JPH0767379B2 - ルピナス属植物の種子から栄養物質と抽出物質とを製造する製造方法 - Google Patents

ルピナス属植物の種子から栄養物質と抽出物質とを製造する製造方法

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JPH0767379B2
JPH0767379B2 JP57502357A JP50235782A JPH0767379B2 JP H0767379 B2 JPH0767379 B2 JP H0767379B2 JP 57502357 A JP57502357 A JP 57502357A JP 50235782 A JP50235782 A JP 50235782A JP H0767379 B2 JPH0767379 B2 JP H0767379B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、ルピナス属植物の種子から栄養物質と抽出物
質とを製造する製造方法に関するものである。
「従来の技術」 苦味ルピナスは栽培植物であり、すでに古代エジプトか
らひきつづき地中海地域全体にわたりそして南アメリカ
において栽培されてきた。苦味ルピナスは、高い豊富な
消化可能な40%の蛋白含量および15%から20%の油含量
を有するので、苦味ルピナスは食料品および飼料として
高く評価されている。
従来は、このルピナスから苦味をとりのぞくための伝統
的な方法としてルピナスをまず煮沸し、48時間水につけ
ておくことが知られている。
「発明が解決しようとする課題」 この方法の短所は、わずらわしいこととコストのかかる
ことであり、特にルピナスの重要な栄養価損失を必然的
に伴うことである。その上、水の消費は重要であり、苦
味物質を含有した洗浄水による河川、湖沼等の汚染は重
大である。苦味物質をとりのぞく方法はよく知られてお
り、そのとき水のほか他の溶剤が使用される。しかしな
がらこの方法ははなはだ短所が多い。
食料品および飼料として苦味ルピナスの利用のほかに粉
末形で植物生長促進剤としての利用もまた知られてい
る。植物生長に対する粉末ルピナスの作用は知られてい
る。
本発明の目的は、ルピナスに対して苦味物質を取り除く
方法を与えることである。苦味物質を取り除く方法はわ
ずかのエネルギ消費で行われ、ルピナスの栄養価を十分
に維持して行うことができ、同時に抽出された苦味物質
を利用することもできる。
換言すれば、従来の問題は、ルピナスを細かく粉砕し、
そこで種々の濃縮されたルピナス抽出溶液をもって向流
原理により冷時洗浄され、溶剤として水を使用すること
により解決される。
「課題を解決するための手段」 すなわち、本発明は、 ルピナス属植物の種子からなる1次原料を粉砕して微粒
状の2次原料とし、この2次原料から栄養物質と農業上
の目的に用いることができる抽出物質とを製造する製造
方法であって、 (a)少なくとも低濃度の前記抽出物質を含む抽出溶液
と、中濃度の前記抽出物質を含む抽出溶液と、高濃度の
前記抽出物質を含む抽出溶液とに分離してそれぞれのタ
ンクにいったん貯蔵する工程と、 (b)抽出器の濾過部材上に収容された新しい2次原料
の層に、前記抽出溶液のうち高濃度の抽出物質を含む抽
出溶液を散布する工程と、 (c)前記原料の苦味物質の濃度が予め定められた値に
減少するように、中濃度から低濃度の抽出溶液を、順
次、抽出器内の前記2次原料に散布する工程と、 (d)前記工程(c)の後に、前記2次原料に純水を散
布する工程と、 (e)少なくとも1回、前記(b)工程から前記(c)
工程まで繰り返す工程とからなり、 (f)前記抽出溶液を、より高濃度の抽出物質を含む抽
出溶液とするために、高濃度の抽出物質を含む抽出溶液
をそのタンクから除去する工程と、 前記(b)、(c)、(d)工程は、加熱することなく
行われ、 かつ、前記1次原料と水とを1:4から1:10の範囲で混合
することを特徴とする。
「作用」 本発明による方法は溶剤としての水によって、熱供給な
しに苦味物質の抽出を行い、その抽出は、結果としてル
ピナスの蛋白含量の質的損失がなく、他方量的な栄養価
損失を狭い範囲に保つといった長所を有する。
また、本発明の方法によれば、ルピナスのなかに含まれ
るアルカロイドはその付随物質を同時に含み、濃縮され
