JP2006148607A - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】映像信号のうちの所望の色相および彩度の箇所を、その色相や彩度に応じて任意にリアルタイムに補正することができる画像処理装置及び画像処理方法を提供する。
【解決手段】入力映像信号から色相および彩度をリアルタイムに抽出する色抽出部112と、色抽出部112で抽出された色相および彩度に応じて入力映像信号の補正量をリアルタイムに決定する色補正量決定部113と、色補正量決定部113の決定結果に基づいて入力映像信号をリアルタイムに補正する色補正部114とを有し、色補正部114は、色相および彩度の補正を、所定の補正範囲で、補正範囲の上限をサチレーションによる画像の劣化が発生しないように、所定のレベルVthに制限して行う。
【選択図】 図3

Description

本発明は、LCDやPDP等の表示デバイスに表示すべき映像信号に対して色空間変換処理等を行う画像処理装置および画像処理方法に係り、特に、映像信号の色相および彩度を補正する画像処理装置および画像処理方法に関するものである。
CRTが主流であった表示デバイスとして、近年、LCDやPDP等の薄型の表示デバイスの開発が目覚しく、これらの表示デバイスを採用したテレビジョン等の映像機器が実用に供されている。
そして、これらの表示デバイスを用いた映像機器であって、映像規格に忠実な色再現を必要する画像表示装置においては、映像信号(映像信号)を表示デバイスに合せて、色空間変換をして表示するように構成される。
この種の画像処理装置においては、たとえば、マトリクス演算により入力映像信号の第1の色空間(CbCr)から第2の色空間(RGB)へと変換する。
そして、テレビジョン受信機やテレビジョンカメラといったような映像機器には、一般に、色調整等を目的として、映像信号の色相や彩度を補正する装置が搭載されている。
従来、映像信号の色相を補正する装置としては、2つの色差信号を色差変換マトリクス回路でそれぞれ色差変換し、この色差変換した2つの色差信号にそれぞれスライスをかけ、この2つのスライス出力のうちの最小値をとることによって補正対象の色領域を抽出するようにしたものが存在していた(たとえば、特許文献1参照。)
図18は、そうした色相補正装置の色信号抽出回路の部分の構成例を示すブロック図である。
この色信号抽出回路に入力した色差信号Cb(=B−Y),色差信号Cr(=R−Y)のうち、色差信号Cbは可変利得増幅器51,52にそれぞれ供給され、色差信号Crは可変利得増幅器53,54にそれぞれ供給される。可変利得増幅器51の出力と可変利得増幅器53の出力とは加算器55で加算され、可変利得増幅器52の出力と可変利得増幅器54の出力とは加算器56で加算される。
これらの可変利得増幅器51〜54,加算器55および56で色差変換マトリクス回路50が構成されており、色差変換した色差信号Cb′が加算器55から出力され、色差変換した色差信号Cr′が加算器56から出力される。
この色差信号Cb′,色差信号Cr′は、それぞれ最大値入力抽出回路57,58に入力する。最大値入力抽出回路57,58には、それぞれこの色差信号Cb′,色差信号Cr′の他に所定値の係数信号が入力する。最大値入力抽出回路57,58は、それぞれ2つの入力信号のうちの最大値の信号を抽出する回路であり、色差信号Cb′,色差信号Cr′にスライスをかける回路として機能する。
最大値入力抽出回路57の出力信号は、減算器59で最大値入力抽出回路57への入力係数信号を減算された後、最小値入力抽出回路61に入力する。最大値入力抽出回路58の出力信号も、減算器60で最大値入力抽出回路58への入力係数信号を減算された後、最小値入力抽出回路61に入力する。
最小値入力抽出回路61は、2つの入力信号のうちの最小値の信号を抽出する回路である。この最小値入力抽出回路61の出力信号が、補正対象の色領域を抽出した拍出色信号とされる。
図19は、図18の色信号抽出回路で抽出される色領域を、x軸,y軸にそれぞれ色差信号Cb,色差信号Crをとった色差平面上で例示する図である。
可変利得増幅器51〜54のゲインを調節することにより、x軸に対する角度がθ1である半直線b1と、x軸に対する角度がθ2である半直線b2とに挟まれた領域A11が、補正対象の色領域として抽出される。x軸に対する角度がθmである半直線bmは、抽出色信号が最大となる箇所である。
図20は、図19に示した邑領域について最小値入力抽出回路61から出力される抽出色信号を、3次元状にプロットした図(z軸に抽出色信号をとった図)である。
抽出色信号は、色差平面の原点からの距離が大きくなるほど(すなわち彩度が高くなるほど)大きくなるが、色差平面の角度方向(色相方向)では彩度にかかわらず同じ曲線を描く。
特開平11−308628号公報(段落番号0012〜0022、図7および図8)
ところで、近年は、色調整等を行う際に、映像信号のうちの所望の色相および彩度の箇所を、その色相や彩度に応じて任意に補正したいというニーズが高まっている。
しかし、図18に示したような従来の色相補正装置では、次の(a)〜(c〉のような点から、こうしたニーズに応えることが困難であった。
(a)図19に示した角度θ1,θ2の値が、図21に例示するように、半直線b1と半直線b2との間にx軸またはy軸(x軸に対する角度が0°,90°,180°または270゜となる箇所)が存在するような値になると、半直線b1と半直線b2とで挟まれる領域を特定することが困難になるので、色領域を抽出することが困難になる。
また、角度θ1とθ2との差が90゜を超える場合には、必ず半直線b1と半直線b2との間にx軸またはy軸が存在するようになる。そのため、θ1とθ2との差が90゜を超えるような大きな色領域を抽出することも困難になる。
このように、補正対象として抽出することのできる色領域が制約されるので、映像信号のうちの所望の色相の箇所を補正することが困難になる。
(b)図18の可変利得増幅器51〜54のゲインを調節することにより、抽出する色領域が決定されるだけでなく、図20に示したように、抽出色信号のレベル(したがって抽出した色領域に対する補正の度合い)も決定される。このように、補正対象の色領域を決定する色差変換マトリクス回路50が、補正量を決定する回路を兼ねているので、映像信号を任意に補正すること、たとえば映像信号の色相と彩度とを互いに独立して補正することが困難になる。
(c)図18の色信号抽出回路は、図19に例示したように、1つの色領域しか抽出することができない。したがって、たとえば図22に領域A11,A12として示すように2つ以上の色領域を抽出してそれぞれ補正しようとする場合には、図18の色信号抽出回路全体を2個以上設ける必要があるので、回路規模の増大を招いてしまう。
また、入力映像信号には、正の色彩値のみならず、負の色彩値をも含むことがある。したがって、マトリクス演算により得られるRGBデータには、負の色彩値が含まれることがある。
従来の画像処理装置においては、YCbCr色空間からRGB色空間に変換するにあっては、RG色空間の色域外の色彩値である負の色彩値(たとえば8ビットデータの場合256以上の色彩値)は、0〜255の色彩値へとクリッピング処理を施している。
