JPH0767217A - 列車自動運転装置 - Google Patents

列車自動運転装置

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JPH0767217A
JPH0767217A JP20626893A JP20626893A JPH0767217A JP H0767217 A JPH0767217 A JP H0767217A JP 20626893 A JP20626893 A JP 20626893A JP 20626893 A JP20626893 A JP 20626893A JP H0767217 A JPH0767217 A JP H0767217A
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典子 早川
Masahiko Mitsukawa
昌彦 満川
Osamu Ochiai
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 列車の状況にすばやく対応可能な制御ができ
る列車自動運転装置を得る。 【構成】 定速目標速度と現走行速度とを比較して両速
度の差が所定の値以内であれば定速度制御によるノッチ
操作量の演算を行い、両速度の差が所定の値を越え且つ
現走行速度の方が大きい場合は、目標減速度、演算によ
る減速度およびブレーキ1ノッチ当たりの減速度換算値
を用いて減速度制御によるノッチ操作量の演算を行うと
ともに、両速度の差が所定の値を越え且つ現走行速度の
方が小さい場合は、目標加速度、演算による加速度およ
び力行1ノッチ当たりの加速度換算値を用いて加速度制
御によるノッチ操作量の演算を行い、これら演算によっ
て得られた各ノッチ操作量を適宜現ノッチに加算して出
力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ノッチ操作量を制御
して列車を自動的に駅間定速走行させる列車自動運転装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の列車自動運転装置(以下、
ATO装置と称す。)の概略構成を示すブロック図、図
5は図4におけるATO装置に適用される従来の定速走
行制御を説明するための図である。図において、1は定
速制御開始指令等を与える運転台、2は列車速度が制限
速度以上になると自動的にブレーキをかけて減速する
等、列車の速度を制御することによって保安を図る自動
列車制御装置(以下、ATC装置と称す。)、3は列車
の速度を測定するための速度発電機、4はATO装置
で、入力インタフェース回路4a、電源4b、マイクロ
コンピュータ回路4cおよび出力インタフェース回路4
dで構成されている。5はこのATO装置4からのノッ
チ指令に従って列車を加速させたり、ブレーキをかけた
りする力行・ブレーキ装置、6は各種車載機器である。
【0003】そして、マイクロコンピュータ回路4c
は、速度発電機3からの入力に基づき列車の走行速度お
よび加・減速度を演算する速度、加・減速度演算手段4
1と、この速度、加・減速度演算手段4c1の演算結果
を用いて目標速度に追随するようなノッチ操作量を、図
5に示すようなゾーン制御方式により決定するノッチ操
作量決定手段4c2と、このノッチ操作量決定手段4c2
で決定されたノッチ操作量を、現走行における現ノッチ
に加えて出力するノッチ出力手段4c3とによって構成
されている。
【0004】図5はノッチ操作量を決定するゾーン制御
方式を示すもので、図において、縦軸7は図4に示すA
TC装置2から得られるATC信号に基づいて設定され
る目標速度VPと、速度、加・減速度演算手段4c1
演算により求められる列車の現走行速度VAとの差Δ
V、横軸8は加・減速度α、βをそれぞれ表す。また、
例えば9は2NDゾーンであり、ノッチ操作量は−2ノ
ッチ、すなわち2ノッチ分減速するようにノッチを出力
することを意味し、10は1NUゾーンであり、ノッチ
操作量は+1ノッチ、すなわち1ノッチ分加速するよう
にノッチを出力することを意味し、11はNHゾーンで
あり、その時点のノッチを変えずに出力することを意味
する。尚、図中符号を付けない他のND、NUおよびN
Hゾーンに関しても同様の意味を表す。
