JPH0767387A - モータ制御回路の異常検出方法及びその装置 - Google Patents

モータ制御回路の異常検出方法及びその装置

Info

Publication number
JPH0767387A
JPH0767387A JP5206669A JP20666993A JPH0767387A JP H0767387 A JPH0767387 A JP H0767387A JP 5206669 A JP5206669 A JP 5206669A JP 20666993 A JP20666993 A JP 20666993A JP H0767387 A JPH0767387 A JP H0767387A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
regenerative
transistor
motor control
contactor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5206669A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshishige Fukatsu
利成 深津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority to JP5206669A priority Critical patent/JPH0767387A/ja
Publication of JPH0767387A publication Critical patent/JPH0767387A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/64Electric machine technologies in electromobility

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Control Of Direct Current Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な構成で、直流モータを回転させる前に異
常を検出するための検査対象を増加させる。 【構成】モータ制御回路は走行モータ1,回生コンタク
タ2,バッテリ3,前後進コンタクタ4,5,モータ制
御トランジスタ6から構成されている。走行モータ1の
電機子1aに並列に接続された回生トランジスタ11に
は回生抵抗R1に流れる電流I2 を検出する回生電流セ
ンサ13が直列に接続されている。制御装置12は回生
コンタクタ11をオンに制御し、前後進コンタクタ4,
5,モータ制御トランジスタ6,回生トランジスタ11
を選択してオン・オフ制御し、そのときに回生抵抗R1
に流れる電流I2 に基づいて回生コンタクタ2,前後進
コンタクタ4,5,モータ制御トランジスタ6,回生ト
ランジスタ11,回生抵抗R1が正常か否かを検出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はモータ制御回路の異常検
出方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、バッテリ式フォークリフト等のバ
ッテリ使用の電気車は、図7に示すモータ制御回路によ
って駆動制御されている。
【0003】走行モータ1は回生コンタクタ2を介して
直流電源としてのバッテリ3に接続されている。その走
行モータ1は直巻の直流モータであって、電機子1a及
び界磁巻線1bから構成され、電気車の駆動輪(図示
略)を駆動するようになっている。
【0004】走行モータ1の界磁巻線1bには、切り換
え手段としての前進コンタクタ4および後進コンタクタ
5が接続され、両コンタクタ4,5の切り換え動作に基
づいて、界磁巻線1bに流れる界磁電流の方向を変えて
走行モータ1を正逆回転させることにより、電気車が前
後進するようになっている。
【0005】スイッチング素子としてのモータ制御トラ
ンジスタ6は走行モータ1に対して直列に接続され、そ
のベース端子に入力される公知のチョッパ信号に基づい
て走行モータ1が駆動制御される。
【0006】フライホイールダイオード7のアノード端
子はモータ制御トランジスタ6のコレクタに接続され、
カソード端子はバッテリ3のプラス端子に接続されてい
る。また、フライホイールダイオード8のアノード端子
は電機子1aと前後進コンタクタ4,5との間に接続さ
れ、カソード端子はバッテリ3のプラス端子に接続され
