JP4262059B2 - 色相別色補正処理回路 - Google Patents

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Description

本発明は、テレビ、モニター等の表示装置、コンピュータグラフィックス画像を作成する画像処理機器等に使用するデータ処理に関しており、赤/緑/青の3色で表現する画像データを使用機器等に合わせて色補正処理をする色補正処理回路に関するものである。
従来より、モニター等の表示装置において入力された色信号を表示する際に、使用条件等に合わせて所望の色再現性を持つ画像を出力して表示するために、色調整処理が行われてきた。この色調整処理には、大きく分けてテーブル変換方式とマトリクス演算方式の2方式がある。
テーブル変換方式は、赤と緑と青(以下、「R、G、B」と記す)で表現した画像データを入力し、この入力データに基づいて、ROM等のメモリに予め記憶しておいた色調整後のR、G、Bの画像データの中から最適なものを選択して出力する方法であり、このテーブル変換方式は任意の色調整特性を採用できるため、色再現性に優れた色調整を実行できる長所がある。しかし、画像データの組合せ毎にデータを記憶させる単純な構成では約400Mbitの大容量メモリが必要となり、メモリ容量を圧縮して用いる方法でもある程度の容量が必要とされるため、LSI化が困難であり、また、使用条件等の変更に柔軟に対応できないという問題があった。
これに対して、マトリクス演算方式を用いた色調整処理は、入力されたR、G、B信号から変換したY、Cr、Cbの輝度信号及び色差信号、又は、入力されたR、G、B信号そのものを用いて色調整量をその場で演算して出力する方法である。具体的な演算方法の一例としては、入力されたR、G、B信号に3行3列で表されるマトリクス係数を乗算することで、出力R´、G´、B´信号を求める方法がある。その演算式は以下のように表すことができる。
Figure 0004262059
このマトリクス演算方式を用いた色調整処理方法は、上記テーブル変換方式で問題であった大容量メモリは必要なく、LSI化が可能である。また、上記式(1)のマトリクス係数の各要素a11〜a33を適宜調整することで使用条件等の変更に柔軟に対応することが可能となる。この、マトリクス演算方式を用いた色調整処理方法として、例えば、特許文献1、又は、特許文献2に示すようなものが存在する。
特開2003−111091号公報 特開2001−223911号公報
従来のマトリクス演算方式を用いた色調整処理は、入力されたR、G、B信号の組み合わせがどの色相に該当するかを判別するとともに、その色相での調整量を算出して色相における色補正を行っていた。例えば、図3に示すように、Red領域、Yellow領域、Green領域、Cyan領域、Blue領域、Majenta領域の6つに分割して補正を行うことで、細かな調整が可能であるが、それぞれの補正領域の境界部分は、ほとんど補正を行うことができない非補正領域となっているため、必ずしも色補正を的確に行えるものではなかった。
また、色調整と合わせてホワイトバランス調整を行える回路も従来から存在するが、このような場合のホワイトバランス調整は、R、G、Bのゲインを調整することで行われているため、ホワイトバランスを調整することで他の色を犠牲にしてしまうという問題があった。また、上記色補正の場合も、このホワイトバランスの調整の場合も、最終的にはユーザが画面を見ながら調整度を判断することになるが、調整前の画面を見ながら補正を行うことができず、細かな設定を行うことができなかった。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、非補正領域となる部分がなく画面内のどの色相に対しても的確な色補正を行うことができ、また、他の色を犠牲にすることなく白のみを調整できるホワイトバランスの調整を実現し、さらに、調整前の画面を見ながら補正を行うことができる色相別色補正回路を提供することを目的とするものである。