しかしながら、従来の画像処理装置を採用している表示デバイスにおいては、負の色彩値がクリップされてしまうため、表示デバイスに応じたRGBデータには負の色彩値が反映されていないことから、実際には256以上の色彩値で表されていた階調や色数を保持することができず、表色数が減少してオリジナルの映像信号よりも、少ない表色数でしかも低階調の表示画像しか得ることができないという不利益がある。
本発明の第1の目的は、映像信号のうちの所望の色相および彩度の箇所を、その色相や彩度に応じて任意に補正することができる画像処理装置および画像処理方法を提供することにある。
本発明の第2の目的は、表色数の減少や階調の低下を招くことなく、オリジナルの映像信号に応じた表示画像を得ることが可能な画像処理装置および画像処理方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点は、入力映像信号の色相および彩度を補正する画像処理装置であって、上記入力映像信号から色相および彩度を抽出する抽出手段と、上記抽出手段で抽出された色相および彩度に応じた補正量を決定する決定手段と、上記決定手段の決定結果に基づいて、上記入力映像信号の色相および彩度を補正する補正手段と、を有し、上記補正手段は、上記色相および彩度の補正を、所定の補正範囲で、かつ当該補正範囲の上限を所定のレベルに制限して行う。
好適には、上記抽出手段は、入力された2つの色差信号から、アークタンジェントを利用して色相および彩度を抽出する。
好適には、上記決定手段は、互いに色相の異なる複数の領域について上記入力映像信号が補正されるように補正量を決定する。
好適には、上記決定手段は、上記入力映像信号の色相の補正量と彩度の補正量とを互いに独立して決定する。
好適には、上記決定手段は、2つの色差信号を色差平面上の全ての角度範囲に亘って補正量を決定する。
好適には、上記補正手段は、上記決定手段の決定結果と、上記入力映像信号の輝度レベルとに基づいて上記入力映像信号を補正する。
本発明の第2の観点の画像処理装置は、入力映像信号の色相および彩度を補正する画像入力補正手段と、上記画像入力補正手段による正および負の色彩値を含む入力映像信号の色空間を第1の色空間から正および負の色彩値を含む第2の色空間に変換する第1の変換手段と、上記第1の変換手段による映像信号を、上記正の色彩値並びに上記負の色彩値を反映させた信号処理により、表示すべき表示デバイスの色域に対応可能な色空間に変換し、正の色彩値のみを含む変換映像信号を出力する第2の変換手段と、を有し、上記画像入力補正手段は、上記入力映像信号から色相および彩度を抽出する抽出手段と、上記抽出手段で抽出された色相および彩度に応じた補正量を決定する決定手段と、上記決定手段の決定結果に基づいて、上記入力映像信号の色相および彩度を補正する補正手段と、を有し、上記補正手段は、上記色相および彩度の補正を、所定の補正範囲で、かつ当該補正範囲の上限を所定のレベルに制限して行う。
本発明の第3の観点の画像処理装置は、入力映像信号の色相および彩度を補正する画像入力補正手段と、上記画像入力補正手段による正および負の色彩値を含む入力映像信号の色空間を第1の色空間から正および負の色彩値を含む第2の色空間に変換する第1の変換手段と、上記第1の変換手段による第2の色空間の映像信号に対して上記入力映像信号が対応する表示デバイスに応じたガンマ補正を行う第1の補正手段と、上記第1の補正手段による映像信号を、上記正の色彩値並びに上記負の色彩値を反映させた信号処理により、表示すべき表示デバイスの色域に対応可能な色空間に変換し、正の色彩値のみを含む変換映像信号を出力する第2の変換手段と、上記第2の変換手段による映像信号に対して上記表示すべき表示デバイスに応じたガンマ補正を行う第2の補正手段と、を有し、上記画像入力補正手段は、上記入力映像信号から色相および彩度を抽出する抽出手段と、上記抽出手段で抽出された色相および彩度に応じた補正量を決定する決定手段と、上記決定手段の決定結果に基づいて、上記入力映像信号の色相および彩度を補正する補正手段と、を有し、上記補正手段は、上記色相および彩度の補正を、所定の補正範囲で、かつ当該補正範囲の上限を所定のレベルに制限して行う。
本発明の第4の観点の画像処理装置は、入力映像信号の色相および彩度を補正する画像入力補正手段と、上記画像入力補正手段による正および負の色彩値を含む入力映像信号の色空間をYCbCr色空間から正および負の色彩値を含むRGB色空間に変換する第1の変換手段と、上記第1の変換手段による映像信号を、上記正の色彩値並びに上記負の色彩値を反映させた信号処理により、表示すべき表示デバイスの色域に対応可能なRGB色空間に変換し、正の色彩値のみを含む変換映像信号を出力する第2の変換手段と、を有し、上記画像入力補正手段は、上記入力映像信号から色相および彩度を抽出する抽出手段と、上記抽出手段で抽出された色相および彩度に応じた補正量を決定する決定手段と、上記決定手段の決定結果に基づいて、上記入力映像信号の色相および彩度を補正する補正手段と、を有し、上記補正手段は、上記色相および彩度の補正を、所定の補正範囲で、かつ当該補正範囲の上限を所定のレベルに制限して行う。
本発明の第5の観点の画像処理装置は、入力映像信号の色相および彩度を補正する画像入力補正手段と、上記画像入力補正手段による正および負の色彩値を含む入力映像信号の色空間をYCbCr色空間から正および負の色彩値を含むRGB色空間に変換する第1の変換手段と、上記第1の変換手段による第2の色空間の映像信号に対して上記入力映像信号が対応する表示デバイスに応じたガンマ補正を行う第1の補正手段と、上記第1の補正手段による映像信号を、上記正の色彩値並びに上記負の色彩値を反映させた信号処理により、表示すべき表示デバイスの色域に対応可能なRGB色空間に変換し、正の色彩値のみを含む変換映像信号を出力する第2の変換手段と、上記第2の変換手段による映像信号に対して上記表示すべき表示デバイスに応じたガンマ補正を行う第2の補正手段と、を有し、上記画像入力補正手段は、上記入力映像信号から色相および彩度を抽出する抽出手段と、上記抽出手段で抽出された色相および彩度に応じた補正量を決定する決定手段と、上記決定手段の決定結果に基づいて、上記入力映像信号の色相および彩度を補正する補正手段と、を有し、上記補正手段は、上記色相および彩度の補正を、所定の補正範囲で、かつ当該補正範囲の上限を所定のレベルに制限して行う。
本発明の第6の観点は、入力映像信号の色相および彩度を補正する画像処理方法であって、上記入力映像信号から色相および彩度を抽出する第1のステップと、上記第1のステップで抽出した色相および彩度に応じた補正量を決定する第2のステップと、上記第2のステップの決定結果に基づいて、上記入力映像信号の色相および彩度を補正する第3のステップと、を有し、上記第3のステップにおいて、上記色相および彩度の補正を、所定の補正範囲で、かつ当該補正範囲の上限を所定のレベルに制限して行う。
