JP2005333611A - 液晶テレビジョン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】液晶セルの透過率が高く、なおかつ色再現性にも優れた液晶テレビジョン装置を低コストで実現する。
【解決手段】受信した映像信号を再生する信号処理部26と、信号処理部26で再生された映像を表示する液晶セル12と、液晶セル12の背面側に配設され、当該セルを照射するバックライト用光源51、52と、液晶セル12を駆動するドライバ31〜37と、バックライト用光源51、52を駆動するインバータ29とを備えた液晶テレビジョン装置において、液晶セル12として色純度が40%〜60%の低色純度のセルを用いることで、液晶セル12の透過率をアップする。また、信号処理部26に色補正回路24を設け、映像信号に対して色補正処理を行うことにより、低色純度に基因して映像の色再現性が低下するのを回避する。
【選択図】 図3

Description

本発明は液晶テレビジョン装置に関し、特に、液晶セルの透過率が高くかつ色再現性にも優れた液晶テレビジョン装置に関するものである。
近年、ディスプレイとしてLCD(Liquid Crystal Display)を用いた液晶テレビジョン装置が普及しつつある。液晶テレビジョン装置は、従来のCRT(Cathode Ray Tube)を用いたテレビジョン装置に比べて、薄型、軽量で、消費電力も少ないという利点を備えている。また、液晶テレビジョン装置は、一般にバックライト用光源を内蔵しており、光源から発する光を拡散板やプリズムシート等を介して前方の液晶セルへ照射し、セルに備わっているカラーフィルタを通すことによって、液晶セルの画面にカラー映像が表示されるようになっている。
図5は、従来の液晶テレビジョン装置におけるディスプレイ・ユニットの分解斜視図を示している。1はリアフレームであって、金属板から形成されている。このリアフレーム1の裏側には、信号処理用のICなどが実装された配線基板(図示省略)が取り付けられている。2はリアフレーム1に載置される反射シートであって、白色の合成樹脂板から形成されている。この反射シート2は、後述するバックライト用光源53〜55の光を反射させる働きをする。3は反射フレームであって、金属または合成樹脂の枠体から構成されており、その内面はバックライトの光を反射するよう白色にコーティングされている。4はゴム製のスペーサであって、反射フレーム3の上縁と、後述する液晶セル12との間に介在して、緩衝材としての役割を果たす。53〜55はバックライト用光源を構成する3個の冷陰極管であって、それぞれはU形に形成されている。63〜65は冷陰極管53〜55を保持するためのホルダであって、シリコンゴムのような弾性部材から構成され、冷陰極管53〜55が嵌め込まれるスリット63a〜65aを備えている。7は冷陰極管53〜55の端部が差し込まれるソケットであって、このソケット7を介して、冷陰極管53〜55と外部の回路とが電気的に接続される。
8〜11は冷陰極管53〜55から発する光を前方(図では上方)へ導くための光学部材であって、光を拡散させる拡散板8および拡散シート9と、拡散した光を集光して前方へ向わせるプリズムシート10と、プリズムシート10で集光された光のうち、特定方向の光のみを通過させ、それ以外の光を反射する偏光反射シート11とから構成される。12は液晶セルであって、1対のガラス基板と、このガラス基板の間に設けられる液晶、透明電極、カラーフィルタ等とを備えた公知の構造を有している。液晶セルの詳細構造については、例えば下記の特許文献1、特許文献2に開示されている。また、カラーフィルタに関しては、下記の特許文献3に開示されている。13は金属からなるフロントフレームであって、液晶セル12の表示画面となる部分を残してセル12の縁部を覆うことができるように、額縁状に形成されている。14はセル12の表面の縁部に貼付されるマスキングテープであって、冷陰極管53〜55からの光が周辺から漏れるのを防ぐものである。
特開2002−323698号公報 特開2003−5175号公報 特開平11−248931号公報
カラー映像を表示する液晶テレビジョン装置は、色再現性の良いことが要求される。このためには、液晶セルが一定以上の色純度を有していることが必要である。色純度は、液晶セルにおけるカラーフィルタの着色顔料の膜厚や材料等により決まり、例えば顔料の膜厚を厚くすると色濃度が大きくなって、色純度は高くなる。しかしながら、色純度を高くすると色再現性は向上するが、その反面、着色顔料の膜厚の増加により、液晶セルを光が通りにくくなって透過率が低下し、画面が暗くなるという問題がある。
