JPH0767131A - 映像信号処理装置 - Google Patents

映像信号処理装置

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JPH0767131A
JPH0767131A JP20779593A JP20779593A JPH0767131A JP H0767131 A JPH0767131 A JP H0767131A JP 20779593 A JP20779593 A JP 20779593A JP 20779593 A JP20779593 A JP 20779593A JP H0767131 A JPH0767131 A JP H0767131A
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Katsumi Asakawa
勝己 浅川
Hiroaki Sugiura
博明 杉浦
Tetsuya Kuno
徹也 久野
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特定色領域だけを色補正した良好な画像を簡
単な回路構成で実現することができる映像信号処理装置
を得る。 【構成】 特定色の色相範囲内では第1,第2の色差信
号から定まる飽和度と、第1,第2の色差信号から定ま
る色相と特定色の色相範囲の代表値との差分を出力し、
特定色の色相範囲外では前記出力値と区別できる値を出
力するルックアップテーブルを備え、第1,第2の色差
信号を該ルックアップテーブルに入力することにより、
特定色の色相範囲内かつ飽和度範囲内か否かを判別す
る。特定色検出回路では特定色の色相範囲内かつ飽和度
範囲内の色であれば、特定色領域を示す検出信号Dと第
1,第2の色差信号から定まる飽和度と特定色の飽和度
範囲の代表値の差から特定色の色相範囲の代表値との差
分を減じたものを近似度信号APとして出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラービデオカメラの
映像信号処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図23は従来の映像信号処理装置を示す
ブロック回路図である。図において、24,25,26
は利得制御回路である。
【0003】次に動作について説明する。R−Y色差信
号及びB−Y色差信号は適切な色再現を行なうために利
得制御回路24,25において、制御信号KR、KBに
より利得の制御を行なう。また、輝度信号Yは利得制御
回路26において、制御信号KYにより利得の制御を行
なう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の映像信号処理装
置は以上のように構成されているため、色相はR−Y
軸、B−Y軸の利得しか変えることができず、特定色を
補正すると他の色に影響を与えるという問題点があっ
た。
【0005】本発明は以上の問題点を解決するためにな
されたもので、他の色に影響を与えることなく被検出色
領域だけを自然な変化で色補正した良好な画像を簡単な
回路構成で実現する映像信号処理装置を得ることを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る映
像信号処理装置は、輝度信号と第1の色差信号と第2の
色差信号を映像信号として処理する映像信号処理装置に
おいて、特定色の色相範囲内では第1の色差信号及び第
2の色差信号から定まる飽和度と、第1の色差信号及び
第2の色差信号から定まる色相と特定色の色相範囲の代
表値との差分を出力し、特定色の色相範囲外では前記出
力値と区別できる値を出力するルックアップテーブルを
備え、第1の色差信号と第2の色差信号を該ルックアッ
プテーブルに入力することにより、特定色の色相範囲内
かつ飽和度範囲内か否かを判別する。特定色の色相範囲
内かつ飽和度範囲内の色であれば、特定色領域を示す検
出信号を出力する。また、前記飽和度と特定色の飽和度
範囲の代表値とを比較し、前記飽和度が特定色の飽和度
範囲の代表値よりも大きい場合、特定色の飽和度範囲の
上限値と前記飽和度との差から特定色の色相範囲の代表
値との差分を減じたものを出力し、前記飽和度が特定色
の飽和度範囲の代表値よりも小さい場合、前記飽和度と
特定色の飽和度範囲の下限値との差から特定色の色相範
囲の代表値との差分を減じたものを出力するものであ
る。
【0007】請求項2の発明に係る映像信号処理装置
は、輝度信号と第1の色差信号と第2の色差信号を映像
信号として処理する映像信号処理装置において、特定色
の色相範囲内では第1の色差信号及び第2の色差信号か
ら定まる飽和度と、第1の色差信号及び第2の色差信号
から定まる色相と特定色の色相範囲の代表値との差分を
出力し、特定色の色相範囲外では前記出力値と区別でき
る値を出力するルックアップテーブルを備え、第1の色
差信号と第2の色差信号を該ルックアップテーブルに入
力することにより、特定色の色相範囲内かつ飽和度範囲
内か否かを判別する。特定色の色相範囲内かつ飽和度範
囲内の色であれば、特定色領域を示す検出信号を出力す
る。また、前記飽和度と特定色の飽和度範囲の代表値と
を比較し、前記飽和度が特定色の飽和度範囲の代表値よ
りも大きい場合、特定色の飽和度範囲の上限値と前記飽
和度との差から特定色の色相範囲の代表値との差分を減
じたものをスライスして出力し、前記飽和度が特定色の
飽和度範囲の代表値よりも小さい場合、前記飽和度と特
定色の飽和度範囲の下限値との差から特定色の色相範囲
の代表値との差分を減じたものをスライスして出力する
ものである。
【0008】請求項3の発明に係る映像信号処理装置
は、輝度信号と第1の色差信号と第2の色差信号を映像
信号として処理する映像信号処理装置において、特定色
の色相範囲内では第1の色差信号及び第2の色差信号か
ら定まる飽和度と、第1の色差信号及び第2の色差信号
から定まる色相と特定色の色相範囲の代表値との差分を
出力し、特定色の色相範囲外では前記出力値と区別でき
る値を出力するルックアップテーブルを備え、第1の色
差信号と第2の色差信号を該ルックアップテーブルに入
力することにより、特定色の色相範囲内かつ飽和度範囲
内か否かを判別する。特定色の色相範囲内かつ飽和度範
囲内の色であれば、特定色領域を示す検出信号を出力す
る。また、前記飽和度と特定色の飽和度範囲の代表値と
を比較し、前記飽和度が特定色の飽和度範囲の代表値よ
りも大きい場合、特定色の飽和度範囲の上限値と前記飽
和度との差から特定色の色相範囲の代表値との差分を減
じたものを非線形変換して出力し、前記飽和度が特定色
の飽和度範囲の代表値よりも小さい場合、前記飽和度と
特定色の飽和度範囲の下限値との差から特定色の色相範
囲の代表値との差分を減じたものを非線形変換して出力
するものである。
【0009】請求項4の発明に係る映像信号処理装置
は、輝度信号と第1の色差信号と第2の色差信号を映像
信号として処理する映像信号処理装置において、特定色
の色相範囲内では第1の色差信号及び第2の色差信号か
ら定まる飽和度と、第1の色差信号及び第2の色差信号
から定まる色相と特定色の色相範囲の代表値との差分を
出力し、特定色の色相範囲外では前記出力値と区別でき
る値を出力するルックアップテーブルを備え、第1の色
差信号と第2の色差信号を該ルックアップテーブルに入
力することにより、特定色の色相範囲内かつ飽和度範囲
内か否かを判別する。特定色の色相範囲内かつ飽和度範
囲内の色であれば、特定色領域を示す検出信号を出力す
る。また、前記飽和度と特定色の飽和度範囲の代表値と
を比較し、前記飽和度が特定色の飽和度範囲の代表値よ
りも大きい場合、特定色の飽和度範囲の上限値と前記飽
和度との差から特定色の色相範囲の代表値との差分を減
じたものをローパスフィルタあるいはバンドパスフィル
タに通して出力し、前記飽和度が特定色の飽和度範囲の
代表値よりも小さい場合、前記飽和度と特定色の飽和度
範囲の下限値との差から特定色の色相範囲の代表値との
差分を減じたものをローパスフィルタあるいはバンドパ
スフィルタに通して出力するものである。
【0010】請求項5の発明に係る映像信号処理装置
は、輝度信号と第1の色差信号と第2の色差信号を映像
信号として処理する映像信号処理装置において、第1の
色差信号を第2の色差信号に加減算する第1演算手段
と、第1の色差信号を第2の色差信号に加減算する量を
制御する第1利得制御手段と、第2の色差信号を第1の
色差信号に加減算する第2演算手段と、第2の色差信号
を第1の色差信号に加減算する量を制御する第2利得制
御手段と、特定色の色相範囲内では第1の色差信号及び
第2の色差信号から定まる飽和度と、第1の色差信号及
び第2の色差信号から定まる色相と特定色の色相範囲の
代表値との差分を出力し、特定色の色相範囲外では前記
出力値と区別できる値を出力するルックアップテーブル
を備え、第1の色差信号と第2の色差信号を該ルックア
ップテーブルに入力することにより特定色の色相範囲内
か否かを判別し、特定色の色相範囲内であれば、さらに
前記飽和度と輝度信号とを比較することにより、特定色
の飽和度範囲内か否かを判別する。特定色の色相範囲内
かつ飽和度範囲内の色であれば、特定色領域を示す検出
信号を出力する。また、前記飽和度と特定色の飽和度範
囲の代表値とを比較し、前記飽和度が特定色の飽和度範
囲の代表値よりも大きい場合、特定色の飽和度範囲の上
限値と前記飽和度との差から特定色の色相範囲の代表値
との差分を減じたものを補正量として出力し、前記飽和
度が特定色の飽和度範囲の代表値よりも小さい場合、前
記飽和度と特定色の飽和度範囲の下限値との差から特定
色の色相範囲の代表値との差分を減じたものを補正量と
して出力し、該補正量の大きさに応じて第1利得制御手
段及び第2利得制御手段をそれぞれ独立して制御し、特
定色領域の色補正を行なうものである。
【0011】請求項6の発明に係る映像信号処理装置
は、輝度信号と第1の色差信号と第2の色差信号を映像
信号として処理する映像信号処理装置において、第1の
色差信号を第2の色差信号に加減算する第1演算手段
と、第1の色差信号を第2の色差信号に加減算する量を
制御する第1利得制御手段と、第2の色差信号を第1の
色差信号に加減算する第2演算手段と、第2の色差信号
を第1の色差信号に加減算する量を制御する第2利得制
御手段と、特定色の色相範囲内では第1の色差信号及び
第2の色差信号から定まる飽和度と、第1の色差信号及
び第2の色差信号から定まる色相と特定色の色相範囲の
代表値との差分を出力し、特定色の色相範囲外では前記
出力値と区別できる値を出力するルックアップテーブル
を備え、第1の色差信号と第2の色差信号を該ルックア
ップテーブルに入力することにより特定色の色相範囲内
か否かを判別し、特定色の色相範囲内であれば、さらに
前記飽和度と輝度信号とを比較することにより、特定色
の飽和度範囲内か否かを判別する。特定色の色相範囲内
かつ飽和度範囲内の色であれば、特定色領域を示す検出
信号を出力する。また、前記飽和度と特定色の飽和度範
囲の代表値とを比較し、前記飽和度が特定色の飽和度範
囲の代表値よりも大きい場合、特定色の飽和度範囲の上
限値と前記飽和度との差から特定色の色相範囲の代表値