ている。フライホイールダイオード7には前記モータ制
御トランジスタ6の異常を検出するためのチェック用抵
抗Rcが並列に接続されている。
【0007】電流センサ9は走行モータ1と回生コンタ
クタ2との間に接続され、走行モータ1に流れる電流I
1 を検出している。回生ダイオード10のカソード端子
は回生コンタクタ2に接続され、アノード端子はバッテ
リ3のマイナス端子に接続されている。
【0008】回生トランジスタ11のコレクタはバッテ
リ3のプラス端子に接続され、エミッタは回生抵抗R1
を介して電機子1aの前後進コンタクタ4,5側に接続
されている。そして、回生トランジスタ11のベース端
子には回生制御信号が入力されている。
【0009】前記バッテリ3のプラス端子とマイナス端
子の間には制御回路12が接続されている。制御回路1
2には回生コンタクタ2及び前後進コンタクタ4,5の
励磁コイル(図示せず)が接続されている。制御回路1
2は回生コンタクタ2の励磁コイルを励磁制御し、回生
コンタクタ2をオン(閉路)・オフ(開路)制御する。
又、制御回路12は前後進コンタクタ4,5の励磁コイ
ルを励磁制御し、各コンタクタをオン(界磁巻線1bを
モータ制御トランジスタ6のコレクタに接続)・オフ
(界磁巻線1bを電機子1aに接続)制御する。
【0010】制御回路12はモータ制御トランジスタ6
及び回生トランジスタ11のベースに接続され、各トラ
ンジスタ6,11のベース電圧を制御し各トランジスタ
6,11をオン(閉路)・オフ(開路)制御するように
なっている。又、制御回路12はモータ制御トランジス
タ6及び回生トランジスタ11のベースにチョッパ信号
及び回生トランジスタ11の回生制御信号を出力するよ
うになっている。又、制御回路12は前記電流センサ9
に接続され、電流センサ9によって検出された電流I1
を読み込むようになっている。
【0011】更に、制御回路12は始動時におけるチェ
ック機能を有している。即ち、モータ制御トランジスタ
6のコレクタ端子にはチェック用抵抗Rcを介してバッ
テリ3の電圧が印加されている。制御回路12はモータ
制御トランジスタ6のベース電圧を制御してモータ制御
トランジスタ6をオン・オフ制御し、その時のコレクタ
電圧V1を読み取る。そして、制御回路12はコレクタ
電圧V1が予め設定された所定の電圧Vx以上であるか
否かによってモータ制御トランジスタ6が正常であるか
否かを判断するようになっている。即ち、走行モータ1
を回転させる前にモータ制御トランジスタ6が正常であ
るか否かを判断することができる。尚、電圧Vxはバッ
テリ3の電圧をチェック用抵抗Rcとモータ制御トラン
ジスタ6のコレクタ−エミッタ間の抵抗とで分圧した電
圧に設定されている。
【0012】図8はモータ制御トランジスタ6が正常で
あるか否かをチェックするフローチャートである。電気
車の始動時においては、回生コンタクタ2,前後進コン
タクタ4,5は全てオフとなっている。又、モータ制御
トランジスタ6のベース電圧は印加されず、オフとなっ
ている。そして、モータ制御トランジスタ6のコレクタ
端子にはチェック用抵抗Rcを介してバッテリ3の電圧
が印加されている。
【0013】そこで、ステップ(以下、単にSという)
1において、制御装置12はモータ制御トランジスタ6
のコレクタ電圧V1を検出し、予め定めた規定値Vx以
上あるか否かを判定する。
【0014】コレクタ電圧V1が規定値Vx以下である
場合、制御装置12はS2に移行し、モータ制御トラン
ジスタ6のコレクタ−エミッタ間が短絡(ショート)し
ていると判断し、モータ制御トランジスタ6のチェック
を終了する。
【0015】コレクタ電圧V1が規定値Vxより大きい
場合、制御装置12はS3に移行し、モータ制御トラン
ジスタ6のベース電圧を印加してモータ制御トランジス
タ6をオンにする。
【0016】そして、制御装置12はS4にてモータ制
御トランジスタ6のコレクタ電圧V1を読み込む。コレ
クタ電圧V1が規定値Vxより大きい場合、制御装置1
2はS5に移行する。そして、制御装置12はモータ制
御トランジスタ6をオフにし、S6に移行してモータ制
御トランジスタ6のコレクタ−エミッタ間が開放(オー
プン)していると判断してモータ制御トランジスタ6の
チェックを終了する。
【0017】一方、コレクタ電圧V1が規定値Vx以下
である場合、制御装置12はS7に移行する。そして、
制御装置12はモータ制御トランジスタ6をオフにし、
S8に移行してモータ制御トランジスタ6が正常である
と判断して、モータ制御トランジスタ6のチェックを終
