JP2008098814A - 映像信号処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ホワイトバランス調整に誤差を発生することなく、且つ、色再現範囲が減少しない映像信号処理装置を提供すること。
【解決手段】ホワイトバランス調整後のRGB比を保つため、ガンマ回路で設定した調整値に応じて出力RGB信号に補正をし、変換の中心を合わせ、RGB−YUVマトリクス変換を行いさらにその後段でYUV−RGBに戻す際にティント等の調整を行い、最後にホワイトバランス調整後のRGB比にホワイトバランスの中心を戻す。
【選択図】図1
【解決手段】ホワイトバランス調整後のRGB比を保つため、ガンマ回路で設定した調整値に応じて出力RGB信号に補正をし、変換の中心を合わせ、RGB−YUVマトリクス変換を行いさらにその後段でYUV−RGBに戻す際にティント等の調整を行い、最後にホワイトバランス調整後のRGB比にホワイトバランスの中心を戻す。
【選択図】図1
Description
本発明は液晶テレビ、液晶ディスプレイ等の映像信号処理部分に用いられるホワイトバランス及びカラー調整、ティント調整をする映像信号処理装置に関するものである。
一般的にホワイトバランスを調整することができる映像信号処理装置において、図3のようにYUVマトリクス処理と同時にカラー調整及びティント調整を行ってからRGBホワイトバランスのためにR信号、G信号、B信号それぞれにガンマ調整またはゲイン調整をして実現する。
しかし、カラー調整及びティント調整を行なうマトリクス回路の後段にホワイトバランス回路があるため、ホワイトバランス調整をした後に表示デバイス依存のティントズレ等のマトリクス調整を正確に行うことが困難であった。
また、図2の点線部で示すようにホワイトバランス調整後では色再現範囲が狭くなってしまい、これを超えて補正を行うことは不可能であった。例えば、特開2004−64227号公報に記載の単純なホワイトバランス調整手段では、最大輝度レベルの白の信号にRGB信号の最大値が割り当てられてしまうために図2の点線部で示すように色再現範囲が狭小してしまう。また、特開2003−244721号公報または特開2003−299118号公報に記載のように平均輝度レベルからRGBガンマ補正を行ってホワイトバランスが変動することがないように工夫しているものもあるが、カラー調整やティント調整を行う場合に単純にホワイトバランス調整回路を追加しても、前段にカラー、ティント調整回路を持ってきた場合、色再現範囲が狭小化し、後段にカラー、ティント調整回路を持ってきた場合には、ティント調整でホワイトバランス調整に誤差が発生する。
特開2004−64227号公報
特開2003−244721号公報
特開2003−299118号公報
上述のように従来のホワイトバランスを調整することができる映像信号処理装置においては、YUVマトリクス処理を行ってからRGBホワイトバランスガンマ調整をする。しかし、マトリクス回路の後段にホワイトバランス回路があるため、ホワイトバランス調整をした後に表示デバイス依存のティントズレを調整することは不可能であった。また、ホワイトバランス回路の後段にカラー調整回路やティント調整回路を備えた場合には、ホワイトバランス調整値に誤差が発生していた。
本発明の目的は、ホワイトバランス調整に誤差を発生することなく、且つ、色再現範囲が減少しない映像信号処理装置を提供することにある。
表示デバイスのガンマ特性にはホワイトバランスを調整してもxy色度座標系でいう周辺部分の色度座標が期待した値と異なることがある。その場合、前段にあるマトリクス回路で補正するのが一般的だが、補正と同時にホワイトバランスも崩れてしまう欠点があった。ホワイトバランス調整後のRGB比を保つため、ガンマ回路で設定した調整値に応じて出力RGB信号に補正をし、変換の中心を合わせ、RGB−YUVマトリクス変換を行いさらにその後段でYUV−RGBに戻す際にティント等の調整を行い、最後にホワイトバランス調整後のRGB比にホワイトバランスの中心を戻す操作を行うことでホワイトバランスを保ちつつこの欠点を解決する。
ホワイトバランス調整の後段にその調整値に応じた補正回路を挿入することで、調整したホワイトバランスを崩さずにかつ色再現範囲を減少することなく表示デバイスに依存するカラー及びティント調整を行うことが可能となる。
本発明の一実施の形態について、図1を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の映像信号処理装置の一例であり、図2はホワイトバランス調整前後での色再現範囲を示した図である。
図1は本発明の映像信号処理装置の一例であり、図2はホワイトバランス調整前後での色再現範囲を示した図である。