請求項記載の発明は、3色のカラー信号の組み合わせで表現した入力画像データに対して、マトリクス処理部でマトリクス処理を行って色相別に色補正を行うようにした色相別色補正回路において、少なくとも3分割された色相に対して、前記入力カラー信号の色相判別を行う第1の処理において、前記入力カラー信号が、どの色相に該当するかを示す判定信号Ws及び色補正の調整量ΔWの算出を行う第1の領域判定・調整量算出部と、前記第1の処理よりも色相の分割数を多くするとともに、前記第1の処理における色相の境界を補正可能なように分割した色相に対して、前記入力カラー信号の色相判別を行う第2の処理において、前記入力カラー信号が、どの色相に該当するかを示す判定信号Zs及び色補正の調整量ΔZの算出を行う第2の領域判定・調整量算出部と、前記Ws信号に基づいて補正係数Wtを選択する第1の補正係数選択部と、前記Zs信号に基づいて補正係数Ztを選択する第2の補正係数選択部と、前記調整量ΔWと前記補正係数Wtとを乗算することで前記第1の処理での調整量が反映された補正係数ΔWtを出力する第1の乗算回路と、前記調整量ΔZと前記補正係数Ztとを乗算することで前記第2の処理での調整量が反映された補正係数ΔZtを出力する第2の乗算回路と、前記ΔWtと前記ΔZt及びスタティック係数を加算することでマトリクス係数を生成する加算回路とによってマトリクス係数演算部を構成し、当該マトリクス係数演算部はマトリクスの要素の数だけ独立に設けられ、これら複数のマトリクス係数演算部で生成した各々のマトリクス係数に基づいて前記マトリクス処理を行うことを特徴とする色相別色補正処理回路である。
請求項記載の発明は、請求項記載の発明に加えて、前記マトリクス係数演算部のうち、対角項にあたるマトリクス係数演算部に、前記調整量ΔWと前記調整量ΔZとから白色の調整量であるΔWHを算出するWhite調整量算出部と、前記調整量ΔWHと白色の補正係数を乗算することで白色の調整量が反映された補正係数ΔWHtを出力する第3の乗算回路とを設け、前記加算回路は、前記ΔWtと前記ΔZt及び前記スタティック係数にさらに前記ΔWHtを加算して前記マトリクス係数を生成することを特徴とする色相別色補正処理回路である。
請求項記載の発明は、請求項2又は3記載の発明に加えて、各調整量信号の出力が対応する各乗算回路に入力されるまでの間にそれぞれAND回路を設け、垂直同期信号であるVsync信号と表示ミュート信号であるBlank信号とに基づいて表示画面を任意の領域で分割して、一方の領域においてのみ前記AND回路から乗算回路に対して各々の調整量信号を出力するように制御する機能を持たせた半画面処理部を設けたことを特徴とする色相別色補正処理回路である。
請求項記載の発明は、請求項3記載の発明に加えて、第1の領域判定・調整量算出部、第2の領域判定・調整量算出部、及び、White調整量算出部においてそれぞれ算出する各調整量は、低輝度から高輝度までの調整量の差を略一定に保つために、リミッタを設けて制限することを特徴とする色相別色補正処理回路である。
請求項記載の発明によれば、第1の処理での補正量の反映されたΔWt信号と第2の処理での補正量の反映されたΔZt信号とからマトリクス係数を生成するようにしたので、非補正領域となる部分がなくなり画面内のどの色相に対しても的確な色補正を行うことができる。
請求項記載の発明によれば、対角項にあたるマトリクス係数演算部においては、Whiteの補正量の反映されたΔWHt信号を含んだマトリクス係数を生成するようにしたので、R、G、Bのゲインを調整することで行われてきた従来のホワイトバランス調整とは異なり、他の色を犠牲にすることなく白のみを調整できるホワイトバランスの調整を行うことができる。
請求項記載の発明によれば、表示画面を任意の領域で分割して、一方の領域においてのみ色補正等を行うようにできるため、ユーザは画面の2分割した一方に対してのみ補正を行うことができ、他方の補正をかけない状態と比較しながら調整を行うことで、細かな調整を行うことができる。
請求項記載の発明によれば、第1の領域判定・調整量算出部、第2の領域判定・調整量算出部、及び、White調整量算出部においてそれぞれ算出する各調整量は、低輝度から高輝度までの調整量の差を略一定に保つために、リミッタを設けて制限するようにしたので、低輝度から高輝度までの調整量の差を略一定に保つことで色相ずれのない色調整を行うことができる。