た形で得られ、その利用に供給することができるので、
わずかの栄養価損失は経済的観点において容易に補償さ
れる。試験により示されるように抽出物の濃縮物が液状
または乾燥形において非常に有効な植物生長促進剤であ
り、同じように殺虫剤および苦味剤、あるいは薬理的目
的に利用することができる。
本発明による方法を実施するための装置は、粉砕装置
と、苦味物質をとりのぞいたルピナスの処理に対する濾
過床を持つ抽出装置と、ルピナス抽出物溶液の収容のた
めに多数のお互いの抽出装置と連結する貯蔵タンクとか
らなることを特徴としている。
この装置は、工業的使用に適しており、この装置により
多量の苦味物質をとりのぞいた食料や飼料を得ることが
できる。また同時に、多くの領域で非常に貴重な多量の
とくに林業および農業で利用される苦味物質を含んだル
ピナス抽出物を得ることができる。
さらに本発明の長所と特徴は本発明による方法および使
用する装置の次の詳細な記述から明らかである。得られ
たルピナス抽出物の乾燥のための乾燥装置を補充して接
続図の形式で図面に示す。
「実施例」 本発明による方法を実施するための装置は、第1図に示
されているように、本質的にはボールミル1と、平床濾
過抽出器2と、多数の導管によって互いに抽出器2と連
結する一連の貯蔵タンク3a,3b,3c・・・3nとからなって
いる。
その本質的な構成要素のほか、専門家にとってよく知ら
れる構成部品であるバイブ、ポンプ、分離器のような、
図で示されている装置を持っているが、しかしながら全
部は示されていない。さらに図に示された方法を実施す
るための装置は多数の乾燥容器4を持つ乾燥装置と連結
し、その装置はルピナスの洗浄によって得られたアルカ
ロイド抽出物および付随物質抽出物の乾燥に役立ってい
る。抽出器2は濾過床を持ち、濾過床は格子5と格子上
の目のこまかい濾過布6とからなる。濾過布はポリプロ
ピレン、ポリエステルまたはポリアミドのような合成樹
脂からなる単糸織物である。抽出器2の濾過床の上で細
かに粉砕された固体かたまりから抽出溶液を分離するこ
とが減圧下で行われる。
抽出器2はさらに撹拌器7を設けており、それは上昇お
よび下降を可能とする装置の一部分であり、撹拌器は濾
過床の上に生成した濾過ケーキをなでつけるための装置
を持ち、濾過床から濾過ケーキをはずしたり、濾過布の
清浄をするために使用することができる。
ボールミル1の代わりに他の粉砕装置を使用することが
できる。ボールミルは粉砕特性によりすぐれている。抽
出溶液はそれ自身抽出器のなかで、抽出器が連結する導
管のなかで貯蔵できるときには、一つの抽出器の代わり
に多くの導管によって互いに連結した抽出器を利用する
ことができ、貯蔵タンク3a,3b,3c・・・3nの稼働を停止
することができる。その結果個々の溶液量の貯蔵の期間
が短縮され多くの抽出が行われる。
本発明による方法は次のように行われる。洗浄され、さ
やからだされていないルピナス豆の1次原料の量は1:4
から1:10、のぞましくは1:5から1:6の割合で水または先
述の方法工程で得られた水と苦味物質からのルピナス抽
出物溶液と混合され、ボールミル1のなかに入れられ、
2時間から12時間またはそれより短い時間粉砕される。
粉砕は必要があればまずあらく粉砕されたルピナス豆を
さらに粒径が1μから50μの範囲にあるように花粉のよ
うに細かく粉砕されて、微粒状の2次原料とされる。ル
ピナス豆の微粉砕によってセルローゼの砕解が行われ
る。これは苦味物質をとりのぞいたルピナスの高い栄養
価の獲得に多きな意義がある。
ルピナス豆の粉砕ののち、抽出器2のなかで2次原料の
洗浄工程もしくは抽出工程が行われる。粉砕されたルピ
ナス豆の2次原料は湿式粉砕ののち泥状にされ、抽出器
2のなかの濾過床の上にその層の厚さが5mmから50mm、
のぞましくは10mmから25mmになるようにのせられ、そこ
で向流原理により段階的に水と苦味物質を含むルピナス
の抽出物質からなる、以前に製造した抽出液量をもっ
て、洗浄し、最後に蒸留水である純粋な水をもって洗浄
する。
洗浄プロセスもしくは抽出プロセスは次のように別々に
行われる。まず最初に、抽出器2にボールミル1で粉砕
されたルピナス豆の微粒状の2次原料を抽出器2の濾過
布6の上に載せる。次に、そのうえに水を散布し、最初
に得られた最も高濃度の抽出溶液を貯蔵タンク3aに貯蔵