図1において、101はYUV入力信号からRGB信号に変換するマトリクス回路であり、その変換式は例えばR=Y+1.402V、G=Y−0.344U−0.714V、B=Y+1.772Uとして表される。
102は前記101のYUV−RGBマトリクス回路の出力値R信号とRのホワイトバランス調整値からホワイトバランス調整を行うガンマ調整及びゲイン調整回路である。前記ガンマ調整回路は例えば入力R信号から多折線ガンマ調整を行う回路であり、一般的には2〜32折線が良く用いられる。また、折線補正ではなくテーブル参照型のものもある。前記ガンマ調整回路は書く折線の平均値が1以上に設定できることが多く同時にゲイン調整も書けることが可能である。また、前記ホワイトバランス調整値は前記ガンマ調整回路における例えば折線の設定値またはテーブル設定値である。以下、前記102ガンマ調整回路の出力値をg(R)と記載する。
103はG信号における前記102と同様の回路である。以下、前記103ガンマ調整回路の出力値をg(G)と記載する。
104はB信号における102と同様の回路である。以下、前記104ガンマ調整回路の出力値をg(B)と記載する。
108は前記101の出力であるRGB信号から3信号の平均値を算出する回路であり、演算式は(R+G+B)÷3で表される。以下、前記108平均値算出回路の出力値をAVEと記載する。105ガンマ調整回路は回路自体は前記102と同様のものであるが、入力信号が異なり、前記出力値R信号ではなく平均値AVE信号が入力される。以下、前記105ガンマ調整回路の出力値をg’(R)と記載する。
106ガンマ調整回路は回路自体は前記103と同様のものであるが、入力信号が異なり、前記出力値G信号ではなく平均値AVE信号が入力される。以下、前記106ガンマ調整回路の出力値をg’(G)と記載する。
107ガンマ調整回路は回路自体は前記104と同様のものであるが、入力信号が異なり、前記出力値B信号ではなく平均値AVE信号が入力される。以下、前記107ガンマ調整回路の出力値をg’(B)と記載する。
減算器112は前記g’(R)と前記AVEの差分値を算出する回路であり、変換式は出力値d(R)=g’(R)−AVEで表される。
減算器113は前記g’(G)と前記AVEの差分値を算出する回路であり、変換式は出力値d(G)=g’(G)−AVEで表される。
減算器114は前記g’(B)と前記AVEの差分値を算出する回路であり、変換式は出力値d(B)=g’(B)−AVEで表される。減算器109は前記g(R)と前記d(R)の差分値を算出する回路であり、変換式は出力値f(R)=g(R)−d(R)で表される。
減算器111は前記g(G)と前記d(G)の差分値を算出する回路であり、変換式は出力値f(G)=g(G)−d(G)で表される。
減算器111は前記g(B)と前記d(B)の差分値を算出する回路であり、変換式は出力値f(B)=g(B)−d(B)で表される。
115のRGB−YUVマトリクス回路は前記101YUV−RGBマトリクス回路の逆変換回路であり、例えばY’=0.299f(R)+0.587f(G)+0.114f(B)、U’=−0.169f(R)−0.331f(G)+0.500f(B)、V’=0.500f(R)−0.419f(G)−0.081f(B)の変換式で表される。
116のYUV−RGBマトリクス回路は前記115RGB−YUVマトリクス回路の出力値Y’U’V’から101と同様の変換を行ってR’G’B’信号に変換する回路である。但し、カラー調整値C、ティント調整値θに応じて変換され、例えばR’=Y’+C×1.402V’×(−sinθ+cosθ)、G’=Y’+C×(−0.344cosθ+0.714sinθ)U’−(0.344sinθ+0.714cosθ)V’、B’=Y’+C×1.772U’×(sinθ+cosθ)と変換される。
117加算器は前記116YUV−RGBマトリクス回路の出力値R’信号に前記112減算器の出力値d(R)を加算し正確なホワイトバランス調整を行った調整値R’+d(R)にした後で表示デバイスに出力する。
118加算器は前記116YUV−RGBマトリクス回路の出力値G’信号に前記113減算器の出力値d(G)を加算し正確なホワイトバランス調整を行った調整値G’+d(G)にした後で表示デバイスに出力する。
119加算器は前記116YUV−RGBマトリクス回路の出力値B’信号に前記114減算器の出力値d(B)を加算し正確なホワイトバランス調整を行った調整値B’+d(B)にした後で表示デバイスに出力する。
以上の動作及び制御によって、ホワイトバランス調整値を最後に補正しかつカラー及びティント調整をホワイトバランス調整の影響を除くことで、ホワイトバランス調整、カラー調整、ティント調整を独立にかつ色再現範囲の狭小化の副作用なしで正確に行うことが可能となる。
本発明は液晶テレビ、液晶ディスプレイ等の映像信号処理部分に用いられるホワイトバランス及びカラー調整、ティント調整の制御の影響を最小に抑え、色再現範囲を拡大する映像信号処理装置として有用である。