本発明による色相別色補正回路は、図3に示すような従来例における色補正法では補正できない非補正領域が生じてしまう問題があったため、これを改善すべく、図2の外側の領域で示した全体の色相をRed領域、Green領域、Blue領域の3つに分割して補正を行う第1の補正手段としてのWideモード補正手段と、図2の内側の領域で示した全体の色相をRed領域、Yellow領域、Green領域、Cyan領域、Blue領域、Majenta領域の6つに分割して補正を行う第2の補正手段としてのZoomモード補正手段との2つを用いて色補正を行い、一方のモードの色相の境界で生じてしまう非補正領域を他方のモードで補うことで、非補正領域の生じない色補正を実現している。また、従来のホワイトバランス調整では一様にRGBのゲインを調整していたために他の色を犠牲にしてしまう問題があったが、白色のみを補正することを可能にしている。さらに、これらの色補正を補正前の画面と比較しながら調整を行うことでユーザ本意の色調整が行えるように、画面を2分割して一方のみに補正を行って比較できるように構成した。以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の色相別色補正回路の構成を示したブロック図である。この図1において、3色のカラー信号として入力された映像信号の赤色成分、緑色成分、青色成分(図1において、Rin、Gin、Bin)は、ガンマ補正処理部11に入力されるとともに、Wide領域判定・調整量算出部13、及び、Zoom領域判定・調整量算出部14に入力される。
ガンマ補正処理部11の出力はマトリクス処理部12に入力されて、前記式(1)のマトリクス係数のような3行×3列のマトリクス係数を用いて色補正を行った後、出力端子より出力される。ここで、3行×3列の合計9個のマトリクス係数は、入力されたR、G、B信号に基づいて、それぞれマトリクス係数演算部30〜38において、DT11N、DT21N、DT31N、DT12N、DT22N、DT32N、DT13N、DT23N、DT33Nとして演算によって求められる。以下、マトリクス係数演算部30においてDT11Nを求める流れを中心に説明する。
Wide領域判定・調整量算出部13は、入力されたR、G、B信号の組み合わせが、第1の補正手段としてのWideモードにおいてRed領域、Green領域、Blue領域の3つの領域の何れに該当するかを判定して、判定信号であるWsをマトリクス係数演算部30のWide補正係数選択部18に出力するとともに、Wideモードでの調整量ΔWを算出してAND回路16を介してマトリクス係数演算部30の乗算回路20に出力する。
Zoom領域判定・調整量算出部14は、入力されたR、G、B信号の組み合わせが、第2の補正手段としてのZoomモードにおいてRed領域、Yellow領域、Green領域、Cyan領域、Blue領域、Majenta領域の6つの領域の何れに該当するかを判定して、判定信号であるZsをマトリクス係数演算部30のZoom補正係数選択部19に出力するとともに、Zoomモードでの調整量ΔZを算出してAND回路17を介してマトリクス係数演算部30乗算回路21に出力する。
半画面処理部15には、入力の垂直同期信号であるVsync信号、表示ミュート信号であるBlank信号、及び、制御部28からの半画面処理を指示する信号が入力される。制御部28では、ユーザからの指定によって半画面処理を指示する信号を半画面処理部に出力し、半画面処理部15では半画面処理の指示を受けると、Vsync信号とBlank信号とから画面内の位置を調べて、補正をかける画面部分ではhighを、補正をかけない画面部分ではlowをそれぞれAND回路16、17、24に出力する。AND回路16、17、24では、それぞれで半画面処理部15からの信号がhighの場合のみ入力信号を後段の回路に出力する構成となっている。
マトリクス係数演算部30のWide補正係数選択部18は、Wide領域判定・調整量算出部13からのWs信号に基づいてWide補正係数を選択してWt信号として後段の乗算回路20に出力する。ここで、Wide補正係数選択部18には、制御部28からWideモードの各色相に対応した補正係数としてW1S[1]、W2S[1]、W3S[1]信号が入力され、これらの信号から判別信号Wsで判定された色相の補正係数を選択する。なお、制御部28には、外部情報入力端子29からユーザがリモコン等で設定した調整項目、例えば、色相、彩度、RGBの各利得等の情報が入力され、これを基に色相毎に補正係数を生成する。
