また、リミットスイッチは1個でよいので、それだ
け全体構造が簡単になり、経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の射出成形機における射出ノズルの遮
蔽装置の一実施例を示す正面図である。
【図2】 同じく一部分を破断した平面図である。
【図3】 ベース部材とカバー等の関係を示す断面図で
ある。
【図4】 カバーの平面図である。
【図5】 遮断部材の部分の断面図である。
【図6】 作動子と遮断部材等の関係を示す正面図であ
る。
【図7】 同じく側面図である。
【図8】 本発明の遮断部材の他の例を示す正面図であ
る。
【図9】 従来の遮蔽装置の平面図である。
【図10】 従来の他の遮蔽装置の外観図である。
【符号の説明】
1 射出ノズル 2 固定盤 3 ベース部材 5 ドア 9 リミットスイッチ(リミットスイッチ手段) 10,15 遮断部材 12 カバー 13 押圧部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定盤に取り付けられたベース部材と、
    固定盤に前後に回動自在に取り付けられ射出ノズルの前
    面を蔽うドアと、上記ベース部材に着脱自在に取り付け
    られ射出ノズルの上面と後面を蔽うカバーと、ベース部
    材に設けられ上記ドアのドグで作動子を押されてドアの
    閉状態を検出するリミットスイッチ手段と、上記ベース
    部材に設けられ通常状態において上記作動子の前面を遮
    断する遮断部材と、上記カバーに設けられベース部材に
    対するカバーの取付け状態において遮断部材を作動子の
    前面から退避させる押圧部材とを具備したことを特徴と
    する射出成形機における射出ノズルの遮蔽装置。
JP23059592A 1992-08-28 1992-08-28 射出成形機における射出ノズルの遮蔽装置 Expired - Fee Related JPH0767713B2 (ja)

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