101 YUV−RGBマトリクス回路
102〜107、302〜304 ガンマ調整回路
108 平均値算出回路
109〜114 減算器
115 RGB−YUVマトリクス回路
116、301 カラーティント調整付YUV−RGBマトリクス回路
117〜119 加算器
102〜107、302〜304 ガンマ調整回路
108 平均値算出回路
109〜114 減算器
115 RGB−YUVマトリクス回路
116、301 カラーティント調整付YUV−RGBマトリクス回路
117〜119 加算器
Claims (2)
- YUV入力映像信号をR信号、G信号、B信号のゲインまたはガンマ調整を行うことによりホワイトバランスを調整する映像処理装置において、前記ホワイトバランス調整の後段にその調整値に応じた逆マトリクス変換回路を挿入することによってホワイトバランス補正をしたRGB信号を一旦YUV信号に戻し、表示パネル特性に依存した調整をするマトリクス回路で再びRGB信号に戻すことで、調整したホワイトバランスを崩さずにかつ表示デバイスに依存するカラー及びティント調整を行うことが可能とする映像信号処理装置。
- YUV入力映像信号をRGB映像信号に変換する第一のYUV−RGBマトリクス回路と、
前記第一のYUV−RGBマトリクス回路より出力されるRGB映像信号のR信号、G信号及びB信号の平均値を計算し平均値信号を算出する平均値算出回路と、
前記第一のYUV−RGBマトリクス回路より出力されるRGB映像信号のR信号、G信号及びB信号をそれぞれガンマ調整する第一のガンマ調整回路と、
前記平均値算出回路より出力される平均値信号をガンマ調整する第二のガンマ調整回路と、
前記第二のガンマ調整回路の出力から前記平均値算出回路より出力される平均値信号を減算し差分値信号を出力する第一の減算器と、
前記第一のYUV−RGBマトリクス回路より出力されるRGB映像信号から前記第一の減算器の出力である差分値信号を減算する第二の減算器と、
前記第二の減算器の出力をYUV映像信号に変換するRGB−YUVマトリクス回路と、
前記RGB−YUVマトリクス回路より出力されるYUV映像信号をカラー調整またはティント調整されたRGB映像信号に変換する第二のYUV−RGBマトリクス回路と、
前記第二のYUV−RGBマトリクス回路から出力されるRGB映像信号と前記第一の減算器の出力である差分値信号を加算する加算器とを備えた映像信号処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006276219A JP2008098814A (ja) | 2006-10-10 | 2006-10-10 | 映像信号処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008098814A true JP2008098814A (ja) | 2008-04-24 |
Family
ID=39381229
Family Applications (1)
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JP2006276219A Pending JP2008098814A (ja) | 2006-10-10 | 2006-10-10 | 映像信号処理装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2008098814A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102752610A (zh) * | 2011-12-16 | 2012-10-24 | 新奥特(北京)视频技术有限公司 | 一种图像整体调色的方法和系统 |
WO2018062022A1 (ja) * | 2016-09-28 | 2018-04-05 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 調整装置、調整方法およびプログラム |
JPWO2018062022A1 (ja) * | 2016-09-28 | 2019-08-29 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 調整装置、調整方法およびプログラム |
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2006
- 2006-10-10 JP JP2006276219A patent/JP2008098814A/ja active Pending
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