【0005】次に、上記のように構成される従来の自動
列車運転装置の動作について説明する。まず、速度発電
機3からATO装置4に入力されたパルスデータは、入
力インタフェース回路4aを介してマイクロコンピュー
タ回路4cに入力される。そして、マイクロコンピュー
タ回路4c内の速度、加・減速演算手段4c2では、入
力されたパルスデータに基づき現走行速度VAおよび加
・減速度α、βが演算される。次いで、ノッチ操作量決
定手段4c2ではこのような演算によって求められた加
・減速度α、βと、現走行速度VAと目標速度VPとの
差ΔVとにしたがって、その時点に属するゾーンを図5
により決定し、そのゾーンの内容にしたがってノッチ操
作量を決める。
【0006】そして、ノッチ出力手段4c3はこのノッ
チ操作量をその時点における実際の出力ノッチに加えて
出力する。この状態は、そのゾーンから速度差ΔVまた
は加・減速度α、βがはずれるまで維持される。その
後、速度差ΔVまたは加・減速度α、βがゾーンからは
ずれた状態、すなわち、隣接するゾーンとの境界線を速
度差ΔVまたは加・減速度α、βが越えた時は、再びノ
ッチ操作量決定手段4c2により、新たに属したゾーン
にしたがってノッチ操作量を決定し、ノッチ出力手段4
3はこのノッチ操作量をその時点における実際の出力
ノッチに加えて出力する。
【0007】さらに具体的に説明すると、図5に示すよ
うに速度差ΔVと加・減速度α、βとの属するゾーンが
2NDゾーン9である場合、例えばその時点の出力ノッ
チが力行3ノッチの時には、ゾーンの内容にしたがって
2ノッチ分減速させるために力行1ノッチが出力され
る。そうすると、加速度αが低下するので列車の現走行
速度VAも低下し、現走行速度VAが目標速度VPに近
づいていく。以下、このような動作を繰り返すことによ
り、速度差ΔVおよび加・減速度α、βを0に近づけ、
列車の現走行速度VAを目標速度VPに追随するように
制御する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の列車自動運転装
置は以上のように構成され、図5に示すようにノッチ操
作量を列車の速度と加・減速度とにより定めたゾーンに
したがって一律に決定しているため、路線の勾配等によ
り速度が大きく変化して速度または加・減速度がゾーン
の境界を横切っても、その時点のゾーンに対応したノッ
チ操作量しか出力されず、列車の現走行速度を目標速度
に追随させるのに必要なノッチが出力されるまでには時
間がかかって、目標速度への追随が悪くなり列車の状況
の変化にすばやく対応できないという問題点があった。
【0009】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、列車の現走行速度を目標速度に
追随させるのに必要なノッチがすぐに出力でき、列車の
状況の変化にすばやく対応できる制御が可能な列車自動
運転装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る列車自動運転装置は、定速目標速度と現走行速度とを
比較して両速度の差が所定の値以内であれば定速度制御
によるノッチ操作量の演算を行い、両速度の差が所定の
値を越え且つ現走行速度の方が大きい場合は、予め減速
制御区間に対応して設定された目標減速度、演算による
減速度およびブレーキ1ノッチ当たりの減速度換算値を
用いて減速度制御によるノッチ操作量の演算を行うとと
もに、両速度の差が所定の値を越え且つ現走行速度の方
が小さい場合は、予め加速制御区間に対応して設定され
た目標加速度、演算による加速度および力行1ノッチ当
たりの加速度換算値を用いて加速度制御によるノッチ操
作量の演算を行い、これら演算によって得られた各ノッ
チ操作量を適宜現ノッチに加算して出力するようにした
ものである。
【0011】又、この発明の請求項2に係る列車自動運
転装置は、定速目標速度と現走行速度とを比較して両速
度の差が所定の値以内であれば定速度制御によるノッチ
操作量の演算を行い、両速度の差が所定の値を越え且つ
現走行速度の方が大きい場合は、予め減速制御区間に対
応して設定された目標減速度、演算による減速度、ブレ
ーキ1ノッチ当たりの減速度換算値および駅間に設けら