本発明によれば、この画像処理装置では、入力映像信号から、抽出手段によって色相と彩度とがそれぞれリアルタイムに抽出される。そして、決定手段により、抽出された色相および彩度に応じた補正量がリアルタイムに決定される。そして、その決定結果に基づき、補正手段によって入力映像信号の色相および彩度がリアルタイムに補正される。この補正手段の色相および彩度の補正は、所定の補正範囲で、補正範囲の上限をサチレーションによる画像の劣化が発生しないように、所定のレベルVthに制限して行われる。
本発明によれば、入力映像信号の色相と彩度とをそれぞれ抽出し、抽出された色相および彩度に応じた補正量を決定するようにしたので、入力映像信号のうちの所望の色相および彩度の箇所を、その色相や彩度に応じて任意にリアルタイムに補正することができる。しかも、補正範囲の上限を所定のレベルに制限して行うことから、サチレーションによる画像劣化の発生を抑止することが可能となる利点がある。
また、互いに色相の異なる複数の領域について入力映像信号が補正されるように補正量
を決定することにより、回路規模の増大を招くことなく、2以上の色領域について補正を行うことができるという効果も得られる。
また、入力映像信号の色相の補正量と彩度の補正量とを互いに独立して決定することにより、映像信号の色相と彩度とを互いに独立して補正する(色相だけ補正したり、彩度だけ補正したり、色相と彩度とを互い異なる量だけ補正する)ことができるという効果も得られる。
また、2つの色差信号を色差平面上の全ての角度範囲に亘って補正量を決定することにより、この色差平面上でX軸に対する角度が00,906,180゜または2706となる箇所を含む色領域や、この色差平面上で軸に対する角度範囲が90゜を超える色領域について補正を行うことができるという効果も得られる。
また、抽出された色相および彩度に応じて決定した補正量だけでなく、入力映像信号の輝度レベルにも基づいて入力映像信号を補正することにより、映像信号のうちの所望の色相および彩度の箇所を、その色相や彩度だけでなく映像信号の輝度レベルに応じて任意に補正することができるという効果も得られる。
また、本発明によれば、表色の減少や階調の低下を招くことなく、オリジナルの映像に応じた表示画像を得ることができる利点がある。
以下、本発明の実施形態を添付図面に関連付けて説明する。
図1は、本発明に係る画像処理装置を適用した画像表示装置の全体構成を示すブロック図である。
本実施形態の画像表示装置10は、図1に示すように、画像入力補正部11、第1の変換回路12、第1のガンマ(γ)補正回路13、第2の変換回路14、第2のγ補正回路15、表示駆動回路16、およびPDPあるいはLCD等の表示デバイス17を有している。
本画像表示装置10は、たとえばデジタルテレビジョン放送の受信装置内に設けられたものであり、図示しないチューナで周波数選択されてデジタル復調,誤り訂正,多重分離,復号といった処理を施されたデジタル映像信号が、第1の色空間の映像信号(YCbCr)として画像入力補正部11に入力される。
画像入力補正部11は、映像信号としてコンポーネント信号YCbCrが入力した場合には、単にそのコンポーネント信号YCbCrから輝度信号Yと色差信号Cb,Crとを分離して第1の変換回路12に出力する。
なお、画像入力補正部11は、3原色の映像信号RGBが入力した場合には、その映像信号RGBをコンポーネント信号YCbCrに変換し、そのコンポーネント信号YCbCrから輝度信号Yと色差信号Cb,Crとを分離して出力することが可能である。
画像入力補正部11の出力映像信号には、正の色彩値のみならず、負の色彩値を含む。
また、画像入力補正部11は、色差信号Cb,Crから色相および彩度を抽出し、たとえば、工場設定においては補正量ルックアップテーブルを参照することで、抽出した色相および彩度に応じた補正量を決定する回路である。たとえば、肌色にあたる色相範囲の入力映像信号に対しては、やや赤味がかるような色相の補正量とし、また、同時に彩度も少し上げることで目立たせるような補正量とする。
そして、画像入力補正部11は、補正量の決定結果に基づいて第1の変換回路12への映像信号を補正する。
画像入力補正部11は、入力映像信号の色相および彩度をリアルタイムに補正する。この補正に際しては、画像入力補正部11は、補正範囲の上限をサチレーションによる画像の劣化が発生しないように、所定のレベルVthに制限して行う。
また、画像入力補正部11は、入力映像信号の色相の補正量と彩度の補正量とを互いに独立して決定し、映像信号の色相と彩度とを互いに独立して補正する(色相だけ補正したり、彩度だけ補正したり、色相と彩度とを互い異なる量だけ補正する)ことができる。
また、画像入力補正部11は、互いに色相の異なる複数の領域について入力映像信号が補正されるように補正量を決定する。これにより、回路規模の増大を招くことなく、2以
また、画像入力補正部11は、図2に示すような、いわゆる色差平面上の全ての角度範囲(0゜〜360゜)に亘って補正量を決定する。したがって、この色差平面上でx軸に対する角度が0°,90°,180°または270゜となる箇所を含む色領域や、この色差平面上でx軸に対する角度範囲が90°を超える色領域についても補正を行うことができる。
また、画像入力補正部11は、補正量の決定結果だけでなく入力映像信号の輝度レベルにも基づいて入力映像信号を補正する。これにより、映像信号のうちの所望の色相および彩度の箇所を、その色相や彩度だけでなく映像信号の輝度レベルに応じて任意に補正することができる。
以下に、本実施形態の画像入力補正部11の具体的な構成および各部の機能について説明し、その後、画像処理系の構成および機能について説明する。
図3は、図1の画像入力補正部の構成例を示すブロック図である。
図3の画像入力補正部11は、画像入力部111、色抽出部112、色補正決定部113、および色補正部114を有している。
画像入力部111は、映像信号としてコンポーネント信号YCbCrが入力した場合には、単にそのコンポーネント信号YCbCrから輝度信号Yと色差信号Cb,Crとを分離する。
画像入力部111から出力された色差信号CbCrは、色抽出部112および色補正部114に入力される。また、画像入力部111された出力した輝度信号Yは、色補正部114に入力される。
色抽出部112は、入力する色差信号Cb,Crから色相および彩度を抽出する。
図4は、色抽出部112の構成を示すブロック図である。
色抽出部112は、図4に示すように、算出部1121、LUT(ルックアップテーブル)1122、および算出部1123を有する。色抽出部112に入力した色差信号Cb,Crは、算出部1121および算出部1123に送られる。
算出部1121は、入力した色差信号Cb,Crに対して、1画素クロック毎に、色差信号Cbのレベルに対する色差信号Crのレベルの比CR/Cbを算出する。
算出部1121で算出された比Cr/Cbを示す信号は、LUT1122に送られる。
LUT1122は、比Cr/Cbの値とアークタンジェントCr/Cbの値とを対応させて記憶したROMを含んでおり、1画素クロック毎に、入力した比Cr/Cbの値に対応するアークタンジェントCr/Cbの値を示す信号UをこのROMから読み出して出力する。
図5は、色差信号Cb,Crがそれぞれ或るレベルCb1,Cr1であるときのLUT1122の出力信号θの値θ1を、色差信号Cb,Crをそれぞれx軸,y軸にとった色差平面上で示す図である。