との差分を減じたものを補正量として出力し、前記飽和
度が特定色の飽和度範囲の代表値よりも小さい場合、前
記飽和度と特定色の飽和度範囲の下限値との差から特定
色の色相範囲の代表値との差分を減じたものを補正量と
して出力し、該補正量をスライスした出力の大きさに応
じて第1利得制御手段及び第2利得制御手段をそれぞれ
独立して制御し、特定色領域の色補正を行なうものであ
る。
【0012】請求項7の発明に係る映像信号処理装置
は、輝度信号と第1の色差信号と第2の色差信号を映像
信号として処理する映像信号処理装置において、第1の
色差信号を第2の色差信号に加減算する第1演算手段
と、第1の色差信号を第2の色差信号に加減算する量を
制御する第1利得制御手段と、第2の色差信号を第1の
色差信号に加減算する第2演算手段と、第2の色差信号
を第1の色差信号に加減算する量を制御する第2利得制
御手段と、特定色の色相範囲内では第1の色差信号及び
第2の色差信号から定まる飽和度と、第1の色差信号及
び第2の色差信号から定まる色相と特定色の色相範囲の
代表値との差分を出力し、特定色の色相範囲外では前記
出力値と区別できる値を出力するルックアップテーブル
を備え、第1の色差信号と第2の色差信号を該ルックア
ップテーブルに入力することにより特定色の色相範囲内
か否かを判別し、特定色の色相範囲内であれば、さらに
前記飽和度と輝度信号とを比較することにより、特定色
の飽和度範囲内か否かを判別する。特定色の色相範囲内
かつ飽和度範囲内の色であれば、特定色領域を示す検出
信号を出力する。また、前記飽和度と特定色の飽和度範
囲の代表値とを比較し、前記飽和度が特定色の飽和度範
囲の代表値よりも大きい場合、特定色の飽和度範囲の上
限値と前記飽和度との差から特定色の色相範囲の代表値
との差分を減じたものを補正量として出力し、前記飽和
度が特定色の飽和度範囲の代表値よりも小さい場合、前
記飽和度と特定色の飽和度範囲の下限値との差から特定
色の色相範囲の代表値との差分を減じたものを補正量と
して出力し、該補正量を非線形変換した出力の大きさに
応じて第1利得制御手段及び第2利得制御手段をそれぞ
れ独立して制御し、特定色領域の色補正を行なうもので
ある。
【0013】請求項8の発明に係る映像信号処理装置
は、輝度信号と第1の色差信号と第2の色差信号を映像
信号として処理する映像信号処理装置において、第1の
色差信号を第2の色差信号に加減算する第1演算手段
と、第1の色差信号を第2の色差信号に加減算する量を
制御する第1利得制御手段と、第2の色差信号を第1の
色差信号に加減算する第2演算手段と、第2の色差信号
を第1の色差信号に加減算する量を制御する第2利得制
御手段と、特定色の色相範囲内では第1の色差信号及び
第2の色差信号から定まる飽和度と、第1の色差信号及
び第2の色差信号から定まる色相と特定色の色相範囲の
代表値との差分を出力し、特定色の色相範囲外では前記
出力値と区別できる値を出力するルックアップテーブル
を備え、第1の色差信号と第2の色差信号を該ルックア
ップテーブルに入力することにより特定色の色相範囲内
か否かを判別し、特定色の色相範囲内であれば、さらに
前記飽和度と輝度信号とを比較することにより、特定色
の飽和度範囲内か否かを判別する。特定色の色相範囲内
かつ飽和度範囲内の色であれば、特定色領域を示す検出
信号を出力する。また、前記飽和度と特定色の飽和度範
囲の代表値とを比較し、前記飽和度が特定色の飽和度範
囲の代表値よりも大きい場合、特定色の飽和度範囲の上
限値と前記飽和度との差から特定色の色相範囲の代表値
との差分を減じたものを補正量として出力し、前記飽和
度が特定色の飽和度範囲の代表値よりも小さい場合、前
記飽和度と特定色の飽和度範囲の下限値との差から特定
色の色相範囲の代表値との差分を減じたものを補正量と
して出力し、該補正量をローパスフィルタあるいはバン
ドパスフィルタに通した出力の大きさに応じて第1利得
制御手段及び第2利得制御手段をそれぞれ独立して制御
し、特定色領域の色補正を行なうものである。
【0014】請求項9の発明に係る映像信号処理装置
は、上記請求項1〜8の映像信号処理装置に備えられた
ルックアップテーブルの内容は第1の色差信号及び第2
の色差信号から定まる飽和度と、第1の色差信号及び第
2の色差信号から定まる色相と特定色の色相範囲の代表
値との差分と、特定色の色相範囲内か色相範囲外かを区
別する色相範囲識別フラグである。第1の色差信号及び
第2の色差信号が特定色の色相範囲内である場合、mビ
ットの第1の色差信号及びmビットの第2の色差信号の
上位nビット分をそれぞれルックアップテーブルに入力
して、出力の飽和度部分をm−nビット分だけ大きくし
たものを第1飽和度とする。さらに、第1の色差信号の
下位m−nビット分と第2の色差信号の下位m−nビッ
ト分をそれぞれ該ルックアップテーブルに入力して得ら
れる出力の飽和度部分を第1飽和度に加算したものを第
1の色差信号及び第2の色差信号から定まる飽和度とす
るものである。
【0015】請求項10の発明に係る映像信号処理装置
は、上記請求項1〜8の映像信号処理装置に備えられた
ルックアップテーブルの内容は第1の色差信号及び第2
の色差信号から定まる飽和度と、第1の色差信号及び第
2の色差信号から定まる色相と特定色の色相範囲の代表
値との差分と、特定色の色相範囲内か色相範囲外かを区
別する色相範囲識別フラグである。第1の色差信号及び
第2の色差信号が特定色の色相範囲内である場合、mビ
ットの第1の色差信号及びmビットの第2の色差信号の
上位nビット分をそれぞれルックアップテーブルに入力
して、出力の飽和度部分をm−nビット分だけ大きくし
たものを第1飽和度とする。さらに、第1の色差信号の
下位m−nビット分と第2の色差信号の下位m−nビッ
ト分を比較器により比較して大きい方を第1飽和度と加
算したものを第1の色差信号及び第2の色差信号から定
まる飽和度とするものである。
【0016】
【作用】請求項1の発明に係る映像信号処理装置は、輝
度信号と第1の色差信号と第2の色差信号を映像信号と
して処理する映像信号処理装置において、特定色の色相
範囲内では第1の色差信号及び第2の色差信号から定ま
る飽和度と、第1の色差信号及び第2の色差信号から定
まる色相と特定色の色相範囲の代表値との差分を出力
し、特定色の色相範囲外では前記出力値と区別できる値
を出力するルックアップテーブルを備え、第1の色差信
号と第2の色差信号を該ルックアップテーブルに入力す
ることにより、特定色の色相範囲内かつ飽和度範囲内か
否かを判別する。特定色の色相範囲内かつ飽和度範囲内
の色であれば、特定色領域を示す検出信号を出力する。
また、前記飽和度と特定色の飽和度範囲の代表値とを比
較し、前記飽和度が特定色の飽和度範囲の代表値よりも
大きい場合、特定色の飽和度範囲の上限値と前記飽和度
との差から特定色の色相範囲の代表値との差分を減じた
ものを出力し、前記飽和度が特定色の飽和度範囲の代表
値よりも小さい場合、前記飽和度と特定色の飽和度範囲
の下限値との差から特定色の色相範囲の代表値との差分
を減じたものを出力するため、特定色の近似度を定量的
に検出することが可能となる効果がある。
【0017】請求項2の発明に係る映像信号処理装置
は、輝度信号と第1の色差信号と第2の色差信号を映像
信号として処理する映像信号処理装置において、特定色
の色相範囲内では第1の色差信号及び第2の色差信号か
ら定まる飽和度と、第1の色差信号及び第2の色差信号
から定まる色相と特定色の色相範囲の代表値との差分を
出力し、特定色の色相範囲外では前記出力値と区別でき
る値を出力するルックアップテーブルを備え、第1の色
差信号と第2の色差信号を該ルックアップテーブルに入
力することにより、特定色の色相範囲内かつ飽和度範囲
内か否かを判別する。特定色の色相範囲内かつ飽和度範
囲内の色であれば、特定色領域を示す検出信号を出力す
る。また、前記飽和度と特定色の飽和度範囲の代表値と
を比較し、前記飽和度が特定色の飽和度範囲の代表値よ
りも大きい場合、特定色の飽和度範囲の上限値と前記飽
和度との差から特定色の色相範囲の代表値との差分を減
じたものをスライスして出力し、前記飽和度が特定色の
飽和度範囲の代表値よりも小さい場合、前記飽和度と特
定色の飽和度範囲の下限値との差から特定色の色相範囲
の代表値との差分を減じたものをスライスして出力する
ため、特定色の近似度を定量的に検出することが可能と
なる効果がある。
【0018】請求項3の発明に係る映像信号処理装置
は、輝度信号と第1の色差信号と第2の色差信号を映像
信号として処理する映像信号処理装置において、特定色
の色相範囲内では第1の色差信号及び第2の色差信号か
ら定まる飽和度と、第1の色差信号及び第2の色差信号
から定まる色相と特定色の色相範囲の代表値との差分を
出力し、特定色の色相範囲外では前記出力値と区別でき
る値を出力するルックアップテーブルを備え、第1の色
差信号と第2の色差信号を該ルックアップテーブルに入
力することにより、特定色の色相範囲内かつ飽和度範囲
内か否かを判別する。特定色の色相範囲内かつ飽和度範
囲内の色であれば、特定色領域を示す検出信号を出力す
る。また、前記飽和度と特定色の飽和度範囲の代表値と
を比較し、前記飽和度が特定色の飽和度範囲の代表値よ
りも大きい場合、特定色の飽和度範囲の上限値と前記飽
和度との差から特定色の色相範囲の代表値との差分を減
じたものを非線形変換して出力し、前記飽和度が特定色
の飽和度範囲の代表値よりも小さい場合、前記飽和度と
特定色の飽和度範囲の下限値との差から特定色の色相範
囲の代表値との差分を減じたものを非線形変換して出力
するため、特定色の近似度を知覚量として検出すること
が可能となる効果がある。
【0019】請求項4の発明に係る映像信号処理装置
は、輝度信号と第1の色差信号と第2の色差信号を映像
信号として処理する映像信号処理装置において、特定色
の色相範囲内では第1の色差信号及び第2の色差信号か
ら定まる飽和度と、第1の色差信号及び第2の色差信号
から定まる色相と特定色の色相範囲の代表値との差分を
出力し、特定色の色相範囲外では前記出力値と区別でき
る値を出力するルックアップテーブルを備え、第1の色
差信号と第2の色差信号を該ルックアップテーブルに入
力することにより、特定色の色相範囲内かつ飽和度範囲
内か否かを判別する。特定色の色相範囲内かつ飽和度範
囲内の色であれば、特定色領域を示す検出信号を出力す
る。また、前記飽和度と特定色の飽和度範囲の代表値と
を比較し、前記飽和度が特定色の飽和度範囲の代表値よ
りも大きい場合、特定色の飽和度範囲の上限値と前記飽
和度との差から特定色の色相範囲の代表値との差分を減
じたものをローパスフィルタあるいはバンドパスフィル
タに通して出力し、前記飽和度が特定色の飽和度範囲の
代表値よりも小さい場合、前記飽和度と特定色の飽和度
範囲の下限値との差から特定色の色相範囲の代表値との
差分を減じたものをローパスフィルタあるいはバンドパ
スフィルタに通して出力するため、特定色の近似度を定
量的に検出することが可能となる効果がある。
【0020】請求項5の発明に係る映像信号処理装置
は、輝度信号と第1の色差信号と第2の色差信号を映像
信号として処理する映像信号処理装置において、第1の
色差信号を第2の色差信号に加減算する第1演算手段
と、第1の色差信号を第2の色差信号に加減算する量を