れた勾配区間毎に設定された勾配データを用いて減速度
制御による出力ノッチの演算を行うとともに、両速度の
差が所定の値を越え且つ現走行速度の方が小さい場合
は、予め加速制御区間に対応して設定された目標加速
度、演算による加速度、力行1ノッチ当たりの加速度換
算値および勾配データを用いて加速度制御による出力ノ
ッチの演算をそれぞれ行い、又、両速度の差が所定の値
を越え且つ現走行速度の方が大きい場合は、予め減速制
御区間に対応して設定された目標減速度、演算による減
速度およびブレーキ1ノッチ当たりの減速度換算値を用
いて減速度制御によるノッチ操作量の演算を行うととも
に、両速度の差が所定の値を越え且つ現走行速度の方が
小さい場合は、予め加速制御区間に対応して設定された
目標加速度、演算による加速度および力行1ノッチ当た
りの加速度換算値を用いて加速度制御によるノッチ操作
量の演算を行い、勾配区間が変わる毎に上記出力ノッチ
のいずれか一方を出力するとともに、以降次の勾配区間
に達するまで順次上記両ノッチ操作量のいずれか一方を
現ノッチに加算して出力するようにしたものである。
【0012】又、この発明の請求項3に係る列車自動運
転装置は、請求項1または請求項2において、力行およ
びブレーキ1ノッチ当たりの加速度および減速度換算値
を速度帯毎に設定するようにしたものである。
【0013】又、この発明の請求項4に係る列車自動運
転装置は、予め勾配抵抗を考慮の上加・減速度が0とな
るようなバランスノッチを駅間に設けられた勾配区間毎
に設定して格納しておき、定速目標速度と現走行速度と
を比較して両速度の差が所定の値以内であれば、現走行
勾配区間に応じたバランスノッチを抽出して出力するよ
うにしたものである。
【0014】又、この発明の請求項5に係る列車自動運
転装置は、請求項4において、バランスノッチを速度帯
毎に設定するようにしたものである。
【0015】又、この発明の請求項6に係る列車自動運
転装置は、請求項4または請求項5において、列車が加
速中または減速中においてノッチ操作量決定手段で抽出
されたバランスノッチが、現走行中のノッチより更に加
速または減速する側のものである時には、ノッチ出力手
段からの出力は停止するようにしたものである。
【0016】
【作用】この発明の請求項1における列車自動運転装置
のノッチ操作量決定手段は、列車の速度、加・減速度お
よび1ノッチ当たりの加・減速度換算値からノッチ操作
量を演算する。
【0017】又、この発明の請求項2における列車自動
運転装置のノッチ操作量決定手段は、列車の速度、加・
減速度、1ノッチ当たりの加・減速度換算値および勾配
データから出力ノッチを演算するとともに、列車の速
度、加・減速度、1ノッチ当たりの加・減速度換算値か
らノッチ操作量を演算する。
【0018】又、この発明の請求項3における列車自動
運転装置のノッチ操作量決定手段は、力行およびブレー
キ1ノッチ当たりの加速度および減速度換算値を速度帯
毎に設定する。
【0019】又、この発明の請求項4における列車自動
運転装置のノッチ操作量決定手段は、予め勾配抵抗を考
慮のうえ加・減速度が0となるようなバランスノッチを
勾配区間毎に設定しておき、定速目標速度と現走行速度
との差が所定の値以内であれば、現走行勾配区間に応じ
たバランスノッチを抽出して出力する。
【0020】又、この発明の請求項5における列車自動
運転装置のノッチ操作量決定手段は、バランスノッチを
速度帯毎に設定する。
【0021】又、この発明の請求項6における列車自動
運転装置のノッチ出力手段は、列車が加速中または減速
中において、ノッチ操作量決定手段で抽出されたバラン
スノッチが、現走行中のノッチより更に加速または減速
する側のものである時には、ノッチ出力を停止する。
【0022】
【実施例】実施例1.以下、この発明の実施例を図につ
いて説明する。図1はこの発明の実施例1における列車
自動運転装置の概略構成を示すブロック図である。図に
おいて、図4に示す従来装置と同様な部分は同一符号を
付して説明を省略する。12は地上からの信号を受信す
るためのATO受信器、13は後述のATO装置からの
信号を地上に送信するATO送信器、14は入力インタ
フェース回路14a、電源14b、マイクロコンピュー
タ回路14cおよび出力インタフェース回路14dで構