了する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この異常検
出方法ではモータ制御トランジスタ6の異常を検出する
ためにチェック用抵抗Rcを設けているので、モータ制
御トランジスタ6のコレクタ端子はチェック用抵抗Rc
を介して常にバッテリ3のプラス端子に接続されてい
る。従って、回生コンタクタ2,前後進コンタクタ4,
5のオン・オフにかかわらずモータ制御トランジスタ6
のコレクタ電圧V1が検出される。その結果、前後進コ
ンタクタ4,5が正常であるか否かを判断する場合に
は、走行モータ1の電機子1a及び界磁巻線1bに電流
を流さなければならない。即ち、走行モータ1が回転す
る前には前後進コンタクタ4,5が異常であるか否かを
検出することができないという問題がある。
【0019】又、通常時においてチェック用抵抗Rcを
介してモータ制御トランジスタ6に流れる電流を少なく
するために、チェック用抵抗Rcの抵抗値は比較的大き
な値に設定されている。従って、モータ制御トランジス
タ6のコレクタ電圧V1は小さな値となるので、正確に
コレクタ電圧V1を検出するのに時間がかかるという問
題がある。
【0020】本発明の目的は、簡単な構成で、直流モー
タを回転させる前に異常を検出するための検査対象を増
加させることのできるモータ制御回路の異常検出装置を
提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに請求項1に記載の発明は、直流モータと、その直流
モータの界磁巻線の配線を切り換えその励磁方向を切り
換える切換コンタクタと、直流モータと直流電源のマイ
ナス端子との間に接続され、直流モータの直流電源の導
通・非導通を制御して直流モータを駆動制御するモータ
制御トランジスタと、直流電源のプラス端子と直流モー
タとの間に接続され、開路して直流モータに回生制動を
かけるための回生コンタクタと、前記直流モータの電機
子と並列に接続された回生トランジスタと、前記回生ト
ランジスタと、前記電機子及び界磁巻線の接続点との間
に挿入接続された回生抵抗とを備えたモータ制御回路に
おいて、前記回生トランジスタを閉路し、前記切換コン
タクタ及びモータ制御トランジスタをオン・オフ制御さ
せてその時々に前記回生抵抗に流れる電流を検出し、そ
の検出結果に基づいてモータ制御回路の異常を検出する
方法を採用した。
【0022】又、請求項2に記載の発明は、直流モータ
と、その直流モータの界磁巻線の配線を切り換えその励
磁方向を切り換える切換コンタクタと、直流モータと直
流電源のマイナス端子との間に接続され、直流モータの
直流電源の導通・非導通を制御して直流モータを駆動制
御するモータ制御トランジスタと、直流電源のプラス端
子と直流モータとの間に接続され、開路して直流モータ
に回生制動をかけるための回生コンタクタと、前記直流
モータの電機子と並列に接続された回生トランジスタ
と、前記回生トランジスタと、前記電機子及び界磁巻線
の接続点との間に挿入接続された回生抵抗とを備えたモ
ータ制御回路において、前記回生トランジスタと、切換
コンタクタ、モータ制御トランジスタ及び回生トランジ
スタのうち複数を選択してオン又はオフ制御する開閉制
御手段と、前記開閉制御手段が回生トランジスタを閉路
させるとともに切換コンタクタ及びモータ制御トランジ
スタをオン・オフ制御させ、その時々に前記回生抵抗に
流れる電流を検出する電流検出手段と、前記電流検出手
段の検出結果に基づいてモータ制御回路の異常を検出す
る検出手段とを設けたことを要旨とする。
【0023】又、検出手段は、モータ制御トランジスタ
又は切換コンタクタの異常を検出することを要旨とす
る。
【0024】
【作用】請求項1に記載の発明は、回生トランジスタ閉
路したときに該モータ制御回路に流れる電流に基づいて
モータ制御回路が異常であるか否かを検出することがで
きるので、直流モータを回転させる前にモータ制御回路
をチェックすることができ、異常を検出するための検査
対象を増加させることができる。
【0025】又、請求項2に記載の発明は、回生トラン
ジスタを閉路し、モータ制御トランジスタ又は切換コン
タクタを選択して開路又は閉路した時にモータ制御回路
に流れる電流を電流検出手段にて検出し、その検出結果
に基づいて該モータ制御回路が異常であるか否かを検出
することができるので、直流モータを回転させる前にモ
ータ制御回路をチェックすることができ、異常を検出す
るための検査対象を増加させることができる。又、モー