乗算回路20では、前記Wide領域判定・調整量算出部13からAND回路16を介して入力された調整量ΔW信号と、前記Wide補正係数選択部18から入力された補正係数としてのWt信号とを乗算することでΔWt信号を生成して、後段の加算回路22に出力する。
マトリクス係数演算部30のZoom補正係数選択部19は、Zoom領域判定・調整量算出部14からのZs信号に基づいてZoom補正係数を選択してZt信号として後段の乗算回路21に出力する。ここで、Zoom補正係数選択部19には、制御部28からZoomモードの各色相に対応した補正係数としてZ1S[1]、Z2S[1]、Z3S[1]、Z4S[1]、Z5S[1]、Z6S[1]信号が入力され、これらの信号から判別信号Zsで判定された色相の補正係数を選択する。これら6つの補正係数候補は、Wideモードでの場合と同様に、制御部28において外部情報入力端子29からの情報を基に色相毎に生成される。
乗算回路21では、前記Zoom領域判定・調整量算出部14からAND回路17を介して入力された調整量ΔZ信号と、前記Zoom補正係数選択部19から入力された補正係数としてのZt信号とを乗算することでΔZt信号を生成して、後段の加算回路22に出力する。
White調整量算出部23では、前記Wide領域判定・調整量算出部13からAND回路16を介して入力された調整量ΔW信号と、前記Zoom領域判定・調整量算出部14からAND回路17を介して入力された調整量ΔZ信号とを用いてWhiteの調整量としてのΔWH信号を生成し、後段のAND回路24に出力する。AND回路24では、半画面処理部15からの信号がhighの場合のみ前記ΔWH信号を後段の乗算回路25に出力する。
乗算回路25では、前記White調整量算出部23からAND回路24を介して入力されるΔWH信号と、制御部28からのWhite補正に用いる補正係数としてのWH[1]信号とを乗算することでΔWHt信号を生成して、後段の加算回路26に出力する。このWhite補正に用いる補正係数としてのWH[1]信号は、3×3のマトリクス係数のうち、対角項にのみ入力される信号であり、これは、本来「1」の値をとる対角項を微調整することでホワイトバランスを調整することを目的としている。
加算回路22では、前記乗算回路20からのΔWt信号と前記乗算回路21からのΔZt信号とを加算することでΔWZt信号を生成して後段の加算回路26に出力し、加算回路26では、このΔWZt信号に前記乗算回路25からのΔWHt信号を加算することでΔWZHt信号を生成して後段の加算回路27に出力し、加算回路27では、このΔWZHt信号と制御部28からのスタティック係数としてのST[1]信号とを加算することでマトリクス係数であるDT11N信号を生成して後段のマトリクス処理部12に出力する。
マトリクス係数演算部30でDT11N信号を生成すると同時に、同様に、他のマトリクス係数演算部31〜38においてもマトリクス係数を生成し、これを後段のマトリクス処理部12に出力して、マトリクス処理部12ではこれらの9個のマトリクス係数を用いてガンマ補正処理部11の出力にマトリクス処理を行って出力する。ただし、マトリクス係数演算部30におけるWhite調整量を算出する構成については、3×3のマトリクスの内の対角項においてのみ適用するため、マトリクス演算部34、38においてはWhite調整の反映されたDT22N、DT33Nを生成するが、他のマトリクス係数演算部ではWhite調整は行わないマトリクス係数を生成する。
このような構成における作用を図1に加えて図4を用いて説明する。図1に示す色相別色補正回路に入力されたRin、Gin、Bin信号は、各色相でそれぞれ図4(a)〜(c)に示すような値をとり、これらの信号は、Wide領域判定・調整量算出部13とZoom領域判定・調整量算出部14に入力される。
Wide領域判定・調整量算出部13では、入力されたRin、Gin、Bin信号に対して図4(d)及び(h)に示す各条件式を当てはめて領域判別を行うとともに、図4(e)に示す式を用いてWideモードの調整量ΔWを演算によって求める。ここで、図4(e)に示す式を用いてΔWを求めると図とは異なった三角波が生成されるが、これにリミッタをかけることにより図に示す台形状の波形に補正している。具体的には、最高輝度レベルが255であるとすると、輝度レベル32程度の低輝度部分でリミッタをかけて、これ以上の輝度値の部分は一定値となるようにしている。このようにリミッタをかけることで、低輝度から高輝度までの調整量の差を略一定に保つことができ、これによって色相ずれのない色調整を行うことができる。