する。この操作を繰り返して、原料中の苦味物質の濃度
が予め定められた値に減少するように、徐々に中濃度か
ら低濃度となる抽出溶液を順にそれぞれ貯蔵タンク3b,3
cに貯蔵する。最後に貯蔵タンク3nには、水を貯蔵す
る。
次に再び、抽出器2内に新しく収容された2次原料に、
貯蔵タンク3a内の高濃度の抽出溶液を散布し、得られた
最高濃度の抽出溶液を乾燥容器4に送る。ついで、貯蔵
タンク3b内の2番目に高い濃度の抽出溶液を抽出器2内
の2次原料に散布し、濃縮された抽出溶液を貯蔵タンク
3aで貯蔵する。この工程が少なくとも1回繰り返され
る。最後に、2次原料に水を散布する。
のちに行われる洗浄工程では、新鮮な溶剤(蒸留水)に
よって置換される。洗浄された2次原料は抽出器2から
取り除かれ、新しく粉砕されたルピナス豆の2次原料に
よって置換される。全抽出プロセスは熱の供給なしで実
施される。
各抽出溶液の濃度は、2次原料に散布される毎に、予め
定められた次の濃度まで高められる。この方法で、容器
3のなかの個々の抽出溶液量の濃度値はのぞましい濃度
勾配が溶液に形成されるまで段階的にたかめられる。
溶液の濃度勾配がひとたび調整されると、その方法は連
続的に実施することができる。そのとき各循環のあと抽
出が終了した2次原料はそのつど新しく置換されねばな
らない。各循環の最後であるルピナスの洗浄工程には、
純粋な水たとえば蒸留水が用いられる。そこで本発明に
よる方法によって、できるかぎり完全にルピナスから苦
味物質を取り除くことと、ルピナスのなかに含有された
苦味物質および付随物質を得るという二つのことが達成
される。
洗浄工程もしくは2次原料の抽出工程の効果ある実施に
対して抽出器のなかで原料もしくは抽出溶液の吸引によ
って生ずる濾過ケーキの層の高さを一定にするというこ
とは重要である。各洗浄工程のはじめで抽出器の濾過床
の上の2次原料はその厚さの高さを5mmから50mmに、望
ましくは10mmから25mmにすべきである。各洗浄工程の最
後に生じた濾過ケーキは、なお湿った状態では、ただ数
mmから最大30mmの層の高さを持つべきであり、望ましく
は湿った濾過ケーキは5mmから15mmの層の高さになるべ
きである。かくのごとき湿った濾過ケーキの層の乾燥状
態の層の高さの2.6mmから6mmに相当しこの層の高さは2k
g/m2から5kg/m2の重量に相当する。
濾過ケーキの乾燥のために乾燥工程が濾過ケーキのなか
に含まれる残留水分をひきぬくために洗浄工程につづい
て行われる。濾過ケーキの乾燥は水分の蒸発また圧縮に
よって行われる。各場合において、濾過ケーキのなかに
洗浄工程ののちに含まれている残留水分をできるかぎり
すくなくすることは有利である。この目的のため抽出液
体の吸引のためにかけられる減圧は段階的にたかめられ
る。吸引のあいだに濾過ケーキのなかに生じた割れ目を
連続的になでつけることにより、この方法では、抽出工
程の最後、濾過ケーキは40%から50%の残留水分を含ん
でいる。このことはたんに濾過ケーキの同じ量の水を濾
過ケーキの乾燥物質量が処理される乾燥のときに取り去
らねばならないということで重要である。
抽出器のなかで濾過ケーキの乾燥は人為的な熱を供給す
るかまたは、濾過ケーキを太陽照射にさらして行うこと
ができる。しかし、濾過ケーキは抽出器の外部において
人為的または天然の熱供給により、またすでに述べたよ
うに圧縮によって乾燥される。この方法で得られた乾燥
生成物は、苦味物質をとりのぞいたルピナスから高い価
値の食料品および飼料を製造し、苦味物質は0.002%に
まで減らされ、その蛋白含量および油脂含量はルピナス
の苦味物質をとりのぞく前と同じである。
この発明による苦味物質をとりのぞく方法は、ルピナス
から油を得るために前処理法または後処理法とは独立し
て実施することができる。本発明による直列接続は、抽
出のとき生ずる濾過ケーキを粒状に粉砕することがで
き、粒状形はのちに行われる油の製造を著しく簡単にす
る長所がある。
苦味物質を含有するルピナス抽出液は、ルピナス豆の乾
燥物質に計算して10%から30%のぞましく20%から25%
の乾燥物を有し、水溶性アルカロイドのほかに炭水化
物、油脂、蛋白質および鉱物質塩を小量含んでいて、す
でにのべたように、乾燥容器に供給される。ルピナス抽
出液の乾燥は、脱湿した空気の流れのなかで、または不