タ制御トランジスタ又は切換コンタクタが異常であるか
否かを検出することができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図4に従って説明する。尚、上述した従来技術と同一構
成については同一符号を付し、説明を省略する。
【0027】図1に示すように、回生抵抗R1と走行モ
ータ1の電機子1a間には回生電流センサ13が挿入接
続されている。回生電流センサ13の一端は回生抵抗R
1に接続され、他端は電機子1a,前後進コンタクタ
4,5の電機子1a側端子及びフライホイールダイオー
ド8のアノードに接続されている。そして、回生トラン
ジスタ11,前進又は後進コンタクタ4,5及びモータ
制御トランジスタ6をオンに制御した場合、バッテリ3
から回生トランジスタ11,前進又は後進コンタクタ
4,5,界磁巻線1b,後進又は前進コンタクタ5,
4,モータ制御トランジスタ6を経由して電流が流れ
る。即ち、走行モータ1の電機子1aに電流を流すこと
なく、回生トランジスタ11,前後進コンタクタ4,
5,モータ制御トランジスタ6に電流を流すことができ
る。従って、回生トランジスタ11,前後進コンタクタ
4,5,モータ制御トランジスタ6のチェックを走行モ
ータ1を回転させることなくチェックを行うことができ
る。
【0028】回生電流センサ13は回生抵抗R1に流れ
る電流I2 、即ち回生抵抗R1から電機子1a,前後進
コンタクタ4,5の電機子1a側端子及びフライホイー
ルダイオード8のアノードに向かって流れる電流I2 を
検出するようになっている。そして、回生電流センサ1
3によって検出された電流I2 は前記制御回路12に読
み込まれるようになっている。
【0029】次に、このように構成されたモータ制御回
路の異常検出装置の作用を図2〜図4のフローチャート
に従って説明する。電気車の始動時においては、回生コ
ンタクタ2,前後進コンタクタ4,5,モータ制御トラ
ンジスタ6及び回生トランジスタ11は全てオフとなっ
ている。そこで、図2のS10において、制御回路12
は回生トランジスタ11をオンとなるように制御する。
続いて、制御回路12はS11においてモータ制御トラ
ンジスタ6をオンとなるように制御する。そして、S1
2において、制御回路12は回生電流センサ13によっ
て検出された電流I2 をチェックする。この時、モータ
制御回路の各素子が正常である場合には電流I2 はゼロ
アンペアとなる。
【0030】電流I2 がゼロアンペアでない場合、前後
進コンタクタ4,5は共にオフに制御されているにもか
かわらず、前進コンタクタ4又は後進コンタクタ5がオ
ン状態であると判断される。そして、制御回路12はS
13にて前進コンタクタ4をオンに制御し、S14にて
回生電流センサ13によって検出された電流I2 をチェ
ックする。
【0031】電流I2 がゼロアンペアでない場合、回生
トランジスタ11,回生抵抗R1,後進コンタクタ5,
界磁巻線1b,前進コンタクタ4,モータ制御トランジ
スタ6を経由して電流が流れる。即ち、後進コンタクタ
5はオフであって、前進コンタクタ4がオン又はオフの
状態にかかわらずに前進コンタクタ4を介して電流が流
れることになる。即ち、前進コンタクタ4がモータ制御
トランジスタ6側の端子に溶着していることになる。従
って、制御回路12はS15にて各トランジスタ6,1
1及び前進コンタクタ4をオフに制御し、S16にて前
進コンタクタ4がオン側に溶着していると判断してチェ
ックを終了する。
【0032】S14において、電流I2 がゼロアンペア
である場合、前進コンタクタ4がオフの時に電流が流
れ、前進コンタクタ4がオンの時に電流が流れないこと
になる。即ち、前進コンタクタ4がオフであっても、後
進コンタクタ5を介して電流が流れることは、後進コン
タクタ5がモータ制御トランジスタ6側の端子に溶着し
ていることになる。従って、制御回路12はS17にて
前進コンタクタ4,モータ制御トランジスタ6及び回生
トランジスタ11をオフに制御し、S18にて後進コン
タクタ5がオン側に溶着していると判断してチェックを
終了する。
【0033】S12において、電流I2 がゼロアンペア
である場合、制御回路12はS19に進み、前進コンタ
クタ4をオンに制御する。この時、回生トランジスタ1
1,回生抵抗R1,後進コンタクタ5,界磁巻線1b,
前進コンタクタ4,モータ制御トランジスタ6を経由し
て電流I2 が流れることになる。
【0034】次に、図3のS20において、制御回路1
2は電流センサ9に流れる電流I1をチェックする。電