制御する第1利得制御手段と、第2の色差信号を第1の
色差信号に加減算する第2演算手段と、第2の色差信号
を第1の色差信号に加減算する量を制御する第2利得制
御手段と、特定色の色相範囲内では第1の色差信号及び
第2の色差信号から定まる飽和度と、第1の色差信号及
び第2の色差信号から定まる色相と特定色の色相範囲の
代表値との差分を出力し、特定色の色相範囲外では前記
出力値と区別できる値を出力するルックアップテーブル
を備え、第1の色差信号と第2の色差信号を該ルックア
ップテーブルに入力することにより特定色の色相範囲内
か否かを判別し、特定色の色相範囲内であれば、さらに
前記飽和度と輝度信号とを比較することにより、特定色
の飽和度範囲内か否かを判別する。特定色の色相範囲内
かつ飽和度範囲内の色であれば、特定色領域を示す検出
信号を出力する。また、前記飽和度と特定色の飽和度範
囲の代表値とを比較し、前記飽和度が特定色の飽和度範
囲の代表値よりも大きい場合、特定色の飽和度範囲の上
限値と前記飽和度との差から特定色の色相範囲の代表値
との差分を減じたものを補正量として出力し、前記飽和
度が特定色の飽和度範囲の代表値よりも小さい場合、前
記飽和度と特定色の飽和度範囲の下限値との差から特定
色の色相範囲の代表値との差分を減じたものを補正量と
して出力し、該補正量の大きさに応じて第1利得制御手
段及び第2利得制御手段をそれぞれ独立して制御し、特
定色領域の色補正を行なうため、他の色に影響を与える
ことなく境界が目立ちにくい自然な変化で特定色の色補
正を行なうことが可能となる効果がある。
【0021】請求項6の発明に係る映像信号処理装置
は、輝度信号と第1の色差信号と第2の色差信号を映像
信号として処理する映像信号処理装置において、第1の
色差信号を第2の色差信号に加減算する第1演算手段
と、第1の色差信号を第2の色差信号に加減算する量を
制御する第1利得制御手段と、第2の色差信号を第1の
色差信号に加減算する第2演算手段と、第2の色差信号
を第1の色差信号に加減算する量を制御する第2利得制
御手段と、特定色の色相範囲内では第1の色差信号及び
第2の色差信号から定まる飽和度と、第1の色差信号及
び第2の色差信号から定まる色相と特定色の色相範囲の
代表値との差分を出力し、特定色の色相範囲外では前記
出力値と区別できる値を出力するルックアップテーブル
を備え、第1の色差信号と第2の色差信号を該ルックア
ップテーブルに入力することにより特定色の色相範囲内
か否かを判別し、特定色の色相範囲内であれば、さらに
前記飽和度と輝度信号とを比較することにより、特定色
の飽和度範囲内か否かを判別する。特定色の色相範囲内
かつ飽和度範囲内の色であれば、特定色領域を示す検出
信号を出力する。また、前記飽和度と特定色の飽和度範
囲の代表値とを比較し、前記飽和度が特定色の飽和度範
囲の代表値よりも大きい場合、特定色の飽和度範囲の上
限値と前記飽和度との差から特定色の色相範囲の代表値
との差分を減じたものを補正量として出力し、前記飽和
度が特定色の飽和度範囲の代表値よりも小さい場合、前
記飽和度と特定色の飽和度範囲の下限値との差から特定
色の色相範囲の代表値との差分を減じたものを補正量と
して出力し、該補正量をスライスした出力の大きさに応
じて第1利得制御手段及び第2利得制御手段をそれぞれ
独立して制御し、特定色領域の色補正を行なうため、他
の色に影響を与えることなくより境界が目立ちにくい自
然な変化で特定色の色補正を行なうことが可能となる効
果がある。
【0022】請求項7の発明に係る映像信号処理装置
は、輝度信号と第1の色差信号と第2の色差信号を映像
信号として処理する映像信号処理装置において、第1の
色差信号を第2の色差信号に加減算する第1演算手段
と、第1の色差信号を第2の色差信号に加減算する量を
制御する第1利得制御手段と、第2の色差信号を第1の
色差信号に加減算する第2演算手段と、第2の色差信号
を第1の色差信号に加減算する量を制御する第2利得制
御手段と、特定色の色相範囲内では第1の色差信号及び
第2の色差信号から定まる飽和度と、第1の色差信号及
び第2の色差信号から定まる色相と特定色の色相範囲の
代表値との差分を出力し、特定色の色相範囲外では前記
出力値と区別できる値を出力するルックアップテーブル
を備え、第1の色差信号と第2の色差信号を該ルックア
ップテーブルに入力することにより特定色の色相範囲内
か否かを判別し、特定色の色相範囲内であれば、さらに
前記飽和度と輝度信号とを比較することにより、特定色
の飽和度範囲内か否かを判別する。特定色の色相範囲内
かつ飽和度範囲内の色であれば、特定色領域を示す検出
信号を出力する。また、前記飽和度と特定色の飽和度範
囲の代表値とを比較し、前記飽和度が特定色の飽和度範
囲の代表値よりも大きい場合、特定色の飽和度範囲の上
限値と前記飽和度との差から特定色の色相範囲の代表値
との差分を減じたものを補正量として出力し、前記飽和
度が特定色の飽和度範囲の代表値よりも小さい場合、前
記飽和度と特定色の飽和度範囲の下限値との差から特定
色の色相範囲の代表値との差分を減じたものを補正量と
して出力し、該補正量を非線形変換した出力の大きさに
応じて第1利得制御手段及び第2利得制御手段をそれぞ
れ独立して制御し、特定色領域の色補正を行なうため、
他の色に影響を与えることなくより境界が目立ちにくい
自然な変化で特定色の色補正を行なうことが可能となる
効果がある。
【0023】請求項8の発明に係る映像信号処理装置
は、輝度信号と第1の色差信号と第2の色差信号を映像
信号として処理する映像信号処理装置において、第1の
色差信号を第2の色差信号に加減算する第1演算手段
と、第1の色差信号を第2の色差信号に加減算する量を
制御する第1利得制御手段と、第2の色差信号を第1の
色差信号に加減算する第2演算手段と、第2の色差信号
を第1の色差信号に加減算する量を制御する第2利得制
御手段と、特定色の色相範囲内では第1の色差信号及び
第2の色差信号から定まる飽和度と、第1の色差信号及
び第2の色差信号から定まる色相と特定色の色相範囲の
代表値との差分を出力し、特定色の色相範囲外では前記
出力値と区別できる値を出力するルックアップテーブル
を備え、第1の色差信号と第2の色差信号を該ルックア
ップテーブルに入力することにより特定色の色相範囲内
か否かを判別し、特定色の色相範囲内であれば、さらに
前記飽和度と輝度信号とを比較することにより、特定色
の飽和度範囲内か否かを判別する。特定色の色相範囲内
かつ飽和度範囲内の色であれば、特定色領域を示す検出
信号を出力する。また、前記飽和度と特定色の飽和度範
囲の代表値とを比較し、前記飽和度が特定色の飽和度範
囲の代表値よりも大きい場合、特定色の飽和度範囲の上
限値と前記飽和度との差から特定色の色相範囲の代表値
との差分を減じたものを補正量として出力し、前記飽和
度が特定色の飽和度範囲の代表値よりも小さい場合、前
記飽和度と特定色の飽和度範囲の下限値との差から特定
色の色相範囲の代表値との差分を減じたものを補正量と
して出力し、該補正量をローパスフィルタあるいはバン
ドパスフィルタに通した出力の大きさに応じて第1利得
制御手段及び第2利得制御手段をそれぞれ独立して制御
し、特定色領域の色補正を行なうため、他の色に影響を
与えることなくより境界が目立ちにくい自然な変化で特
定色の色補正を行なうことが可能となる効果がある。
【0024】請求項9の発明に係る映像信号処理装置
は、上記請求項1〜8の映像信号処理装置に備えられた
ルックアップテーブルの内容は第1の色差信号及び第2
の色差信号から定まる飽和度と、第1の色差信号及び第
2の色差信号から定まる色相と特定色の色相範囲の代表
値との差分と、特定色の色相範囲内か色相範囲外かを区
別する色相範囲識別フラグである。第1の色差信号及び
第2の色差信号が特定色の色相範囲内である場合、mビ
ットの第1の色差信号及びmビットの第2の色差信号の
上位nビット分をそれぞれルックアップテーブルに入力
して、出力の飽和度部分をm−nビット分だけ大きくし
たものを第1飽和度とする。さらに、第1の色差信号の
下位m−nビット分と第2の色差信号の下位m−nビッ
ト分をそれぞれ該ルックアップテーブルに入力して得ら
れる出力の飽和度部分を第1飽和度に加算したものを第
1の色差信号及び第2の色差信号から定まる飽和度とす
るため、ルックアップテーブルの容量を小さくしても演
算誤差を小さくすることが可能となる効果がある。
【0025】請求項10の発明に係る映像信号処理装置
は、上記請求項1〜8の映像信号処理装置に備えられた
ルックアップテーブルの内容は第1の色差信号及び第2
の色差信号から定まる飽和度と、第1の色差信号及び第
2の色差信号から定まる色相と特定色の色相範囲の代表
値との差分と、特定色の色相範囲内か色相範囲外かを区
別する色相範囲識別フラグである。第1の色差信号及び
第2の色差信号が特定色の色相範囲内である場合、mビ
ットの第1の色差信号及びmビットの第2の色差信号の
上位nビット分をそれぞれルックアップテーブルに入力
して、出力の飽和度部分をm−nビット分だけ大きくし
たものを第1飽和度とする。さらに、第1の色差信号の
下位m−nビット分と第2の色差信号の下位m−nビッ
ト分を比較器により比較して大きい方を第1飽和度と加
算したものを第1の色差信号及び第2の色差信号から定
まる飽和度とするため、ルックアップテーブルの容量を
小さくしても演算誤差を小さくすることが可能となる効
果がある。
【0026】
【実施例】実施例1.図1は本発明の実施例1による映
像信号処理装置を示すブロック回路図である。図1にお
いて、1はルックアップテーブル、2は特定色検出回路
である。
【0027】次に動作について説明する。R−Y色差信
号及びB−Y色差信号をルックアップテーブル1に入力
することにより、第1の色差信号及び第2の色差信号か
ら定まる飽和度Cと、飽和度Cから飽和度Cに特定色の
色相範囲の代表値からのずれである係数Kを掛けたもの
を減じた差分Sが出力される。係数Kは特定色の色相範
囲の代表値で最大値となり、特定色の色相範囲の代表値
から離れるにつれて小さくなり、特定色の色相範囲の境
界で最小値となる。飽和度Cは次式(1)のように算出
される。係数Kは次式(2)のように算出される。式
(2)におけるθ及びφの関係は図2に示すように、θ
はB−Y軸の正方向軸と特定色の色相範囲の代表値とが
なす角で、φはB−Y軸の正方向軸とルックアップテー
ブル1に書き込むデータの色相とがなす角度である。し
たがって、この2つの角度の差の絶対値が大きくなれ
ば、Kは小さくなる。K1は|θ−φ|が0になれば演
算不可能になるため、適当な係数として分母に加算して
いる。分子のK1はKを1に正規化するためであり、こ
のK1を大きくするほどKに対する|θ−φ|の影響は
弱くなる。 C=((R−Y)2+(B−Y)2))0.5 ……(1) K=K1/(K1+|θ−φ|) ……(2) 図3に示すように、特定色領域内では上位5ビットに入
力R−Y及びB−Yに対する飽和度C、下位3ビットに
差分Sを格納し、特定色領域外では0をルックアップテ
ーブル1に格納している。ここでK1を20とし、θ及
びφの単位は度で表わしたが他の単位でもよい。ただ
し、係数K1は単位が変われば同様に変換する必要があ