図4は、色純度と透過率との関係を示したグラフである。ここでは、15インチの液晶テレビジョン装置に用いられる通常のTN(Twisted Nematic)タイプのVGA(Video Graphics Array)液晶セルと、XGA(Extended Graphics Array)液晶セルの2つについて、色純度に対する透過率の変化が示されている。よく知られているように、VGA液晶セルの画素数は640×480、XGA液晶セルは画素数は1024×768である。なお、横軸のY1は実際には40%〜60%、Y2は50%〜70%、Y3は60%〜80%の範囲の値となる。
一般に液晶テレビジョン装置では、色純度が72%以上であることが要求される。色純度を72%としたときの液晶セルの透過率は、VGA液晶セルの場合で8%未満、XGA液晶セルの場合で6%程度まで低下する。また、視野角を拡大した液晶セルの場合は、透過率がさらに低下する。一方、液晶テレビジョン装置の画面上の輝度としては、通常450cd(カンデラ)が要求される。したがって、VGA液晶セルの透過率を7.5%と仮定した場合、上記輝度を得るためには、バックライト用光源の輝度として、450/0.075=6000cdが必要となる。また、XGA液晶セルの透過率を6.0%と仮定した場合、上記輝度を得るためには、バックライト用光源の輝度として、450/0.060=7500cdが必要となる。
この輝度を確保するために、従来の液晶テレビジョン装置においては、図5で説明したように、U形の冷陰極管53〜55を3個設けている。このため、冷陰極管53〜55を駆動するためのインバータ回路も3個必要となる。したがって、消費電力が増大するとともに、部品数が多くなってコストが増大する。また、輝度を高めるためにプリズムシート10や偏光反射シート11を設けているが、特に偏光反射シート11は高価なため、コストアップを一層助長している。
以上のように、従来にあっては、液晶セルの色純度を高くすることで透過率が低下するため、画面の輝度が低下するのをバックライト用光源や光学部材を増やすことで回避していたが、このことが、液晶テレビジョン装置のコストダウンを図る上で大きな障害となっていた。
このように透過率を犠牲にしてでも色純度の向上を志向するのは、以下のような事情が存在することによる。すなわち、今日では、液晶テレビジョン装置用の液晶ディスプレイは、一般にモジュールとして完成品の形で供給されるのが普通となっている。したがって、液晶ディスプレイの市場での評価を獲得するために、液晶ディスプレイのメーカーは必然的に、透過率が多少犠牲になっても、色純度を高めて色再現性を向上させるような製品開発に注力する。一方、液晶テレビジョン装置のメーカーは、完成品としての液晶ディスプレイを市場から調達して、これをテレビジョン装置に組み込むだけであるから、液晶ディスプレイそのものの特性を自らがコントロールすることは出来ない。すなわち、液晶テレビジョン装置それ自体の色純度は、市場に供給された液晶ディスプレイの特性により拘束されるのであり、それゆえに透過率もまた同様の拘束を受けるのである。
勿論、液晶ディスプレイの中には、例えばノートブック型パーソナルコンピュータのモニタに用いられるような色純度の低いものもある。このような液晶ディスプレイでは、液晶セルの透過率がそれほど低下しないから、上述したような問題は回避できるかも知れない。しかしながら、この場合は色純度の低下により色再現性が犠牲となり、きれいな画像が得られないという致命的な欠点がある。もっとも、パーソナルコンピュータのモニタの場合は、通常それほど高い色再現性は要求されないから、実用上は色純度の低い液晶セルを用いても問題がなかった。ところが、液晶テレビジョン装置の場合は、色再現性が厳しく要求されることから、透過率の向上だけを目的として、色純度の低い液晶ディスプレイを採用することはもとより不可能であり、そのようなことを考える者は誰もいなかった。
前記の特許文献1および特許文献2には、半透過型の液晶ディスプレイにおいて、透過モードでの透過率を向上させるとともに、色再現性も改善するための技術が開示されている。これらの文献においては、ガラス基板上に凸部を多数配列した凸状配列群を形成し、その上に光通過孔を有する半透過膜を被覆し、さらにカラーフィルタ、オーバーコート層、透明電極を形成し、また、ガラス基板上に透明電極と、配向膜とを順次形成している。そして、半透過膜の光通過孔を形成した部位に対応する凸状配列群の樹脂部分を切欠いて切欠部を設けている。しかしながら、凸状配列群に切欠部を設けるだけでは、透過率の向上には限界があり、バックライト方式の液晶ディスプレイにおいて、光源や光学部材を削減して大幅なコストダウン効果を得るのは難しい。また、これらの特許文献に記載された技術によれば、液晶セルの製造過程において、ガラス基板上に複雑な加工を施す必要がある。