この図5に例示するように、LUTl122の出力信号θは、この画像処理装置への入力映像信号の色相を表すものである。
算出部1123は、入力した色差信号Cb,Crから、1画素クロック毎に、図5の色差平面上でのベクトル(Cb,Cr)の大きさを算出し、算出した大きさを示す信号Saを出力する。
図5に示したように色差信号Cb,CrがそれぞれレベルCb1,Cr1であるときには、ベクトル(Cb1,Cr1)の大きさSa1がこの算出部13で算出されることになる。
図5に例示するように、算出部13の出力信号Saは、この画像処理装置への入力映像信号の彩度を表すものである。
図3に示すように、色抽出部112からは、LUT1122の出力信号θおよび算出部1123の出力信号Sa(入力映像信号の色相および彩度を示す信号)が、色補正量決定部113に出力される。
色補正量決定部113は、工場設定においては補正量ルックアップテーブルを参照することで、色抽出部112で抽出された色相および彩度に応じた補正量を決定する。
たとえば、肌色にあたる色相範囲の入力映像信号に対しては、やや赤味がかるような色相の補正量とされ、また、同時に彩度も少し上げることで目立たせるような補正量とされる。また、補正量ルックアップテーブルを複数組持つようにして、たとえばユーザのモード切替によりこの補正量を選択可能にすることもできる。
図6は、色補正量決定部113の構成を示すブロック図である。
色補正量決定部113は、図6に示すように、補正量算出部1131および補正量算出部1132を有する。色補正量決定部113に入力した信号θ,信号Saは、ともに補正量算出部1131および補正量算出部1132に送られる。
補正量算出部1131は、信号θの値および信号Saの値から、1画素クロック毎に、たとえば補正量ルックアップテーブルを参照することで、この画像処理装置への入力映像信号に対する色相の補正(もとの色相に対する増減量)を決定し、決定した補正量を示す信号Δθを出力する。
補正量算出部1132は、信号θの値および信号Saの値から、1画素クロック毎に、たとえば補正量ルックアップテーブルを参照することで、この画像処理装置への入力映像信号に対する彩度の補正量(もとの彩度に対する倍率)を決定し、決定した補正量を示す信号Sgを出力する。なお、本発明を適用した画像処理装置は入力映像信号の色相および彩度をリアルタイムに補正する画像処理装置であって、図3に示される色抽出部112、色補正量決定部113、および色補正部114の処理はそれぞれリアルタイムに行われる。
図7(A),(B)は、信号Saの値が或る固定値である場合に、補正量算出部1132で算出される信号Δθの値、補正量算出部1132で算出される信号Sgの値が、信号θの値の変化によって変化する様子を示す図である。なお、この固定値が異なる値であるときには、これらの信号Δθ,sgの値を異なったものとすることも可能である。
図7(A)に示すように、補正量算出部1131で算出される信号Δθの値(色相の補正量)は、図5の色差平面上でx軸に対する角度が90°となる箇所を含む色鎮域A1で、増減量がプラスとする。また、この色差平面上でx軸に対する角度が180゜となる箇所および270゜となる箇所を含む色領域A2(x軸に対する角度範囲が90゜を超える色領域)で、増減量がマイナスとする。そして、それ以外の色領域では、増減量がゼロになるように設定する。
図7(B)に示すように、補正量算出部1132で算出される信号Sgの値(彩度の補正量)は、図5の色差平面上でX軸に対する角度が90°となる箇所を含む色領域A3で、倍率が1よりも大きくする。また、この色差平面上でx軸に対する角度が180°となる箇所を含む色領域A4で、倍率が1未満とする。そして、それ以外の色領域では、倍率が1になるように設定する。
このように、色補正量決定部113では、補正量算出部1131と補正量算出部1132とで、入力映像信号の色相の補正量と彩度の補正量とを互いに独立して決定する。
また、図7にも例示したように、補正量算出部1131、補正量算出部1132は、それぞれ図5に示した色差平面上の全ての角度範囲(0°〜360°)に亘って補正量を決定するとともに、それぞれ互いに色相の異なる複数の領域(図7では2つずつの領域A1およびA2,A3およびA4)で入力映像信号が補正されるように補正量を決定する。
図3に示すように、色補正量決定部113からは、色相の補正量を示す信号Δθと、彩度の補正量を示す信号Sgとが、色補正部114に送られる。
色補正部114は、色補正量決定部113での補正量の決定結果に基づいてこの画像処理装置への入力映像信号を補正する。色補正部114は、この色相および彩度の補正は、所定の補正範囲で、補正範囲の上限をサチレーションによる画像の劣化が発生しないように、所定のレベルVthに制限して行う。
図8は、色補正部114の構成を示すブロック図である。
色補正部114は、図8に示すように、輝度依存調整部1141および色相彩度調整部1142を有する。
色補正量決定部113から色補正部114に入力した信号Δθ,信号Sgは、輝度依存調整部1141に送られる。また、図3に示したように画像入力部111から色補正部114に入力した輝度信号Yは、輝度依存調整部1141に送られるとともに、色補正部114からそのまま出力する。
輝度依存調整部1141は、信号Δθ,信号Sgのレベルを、1画素クロック毎に輝度信号Yのレベルに応じて調整し、調整した色相の補正量を示す信号Δθ2と、調整した彩度の補正量を示す信号Sg2とを出力する。
図9(A),(B)は、輝度信号Yのレベルが比較的低い場合に、図7に例示した信号Δθ,信号Sgのレベルが輝度依存調整部1141によって調整される様子を示す。この図9(A),(B)の例のように、輝度依存調整部1141は、輝度信号Yのレベルが比較的低い場合(暗いシーンの場合)には、ノイズが強調されることを防止するために、信号Δθ,信号Sgのレベルを抑制する。
輝度依存調整部1141から出力した信号Δθ2および信号Sg2は、色相彩度調整部1142に送られる。また、図3に示したように画像入力部111から色補正部114に入力した色差信号Cb,Crも、色相彩度調整部1142に送られる。
色相彩度調整部1142は、信号Δθ2および信号Sg2を用いて、1画素クロック毎に、下記の式によって色差信号Cb,Crの色相および彩度を調整するマトリックス処理を行い、調整した色差信号Cb2,Cr2を出力する。なお、このマトリックス処理自体は、一般的にテレビジョン受信機等で行われている処理である。
Figure 2006148607
色補正部114は、上述したように、所定の補正範囲で、補正範囲の上限をサチレーションによる画像の劣化が発生しないように、所定のレベルVthに制限して行う。
図10および図11に、所定のレベルVthで上限を制限する機能をグラフ化した図である。横軸がスカラー量を示し、縦軸がゲインを示している。
このように、サチレーションの高い領域をVthでゲイン1にとどめておくことで、中間調を良好な形態で表現することができる。