る。ルックアップテーブル1の飽和度C及び差分Sと輝
度信号Yは特定色検出回路2に入力され、近似度信号A
Pと検出信号Dが得られる。近似度信号APは特定色の
飽和度範囲の代表値かつ特定色の色相範囲の代表値であ
る場合を最大値とし、代表値からずれると小さくなり特
定色領域の境界では0となる。検出信号Dは近似度信号
APの符号ビットであり、特定色でなければ負を示す
1,特定色であれば正を示す0となる。
【0028】特定色検出回路2について説明する。特定
色検出回路2は図4のように構成される。図4におい
て、3は比較器、4はスイッチ回路、5,6は加算器、
7は零比較器、8はORゲート、9は加算器である。
【0029】次に動作について説明する。R−Y色差信
号、B−Y色差信号、輝度信号Yで表される3次元空間
では原点からある方向に伸びるベクトル上に分布する点
は全て同じ色であるといえるため、特定色領域は図5の
ように表わされる。ここで、色差信号と輝度信号の相関
性を利用して、特定色領域の飽和度範囲を次式(3)に
示すような飽和度Cと輝度信号Yの関係で求める。ただ
し、a,bは定数であり、aYを特定色の飽和度範囲の
下限、bYを特定色の飽和度範囲の上限(a<b)とす
る。 aY≦C≦bY ……(3) ここで例えばYを26とし、aを1/16、bを1/2
とすると特定色領域は図3における細線で囲まれた範囲
となる。
【0030】ルックアップテーブル1の出力Cが式
(3)の範囲内に存在する色を特定色の飽和度範囲内の
色とみなす。ここで、a<d<bの関係を満たす特定色
の飽和度範囲の代表値dを設定する。図3において、輝
度信号Yをd倍したdYとCを比較器3により比較し、
dY≦Cならば0を比較器3の出力とし、dY>Cなら
ば1を比較器3の出力とする。また、加算器5によりC
からaYを減じた出力C−aYと加算器6によりbYか
らCを減じた出力bY−Cをスイッチ回路4に入力す
る。ここで加算器5,6における出力が負の数値の場合
は2の補数で表示する。加算器5,6の出力の最上位ビ
ット(MSB)は符号ビットであり、負の場合は1、正
の場合は0とする。スイッチ回路4では比較器3の出力
が0ならばbY−C、比較器3の出力が1ならばC−a
Yに切り換え、その値を出力する。さらに、加算器9に
よりこの出力値から差分Sを除いて、特定色の色相範囲
の代表値からのずれを考慮した近似度信号APとする。
この近似度信号APが正の場合は特定色領域内の色であ
るとみなし、負の場合は特定色領域外の色であるとみな
す。この近似度信号APの符号ビットだけを取り出して
ORゲート8に入力する。また零比較器7は飽和度Cが
0の場合に1を出力し、飽和度Cが0でない場合に0を
出力し、零比較器7の出力値をORゲート8に入力す
る。このため検出信号Dは被検出色の飽和度Cが0で特
定色の色相範囲外であり、かつ飽和度Cが式(3)で示
される範囲外で特定色の飽和度範囲外の場合は1とし、
逆に被検出色が特定色の色相範囲内かつ飽和度範囲内の
色の場合は0とする。近似度信号APと検出信号Dの関
係を図6に示す。近似度信号APは特定色の飽和度範囲
の代表値かつ特定色の色相範囲の代表値を最大として、
特定色に近い色ほど大きく、特定色からずれた色ほど小
さくなる。検出信号Dは特定色領域内のみ0とし、特定
色領域外では1とする。この結果、特定色の近似度を定
量的に検出することが可能となる。
【0031】実施例2.図7は本発明の実施例2による
映像信号処理装置を示すブロック回路図である。図にお
いて、図1と同一部分には同一符号を付し説明を省略す
る。10はスライス回路である。
【0032】次に動作について説明する。R−Y色差信
号及びB−Y色差信号をルックアップテーブル1に入力
することにより、第1の色差信号及び第2の色差信号か
ら定まる飽和度C及び差分Sが出力される。飽和度Cは
式(1)のように算出される。図3に示すように、特定
色の色相範囲内では入力R−Y及びB−Yに対する出力
C及びSを、特定色の色相範囲外では0をルックアップ
テーブル1に格納している。飽和度C及び差分Sと輝度
信号Yは特定色検出回路2に入力され、近似度信号A
P’と検出信号Dが得られる。近似度信号AP’は特定
色の飽和度範囲の代表値かつ特定色の色相範囲の代表値
を最大値とし、代表値からずれると小さくなり特定色の
飽和度範囲及び色相範囲の境界では0となる。つまり、
近似度信号AP’は特定色に近い色ほど大きく、特定色
からずれた色ほど小さくなる。検出信号Dは近似度信号
AP’の符号ビットであり、特定色でなければ負を示す
1,特定色であれば正を示す0となる。特定色検出回路
2は実施例1で説明したように動作する。
【0033】スライス回路10について説明する。図8
に示すように、スライス回路10では近似度信号AP’
がHを越える場合、出力を全てHにする。つまり、近似
度信号AP’をHでスライスする。このスライスされた
出力を近似度信号APとする。このため、近似度信号A
Pの変化が緩やかになる。この結果、特定色の近似度を
定量的に検出することが可能となる。
【0034】実施例3.図9は本発明の実施例3による
映像信号処理装置を示すブロック回路図である。図9に
おいて、図一部分には同一符号を付し説明を省略する。
11は非線形変換回路である。
【0035】次に動作について説明する。R−Y色差信
号及びB−Y色差信号をルックアップテーブル1に入力
することにより、第1の色差信号及び第2の色差信号か
ら定まる飽和度C及び差分Sが出力される。飽和度Cは
式(1)のように算出される。図3に示すように、特定
色の色相範囲内では入力R−Y及びB−Yに対する出力
C及びSを、特定色の色相範囲外では0をルックアップ
テーブル1に格納している。飽和度C及び差分Sと輝度
信号Yは特定色検出回路2に入力され、近似度信号A
P’と検出信号Dが得られる。近似度信号AP’は特定
色の飽和度範囲の代表値かつ特定色の色相範囲の代表値
を最大値とし、代表値からずれると小さくなり特定色の
飽和度範囲及び色相範囲の境界では0となる。つまり、
近似度信号AP’は特定色に近い色ほど大きく、特定色
からずれた色ほど小さくなる。検出信号Dは近似度信号
AP’の符号ビットであり、特定色でなければ負を示す
1,特定色であれば正を示す0となる。特定色検出回路
2は実施例1で説明したように動作する。
【0036】非線形変換回路11について説明する。Y
信号、R−Y色差信号、B−Y色差信号で表される3次
元空間は人間の知覚で考えるとリニアな空間ではないた
め、近似度信号AP’は人間の知覚量としてはリニアで
ない。したがって、図10に示すように非線形変換回路
11により近似度信号AP’の変化を高次の関数で変換
し、人間の知覚に対応した近似度信号APとする。この
結果、特定色の近似度を知覚量として検出することが可
能となる。
【0037】実施例4.図11は本発明の実施例4によ
る映像信号処理装置を示すブロック回路図である。図に
おいて、図一部分には同一符号を付し説明を省略する。
12はフィルタである。
【0038】次に動作について説明する。R−Y色差信
号及びB−Y色差信号をルックアップテーブル1に入力
することにより、第1の色差信号及び第2の色差信号か
ら定まる飽和度C及び差分Sが出力される。飽和度Cは
式(1)のように算出される。図3に示すように、特定
色の色相範囲内では入力R−Y及びB−Yに対する出力
C及びSを、特定色の色相範囲外では0をルックアップ
テーブル1に格納している。飽和度C及び差分Sと輝度
信号Yは特定色検出回路2に入力され、近似度信号A
P’と検出信号Dが得られる。近似度信号AP’は特定
色の飽和度範囲の代表値かつ特定色の色相範囲の代表値
を最大値とし、代表値からずれると小さくなり特定色の
飽和度範囲及び色相範囲の境界では0となる。つまり、
近似度信号AP’は特定色に近い色ほど大きく、特定色
からずれた色ほど小さくなる。検出信号Dは近似度信号
AP’の符号ビットであり、特定色でなければ負を示す
1,特定色であれば正を示す0となる。特定色検出回路
2は実施例1で説明したように動作する。
【0039】フィルタ12について説明する。フィルタ
12を例えば、ローパスフィルタとした場合、図12に
示すように近似度信号AP’のaYからdYまでの立ち
上がり、dYからbYまでの立ち下がりを滑らかに変化
させ、近似度信号APとする。この結果、特定色の近似
度を定量的に検出することが可能となる。
【0040】実施例5.図13は本発明の実施例5によ
る映像信号処理装置を示すブロック回路図である。図に
おいて、図一部分には同一符号を付し説明を省略する。
13は第1利得制御回路、14は第2利得制御回路、1
5は第1演算回路、16は第2演算回路である。
【0041】次に動作について説明する。実施例1で説
明したように近似度信号APと検出信号Dが特定色検出
回路2から得られる。R−Y色差信号を第2利得制御回
路14及び第1演算回路15に入力し、B−Y色差信号
を第1利得制御回路13及び第2演算回路16に入力す
る。第1利得制御回路13及び第2利得制御回路14で
は検出信号Dが0の場合、近似度信号APの大きさに応
じて、それぞれB−Y色差信号及びR−Y色差信号の利
得を制御する。そして、第1利得制御回路13の出力を
第1演算回路15に入力し、第2利得制御回路14の出
力を第2演算回路16に入力する。検出信号Dが0の場
合、第1演算回路15でR−Y色差信号にB−Y色差信
号を近似度信号APに応じて加減算し、第2演算回路1
6でB−Y色差信号にR−Y色差信号を近似度信号AP
に応じて加減算し、それぞれの演算結果をR−Y色差信
号、B−Y色差信号として出力する。その結果、特定色
のみ色相を移動することが可能となるため、カラービデ
オカメラにおいて、撮像素子の分光感度特性上表現困難
であった色を適切な色に補正することが可能となる。ま
た、肌色など人間の記憶色のように実際の色とは異なる
色の補正も可能となる。
【0042】実施例6.図14は本発明の実施例6によ
る映像信号処理装置を示すブロック回路図である。図に
おいて、図7、図13と同一部分には同一符号を付し説
明を省略する。
【0043】次に動作について説明する。実施例1で説
明したように近似度信号AP’と検出信号Dが特定色検
出回路2から得られる。スライス回路10により例えば
近似度信号AP’をHでスライスしたものを近似度信号
APとして出力する。R−Y色差信号を第2利得制御回
路14及び第1演算回路15に入力し、B−Y色差信号
を第1利得制御回路13及び第2演算回路16に入力す
る。第1利得制御回路13及び第2利得制御回路14で
は検出信号Dが0の場合、近似度信号APの大きさに応
じて、それぞれB−Y色差信号及びR−Y色差信号の利
得を制御する。そして、第1利得制御回路13の出力を
第1演算回路15に入力し、第2利得制御回路14の出
力を第2演算回路16に入力する。検出信号Dが0の場
合、第1演算回路15でR−Y色差信号にB−Y色差信
号を近似度信号APに応じて加減算し、第2演算回路1
6でB−Y色差信号にR−Y色差信号を近似度信号AP
に応じて加減算し、それぞれの演算結果をR−Y色差信
号、B−Y色差信号として出力する。その結果、特定色
のみ色相を移動することが可能となるため、カラービデ
オカメラにおいて、撮像素子の分光感度特性上表現困難
であった色を適切な色に補正することが可能となる。ま