また、特許文献3には、高い光透過率と良好な色再現性を持つ色純度の高い赤色顔料を用いたカラーフィルタが開示されている。本文献のカラーフィルタでは、赤色画素に含まれる赤色顔料の透過曲線が、400nm〜700nmの可視光波長領域において、420〜450nmの波長領域で50%以上の透過率、600〜650nmの波長領域で90%以上の透過率を示し、さらに透過率が最も低い波長λmax が460nm〜570nmの波長領域にあり、かつλmax における透過率が35%以下に選定されている。しかしながら、ここに示されているカラーフィルタは、バックライトを有しない反射型の液晶ディスプレイに用いられるものであるから、本文献は、バックライト方式の液晶テレビジョン装置における前述の技術的課題に対して解決手段を与えるものではない。
本発明者は、バックライト方式の液晶テレビジョン装置において液晶セルの透過率を上げ、それでいて色再現性が損なわれないようにするにはどうすればよいかを様々な視点から模索した。その結果、高色純度を追求する液晶テレビジョン装置の業界にあって、これまでの常識では考えられなかった、色純度をあえて低下させるという着想に至った。そして、色純度を下げて透過率を上げることで、バックライト用光源や光学部材の数を減らすとともに、色純度の低下により犠牲を余儀なくされる色再現性については、電気的に色補正処理を施すことで、高色純度の液晶セルを用いた場合と同等の色再現性を確保できることに着目した。特に、液晶テレビジョン装置のメーカーが液晶ディスプレイを自前で製造する場合は、液晶セルの色純度を自在にコントロールすることが可能であり、低色純度の液晶セルを採用することに何ら制限はない。そこで発明者は、このような場合に、テレビジョン装置側の回路において既存の色変換技術を用いて色補正を行えば、液晶セルの透過率を高く維持したままで優れた色再現性が得られることを見い出し、本発明を完成するに至った。
本発明の目的は、液晶セルの透過率が高く、なおかつ色再現性にも優れた液晶テレビジョン装置を提供することにある。本発明の他の目的は、そのような液晶テレビジョン装置を低コストで実現することにある。
本発明に係る液晶テレビジョン装置は、受信した映像信号を再生するための信号処理部と、この信号処理部で再生された映像を表示する液晶セルと、この液晶セルの背面側に配設され、当該セルを照射するバックライト用光源と、液晶セルとバックライト用光源との間に設けられ、光源から発する光を前方へ導く光学部材と、液晶セルを駆動する第1の駆動回路と、バックライト用光源を駆動する第2の駆動回路とを備えた液晶テレビジョン装置であって、液晶セルが、パーソナルコンピュータの液晶モニタに用いられる液晶セルの色純度と同程度の低色純度を有するセルから構成されており、また、信号処理部が、液晶セルに表示される映像の色再現性を向上させるための色補正回路を備えている。
より具体的には、本発明においては、液晶セルとして40%〜60%の範囲の色純度を有するセルが用いられる。色純度が60%を越えると、前述のように、透過率が低くなって画面の低輝度が問題となる。一方、色純度が40%を下回ると、画面の高輝度は確保できるものの、色補正が困難となって色再現性が悪くなり、実用上問題が生じる。好ましくは、色純度が45%〜55%の液晶セルを用いるのがよい。
本発明の実施形態によれば、液晶セルとしてVGA(Video Graphics Array)液晶セルを用いた場合、透過率は少なくとも10%であり、また、液晶セルとしてXGA(Extended Graphics Array)液晶セルを用いた場合、透過率は少なくとも7%であって、いずれも従来に比べて透過率が向上する。
本発明の実施形態によれば、バックライト用光源がU形の1対の冷陰極管から構成される。これにより、従来例えば3個必要であった光源を2個に低減することができる。また、U形の冷陰極管を用いることにより、直線形の冷陰極管を用いる場合に比べて、本数が半分で済む。このため、冷陰極管を駆動するインバータなどの回路を少なくすることができる。
本発明の実施形態によれば、光学部材が、液晶セル側に設けられる拡散シートと、バックライト用光源側に設けられる拡散板との2つの部材のみから構成される。本発明では、液晶セルの透過率がアップすることにより、従来のプリズムシートや偏光反射シートが不要となり、特に高価な偏光反射シートを省略できることで、コストの大幅な低減が可能となる。
本発明の実施形態によれば、信号処理部が1個のICから構成されており、このICの中に、映像信号に対して再生処理を行うビデオデコーダと、液晶セルに映像を表示するタイミングを制御するタイミングコントローラとが、色補正回路とともに組み込まれている。これらの回路が1チップのICに内蔵されることで、配線基板上の素子数が少なくなり、基板をコンパクトに構成して、液晶テレビジョン装置への組み付けを容易にすることができる。