流I1 がゼロアンペアでない場合、回生コンタクタ2,
電機子1a,後進コンタクタ5,界磁巻線1b,前進コ
ンタクタ4,モータ制御トランジスタ6を経由して電流
I1 が流れることになる。即ち、回生コンタクタ2はオ
フに制御されているにもかかわらず、電流I1 が流れ
る。従って、制御回路12はS21において前進コンタ
クタ4,モータ制御トランジスタ6及び回生トランジス
タ11をオフに制御し、S22にて回生コンタクタ2が
オン状態に溶着していると判断してチェックを終了す
る。
【0035】S20において、電流I1 がゼロアンペア
である場合には制御回路12はS23に進み、回生電流
センサ13の検出した電流I2 をチェックする。電流I
2 がゼロアンペアである場合、制御回路12はS24に
て前進コンタクタ4をオンに制御しているにもかかわら
ずオンにできないと判断する。そして、制御回路12は
S23にて電流I2 がゼロアンペアでない場合とともに
S25に進む。
【0036】制御回路12はS25にて前進コンタクタ
4をオフに制御し、後進コンタクタ5をオンに制御す
る。この時、回生トランジスタ11,回生抵抗R1,前
進コンタクタ4,界磁巻線1b,後進コンタクタ5,モ
ータ制御トランジスタ6を経由して電流I2 が流れるこ
とになる。そして、制御回路12はS26にて回生電流
センサ13によって検出された電流I2 をチェックす
る。
【0037】電流I2 がゼロアンペアである場合、制御
回路12はS27にて後進コンタクタ5をオンに制御し
ているにもかかわらずオンにできないと判断する。そし
て、制御回路12はS28にて前進コンタクタ4をオン
に制御し、後進コンタクタ5をオフに制御し、S26に
て電流I2 がゼロアンペアでない場合とともに図4のS
29に進む。
【0038】S29にて、電流I2 がゼロアンペアであ
る場合、前後進コンタクタ4,5が共にオンに制御して
いるにもかかわらずオフである場合がある。又、モータ
制御トランジスタ6をオンに制御しているにもかかわら
ずオフである場合がある。又、回生トランジスタ11を
オンに制御しているにもかかわらずオフである場合があ
る。更に、回生抵抗R1がオープンしている場合があ
る。上記、何れの場合においても電流I2 がゼロアンペ
アであるので、制御回路12はS30にてモータ制御ト
ランジスタ6,回生トランジスタ11及び前進又は後進
コンタクタ4,5をオフに制御し、S31上記のうち少
なくとも1つの場合であると判断し、チェックを終了す
る。
【0039】S26にて電流I2 がゼロアンペアでない
場合、制御回路12はS32に進み、モータ制御トラン
ジスタ6をオフに制御する。そして、制御回路12はS
33にて回生電流センサ13によって検出された電流I
2 をチェックする。
【0040】電流I2 がゼロアンペアでない場合、回生
トランジスタ11,回生抵抗R1,前進コンタクタ4,
界磁巻線1b,後進コンタクタ5,モータ制御トランジ
スタ6を経由して電流I2 が流れることになる。即ち、
モータ制御トランジスタ6がオフに制御されているにも
かかわらず電流I2 が流れる。従って、制御回路12は
S34に進み、後進コンタクタ5及び回生トランジスタ
11をオフに制御し、S35にてモータ制御トランジス
タ6がショート故障していると判断し、チェックを終了
する。
【0041】S33にて電流I2 がゼロアンペアでない
場合、制御回路12はS36にてモータ制御トランジス
タ6をオンに制御し、回生トランジスタ11をオフに制
御する。そして、制御回路12はS37にて回生電流セ
ンサ13によって検出された電流I2 をチェックする。
【0042】電流I2 がゼロアンペアでない場合、回生
トランジスタ11,回生抵抗R1,前進コンタクタ4,
界磁巻線1b,後進コンタクタ5,モータ制御トランジ
スタ6を経由して電流I2 が流れることになる。即ち、
回生トランジスタ11がオフに制御されているにもかか
わらず電流I2 が流れる。従って、制御回路12はS3
8に進み、後進コンタクタ5及びモータ制御トランジス
タ6をオフに制御し、S39にて回生トランジスタ11
がショート故障していると判断してチェックを終了す
る。
【0043】S37にて電流I2 がゼロアンペアである
場合、制御回路12はS40にてオン制御されている後
進コンタクタ5及びモータ制御トランジスタ6をオフに
制御する。そして、制御回路12はS41にて各コンタ
クタ2,4,5,各トランジスタ6,11及び回生抵抗
R1の全てが正常であると判断し、チェックを終了す
る。
【0044】このように本実施例のモータ制御回路の異