た、肌色など人間の記憶色のように実際の色とは異なる
色の補正も可能となる。スライス回路10により近似度
信号APの変化が緩やかになるため、これらの色補正を
より境界が目立ちにくい自然な変化で行なうことができ
る。
【0044】実施例7.図15は本発明の実施例7によ
る映像信号処理装置を示すブロック回路図である。図に
おいて、図9、図13と同一部分には同一符号を付し説
明を省略する。
【0045】次に動作について説明する。実施例1で説
明したように近似度信号AP’と検出信号Dが特定色検
出回路2から得られる。非線形変換回路11により例え
ば近似度信号AP’を高次の関数で変換し、滑らかな変
化にさせたものを近似度信号APとして出力する。R−
Y色差信号を第2利得制御回路14及び第1演算回路1
5に入力し、B−Y色差信号を第1利得制御回路13及
び第2演算回路16に入力する。第1利得制御回路13
及び第2利得制御回路14では検出信号Dが0の場合、
近似度信号APの大きさに応じて、それぞれB−Y色差
信号及びR−Y色差信号の利得を制御する。そして、第
1利得制御回路13の出力を第1演算回路15に入力
し、第2利得制御回路14の出力を第2演算回路16に
入力する。検出信号Dが0の場合、第1演算回路15で
R−Y色差信号にB−Y色差信号を近似度信号APに応
じて加減算し、第2演算回路16でB−Y色差信号にR
−Y色差信号を近似度信号APに応じて加減算し、それ
ぞれの演算結果をR−Y色差信号、B−Y色差信号とし
て出力する。その結果、特定色のみ色相を移動すること
が可能となるため、カラービデオカメラにおいて、撮像
素子の分光感度特性上表現困難であった色を適切な色に
補正することが可能となる。また、肌色など人間の記憶
色のように実際の色とは異なる色の補正も可能となる。
Y信号、R−Y色差信号、B−Y色差信号で表される3
次元空間は人間の知覚で考えるとリニアな空間ではない
ため、線形補正では十分な色補正はできない。したがっ
て、非線形変換回路11により近似度信号AP’の変化
を非線形変換し、人間の知覚に対応した補正量としてR
−Y色差信号、B−Y色差信号の利得を制御すると、よ
り境界が目立ちにくい自然な変化で行なうことができ
る。
【0046】実施例8.図16は本発明の実施例8によ
る映像信号処理装置を示すブロック回路図である。図に
おいて、図11、図13と同一部分には同一符号を付し
説明を省略する。
【0047】次に動作について説明する。実施例1で説
明したように近似度信号AP’と検出信号Dが特定色検
出回路2から得られる。フィルタ12により例えば近似
度信号AP’の高周波成分を除去して、滑らかな変化に
させたものを近似度信号APとして出力する。R−Y色
差信号を第2利得制御回路14及び第1演算回路15に
入力し、B−Y色差信号を第1利得制御回路13及び第
2演算回路16に入力する。第1利得制御回路13及び
第2利得制御回路14では検出信号Dが0の場合、近似
度信号APの大きさに応じて、それぞれB−Y色差信号
及びR−Y色差信号の利得を制御する。そして、第1利
得制御回路13の出力を第1演算回路15に入力し、第
2利得制御回路14の出力を第2演算回路16に入力す
る。検出信号Dが0の場合、第1演算回路15でR−Y
色差信号にB−Y色差信号を近似度信号APに応じて加
減算し、第2演算回路16でB−Y色差信号にR−Y色
差信号を近似度信号APに応じて加減算し、それぞれの
演算結果をR−Y色差信号、B−Y色差信号として出力
する。その結果、特定色のみ色相を移動することが可能
となるため、カラービデオカメラにおいて、撮像素子の
分光感度特性上表現困難であった色を適切な色に補正す
ることが可能となる。また、肌色など人間の記憶色のよ
うに実際の色とは異なる色の補正も可能となる。フィル
タ12により近似度信号APの変化が滑らかになるた
め、これらの色補正をより境界が目立ちにくい自然な変
化で行なうことができる。
【0048】実施例9.図17は本発明の実施例9によ
る映像信号処理装置を示すブロック回路図である。図に
おいて、図1と同一部分には同一符号を付し説明を省略
する。17は第1ビットシフト回路、18は第2ビット
シフト回路、19は第3ビットシフト回路、20,2
1,22は加算器である。ただし、本実施例におけるル
ックアップテーブル1は入力が4ポート、出力が2ポー
トである。
【0049】図3では特定色の色相範囲内ではR−Y色
差信号及びB−Y色差信号から定まる飽和度C及び差分
S、特定色の色相範囲外では0をルックアップテーブル
1に格納した。本実施例では図21に示すように最上位
ビット(MSB)に色相範囲識別フラグとして1ビット
を追加し、色相範囲識別フラグが0の場合は色相範囲
内、1の場合は色相範囲外とし、1〜3ビットは差分
S、4〜8ビットは飽和度Cを示した値をルックアップ
テーブル1に格納する。このため、本実施例では図4に
示した特定色検出回路2を図20のようにする。図4と
の違いは零比較器7が不要となり、代わりにルックアッ
プテーブル1の出力のMSB(色相範囲識別フラグ)を
ORゲート8に入力して、特定色領域かどうかを判別す
る。図17について説明する。例えばR−Y色差信号、
B−Y色差信号をmビットとする。この信号の構成はM
SBが符号ビットで負が1、正が0とする。正、負共に
残りのビットはその数値の絶対値を表す。つまり、01
01は+5で、1101は−5となる。R−Y色差信号
及びB−Y色差信号を第1ビットシフト回路17によ
り、p(p=m−1−n)ビット分だけ小さくした上位
nビット分RYn,BYnにする。これらの関係を図1
8に示す。このRYn及びBYnをルックアップテーブ
ル1に入力し、出力値の飽和度部分だけを第3ビットシ
フト回路19に入力する。第3ビットシフト回路19で
は入力値にpビット分の0を追加したものを飽和度C1
として出力する。また、第2ビットシフト回路18によ
りRYn及びBYnをpビット分だけ大きくして、元の
桁に戻して符号ビットを除き、それぞれRY,BYとす
る。このRY,BYは下位pビット分を全て0とするた
め、R−Y色差信号、B−Y色差信号の絶対値よりも小
さい絶対値となる。さらに、R−Y色差信号及びB−Y
色差信号の符号ビットを除いた絶対値から加算器20,
21により、それぞれRY,BYを減じ、R−Y色差信
号及びB−Y色差信号の下位pビット分RYp,BYp
を得る。このRYp,BYpは絶対値の大きい値(R−
Y,B−Y)から絶対値の小さい値(RY,BY)を減
ずるため、元の信号(R−Y,B−Y)と同じ符号であ
る。RYp,BYpをルックアップテーブル1に入力
し、MSB及び差分Sを除いた飽和度C2を得る。飽和
度C1と飽和度C2を加算器22により加算して、飽和
度Cを得る。このため、ルックアップテーブル1の容量
を小さくし、かつ、演算誤差も小さくすることが可能と
なる。
【0050】本実施例が以上のような効果を得る理由を
説明する。図19において、mビットのR−Y色差信
号、B−Y色差信号を式(1)により演算した飽和度を
C3とする。乗算器、除算器を組み合わせて、この演算
を行うと回路規模が大きくなるため、ルックアップテー
ブルを用いて飽和度を算出する。入力mビット、出力q
ビットとするとルックアップテーブルの容量は2^2m
・qビット必要となる。また、入力を上位nビットに間
引いたルックアップテーブルでは、2^2n・(q−
p)ビットの容量が必要となる。この場合の飽和度C1
はC3に比べて小さくなる。飽和度C1ではルックアッ
プテーブルの容量が小さくなっても演算誤差は大きくな
る。この演算誤差を小さくする方法が本発明であり、そ
の説明をする。下位pビット分のR−Y色差信号RYp
及び下位pビット分のB−Y色差信号BYpをルックア
ップテーブル1に入力して飽和度C2を得、上位nビッ
ト分のR−Y色差信号RYn及び上位nビット分のB−
Y色差信号BYnを入力としたルックアップテーブル1
の出力をpビット分だけビットシフトすることにより桁
を補正した飽和度C1とC2を加算して飽和度Cを得
る。この飽和度Cは飽和度C3とほぼ等しくなる。その
理由を説明する。図19のようにC1とC3のなす角を
e、C2とC3のなす角をfとすると、C1,C2,C
3の関係は式(4)のようになる。 C3=C1・COS e+C2・COS f ……(4) ここで、ルックアップテーブルを極端に小さくしない限
り、eは非常に小さな角度である。また、C2が大きい
場合はfが小さな角度となり、fが大きい場合はC1に
対してC2は非常に小さくなるため式(5)が成立す
る。 C3≒C1+C2 ……(5) したがって、本実施例の算出法のように入力を上位ビッ
トと下位ビットの2つに分け各々の出力を用いることに
より飽和度を算出すると演算誤差を小さくすることが可
能となる。
【0051】実施例10.図22は本発明の実施例10
による映像信号処理装置を示すブロック回路図である。
図において、図17と同一部分には同一符号を付し説明
を省略する。23は比較器である。ただし、本実施例に
おけるルックアップテーブル1は入力が2ポート、出力
が1ポートである。
【0052】図3では特定色の色相範囲内ではR−Y色
差信号及びB−Y色差信号から定まる飽和度C、特定色
の色相範囲外では0をルックアップテーブル1に格納し
た。本実施例では図21に示すように最上位ビット(M
SB)に色相範囲識別フラグとして1ビットを追加し、
色相範囲識別フラグが0の場合は色相範囲内、1の場合
は色相範囲外とし、1〜3ビットは差分S、4〜8ビッ
トは飽和度Cを示した値をルックアップテーブル1に格
納する。このため、本実施例では図4に示した特定色検
出回路2を図20のようにする。図4との違いは零比較
器7が不要となり、代わりにルックアップテーブル1の
出力のMSB(色相範囲識別フラグ)をORゲート8に
入力して、特定色領域かどうかを判別する。図22につ
いて説明する。例えばR−Y色差信号、B−Y色差信号
をmビットとする。この信号の構成はMSBが符号ビッ
トで負が1、正が0とする。正、負共に残りのビットは
その数値の絶対値を表す。つまり、0101は+5で、
1101は−5となる。R−Y色差信号及びB−Y色差
信号を第1ビットシフト回路17により、p(p=m−
1−n)ビット分だけ小さくした上位nビット分RY
n,BYnにする。これらの関係を図18に示す。この
RYn及びBYnをルックアップテーブル1に入力し、
出力値の飽和度部分だけを第3ビットシフト回路19に
入力する。第3ビットシフト回路19では入力値にpビ
ット分の0を追加したものを飽和度C1として出力す
る。また、第2ビットシフト回路18によりRYn及び
BYnをpビット分だけ大きくして、元の桁に戻して符
号ビットを除き、それぞれRY,BYとする。このR
Y,BYは下位pビット分を全て0とするため、R−Y
色差信号、B−Y色差信号の絶対値よりも小さい絶対値
となる。さらに、R−Y色差信号及びB−Y色差信号の
符号ビットを除いた絶対値から加算器20,21によ
り、それぞれRY,BYを減じ、R−Y色差信号及びB
−Y色差信号の下位pビット分RYp,BYpを得る。
このRYp,BYpは絶対値の大きい値(R−Y,B−
Y)から絶対値の小さい値(RY,BY)を減ずるた
め、元の信号(R−Y,B−Y)と同じ符号である。R