活性ガスのなかで、低い温度すなわち30℃以下、乾燥装
置の乾燥容器4のなかにガスを通過させる支持物の上で
噴霧して行われる。
この方法で得られるアルカロイド含有抽出液の乾燥生成
物は、とくに農業および林業に高い価値がある多目的剤
を製造する。乾燥物質の濃度が0.2%から5%の稀薄水
溶液のかたちまたは粉末において植物の生長促進化およ
び生長増大化に効果をあげる各植物の種類によりルピナ
ス抽出物を応用することにより収穫高を5%から30%に
高める。苦味物質含有のルピナス抽出物は多くの植物害
虫に対して効果がでる。
第2図は、ジャガイモ畑に上記の方法により得られたル
ピナス抽出溶液を窒素とともに散布した場合の収穫高の
変化を示すものである。第2図によれば、塊茎の状態で
ルピナス抽出溶液を散布すると窒素の散布量が少なくて
も最も効果があることがわかる。
第3図は、冬小麦に上記の方法により得られたルピナス
抽出溶液を上記と同様の方法で散布した場合の収穫高の
変化を示すものである。
第4図は、中国キャベツとタマネギと人参とにそれぞれ
上記の方法により得られたルピナス抽出溶液を散布した
場合の収穫高の比率を示すものである。中国キャベツに
は最も効果があり、人参にはあまり効果がなかったこと
を示している。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明によって得られたルピナス
抽出物を植物に散布することにより、収穫高を5%から
30%に高めることができるだけでなく、多くの植物害虫
に対しても大きな効果がある。他方、苦味物質が抽出さ
れた原料の残りには、蛋白質が失われることなく残留し
ているので、食料や飼料として使用することができる。
図面の簡単な説明 第1図は、ルピナス属植物の種子から抽出物質を抽出す
る抽出装置を示すものである。
第2図は、ジャガイモ畑にルピナス抽出溶液を散布した
場合の収穫高の変化を示すものである。
第3図は、冬小麦にルピナス抽出溶液を散布した場合の
収穫高の変化を示すものである。
第4図は、中国キャベツとタマネギと人参とにそれぞれ
上記の方法により得られたルピナス抽出溶液を散布した
場合の収穫高の比率を示すものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 P3219245.2 (32)優先日 1982年5月21日 (33)優先権主張国 西ドイツ(DE) 審判番号 平5−10290 (56)参考文献 西独国特許350100(DE,A) 西独国特許329201(DE,A) 西独国特許531828(DE,A) J.Am.Oil.Soe.58〔7〕 (1981−7)P.761−765 改訂四版、化学工学便覧(昭53−10− 25)、P.797〜800 丸善株式会社

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ルピナス属植物の種子からなる1次原料を
    粉砕して微粒状の2次原料とし、この2次原料から栄養
    物質と農業上の目的に用いることができる抽出物質とを
    製造する製造方法であって、 (a)少なくとも低濃度の前記抽出物質を含む抽出溶液
    と、中濃度の前記抽出物質を含む抽出溶液と、高濃度の
    前記抽出物質を含む抽出溶液とに分離してそれぞれのタ
    ンクにいったん貯蔵する工程と、 (b)抽出器の濾過部材上に収容された新しい2次原料
    の層に、前記抽出溶液のうち高濃度の抽出物質を含む抽
    出溶液を散布する工程と、 (c)前記原料の苦味物質の濃度が予め定められた値に
    減少するように、中濃度から低濃度の抽出溶液を、順
    次、抽出器内の前記2次原料に散布する工程と、 (d)前記工程(c)の後に、前記2次原料に純水を散
    布する工程と、 (e)少なくとも1回、前記(b)工程から前記(c)
    工程までを繰り返す工程とからなり、 (f)前記抽出溶液を、より高濃度の抽出物質を含む抽
    出溶液とするために、高濃度の抽出物質を含む抽出溶液
    をそのタンクから除去する工程と、 前記(b)、(c)、(d)工程は、加熱することなく
    行われ、 かつ、前記1次原料と水とを1:4から1:10の範囲で混合
    することを特徴とするルピナス属植物の種子から栄養物
    質と抽出物質とを製造する製造方法。