常検出方法及びその装置においては、回生電流センサ1
3を設け、前後進コンタクタ4,5,モータ制御トラン
ジスタ6,回生トランジスタ11のうち複数を選択して
オン・オフ制御した時に回生抵抗R1に流れる電流を検
出し、その検出結果に基づいて前後進コンタクタ4,
5,モータ制御トランジスタ6,回生トランジスタ1
1,回生抵抗R1のうち何れかの素子の異常を検出する
ことができるので、走行モータ1を回転させる前に異常
を検出することができる。
【0045】又、モータ制御トランジスタ6のみではな
く、回生コンタクタ2、前後進コンタクタ4,5、回生
トランジスタ11及び回生抵抗R1の異常を検出するこ
とができるので、走行モータ1を回転させる前に異常を
検出するための検査対象を増加させることができる。
【0046】又、回生トランジスタ11をオンすること
により前後進コンタクタ4,5、モータ制御トランジス
タ6及び回生抵抗R1に流れる電流I2 を比較的大きな
電流にしてチェックすることができるので、従来に比べ
て電流I2 を検出するまでの時間を短縮することができ
るとともに、ノイズの影響を少なくでき、誤検出を少な
くすることができる。
【0047】なお、本発明は上記実施例に限定されるこ
とはなく、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で以下のよ
うにしてもよい。 (1)上記実施例では本発明のモータ制御回路をバッテ
リフォークリフトに用いたが、他の直流モータを使用す
る機器に用いてもよい。
【0048】(2)上記実施例では回生電流センサ13
を設け、回生抵抗R1に流れる電流I2 を検出したが、
図5に示すように、回生抵抗R1の両端の電圧V2を検
出する公知の電圧センサを設け、各トランジスタ6,1
1及び各コンタクタ2,4,5を開閉したときの電圧V
2を検出し、その電圧から電流を計算によって求め、そ
の電流に基づいて素子の異常を判断するようにしてもよ
い。
【0049】(3)上記実施例では回生トランジスタ1
1と直列に回生電流センサ13を設けたが、図6に示す
ように電流センサ9を電機子1aと前後進コンタクタ
4,5との間に接続するとともに回生抵抗R1の一端を
電機子1aと電流センサ9との間に接続し、その電流セ
ンサ9に検出された電流I2 に基づいてモータ制御回路
の異常を検出するようにしてもよい。この場合、電流セ
ンサを電機子1aに流れる電流I1 を検出する電流セン
サと、回生トランジスタ11を介して流れる電流I2 を
検出する電流センサとを共用することができるので、部
品点数の増加を抑えることができる。尚、図2〜図4の
フローチャートにおいてチェックする電流I2 は回生コ
ンタクタ11,回生抵抗R1,電流センサ9,前進又は
後進コンタクタ4,5,界磁巻線1b,後進又は前進コ
ンタクタ5,4,モータ制御トランジスタ6を経由して
流れる電流である。又、図3のS18において、回生コ
ンタクタ11及び回生抵抗R1を経由して流れる電流値
以上である場合に回生コンタクタ2がショート故障して
いると判断する。
【0050】(4)上記実施例では回生コンタクタ2,
前後進コンタクタ4,5,モータ制御トランジスタ6,
回生トランジスタ11及び回生抵抗R1の異常について
判断するようにしたが、必要に応じて複数の素子を選択
し、その異常を判断するようにしてもよい。又、必要に
応じてフライホイールダイオード7,8及び回生ダイオ
ード10の異常を判断するようにしてもよい。
【0051】(5)上記実施例では制御回路12は各素
子の異常を判断したが、制御回路12に警告灯等の表示
機や警告ブザー等を設け、各素子の異常を知らせるよう
にしてもよい。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1に記載の発
明によれば、回生トランジスタを閉路したときに該モー
タ制御回路に流れる電流に基づいてモータ制御回路が異
常であるか否かを検出するようにしたので、直流モータ
を回転させる前にモータ制御回路をチェックすることが
でき、検査対象を増加させることができるという優れた
効果を奏する。
【0053】又、請求項2に記載の発明によれば、回生
トランジスタを閉路し、モータ制御トランジスタ又は切
り換え手段を選択して開路又は閉路した時に回生トラン
ジスタに流れる電流を回生電流検出手段にて検出し、そ
の検出結果に基づいてモータ制御回路が異常であるか否
かを検出することができるので、直流モータを回転させ
る前に各素子をチェックすることができ、検査対象を増