成されるATO装置である。
【0023】そして、マイクロコンピュータ回路14c
は、速度発電機3からの入力に基づき列車の現走行速度
および加・減速度を演算する速度、加・減速度演算手段
14c1と、ATC装置2からの信号に基づき速度帯毎
に定速目標速度を設定する目標速度設定手段14c
2と、定速目標速度と現走行速度とを比較して両速度の
差が、所定の値以内であれば定速度制御によるノッチ操
作量の演算を行い、又、両速度の差が所定の値を越え且
つ現走行速度の方が大きい場合は減速度制御によるノッ
チ操作量の演算を行うとともに、現走行速度の方が小さ
い場合は加速度制御によるノッチ操作量の演算を行うノ
ッチ操作量決定手段14c3と、演算による各ノッチ操
作量を現ノッチに加算して出力するノッチ出力手段14
4と、各種データを記憶するためのメモリ14c5と、
定速走行制御以外の走行に関する制御を行う各種走行制
御部14c6とで構成されている。なお、上記速度、加
・減速度演算手段14c1、目標速度設定手段14c2
ノッチ操作量決定手段14c3およびノッチ出力手段1
4c4で定速走行制御を行っている。
【0024】次に、上記のように構成されたこの発明の
実施例1における列車自動運転装置の定速走行制御動作
を、図2に示すフローチャートに基づいて説明する。ま
ず、ATC装置3および速度発電機5からのパルスデー
タが入力インタフェース回路14aを介して入力(ステ
ップS1)されると、速度、加・減速度演算手段14c1
により現走行速度VAおよび加・減速度α、βを演算
(ステップS2)する。次いで、目標速度設定手段14
2により速度帯毎の定速目標速度VPを設定(ステッ
プS3)する。このようにして、現走行速度VAが演算
され定速目標速度VPが設定されると、ノッチ操作量決
定手段14c3において、現走行速度VAと定速目標速
度VPとを比較して、両速度の差ΔVが目標速度VPか
ら大きくはずれているか否かを判断(ステップS4)す
る。なお、本実施例においては、両速度の差ΔVが1K
m/hを越えた場合を、目標速度VPから大きくはずれ
ていると判断している。
【0025】そして、ステップS4による判断の結果、
両速度の差ΔVが1Km/h以下であると判断される
と、現走行速度VAは定速走行制御の原理を示す図3に
おける定速制御区間に存在し、列車は順調に定速目標速
度VPに近い値で走行しているということになるので、
定速制御によるノッチ操作量ΔNの演算(ステップ
5)を行う。すなわち、微調整が必要ならば列車の現
走行速度VAおよび加・減速度α、βと、予め設定して
メモリ14c5に格納されている力行またはブレーキ1
ノッチ当たりの加・減速度換算値Δα、Δβとにより、
下記式(1)に基づいてノッチ操作量ΔNを演算し、
又、微調整も必要でないならばノッチ操作量ΔN=0と
する。 ΔN=α/Δα(または、β/Δβ)・・・・・・・・・(1) なお、ノッチ操作量ΔNは加・減速度α、β=0となる
ように決められる。
【0026】一方、ステップS4による判断の結果、両
速度の差ΔVが1Km/hを越えていると判断される
と、次に、両速度の差ΔVが正の値であるか否かを判断
(ステップS6)する。このステップS6による判断結果
が正、すなわち現走行速度VAの方が大きい場合、現走
行速度VAは図3における減速制御区間に存在し、列車
を定速目標速度VPに近い値まで予め減速制御区間に対
応して設定されている目標減速度βP1で減速する必要が
あるので、減速度制御によるノッチ操作量ΔNの演算
(ステップS7)を行う。すなわち、上記目標減速度β
P1と、列車の現走行速度VAおよび減速度βと、予め設
定してメモリ14c5に格納されているブレーキ1ノッ
チ当たりの減速度換算値Δβとにより、下記式(2)に
基づいてノッチ操作量ΔNを演算する。 ΔN=(βP1−β)/Δβ・・・・・・・・・・・・・・(2)
【0027】又、ステップS6による判断の結果が負、
すなわち現走行速度VAの方が小さい場合、現走行速度
VAは図3における加速制御区間に存在し、列車を定速
目標速度VPに近い値まで予め加速制御区間に対応して
設定されている目標加速度αP3で加速する必要があるの
で、加速度制御によるノッチ操作量ΔNの演算(ステッ
プS8)を行う。すなわち、上記目標加速度αP3と、列