本発明によれば、高輝度で色再現性にも優れた液晶テレビジョン装置を低コストで提供することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る液晶テレビジョン装置におけるディスプレイ・ユニットの分解斜視図を示している。図2は、本発明の実施形態に係る液晶テレビジョン装置の正面図を示している。
図1において、図5と同一部品には同一の符号を付してある。1はリアフレームであって、金属板から形成されている。このリアフレーム1の裏側には、後述する信号処理用のICなどが実装された配線基板(図示省略)が取り付けられている。2はリアフレーム1に載置される反射シートであって、白色の合成樹脂板から形成されている。この反射シート2は、後述するバックライト用光源51、52の光を反射させる働きをする。3は反射フレームであって、金属または合成樹脂の枠体から構成されており、その内面はバックライトの光を反射するよう白色にコーティングされている。4はゴム製のスペーサであって、反射フレーム3の上縁と、後述する液晶セル12との間に介在して、緩衝材としての役割を果たす。51、52はバックライト用光源を構成する1対の冷陰極管であって、それぞれはU形に形成されている。61、62は冷陰極管51、52を保持するためのホルダであって、シリコンゴムのような弾性部材から構成され、冷陰極管51、52が嵌め込まれるスリット61a、62aを備えている。7は冷陰極管51、52の端部が差し込まれるソケットであって、このソケット7を介して、冷陰極管51、52と外部の回路とが電気的に接続される。以上の構成において、図5と相違する点は、冷陰極管51、52の数が3個から2個に減っており、これに応じて、ホルダ61、62やソケット7の数も減っている点である。
8、9は冷陰極管51、52から発する光を前方(図では上方)へ導くための光学部材であって、光を拡散させる拡散板8および拡散シート9から構成される。12は液晶セルであって、1対のガラス基板と、このガラス基板の間に設けられる液晶、透明電極、カラーフィルタ等とを備えた公知の構造を有している。液晶セルの詳細構造については、前記の特許文献1、特許文献2に開示されている。また、カラーフィルタに関しては、前記の特許文献3に開示されている。13は金属からなるフロントフレームであって、液晶セル12の表示画面となる部分を残してセル12の縁部を覆うことができるように、額縁状に形成されている。14はセル12の表面の縁部に貼付されるマスキングテープであって、冷陰極管51、52からの光が周辺から漏れるのを防ぐものである。以上の構成において、図5と相違する点は、光学部材が拡散板8と拡散シート9の2部材のみからなり、図5におけるプリズムシート10や偏光反射シート11が省略されている点である。
図1のディスプレイ・ユニットは、図2に示される液晶テレビジョン装置100に組み込まれる。図2において、101は液晶セル12の表示画面、102はフロントパネル、103はフロントパネル102の左右に内蔵されている1対のスピーカ、104は液晶テレビジョン装置100の本体を支持するスタンドである。図1のディスプレイ・ユニットは、フロントパネル102の裏側に取り付けられている。液晶テレビジョン装置100は、図示しないリモートコントローラを操作することにより、表示画面101に映像を表示するとともに、スピーカ103から音声を出力する。
図3は、液晶テレビジョン装置100の電気ブロック図を示している。21は放送電波を受信するアンテナ、22はアンテナ21が受信した電波の中から選局されたチャンネルの信号を取り出すチューナである。チューナ22で取り出された映像信号は、信号処理部26に与えられる。信号処理部26は、1個のICから構成されており、その中に、映像信号に対して再生処理を行うビデオデコーダ23と、再生された映像信号に対して色補正の処理を行う色補正回路24と、液晶セル12に映像を表示するタイミングを制御するタイミングコントローラ25とが備わっている。これらの回路23〜25としては、公知の回路がそのまま用いられる。具体的な回路構成は当業者に良く知られており、本発明の特徴部分でもないので、ここでは詳細な図示は省略する。信号処理部26を構成するICは、前述のように、図1におけるリアフレーム1の裏側に取り付けられている図示しない配線基板に実装されている。