加させることができるという優れた効果を奏する。又、
モータ制御トランジスタ又は切換コンタクタが異常であ
るか否かを検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のモータ制御回路の回路図で
ある。
【図2】モータ制御回路の異常を検出するフローチャー
トの一部である。
【図3】モータ制御回路の異常を検出するフローチャー
トの一部である。
【図4】モータ制御回路の異常を検出するフローチャー
トの一部である。
【図5】他の実施例を示すモータ制御回路の回路図であ
る。
【図6】他の実施例を示すモータ制御回路の回路図であ
る。
【図7】従来のモータ制御回路の回路図である。
【図8】従来のモータ制御回路のモータ制御トランジス
タをチェックするフローチャートである。
【符号の説明】
1…直流モータとしての走行モータ、1a…電機子、1
b…界磁巻線、2…回生コンタクタ、3…バッテリ、4
…切換コンタクタとしての前進コンタクタ、5…切換コ
ンタクタとしての後進コンタクタ、6…モータ制御トラ
ンジスタ、7,8…フライホイールダイオード、9…電
流センサ、10…回生ダイオード、11…回生トランジ
スタ、12…開閉制御手段及び検出手段としての制御回
路、13…電流検出手段としての回生電流センサ、R1
…回生抵抗

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流モータと、 その直流モータの界磁巻線の配線を切り換えその励磁方
    向を切り換える切換コンタクタと、 直流モータと直流電源のマイナス端子との間に接続さ
    れ、直流モータの直流電源の導通・非導通を制御して直
    流モータを駆動制御するモータ制御トランジスタと、 直流電源のプラス端子と直流モータとの間に接続され、
    開路して直流モータに回生制動をかけるための回生コン
    タクタと、 前記直流モータの電機子と並列に接続された回生トラン
    ジスタと、 前記回生トランジスタと、前記電機子及び界磁巻線の接
    続点との間に挿入接続された回生抵抗とを備えたモータ
    制御回路において、 前記回生トランジスタを閉路し、前記切換コンタクタ及
    びモータ制御トランジスタをオン・オフ制御させてその
    時々に前記回生抵抗に流れる電流を検出し、その検出結
    果に基づいてモータ制御回路の異常を検出するモータ制
    御回路の異常検出方法。
  2. 【請求項2】 直流モータと、 その直流モータの界磁巻線の配線を切り換えその励磁方
    向を切り換える切換コンタクタと、 直流モータと直流電源のマイナス端子との間に接続さ
    れ、直流モータの直流電源の導通・非導通を制御して直
    流モータを駆動制御するモータ制御トランジスタと、 直流電源のプラス端子と直流モータとの間に接続され、
    開路して直流モータに回生制動をかけるための回生コン
    タクタと、 前記直流モータの電機子と並列に接続された回生トラン
    ジスタと、 前記回生トランジスタと、前記電機子及び界磁巻線の接
    続点との間に挿入接続された回生抵抗とを備えたモータ
    制御回路において、 前記回生トランジスタと、切換コンタクタ、モータ制御
    トランジスタ及び回生トランジスタのうち複数を選択し
    てオン又はオフ制御する開閉制御手段と、 前記開閉制御手段が回生トランジスタを閉路させるとと
    もに切換コンタクタ及びモータ制御トランジスタをオン
    ・オフ制御させ、その時々に前記回生抵抗に流れる電流
    を検出する電流検出手段と、 前記電流検出手段の検出結果に基づいてモータ制御回路
    の異常を検出する検出手段とを設けたモータ制御回路の
    異常検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の検出手段は、モータ制
    御トランジスタ又は切換コンタクタの異常を検出するこ
    とを特徴とするモータ制御回路の異常検出装置。
JP5206669A 1993-08-20 1993-08-20 モータ制御回路の異常検出方法及びその装置 Pending JPH0767387A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5206669A JPH0767387A (ja) 1993-08-20 1993-08-20 モータ制御回路の異常検出方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5206669A JPH0767387A (ja) 1993-08-20 1993-08-20 モータ制御回路の異常検出方法及びその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0767387A true JPH0767387A (ja) 1995-03-10