車の現走行速度VAおよび加速度αと、予め設定してメ
モリ14c5に格納されている力行1ノッチ当たりの加
速度換算値Δαとにより、下記式(3)に基づいてノッ
チ操作量ΔNを演算する。 ΔN=(αP3−α)/Δα・・・・・・・・・・・・・・(3)
【0028】このようにして各ステップS5、S6、S7
で演算された各ノッチ操作量ΔNは、それぞれ現ノッチ
に加算されて各時点に適した出力ノッチNの演算(ステ
ップS9)が行われ、この出力ノッチNは出力インタフ
ェース回路14dを介して力行、ブレーキ制御装置5に
出力される。そして、この力行・ブレーキ制御装置5の
制御により、列車の現走行速度VAが図3に示すA点の
場合はB点に、C点の場合はD点に、E点の場合はF点
にそれぞれ遷移し、定速目標速度VPに近づいていく。
【0029】なお、列車の現走行速度VAが定速目標速
度VPに近づいていく状態で、例えば両速度の差ΔVが
加速制御領域から定速制御領域へ移行した場合、すなわ
ち、モード変更(ステップS11)の場合は再びステップ
1に戻り、又、モード変更(ステップS11)もなく制
御終了指令(ステップS12)があれば制御を終了し、さ
らに又、モード変更(ステップS11)もなく制御終了指
令(ステップS12)もなければステップS11に戻る。以
上、ステップS1ないしステップS12における一連の動
作を繰り返すことにより、列車の速度を定速目標速度に
追随して走行させることが可能になる。
【0030】実施例2.尚、上記実施例1では、ノッチ
操作量決定手段14c3において、列車の現走行速度V
A、目標加・減速度αP3、βP1、加・減速度α、βおよ
び力行・ブレーキ1ノッチ当たりの加・減速度換算値Δ
α、Δβを用いてノッチ操作量ΔNを求める場合につい
て説明したが、本実施例では勾配区間毎に予め勾配デー
タRを設定してメモリ14c5に格納しておき、ノッチ
操作量決定手段14c4において、列車の現走行速度V
A、目標加減速度αP3、βP1、加・減速度α、β、力行
・ブレーキ1ノッチ当たりの加・減速度換算値Δα、Δ
βおよび上記勾配データRにより下記式(4)、(5)
に基づいて出力ノッチNを演算するとともに、上記実施
例1の場合と同様にノッチ操作量ΔNも演算する。 N=(αP3−α−βR)/Δα・・・・・・・・・・・・(4) N=(βP1−β−βR)/Δβ・・・・・・・・・・・・(5) なお、上記両式(4)、(5)中勾配抵抗βRは勾配デ
ータをR0/00(パーミル)とすると、下記式(6)によ
り近似することができる。 βR=R/31・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(6)
【0031】そして、ノッチ出力手段14c4におい
て、勾配区間が変わる毎に、まず最初に上記式(4)、
(5)で演算される出力ノッチNのうち、その時点に応
じた方の出力ノッチNを出力し、その後は上記実施例1
と同様にして演算されるノッチ操作量ΔNを現ノッチに
加算して出力する。
【0032】このように上記実施例2によれば、勾配区
間が変わる毎に最初に勾配データを加味した出力ノッチ
Nを出力するようにしているので、路線に急勾配等があ
って路線状況が急変しても、即座に対応することができ
定速目標速度への追随が可能になる。
【0033】実施例3.又、上記各実施例では、ノッチ
操作量ΔNの演算に用いる力行・ブレーキ1ノッチ当た
りの加・減速度換算値Δα、Δβは一律に設定されてい
る場合について説明したが、1ノッチ当たりの加・減速
度換算値Δα、Δβを速度帯毎にそれぞれ設定してメモ
リ14c5に格納しておき、ノッチ操作量ΔNを演算す
るときに適宜用いるようにすれば、列車の特性を加味し
たノッチ操作量ΔNの決定が可能になり、車両の特性に
より加・減速度が一律に得られないような場合にも十分
対応できるようになる。
【0034】実施例4.又、上記実施例2では、ノッチ
操作量ΔNの演算に勾配データRを加味した場合につい
て説明したが、本実施例では勾配抵抗βRを加味した上
で列車の加・減速度α、β=0となるようなバランスノ
ッチNBを、駅間に設けられた勾配区間毎にそれぞれ下
記式(7)で求める。 NB=(βR/31)/Δα(または、(βR/31)/Δβ)・・(7) そして、これら各バランスノッチNBを勾配に対応した