Yp,BYpを比較器23に入力し、大きい方を飽和度
C4とする。飽和度C1と飽和度C4を加算器22によ
り加算して、飽和度Cを得る。このため、ルックアップ
テーブル1の容量を小さくし、かつ、演算誤差も小さく
することが可能となる。
【0053】本実施例が以上のような効果を得る理由を
説明する。図19において、mビットのR−Y色差信
号、B−Y色差信号を式(1)により演算した飽和度を
C3とする。乗算器、除算器を組み合わせて、この演算
を行うと回路規模が大きくなるため、ルックアップテー
ブルを用いて飽和度を算出する。入力mビット、出力q
ビットとするとルックアップテーブルの容量は2^2m
・qビット必要となる。また、入力を上位nビットに間
引いたルックアップテーブルでは、2^2n・(q−
p)ビットの容量が必要となる。この場合の飽和度C1
はC3に比べて小さくなる。飽和度C1ではルックアッ
プテーブルの容量が小さくなっても演算誤差は大きくな
る。この演算誤差を小さくする方法が本発明であり、そ
の説明をする。下位pビット分のR−Y色差信号RYp
及び下位pビット分のB−Y色差信号BYpを比較器2
3で比較して、大きい方の値C4と上位nビット分のR
−Y色差信号RYn及び上位nビット分のB−Y色差信
号BYnを入力としたルックアップテーブル1の出力を
pビット分だけビットシフトすることにより桁を補正し
た飽和度C1とC4を加算して飽和度Cを得る。この飽
和度Cは飽和度C3とほぼ等しくなる。その理由を説明
する。図19のようにC1とC3のなす角をe、C2と
C3のなす角をfとすると、C1,C2,C3の関係は
実施例3で示したように式(5)のようになる。さら
に、式(5)において、C2の代わりにC4をC1に加
算しても同じことが成立する。したがって、本実施例の
算出法のように入力を上位ビットと下位ビットの2つに
分けて各々の出力を用いることにより飽和度を算出する
と演算誤差を小さくすることが可能となる。
【0054】上記実施例9では入力4ポート、出力2ポ
ートとしたが、ルックアップテーブル1の読み出し速度
が十分に速ければ、上位nビット分と下位pビット分の
色差信号の周波数を速くした後、時分割してルックアッ
プテーブル1に入力し、出力をスイッチ回路と遅延回路
を用いて同時化した後に加算して周波数を遅くして戻す
ことにより入力2ポート、出力1ポートにすることも可
能である。また、上記実施例9、10ではビットシフト
回路を用いて上位nビット分の信号や下位pビット分の
信号を取り出したが、ディジタル回路の場合、上位nビ
ット分の信号線や下位pビット分の信号線だけを抜き出
してルックアップテーブル1に直接入力すればよい。こ
の場合、加算器20,21は不用となる。また、上記実
施例9、10では上位nビット分を入力とした場合の出
力を第3ビットシフト回路19でpビット分の0を追加
したものと下位pビット分を入力とした場合の出力とを
加算器22で加算しているが、ディジタル回路の場合、
各々の出力の信号線を組み合わせるだけでpビット分だ
けビットシフトしたものを加算したことになる。この場
合、第3ビットシフト回路19及び加算器22は不用と
なる。また、上記実施例におけるルックアップテーブル
1はROM(Read Only Memory),RAM(Random Acc
ess Memory)などの半導体素子、CD、光磁気ディス
ク、磁気ディスク、磁気テープなどの記憶媒体の何れの
記憶手段で構成してもよく、他の記憶手段で構成しても
よい。
【0055】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、飽和度と特定
色の飽和度範囲の代表値とを比較し、前記飽和度が特定
色の飽和度範囲の代表値よりも大きい場合、特定色の飽
和度範囲の上限値と前記飽和度との差から特定色の色相
範囲内の代表値との差分を減じたものを出力し、前記飽
和度が特定色の飽和度範囲の代表値よりも小さい場合、
前記飽和度と特定色の飽和度範囲の下限値との差から特
定色の色相範囲内の代表値との差分を減じたものを出力
するため、特定色の近似度を定量的に検出することが可
能となる効果がある。
【0056】請求項2の発明によれば、飽和度と特定色
の飽和度範囲の代表値とを比較し、前記飽和度が特定色
の飽和度範囲の代表値よりも大きい場合、特定色の飽和
度範囲の上限値と前記飽和度との差から特定色の色相範
囲内の代表値との差分を減じたものをスライスして出力
し、前記飽和度が特定色の飽和度範囲の代表値よりも小
さい場合、前記飽和度と特定色の飽和度範囲の下限値と
の差から特定色の色相範囲内の代表値との差分を減じた
ものをスライスして出力するため、特定色の近似度を定
量的に検出することが可能となる効果がある。
【0057】請求項3の発明によれば、飽和度と特定色
の飽和度範囲の代表値とを比較し、前記飽和度が特定色
の飽和度範囲の代表値よりも大きい場合、特定色の飽和
度範囲の上限値と前記飽和度との差から特定色の色相範
囲内の代表値との差分を減じたものを非線形変換して出
力し、前記飽和度が特定色の飽和度範囲の代表値よりも
小さい場合、前記飽和度と特定色の飽和度範囲の下限値
との差から特定色の色相範囲内の代表値との差分を減じ
たものを非線形変換して出力するため、特定色の正確な
検出及び特定色の近似度を知覚量として検出することが
可能となる効果がある。
【0058】請求項4の発明によれば、飽和度と特定色
の飽和度範囲の代表値とを比較し、前記飽和度が特定色
の飽和度範囲の代表値よりも大きい場合、特定色の飽和
度範囲の上限値と前記飽和度との差から特定色の色相範
囲内の代表値との差分を減じたものをローパスフィルタ
あるいはバンドパスフィルタに通して出力し、前記飽和
度が特定色の飽和度範囲の代表値よりも小さい場合、前
記飽和度と特定色の飽和度範囲の下限値との差から特定
色の色相範囲内の代表値との差分を減じたものをローパ
スフィルタあるいはバンドパスフィルタに通して出力す
るため、特定色の近似度を定量的に検出することが可能
となる効果がある。
【0059】請求項5の発明によれば、特定色領域内の
色であれば、飽和度と特定色の飽和度範囲の代表値とを
比較し、前記飽和度が特定色の飽和度範囲の代表値より
も大きい場合、特定色の飽和度範囲の上限値と前記飽和
度との差から特定色の色相範囲内の代表値との差分を減
じたものを補正量として出力し、前記飽和度が特定色の
飽和度範囲の代表値よりも小さい場合、前記飽和度と特
定色の飽和度範囲の下限値との差から特定色の色相範囲
内の代表値との差分を減じたものを補正量として出力
し、該補正量の大きさに応じて第1利得制御手段及び第
2利得制御手段をそれぞれ独立して制御し、特定色領域
だけを色補正するため、他の色に影響を与えることなく
境界が目立ちにくい自然な変化で特定色の色補正を行な
うことが可能となる効果がある。
【0060】請求項6の発明によれば、特定色領域内の
色であれば、飽和度と特定色の飽和度範囲の代表値とを
比較し、前記飽和度が特定色の飽和度範囲の代表値より
も大きい場合、特定色の飽和度範囲の上限値と前記飽和
度との差から特定色の色相範囲内の代表値との差分を減
じたものを補正量として出力し、前記飽和度が特定色の
飽和度範囲の代表値よりも小さい場合、前記飽和度と特
定色の飽和度範囲の下限値との差から特定色の色相範囲
内の代表値との差分を減じたものを補正量として出力
し、該補正量をスライスした出力の大きさに応じて第1
利得制御手段及び第2利得制御手段をそれぞれ独立して
制御し、特定色領域だけを色補正するため、他の色に影
響を与えることなくより境界が目立ちにくい自然な変化
で特定色の色補正を行なうことが可能となる効果があ
る。
【0061】請求項7の発明によれば、特定色領域内の
色であれば、飽和度と特定色の飽和度範囲の代表値とを
比較し、前記飽和度が特定色の飽和度範囲の代表値より
も大きい場合、特定色の飽和度範囲の上限値と前記飽和
度との差から特定色の色相範囲内の代表値との差分を減
じたものを補正量として出力し、前記飽和度が特定色の
飽和度範囲の代表値よりも小さい場合、前記飽和度と特
定色の飽和度範囲の下限値との差から特定色の色相範囲
内の代表値との差分を減じたものを補正量として出力
し、該絶対値を非線形変換した出力の大きさに応じて第
1利得制御手段及び第2利得制御手段をそれぞれ独立し
て制御し、特定色領域だけを色補正するため、他の色に
影響を与えることなくより境界が目立ちにくい自然な変
化で特定色の色補正を行なうことが可能となる効果があ
る。
【0062】請求項8の発明によれば、特定色領域内の
色であれば、飽和度と特定色の飽和度範囲の代表値とを
比較し、前記飽和度が特定色の飽和度範囲の代表値より
も大きい場合、特定色の飽和度範囲の上限値と前記飽和
度との差から特定色の色相範囲内の代表値との差分を減
じたものを補正量として出力し、前記飽和度が特定色の
飽和度範囲の代表値よりも小さい場合、前記飽和度と特
定色の飽和度範囲の下限値との差から特定色の色相範囲
内の代表値との差分を減じたものを補正量として出力
し、該絶対値をローパスフィルタあるいはバンドパスフ
ィルタに通した出力の大きさに応じて第1利得制御手段
及び第2利得制御手段をそれぞれ独立して制御し、特定
色領域だけを色補正するため、他の色に影響を与えるこ
となくより境界が目立ちにくい自然な変化で特定色の色
補正を行なうことが可能となる効果がある。
【0063】請求項9の発明によれば、ルックアップテ
ーブルの容量を小さくしても演算誤差を小さくすること
が可能となる効果がある。
【0064】請求項10の発明によれば、ルックアップ
テーブルの容量を小さくしても演算誤差を小さくするこ
とが可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における映像信号処理装置を示すブロ
ック回路図である。
【図2】実施例1、2、3、4における特定色の色相範
囲の代表値とルックアップテーブル1に書き込むデータ
の色相との関係を示す図である。
【図3】実施例1、9、10における特定色領域の飽和
度を記憶したルックアップテーブル1の内容を示す図で
ある。
【図4】実施例1、9、10における特定色検出回路2
の構成を示す図である。
【図5】実施例1における3次元空間での特定色領域を
示す図である。
【図6】実施例1における特定色領域の飽和度範囲に対
する近似度信号APの関係と検出信号Dの関係を示す図
である。
【図7】実施例2における映像信号処理装置を示すブロ
ック回路図である。
【図8】実施例2における特定色領域の飽和度範囲に対
する近似度信号APの関係と検出信号Dの関係を示す図
である。
【図9】実施例3における映像信号処理装置を示すブロ
ック回路図である。
【図10】実施例3における特定色領域の飽和度範囲に
対する近似度信号APの関係と検出信号Dの関係を示す
図である。
【図11】実施例4における映像信号処理装置を示すブ
ロック回路図である。
【図12】実施例4における特定色領域の飽和度範囲に
対する近似度信号APの関係と検出信号Dの関係を示す
図である。
【図13】実施例5における映像信号処理装置を示すブ
ロック回路図である。
【図14】実施例6における映像信号処理装置を示すブ
ロック回路図である。
【図15】実施例7における映像信号処理装置を示すブ
ロック回路図である。