液晶セル12には、ソースドライバ31〜35と、ゲートドライバ36、37とが付設されている。ソースドライバ31〜35は、液晶セル12のX方向(横方向)の画素(R、G、B)を駆動するための回路であり、ゲートドライバ36、37は、液晶セル12のY方向(縦方向)の画素を駆動するための回路である。これらの各ドライバは、それぞれ1個のICから構成されており、タイミングコントローラ25からの制御信号が与えられるようになっている。実際には、ソースドライバ31〜35を構成するICには、図示しない中継用配線基板を介して制御信号が与えられる。また、ゲートドライバ36、37を構成するICは、液晶セル12のガラス基板に設けられており、タイミングコントローラ25の制御信号を伝達するための配線がガラス基板上に施されている。ソースドライバ31〜35およびゲートドライバ36、37は、本発明における第1の駆動回路を構成する。
27は電源回路であって、電源プラグ28を介して得られるAC100Vの電圧に基づいて、各部へ必要な電圧を供給する。29はインバータであって、バックライト部50を構成する冷陰極管51、52を駆動するための電圧を供給する。これらの電源回路27およびインバータ29もまた、公知の回路から構成される。インバータ29は、本発明における第2の駆動回路を構成する。なお、電源回路27とインバータ29は、チューナ22とともに破線で示した共通の配線基板30に実装されている。この配線基板30は、信号処理部26を実装した配線基板とは別に設けられる。
なお、図3においては、液晶テレビジョン装置100を構成するブロックのうち、本発明に関連するブロックのみを図示してあり、それ以外のブロック(例えば音声処理部)については図示を省略してある。また、制御部を構成するマイクロコンピュータやメモリなどについても、図示を省略してある。
上述した液晶テレビジョン装置100において、本実施形態では、液晶セル12として、色純度が40%〜60%のセルを用いている。液晶セル12がTN(Twisted Nematic)タイプのVGA液晶セルの場合は、図4から分かるように、色純度が40%〜60%(Y1)であれば、透過率は約10%となる。液晶セル12がXGA液晶セルの場合は、色純度が40%〜60%(Y1)であれば、透過率は約7.2%となる。
これを色純度が72%である従来のセルと比較すると、従来のVGA液晶セルでは、前述のとおり、透過率を7.5%と仮定したときのバックライト用光源に要求される輝度は、450/0.075=6000cdであったが、本実施形態のVGA液晶セルでは、透過率を10%とすると、バックライト用光源に要求される輝度は、450/0.10=4500cdでよいことになる。また、従来のXGA液晶セルでは、前述のとおり、透過率を6.0%と仮定したときのバックライト用光源に要求される輝度は、450/0.060=7500cdであったが、本実施形態のXGA液晶セルでは、透過率を7.2%とすると、バックライト用光源に要求される輝度は、450/0.072=6250cdでよいことになる。
このため、本実施形態の液晶テレビジョン装置100では、図1に示されるように、バックライト用光源として2個の冷陰極管51、52を設けるだけで十分である。また、2個の冷陰極管51、52により液晶セル12の画面上で十分な輝度が確保できることから、図5に示されるプリズムシート10や偏光反射シート11は不要となる。この結果、必要とされる部品の数を低減して、コストダウンを図ることができる。
色純度を従来の72%から40%〜60%へ下げるには、液晶セル12におけるカラーフィルタの着色顔料の膜厚を薄くすればよい。膜厚を薄くすることで、バックライトの光が通り易くなり、透過率が向上する。しかしながら、膜厚を薄くすると色の濃度が低下し、色相が変化して色の再現性が悪くなる。このため、本実施形態の液晶テレビジョン装置100では、図3で説明したように、信号処理回路26に色補正回路24を組み込み、この色補正回路24で色補正を行うことにより、色再現性が低下するのを防止している。色補正回路24は、それぞれの色を独立して自在にコントロールできる機能を備えている。このような機能を実現する色補正の技術は、例えば特許第3354158号公報、特許第3344016号公報に記載されている。したがって、映像信号に対して上記のような色補正処理を行うことによって、低色純度の液晶セル12を用いた場合であっても、液晶セル12に表示される映像は所望の色相、彩度、明度を備えたものとなり、良好な色再現性が担保される。
本発明では、液晶セル12の色純度は、パーソナルコンピュータの液晶モニタに用いられる液晶セルの色純度と同程度であればよく、具体的には、40%〜60%の範囲の値をとることが可能である。色純度が60%を越えると、透過率が低くなって画面の輝度低下が顕著になるため、バックライトを強化する必要が生じる。一方、色純度が40%を下回ると、画面は更に高輝度を維持することができるが、色補正回路24による色補正が事実上困難となり、色再現性が著しく低下するため、実用上問題が生じる。したがって、実際には、液晶セル12の色純度を45%〜55%の範囲とするのが好ましい。