データとしてメモリ14c5に格納しておき、定速目標
速度VPと現走行速度VAとの差ΔVが所定の値以内で
あるとき、すなわち定速制御領域である場合には、これ
らバランスノッチNBの中から現走行勾配区間に対応し
たバランスノッチNBを抽出して、これを出力ノッチと
して出力するようにしても、上記実施例2の場合と同様
に、路線に急勾配等があって路線状況が急変しても、路
線状況に即応に対応することができ、定速目標速度への
追随が可能になる。
【0035】実施例5.又、上記実施例4では、バラン
スノッチNBを勾配区間毎に設定した場合について説明
したが、本実施例ではバランスノッチNBをさらに速度
帯毎に設定してメモリ14c5に格納しておき、これを
出力ノッチNとして出力するようにしているので、列車
の特性により加・減速度が一律に得られない場合や、勾
配変化にもすばやく対応することができ、定速目標速度
への追随が可能になる。
【0036】実施例6.本実施例では、実施例4におけ
る列車が加速中において、抽出されたバランスノッチN
Bが現ノッチよりもさらに加速する側のノッチである場
合、または、列車が減速中において、抽出されたバラン
スノッチNBが現ノッチよりもさらに減速する側のノッ
チである場合には、ノッチ出力手段14c4からの出力
は停止して現ノッチを保持したままで運転を続行するよ
うにしている。このようにすれば、例えば列車がすでに
加速中であるにもかかわらず、さらに加速制御を行うこ
とによって自ら制御を乱す等といったこともなくなり、
状況に応じた対処ができ定速目標速度への追随が可能に
なる。
【0037】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、定速目標速度と現走行速度とを比較して両速度の
差が所定の値以内であれば、定速度制御によるノッチ操
作量の演算を行い、両速度の差が所定の値を越え且つ現
走行速度の方が大きい場合は、予め減速制御区間に対応
して設定された目標減速度、演算による減速度およびブ
レーキ1ノッチ当たりの減速度換算値を用いて減速度制
御によるノッチ操作量の演算を行うとともに、両速度の
差が所定の値を越え且つ現走行速度の方が小さい場合
は、予め加速制御区間に対応して設定された目標加速
度、演算による加速度および力行1ノッチ当たりの加速
度換算値を用いて加速度制御によるノッチ操作量の演算
を行い、これら演算によって得られた各ノッチ操作量を
適宜現ノッチに加算して出力するようにしたので、列車
の現走行速度を目標速度に追随させるのに必要なノッチ
を、状況の変化にすばやく対応して出力することが可能
な列車自動運転装置を提供することができる。
【0038】又、この発明の請求項2によれば、定速目
標速度と現走行速度とを比較して両速度の差が所定の値
以内であれば定速度制御によるノッチ操作量の演算を行
い、両速度の差が所定の値を越え且つ現走行速度の方が
大きい場合は、予め減速制御区間に対応して設定された
目標減速度、演算による減速度、ブレーキ1ノッチ当た
りの減速度換算値および駅間に設けられた勾配区間毎に
設定された勾配データを用いて減速度制御による出力ノ
ッチの演算を行うとともに、両速度の差が所定の値を越
え且つ現走行速度の方が小さい場合は、予め加速制御区
間に対応して設定された目標加速度、演算による加速
度、力行1ノッチ当たりの加速度換算値および勾配デー
タを用いて加速度制御による出力ノッチの演算をそれぞ
れ行い、又、両速度の差が所定の値を越え且つ現走行速
度の方が大きい場合は、予め減速制御区間に対応して設
定された目標減速度、演算による減速度およびブレーキ
1ノッチ当たりの減速度換算値を用いて減速度制御によ
るノッチ操作量の演算を行うとともに、両速度の差が所
定の値を越え且つ現走行速度の方が小さい場合は、予め
加速制御区間に対応して設定された目標加速度、演算に
よる加速度および力行1ノッチ当たりの加速度換算値を
用いて加速度制御によるノッチ操作量の演算を行い、勾
配区間が変わる毎に上記両出力ノッチのいずれか一方を
出力するとともに、以降次の勾配区間に達するまで順次
上記両ノッチ操作量のいずれか一方を現ノッチに加算し
て出力するようにしたので、路線に急勾配等があって路
線状況が急変しても、即座に対応することが可能な列車