第1の変換回路12は、画像入力補正部11により供給された正および負の色彩値を含む映像信号{Y:10(0 2)、Cb/Cr:s9(s0+7+2)}を入力し、正および負の色彩値を含む入力映像信号の色空間をYCbCr色空間(第1の色空間)から負の色彩値を含むRGB色空間(第2の色空間)に変換し、変換後の映像信号{R:s13(s1 4)、G:s13(s1 4)、B:s13(s1 4)}を第1のγ補正回路13に出力する。なお、sは符号を示す。
第1のγ補正回路13は、第1の変換回路12のよる第2の色空間の映像信号(RGBデータ)に対して、入力映像信号(入力映像信号)が対応する表示デバイス、たとえばCRTに応じたガンマ補正を行い、補正後のCRT用RGBの線形の映像信号{R:s15(s1 6)、G:s15(s1 6)、B:s15(s1 6)}を第2の変換回路14に出力する。
第2の変換回路14は、第1のγ補正回路13による映像信号を、正の色彩値並びに負の色彩値を反映させた信号処理により、表示すべき表示デバイス17の色域に対応可能なRGB色空間に変換し、変換後に正の色彩値のみを含む映像信号{R:14(0 6)、G:14(0 6)、B:14(0 6)}を第2のγ補正回路15に出力する。
第2の変換回路14は、変換後に正の色彩値のみを含む映像信号{R:14(0 6)、G:14(0 6)、B:14(0 6)}を第2のγ補正回路15に出力するに際し、制御信号CTLに応じて、変換後の映像信号から負の色彩値をクリップして出力する第1モードと、変換後の映像信号RGBに負の色彩値が含まれている場合には、各負の色彩値のうち、その絶対値が最大のデータ(最小のデータ)RまたはGまたはB成分を検出し、検出した最大のR,G,またはB成分の絶対値のデータをゼロ(0)として、残りのデータを正側にいわゆるDCオフセットをかけ、最小値の絶対値をRGB各成分に比率調整可能として加算する第2モードを選択可能である。
また、第2の変換回路14は、第2モードが選択された場合、比率調整に応じて出力映像信号のゲインを調整可能な機能を有している。
図12は、本実施形態に係る第2の変換回路14の構成例を示すブロック図である。
図12の第2の変換回路14は、変換部141、RGB最小値検出部142、負信号処理部143、加算器144、ゲインコントロール回路145、および出力ゲイン調整部146を有している。
変換部141は、第1のγ補正回路13による映像信号を、正の色彩値並びに負の色彩値を反映させた信号処理により、表示すべき表示デバイス17の色域に対応可能なRGB色空間に変換し、RGB最小値検出部142、加算器144、およびゲインコントロール回路145に供給する。
RGB最小値検出部142は、変換部141における映像信号のRGB成分を受けて、変換後の映像信号RGBに負の色彩値が含まれている場合に、各成分の負の色彩値のうち、その絶対値が最大のデータ(最小のデータ)RまたはGまたはB成分を検出し、負の色彩値を含む検出結果を信号S142(s2 6)として負信号処理部143に供給する。
負信号処理部143は、制御信号CTLが第1モードを指定している場合には、負の色彩値をクリップして加算器144に出力する。
負信号処理部143は、制御信号CTLが第2モードを指定している場合には、RGB最小値検出部142による検出信号S142を受けて、検出した最大のR,G,またはB成分の絶対値のデータをゼロ(0)として、残りのデータを正側にいわゆるDCオフセットをかけ、最小値の絶対値をRGB各成分に比率調整可能とした信号S143を加算器144に出力する。
図13は、負信号処理部143の構成例を示す回路図である。なお、図13は、RGBの各1チャネル分の構成を示している。
図13の負信号処理部143は、加算器1431、符号拡張部1432、およびセレクタ1433を有している。
この負信号処理部143は、RGB最小値検出部142で検出された最小値が負のときにRGBに最小値の絶対値を足しこむよう構成されている。
加算器144は、変換部141の変換映像信号に負信号処理部143の出力信号S143を加算して、信号S144(S3 6)ゲインコントロール回路145およびゲイン調整回路146に出力する。
第1モード時は、負信号処理部143の出力は負の色彩値がクリップされて削られていることから、加算器144の出力は、変換部141の出力映像信号そのものとなる。
また、第2モード時は、負信号処理部143の出力は、検出した最大のR,G,またはB成分の絶対値のデータをゼロ(0)として、残りのデータを正側にいわゆるDCオフセットをかけるような信号であることから、最小値の絶対値をRGB各成分に比率調整をした信号となり、表示デバイス17の色域外にあるデータを含む映像信号となる。
ゲインコントロール回路145は、変換部141から出力された映像信号の輝度値Y1と加算器144から出力された映像信号の輝度値Y2とを求めて、両者を比較する。
ゲインコントロール回路145は、比較の結果、両輝度値に変化がない場合には、第1モードで加算器144の出力は変換部141の出力のままであると判定し、ゲイン調整回路146のゲインをあらかじめ設定したゲインG1で変換後の出力すべき正の色彩値のみを含む映像信号のレベル調整するように指示する信号S145をゲイン調整回路146に出力する。
ゲインコントロール回路145は、比較の結果、両輝度値に変化がある場合には、第2モードで加算器144の出力は変換部141にDCオフセットをかけ、最小値の絶対値をRGB各成分に比率調整可能とした信号S143が加算されているものと判定し、ゲイン調整回路146のゲインをあらかじめ設定したゲインG1を比率調整値に応じて下げたゲインG2(<G1)で変換後の出力すべき正の色彩値のみを含む映像信号のレベル調整するように指示する信号S145をゲイン調整回路146に出力する。
ゲインコントロール回路145は、入力されるデータはRGBデータであることから、下記の式に基づいて輝度値Y1、Y2を求めるように構成される。
(数2)
Y=R(1/4+1/16)+G(1/2+1/16)+B(1/8)
ゲインコントロール回路145は、図12に示すように、Y1演算部1451、Y2演算部1452、および比較部(Y1/Y2)1453を有する。
図14は、図12のY(Y1,Y2)演算部の具体的な構成例を示す回路図である。
図14のY演算部200は、2ビットシフタ201、1ビットシフタ202、3ビットシフタ203、4ビットシフタ204、および加算器205〜209を有している。
ゲインコントロール回路145の入力信号形式はRGBであり、Y1演算部1451の場合はs2 6であり、Y2演算部1452の場合はs3 6である。
また、図14において?符号で示す部分は、内部ノード拡張ビットを示し、Y1はs2、Y2はs3である。ビット拡張の際は符号拡張を行う。
また、シフト演算部は1/16の値を基準とする。
図14のゲインコントロール回路145においては、Rデータが2ビットシフタ201および加算器205に入力され、Bデータが1ビットシフタ202に入力され、Gデータが3ビットシフタ203および加算器207に入力される。
2ビットシフタ201に入力されたRデータ(1/16R(? 10))は、1/4R(? 10)となって加算器205に入力される。
加算器205では、2ビットシフタ201の出力と入力Rデータが加算され、データy1(? 10)となって加算器208に出力される。