本発明では、以上述べた実施形態以外にも、種々の実施形態を採用することができる。例えば、上記実施形態では、液晶セルとしてTN(Twisted Nematic)タイプのセルを用いた場合を例に挙げたが、本発明に用いる液晶セルは、STN(Super Twisted Nematic)など他のタイプのセルであってもよい。
また、上記実施形態では、バックライト用光源として、U形の冷陰極管を用いた例を挙げたが、冷陰極管は例えばS形に形成されたものを用いてもよい。さらに、光源は冷陰極管に限らず、例えば、白色発光ダイオードのような光源を用いることも可能である。
本発明の実施形態に係る液晶テレビジョン装置におけるディスプレイ・ユニットの分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る液晶テレビジョン装置の正面図である。 本発明の実施形態に係る液晶テレビジョン装置の電気ブロック図である。 色純度と透過率との関係を示したグラフである。 従来の液晶テレビジョン装置におけるディスプレイ・ユニットの分解斜視図である。
符号の説明
51、52 冷陰極管(バックライト用光源)
8 拡散板
9 拡散シート
12 液晶セル
23 ビデオデコーダ
24 色補正回路
25 タイミングコントローラ
26 信号処理部
29 インバータ(第2の駆動回路)
31〜35 ソースドライバ(第1の駆動回路)
36、37 ゲートドライバ(第1の駆動回路)
100 液晶テレビジョン装置

Claims (7)

  1. 受信した映像信号を再生するための信号処理部と、
    前記信号処理部で再生された映像を表示する液晶セルと、
    前記液晶セルの背面側に配設され、当該セルを照射するバックライト用光源と、
    前記液晶セルと前記バックライト用光源との間に設けられ、前記光源から発する光を前方へ導く光学部材と、
    前記液晶セルを駆動する第1の駆動回路と、
    前記バックライト用光源を駆動する第2の駆動回路と、
    を備えた液晶テレビジョン装置において、
    前記液晶セルは、40%〜60%の範囲の色純度を有するセルから構成されており、
    前記信号処理部は、前記液晶セルに表示される映像の色再現性を向上させるための色補正回路を備えていることを特徴とする液晶テレビジョン装置。
  2. 請求項1に記載の液晶テレビジョン装置において、
    前記液晶セルは、VGA(Video Graphics Array)液晶セルからなり、透過率が少なくとも10%であることを特徴とする液晶テレビジョン装置。
  3. 請求項1に記載の液晶テレビジョン装置において、
    前記液晶セルは、XGA(Extended Graphics Array)液晶セルからなり、透過率が少なくとも7%であることを特徴とする液晶テレビジョン装置。
  4. 請求項1に記載の液晶テレビジョン装置において、
    前記バックライト用光源は、U形の1対の冷陰極管からなることを特徴とする液晶テレビジョン装置。
  5. 請求項1に記載の液晶テレビジョン装置において、
    前記光学部材が、前記液晶セル側に設けられる拡散シート、および前記バックライト用光源側に設けられる拡散板のみからなることを特徴とする液晶テレビジョン装置。
  6. 請求項1に記載の液晶テレビジョン装置において、
    前記信号処理部は、1個のICから構成されており、このICの中に、映像信号に対して再生処理を行うビデオデコーダと、前記液晶セルに映像を表示するタイミングを制御するタイミングコントローラとが、前記色補正回路とともに組み込まれていることを特徴とする液晶テレビジョン装置。
  7. 受信した映像信号を再生するための信号処理部と、
    前記信号処理部で再生された映像を表示する液晶セルと、
    前記液晶セルの背面側に配設され、当該セルを照射するバックライト用光源と、
    前記液晶セルと前記バックライト用光源との間に設けられ、前記光源から発する光を前方へ導く光学部材と、
    前記液晶セルを駆動する第1の駆動回路と、
    前記バックライト用光源を駆動する第2の駆動回路と、
    を備えた液晶テレビジョン装置において、
    前記液晶セルは、パーソナルコンピュータの液晶モニタに用いられる液晶セルの色純度と同程度の低色純度を有するセルから構成されており、
    前記信号処理部は、前記液晶セルに表示される映像の色再現性を向上させるための色補正回路を備えていることを特徴とする液晶テレビジョン装置。
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