Zoom領域判定・調整量算出部14では、入力されたRin、Gin、Bin信号に対して図4(f)及び(h)に示す各条件式を当てはめて領域判別を行うとともに、図4(g)に示す式を用いてZoomモードの調整量ΔZを演算によって求める。Wideモードの調整量ΔWを求める場合と同様に、リミッタをかけることにより図に示す台形状の波形に補正している。
White調整量算出部23では、Wideモードの調整量ΔWとZoomモードの調整量ΔZを用いてWhite調整量を算出して出力する。具体的には、図4(e)に示すΔWの波形のhighとlowを反転させたものにリミッタをかけて上限値を制限したものと、図4(g)に示すΔZの波形のhighとlowを反転させたものにリミッタをかけて上限値を制限したものとを用意し、これら2つの波形を図4(i)に示すように足し合わせたものをWhite調整量ΔWHとして出力する構成となっている。
Wide補正係数選択部18においてWs信号によって選択された補正係数とWideモードの調整量ΔWとを乗算してΔWtを生成し、Zoom補正係数選択部19においてZs信号によって選択された補正係数とZoomモードの調整量ΔZとを乗算してΔZtを生成し、White調整量ΔWHとWhiteの補正係数を乗算してΔWHtを生成し、これらΔWt、ΔZt、ΔWHtの3つの信号を順次加算して生成したDT11Nを1行1列のマトリクス係数として後段のマトリクス処理部12に出力する。
このように、Wideモードでの調整量を反映させた信号ΔWtと、Zoomモードでの調整量を反映させた信号ΔZtとの両方を用いて色補正を行うため、一方のモードにおいて非補正領域となってしまう色相の境界部分を他方のモードが補って色補正を行うことができ、これにより非補正領域の存在しない色補正を行うことができる。また、ホワイトバランス調整については、マトリクス係数の対角項にのみWhite調整量を反映させたΔWHtを生成して加算するようにし、これにより、従来の一様にR、G、Bゲインを調整するホワイトバランス調整とは異なり、他の色に影響のないホワイトバランス調整を可能にした。
また、上記の本発明の色補正とホワイトバランス調整をさらに効果的に行うために、半画面処理部15において画面を任意の部分を境界として2分割し、その2分割した画面の一方では上記補正を行い、他方では、半画面処理部15からの指示でAND回路16、17、24での出力を強制的に0とすることで色補正及びホワイトバランス調整を行わないようにすることで、ユーザは画面の2分割した一方に対してのみ補正を行うことができ、他方の補正をかけない状態と比較しながら調整を行うことで、細かな調整をおこなうことができる。
前記実施例では、入力信号をR、G、B信号とし、この3つの信号に基づいて調整量を求める構成としたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、入力信号をYellow(Y)、Cyan(C)、Majenta(M)の3つの信号とし、Wideモードでの補正をこれらY、C、Mの3領域に識別して補正を行うようにしてもよい。このように、Wideモードでの補正をY、C、Mの3領域によって行ったとしても、Zoomモードと互いの非補正領域を補い合って補正を行うことができるため、前記実施例におけるR、G、Bに分割した場合と同様の効果を得ることができる。
また、前記実施例では、Wideモードでは色相を3分割し、Zoomモードでは色相を6分割して、一方の非補正領域を他方の補正領域が補うように構成した。しかし、色相の分割方法はこれに限られるものではなく、例えばWideモードでは色相を6分割し、Zoomモードでは色相を12分割するといった組み合わせでもよく、一方の非補正領域を他方の補正領域が補うように構成してあれば、どのような分割方法であっても本発明の目的を達成することができる。同様の具体例として、例えば、Wideモードでは色相をR、G、Bに3分割し、Zoomモードでは色相をY、C、Mに3分割することで、分割数は3分割ずつで同一であるが、一方の非補正領域を他方の補正領域が補うように構成することができ、非補正領域のない色補正を行うことができる。