1ビットシフタ202に入力されたBデータは1/8(? 10)となって加算器206に入力され、加算器206からデータyb(? 10)として加算器208に出力される。
加算器208においては、加算器205と加算器206の出力データが加算されて、データyrb(? 10)として加算器209に出力される。
3ビットシフタ203に入力されたGデータ(1/16G(? 10))は、1/2R(? 10)となって加算器207に入力される。
加算器207では、3ビットシフタ203の出力と入力Gデータが加算され、データyg1(? 10)となって加算器209に出力される。
加算器209においては、加算器207と加算器208の出力データが加算されて、データvy(? 10)として4ビットシフタ204に出力される。
そして、4ビットシフタ204からデータy out(? 10)として出力される。
図15は、図12の比較部(Y1/Y2)の構成例を示す回路図である。
図15の比較部210は、除算器211、クリップ部212、レジスタ213、およびセレクタ214を有する。
除算器211ではY1/Y2が求められる。Y1/Y2は1以下なので、クリップ部212で割り算結果の段長部分をクリップする。
ゲイン調整部146は、ゲインコントロール回路145によるゲインコントロール信号S145に応じたゲインをもって、加算器144から出力された変換後に正の色彩値のみを含む映像信号{R:14(0 6)、G:14(0 6)、B:14(0 6)}のゲインを調整し、第2のγ補正回路15に出力する。
負の値をクリップ後のRGBデータは必ず正であることから、符号を取ってゲインをGを掛け算する。
第2のγ補正回路15は、第2の変換回路14による映像信号{R:14(0 6)、G:14(0 6)、B:14(0 6)}に対して、画像を表示すべき表示デバイス17に応じたガンマ補正を行い、補正後の映像信号{R:14(0 6)、G:14(0 6)、B:14(0 6)}を表示駆動回路16に出力する。
表示駆動回路16は、第2のγ補正回路15による映像信号{R:14(0 6)、G:14(0 6)、B:14(0 6)}を表示デバイス(たとえばPDP)17を駆動するのに適切なデータに加工して、加工後の映像信号{R:10(0 2)、G:10(0 2)、B:10(0 2)}を表示デバイス17に出力する。
次に、上記構成による動作を説明する。
たとえば画像入力補正部11に対して、映像信号としてコンポーネント信号YCbCrが入力され、コンポーネント信号YCbCrから輝度信号Yと色差信号Cb,Crとに分離されて正の色彩値のみならず、負の色彩値を含む映像信号が第1の変換回路12に出力される。
また、画像入力補正部11においては、色差信号Cb,Crから色相および彩度がリアルタイムに抽出され、抽出した色相および彩度に応じた補正量が決定され、決定した補正量に従って入力映像信号の色相および彩度がリアルタイムに補正される。この補正に際しては、画像入力補正部11では、補正範囲の上限をサチレーションによる画像の劣化が発生しないように、所定のレベルに制限して行われる。
第1の変換回路12においては、画像入力補正部11により供給された正および負の色彩値を含む映像信号が入力され、正および負の色彩値を含む入力映像信号の色空間がYCbCr色空間(第1の色空間)から負の色彩値を含むRGB色空間(第2の色空間)に変換される。
そして、変換後の映像信号(符号付き)が第1のγ補正回路13に出力される。
第1のγ補正回路13においては、第1の変換回路12のよる第2の色空間の映像信号(RGBデータ)に対して、入力映像信号(入力映像信号)が対応する表示デバイス、たとえばCRTに応じたガンマ補正が行われる。
そして、第1のγ補正回路13から、補正後のCRT用RGBの線形の映像信号が第2の変換回路14に出力される。
第2の変換回路14においては、第1のγ補正回路13による映像信号に対して、正の色彩値並びに負の色彩値を反映させた信号処理が施されて、表示すべき表示デバイス17の色域に対応可能なRGB色空間に変換される。
そして、第2の変換回路14から、変換後に正の色彩値のみを含む映像信号が第2のγ補正回路15に出力される。
第2の変換回路14においては、変換後に正の色彩値のみを含む映像信号を2のγ補正回路15に出力するに際し、制御信号CTLに応じて、変換後の映像信号から負の色彩値をクリップして出力する第1モードと、変換後の映像信号RGBに負の色彩値が含まれている場合には、各負の色彩値のうち、その絶対値が最大のデータ(最小のデータ)RまたはGまたはB成分を検出し、検出した最大のR,G,またはB成分の絶対値のデータをゼロ(0)として、残りのデータを正側にいわゆるDCオフセットをかけ、最小値の絶対値をRGB各成分に比率調整可能として加算する第2モードが選択可能に制御される。
そして、第2の変換回路14においては、負信号処理部143から第1モードまたは第2モードの処理に応じた信号S143が加算器144に出力される。
加算器144においては、変換部141の変換映像信号に負信号処理部143の出力信号S143が加算されて、信号S144(S3 6)がゲインコントロール回路145およびゲイン調整回路146に出力される。
加算器144における加算処理では、第1モード時は、負信号処理部143の出力は負の色彩値がクリップされて削られている。したがって、加算器144の出力は、変換部141の出力映像信号そのものとなる。
また、第2モード時は、負信号処理部143の出力は、検出した最大のR,G,またはB成分の絶対値のデータをゼロ(0)として、残りのデータを正側にいわゆるDCオフセットをかけるような信号であることから、最小値の絶対値をRGB各成分に比率調整をした信号となり、表示デバイス17の色域外にあるデータを含む映像信号となる。
第2の変換回路14のゲインコントロール回路145においては、変換部141から出力された映像信号の輝度値Y1と加算器144から出力された映像信号の輝度値Y2とが求められて、両者が上記比率調整に合わせて比率として比較される。
ゲインコントロール回路145では、比較の結果、両輝度値に変化がない場合には、第1モードで加算器144の出力は変換部141の出力のままであると判定される。この場合、Y1/Y2の比率は1となる。
そして、ゲイン調整回路146のゲインがあらかじめ設定したゲインG1で変換後の出力すべき正の色彩値のみを含む映像信号のレベル調整するように指示する信号S145がゲイン調整回路146に出力される。
ゲインコントロール回路145においては、比較の結果、両輝度値に変化がある場合には、第2モードで加算器144の出力は変換部141にDCオフセットをかけ、最小値の絶対値をRGB各成分に比率調整可能とした信号S143が加算されているものと判定される。この場合、Y1/Y2の比率は1より小さい値となる。
そして、ゲイン調整回路146のゲインをあらかじめ設定したゲインG1を比率調整値に応じて下げたゲインG2(<G1)で変換後の出力すべき正の色彩値のみを含む映像信号のレベル調整するように指示する信号S145がゲイン調整回路146に出力される。
ゲイン調整部146では、ゲインコントロール回路145によるゲインコントロール信号S145に応じたゲインをもって、加算器144から出力された変換後に正の色彩値のみを含む映像信号のゲインが調整されて、第2のγ補正回路15に出力される。