【図16】実施例8における映像信号処理装置を示すブ
ロック回路図である。
【図17】実施例9における映像信号処理装置を示すブ
ロック回路図である。
【図18】実施例9、10におけるR−Y色差信号及び
B−Y色差信号の各ビットの構成を示す図である。
【図19】実施例9、10におけるルックアップテーブ
ル1の容量を2^2m・qビットとした場合の飽和度C
3、そしてルックアップテーブル1の容量を2^2n・
(q−p)ビットとした場合のR−Y色差信号及びB−
Y色差信号の上位nビット分の飽和度C1とR−Y色差
信号及びB−Y色差信号の下位pビット分の飽和度C2
の関係を示す図である。
【図20】実施例9、10における特定色検出回路2の
構成を示す図である。
【図21】実施例9、10における飽和度と特定色識別
フラグを記憶したルックアップテーブル1の内容を示す
図である。
【図22】実施例10における映像信号処理装置を示す
ブロック回路図である。
【図23】従来の映像信号処理装置を示すブロック回路
図である。
【符号の説明】
1 ルックアップテーブル 2 特定色検出回路 3 比較器 4 スイッチ回路 5、6 加算器 7 零比較器 8 ORゲート 9 加算器 10 スライス回路 11 非線形変換回路 12 フィルタ 13 第1利得制御回路 14 第2利得制御回路 15 第1演算回路 16 第2演算回路 17 第1ビットシフト回路 18 第2ビットシフト回路 19 第3ビットシフト回路 20、21、22 加算器 23 比較器 24、25、26 利得制御回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】ルックアップテーブル1の出力Cが式
(3)の範囲内に存在する色を特定色の飽和度範囲内の
色とみなす。ここで、a<d<bの関係を満たす特定色
の飽和度範囲の代表値dを設定する。図において、輝
度信号Yをd倍したdYとCを比較器3により比較し、
dY≦Cならば0を比較器3の出力とし、dY>Cなら
ば1を比較器3の出力とする。また、加算器5によりC
からaYを減じた出力C−aYと加算器6によりbYか
らCを減じた出力bY−Cをスイッチ回路4に入力す
る。ここで加算器5,6における出力が負の数値の場合
は2の補数で表示する。加算器5,6の出力の最上位ビ
ット(MSB)は符号ビットであり、負の場合は1、正
の場合は0とする。スイッチ回路4では比較器3の出力
が0ならばbY−C、比較器3の出力が1ならばC−a
Yに切り換え、その値を出力する。さらに、加算器9に
よりこの出力値から差分Sを除いて、特定色の色相範囲
の代表値からのずれを考慮した近似度信号APとする。
この近似度信号APが正の場合は特定色領域内の色であ
るとみなし、負の場合は特定色領域外の色であるとみな
す。この近似度信号APの符号ビットだけを取り出して
ORゲート8に入力する。また零比較器7は飽和度Cが
0の場合に1を出力し、飽和度Cが0でない場合に0を
出力し、零比較器7の出力値をORゲート8に入力す
る。このため検出信号Dは被検出色の飽和度Cが0で特
定色の色相範囲外であるか、または飽和度Cが式(3)
で示される範囲外で特定色の飽和度範囲外の場合は1と
し、逆に被検出色が特定色の色相範囲内かつ飽和度範囲
内の色の場合は0とする。近似度信号APと検出信号D
の関係を図6に示す。近似度信号APは特定色の飽和度
範囲の代表値かつ特定色の色相範囲の代表値を最大とし
て、特定色に近い色ほど大きく、特定色からずれた色ほ
ど小さくなる。検出信号Dは特定色領域内のみ0とし、
特定色領域外では1とする。この結果、特定色の近似度
を定量的に検出することが可能となる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】実施例3.図9は本発明の実施例3による
映像信号処理装置を示すブロック回路図である。図9に
おいて、図1と同一部分には同一符号を付し説明を省略
する。11は非線形変換回路である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】実施例4.図11は本発明の実施例4によ
る映像信号処理装置を示すブロック回路図である。図に
おいて、図1と同一部分には同一符号を付し説明を省略
する。12はフィルタである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】実施例5.図13は本発明の実施例5によ
る映像信号処理装置を示すブロック回路図である。図に
おいて、図1と同一部分には同一符号を付し説明を省略
する。13は第1利得制御回路、14は第2利得制御回
路、15は第1演算回路、16は第2演算回路である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】本実施例が以上のような効果を得る理由を
説明する。図19において、mビットのR−Y色差信
号、B−Y色差信号を式(1)により演算した飽和度を
C3とする。乗算器、除算器を組み合わせて、この演算
を行うと回路規模が大きくなるため、ルックアップテー
ブルを用いて飽和度を算出する。入力mビット、出力q
ビットとするとルックアップテーブルの容量は2^2m
・qビット必要となる。また、入力を上位nビットに間
引いたルックアップテーブルでは、2^2n・(q−
p)ビットの容量が必要となる。この場合の飽和度C1
はC3に比べて小さくなる。飽和度C1ではルックアッ
プテーブルの容量が小さくなっても演算誤差は大きくな
る。この演算誤差を小さくする方法が本発明であり、そ
の説明をする。下位pビット分のR−Y色差信号RYp
及び下位pビット分のB−Y色差信号BYpを比較器2
3で比較して、大きい方の値C4と上位nビット分の
R−Y色差信号RYn及び上位nビット分のB−Y色差
信号BYnを入力としたルックアップテーブル1の出力
をpビット分だけビットシフトすることにより桁を補正
した飽和度C1とを加算して飽和度Cを得る。この飽和
度Cは飽和度C3とほぼ等しくなる。その理由を説明す
る。図19のようにC1とC3のなす角をe、C2とC
3のなす角をfとすると、C1,C2,C3の関係は実
施例で示したように式(5)のようになる。さらに、
式(5)において、C2の代わりにC4をC1に加算し
ても同じことが成立する。したがって、本実施例の算出
法のように入力を上位ビットと下位ビットの2つに分け
て各々の出力を用いることにより飽和度を算出すると演
算誤差を小さくすることが可能となる。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輝度信号と第1の色差信号と第2の色差
    信号を映像信号として処理する映像信号処理装置におい
    て、特定色の色相範囲内では第1の色差信号及び第2の
    色差信号から定まる飽和度と、第1の色差信号及び第2
    の色差信号から定まる色相と特定色の色相範囲の代表値
    との差分を出力し、特定色の色相範囲外では前記出力値
    と区別できる値を出力するルックアップテーブルを備
    え、第1の色差信号と第2の色差信号を該ルックアップ
    テーブルに入力することにより、特定色の色相範囲内か
    つ飽和度範囲内か否かを判別する。特定色の色相範囲内
    かつ飽和度範囲内の色であれば、特定色領域を示す検出
    信号を出力する。また、前記飽和度と特定色の飽和度範
    囲の代表値とを比較し、前記飽和度が特定色の飽和度範
    囲の代表値よりも大きい場合、特定色の飽和度範囲の上
    限値と前記飽和度との差から特定色の色相範囲の代表値
    との差分を減じたものを出力し、前記飽和度が特定色の
    飽和度範囲の代表値よりも小さい場合、前記飽和度と特
    定色の飽和度範囲の下限値との差から特定色の色相範囲
    の代表値との差分を減じたものを出力することを特徴と
    する映像信号処理装置。
  2. 【請求項2】 輝度信号と第1の色差信号と第2の色差
    信号を映像信号として処理する映像信号処理装置におい
    て、特定色の色相範囲内では第1の色差信号及び第2の
    色差信号から定まる飽和度と、第1の色差信号及び第2
    の色差信号から定まる色相と特定色の色相範囲の代表値
    との差分を出力し、特定色の色相範囲外では前記出力値
    と区別できる値を出力するルックアップテーブルを備
    え、第1の色差信号と第2の色差信号を該ルックアップ
    テーブルに入力することにより、特定色の色相範囲内か
    つ飽和度範囲内か否かを判別する。特定色の色相範囲内
    かつ飽和度範囲内の色であれば、特定色領域を示す検出
    信号を出力する。また、前記飽和度と特定色の飽和度範
    囲の代表値とを比較し、前記飽和度が特定色の飽和度範
    囲の代表値よりも大きい場合、特定色の飽和度範囲の上
    限値と前記飽和度との差から特定色の色相範囲の代表値
    との差分を減じたものをスライスして出力し、前記飽和
    度が特定色の飽和度範囲の代表値よりも小さい場合、前
    記飽和度と特定色の飽和度範囲の下限値との差から特定
    色の色相範囲の代表値との差分を減じたものをスライス
    して出力することを特徴とする映像信号処理装置。
  3. 【請求項3】 輝度信号と第1の色差信号と第2の色差
    信号を映像信号として処理する映像信号処理装置におい
    て、特定色の色相範囲内では第1の色差信号及び第2の
    色差信号から定まる飽和度と、第1の色差信号及び第2
    の色差信号から定まる色相と特定色の色相範囲の代表値
    との差分を出力し、特定色の色相範囲外では前記出力値
    と区別できる値を出力するルックアップテーブルを備
    え、第1の色差信号と第2の色差信号を該ルックアップ
    テーブルに入力することにより、特定色の色相範囲内か
    つ飽和度範囲内か否かを判別する。特定色の色相範囲内
    かつ飽和度範囲内の色であれば、特定色領域を示す検出
    信号を出力する。また、前記飽和度と特定色の飽和度範
    囲の代表値とを比較し、前記飽和度が特定色の飽和度範
    囲の代表値よりも大きい場合、特定色の飽和度範囲の上
    限値と前記飽和度との差から特定色の色相範囲の代表値
    との差分を減じたものを非線形変換して出力し、前記飽
    和度が特定色の飽和度範囲の代表値よりも小さい場合、
    前記飽和度と特定色の飽和度範囲の下限値との差から特
    定色の色相範囲の代表値との差分を減じたものを非線形
    変換して出力することを特徴とする映像信号処理装置。
  4. 【請求項4】 輝度信号と第1の色差信号と第2の色差
    信号を映像信号として処理する映像信号処理装置におい
    て、特定色の色相範囲内では第1の色差信号及び第2の
    色差信号から定まる飽和度と、第1の色差信号及び第2
    の色差信号から定まる色相と特定色の色相範囲の代表値
    との差分を出力し、特定色の色相範囲外では前記出力値
    と区別できる値を出力するルックアップテーブルを備
    え、第1の色差信号と第2の色差信号を該ルックアップ
    テーブルに入力することにより、特定色の色相範囲内か