Family

ID=16527171

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5206669A Pending JPH0767387A (ja) 1993-08-20 1993-08-20 モータ制御回路の異常検出方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0767387A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2606406C1 (ru) * 2015-07-03 2017-01-10 Акционерное общество Научно-исследовательский и конструкторско-технологический институт подвижного состава (АО "ВНИКТИ") Тяговый электропривод постоянного тока

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2606406C1 (ru) * 2015-07-03 2017-01-10 Акционерное общество Научно-исследовательский и конструкторско-технологический институт подвижного состава (АО "ВНИКТИ") Тяговый электропривод постоянного тока

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4270196B2 (ja) バッテリ状態診断装置
JP3262594B2 (ja) 車両の電気負荷を監視する装置
JP4371100B2 (ja) バッテリ状態診断装置
US5739649A (en) Fail check device and method for AC motor control circuit
JPH1023795A (ja) モータのインバータ駆動制御装置における異常診断方法
US10071762B2 (en) Detection and mitigation of inverter errors in steering system motors
EP0179484B1 (en) Current control type driver circuit for brushless motor
JPS592502A (ja) 電力制御装置に対する故障検出及び禁止回路
JP2005056728A (ja) 電源制御装置および電源制御装置における溶着試験をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体
JPH0767387A (ja) モータ制御回路の異常検出方法及びその装置
KR20200111314A (ko) 차량의 고전압 릴레이 시스템 및 그 진단방법
JP3443136B2 (ja) モータの大地短絡検出回路
JPH11240454A (ja) 電動パワ−ステアリング装置の制御装置
KR20090062282A (ko) 연료전지차량용 구동 모터의 과도 역기전력 유입 방지 방법
JPH0799796A (ja) ステッピングモータの駆動装置
JP2730354B2 (ja) 直流モータの駆動制御装置における故障診断装置
JP3538530B2 (ja) 電気車の故障検出装置
JP3767137B2 (ja) 電気車の制御装置
JPH06101881B2 (ja) 電気自動車の制動制御装置
JP3457151B2 (ja) コイル駆動回路
JPH1042408A (ja) 電気車のスイッチング装置を兼用した充電装置
JP2591830Y2 (ja) 電動フォークリフトの弱め界磁制御回路
JP2745989B2 (ja) 電気車における走行制御装置のトランジスタ保護回路
JP4099902B2 (ja) バッテリフォークリフトの制御装置
KR20000068182A (ko) 전동 파워 스티어링 회로