第2のγ補正回路15においては、第2の変換回路14による映像信号に対して、画像を表示すべき表示デバイス17に応じたガンマ補正が行われる。
そして、補正後の映像信号が表示駆動回路16に出力される。
表示駆動回路16においては、第2のγ補正回路15による画像デーが表示デバイス(たとえばPDP)17を駆動するのに適切なデータに加工され、加工後の映像信号が表示デバイス17に出力される。
これにより、表示デバイス17の持つ色域に応じた画像表示が行われる。
以上の構成を有する画像表示装置10においては、図16に示すように、第1の変換回路12は、画像入力補正部11により供給された正および負の色彩値を含む映像信号{Y:10(0 2)、Cb/Cr:s9(s0+7+2)}を入力し、正および負の色彩値を含む入力映像信号の色空間をYCbCr色空間(第1の色空間)から負の色彩値を含むRGB色空間(第2の色空間)に変換し、変換後の映像信号{R:s13(s1 4)、G:s13(s1 4)、B:s13(s1 4)}を出力する第1の変換回路12と、第1の変換回路12のよる第2の色空間の映像信号(RGBデータ)に対して、入力映像信号(入力映像信号)が対応する表示デバイス、たとえばCRTに応じたガンマ補正行い、補正後のCRT用RGBの線形の映像信号{R:s15(s1 6)、G:s15(s1 6)、B:s15(s1 6)}を出力する第1のγ補正回路13と、第1のγ補正回路13による映像信号を、正の色彩値並びに負の色彩値を反映させた信号処理により、表示すべき表示デバイス17の色域に対応可能なRGB色空間に変換し、変換後に正の色彩値のみを含む映像信号{R:14(0 6)、G:14(0 6)、B:14(0 6)}を第2のγ補正回路15に出力する第2の変換回路を有することから、以下の効果を得ることができる。
すなわち、図16に示すように、従来装置のように第1の変換回路12において負の色彩値をクリップせずに、後段の第1のγ補正回路13と第2の変換回路14にも供給し、第2の変換回路14において、正の色彩値並びに負の色彩値を反映させた信号処理により、表示すべき表示デバイス17の色域に対応可能なRGB色空間に変換することから、第1のモード時において、図17にAで示す入力映像信号の色域外にかつBで示す表示デバイス17の色域内の階調や色数を保持することが可能で、表色数の減少や階調の低下を招くことなく、オリジナルの映像信号に応じた表示画像を得ることができる。
また、第2のモード時においては、第1のモード時の効果に加えて、図17中のCで示す表示デバイス17の色域外ある色彩値で表される階調や色数を図17中Bで示す表示デバイス17の本来の色域に位置付けることができ、さらにオリジナルの映像信号に応じた表示画像を得ることができる利点がある。
また、第2のモード時には、ゲイン調整回路146のゲインをあらかじめ設定したゲインG1を比率調整値に応じて下げたゲインG2(<G1)で変換後の出力すべき正の色彩値のみを含む映像信号のレベル調整をするので、最小の成分に応じてレベルを正側にシフトされた分を調整比率に応じて下げることができることから、映像信号の色彩をより正確に表現することが可能となる。
また、画像入力補正部11は、入力映像信号の色相および彩度をリアルタイムに補正し、この補正に際しては、補正範囲の上限をサチレーションによる画像の劣化が発生しないように、所定のレベルに制限して行うことから、画像劣化のない映像を得ることが可能である。
また、画像入力補正部11は、入力映像信号から、色相と彩度とがそれぞれリアルタイムに抽出し、抽出した色相および彩度に応じた補正量をリアルタイムに決定し、その決定結果に基づき、入力映像信号の色相および彩度がリアルタイムに補正することから、入力映像信号の色相と彩度とをそれぞれ抽出し、抽出された色相および彩度に応じた補正量を決定することにより、入力映像信号のうちの所望の色相および彩度の箇所を、その色相や彩度に応じて任意にリアルタイムに補正することができる。しかも、補正範囲の上限を所定のレベルに制限して行うことから、サチレーションによる画像劣化の発生を抑止することが可能となる利点がある。
また、入力映像信号の色相の補正量と彩度の補正量とを互いに独立して決定するので、映像信号の色相と彩度とを互いに独立して補正する(色相だけ補正したり、彩度だけ補正したり、色相と彩度とを互い異なる量だけ補正する)ことができる。
また、互いに色相の異なる複数の領域について入力映像信号が補正されるように補正量を決定するので、回路規模の増大を招くことなく、2以上の色領域について補正を行うことができる。
また、色差平面上の全ての角度範囲(0゜〜360゜)に亘って補正量を決定するので、平面上でU軸に対する角度画0°,90°,180°または270゜となる箇所を含む色領域や、この色差平面上でU軸に対する角度範囲が90°を超える色領域についても補正を行うことができる。
また、補正量の決定結果だけでなく入力映像信号の輝度レベルにも基づいて入力映像信号を補正するので、映像信号のうちの所望の色相および彩度の箇所を、その色相や彩度だけでなく映像信号の輝度レベルに応じて任意に補正することができる。
また、以上の例では、入力映像信号の色相をルックアップテーブルを用いて抽出するとともに、入力映像信号の彩度を演算回路を用いて抽出している。しかし、これに限らず、入力映像信号の色相を演算回路を用いて抽出したり、入力映像信号の彩度をルックアップテーブルを用いて抽出するようにしてもよい。
また、以上の例ではテレビジョン放送の受信装置に本発明を適用している。しかし、これに限らず、テレビジョンカメラのような撮像装置や、DVDプレーヤーのような映像記 録再生装置や、編集装置等にも本発明を適用してよい。
図1は、本発明に係る画像処理装置を適用した画像表示装置の全体構成を示すブロック図である。 色相および彩度の補正を説明するめの図である。 図1の画像入力補正部の構成例を示すブロック図である。 図3の色抽出部の構成を示すブロック図である。 色抽出部で抽出される色相および彩度を例示する図である。 図3の色補正量決定部の構成を示すブロック図である。 色補正量決定部で決定される補正量を例示する図である。 図3の色補正部の構成を示すブロック図である。 図8の輝度依存調整部の処理を例示する図である。 所定のレベルVthで上限を制限する機能をグラフ化した図である。 所定のレベルVthで上限を制限する機能をグラフ化した図である。 本実施形態に係る第2の変換回路の構成例を示すブロック図である。 負信号処理部の構成例を示す回路図である。 図12のY(Y1,Y2)演算部の具体的な構成例を示す回路図である。 図12の比較部(Y1/Y2)の構成例を示す回路図である。 本実施形態の画像表示装置における各部の色彩値を含む処理の一例を示す図である。 本実施形態の効果を説明するための図である。 従来の色信号抽出回路の構成例を示すブロック図である。 図18の色信号抽出回路で抽出される色領域を例示する図である。 図19の色領域について図8の色信号抽出回路から出力される抽出色信号を示す図である。 図19の半直線b1とb2との間にy軸が存在する例を示す図である。 2つの色領域を抽出しようとする例を示す図である。