    つ飽和度範囲内か否かを判別する。特定色の色相範囲内
    かつ飽和度範囲内の色であれば、特定色領域を示す検出
    信号を出力する。また、前記飽和度と特定色の飽和度範
    囲の代表値とを比較し、前記飽和度が特定色の飽和度範
    囲の代表値よりも大きい場合、特定色の飽和度範囲の上
    限値と前記飽和度との差から特定色の色相範囲の代表値
    との差分を減じたものをローパスフィルタあるいはバン
    ドパスフィルタに通して出力し、前記飽和度が特定色の
    飽和度範囲の代表値よりも小さい場合、前記飽和度と特
    定色の飽和度範囲の下限値との差から特定色の色相範囲
    の代表値との差分を減じたものをローパスフィルタある
    いはバンドパスフィルタに通して出力することを特徴と
    する映像信号処理装置。
  5. 【請求項5】 輝度信号と第1の色差信号と第2の色差
    信号を映像信号として処理する映像信号処理装置におい
    て、第1の色差信号を第2の色差信号に加減算する第1
    演算手段と、第1の色差信号を第2の色差信号に加減算
    する量を制御する第1利得制御手段と、第2の色差信号
    を第1の色差信号に加減算する第2演算手段と、第2の
    色差信号を第1の色差信号に加減算する量を制御する第
    2利得制御手段と、特定色の色相範囲内では第1の色差
    信号及び第2の色差信号から定まる飽和度と、第1の色
    差信号及び第2の色差信号から定まる色相と特定色の色
    相範囲の代表値との差分を出力し、特定色の色相範囲外
    では前記出力値と区別できる値を出力するルックアップ
    テーブルを備え、第1の色差信号と第2の色差信号を該
    ルックアップテーブルに入力することにより特定色の色
    相範囲内か否かを判別し、特定色の色相範囲内であれ
    ば、さらに前記飽和度と輝度信号とを比較することによ
    り、特定色の飽和度範囲内か否かを判別する。特定色の
    色相範囲内かつ飽和度範囲内の色であれば、特定色領域
    を示す検出信号を出力する。また、前記飽和度と特定色
    の飽和度範囲の代表値とを比較し、前記飽和度が特定色
    の飽和度範囲の代表値よりも大きい場合、特定色の飽和
    度範囲の上限値と前記飽和度との差から特定色の色相範
    囲の代表値との差分を減じたものを補正量として出力
    し、前記飽和度が特定色の飽和度範囲の代表値よりも小
    さい場合、前記飽和度と特定色の飽和度範囲の下限値と
    の差から特定色の色相範囲の代表値との差分を減じたも
    のを補正量として出力し、該補正量の大きさに応じて第
    1利得制御手段及び第2利得制御手段をそれぞれ独立し
    て制御し、特定色領域の色補正を行なうことを特徴とす
    る映像信号処理装置。
  6. 【請求項6】 輝度信号と第1の色差信号と第2の色差
    信号を映像信号として処理する映像信号処理装置におい
    て、第1の色差信号を第2の色差信号に加減算する第1
    演算手段と、第1の色差信号を第2の色差信号に加減算
    する量を制御する第1利得制御手段と、第2の色差信号
    を第1の色差信号に加減算する第2演算手段と、第2の
    色差信号を第1の色差信号に加減算する量を制御する第
    2利得制御手段と、特定色の色相範囲内では第1の色差
    信号及び第2の色差信号から定まる飽和度と、第1の色
    差信号及び第2の色差信号から定まる色相と特定色の色
    相範囲の代表値との差分を出力し、特定色の色相範囲外
    では前記出力値と区別できる値を出力するルックアップ
    テーブルを備え、第1の色差信号と第2の色差信号を該
    ルックアップテーブルに入力することにより特定色の色
    相範囲内か否かを判別し、特定色の色相範囲内であれ
    ば、さらに前記飽和度と輝度信号とを比較することによ
    り、特定色の飽和度範囲内か否かを判別する。特定色の
    色相範囲内かつ飽和度範囲内の色であれば、特定色領域
    を示す検出信号を出力する。また、前記飽和度と特定色
    の飽和度範囲の代表値とを比較し、前記飽和度が特定色
    の飽和度範囲の代表値よりも大きい場合、特定色の飽和
    度範囲の上限値と前記飽和度との差から特定色の色相範
    囲の代表値との差分を減じたものを補正量として出力
    し、前記飽和度が特定色の飽和度範囲の代表値よりも小
    さい場合、前記飽和度と特定色の飽和度範囲の下限値と
    の差から特定色の色相範囲の代表値との差分を減じたも
    のを補正量として出力し、該補正量をスライスした出力
    の大きさに応じて第1利得制御手段及び第2利得制御手
    段をそれぞれ独立して制御し、特定色領域の色補正を行
    なうことを特徴とする映像信号処理装置。
  7. 【請求項7】 輝度信号と第1の色差信号と第2の色差
    信号を映像信号として処理する映像信号処理装置におい
    て、第1の色差信号を第2の色差信号に加減算する第1
    演算手段と、第1の色差信号を第2の色差信号に加減算
    する量を制御する第1利得制御手段と、第2の色差信号
    を第1の色差信号に加減算する第2演算手段と、第2の
    色差信号を第1の色差信号に加減算する量を制御する第
    2利得制御手段と、特定色の色相範囲内では第1の色差
    信号及び第2の色差信号から定まる飽和度と、第1の色
    差信号及び第2の色差信号から定まる色相と特定色の色
    相範囲の代表値との差分を出力し、特定色の色相範囲外
    では前記出力値と区別できる値を出力するルックアップ
    テーブルを備え、第1の色差信号と第2の色差信号を該
    ルックアップテーブルに入力することにより特定色の色
    相範囲内か否かを判別し、特定色の色相範囲内であれ
    ば、さらに前記飽和度と輝度信号とを比較することによ
    り、特定色の飽和度範囲内か否かを判別する。特定色の
    色相範囲内かつ飽和度範囲内の色であれば、特定色領域
    を示す検出信号を出力する。また、前記飽和度と特定色
    の飽和度範囲の代表値とを比較し、前記飽和度が特定色
    の飽和度範囲の代表値よりも大きい場合、特定色の飽和
    度範囲の上限値と前記飽和度との差から特定色の色相範
    囲の代表値との差分を減じたものを補正量として出力
    し、前記飽和度が特定色の飽和度範囲の代表値よりも小
    さい場合、前記飽和度と特定色の飽和度範囲の下限値と
    の差から特定色の色相範囲の代表値との差分を減じたも
    のを補正量として出力し、該補正量を非線形変換した出
    力の大きさに応じて第1利得制御手段及び第2利得制御
    手段をそれぞれ独立して制御し、特定色領域の色補正を
    行なうことを特徴とする映像信号処理装置。
  8. 【請求項8】 輝度信号と第1の色差信号と第2の色差
    信号を映像信号として処理する映像信号処理装置におい
    て、第1の色差信号を第2の色差信号に加減算する第1
    演算手段と、第1の色差信号を第2の色差信号に加減算
    する量を制御する第1利得制御手段と、第2の色差信号
    を第1の色差信号に加減算する第2演算手段と、第2の
    色差信号を第1の色差信号に加減算する量を制御する第
    2利得制御手段と、特定色の色相範囲内では第1の色差
    信号及び第2の色差信号から定まる飽和度と、第1の色
    差信号及び第2の色差信号から定まる色相と特定色の色
    相範囲の代表値との差分を出力し、特定色の色相範囲外
    では前記出力値と区別できる値を出力するルックアップ
    テーブルを備え、第1の色差信号と第2の色差信号を該
    ルックアップテーブルに入力することにより特定色の色
    相範囲内か否かを判別し、特定色の色相範囲内であれ
    ば、さらに前記飽和度と輝度信号とを比較することによ
    り、特定色の飽和度範囲内か否かを判別する。特定色の
    色相範囲内かつ飽和度範囲内の色であれば、特定色領域
    を示す検出信号を出力する。また、前記飽和度と特定色
    の飽和度範囲の代表値とを比較し、前記飽和度が特定色
    の飽和度範囲の代表値よりも大きい場合、特定色の飽和
    度範囲の上限値と前記飽和度との差から特定色の色相範
    囲の代表値との差分を減じたものを補正量として出力
    し、前記飽和度が特定色の飽和度範囲の代表値よりも小
    さい場合、前記飽和度と特定色の飽和度範囲の下限値と
    の差から特定色の色相範囲の代表値との差分を減じたも
    のを補正量として出力し、該補正量をローパスフィルタ
    あるいはバンドパスフィルタに通した出力の大きさに応
    じて第1利得制御手段及び第2利得制御手段をそれぞれ
    独立して制御し、特定色領域の色補正を行なうことを特
    徴とする映像信号処理装置。
  9. 【請求項9】 上記請求項1〜8の映像信号処理装置に
    備えられたルックアップテーブルの内容は第1の色差信
    号及び第2の色差信号から定まる飽和度と、第1の色差
    信号及び第2の色差信号から定まる色相と特定色の色相
    範囲の代表値との差分と、特定色の色相範囲内か色相範
    囲外かを区別する色相範囲識別フラグである。第1の色
    差信号及び第2の色差信号が特定色の色相範囲内である
    場合、mビットの第1の色差信号及びmビットの第2の
    色差信号の上位nビット分をそれぞれルックアップテー
    ブルに入力して、出力の飽和度部分をm−nビット分だ
    け大きくしたものを第1飽和度とする。さらに、第1の
    色差信号の下位m−nビット分と第2の色差信号の下位
    m−nビット分をそれぞれ該ルックアップテーブルに入
    力して得られる出力の飽和度部分を第1飽和度に加算し
    たものを第1の色差信号及び第2の色差信号から定まる
    飽和度とすることを特徴とする映像信号処理装置。
  10. 【請求項10】 上記請求項1〜8の映像信号処理装置
    に備えられたルックアップテーブルの内容は第1の色差
    信号及び第2の色差信号から定まる飽和度と、第1の色
    差信号及び第2の色差信号から定まる色相と特定色の色
    相範囲の代表値との差分と、特定色の色相範囲内か色相
    範囲外かを区別する色相範囲識別フラグである。第1の
    色差信号及び第2の色差信号が特定色の色相範囲内であ
    る場合、mビットの第1の色差信号及びmビットの第2
    の色差信号の上位nビット分をそれぞれルックアップテ
    ーブルに入力して、出力の飽和度部分をm−nビット分
    だけ大きくしたものを第1飽和度とする。さらに、第1
    の色差信号の下位m−nビット分と第2の色差信号の下
    位m−nビット分を比較器により比較して大きい方を第
    1飽和度と加算したものを第1の色差信号及び第2の色
    差信号から定まる飽和度とすることを特徴とする映像信
    号処理装置。
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