自動運転装置を提供することができる。
【0039】又、この発明の請求項3によれば、力行お
よびブレーキ1ノッチ当たりの加速度および減速度換算
値を速度帯毎に設定するようにしたので、車両の特性に
より加・減速度が一律に得られないような場合にも十分
対応が可能な列車自動運転装置を提供することができ
る。
【0040】又、この発明の請求項4によれば、予め勾
配抵抗を考慮のうえ加・減速度が0となるようなバラン
スノッチを、駅間に設けられた勾配区間毎に設定して格
納しておき、定速目標速度と現走行速度とを比較して両
速度の差が所定の値以内であれば、現走行勾配区間に応
じたバランスノッチを出力するようにしたので、路線に
急勾配等があって路線状況が急変しても、即座に対応す
ることが可能な列車自動運転装置を提供することができ
る。
【0041】又、この発明の請求項5によれば、バラン
スノッチを速度帯毎に設定するようにしたので、車両の
特性により加・減速度が一律に得られないような場合
や、勾配変化にもすばやく対応が可能な列車自動運転装
置を提供することができる。
【0042】又、この発明の請求項6によれば、列車が
加速中または減速中においてノッチ操作量決定手段で抽
出されたバランスノッチが、現走行中のノッチより更に
加速または減速する側のものである時には、ノッチ出力
手段からの出力は停止するようにしたので、自ら制制御
を乱す等といったこともなくなり状況に応じた対処が可
能な列車自動運転装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1における列車自動運転装置
の概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1における列車自動運転装置の定速走行制御
動作を示すフロー図である。
【図3】図2における定速走行制御の原理を示す図であ
る。
【図4】従来の列車自動運転装置の概略構成を示すブロ
ック図である。
【図5】図4における列車自動運転装置に適用される従
来の定速走行制御を説明するための図である。
【符号の説明】
2 自動列車制御装置 3 速度発電機 14 列車自動運転装置 14c マイクロコンピュータ回路 14c1 速度、加・減速度演算手段 14c2 目標速度設定手段 14c3 ノッチ操作量決定手段 14c4 ノッチ出力手段 14c5 メモリ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 列車を自動的に駅間定速走行させる列車
    自動運転装置において、自動列車制御装置からの信号に
    基づき速度帯毎に定速目標速度を設定する目標速度設定
    手段と、速度発電機からの信号に基づき現走行速度およ
    び加・減速度を演算する速度、加・減速度演算手段と、
    上記定速目標速度と上記現走行速度とを比較して上記両
    速度の差が所定の値以内であれば定速度制御によるノッ
    チ操作量の演算を行い、上記両速度の差が上記所定の値
    を越え且つ上記現走行速度の方が大きい場合は予め減速
    制御区間に対応して設定された目標減速度、上記演算に
    よる減速度およびブレーキ1ノッチ当たりの減速度換算
    値を用いて減速度制御によるノッチ操作量の演算を行う
    とともに、上記現走行速度の方が小さい場合は予め加速
    制御区間に対応して設定された目標加速度、上記演算に
    よる加速度および力行1ノッチ当たりの加速度換算値を
    用いて加速度制御によるノッチ操作量の演算を行うノッ
    チ操作量決定手段と、上記演算による各ノッチ操作量を
    現ノッチに加算して出力するノッチ出力手段とを備えた
    ことを特徴とする列車自動運転装置。
  2. 【請求項2】 列車を自動的に駅間定速走行させる列車
    自動運転装置において、自動列車制御装置からの信号に
    基づき速度帯毎に定速目標速度を設定する目標速度設定
    手段と、速度発電機からの信号に基づき現走行速度およ
    び加・減速度を演算する速度、加・減速度演算手段と、
    上記定速目標速度と上記現走行速度とを比較して上記両
    速度の差が所定の値以内であれば定速度制御によるノッ
    チ操作量の演算を行い、上記両速度の差が上記所定の値