符号の説明
10…画像表示装置、11…画像入力補正部、12…第1の変換回路、13…第1のガンマ(γ)補正回路、14…第2の変換回路、15…第2のγ補正回路、16…表示駆動回路、17…表示デバイス、111…画像入力部、112…色抽出部、113…色補正量決定部、114…色補正部。

Claims (11)

  1. 入力映像信号の色相および彩度を補正する画像処理装置であって、
    上記入力映像信号から色相および彩度を抽出する抽出手段と、
    上記抽出手段で抽出された色相および彩度に応じた補正量を決定する決定手段と、
    上記決定手段の決定結果に基づいて、上記入力映像信号の色相および彩度を補正する補正手段と、を有し、
    上記補正手段は、上記色相および彩度の補正を、所定の補正範囲で、かつ当該補正範囲の上限を所定のレベルに制限して行う
    画像処理装置。
  2. 上記抽出手段は、入力された2つの色差信号から、アークタンジェントを利用して色相および彩度を抽出する
    請求項1記載の画像処理装置。
  3. 上記決定手段は、互いに色相の異なる複数の領域について上記入力映像信号が補正されるように補正量を決定する
    請求項1記載の画像処理装置。
  4. 上記決定手段は、上記入力映像信号の色相の補正量と彩度の補正量とを互いに独立して決定する
    請求項1記載の画像処理装置。
  5. 上記決定手段は、2つの色差信号を色差平面上の全ての角度範囲に亘って補正量を決定する
    請求項1記載の画像処理装置。
  6. 上記補正手段は、上記決定手段の決定結果と、上記入力映像信号の輝度レベルとに基づいて上記入力映像信号を補正する
    請求項1記載の画像処理装置。
  7. 入力映像信号の色相および彩度を補正する画像入力補正手段と、
    上記画像入力補正手段による正および負の色彩値を含む入力映像信号の色空間を第1の色空間から正および負の色彩値を含む第2の色空間に変換する第1の変換手段と、
    上記第1の変換手段による映像信号を、上記正の色彩値並びに上記負の色彩値を反映させた信号処理により、表示すべき表示デバイスの色域に対応可能な色空間に変換し、正の色彩値のみを含む変換映像信号を出力する第2の変換手段と、を有し、
    上記画像入力補正手段は、
    上記入力映像信号から色相および彩度を抽出する抽出手段と、
    上記抽出手段で抽出された色相および彩度に応じた補正量を決定する決定手段と、
    上記決定手段の決定結果に基づいて、上記入力映像信号の色相および彩度を補正する補正手段と、を有し、
    上記補正手段は、上記色相および彩度の補正を、所定の補正範囲で、かつ当該補正範囲の上限を所定のレベルに制限して行う
    画像処理装置。
  8. 入力映像信号の色相および彩度を補正する画像入力補正手段と、
    上記画像入力補正手段による正および負の色彩値を含む入力映像信号の色空間を第1の色空間から正および負の色彩値を含む第2の色空間に変換する第1の変換手段と、
    上記第1の変換手段による第2の色空間の映像信号に対して上記入力映像信号が対応する表示デバイスに応じたガンマ補正を行う第1の補正手段と、
    上記第1の補正手段による映像信号を、上記正の色彩値並びに上記負の色彩値を反映させた信号処理により、表示すべき表示デバイスの色域に対応可能な色空間に変換し、正の色彩値のみを含む変換映像信号を出力する第2の変換手段と、
    上記第2の変換手段による映像信号に対して上記表示すべき表示デバイスに応じたガンマ補正を行う第2の補正手段と、を有し、
    上記画像入力補正手段は、
    上記入力映像信号から色相および彩度を抽出する抽出手段と、
    上記抽出手段で抽出された色相および彩度に応じた補正量を決定する決定手段と、
    上記決定手段の決定結果に基づいて、上記入力映像信号の色相および彩度を補正する補正手段と、を有し、
    上記補正手段は、上記色相および彩度の補正を、所定の補正範囲で、かつ当該補正範囲の上限を所定のレベルに制限して行う
    画像処理装置。
  9. 入力映像信号の色相および彩度を補正する画像入力補正手段と、
    上記画像入力補正手段による正および負の色彩値を含む入力映像信号の色空間をYCbCr色空間から正および負の色彩値を含むRGB色空間に変換する第1の変換手段と、
    上記第1の変換手段による映像信号を、上記正の色彩値並びに上記負の色彩値を反映させた信号処理により、表示すべき表示デバイスの色域に対応可能なRGB色空間に変換し、正の色彩値のみを含む変換映像信号を出力する第2の変換手段と、を有し、
    上記画像入力補正手段は、
    上記入力映像信号から色相および彩度を抽出する抽出手段と、
    上記抽出手段で抽出された色相および彩度に応じた補正量を決定する決定手段と、
    上記決定手段の決定結果に基づいて、上記入力映像信号の色相および彩度を補正する補正手段と、を有し、
    上記補正手段は、上記色相および彩度の補正を、所定の補正範囲で、かつ当該補正範囲の上限を所定のレベルに制限して行う
    画像処理装置。
  10. 入力映像信号の色相および彩度を補正する画像入力補正手段と、
    上記画像入力補正手段による正および負の色彩値を含む入力映像信号の色空間をYCbCr色空間から正および負の色彩値を含むRGB色空間に変換する第1の変換手段と、
    上記第1の変換手段による第2の色空間の映像信号に対して上記入力映像信号が対応する表示デバイスに応じたガンマ補正を行う第1の補正手段と、
    上記第1の補正手段による映像信号を、上記正の色彩値並びに上記負の色彩値を反映させた信号処理により、表示すべき表示デバイスの色域に対応可能なRGB色空間に変換し、正の色彩値のみを含む変換映像信号を出力する第2の変換手段と、
    上記第2の変換手段による映像信号に対して上記表示すべき表示デバイスに応じたガンマ補正を行う第2の補正手段と、を有し、
    上記画像入力補正手段は、
    上記入力映像信号から色相および彩度を抽出する抽出手段と、
    上記抽出手段で抽出された色相および彩度に応じた補正量を決定する決定手段と、
    上記決定手段の決定結果に基づいて、上記入力映像信号の色相および彩度を補正する補正手段と、を有し、
    上記補正手段は、上記色相および彩度の補正を、所定の補正範囲で、かつ当該補正範囲の上限を所定のレベルに制限して行う
    画像処理装置。
  11. 入力映像信号の色相および彩度を補正する画像処理方法であって、
    上記入力映像信号から色相および彩度を抽出する第1のステップと、
    上記第1のステップで抽出した色相および彩度に応じた補正量を決定する第2のステップと、
    上記第2のステップの決定結果に基づいて、上記入力映像信号の色相および彩度を補正する第3のステップと、を有し、
    上記第3のステップにおいて、上記色相および彩度の補正を、所定の補正範囲で、かつ当該補正範囲の上限を所定のレベルに制限して行う
    画像処理方法。
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