  2. 【請求項2】ルピナス属植物の種子の粉砕を湿式粉砕に
    よって行うことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記
    載のルピナス属植物の種子から栄養物質と抽出物質とを
    製造する製造方法。
  3. 【請求項3】ルピナス属植物の種子の湿式粉砕の抽出溶
    液の添加の下に実施することを特徴とする特許請求の範
    囲第2項に記載のルピナス属植物の種子から栄養物質と
    抽出物質とを製造する製造方法。
  4. 【請求項4】抽出工程において、ルピナス属植物の種子
    の原料洗浄が濾過床上で行われ、そのときに粉砕される
    ルピナス属植物の種子の原料とそのつどの抽出溶液から
    製造される混合物を濾過床上ではじめ5mmから50mmの範
    囲にある高さを持つことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項ないし第3項のいずれかに記載のルピナス属植物の
    種子から栄養物質と抽出物質とを製造する製造方法。
  5. 【請求項5】抽出容器を減圧にして混合物から濾過床を
    通り抜けて吸引されることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項ないし第4項のいずれかに記載のルピナス属植物
    の種子から栄養物質と抽出物質とを製造する製造方法。
  6. 【請求項6】洗浄されたルピナス属種子を乾燥すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第6項のいず
    れかに記載のルピナス属植物の種子から栄養物質と抽出
    物質とを製造する製造方法。
JP57502357A 1981-08-06 1982-08-06 ルピナス属植物の種子から栄養物質と抽出物質とを製造する製造方法 Expired - Lifetime JPH0767379B2 (ja)

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DE19813131207 DE3131207A1 (de) 1981-08-06 1981-08-06 Verfahren zur herstellung von nahrungsmitteln, insbesondere tierfutter
DE19823201378 DE3201378A1 (de) 1982-01-19 1982-01-19 "verfahren und vorrichtung zum entzug der bitterstoffe aus bitterlupinen"
DE32013787JP 1982-01-19
DE19823219245 DE3219245A1 (de) 1982-05-21 1982-05-21 Duengemittel aus lupinen, verfahren zu dessen herstellung und vorrichtung zur durchfuehrung des verfahrens
DE32192452JP 1982-05-21
DE3131207.1 1982-05-21
DE3201378.7 1982-05-21
DE3219245.2 1982-05-21
DE31312071JP 1982-05-21
PCT/EP1982/000164 WO1983000419A1 (en) 1981-08-06 1982-08-06 Method and device for extracting bitter substances from bitter lupins

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JPS58501207A JPS58501207A (ja) 1983-07-28
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US (1) US4576820A (ja)
EP (1) EP0084547B1 (ja)
JP (1) JPH0767379B2 (ja)
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