    を越え且つ上記現走行速度の方が大きい場合は予め減速
    制御区間に対応して設定された目標減速度、上記演算に
    よる減速度、ブレーキ1ノッチ当たりの減速度換算値お
    よび予め上記駅間に設けられた勾配区間毎に設定された
    勾配データを用いて減速度制御による出力ノッチの演算
    を行うとともに、上記現走行速度の方が小さい場合は予
    め加速制御区間に対応して設定された目標加速度、上記
    演算による加速度、力行1ノッチ当たりの加速度換算値
    および上記勾配データを用いて加速度制御による出力ノ
    ッチの演算をそれぞれ行い、又、上記両速度の差が上記
    所定の値を越え且つ上記現走行速度の方が大きい場合は
    予め減速制御区間に対応して設定された目標減速度、上
    記演算による減速度およびブレーキ1ノッチ当たりの減
    速度換算値を用いて減速度制御によるノッチ操作量の演
    算を行うとともに、上記現走行速度の方が小さい場合は
    予め加速制御区間に対応して設定された目標加速度、上
    記演算による加速度および力行1ノッチ当たりの加速度
    換算値を用いて加速度制御によるノッチ操作量の演算を
    行うノッチ操作量決定手段と、上記勾配区間が変わる毎
    に上記両出力ノッチのいずれか一方を出力するとともに
    以降次の勾配区間に達するまで順次上記両ノッチ操作量
    のいずれか一方を現ノッチに加算して出力するノッチ出
    力手段とを備えたことを特徴とする列車自動運転装置。
  3. 【請求項3】 力行およびブレーキ1ノッチ当たりの加
    速度および減速度換算値は速度帯毎に設定されているこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載の列車自動
    運転装置。
  4. 【請求項4】 列車を自動的に駅間定速走行させる列車
    自動運転装置において、自動列車制御装置からの信号に
    基づき速度帯毎に定速目標速度を設定する目標速度設定
    手段と、速度発電機からの信号に基づき現走行速度およ
    び加・減速度を演算する速度、加・減速度演算手段と、
    予め勾配抵抗を考慮の上加・減速度が0となるようなバ
    ランスノッチを上記駅間に設けられた勾配区間毎に設定
    して格納するとともに上記定速目標速度と上記現走行速
    度とを比較して上記両速度の差が所定の値以内であれば
    現走行勾配区間における上記バランスノッチを抽出する
    ノッチ操作量決定手段と、このノッチ操作量決定手段に
    よって抽出された上記バランスノッチを出力するノッチ
    出力手段とを備えたことを特徴とする列車自動運転装
    置。
  5. 【請求項5】 バランスノッチは速度帯毎に設定されて
    いることを特徴とする請求項4記載の列車自動運転装
    置。
  6. 【請求項6】 列車が加速中または減速中においてノッ
    チ操作量決定手段で抽出されたバランスノッチが現走行
    中のノッチより更に加速または減速する側のものである
    時には上記ノッチ出力手段からの出力は停止するように
    したことを特徴とする請求項4または請求項5記載の列
    車自動運転装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007325338A (ja) * 2006-05-30 2007-12-13 Railway Technical Res Inst 定速走行制御方法及び制御装置
JP2012016135A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Toyo Electric Mfg Co Ltd 電気車制御装置

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JP2007325338A (ja) * 2006-05-30 2007-12-13 Railway Technical Res Inst 定速走行制御方法及び制御装置
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