本発明の色相別色補正回路の構成を示したブロック図である。 本発明による色補正処理方法の特徴であるWideモードとZoomモードのそれぞれの補正領域を表した模式図である。 従来の色相を6分割して色補正処理を行う場合の補正領域を表した模式図である。 図1の色相別色補正回路における各部の演算に用いる演算式及び波形を示した模式図である。
符号の説明
11…ガンマ補正処理部、12…マトリクス処理部、13…Wide領域判定・調整量算出部、14…Zoom領域判定・調整量算出部、15…半画面処理部、16…AND回路、17…AND回路、18…Wide補正係数選択部、19…Zoom補正係数選択部、20…乗算回路、21…乗算回路、22…加算回路、23…White調整量算出部、24…AND回路、25…乗算回路、26…加算回路、27…加算回路、28…制御部、29…外部情報入力端子、30〜38…マトリクス係数演算部。

Claims (4)

  1. 3色のカラー信号の組み合わせで表現した入力画像データに対して、マトリクス処理部でマトリクス処理を行って色相別に色補正を行うようにした色相別色補正回路において、
    少なくとも3分割された色相に対して、前記入力カラー信号の色相判別を行う第1の処理において、前記入力カラー信号が、どの色相に該当するかを示す判定信号Ws及び色補正の調整量ΔWの算出を行う第1の領域判定・調整量算出部と、
    前記第1の処理よりも色相の分割数を多くするとともに、前記第1の処理における色相の境界を補正可能なように分割した色相に対して、前記入力カラー信号の色相判別を行う第2の処理において、前記入力カラー信号が、どの色相に該当するかを示す判定信号Zs及び色補正の調整量ΔZの算出を行う第2の領域判定・調整量算出部と、
    前記Ws信号に基づいて補正係数Wtを選択する第1の補正係数選択部と、
    前記Zs信号に基づいて補正係数Ztを選択する第2の補正係数選択部と、
    前記調整量ΔWと前記補正係数Wtとを乗算することで前記第1の処理での調整量が反映された補正係数ΔWtを出力する第1の乗算回路と、
    前記調整量ΔZと前記補正係数Ztとを乗算することで前記第2の処理での調整量が反映された補正係数ΔZtを出力する第2の乗算回路と、
    前記ΔWtと前記ΔZt及びスタティック係数を加算することでマトリクス係数を生成する加算回路とによってマトリクス係数演算部を構成し、当該マトリクス係数演算部はマトリクスの要素の数だけ独立に設けられ、これら複数のマトリクス係数演算部で生成した各々のマトリクス係数に基づいて前記マトリクス処理を行うことを特徴とする色相別色補正処理回路。
  2. 前記マトリクス係数演算部のうち、対角項にあたるマトリクス係数演算部に、前記調整量ΔWと前記調整量ΔZとから白色の調整量であるΔWHを算出するWhite調整量算出部と、前記調整量ΔWHと白色の補正係数を乗算することで白色の調整量が反映された補正係数ΔWHtを出力する第3の乗算回路とを設け、前記加算回路は、前記ΔWtと前記ΔZt及び前記スタティック係数にさらに前記ΔWHtを加算して前記マトリクス係数を生成することを特徴とする請求項1記載の色相別色補正処理回路。
  3. 各調整量信号の出力が対応する各乗算回路に入力されるまでの間にそれぞれAND回路を設け、垂直同期信号であるVsync信号と表示ミュート信号であるBlank信号とに基づいて表示画面を任意の領域で分割して、一方の領域においてのみ前記AND回路から乗算回路に対して各々の調整量信号を出力するように制御する機能を持たせた半画面処理部を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の色相別色補正処理回路。
  4. 第1の領域判定・調整量算出部、第2の領域判定・調整量算出部、及び、White調整量算出部においてそれぞれ算出する各調整量は、低輝度から高輝度までの調整量の差を略一定に保つために、リミッタを設けて制限することを特徴とする請求項記載の色相別色補正処理回路。
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